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JP2639018B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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Publication number
JP2639018B2
JP2639018B2 JP63298760A JP29876088A JP2639018B2 JP 2639018 B2 JP2639018 B2 JP 2639018B2 JP 63298760 A JP63298760 A JP 63298760A JP 29876088 A JP29876088 A JP 29876088A JP 2639018 B2 JP2639018 B2 JP 2639018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
soft
fine particles
synthetic resin
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63298760A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02144461A (ja
Inventor
和成 内藤
力 山口
良成 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP63298760A priority Critical patent/JP2639018B2/ja
Publication of JPH02144461A publication Critical patent/JPH02144461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2639018B2 publication Critical patent/JP2639018B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に、屋内用として使用され、表面にノン
スリップ機能を付与した床材に関するものである。
[従来の技術] 従来から、第2図、第3図に示す如く、基材1の表面
2に多数の粒状体3を散在せしめ、同基材1の表面2に
塗料を塗布して塗料被覆層4を形成してなる床材は知ら
れている。この場合、塗料中に粒状体3を添加して、該
塗料を基材1の表面2に塗装するものであるが、該床材
は、特に屋外、店その他の土足に対応する床において使
用されるものとして製作されるのが常であって、ノンス
リップ機能というよりも耐磨耗性を付与する点に重点が
おかれて製作されており、したがって、該床材において
は、粒状体3は、耐磨耗材として常用されるアルミナ等
の硬質粒状体であり、又、塗料被覆層4も硬質の塗料に
よって形成されるものであって、第3図に示す如く、塗
料被覆層4が磨耗しても耐磨耗材である粒状体3の存在
によって耐磨耗性を得ようとするものであるが、硬質の
粒状体3が表面に露出して、ざらつきがあり、屋内用と
して使用した場合には、肌触り感が良くないものであっ
た。しかも、第2図に示す状態、すなわち、施工直後の
状態では、磨耗していない硬質の塗料でなる塗料被覆層
4の表面が平滑状態にあり、素足或いは靴下を履いてい
る場合に、極めて滑り易く、特に、表面に水が付着して
いる場合には、滑って転倒する危険性を有するものであ
った。又、耐磨耗材として常用されるアルミナ等の粒状
体3は、球状ではないので、塗料中に添加して塗装する
場合に、その製造上の問題、特に、フローコーターによ
り塗装する場合における問題により、極めて微細な粒状
体3しか採用できず、したがって、ノンスリップ機能
は、ほとんど果たされていないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来の技術における欠点を解消するた
めに発明されたものであり、すなわち、その課題は、ノ
ンスリップ機能が効果的に発揮され、しかも、ざらつき
がなくて肌触り感が良好で、又、塗装時における問題も
発生し難くて、生産性も向上された、屋内用として最適
な床材を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、合板の上に表
面単板を貼着してなる木質の基材の表面に、軟質合成樹
脂に略球状で変形容易な程度に軟質の微細粒子を添加し
てなる塗料をフローコーターにより塗布して塗膜を形成
し、該塗膜の上面に、微細粒子が軟質合成樹脂によって
被覆された多数の凹凸を形成してなる床材となしたもの
である。
[作用] 本発明にあっては、基材の表面に、軟質合成樹脂に略
粒状の微細粒子を添加してなる塗膜を形成してなるが故
に、塗膜の上面は、微細粒子が軟質合成樹脂によって被
覆された多数の凹凸が存在した状態となり、凹凸形状と
軟質合成樹脂の摩擦抵抗による相乗的なノンスリップ機
能が発揮されると共にざらつきもなく、しかも、微細粒
子が略球状であるため、肌触り感が滑らかであると共
に、塗料に添加されて塗装される際の問題も発生し難く
て、生産性も向上されるものである。特に、本発明にお
いては、合板の上に表面単板を貼着してなる木質の比較
的硬質な基材の表面に軟質合成樹脂でなる塗膜が形成さ
れているので、歩行の際に同塗膜は大きく沈むことがな
く、しかも、軟質合成樹脂に略球状で変形容易な程度に
軟質の微細粒子を添加してなる塗料により同塗膜は形成
されているので、肌触り感が柔らかで且つ滑らかであ
り、屋内用として最適な木質系の床材となる。更には、
前記塗料をフローコーターにより塗布して塗膜が形成さ
れるので、フローコーターにより表面に凹凸形状が現出
されるよう効率的に塗装することができると共に、塗料
中に添加される前記略球状で変形容易な程度に軟質の微
細粒子が同フローコーターによる塗料流出時の抵抗とな
らず、スムーズに支障なく塗装することができるもので
ある。
[実施例] 以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図に示す床材は、本発明の一実施例で、合板8の
上に表面単板9を貼着してなる木質の基材1の表面に、
軟質合成樹脂5に略球状で変形容易な程度に軟質の微細
粒子6を添加してなる塗料をフローコーターにより塗布
して塗膜7を形成し、該塗膜7の上面に微細粒子6が軟
質合成樹脂5によって被覆された多数の凹凸を形成して
なるものである。基材1は、合板8の上にナラ突板でな
る表面単板9を貼着してなるものであり、該表面単板9
の上面すなわち基材1の表面には、通常どおり次のよう
な下地処理が施されるものである。すなわち、生地サン
ダー処理、目止め処理、下塗り処理、中塗り処理、研磨
処理が順次施されるものであり、該実施例においては、
下塗り処理として、ポリエステル系UV塗料を塗布量40g/
m2でロールコーターにより塗布し、中塗り処理として、
ポリエステル系UV塗料を塗布量20g/m2で同様にロールコ
ーターにより塗布したものである。前記下地処理した基
材1の表面2に上塗り処理が施されるものであり、該上
塗り処理によって塗膜7が形成されるものである。該上
塗り処理に使用される塗料は、軟質ウレタン塗料(ショ
ア硬度40)に粒径20μのウレタンビーズを10%添加した
ものであり、基材1の表面2にフローコーターによって
150g/m2塗布されるものである。該上塗り処理によって
形成された塗膜7において、前記軟質ウレタン塗料が軟
質合成樹脂5として、前記ウレタンビーズが略球状の微
細粒子6として存在するものであり、該塗膜7の上面
は、微細粒子6に沿うように軟質合成樹脂5が被覆され
た多数の凹凸が存在した状態となり、凹凸形状と軟質合
成樹脂5の摩擦抵抗による相乗的なノンスリップ機能
[該実施例におけるノンスリップ機能としては、滑り抵
抗係数0.4(最大係0.35〜0.45)が得られた]が発揮さ
れると共にざらつきがなく、しかも、微細粒子6が略球
状であるため、肌触り感が滑らかであると共に、塗料に
添加されて塗装される際の問題も発生し難くて、フロー
コーターによる塗布作業もスムーズになされ、生産性も
向上されるものである。又、該実施例においては、微細
粒子6として、比較的軟質のウレタンビーズを採用して
いるため、該微細粒子6が変形容易であり、手、足等で
押さえた際のソフトな感触が得られると共に、塗膜7の
上面に外力が加わっても前記微細粒子6がその変形によ
って該外力を吸収して、該微細粒子6を被覆する軟質合
成樹脂5の磨耗が防止されるものであり、ノンスリップ
機能が長期にわたって持続されるものである。又、合板
8の上に表面単板9を貼着してなる木質の比較的硬質な
基材1の表面に軟質合成樹脂5でなる塗膜7が形成され
ているので、歩行の際に同塗膜7は大きく沈むことがな
く、しかも、軟質合成樹脂5に略球状で変形容易な程度
に軟質の微細粒子6を添加してなる塗料により同塗膜7
は形成されているので、肌触り感が柔らかで且つ滑らか
であり、屋内用として最適な木質系の床材となる。更に
は、前記塗料をフローコーターにより塗布して塗膜7が
形成されるので、フローコーターにより表面に凹凸形状
が現出されるよう効率的に塗装することができると共
に、塗料中に添加される前記略球状で変形容易な程度に
軟質の微細粒子6が同フローコーターによる塗料流出時
の抵抗とならず、スムーズに支障なく塗装することがで
きるものである。
なお、本発明において、軟質合成樹脂5としては、シ
ョア硬度20〜60のものが使用されれば最適であり、又、
微細粒子6としては、ウレタンビーズの他、塩化ビニル
樹脂ビーズ等が使用されても良いが、略球状で変形容易
な程度に軟質であることが重要であり、その粒径は、5
〜50μ(好ましくは10〜20μ)のものが使用されれば良
いが、できるだけ真球に近いもの程好ましいものであ
り、その添加量は、5〜30%(好ましくは10〜20%)で
あれば良いものである。
[発明の効果] 上述の如く、本発明の床材においては、基材の表面
に、軟質合成樹脂に略球状の微細粒子を添加してなる塗
膜を形成してなるが故に、塗膜の表面は、微細粒子に沿
うように軟質合成樹脂が被覆された多数の凹凸が存在し
た状態となり、凹凸形状と軟質合成樹脂の摩擦抵抗によ
る相乗的なノンスリップ機能が発揮されると共にざらつ
きもなく、しかも、微細粒子が略球状であるため、肌触
り感が滑らかであると共に、塗料に添加されて塗装され
る際の問題も発生難くて、生産性も向上されるものであ
る。特に、比較的硬質な木質の基材の表面に軟質合成樹
脂でなる塗膜が形成されているので、歩行の際に同塗膜
は大きく沈むことがなく、しかも、軟質合成樹脂に略球
状で軟質の微細粒子を添加してなる塗料により同塗膜は
形成されているので、肌触り感が柔らか且つ滑らかで屋
内用として最適な木質系の床材となり、更には、フロー
コーターにより表面に凹凸形状が現出されるよう効率的
に塗装することができると共に、塗料中に添加される略
球状で軟質の微細粒子が同フローコーターによる塗料流
出時の抵抗とならず、スムーズに支障なく塗装すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部拡大断面図、第2
図、第3図は本発明の従来例を示す要部拡大断面図であ
る。 図において、1は基材、2は表面、3は粒状体、4は塗
料被覆層、5は軟質合成樹脂、6は微細粒子、7は塗
膜、8は合板、9は表面単板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−154130(JP,U) 実開 昭52−47422(JP,U) 実開 昭60−97799(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合板の上に表面単板を貼着してなる木質の
    基材の表面に、軟質合成樹脂に略球状で変形容易な程度
    に軟質の微細粒子を添加してなる塗料をフローコーター
    により塗布して塗膜を形成し、該塗膜の上面に微細粒子
    が軟質合成樹脂によって被覆された多数の凹凸を形成し
    てなる床材。
JP63298760A 1988-11-25 1988-11-25 床 材 Expired - Lifetime JP2639018B2 (ja)

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JPH02144461A JPH02144461A (ja) 1990-06-04
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