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JP2624418B2 - 置き敷きタイル - Google Patents

置き敷きタイル

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JP2624418B2
JP2624418B2 JP4019826A JP1982692A JP2624418B2 JP 2624418 B2 JP2624418 B2 JP 2624418B2 JP 4019826 A JP4019826 A JP 4019826A JP 1982692 A JP1982692 A JP 1982692A JP 2624418 B2 JP2624418 B2 JP 2624418B2
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Japan
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reinforcing
tile
fiber cloth
balance sheet
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洋二 川口
哲世 川西
金子  靖
悟司 柏原
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東リ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寸法および形状安定性
ならびに耐久性、特に椅子のしごきに対する耐久性が優
れた、二重床上に使用できる置き敷きタイル(以下、L
LTと称する)に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、二重床に種々の置き敷きタイル
が使用されており、これらは例えば実公平2−1817
4号公報に開示されており、四隅に脚部を有する切り離
された小パネル片を連接した集合体を形成している。本
明細書において、二重床とは、床下地上に脚部と天板を
有する単位を連接し、天板と床下地間に空間を有する床
パネルを意味し、また、置き敷きタイルとは、必ずしも
接着剤を用いる必要がない敷きつめて使用するタイルを
意味する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】更に、オフィスにおい
てこのような床材が使用される場合、椅子によるしごき
に対する耐久性が特に問題となる。このような用途に上
述のような従来の置き敷き床材を使用する場合、床材が
変形したり膨れたりする。
【0004】実開平2−23642号公報には、特に発
泡性樹脂で含浸された補強材が2層埋設されている合成
樹脂タイルが開示されているが、この構成では意匠性に
劣り、椅子等のしごき対して弱いという欠点が存在す
る。
【0005】従って、本発明の目的は、上述のような問
題点を解消して耐久性、特に椅子などによるしごきに対
する寸法安定性および形状安定性に優れ、また、意匠性
に富む置き敷きタイルを提供することである。更に、本
発明の別の目的は、帯電防止性能に優れた置き敷きタイ
ルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の要旨において、本
発明は、表面が透明耐摩耗層で覆われた模様層を有して
成る装飾層、上部補強層および下部補強層ならびに上部
補強層と下部補強層とにより挾まれた繊維布を有して成
り、繊維布には上部補強層または下部補強層を構成する
樹脂が含浸されている、該装飾層の下に存在する補強
部、補強部の下に存在する発泡樹脂層、ならびに該発泡
樹脂層下に存在するバランスシートが積層されて成るこ
とを特徴とする置き敷きタイルを提供する。
【0007】第2の要旨において、本発明は、上記置き
敷きタイルにおいて、装飾層、補強部、発泡樹脂層およ
びバランスシートの少なくとも1つが帯電防止層である
置き敷きタイルを提供する。
【0008】
【好ましい態様の説明】以下、図面に基づいて本願発明
を更に具体的に説明する。「図1」は、本発明の好まし
い態様の置き敷きタイル10の一部分の模式的断面図で
ある。1は模様層であり、例えばガラス不織布、ビニル
シート、ビニルフィルムまたはこれらの複合体に転写印
刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等により適宜ポリ塩
化ビニル(PVC)、アクリル樹脂またはその他樹脂の
厚さ0.05〜0.30mmのインキ印刷層を形成すること
によって得られる。なお、印刷によって得られる模様以
外の模様(例えば、チップ等の練り込みや散布によって
得られるもの)であってもよい。2は透明耐摩耗層であ
り、例えばPVCペースト、架橋PVC、ポリウレタ
ン、アクリル樹脂により形成でき、耐摩耗層の厚さは用
途にも依存するが、好ましくは0.1〜1.4mm、より好
ましくは0.3〜0.6mmである。
【0009】模様層1および耐摩耗層2は、双方の層の
相互適合性ならびにこれらにより形成される装飾層とそ
の下に形成される補強部との適合性に関して特に問題が
ない限り、一般的に使用されているものを使用できる。
図示するように模様層1は透明耐摩耗層2で覆われ、適
当な方法(例えば熱圧着、接着剤を介する等)により両
層を接着して装飾層3が形成される。更に、装飾層3に
はエンボスロールによりエンボス模様を付けてもよい。
【0010】上記装飾層3の下に、上部補強層4および
下部補強層5ならびにこれらの上下補強層によって挾ま
れた繊維布6から成る補強部7が形成されている。繊維
布は、補強層を形成する順序や方法に応じて上部補強層
および/または下部補強層の樹脂により含浸されてい
る。このように繊維布に樹脂を含浸させることにより、
製品における耐しごき性が向上する。
【0011】補強層は、非発泡樹脂から成り、例えばP
VC、ウレタン、合成ゴムを使用できる。双方の補強層
は同じ樹脂であっても、あるいは相互の接着性等に問題
がなければ異なってもよい。補強層を非発泡樹脂とする
ことにより、耐しごき性が向上する。繊維布は、非発泡
樹脂との接着性の高いのが好ましく、例えばガラス繊維
布、ビニロン、ポリエステル繊維布を使用できる。ガラ
ス繊維布を用いる場合、20〜100g/m2のガラス繊
維織布または不織布が特に好ましい。また、同程度の重
量の他の素材の繊維布、例えばポリエステル不織布を使
用するのも好ましい。
【0012】上部補強層および下部補強層は、いずれも
厚さが好ましくは0.4〜1.5mm、より好ましくは0.
5〜1.2mmの非発泡樹脂で形成するのが特に好まし
い。また、上部補強層と下部補強層の厚さは、同じでも
異なってもよい。繊維布6を補強層の樹脂に含浸させる
には、塗布、浸漬のような種々の方法を採用できる。例
えば、ペースト状PVCを補強層として使用する場合、
剥離基材上にPVCペーストを塗布後、繊維布を浸漬す
ることにより繊維布をPVCに浸透させる等の方法を採
用できる。
【0013】補強部と装飾層との接着は、使用する材料
に応じて適当な方法(例えば接着剤、熱圧着)により行
うことができる。更に、タイルの用途に応じて、上部補
強層および下部補強層は、いずれも反応性可塑剤を使用
して硬度を上げたり、バインダー(補強層の樹脂)を架
橋させることによって補強効果を高めることができる。
また、所望により繊維布6と上部補強層4との間に目止
め層を設けてもよい。
【0014】上記補強部7の下に発泡層8が形成されて
いる。発泡層8は、独立発泡でも連続発泡でもよい。発
泡層とすることにより、適度なクッション性をもたせて
歩行感を向上できる。発泡層8は充填剤を含むのが好ま
しく、充填剤は発泡層樹脂100重量部に対して40重
量部未満、望ましくは35重量部未満である。発泡層を
形成する樹脂としては、例えば、PVC、ウレタン、合
成ゴム、EVAなどがある。充填剤は、用いる発泡層お
よびタイルの用途等に応じて適当に選択できるが、一般
的に炭酸カルシウム、タルク、クレー等が望ましい。発
泡層は、1.3〜4.0倍、好ましくは1.5〜3.0倍発
泡であり、その厚さは1.0〜5.0mm程度、好ましくは
1.0〜4.0mmである。発泡層と補強部との接着は、他
の層の接着の場合と同様に適当な方法を採用でき、例え
ば熱圧着や接着剤を使用する方法によって接着できる。
【0015】発泡層8の下面には床下地接着面との間に
位置するバランスシート9がある。バランスシートを設
けることにより、反りの防止や貼り替え作業を容易にで
きる。このバランスシートを形成する材料としては、例
えばカレンダー押し出しによって得られたPVCシート
等の樹脂を挙げることができポリオレフィン、EVA、
厚さは、0.3〜2.0mm、好ましくは0.5〜1.8mmで
ある。バランスシート中には、樹脂100重量部に対し
て充填剤が配合され、その量は、樹脂100重量部に対
して20〜100重量部、好ましくは30〜80重量
部、特に40〜60重量部配合されている。充填剤とし
ては、発泡層の充填剤と同様のものを使用できる。この
ようなバランスシートにより床材の反りを防止すること
ができる。また、バランスシート中の充填剤量を増やす
と更に反り防止性は良くなる。バランスシートと発泡層
との接着についても、他の層の場合と同様である。
【0016】本願発明の特に好ましい態様において、上
部補強部4より上の部分の厚さA:繊維布より下の部分
の厚さBを好ましくは20:80〜45:55、より好ま
しくは25:75〜40:60とすることにより、特に
向上した置き敷き性能(即ち、寸法安定性、形状安定
性、いすのしごきに対する耐久性等)が得られる。バラ
ンスシートと発泡層との接着についても、他の層の場合
と同様である。
【0017】本発明のもう1つの好ましい態様の置き敷
きタイルでは、上述の本発明の置き敷きタイルの各構成
層、即ち、装飾層、補強部、発泡層、バランスシートの
少なくとも1層を帯電防止層とすることにある。
【0018】装飾層を帯電防止層とする場合は、例えば
透明耐摩耗層に、ノニオン系活性剤、例えばポリオキシ
エチレン誘導体、脂肪酸ペンタエリスリット(例えばデ
スタットAL、共栄油脂社製)やカチオン活性剤、例え
ば第一級アミン塩、第四級アンモニウム塩、ピリジン誘
導体(例えばCS−1000、新日本理化社製)、アニ
オン活性剤、例えばアルキルスルフォン酸塩、ABS、
アルキル硫酸エステル塩、リン酸エステル塩(例えばレ
ジスタット、第一工業製薬社製)のような界面活性剤を
添加すればよい。
【0019】補強部、発泡層またはバランスシートに帯
電防止性能を付与する時は、上記界面活性剤の他、導電
性カーボンブラック(ケッチェンブラック)、炭素繊
維、金属粉、金属繊維、その他の導電性繊維を添加して
もよい。特に、発泡層中に帯電防止剤や導電性物質を添
加することにより、顕著な帯電防止効果が得られ、従来
のプラスチック置き敷き床材では、到底得られなかった
人体帯電圧を1000V以下を初めて達成できた。
【0020】「図2」に本発明の置き敷きタイルの施工
状態の一部分の平面図を模式的に示す。フリーアクセス
フロア20の目地(つなぎ目)21上に本発明の置き敷
きタイル22が配置されている。「図2」中、破線2
1'はフリーアクセスフロアの目地21であって、置き
敷きタイル22の下に存在する部分である。置き敷きタ
イルの目地23をフリーアクセスフロアの目地21と一
致させないで配置しても下地になじみ、下地の不陸を吸
収して良好な施工状態を確保できる。
【0021】
【発明の作用】
・補強層を設けることにより椅子のしごきに強く、荷重
の耐残留へこみ性が向上する。 ・上部補強層より上のタイル部分の厚さ:繊維布より下
のタイル部分の厚さを25:75〜45:55の割合に
することにより反りの防止防止効果が特に向上する。 ・バランスシート(好ましくは充填剤が40重量部以上
のもの)により、更に反り防止効果が向上する。 ・帯電防止層を少なくとも1層形成することにより、向
上した帯電防止性能が得られる。
【0022】
【発明の効果】本発明の置き敷きタイルは、 (a)置き敷き可能かつピールアップ可能で二重床上で
簡単に施工できる; (b)寸法安定性、形状安定性が優れ、反りや使用中の
目地すきが生じない; (c)耐荷重性が優れ、椅子のしごきに対しても膨れが
生じない; (d)帯電防止層を少なくとも1層形成することによ
り、置き敷きタイルに帯電防止性能を付与することがで
きる; (e)耐摩耗性があり、ファッション性(意匠性)があ
る; (f)クッション性が良好である; (g)本発明のタイルを置き敷きする場合は、もちろ
ん、接着剤で施工する場合もバランスシートが床材を保
持することによりピールアップ性が得られる。
【0023】
【実施例1】剥離性基材上に「表1」の配合Aの発泡性
PVCペースト(発泡層用)を塗布してプリゲル化し、
次に、この上に「表1」の配合Bの非発泡PVCペース
トを塗布して、その上へ50g/m2のガラス不織布を載
置含浸させてプリゲル化した後、同一配合の非発泡性ペ
ーストを塗布して220℃で加熱ゲルおよび発泡をさせ
て(発泡倍率2.3倍)発泡層と補強部とを形成すると
同時に、「表1」の配合Cの厚さ0.8mmのバランスシ
ートを最下面に発泡層と隣接させて積層した。
【0024】次に、PVCペーストを含浸させたガラス
不織布上に、透明耐摩耗性PVCフィルムに予め印刷模
様を形成した化粧フィルムの模様を下側にして積層し、
全厚が0.6mmの装飾層を得た。得られた装飾層をPV
C接着剤で補強部に積層した後、1辺50cmのタイルに
裁断し、それぞれの厚さが装飾層0.6mm、上部補強層
0.7mm、繊維布0.3mm、下部補強層0.7mm、発泡層
2.4mm、バランスシート0.8mmの本発明の置き敷きタ
イルを得た。
【0025】
【表1】 配合A 配合B 配合C (発泡層配合) (補強層配合) (バランスシート) (材 料) PHR (材 料) PHR (材 料) PHR PSL10 64 P475 60 SS110 100 75BX 36 PBMB5 40 DOP 58 DOP 40 DOP 45 AC309 2.0 AC309 3.3 AC173 4.5 AZ−S 1.75 NN200 53 NN200 200
【0026】PSL10:ポリ塩化ビニル(鐘淵化学工
業製) 75BX:ポリ塩化ビニル(三菱モンサント製) DOP:ジ−2−エチルヘキシルフタレート(東邦理化
製) AC309:Ba/Zn安定剤(旭電化製) AZ−S:アゾジカルボンアミド発泡剤(永和化成製) NN200:炭酸カルシウム(日東粉化製) P475:ポリ塩化ビニル(三菱モンサント製) PBMB5:ポリ塩化ビニル(鐘淵化学工業製) SS110:ポリ塩化ビニル(電気化学製) AC173:Ba/Zn(旭電化製)
【0027】実施例1においては、 (上部補強層+装飾層):(繊維布+下部補強層+発泡
層+バランスシート) =(0.7+0.6):(0.3+0.7+2.4+0.8) =1.3:4.2 ≒1:3.2 となる。
【0028】
【比較例】3.0mmの発泡体(材料名PVC)基材(バ
ランスシートなし)に1.25mmの樹脂(材料名PV
C)層で挾まれた含浸されないガラスネット(50g/m
2)を形成し、表面に0.7mmのPVC透明フィルムを積
層したタイル状床材を得た。
【0029】
【実施例2】実施例1の耐摩耗層、補強部、発泡層の各
層を「表2」に示す配合の組成物により形成した以外
は、実施例1と同様にした。
【0030】
【表2】 帯電防止配合 耐摩耗層 補強層 発泡層 (材 料) PHR (材 料) PHR (材 料) PHR SS110 50 P475 60 PSL10 64 SS80 50 PBMB5 40 75BX 36 DOP 28 DOP 30 DOP 58レシ゛スタット 212 7 AC309 3.3 AC309 2.0 レシ゛スタット212 3.0 AZ−S 1.75 NN200 53 M7260 2 レシ゛スタット212 4.0 EP850 5
【0031】SS80:ポリ塩化ビニル(電気化学製) レジスタット212:アニオン系界面活性剤(第一工業
製薬製) M7260:Ba−Zn系安定剤(大日本インキ製) EP850:エポキシ熱安定剤(大日本インキ製)
【0032】実施例1および2ならびに比較例において
得られたタイルを用いて種々の試験を行い、その性能を
比較した。結果を「表3」に示す。
【0033】
【表3】 実施例1 実施例2 比較例 反り ○ ○ ○ 寸法変化 0.060mm 0.070mm 0.085mm 耐目地スキ ○ ○ ○ 人体帯電圧(並足/V) 2340 980 3200 いすしごき ○ ○ ×(膨れ) フリーアクセス適応性 ○ ◎ ×
【0034】「表3」中、反りとは、JIS A570
5に基づく加熱による長さ変化試験に準じて、試料を加
熱後、20℃の室温まで冷却した時の反りを目視判定し
て経日反りを促進評価する試験である;寸法変化とは、
JIS A5705に基づく加熱による長さ変化の試験
である(ただし、試料は30.3cm角に切断後測定。表
に実測値を示す);耐目地スキとは、JIS A570
5に基づく熱膨張率測定及び試料寸法の経日変化を合わ
せて評価する試験である(熱膨張率は10-4以下が望ま
しい);人体帯電圧とは、JIS L1021に基づい
てストロール法に準じて20℃、40%の恒温恒湿条件
下で試料上で試験者が実歩行する際の帯電圧を実測する
試験である(帯電圧1000V以下が望ましい);椅子
しごきとは、安田精機製椅子脚輪試験機を使用して直径
7.5cmの鉄輪3個に対して全荷重120kgを加え、3
種試料を貼付したテーブルを9.3rpm、鉄輪を装着した
キャスターを25rpmで回転、10分毎に反転させて試
料のふくれ具合を観察し、いずれかの試料がふくれ始め
た時点で終了する試験である;フリーアクセス適応性と
は、上記試験結果の総合評価から得られたフリーアクセ
スフロアに対する適応性である。
【0035】以上の結果から、明らかなように、実施例
1および実施例2のタイルでは寸法安定性が優れ、反り
が生じず目地すきもなく、特にフリーアクセスフロアに
置き敷きだけで快適に使用することができる床タイルが
得られた。一方、比較例のタイルでは、寸法安定性は実
施例1、実施例2よりも劣り、椅子によるしごきには非
常に弱いことが示された。更に、実施例2では、スリ足
での帯電防止効果が980Vで良好であった。一方、比
較例では、スリ足で3200Vの静電気が発生し、本発
明より帯電防止効果が劣るタイルであることは明らかで
ある。
【0036】このように、本発明は、反り、目地スキ、
椅子によるしごきによる膨れのないフリーアクセスフロ
アの被覆に最適な置き敷きタイルを提供するものであ
り、フリーアクセスフロアやOA床に適した耐久性のあ
る床材が初めて得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の置き敷きタイルの一部分を
示す模式的断面図である。
【図2】 図2は、本発明の置き敷きタイルの施工状態
を示す模式的平面図である。
【符号の説明】
1…模様層、2…透明耐摩耗層、3…装飾層、4…上部
補強層、5…下部補強層、6…繊維布、7…補強部、8
…発泡樹脂層、9…バランスシート、10…置き敷きタ
イル、20…フリーアクセスフロア、21,21’…目
地、22…置き敷きタイル、23…目地。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−144061(JP,A) 特開 昭61−142248(JP,A) 特開 昭62−196147(JP,A) 実開 昭59−44799(JP,U) 実開 平2−40529(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が透明耐摩耗層で覆われた模様層を有
    して成る装飾層、 上部補強層および下部補強層ならびに上部補強層と下部
    補強層とにより挾まれた繊維布を有して成り、繊維布に
    は上部補強層または下部補強層を構成する樹脂が含浸さ
    れている、該装飾層の下に存在する補強部、 補強部の下に存在する発泡樹脂層、ならびに該発泡樹脂
    層下に存在するバランスシートが積層されて成り、上部
    補強層より上のタイル部分の厚さと繊維布より下のタイ
    ル部分の厚さの割合が25:75〜45:55であるこ
    とを特徴とする置き敷きタイル。
  2. 【請求項2】装飾層、補強部、発泡樹脂層およびバラン
    スシートの少なくとも1つが帯電防止性である請求項1
    記載のタイル。
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