JP2778931B2 - レーダ・ターゲット波模擬装置 - Google Patents
レーダ・ターゲット波模擬装置Info
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Description
備えたレーダ・ターゲット波模擬装置に関する。
擬装置は、受信点に配置される供試レーダに向けて、送
信装置からレーダ・ターゲット波を送出することで、供
試レーダに目標からの反射信号を模擬的に受信させ、種
々の特性を試験するためのものである。特に、各種角度
模擬を行うレーダ・ターゲット波模擬装置の送信系は図
3に示すように構成される。
信号分配部である。2は模擬を行う角度データBをグリ
ントの原理を用いて電力制御データCに変換する角度/
電力変換部である。
32を備え、角度/電力変換部2で生成された電力制御
データCに従って、信号分配部1から送出される送信信
号に対して電力制御を行い、送信信号D及び送信信号E
を生成する。4は送信アンテナ部であり、送信アンテナ
41,42を備え、電力制御部3で生成された送信信号
D及び送信信号Eを放射して単一空間放射波を形成す
る。
簡単に説明する。図4に示すように、送信アンテナ4
1,42を共に同距離にある観測点(受信点)に指向さ
せ、送信アンテナ41,42からそれぞれ同一波長、同
一位相、同一電力(すなわち同一振幅)の送信信号D,
Eを同時に送出すると、観測点では送信アンテナ41,
42の中間点の方向に波源があるように見える。
は41)の系の電力を減らし、他方の送信アンテナ(図
では42)の系の電力を増大させると、各送信波の磁界
強度ベクトルH1,H2及び電界強度ベクトルE1,E
2が図に示すように変化する。このため、観測点では、
見掛上の波源が合成ベクトルH1+H2と直交する方向
に移動する。この現象を一般にグリントの原理と称して
いる。
ントの原理を利用したもので、角度/電力変換部2で角
度データBをグリントの原理に基づき電力制御データC
に変換し、この電力制御データCにより電力制御部3の
可変減衰器31,32の減衰量を制御する。これによ
り、供試レーダに任意の角度からレーダ・ターゲット波
を送出することができる。
ゲット波模擬装置では、信号分配部の分配点から受信点
までの間の各系の系路誤差による位相及び振幅が等価で
あることが条件となる。
分配部1の分配点から各送信アンテナ41,42までの
距離を互いに等しくなるように調整すると共に、各送信
アンテナ41,42から受信点までの距離も互いに等し
くなるように調整して、各系の送信信号の位相合わせを
行うようにしている。また、信号分配部1の分配比、各
可変減衰器31,32の減衰特性も互いに等しくなるよ
うに調整して、各系の送信信号の振幅合わせを行うよう
にしている。
て、模擬装置側にも精度向上が要求されるようになり、
厳密な位相、振幅の調整作業が強いられている。しかし
ながら、上記のような従来の構成では、調整作業が繁雑
であるばかりか、各部品の周波数特性や温度特性等を考
慮していないため、もはや調整精度の向上は困難であ
る。
度データを電力制御データに変換する際の誤差等を回避
することができず、受信点における実際の角度が所望の
角度になっているかどうか、角度データを変更する毎に
実際の角度を測定し、電力調整あるいは角度データ補正
を行わなければならない。
来の角度模擬機能を有するレーダ・ターゲット波模擬装
置では、位相、振幅、角度誤差の高精度な調整作業が繁
雑かつ困難であった。この発明は上記の課題を解決する
ためになされたもので、系路差による位相及び振幅を簡
単に等価にすることができ、しかも各部品の周波数特性
や温度特性等を考慮して、容易に角度誤差を補正可能な
レーダ・ターゲット波模擬装置を提供することを目的と
する。
にこの発明は、受信点から等距離にある複数の送信アン
テナから同一の送信信号を上記受信点に向けて放射して
単一空間放射波を形成しつつ、前記複数の送信アンテナ
の送信電力比を指定角度データに応じて制御すること
で、前記受信点に配置される供試レーダに対して指定角
度から単一空間放射波をレーダ・ターゲット波として与
える角度模擬機能を有するレーダ・ターゲット波模擬装
置において、角度補正の基準となる送信信号を生成する
送信信号生成部と、この送信信号生成部で生成された送
信信号を分配して前記複数の送信アンテナに供給する信
号分配部と、この信号分配部から前記複数の送信アンテ
ナに分配供給される送信信号のそれぞれの位相を位相制
御データに基づいて制御する位相制御部と、前記信号分
配部から前記複数の送信アンテナに分配供給される送信
信号のそれぞれの電力を電力制御データに基づいて制御
する電力制御部と、予め前記受信点で前記複数の送信ア
ンテナそれぞれの放射波の位相及び振幅を検出し、互い
に等価となるように前記位相制御部及び電力制御部に対
して各系統の送信信号の位相及び電力を制御する位相制
御データ及び電力制御データを生成して記憶装置に格納
しておき、運用時にその記憶装置から位相制御データ及
び電力制御データを読み出して前記位相制御部、電力制
御部に送出する位相/振幅等価制御手段と、前記指定角
度データを電力制御データに変換して前記電力制御部に
送出する角度/電力変換部と、前記指定角度データに基
づいて電力制御したときの前記受信点における単一空間
放射波の到来角度を検出する角度検出手段と、この手段
の検出角度を前記指定角度データと比較して角度誤差を
求める角度誤差検出手段と、予め複数の角度データにつ
いて、前記角度検出手段及び角度誤差検出手段を通じて
得られる角度誤差に対する補正値を演算して記憶装置に
格納しておき、運用時にその記憶装置から前記指定角度
データに対応する補正値を読み出してその指定角度デー
タを補正する角度補正手段とを具備したことを特徴とす
る。または、受信点から等距離にある複数の送信アンテ
ナから同一送信信号を上記受信点に向けて放射して単一
空間放射波を形成しつつ、前記複数の送信アンテナの送
信電力比を指定角度データに応じて制御することで、前
記受信点に配置され る供試レーダに対して指定角度から
単一空間放射波をレーダ・ターゲット波として与える角
度模擬機能を有するレーダ・ターゲット波模擬装置にお
いて、角度補正の基準となる送信信号を生成する送信信
号生成部と、この送信信号生成部で生成された送信信号
を分配して前記複数の送信アンテナに供給する信号分配
部と、この信号分配部から前記複数の送信アンテナに分
配供給される送信信号のそれぞれの位相を位相制御デー
タに基づいて制御する位相制御部と、前記信号分配部か
ら前記複数の送信アンテナに分配供給される送信信号の
それぞれの電力を電力制御データに基づいて制御する電
力制御部と、予め前記受信点で前記複数の送信アンテナ
それぞれの放射波の位相及び振幅を検出し、互いに等価
となるように前記位相制御部及び電力制御部に対して各
系統の送信信号の位相及び電力を制御する位相制御デー
タ及び電力制御データを生成して記憶装置に格納してお
き、運用時にその記憶装置から位相制御データ及び電力
制御データを読み出して前記位相制御部、電力制御部に
送出する位相/振幅等価制御手段と、前記指定角度デー
タを電力制御データに変換して前記電力制御部に送出す
る角度/電力変換部と、前記指定角度データに基づいて
電力制御したときの前記受信点における単一空間放射波
の到来角度を検出する角度検出手段と、この手段の検出
角度を前記指定角度データと比較して角度誤差を求める
角度誤差検出手段とを具備し、予め複数の角度データに
ついて、前記角度検出手段及び角度誤差検出手段を通じ
て得られる角度誤差に応じて前記角度/電力変換部の角
度データ/電力制御データ変換特性を補正しておき、運
用時に前記指定角度データが電力制御データに変換され
るときに角度誤差が補正されるようにしたことを特徴と
する。
では、受信点に設置した校正用受信アンテナを用いて、
複数の送信アンテナからそれぞれ独立に送信される放射
波を受信して位相測定、振幅測定を行い、受信点におけ
るそれぞれの位相、振幅を等価に制御する補正を行う。
この場合、受信点におけるそれぞれの位相、振幅を等価
にする位相制御データ及び電力制御データを内部の記憶
装置に格納しておき、運用時に記憶装置内のデータを用
いて制御するようにしている。 さらに、同一構成、同一
特性の一対の校正用受信アンテナを用いて、位相、振幅
等価補正後の複数の送信アンテナから同時に送出される
単一空間放射波の位相測定、振幅測定を行い、インター
フェロメータの原理に基づいて電波到来角度を算出す
る。この観測角度と指定された角度データとを比較し
て、観測角度データの角度誤差を検出して補正する。こ
の際、角度誤差の補正値を予め複数の角度データについ
て演算して記憶装置に格納しておき、角度データ指定時
にその角度データに対応する補正値を読み出して補正す
るようにしている。または、角度誤差に基づいて角度デ
ータ/電力制御データ変換特性を補正し、変換時に角度
誤差分を同時に補正するようにしている。
細に説明する。図1はこの発明に係るレーダ・ターゲッ
ト波模擬装置の構成を示すもので、11は角度補正の基
準となる送信信号を生成する送信信号生成部である。こ
の送信信号生成部11で生成された送信信号aは信号分
配部12に入力され、2系統に分配される。分配された
送信信号a1,a2はそれぞれ位相制御部13を構成し
ている可変移相器131,132に入力される。
可変移相器131,132の各移相量を制御するもの
で、各可変移相器131,132から出力される送信信
号b1,b2はそれぞれ電力制御部14を構成している
可変減衰器141,142に入力される。
可変減衰器141,142の減衰量を制御するもので、
各可変減衰器141,142から出力される送信信号c
1,c2はそれぞれ送信アンテナ部15を構成している
送信アンテナ151,152に入力される。
構成、同一特性のもので、受信点Xに対して同一距離に
配置され、受信点Xに指向されており、入力した送信信
号を受信点Xに向けて放射する。
受信アンテナ161が送信アンテナ151,152の中
間点に向けて配置される。受信アンテナ部16は他に一
対の受信アンテナ162,163を備える。これらの受
信アンテナ162,163は互いに同一構成、同一特性
のもので、受信点Xを通り、送信アンテナ151,15
2を結ぶ直線と平行な直線上で、受信点Xから等距離の
位置に、受信アンテナ161と平行する方向に向けて配
置される。
1,152からそれぞれ独立に送出される放射波を受信
して位相/振幅測定部17に送る。この位相/振幅測定
部17は送信アンテナ151,152からの各受信信号
について、位相測定、振幅測定を行う。各測定結果は位
相/振幅等価演算部18に送られる。
結果から、送信アンテナ151,152からの送信波そ
れぞれの位相、振幅を受信点Xで等価にするための位相
等価データ及び振幅等価データを演算する。位相等価デ
ータは位相等価制御部19に送られ、振幅等価データは
振幅等価制御部20に送られる。
づいて可変移相器131,132の各移相量を制御する
位相制御データを生成するもので、生成された位相制御
データは上記位相制御部13に送られ、同時に内部のメ
モリ191に格納される。
づいて可変減衰器141,142の各減衰量を制御する
電力制御データを生成するもので、生成された電力制御
データは上記電力制御部14に送られ、同時に内部のメ
モリ201に格納される。
送信アンテナ151,152から同時に送出される単一
空間放射波を受信して位相測定部21に送る。位相測定
部21は各受信アンテナ162,163からの受信信号
のそれぞれの位相を測定する。この測定結果は電波到来
角度演算部22に送られる。
ターフェロメータの原理に基づいて電波到来角度を演算
するもので、この演算結果(以下、観測角度データと称
する)は角度誤差検出部23に送られる。
タを指定された角度データと比較し、その差分から観測
角度データの角度誤差を検出するもので、その検出結果
は角度誤差補正部24に送られる。
データについて角度誤差の補正値を演算して内部メモリ
241に格納しておき、角度データ指定時にその角度デ
ータに対応する補正値を読出して補正する。補正された
角度データは角度/電力変換部25に送られる。
タを対応する電力制御データに変換するもので、変換さ
れた電力制御データは加算器26に送られ、振幅等価制
御部20からの電力制御データと加算され、真の電力制
御データとして電力制御部14に送られる。
ェロメータの原理について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、受信アンテナAT1,AT2を距離
Dだけ離して配置した状態で、図示の方向から波長λの
電波を与えたとき、各受信アンテナAT1,AT2の各
受信信号における位相がφ1,φ2であったとする。こ
の場合の電波到来角度θは次式から求めることができ
る。
×D)} [Degree] この角度測定方法は一般にインターフェロメータの原理
と称されている。上記実施例では、アンテナ162,1
63の受信信号について、位相測定部21でそれぞれの
位相を求め、電波到来角度演算部22で上式に当てはめ
演算することで、電波到来角度を求めている。
装置の運用について説明する。まず、校正作業を行う。
始めに、送信アンテナ152に供給される送信信号を遮
断して、送信アンテナ151からのみ送信信号を送出さ
せ、受信アンテナ161で受信してその受信信号を位相
/振幅測定部17に送り、受信点Xにおける位相及び振
幅を測定する。
信信号を遮断して、送信アンテナ152からのみ送信信
号を送出させ、同じく受信アンテナ161で受信してそ
の受信信号を位相/振幅測定部17に送り、受信点Xに
おける位相及び振幅を測定する。
相/振幅等価演算部18により、受信点Xで両電波の位
相、振幅が共に等価となる位相等価データ及び振幅等価
データを演算する。位相等価データは位相等価制御部1
9に、振幅等価データは振幅等価制御部20に送られ、
それぞれ位相制御データ、電力制御データに変換され
る。
相制御部13に送り、受信点Xでの位相が同一となるよ
うに可変移相器131,132の位相量を制御する。ま
た、振幅等価制御部20は電力制御データを加算器26
を介して電力制御部14に送り、受信点Xでの振幅が同
一となるように可変減衰器141,142の減衰量を制
御する。
価制御部20は、それぞれ内部メモリ191,201に
位相制御データ、電力制御データを格納し、以後、その
格納データを位相制御部13、電力制御部14に送出す
る。この時点で位相/振幅等価演算部18からの伝送路
を切り離しておく。
部24及び角度誤差検出部23に与え、送信アンテナ1
51,152から送信信号を同時に送出させる。このと
き、角度データが角度誤差補正部24を介して角度/電
力変換部25に送られ、電力制御データに変換されて、
加算器26で振幅等価制御部20からの電力制御データ
に加えられる。したがって、電力制御部14では、受信
点Xでの振幅が等しくなるように設定された状態から指
定角度相当分だけ可変減衰器141,142の減衰量を
制御するようになる。
性や角度/電力変換部25の変換特性を高精度にリニア
にすることは極めて困難であり、受信点Xでの電波到来
角度には指定角度に対してずれを生じる。
信アンテナ151,152からの単一空間放射波を受信
し、位相測定部21でそれぞれの受信信号の位相を測定
し、電波到来角度演算部22で前述のインターフェロメ
ータの原理に基づき電波到来角度を検出し、角度誤差検
出部で指定角度データに対する観測角度データの誤差を
求め、その角度誤差を角度誤差補正部24に送る。
する角度補正値を求め、指定角度データを補正して角度
/電力変換部25に送り、加算器26を通じて電力制御
部14の可変減衰器141,142の減衰量を制御す
る。これによって角度誤差は修正される。
正値を内部メモリ241に格納しておく。同様にして、
指定角度データを所定のステップで変化させ、角度誤差
補正部24にそれぞれの角度補正値を求めさせ、内部メ
モリ241に蓄積させる。この作業が終了したら、角度
誤差検出部23からの伝送路を切り離し、受信アンテナ
部16以降を取り去って、校正作業を完了する。
供試レーダを配置して、目標反射信号を模擬した任意の
送信信号を与えることで、供試レーダの角度模擬を高精
度に行うことができる。
価制御部20からそれぞれ内部メモリ191,201に
格納された位相等価のための位相制御データ及び振幅等
価のための電力制御データが位相制御部13、電力制御
部14に送られており、系路差によるオフセットは完全
に除去されている。
補正部24に与えると、対応する角度補正値が内部メモ
リ241から読み出され、与えられた角度データを補正
して角度/電力変換部25に送り、電力制御データに変
換して振幅等価制御部20からの電力制御データに加算
するので、供試レーダに対して放射波を指定角度で高精
度に与えることができる。
ゲット波模擬装置は、校正作業において、系路差による
位相及び振幅を簡単に等価にすることができ、しかも各
部品の周波数特性や温度特性等を考慮して、容易に角度
誤差を補正することができ、さらに供試レーダ模擬試験
時にも位相及び振幅の等価状態を維持し、角度誤差を補
正することができる。
の場合について説明したが、3次元構成の場合であって
も同様に実施可能である。また、上記実施例では角度誤
差に基づいて指定角度データを補正するものとしたが、
角度誤差に基づいて角度/電力変換部の変換特性を補正
するようにしても同様の効果が得られる。その他、上記
実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形しても同様に実施可能であることはいうまでも
ない。
路差による位相及び振幅を簡単に等価にすることがで
き、しかも各部品の周波数特性や温度特性等を考慮し
て、容易に角度誤差を補正可能なレーダ・ターゲット波
模擬装置を提供することができる。
の一実施例の構成を示すブロック図である。
理を説明するための図である。
ト波模擬装置の構成を示すブロック図である。
機能に利用するグリントの原理を説明するための図であ
る。
部、31,32…可変減衰器、4…送信アンテナ部、4
1,42…送信アンテナ、11…送信信号生成部、12
…信号分配部、13…位相制御部、131,132…可
変移相器、14…電力制御部、141,142…可変減
衰器、15…送信アンテナ部、151,52…送信アン
テナ、16…受信アンテナ部、161〜163…受信ア
ンテナ、17…位相/振幅測定部、18…位相/振幅等
価演算部、19…位相等価制御部、191…内部メモ
リ、20…振幅等価制御部、201…内部メモリ、21
…位相測定部、22…電波到来角度演算部、23…角度
誤差検出部、24…角度誤差補正部、241…内部メモ
リ、25…角度/電力変換部、26…加算器。
Claims (2)
- 【請求項1】 受信点から等距離にある複数の送信アン
テナから同一の送信信号を上記受信点に向けて放射して
単一空間放射波を形成しつつ、前記複数の送信アンテナ
の送信電力比を指定角度データに応じて制御すること
で、前記受信点に配置される供試レーダに対して指定角
度から単一空間放射波をレーダ・ターゲット波として与
える角度模擬機能を有するレーダ・ターゲット波模擬装
置において、 角度補正の基準となる送信信号を生成する送信信号生成
部と、 この送信信号生成部で生成された送信信号を分配して前
記複数の送信アンテナに供給する信号分配部と、 この信号分配部から前記複数の送信アンテナに分配供給
される送信信号のそれぞれの位相を位相制御データに基
づいて制御する位相制御部と、 前記信号分配部から前記複数の送信アンテナに分配供給
される送信信号のそれぞれの電力を電力制御データに基
づいて制御する電力制御部と、予め 前記受信点で前記複数の送信アンテナそれぞれの放
射波の位相及び振幅を検出し、互いに等価となるように
前記位相制御部及び電力制御部に対して各系統の送信信
号の位相及び電力を制御する位相制御データ及び電力制
御データを生成して記憶装置に格納しておき、運用時に
その記憶装置から位相制御データ及び電力制御データを
読み出して前記位相制御部、電力制御部に送出する位相
/振幅等価制御手段と、 前記指定角度データを電力制御データに変換して前記電
力制御部に送出する角度/電力変換部と、 前記指定角度データに基づいて電力制御したときの前記
受信点における単一空間放射波の到来角度を検出する角
度検出手段と、 この手段の検出角度を前記指定角度データと比較して角
度誤差を求める角度誤差検出手段と、予め複数の角度データについて、前記角度検出手段及び
角度誤差検出手段を通じて得られる角度誤差に対する補
正値を演算して記憶装置に格納しておき、運用時にその
記憶装置から前記指定角度データに対応する補正値を読
み出してその指 定角度データを補正する 角度補正手段と
を具備することを特徴とするレーダ・ターゲット波模擬
装置。 - 【請求項2】 受信点から等距離にある複数の送信アン
テナから同一の送信信号を上記受信点に向けて放射して
単一空間放射波を形成しつつ、前記複数の送信アンテナ
の送信電力比を指定角度データに応じて制御すること
で、前記受信点に配置される供試レーダに対して指定角
度から単一空間放射波をレーダ・ターゲット波として与
える角度模擬機能を有するレーダ・ターゲット波模擬装
置において、 角度補正の基準となる送信信号を生成する送信信号生成
部と、 この送信信号生成部で生成された送信信号を分配して前
記複数の送信アンテナに供給する信号分配部と、 この信号分配部から前記複数の送信アンテナに分配供給
される送信信号のそれぞれの位相を位相制御データに基
づいて制御する位相制御部と、 前記信号分配部から前記複数の送信アンテナに分配供給
される送信信号のそれぞれの電力を電力制御データに基
づいて制御する電力制御部と、 予め前記受信点で前記複数の送信アンテナそれぞれの放
射波の位相及び振幅を検出し、互いに等価となるように
前記位相制御部及び電力制御部に対して各系統の送信信
号の位相及び電力を制御する位相制御データ及び電力制
御データを生成して記憶装置に格納しておき、運用時に
その記憶装置から位相制御データ及び電力制御データを
読み出して前記位相制御部、電力制御部に送出する位相
/振幅等価制御手段と、 前記指定角度データを電力制御データに変換して前記電
力制御部に送出する角度/電力変換部と、 前記指定角度データに基づいて電力制御したときの前記
受信点における単一空間放射波の到来角度を検出する角
度検出手段と、 この手段の検出角度を前記指定角度データと比較して角
度誤差を求める角度誤差検出手段とを具備し、 予め複数の角度データについて、前記角度検出手段及び
角度誤差検出手段を通じて得られる角度誤差に応じて前
記角度/電力変換部の角度データ/電力制御デ ータ変換
特性を補正しておき、運用時に前記指定角度データが電
力制御データに変換されるときに角度誤差が補正される
ようにしたことを特徴とする レーダ・ターゲット波模擬
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7166603A JP2778931B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | レーダ・ターゲット波模擬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7166603A JP2778931B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | レーダ・ターゲット波模擬装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0915324A JPH0915324A (ja) | 1997-01-17 |
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ID=15834363
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7166603A Expired - Lifetime JP2778931B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | レーダ・ターゲット波模擬装置 |
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JP5309414B2 (ja) * | 2001-01-12 | 2013-10-09 | 富士通株式会社 | 放射電波測定システム及び放射電波測定方法並びに放射電波測定制御プログラムが記録された記録媒体 |
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