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JP2762243B2 - 警報ロボット装置 - Google Patents

警報ロボット装置

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Publication number
JP2762243B2
JP2762243B2 JP7129104A JP12910495A JP2762243B2 JP 2762243 B2 JP2762243 B2 JP 2762243B2 JP 7129104 A JP7129104 A JP 7129104A JP 12910495 A JP12910495 A JP 12910495A JP 2762243 B2 JP2762243 B2 JP 2762243B2
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JP
Japan
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alarm
pantograph
plate
link
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JP7129104A
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JPH08305308A (ja
Inventor
法雄 松井
万里雄 土居
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DOI HIRONAKA
Sanko Shoji KK
Original Assignee
DOI HIRONAKA
Sanko Shoji KK
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Filing date
Publication date
Application filed by DOI HIRONAKA, Sanko Shoji KK filed Critical DOI HIRONAKA
Priority to JP7129104A priority Critical patent/JP2762243B2/ja
Publication of JPH08305308A publication Critical patent/JPH08305308A/ja
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Publication of JP2762243B2 publication Critical patent/JP2762243B2/ja
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  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通事故の処理時、交
通取締りの実施時、或いは道路整備、道路工事による車
線変更に伴う道路規制時などにおいて通行車両に対して
警報を発するために使用される警報ロボット装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の車の普及、高速道路の発達に伴っ
て、わが国は車社会となっており、この車社会において
は、交通事故の件数は、減少することなく増加してい
る。この交通事故の処理は、警察官により行われてい
る。この交通事故が高速道路などの車の往来が激しい場
所で発生すると、複数の警察官によりその処理が行わ
れ、そのうち一人は、回転灯を動かすなどして、通行車
両に事故発生による危険を知らせている。この警察官に
よる事故発生の警報通知作業は、身を危険にさらす作業
である。また、道路整備、道路工事に伴う車線変更、車
線減少などの場合においても、変更位置などに作業者が
立って、その旨を通行車両の運転者に知らせており、こ
れも極めて危険な作業である。
【0003】この場合に対処するために、人間を模した
人形を製作し、その腕部を可動にするなどして、この人
形に警報作業を行わせることにより、上記危険を回避し
ようとするものがある。しかし、この人形は、人間を模
しているために、その大きさも人間とほぼ同等であるた
め、警察署のパトロールカー、工事用車両などのトラン
クに収納することができず、その運搬のために別の車両
が必要になるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した実
情に鑑み、ワンタッチで折畳状態から人間とほぼ同じ背
丈の起立した使用状態にできると共に、起立状態から折
り畳むこともできて、非使用時には、折り畳まれた状態
で警察署のパトロールカーなどのトランクに収納できる
警報ロボット装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明に係る警報ロボット装置は、底部にベース板が
固定された収納箱と、多数の等長のリンクをパンタグラ
フ状に組んだものを所定の間隔をおいて配置した2組の
各リンク群の対応する連結点をリンク連結ロッドで連結
して、2組の各リンク群のうち上下端の4組の各リンク
を連結点から等長だけ延長させて、下端の2組のリンク
のうち一方の組のリンクの先端部を前記ベース板に固定
して、その他方の組のリンクの先端部を駆動手段により
水平方向に直線移動させることにより多数のリンクを伸
縮させるパンタグラフ装置と、該パンタグラフ装置の上
端の2組のリンクのうち、先端部がベース板に固定され
た下端の1組のリンクと同一側に位置する組のリンクの
先端部を固定していると共に、その他方の組のリンクの
先端部を直線移動可能に支持することにより、該パンタ
グラフ装置の上端部に水平に取付けられた警報表示板取
付け板と、適宜の警報手段を備えていて、その下端部が
前記警報表示板取付け板における固定リンクを支持して
いる側に回動可能に支承され、しかも該支承部よりも上
方の部分と、前記パンタグラフ装置の上端の1組の可動
リンクの各先端部を連結しているリンク連結ロッドとが
連結ロッドを介して連結された構成の警報表示板と、か
ら成り、パンタグラフ装置が最も伸びた状態では、警報
表示板が起立していると共に、該パンタグラフ装置が最
も縮んだ状態では、これを構成する多数のリンクと警報
表示板取付け板とがいずれも折り畳まれて収納箱に収納
されるように構成されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】パンタグラフ装置を構成する多数のリン
クと、警報表示板とが折り畳まれて収納箱に収納されて
いる状態において、駆動手段によって、パンタグラフ装
置を構成する下端の1組の可動リンクの先端の可動部
を、同じく下端の1組の固定リンクの固定部の側に直線
移動させると、各リンクの起立角度が漸次大きくなっ
て、パンタグラフ装置は、設定高さまで伸ばされる。こ
のようにして、パンタグラフ装置が設定高さまで伸ばさ
れると、これを構成する上端の1組の可動リンクの先端
の可動部が、同じく先端の1組の固定リンクの先端の固
定部の側に引き寄せられ、これにより連結ロッドを介し
て、上端の1組の可動リンクの可動部と連結されている
警報表示板が水平の折畳姿勢から垂直の起立姿勢となる
まで起立されて、警報ロボット装置の使用状態となる。
この使用状態において、警報表示板に備えつけられた適
宜の警報手段により、通行車両に警報が発せられる。一
方、この使用状態において、駆動手段によって、パンタ
グラフ装置を構成する下端の1組の可動リンクの可動部
を上記と逆方向に直線移動させると、各リンクの起立角
度が漸次小さくなって水平に近づいて、パンタグラフ装
置を構成する多数のリンクは折り畳まれる。このように
して、パンタグラフ装置の多数のリンクが折り畳まれる
と、上端の1組の可動リンクの先端の可動部が上記と逆
方向に直線移動して、起立姿勢の警報表示板が折り畳ま
れて水平となる。これにより、パンタグラフ装置を構成
する多数のリンクと警報表示板とがいずれも折り畳まれ
て、収納箱に収納される。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明する。図1は、本発明に係る警報ロボット装
置Rの全体斜視図であり、図2は、同じく側面図であ
り、図3は、同じく正面図であり、図4は、この警報ロ
ボット装置Rの全体の作用説明図であり、図5は、収納
箱1の底部に固定されたベース板4の部分の平面図であ
り、図6は、一対のガイドレール13の部分の横断面図
である。収納箱1は、警察署のパトロールカー、工事用
車両のトランクに収納できる大きさであって、その開口
面に一対の蓋体2が開閉可能に取付けられ、各蓋体2が
取付けられている面と異なる相対向する面には把手3が
取付けられている。収納箱1の底部には、ベース板4が
固定されている。
【0008】パンタグラフ装置Pは、6本の等長のリン
クL1 〜L6 をパンタグラフ状に組んだものを1組のリ
ンク群として、2組のリンク群を所定の間隔をおいて配
置して、各リンクL1 〜L6 の上下端部の対応する連結
点の全てがリンク連結ロッド5で連結されていると共
に、同一組の互いに交叉するリンクL1 〜L6 の中央部
は連結ピン6で連結された構成である。従って、下端の
2組のリンクL1,2 は、その中央の部分が互いに連結
されていると共に、その上端部が中央に配設された2組
のリンクL3,4 の下端部と連結され、その下端部は、
後述するようにしてベース板4に連結される。上端の2
組のリンクL5,6 は、その中央の部分が互いに連結さ
れていると共に、その下端部が中央に配設された2組の
リンクL3,4 の上端部と連結され、その下端部は、後
述するようにして警報表示板取付け板22に連結され
る。従って、下端の2組のリンクL1,2 は、互いに連
結されている連結点から下方に等長だけ延長されてお
り、上端の2組のリンクL5,6に関しても、互いに連
結されている連結点から上方に等長だけ延長されてい
る。
【0009】図5及び図6に示されるように、収納箱1
の底部に固定されたベース板4の中央部には、ボールね
じ7を一体に備えた駆動モータ8が装着されている。こ
の駆動モータ8は、その本体部にボールねじ7が水平と
なって回転可能に支承され、駆動モータ8の駆動軸8a
に取付けられた鎖歯車9と、ボールねじ7の一端部に取
付けられた鎖歯車11とに鎖12が掛装され、駆動モー
タ8の駆動力によりボールねじ7は正逆回転を行う。こ
のボールねじ7は、ベース板4の前後方向Qに沿ってい
る。また、ベース板4の幅方向の両端部には、一対のガ
イドレール13が取付けられている。この一対のガイド
レール13は、ベース板4の前後方向に沿ってその中央
部から後端部にかけて配設されている。各ガイドレール
13に嵌め込まれたスライダー14にスライド板15が
一体に取付けられ、各スライド板15は、連結板16に
より一体に連結されて、この連結板16の中央部にボー
ルナット17が取付けられ、このボールナット17と前
記ボールねじ7とが螺合している。このため、ボールね
じ7の正逆回転により各スライド板15は、ボールねじ
7の軸方向に直線移動する。
【0010】各スライド板15の上面には支承板18が
垂直に固着され、パンタグラフ装置Pを構成する下端の
1組の可動リンクL1 の先端(下端)の可動部が該支承
板18に支承ピン19を介して支承されている。また、
ベース板4の前端部であって、しかもその幅方向の両端
部には、L字形をした一対の支承板21が取付けられ
て、パンタグラフ装置Pを構成する下端の1組の固定リ
ンクL2 の先端(下端)の固定部が前記各支承板21に
支承ピン19を介して支承されている。よって、駆動モ
ータ8によりボールねじ7を正逆回転させると、各スラ
イド板15が前方及び後方に直線移動して、図2に示さ
れるように、パンタグラフ装置Pを構成する各リンクL
1 〜L6 が伸縮する。
【0011】図7は、本発明の警報ロボット装置Rの上
端部の側面図であり、図8は、同じく背面図であり、図
9は、上端の1組の可動リンクL5 を警報表示板取付け
板22に支承している部分の拡大横断面図である。図7
〜図9において、パンタグラフ装置Pを構成する上端の
2組のリンクL5,6 の先端(上端)には、警報表示板
取付け板22が連結される。即ち、警報表示板取付け板
22の裏面には、その幅方向に沿った中央部にガイドレ
ール23が前後方向に沿って取付けられ、スライド体2
4の上面に取付けられた係合具24aが前記ガイドレー
ル23に係合されて、このスライド体24は、ガイドレ
ール23に案内されて前後方向に直線移動可能になって
いる。このスライド体24の背面側には、一対の支承体
25が後方に水平に延びて一体に取付けられ、パンタグ
ラフ装置Pを構成する上端の2本の可動リンクL5 の可
動部を連結しているリンク連結ロッド5は、前記一対の
支承体25の先端の支承部に支承されている。また、パ
ンタグラフ装置Pを構成する上端の2本の固定リンクL
6 の固定部は、警報表示板取付け板22の裏面の前端部
であって、しかもその幅方向の両端部に固着された各ブ
ラケット26に支承ピン19を介して支承されている。
このため、パンタグラフ装置Pの各リンクL1 〜L6
伸縮すると、上端の2本の可動リンクL5 の可動部は、
上下運動をしながら、ガイドレール23に案内されて警
報表示板取付け板22に対して前方又は後方に直線移動
を行う。また、各リンクL1 〜L6 の長さが全て等し
く、しかも各リンクL1 〜L6 の連結点の間の長さも全
て等しいので、パンタグラフ装置Pの各リンクL1 〜L
6 が伸縮すると、警報表示板取付け板22は、平面視に
おいて下方の収納箱1に対する位置の変動を全く伴うこ
となく、この収納箱1に対して昇降のみを行う。
【0012】警報表示板27は、板状の本体部27aの
背面の幅方向の両端部に胴部27bが設けられた形状で
あって、図7、図8及び図10にそれぞれ示されるよう
に、各胴部27bの下端部に支承ロッド28が水平とな
って固着され、警報表示板取付け板22の上面の前端部
であって、しかもその幅方向に沿って所定間隔をおいた
部分に一対の支承ブラケット29が垂直に取付けられ、
前記支承ロッド28が該一対の支承ブラケット29に支
承されることにより、警報表示板27は、支承ロッド2
8及び支承ブラケット29を介して警報表示板取付け板
22に回動可能に支承されている。また、警報表示板2
7における支承ロッド28よりも上方の部分には固定ロ
ッド30が該支承ロッド28と平行に配設されて、その
両端部が警報表示板27の両胴部27bに支持され、こ
の固定ロッド30と、上端の2本の可動リンクL5 を連
結しているリンク連結ロッド5とが2本の連結ロッド3
1を介して連結されている。よって、上端の2本の可動
リンクL5 の各可動部が上記したように警報表示板取付
け板22に対して前方及び後方に直線移動を行うと、警
報表示板27は、支承ロッド28を中心にして垂直位置
と水平位置との間において回動する。なお、各連結ロッ
ド31の下端部は、警報表示板取付け板22に前後方向
に沿って設けられた長孔40に挿通されている。
【0013】警報表示板27の本体部27aの前面は、
交通警察官の制服の上着に模した模様が施されていて、
この本体部27aの下端には、同じく交通警察官の制服
のズボンに模した布地32の上端部が固着されて垂れ下
げられ、該布地32の下端部は、前記ベース板4の前端
部に装着された巻取装置33により巻き取られるように
なっている。この巻取装置33は、公知のもので、その
巻取軸(図示せず)に常に巻取方向のトルクが作用して
いて、パンタグラフ装置Pの各リンクL1 〜L6 が縮む
場合においては、ズボンを模した布地32は、その巻取
トルクによって巻取軸に自動的に巻き取られると共に、
各リンクL1 〜L6 が伸びる場合においては、この布地
32は、巻取軸の巻取トルクに抗して引き出されるよう
になっている。なお、図5において33aは、布地を出
し入れさせるために巻取装置33に設けられた開口を示
す。
【0014】また、図11及び図12に示されるよう
に、警報表示板27の各胴部27bの上端部には、それ
ぞれモータ34が内装されている。このモータ34は、
その駆動軸34aが設定角度内において往復回動運動を
行うものである。人体の腕部に相当するアーム35の先
端部には回転灯36が取付けられ、このアーム35の基
端部がモータ34の駆動軸34aに取付けられ、この駆
動軸34aの上記運動により、アーム35は、水平位置
と垂直位置との間を往復回動運動を行うようになってい
る。
【0015】また、図8、図13及び図14に示される
ように、警報表示板27の本体部27aの背面側には、
その幅方向の中央部に上下方向に沿ってガイドレール3
7が取付けられ、L字形をした回転灯支持具38の垂直
板部38bの前面に取付けられた係合具50が前記ガイ
ドレール37と係合している。このL字形をした回転灯
支持具38の水平板部38aには回転灯39が取付けら
れている。また、警報表示板27の本体部27aの背面
側の上端部には、収納時に回転灯39を保護するための
保護具41が取付けられ、この保護具41の平行板部4
1aと、警報表示板27の一方の胴部27bとでプーリ
ー軸42が支承されて、このプーリー軸42に第1プー
リー43が取付けられていると共に、前記固定ロッド3
0における該第1プーリー43と対応する位置に第2プ
ーリー44が取付けられている。警報表示板取付け板2
2の上面の止着部45に一端を止着されたロープ46
は、図7に示されるようにして、第1及び第2の各プー
リー43,44に巻き掛けられて、その他端は、前記回
転灯支持具38の垂直板部38bの一側方に突設された
引掛け板部38cに連結されている。また、この引掛け
板部38cと前記支承ロッド28とは、引張バネ47で
連結されている。よって、パンタグラフ装置Pの各リン
クL1 〜L6 が延びている状態から縮むと、図7に示さ
れるように、ロープ46の一端を止着している止着部4
5と、第2プーリー44との距離が短くなるために、警
報表示板27が倒れるのに応じて、回転灯支持具38
は、引張バネ47によって支承ロッド28の側に引っ張
られて、警報表示板27の背面からその上方に突出して
いた回転灯39は、その背面側の保護具41の間に入り
込んで、警報表示板27の各胴部27bの間に収納され
る。
【0016】パンタグラフ装置Pを構成する多数のリン
クL1 〜L6 と警報表示板27とが折り畳まれている状
態では、図15に示されるように、警報表示板27の上
端から出没する回転灯39は、該警報表示板27の各胴
部27bの間に収納保護されていると共に、一対のアー
ム35も折り畳まれて、警報ロボット装置Rを構成する
全ての構成部材が収納箱1に収納されている。この収納
箱1は、警察署のパトロールカー、工事用車両などのト
ランクに収納可能な大きさになっているために、これら
のトランクに収納して作業現場まで搬送できる。
【0017】作業現場では、車両のトランクから収納箱
1を取り出して、現場の設置場所に設置する。そして、
持参の発電機によって駆動モータ8に給電して、ボール
ねじ7を所定方向に回転させて、連結板16を介して連
結されている一対のスライド板15を前進させると、パ
ンタグラフ装置Pを構成する下端の2本の可動リンクL
1 の可動部が該スライド板15と一体となって前進し
て、図1、図2(実線で図示)、図3及び図4(実線で
図示)で示されるように、各リンクL1 〜L6 は、その
起立角度が漸次大きくなって、設定位置まで伸ばされ
る。各リンクL1 〜L6 が伸ばされることにより、上端
部が警報表示板27の下端部に止着されていて、交通警
察官の制服のズボンを模した布地32は、巻取装置33
の巻取軸の回転トルクに抗して引き出される。また、こ
のようにして、各リンクL1 〜L6 が伸ばされると、上
端の2本の可動リンクL5 の可動部が前記可動リンクL
1 の可動部と同様にして前進し、これに伴って、2本の
連結ロッド31が引き起こされるために、警報表示板2
7は、支承ロッド28を中心に90°だけ回動して、起
立姿勢となる。更に、警報表示板27が折畳姿勢から起
立姿勢になることにより、回転灯支持具38は、引張バ
ネ47の引張力に抗して引き上げられて、これに取付け
られている回転灯39は、警報表示板27の上端から突
出する。これにより、警報ロボット装置Rは、図1に全
体が示されるような使用状態となる。
【0018】これにより、通行車両の運転者は、警察官
或いは警報作業員が、両手で回転灯36を持って何らか
の危険に関する警報を発していると認識する。この警報
ロボット装置Rを使用すれば、従来においては身を危険
にさらして行っていた作業をロボット装置Rに代替させ
られる。
【0019】また、作業を終えたロボット装置Rを格納
するには、駆動モータ8によりボールねじ7を上記と逆
方向に回転させて、下端の1組の可動リンクL1 の可動
部を後方に直線移動させると、パンタグラフ装置Pを構
成する多数のリンクL1 〜L6 の起立角度が漸次小さく
なって折り畳まれる。これに対応して、上端の1組のリ
ンクL5 の可動部が警報表示板取付け板22に対して後
方に直線移動することにより、警報表示板27が支承ロ
ッド28を中心にして後方に回動して折り畳まれると同
時に、ロープ46により回転灯支持具38が支承ロッド
28の側に引っ張られることにより、警報表示板27の
上端から突出していた回転灯39は、その胴部27bの
間に入り込んで収納される。これにより、図2で2点鎖
線、及び図14に示されるように、ロボット装置Rを構
成している全ての部材は、ワンタッチで収納箱1に完全
に収納される。この折り畳まれたロボット装置Rを収納
した収納箱1は、人手によって容易に車両のトランクに
収めて持ち帰ることができる。
【0020】なお、上記実施例は、あくまでも本発明の
実施例の一つであって、特許請求の範囲に記載の範囲内
において種々の改変が可能である。例えば、収納箱1の
後方に位置する部分に発電機を一体に組み込むことによ
り、現場における駆動モータへの給電を確実にしてもよ
い。また、このようにすると、発電機の重量によって使
用状態のロボット装置の転倒の防止にもつながる。ま
た、警報表示板に備えつける警報手段に関しては、如何
なるものであってもよく、該警報表示板に対して出没す
る回転灯に替えて、交通警察官の顔を模した板体を用
い、この板体を警報表示板に対して出没させるようにし
てもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る警報ロボット装置は、パン
タグラフ装置を構成するリンクの動きによって、収納箱
に収納されている各構成部材をワンタッチで引き起こし
て、使用状態にすることができると共に、作業終了時に
は、各構成部材をワンタッチで折り畳んで収納箱に全て
収納して、最小限にコンパクト化することができる。こ
のため、警察署のパトロールカー、工事用車両などのト
ランクに一人で収納したり、取り出したりすることがで
きるため、使用車両、或いは使用現場の制限を受けるこ
となく、いかなる現場にも持ち運んで即座に使用でき、
交通事故などの事故処理、道路規制などに際して迅速に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る警報ロボット装置Rの全体斜視図
である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】警報ロボット装置Rの全体の作用説明図であ
る。
【図5】収納箱1の底部に固定されたベース板4の部分
の平面図である。
【図6】ベース板4に取付けられた一対のガイドレール
13の部分の横断面図である。
【図7】本発明に係る警報ロボット装置Rの上端部の側
面図である。
【図8】同じく背面図である。
【図9】警報表示板取付け板22の背面に取付けられた
ガイドレール23の部分の拡大横断面図である。
【図10】支承ロッド28の部分の平面断面図である。
【図11】警報表示板27に取付けられた一対のアーム
35の部分を主体に示す正面図である。
【図12】同じくアーム35の部分の縦断面図である。
【図13】警報表示板27の本体部27aの背面に取付
けられた回転灯39の部分の部分拡大平面図である。
【図14】同じく部分拡大側面図である。
【図15】本発明に係る警報ロボット装置Rの収納状態
の正面図である。
【符号の説明】
1 〜L6 :リンク (L1 ,L5 :可動リンク) (L2 ,L6 :固定リンク) P:パンタグラフ装置 R:警報ロボット装置 1:収納箱 4:ベース板 5:リンク連結ロッド 8:駆動モータ(駆動手段) 22:警報表示板取付け板 27:警報表示板 28:支承ロッド 30:固定ロッド 31:連結ロッド 32:布地 34:アームのモータ 35:アーム 36:回転灯 39:回転灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−66871(JP,A) 実開 平5−64996(JP,U) 実開 昭62−51496(JP,U) 実開 昭63−126410(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/0955 G09F 19/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にベース板が固定された収納箱と、 多数の等長のリンクをパンタグラフ状に組んだものを所
    定の間隔をおいて配置した2組の各リンク群の対応する
    連結点をリンク連結ロッドで連結して、2組の各リンク
    群のうち上下端の4組の各リンクを連結点から等長だけ
    延長させて、下端の2組のリンクのうち一方の組のリン
    クの先端部を前記ベース板に固定して、その他方の組の
    リンクの先端部を駆動手段により水平方向に直線移動さ
    せることにより多数のリンクを伸縮させるパンタグラフ
    装置と、 該パンタグラフ装置の上端の2組のリンクのうち、先端
    部がベース板に固定された下端の1組のリンクと同一側
    に位置する組のリンクの先端部を固定していると共に、
    その他方の組のリンクの先端部を直線移動可能に支持す
    ることにより、該パンタグラフ装置の上端部に水平に取
    付けられた警報表示板取付け板と、 適宜の警報手段を備えていて、その下端部が前記警報表
    示板取付け板における固定リンクを支持している側に回
    動可能に支承され、しかも該支承部よりも上方の部分
    と、前記パンタグラフ装置の上端の1組の可動リンクの
    各先端部を連結しているリンク連結ロッドとが連結ロッ
    ドを介して連結された構成の警報表示板と、 から成り、パンタグラフ装置が最も伸びた状態では、警
    報表示板が起立していると共に、該パンタグラフ装置が
    最も縮んだ状態では、これを構成する多数のリンクと警
    報表示板取付け板とがいずれも折り畳まれて収納箱に収
    納されるように構成されていることを特徴とする警報ロ
    ボット装置。
  2. 【請求項2】 人体の両腕部に相当する一対のアームの
    先端部には回転灯が取付けられて、該一対のアームの基
    端部が警報表示板に支承され、該一対のアームは、水平
    位置と垂直位置との間を往復回動する構成であることを
    特徴とする請求項1に記載の警報ロボット装置。
  3. 【請求項3】 人体の胴部に対応する警報表示板の下端
    部には、ズボンに対応する布地が垂れ下げられて、この
    布地は、パンタグラフ装置を構成する多数のリンクが縮
    むのに応じてベース板に取付けられた巻取装置に巻き取
    られるように構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の警報ロボット装置。
  4. 【請求項4】 警報表示板の背面側には回転灯が配設さ
    れ、該回転灯は、警報表示板の回動運動と連動する昇降
    機構によって該警報表示板の上端部から出没する構成に
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の警報ロボ
    ット装置。
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