JP2778534B2 - 半導体装置及びそれを用いた回路 - Google Patents
半導体装置及びそれを用いた回路Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びそれ
を用いた回路に係り、特に高集積可能なMOS型構造の
半導体装置及びそれを用いた回路に関する。
を用いた回路に係り、特に高集積可能なMOS型構造の
半導体装置及びそれを用いた回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のMOSトランジスタの一
例の上面構造図、図12は図11のa−a′線に沿う縦
断面図、図13は図11のb−b′線に沿う縦断面図を
示す。この従来のMOSトランジスタの製造方法につい
て説明するに、図11乃至図13において、ドーパント
としてボロンを1015cm-3〜1018 cm-3程度ドーピ
ングしたシリコン基板41の表面を、900℃〜110
0℃の温度で熱酸化を行い、2000Å〜8000Å程
度の膜厚の酸化膜を形成する。
例の上面構造図、図12は図11のa−a′線に沿う縦
断面図、図13は図11のb−b′線に沿う縦断面図を
示す。この従来のMOSトランジスタの製造方法につい
て説明するに、図11乃至図13において、ドーパント
としてボロンを1015cm-3〜1018 cm-3程度ドーピ
ングしたシリコン基板41の表面を、900℃〜110
0℃の温度で熱酸化を行い、2000Å〜8000Å程
度の膜厚の酸化膜を形成する。
【0003】この後、フォトレジストをウェハー全面に
塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いて活性領域のみ
フォトレジストを除去する。希釈したHFを用いてシリ
コン基板41の表面まで上記の酸化膜をフォトレジスト
をマスクとしてウェットエッチングした後、フォトレジ
ストを剥離し、フィールド酸化膜44を形成する。
塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いて活性領域のみ
フォトレジストを除去する。希釈したHFを用いてシリ
コン基板41の表面まで上記の酸化膜をフォトレジスト
をマスクとしてウェットエッチングした後、フォトレジ
ストを剥離し、フィールド酸化膜44を形成する。
【0004】この後、700℃〜900℃の温度で熱酸
化し、50Å〜500Å程度の膜厚のゲート酸化膜42
を形成する。更に、このゲート酸化膜42上にポリシリ
コンを化学気相成長(CVD)法にて約1000Å〜6
000Å成長して、800℃〜1000℃の温度でリン
拡散を行い、導電性を持たせたゲート43を形成する。
しかる後に、フォトリソグラフィ技術によりフォトレジ
ストをパターニング後、このフォトレジストをマスクと
して反応性イオンエッチング(RIE)によりゲート4
3を加工する。
化し、50Å〜500Å程度の膜厚のゲート酸化膜42
を形成する。更に、このゲート酸化膜42上にポリシリ
コンを化学気相成長(CVD)法にて約1000Å〜6
000Å成長して、800℃〜1000℃の温度でリン
拡散を行い、導電性を持たせたゲート43を形成する。
しかる後に、フォトリソグラフィ技術によりフォトレジ
ストをパターニング後、このフォトレジストをマスクと
して反応性イオンエッチング(RIE)によりゲート4
3を加工する。
【0005】続いて、イオン注入法によりゲート43及
びフィールド酸化膜をマスクとして、リンを50keV
〜100keVのエネルギーで、1015cm-2〜1016
cm-2程度注入し、ソース45及びドレイン46を形成
する。このようにしてMOSトランジスタが作成され
る。
びフィールド酸化膜をマスクとして、リンを50keV
〜100keVのエネルギーで、1015cm-2〜1016
cm-2程度注入し、ソース45及びドレイン46を形成
する。このようにしてMOSトランジスタが作成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のMOSトランジスタを用いて論理回路を構成すると、
多数のMOSトランジスタが必要となる。例えば、図1
4に回路図を示すXNOR回路は、入力信号A及びBが
それぞれ入力される2入力NAND回路51と2入力O
R回路52と、これらNAND回路51及びOR回路5
2の両出力信号が入力される2入力NAND回路53と
から構成されている。この2つのNAND回路51及び
53と1つのOR回路52からなるXNOR回路を実現
するには、NチャンネルのMOSトランジスタが7つ
と、4つのロード抵抗が必要である。
のMOSトランジスタを用いて論理回路を構成すると、
多数のMOSトランジスタが必要となる。例えば、図1
4に回路図を示すXNOR回路は、入力信号A及びBが
それぞれ入力される2入力NAND回路51と2入力O
R回路52と、これらNAND回路51及びOR回路5
2の両出力信号が入力される2入力NAND回路53と
から構成されている。この2つのNAND回路51及び
53と1つのOR回路52からなるXNOR回路を実現
するには、NチャンネルのMOSトランジスタが7つ
と、4つのロード抵抗が必要である。
【0007】このように、上記のMOSトランジスタな
どの従来の半導体装置は、1つの論理回路を実現するた
めには多数の素子が必要であり、このため素子の高集積
化、演算速度の高速化に制約をもたらせている。
どの従来の半導体装置は、1つの論理回路を実現するた
めには多数の素子が必要であり、このため素子の高集積
化、演算速度の高速化に制約をもたらせている。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
少ない素子数で論理回路を構成し得る半導体装置及びそ
れを用いた回路を提供することを目的とする。
少ない素子数で論理回路を構成し得る半導体装置及びそ
れを用いた回路を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、素子の動作マ
ージンの向上を実現できる半導体装置及びそれを用いた
回路を提供することにある。
ージンの向上を実現できる半導体装置及びそれを用いた
回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、N型あるいはP型不純物を
高濃度に含む半導体基板上に設けられた低不純物濃度の
半導体チャネル層と、半導体チャネル層上に形成された
絶縁膜層と、絶縁膜層上に形成されたゲートと、ゲート
を挟んで前記半導体チャネル層上にそれぞれ形成され
た、N型あるいはP型不純物を高濃度に含むソース及び
ドレインと、少なくともゲート上に形成されたパッシベ
ーション膜とを有し、半導体基板の伝導帯端のエネルギ
ーよりも半導体チャネル層の伝導帯端のエネルギーが小
さくされ、又は半導体基板の価電子帯端のエネルギーよ
りも半導体チャネル層の価電子帯端のエネルギーが大き
くされ、ゲート及び半導体チャネル層の幅と厚みが電子
の波長程度以下に小さくされ、ゲート内のキャリアの移
動度が半導体チャネル層中のキャリアの移動度よりも小
さく構成したものである。
め、本発明の半導体装置は、N型あるいはP型不純物を
高濃度に含む半導体基板上に設けられた低不純物濃度の
半導体チャネル層と、半導体チャネル層上に形成された
絶縁膜層と、絶縁膜層上に形成されたゲートと、ゲート
を挟んで前記半導体チャネル層上にそれぞれ形成され
た、N型あるいはP型不純物を高濃度に含むソース及び
ドレインと、少なくともゲート上に形成されたパッシベ
ーション膜とを有し、半導体基板の伝導帯端のエネルギ
ーよりも半導体チャネル層の伝導帯端のエネルギーが小
さくされ、又は半導体基板の価電子帯端のエネルギーよ
りも半導体チャネル層の価電子帯端のエネルギーが大き
くされ、ゲート及び半導体チャネル層の幅と厚みが電子
の波長程度以下に小さくされ、ゲート内のキャリアの移
動度が半導体チャネル層中のキャリアの移動度よりも小
さく構成したものである。
【0011】また、本発明の半導体装置は、ゲートは複
数形成され、並列に並べられた構造とし、また、半導体
基板は高濃度の不純物を含んで他の半導体基板上に形成
された構造としてもよい。
数形成され、並列に並べられた構造とし、また、半導体
基板は高濃度の不純物を含んで他の半導体基板上に形成
された構造としてもよい。
【0012】更に、本発明の半導体装置を用いた回路
は、本発明の半導体装置のゲートが第1及び第2の抵抗
を別々に介して第1及び第2の入力端子に接続され、ド
レインがロード抵抗を介して高電位側電源に接続され、
ソースが低電位側電源に接続されたことを特徴とする。
は、本発明の半導体装置のゲートが第1及び第2の抵抗
を別々に介して第1及び第2の入力端子に接続され、ド
レインがロード抵抗を介して高電位側電源に接続され、
ソースが低電位側電源に接続されたことを特徴とする。
【0013】本発明では、熱平衡状態でゲート内の量子
準位EV1がフェルミ準位EFより大きく、かつ、半導体
チャネル層の量子準位EC1がフェルミ準位EFよりも小
さい状態が成立しているものとすると、ソースとドレイ
ンに電位差を与えると、ゲート電圧に応じてソース・ド
レイン間に電流が流れるが、ゲート電圧がEV1とEC1が
ほぼ等しくなるような値になると、半導体チャネル層内
の波動関数がゲート内の波動関数とミキシングを起こし
て移動度が低下し、ソース・ドレイン間電流が低下す
る。しかし、更にゲート電圧を増加してEV1<EC1が成
立すると、ソース・ドレイン間電流は再び増加する。従
って、本発明では、ゲート電圧によりソース・ドレイン
電流が単調に増加しない特性を得ることができる。
準位EV1がフェルミ準位EFより大きく、かつ、半導体
チャネル層の量子準位EC1がフェルミ準位EFよりも小
さい状態が成立しているものとすると、ソースとドレイ
ンに電位差を与えると、ゲート電圧に応じてソース・ド
レイン間に電流が流れるが、ゲート電圧がEV1とEC1が
ほぼ等しくなるような値になると、半導体チャネル層内
の波動関数がゲート内の波動関数とミキシングを起こし
て移動度が低下し、ソース・ドレイン間電流が低下す
る。しかし、更にゲート電圧を増加してEV1<EC1が成
立すると、ソース・ドレイン間電流は再び増加する。従
って、本発明では、ゲート電圧によりソース・ドレイン
電流が単調に増加しない特性を得ることができる。
【0014】また、本発明の回路では、第1及び第2の
入力端子に入力される電圧が共に、半導体装置のゲート
電圧をEV1とEC1がほぼ等しくするような値(論理”
1”)のときは、ソース・ドレイン間電流が低下し、ま
た、第1及び第2の入力端子に入力される電圧が共に0
のときもソース・ドレイン間電流が低下し、第1及び第
2の入力端子に入力される電圧の一方が前記論理”1”
で、他方が0のときにはソース・ドレイン間電流が増加
する回路を構成できる。
入力端子に入力される電圧が共に、半導体装置のゲート
電圧をEV1とEC1がほぼ等しくするような値(論理”
1”)のときは、ソース・ドレイン間電流が低下し、ま
た、第1及び第2の入力端子に入力される電圧が共に0
のときもソース・ドレイン間電流が低下し、第1及び第
2の入力端子に入力される電圧の一方が前記論理”1”
で、他方が0のときにはソース・ドレイン間電流が増加
する回路を構成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる半導体装置
の第1の実施の形態の上面構造図、図2は図1のa−
a′線に沿う縦断面図、図3は図1のb−b′線に沿う
縦断面図を示す。各図中、同一構成部分には同一符号を
付してある。
て図面と共に説明する。図1は本発明になる半導体装置
の第1の実施の形態の上面構造図、図2は図1のa−
a′線に沿う縦断面図、図3は図1のb−b′線に沿う
縦断面図を示す。各図中、同一構成部分には同一符号を
付してある。
【0016】この第1の実施の形態の半導体装置につい
て説明するに、図1乃至図3において、まず、半導体基
板11としてリン若しくは砒素を1019cm-3〜1020
cm-3程度ドーピングしたシリコンゲルマニウム(Si
0.5Ge0.5)を用い、半導体チャネル層12としてリン
若しくは砒素を1015cm-3〜1017cm-3程度ドーピ
ングしたシリコンを50Å〜200Å程度エピタキシャ
ル成長する。この後、熱酸化を行い、50Å〜500Å
程度の膜厚の酸化膜を形成し、絶縁膜層13とする。
て説明するに、図1乃至図3において、まず、半導体基
板11としてリン若しくは砒素を1019cm-3〜1020
cm-3程度ドーピングしたシリコンゲルマニウム(Si
0.5Ge0.5)を用い、半導体チャネル層12としてリン
若しくは砒素を1015cm-3〜1017cm-3程度ドーピ
ングしたシリコンを50Å〜200Å程度エピタキシャ
ル成長する。この後、熱酸化を行い、50Å〜500Å
程度の膜厚の酸化膜を形成し、絶縁膜層13とする。
【0017】このように、N+型の半導体基板11上に
低不純物濃度の半導体チャネル層12が形成され、その
半導体チャネル層12の上に絶縁膜層13が形成された
後、ボロンを高濃度に含んだポリシリコンを50Å〜2
00Å程度成長し、レーザーアニールにより再結晶化を
行う。この後、フォトレジストを塗布し、電子線描画に
よりゲートのパターニングを上記ポリシリコンに行って
P+型のゲート14を形成する。この場合、パターン幅
は電子の波長程度以下の微細なパターンが必要である。
低不純物濃度の半導体チャネル層12が形成され、その
半導体チャネル層12の上に絶縁膜層13が形成された
後、ボロンを高濃度に含んだポリシリコンを50Å〜2
00Å程度成長し、レーザーアニールにより再結晶化を
行う。この後、フォトレジストを塗布し、電子線描画に
よりゲートのパターニングを上記ポリシリコンに行って
P+型のゲート14を形成する。この場合、パターン幅
は電子の波長程度以下の微細なパターンが必要である。
【0018】次に、上記フォトレジストをマスクにし
て、半導体基板11までRIEエッチングする。この
後、ソース16及びドレイン17以外の領域をフォトレ
ジストで被覆してから、加速電圧20kev〜100k
eV、ドーズ量1E15〜1E16cm-2の条件でリン
のイオン注入を行う。続いて、上記フォトレジストを剥
離した後、アニールを行い、イオン注入領域を活性化
し、N型不純物を高濃度に含んだソース16及びドレイ
ン17を形成する。この後、シリコン酸化膜を成長する
ことにより、パッシベーション膜15を形成する。この
パッシベーション膜15にコンタクト孔を開口してか
ら、アルミニウムを蒸着し、電極形成を行う。
て、半導体基板11までRIEエッチングする。この
後、ソース16及びドレイン17以外の領域をフォトレ
ジストで被覆してから、加速電圧20kev〜100k
eV、ドーズ量1E15〜1E16cm-2の条件でリン
のイオン注入を行う。続いて、上記フォトレジストを剥
離した後、アニールを行い、イオン注入領域を活性化
し、N型不純物を高濃度に含んだソース16及びドレイ
ン17を形成する。この後、シリコン酸化膜を成長する
ことにより、パッシベーション膜15を形成する。この
パッシベーション膜15にコンタクト孔を開口してか
ら、アルミニウムを蒸着し、電極形成を行う。
【0019】以上のプロセスにより形成されたデバイス
では、半導体基板11上の半導体チャネル層12は格子
不整合のため歪みを受け、ゲート14下のバンドダイア
グラムは図4に示すようになる。図4(A)、(B)に
示すように、このMOS構造のデバイスは半導体基板1
1の伝導帯端のエネルギーよりも半導体チャネル層12
の伝導帯端のエネルギーが小さい。すなわち、半導体基
板11には高濃度のN型不純物がドーピングされている
ため、熱平衡状態で多数の電子が存在するが、このうち
の一部が半導体チャネル層12内に流れ込むため、半導
体チャネル層12内にも多数の電子が存在することとな
る。一方、半導体チャネル層12内のドーピング量は小
さいため、半導体チャネル層12内の電子は不純物散乱
をあまり受けず、高い移動度をもつ。
では、半導体基板11上の半導体チャネル層12は格子
不整合のため歪みを受け、ゲート14下のバンドダイア
グラムは図4に示すようになる。図4(A)、(B)に
示すように、このMOS構造のデバイスは半導体基板1
1の伝導帯端のエネルギーよりも半導体チャネル層12
の伝導帯端のエネルギーが小さい。すなわち、半導体基
板11には高濃度のN型不純物がドーピングされている
ため、熱平衡状態で多数の電子が存在するが、このうち
の一部が半導体チャネル層12内に流れ込むため、半導
体チャネル層12内にも多数の電子が存在することとな
る。一方、半導体チャネル層12内のドーピング量は小
さいため、半導体チャネル層12内の電子は不純物散乱
をあまり受けず、高い移動度をもつ。
【0020】これに対し、ゲート14内の正孔は有効質
量が伝導帯の電子よりも大きく、移動度は小さい。ま
た、素子の活性領域及びゲート14の幅及び厚さは電子
の波長程度であるため、ゲート14内の正孔及び半導体
チャネル層12内の電子は1次元に量子化され、エネル
ギーレベルが離散化される。
量が伝導帯の電子よりも大きく、移動度は小さい。ま
た、素子の活性領域及びゲート14の幅及び厚さは電子
の波長程度であるため、ゲート14内の正孔及び半導体
チャネル層12内の電子は1次元に量子化され、エネル
ギーレベルが離散化される。
【0021】いま、図4に示すように、半導体チャネル
層12内の量子準位をEC1、ゲート14内の量子準位を
EV1、熱平衡状態でのフェルミ準位をEFとする。ソー
ス16とドレイン17との間にバイアスを印加し、ゲー
ト14に印加する正電位を増加していくと、EC1<EV1
の条件ではソース・ドレイン間電流は単調に増加してい
く。
層12内の量子準位をEC1、ゲート14内の量子準位を
EV1、熱平衡状態でのフェルミ準位をEFとする。ソー
ス16とドレイン17との間にバイアスを印加し、ゲー
ト14に印加する正電位を増加していくと、EC1<EV1
の条件ではソース・ドレイン間電流は単調に増加してい
く。
【0022】しかしながら、更にゲート電圧を増加する
と、EC1〜EV1の条件において、半導体チャネル層12
内の電子の波動関数はゲート14内の正孔の波動関数と
ミキシングを起こし、移動度が低下するため、ソース・
ドレイン間電流は低下する。更に、ゲート電圧を増加し
ていき、EC1>EV1の条件になると、上記のミキシング
は起こらなくなり、再びソース・ドレイン間電流が単調
に増加するようになる。
と、EC1〜EV1の条件において、半導体チャネル層12
内の電子の波動関数はゲート14内の正孔の波動関数と
ミキシングを起こし、移動度が低下するため、ソース・
ドレイン間電流は低下する。更に、ゲート電圧を増加し
ていき、EC1>EV1の条件になると、上記のミキシング
は起こらなくなり、再びソース・ドレイン間電流が単調
に増加するようになる。
【0023】次に、この第1の実施の形態の半導体装置
を用いて構成した回路について説明する。図5は本発明
回路の一実施の形態の回路図を示す。同図において、M
OSトランジスタQは図1乃至図3に示した構造の半導
体装置で、そのゲート(図1〜図3の14)が同じ抵抗
値の2つの抵抗R1及びR2を別々に介して2つの入力
端子I1及びI2に接続され、そのドレイン(図1、図
3の17)が出力端子O1に接続される一方、ロード抵
抗R3を介して高電位側電源であるVDDに接続され、更
にそのソース(図1、図3の16)が低電位側電源であ
るGNDに接続されている。
を用いて構成した回路について説明する。図5は本発明
回路の一実施の形態の回路図を示す。同図において、M
OSトランジスタQは図1乃至図3に示した構造の半導
体装置で、そのゲート(図1〜図3の14)が同じ抵抗
値の2つの抵抗R1及びR2を別々に介して2つの入力
端子I1及びI2に接続され、そのドレイン(図1、図
3の17)が出力端子O1に接続される一方、ロード抵
抗R3を介して高電位側電源であるVDDに接続され、更
にそのソース(図1、図3の16)が低電位側電源であ
るGNDに接続されている。
【0024】次に、この回路の動作について図6を併せ
参照して説明する。図6は図5のゲート電圧対出力電圧
特性図である。いま、前記半導体チャネル層12内の量
子準位EC1とゲート14内の量子準位EV1がEC1〜EV1
となるようなトランジスタQのゲート電圧VGをVG0と
定義する。
参照して説明する。図6は図5のゲート電圧対出力電圧
特性図である。いま、前記半導体チャネル層12内の量
子準位EC1とゲート14内の量子準位EV1がEC1〜EV1
となるようなトランジスタQのゲート電圧VGをVG0と
定義する。
【0025】入力端子I1より抵抗R1を介してトラン
ジスタQのゲートに入力される入力電圧VIN1と、入力
端子I2より抵抗R2を介してトランジスタQのゲート
に入力される入力電圧VIN2がそれぞれ”0”であると
きは、VG0=0であるため、トランジスタQのチャネル
電流は小さく、よって、このときトランジスタQのドレ
インより出力端子O1には図6にで示す如く、ハイレ
ベルの出力電圧VOUTが出力される。
ジスタQのゲートに入力される入力電圧VIN1と、入力
端子I2より抵抗R2を介してトランジスタQのゲート
に入力される入力電圧VIN2がそれぞれ”0”であると
きは、VG0=0であるため、トランジスタQのチャネル
電流は小さく、よって、このときトランジスタQのドレ
インより出力端子O1には図6にで示す如く、ハイレ
ベルの出力電圧VOUTが出力される。
【0026】また、VIN1=VG0、VIN2=0である場
合、あるいはVIN1=0、VIN2=VG0である場合は、ト
ランジスタQのゲートにVG0/2が入力され、トランジ
スタQのチャネル抵抗が減少し、トランジスタQのチャ
ネル電流が増加するため、出力端子O1には図6にで
示す如く、ローレベルの出力電圧VOUTが出力される。
合、あるいはVIN1=0、VIN2=VG0である場合は、ト
ランジスタQのゲートにVG0/2が入力され、トランジ
スタQのチャネル抵抗が減少し、トランジスタQのチャ
ネル電流が増加するため、出力端子O1には図6にで
示す如く、ローレベルの出力電圧VOUTが出力される。
【0027】また、VIN1=VG0、VIN2=VG0である場
合は、トランジスタQのチャネル抵抗が増大し、トラン
ジスタQのチャネル電流が減少するため、出力端子O1
には図6にで示す如く、ハイレベルの出力電圧VOUT
が出力される。以上から分かるように、図5の回路は、
入力電圧VIN1とVIN2のXNORを出力電圧VOUTとし
て出力する機能をもつ。
合は、トランジスタQのチャネル抵抗が増大し、トラン
ジスタQのチャネル電流が減少するため、出力端子O1
には図6にで示す如く、ハイレベルの出力電圧VOUT
が出力される。以上から分かるように、図5の回路は、
入力電圧VIN1とVIN2のXNORを出力電圧VOUTとし
て出力する機能をもつ。
【0028】すなわち、この実施の形態のトランジスタ
Qを用いることにより、1つのトランジスタQと3つの
抵抗R1〜R3でXNOR回路を構成することができる
こととなり、7つのトランジスタと4つの抵抗が必要で
あった従来のXNOR回路よりも大幅に素子数を低減す
ることができ、素子の高集積化、高速度化が実現でき
る。
Qを用いることにより、1つのトランジスタQと3つの
抵抗R1〜R3でXNOR回路を構成することができる
こととなり、7つのトランジスタと4つの抵抗が必要で
あった従来のXNOR回路よりも大幅に素子数を低減す
ることができ、素子の高集積化、高速度化が実現でき
る。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7は本発明になる半導体装置の第2の実施
の形態の上面構造図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示
す半導体装置は、図1乃至図4と共に説明した第1の実
施の形態の半導体装置を並列に接続したものであり、ゲ
ート21が複数半導体基板11の上方に並列に設けられ
ている。この半導体装置の製造プロセスや回路構成は第
1の実施の形態と同様である。
説明する。図7は本発明になる半導体装置の第2の実施
の形態の上面構造図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示
す半導体装置は、図1乃至図4と共に説明した第1の実
施の形態の半導体装置を並列に接続したものであり、ゲ
ート21が複数半導体基板11の上方に並列に設けられ
ている。この半導体装置の製造プロセスや回路構成は第
1の実施の形態と同様である。
【0030】しかし、図7の実施の形態の半導体装置で
は、素子が並列接続される構成、すなわち、複数のトラ
ンジスタの各ゲートが共通接続され、それら複数のトラ
ンジスタの各ドレイン同士と、各ソース同士もそれぞれ
共通接続された構成であることにより、各素子の量子力
学的な揺らぎを平均化することができ、動作の不安定性
を解消し、素子の動作マージンの向上を図ることができ
る。
は、素子が並列接続される構成、すなわち、複数のトラ
ンジスタの各ゲートが共通接続され、それら複数のトラ
ンジスタの各ドレイン同士と、各ソース同士もそれぞれ
共通接続された構成であることにより、各素子の量子力
学的な揺らぎを平均化することができ、動作の不安定性
を解消し、素子の動作マージンの向上を図ることができ
る。
【0031】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図8は本発明になる半導体装置の第3の実施
の形態の上面構造図、図9は図8のa−a′線に沿う縦
断面図、図10は図8のb−b′線に沿う縦断面図を示
す。各図中、同一構成部分には同一符号を付してある。
説明する。図8は本発明になる半導体装置の第3の実施
の形態の上面構造図、図9は図8のa−a′線に沿う縦
断面図、図10は図8のb−b′線に沿う縦断面図を示
す。各図中、同一構成部分には同一符号を付してある。
【0032】前記図1乃至図3に示した第1の実施の形
態では、シリコンゲルマニウム上にシリコンをエピタキ
シャル成長させた半導体基板11を用いたが、この第3
の実施の形態では、図8乃至図10に示すように、半導
体基板としてシリコン基板である第1の半導体基板31
と、この第1の半導体基板31の上にシリコンゲルマニ
ウムを0.2μm〜1.0μmエピタキシャル成長させ
た第2の半導体基板32とから構成し、更に第2の半導
体基板32の上に半導体チャネル層33としてシリコン
をエピタキシャル成長させた構造である。
態では、シリコンゲルマニウム上にシリコンをエピタキ
シャル成長させた半導体基板11を用いたが、この第3
の実施の形態では、図8乃至図10に示すように、半導
体基板としてシリコン基板である第1の半導体基板31
と、この第1の半導体基板31の上にシリコンゲルマニ
ウムを0.2μm〜1.0μmエピタキシャル成長させ
た第2の半導体基板32とから構成し、更に第2の半導
体基板32の上に半導体チャネル層33としてシリコン
をエピタキシャル成長させた構造である。
【0033】第1の半導体基板(シリコン基板)31上
の第2の半導体基板(シリコンゲルマニウム)32は臨
界膜厚以上の膜厚に形成されており、底面に欠陥が生じ
るが、素子を形成する上面には欠陥はなく、第1の実施
の形態で示したような素子を形成できる。
の第2の半導体基板(シリコンゲルマニウム)32は臨
界膜厚以上の膜厚に形成されており、底面に欠陥が生じ
るが、素子を形成する上面には欠陥はなく、第1の実施
の形態で示したような素子を形成できる。
【0034】すなわち、第2の半導体基板32の上には
低不純物濃度の半導体チャネル層33が形成され、その
半導体チャネル層33の上に絶縁膜層34が形成された
後、ポリシリコンによるゲート35が形成される。この
場合も、ゲート35のパターン幅は電子の波長程度以下
の微細なパターンが必要である。その後、イオン注入や
アニールなどを行いN型不純物を高濃度に含んだソース
37及びドレイン38が形成される。この後、シリコン
酸化膜を成長することにより、パッシベーション膜36
が形成される。このパッシベーション膜36にコンタク
ト孔を開口してから、アルミニウムを蒸着し、電極形成
を行う。
低不純物濃度の半導体チャネル層33が形成され、その
半導体チャネル層33の上に絶縁膜層34が形成された
後、ポリシリコンによるゲート35が形成される。この
場合も、ゲート35のパターン幅は電子の波長程度以下
の微細なパターンが必要である。その後、イオン注入や
アニールなどを行いN型不純物を高濃度に含んだソース
37及びドレイン38が形成される。この後、シリコン
酸化膜を成長することにより、パッシベーション膜36
が形成される。このパッシベーション膜36にコンタク
ト孔を開口してから、アルミニウムを蒸着し、電極形成
を行う。
【0035】この第3の実施の形態も前記第1の実施の
形態と同様の特性を有するため、第1の実施の形態と同
様に、図5に示す回路によりXNOR機能を実現でき
る。
形態と同様の特性を有するため、第1の実施の形態と同
様に、図5に示す回路によりXNOR機能を実現でき
る。
【0036】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば半導体基板はP型不純物を高
濃度に含む構成とし、この半導体基板上に低不純物濃度
の半導体チャネル層及び絶縁膜層を順次に積層し、絶縁
膜層上にゲートを形成し、ゲート上にパッシベーション
膜が存在し、P型不純物を高濃度に含むソース及びドレ
インが存在するMOS型構造で、半導体基板の価電子帯
端のエネルギーよりも半導体チャネル層の価電子帯端の
エネルギーが大きく、ゲート及び半導体チャネル層の幅
と厚みが電子の波長程度以下と小さく、ゲートのキャリ
アの移動度が半導体チャネル層中のキャリアの移動度よ
りも小さい構成でもよい。
れるものではなく、例えば半導体基板はP型不純物を高
濃度に含む構成とし、この半導体基板上に低不純物濃度
の半導体チャネル層及び絶縁膜層を順次に積層し、絶縁
膜層上にゲートを形成し、ゲート上にパッシベーション
膜が存在し、P型不純物を高濃度に含むソース及びドレ
インが存在するMOS型構造で、半導体基板の価電子帯
端のエネルギーよりも半導体チャネル層の価電子帯端の
エネルギーが大きく、ゲート及び半導体チャネル層の幅
と厚みが電子の波長程度以下と小さく、ゲートのキャリ
アの移動度が半導体チャネル層中のキャリアの移動度よ
りも小さい構成でもよい。
【0037】また、以上の実施の形態では、シリコン、
シリコン酸化膜及びシリコンゲルマニウムを材料として
用いた例を示したが、ガリウム砒素などのIII−V族化合
物半導体やカドミウムセレンなどのII−VI族半導体を用
いても、上記と同様の半導体装置を作成できる。
シリコン酸化膜及びシリコンゲルマニウムを材料として
用いた例を示したが、ガリウム砒素などのIII−V族化合
物半導体やカドミウムセレンなどのII−VI族半導体を用
いても、上記と同様の半導体装置を作成できる。
【0038】例えば、ガリウム砒素を用いる場合は、半
導体チャネル層12はノンドープガリウム砒素、半導体
基板11は高濃度N型アルミニウムガリウム砒素、絶縁
膜層13はノンドープアルミニウムガリウム砒素、ゲー
ト14は高濃度P型ガリウム砒素、第1の半導体基板3
1はノンドープガリウム砒素、及び第2の半導体基板3
2は高濃度N型アルミニウムガリウム砒素を用いればよ
い。
導体チャネル層12はノンドープガリウム砒素、半導体
基板11は高濃度N型アルミニウムガリウム砒素、絶縁
膜層13はノンドープアルミニウムガリウム砒素、ゲー
ト14は高濃度P型ガリウム砒素、第1の半導体基板3
1はノンドープガリウム砒素、及び第2の半導体基板3
2は高濃度N型アルミニウムガリウム砒素を用いればよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート電圧によりソース・ドレイン電流が単調に増加し
ない特性の半導体装置を得ることができる。このため、
この本発明半導体装置を利用した回路では、本発明半導
体装置のゲートが第1及び第2の抵抗をそれぞれ介して
接続された第1及び第2の入力端子にそれぞれ入力され
る電圧を否定排他的論理和演算するXNOR回路を、1
つの半導体装置と3つの抵抗で構成できるため、7つの
トランジスタと4つの抵抗が必要であった従来のXOR
回路に比べて、素子数を大幅に低減でき、よって、素子
の高集積化及び高速度化を実現できる。
ゲート電圧によりソース・ドレイン電流が単調に増加し
ない特性の半導体装置を得ることができる。このため、
この本発明半導体装置を利用した回路では、本発明半導
体装置のゲートが第1及び第2の抵抗をそれぞれ介して
接続された第1及び第2の入力端子にそれぞれ入力され
る電圧を否定排他的論理和演算するXNOR回路を、1
つの半導体装置と3つの抵抗で構成できるため、7つの
トランジスタと4つの抵抗が必要であった従来のXOR
回路に比べて、素子数を大幅に低減でき、よって、素子
の高集積化及び高速度化を実現できる。
【0040】また、本発明装置を並列に接続した構成と
することにより、量子力学的な揺らぎによる動作の不安
定性を解消でき、素子の動作マージンを向上することが
できる。
することにより、量子力学的な揺らぎによる動作の不安
定性を解消でき、素子の動作マージンを向上することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の上面構造図であ
る。
る。
【図2】図1のa−a′線に沿う縦断面図である。
【図3】図1のb−b′線に沿う縦断面図である。
【図4】第1の実施の形態のバンドダイアグラムであ
る。
る。
【図5】本発明回路の一実施の形態の回路図である。
【図6】図5の回路のゲート電圧対出力電圧特性図であ
る。
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態の上面構造図であ
る。
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態の上面構造図であ
る。
る。
【図9】図8のa−a′線に沿う縦断面図である。
【図10】図8のb−b′線に沿う縦断面図である。
【図11】従来の半導体装置の一例の上面構造図であ
る。
る。
【図12】図11のa−a′線に沿う縦断面図である。
【図13】図11のb−b′線に沿う縦断面図である。
【図14】従来の一例の回路図である。
11 半導体基板 12、33 半導体チャネル層 13、34 絶縁膜層 14、21、35 ゲート 15、36 パッシベーション膜 16、37 ソース 17、38 ドレイン 31 第1の半導体基板 32 第2の半導体基板 Q MOSトランジスタ R1、R2 抵抗 R3 ロード抵抗 I1、I2 入力端子 O1 出力端子
Claims (5)
- 【請求項1】 N型不純物を高濃度に含む半導体基板上
に設けられた低不純物濃度の半導体チャネル層と、 該半導体チャネル層上に形成された絶縁膜層と、 該絶縁膜層上に形成されたゲートと、 該ゲートを挟んで前記半導体チャネル層上にそれぞれ形
成された、N型不純物を高濃度に含むソース及びドレイ
ンと、 少なくとも前記ゲート上に形成されたパッシベーション
膜とを有し、前記半導体基板の伝導帯端のエネルギーよ
りも前記半導体チャネル層の伝導帯端のエネルギーが小
さくされ、前記ゲート及び前記半導体チャネル層の幅と
厚みが電子の波長程度以下に小さくされ、前記ゲート内
のキャリアの移動度が前記半導体チャネル層中のキャリ
アの移動度よりも小さく構成されたことを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 P型不純物を高濃度に含む半導体基板上
に設けられた低不純物濃度の半導体チャネル層と、 該半導体チャネル層上に形成された絶縁膜層と、 該絶縁膜層上に形成されたゲートと、 該ゲートを挟んで前記半導体チャネル層上にそれぞれ形
成された、P型不純物を高濃度に含むソース及びドレイ
ンと、 少なくとも前記ゲート上に形成されたパッシベーション
膜とを有し、前記半導体基板の価電子帯端のエネルギー
よりも前記半導体チャネル層の価電子帯端のエネルギー
が大きくされ、前記ゲート及び前記半導体チャネル層の
幅と厚みが電子の波長程度以下に小さくされ、前記ゲー
ト内のキャリアの移動度が前記半導体チャネル層中のキ
ャリアの移動度よりも小さく構成されたことを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項3】 前記ゲートは複数形成され、共通に設け
られた前記ソース及びドレインに対し並列に並べられた
構造としたことを特徴とする請求項1又は2記載の半導
体装置。 - 【請求項4】 前記半導体基板は高濃度の不純物を含ん
で他の半導体基板上に形成された構造であることを特徴
とする請求項1、2又は3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の半導体装置の
ゲートが第1及び第2の抵抗を別々に介して第1及び第
2の入力端子に接続され、前記半導体装置のドレインが
ロード抵抗を介して高電位側電源に接続され、前記半導
体装置のソースが低電位側電源に接続されたことを特徴
とする半導体装置を用いた回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194433A JP2778534B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 半導体装置及びそれを用いた回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194433A JP2778534B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 半導体装置及びそれを用いた回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945911A JPH0945911A (ja) | 1997-02-14 |
JP2778534B2 true JP2778534B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16324526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7194433A Expired - Fee Related JP2778534B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 半導体装置及びそれを用いた回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778534B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2918979B2 (ja) * | 1990-04-17 | 1999-07-12 | 株式会社日立製作所 | 半導体装置及びそれを用いた論理回路 |
JPH04155968A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Mosfet及び該mosfetを用いた論理回路 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7194433A patent/JP2778534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0945911A (ja) | 1997-02-14 |
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