JP2611701B2 - 自動変速機の変速装置 - Google Patents
自動変速機の変速装置Info
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- JP2611701B2 JP2611701B2 JP3016591A JP3016591A JP2611701B2 JP 2611701 B2 JP2611701 B2 JP 2611701B2 JP 3016591 A JP3016591 A JP 3016591A JP 3016591 A JP3016591 A JP 3016591A JP 2611701 B2 JP2611701 B2 JP 2611701B2
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- Japan
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- lever
- automatic transmission
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の変速装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の変速装置としては、
例えば特開平1−76820号公報に記載されたものと
同様な図3に示すようなものがある。
例えば特開平1−76820号公報に記載されたものと
同様な図3に示すようなものがある。
【0003】エンジンに直結された自動変速機1は、マ
ニュアルバルブに連結されたセレクトレンジレバー3の
回転位置に応じてシフトレンジが切換えられるようにな
っている。
ニュアルバルブに連結されたセレクトレンジレバー3の
回転位置に応じてシフトレンジが切換えられるようにな
っている。
【0004】一方、ステアリングコラムに取付けられた
操作部5にはパーキング:P、リバース:R、ニュート
ラル:N、ドライブ:D、2速:2、1速:1等のシフ
トレンジを指示するためのセレクトスイッチ7が配列さ
れ、これらのスイッチを選択的に操作することにより操
作部5から対応するシフト指示信号が発せられる。
操作部5にはパーキング:P、リバース:R、ニュート
ラル:N、ドライブ:D、2速:2、1速:1等のシフ
トレンジを指示するためのセレクトスイッチ7が配列さ
れ、これらのスイッチを選択的に操作することにより操
作部5から対応するシフト指示信号が発せられる。
【0005】シフトコントロールユニット9はこのシフ
ト指示を受けて作動指示信号を発し、ステップモータ1
1が、作動指示信号に応答してモータレバー13および
ケーブル15を介して自動変速機1のセレクトレンジレ
バー3を、指示されたシフトポジションまで回動させ
る。この回動位置はインヒビタスイッチ17で検出さ
れ、その結果シフトレンジ検出信号がシフトコントロー
ルユニット9へフィードバックされる。
ト指示を受けて作動指示信号を発し、ステップモータ1
1が、作動指示信号に応答してモータレバー13および
ケーブル15を介して自動変速機1のセレクトレンジレ
バー3を、指示されたシフトポジションまで回動させ
る。この回動位置はインヒビタスイッチ17で検出さ
れ、その結果シフトレンジ検出信号がシフトコントロー
ルユニット9へフィードバックされる。
【0006】また、シフトコントロールユニット9には
自動車の車速信号19、エンジン回転信号21、ブレー
キ信号23、スロットル開度信号25、スロットル全閉
信号27、イグニッションキー位置信号29等からの信
号が入力されてシフト制御に供される。
自動車の車速信号19、エンジン回転信号21、ブレー
キ信号23、スロットル開度信号25、スロットル全閉
信号27、イグニッションキー位置信号29等からの信
号が入力されてシフト制御に供される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動変速機の変速装置において、ステップモータ
11はコスト、重量、設置スペース等の観点からその大
きさが制限される。
従来の自動変速機の変速装置において、ステップモータ
11はコスト、重量、設置スペース等の観点からその大
きさが制限される。
【0008】一方、自動変速機1では、Pポジションに
おいて、ラッチがギヤに機械的に結合するロック機構が
設けられているため、他のポジションからPポジション
へ、またはPポジションから他のポジションへシフトす
るときの変速用トルクは他のポジション間での変速用ト
ルクの約2倍を必要とする。特に、坂道においてはタイ
ヤ側からギヤが逆駆動されるので、ロック機構によるロ
ック力が一層強くなり、さらに大きな変速用トルクを必
要とする。
おいて、ラッチがギヤに機械的に結合するロック機構が
設けられているため、他のポジションからPポジション
へ、またはPポジションから他のポジションへシフトす
るときの変速用トルクは他のポジション間での変速用ト
ルクの約2倍を必要とする。特に、坂道においてはタイ
ヤ側からギヤが逆駆動されるので、ロック機構によるロ
ック力が一層強くなり、さらに大きな変速用トルクを必
要とする。
【0009】このような状況下において、小型のステッ
プモータ11により十分な変速用トルクを得るために
は、モータレバー13を短く、セレクトレバー3を長く
するという相対的な関係にすればよく、ステップモータ
11の小さな駆動トルクが増幅されて自動変速機1のマ
ニュアルバルブを切換えることができる。
プモータ11により十分な変速用トルクを得るために
は、モータレバー13を短く、セレクトレバー3を長く
するという相対的な関係にすればよく、ステップモータ
11の小さな駆動トルクが増幅されて自動変速機1のマ
ニュアルバルブを切換えることができる。
【0010】反面、ステップモータ11の作動をモータ
レバー13、ケーブル15およびセレクトレンジレバー
3からなるリンク機構を介して自動変速機1のマニュア
ルバルブへ伝えるため、操作部5からシフト指示信号を
発した後、自動変速機1のシフトが完了するまでにタイ
ムラグ(約0.7秒)があり、これが例えば1秒以上に
なると運転者が違和感を感じることになる。
レバー13、ケーブル15およびセレクトレンジレバー
3からなるリンク機構を介して自動変速機1のマニュア
ルバルブへ伝えるため、操作部5からシフト指示信号を
発した後、自動変速機1のシフトが完了するまでにタイ
ムラグ(約0.7秒)があり、これが例えば1秒以上に
なると運転者が違和感を感じることになる。
【0011】従って、上記のようにモータレバー13を
短く、セレクタレンジレバー3を長くすると、変速用ト
ルクは坂道等においてもラッチを外すに十分なものを得
られるが、逆にステップモータ11の回転量が増加する
ため、前記シフト完了までのタイムラグが1秒を越える
恐れがある。
短く、セレクタレンジレバー3を長くすると、変速用ト
ルクは坂道等においてもラッチを外すに十分なものを得
られるが、逆にステップモータ11の回転量が増加する
ため、前記シフト完了までのタイムラグが1秒を越える
恐れがある。
【0012】そこでこの発明は、必要時にレバー比を変
えることにより小型のアクチュエータを用いながら変速
用トルクを増大させることができ、しかもシフト完了ま
でのタイムラグの増大を抑制し得る自動変速機の変速装
置の提供を目的とする。
えることにより小型のアクチュエータを用いながら変速
用トルクを増大させることができ、しかもシフト完了ま
でのタイムラグの増大を抑制し得る自動変速機の変速装
置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、操作部からのシフト指示を受けて対応す
る作動指示を発するシフトコントロールユニットと、こ
の作動指示により自動変速機のシフトレンジを切換える
アクチュエータと、このアクチュエータに設けられてア
クチュエータにより回転駆動される第1のレバーと、前
記自動変速機側に設けられてシフトレンジ切換えのため
に回転する第2のレバーと、両レバーを相互に連動連結
する連結部材とを備えてなる自動変速機の変速装置にお
いて、前記アクチュエータから前記自動変速機に伝わる
変速用トルクを増大させるよう前記第1,第2のレバー
の相対長さを調節する調節手段を設け、前記操作部から
のシフト指示があったことを検出するシフト指示検出手
段を設け、前記シフト指示に応じてシフトレンジを切換
える動作が行なわれたか否かを検出する切換検出手段を
設け、前記シフト指示検出手段が検出してからの時間を
カウントするタイマを設け、該タイマによる時間が設定
時間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切
換え動作が行われていないとき前記調節手段を作動させ
る制御手段を設けたことを特徴とする。
にこの発明は、操作部からのシフト指示を受けて対応す
る作動指示を発するシフトコントロールユニットと、こ
の作動指示により自動変速機のシフトレンジを切換える
アクチュエータと、このアクチュエータに設けられてア
クチュエータにより回転駆動される第1のレバーと、前
記自動変速機側に設けられてシフトレンジ切換えのため
に回転する第2のレバーと、両レバーを相互に連動連結
する連結部材とを備えてなる自動変速機の変速装置にお
いて、前記アクチュエータから前記自動変速機に伝わる
変速用トルクを増大させるよう前記第1,第2のレバー
の相対長さを調節する調節手段を設け、前記操作部から
のシフト指示があったことを検出するシフト指示検出手
段を設け、前記シフト指示に応じてシフトレンジを切換
える動作が行なわれたか否かを検出する切換検出手段を
設け、前記シフト指示検出手段が検出してからの時間を
カウントするタイマを設け、該タイマによる時間が設定
時間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切
換え動作が行われていないとき前記調節手段を作動させ
る制御手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成によれば必要時にアクチュエータ側の
第1のレバーと自動変速機側の第2のレバーとの相対長
さを変え、アクチュエータから自動変速機のマニュアル
バルブに伝わる変速用トルクを増大させることができ
る。また、通常時は前記レバー相互の相対長さは変えら
れないため、アクチュエータの操作量も増大せず、シフ
ト完了までのタイムラグ増大を抑制できる。
第1のレバーと自動変速機側の第2のレバーとの相対長
さを変え、アクチュエータから自動変速機のマニュアル
バルブに伝わる変速用トルクを増大させることができ
る。また、通常時は前記レバー相互の相対長さは変えら
れないため、アクチュエータの操作量も増大せず、シフ
ト完了までのタイムラグ増大を抑制できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0016】図1はこの発明の一実施例に係る自動変速
機の変速装置の構成図を示すもので、基本的な構成は図
3と同様であり、自動変速機1はセレクトレンジレバー
3の回動位置に応じてマニュアルバルブが切換えられ、
シフトレンジの切換えが行われる。
機の変速装置の構成図を示すもので、基本的な構成は図
3と同様であり、自動変速機1はセレクトレンジレバー
3の回動位置に応じてマニュアルバルブが切換えられ、
シフトレンジの切換えが行われる。
【0017】すなわち、操作部5によりパーキング:
P、リバース:R、ニュートラル:N、ドライブ:D、
2速:2、1速:1等のシフトポジションへ選択的に操
作して意図する走行レンジへシフト指示を与えると、例
えばシフトポジション検出器等の電気信号をシフトコン
トロールユニット9で処理して作動指示信号を発し、ア
クチュエータとしてのステップモータ11がこの作動指
示信号に応答して図1のP、R、N、D、2、1のいず
れかの位置へ回動する。この回動によりモータレバー1
3およびケーブル15を介して自動変速機1のセレクト
レンジレバー3が指示されたシフトポジションまで回動
してマニュアルバルブを切換え、シフトレンジが切換わ
る。そして、この実施例において、モータレバー13は
第1のレバー、セレクトレンジレバー3は第2のレバ
ー、ケーブル15は連結部材を構成している。また、シ
フトポジション検出器等及びシフトコントロールユニッ
ト9は操作部5からのシフト指示があったことを検出す
るシフト指示検出手段を構成している。
P、リバース:R、ニュートラル:N、ドライブ:D、
2速:2、1速:1等のシフトポジションへ選択的に操
作して意図する走行レンジへシフト指示を与えると、例
えばシフトポジション検出器等の電気信号をシフトコン
トロールユニット9で処理して作動指示信号を発し、ア
クチュエータとしてのステップモータ11がこの作動指
示信号に応答して図1のP、R、N、D、2、1のいず
れかの位置へ回動する。この回動によりモータレバー1
3およびケーブル15を介して自動変速機1のセレクト
レンジレバー3が指示されたシフトポジションまで回動
してマニュアルバルブを切換え、シフトレンジが切換わ
る。そして、この実施例において、モータレバー13は
第1のレバー、セレクトレンジレバー3は第2のレバ
ー、ケーブル15は連結部材を構成している。また、シ
フトポジション検出器等及びシフトコントロールユニッ
ト9は操作部5からのシフト指示があったことを検出す
るシフト指示検出手段を構成している。
【0018】なお、前記セレクトレンジレバー3の回動
位置はインヒビタスイッチ17で検出され、その結果シ
フトレンジ検出信号がシフトコントロールユニット9へ
フィードバックされる。従って、インヒビタスイッチ1
7はシフト指示に応じてシフトレンジを切換える動作が
行なわれたか否かを検出する切換検出手段を構成してい
る。
位置はインヒビタスイッチ17で検出され、その結果シ
フトレンジ検出信号がシフトコントロールユニット9へ
フィードバックされる。従って、インヒビタスイッチ1
7はシフト指示に応じてシフトレンジを切換える動作が
行なわれたか否かを検出する切換検出手段を構成してい
る。
【0019】また、シフトコントロールユニット9に
は、アクチュエータ11に作動指示信号が発せられても
自動変速機1が変速されないとき、運転者に知らせるた
めの警報装置31が接続されている。
は、アクチュエータ11に作動指示信号が発せられても
自動変速機1が変速されないとき、運転者に知らせるた
めの警報装置31が接続されている。
【0020】一方、この実施例においては、モータレバ
ー13に、必要時にステップモータ11から自動変速機
1に伝わる変速用トルクを増大させるようセレクトレン
ジレバー3とモータレバー13との相対長さを調節する
調節手段30が設けられている。すなわち、ケーブル1
5の一端を連結した円形駒状の移動部材33がモータレ
バー13の溝13aに沿って移動可能に設けられ、移動
部材33の移動に伴ってケーブル15のモータレバー1
3に対する連結位置がステップモータ11の中心方向又
は外側方向へ移動可能に構成されている。前記移動部材
33はスプリング35によってステップモータ11の外
側方向に付勢され、常時は外側位置aの状態にある。移
動部材33は外側位置aでモータレバー13に取付けら
れたソレノイド37のソレノイドピン39に当接してい
る。
ー13に、必要時にステップモータ11から自動変速機
1に伝わる変速用トルクを増大させるようセレクトレン
ジレバー3とモータレバー13との相対長さを調節する
調節手段30が設けられている。すなわち、ケーブル1
5の一端を連結した円形駒状の移動部材33がモータレ
バー13の溝13aに沿って移動可能に設けられ、移動
部材33の移動に伴ってケーブル15のモータレバー1
3に対する連結位置がステップモータ11の中心方向又
は外側方向へ移動可能に構成されている。前記移動部材
33はスプリング35によってステップモータ11の外
側方向に付勢され、常時は外側位置aの状態にある。移
動部材33は外側位置aでモータレバー13に取付けら
れたソレノイド37のソレノイドピン39に当接してい
る。
【0021】前記ソレノイド37はシフトコントロール
ユニット9へ電気的に接続されており、該シフトコント
ロールユニット9の作動指示信号によりON、OFF状
態となる。ソレノイド37は常時はOFFの状態にあ
り、ONされたときにソレノイドピン39をモータレバ
ー13に沿って突出させ、前記移動部材33をスプリン
グ35の付勢力に抗してステップモータ11の内側位置
bへ移動させる。そして、前記シフト指示検出手段が検
出してからの時間をカウントするタイマを設け、シフト
コントロールユニット9は、該タイマによる時間が設定
時間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切
換え動作が行われていないとき前記調節手段30を作動
させる制御手段を構成している。
ユニット9へ電気的に接続されており、該シフトコント
ロールユニット9の作動指示信号によりON、OFF状
態となる。ソレノイド37は常時はOFFの状態にあ
り、ONされたときにソレノイドピン39をモータレバ
ー13に沿って突出させ、前記移動部材33をスプリン
グ35の付勢力に抗してステップモータ11の内側位置
bへ移動させる。そして、前記シフト指示検出手段が検
出してからの時間をカウントするタイマを設け、シフト
コントロールユニット9は、該タイマによる時間が設定
時間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切
換え動作が行われていないとき前記調節手段30を作動
させる制御手段を構成している。
【0022】なお、この調節手段30はセレクトレンジ
レバー3側、あるいはモータレバー13及びセレクトレ
ンジレバー3の双方に設けることもできる。但し、セレ
クトレンジレバー3側では、上記実施例のような調節手
段30の構造において、移動部材33の移動のタイミン
グは逆になる。例えば、セレクトレンジレバー3に対す
るケーブル15の連結位置が常時は中心側にあり、大き
な変速トルクを必要とするときは外側となるようにす
る。
レバー3側、あるいはモータレバー13及びセレクトレ
ンジレバー3の双方に設けることもできる。但し、セレ
クトレンジレバー3側では、上記実施例のような調節手
段30の構造において、移動部材33の移動のタイミン
グは逆になる。例えば、セレクトレンジレバー3に対す
るケーブル15の連結位置が常時は中心側にあり、大き
な変速トルクを必要とするときは外側となるようにす
る。
【0023】つぎに、上記一実施例の作用を図2のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
ーチャートに基づいて説明する。
【0024】(a) 通常のレバー比の場合 このフローチャートはイグニッションスイッチONによ
って実行され、通常の変速時にはケーブル15の移動部
材33はステップモータ11に対して外側位置a(図1
における実線位置)にある。従って、変速トルクの増大
はないが、モータレバー13の少ない回転で、セレクト
レンジレバー3を大きく動かすことができ、ステップモ
ータ11の回転に対するマニュアルバルブの切換え応答
が早く、乗員は違和感を感ずることがない。
って実行され、通常の変速時にはケーブル15の移動部
材33はステップモータ11に対して外側位置a(図1
における実線位置)にある。従って、変速トルクの増大
はないが、モータレバー13の少ない回転で、セレクト
レンジレバー3を大きく動かすことができ、ステップモ
ータ11の回転に対するマニュアルバルブの切換え応答
が早く、乗員は違和感を感ずることがない。
【0025】すなわち、ステップS1で操作部5の変速
操作が行われたか否かが判断され、変速操作が行われる
とタイマがリセット(T=0)された後(ステップS
2)作動する。シフトコントロールユニット9から作動
指示信号を発し、ステップモータ11をこの作動指示信
号に応答して回動させる(ステップS4)。この回動に
より、モータレバー13、ケーブル15を介して自動変
速機1のセレクトレンジレバー3が指示されたシフトポ
ジションまで回動しているか否かをインヒビタスイッチ
17で検出されるシフトレンジ信号を用いて判断する。
シフト指示信号とシフトレンジ信号とが一致している場
合はステップS6へ移行し、ステップモータ11は停止
する。
操作が行われたか否かが判断され、変速操作が行われる
とタイマがリセット(T=0)された後(ステップS
2)作動する。シフトコントロールユニット9から作動
指示信号を発し、ステップモータ11をこの作動指示信
号に応答して回動させる(ステップS4)。この回動に
より、モータレバー13、ケーブル15を介して自動変
速機1のセレクトレンジレバー3が指示されたシフトポ
ジションまで回動しているか否かをインヒビタスイッチ
17で検出されるシフトレンジ信号を用いて判断する。
シフト指示信号とシフトレンジ信号とが一致している場
合はステップS6へ移行し、ステップモータ11は停止
する。
【0026】ステップS5で両者が一致していない場合
にはステップS7へ移行し、操作部5を変速操作してか
ら所定時間(T=100)が経過したか否かが判断され
る。所定時間を経過していない場合はステップS3へ戻
り、ステップモータ11の駆動を続行する。
にはステップS7へ移行し、操作部5を変速操作してか
ら所定時間(T=100)が経過したか否かが判断され
る。所定時間を経過していない場合はステップS3へ戻
り、ステップモータ11の駆動を続行する。
【0027】(b) 変速用トルク増大のレバー比の場合 ステップS7において、所定時間が経過している場合に
はステップS8へ移行し、ステップモータ11を停止す
る。つぎに、ステップS9でシフトコントロールユニッ
ト9から作動指示信号を発し、ソレノイド37をONに
する。ソレノイド37のONにより、ソレノイドピン3
9が突出し移動部材33をスプリング35の付勢力に抗
してステップモータ11の中心方向へ移動させて内側位
置b(図1における点線位置)へ位置させる。そして、
カウントを継続(ステップS10)するとともに、シフ
トコントロールユニット9からの作動指示信号によりス
テップモータ11が回動され、モータレバー13、ケー
ブル15を介して自動変速機1のセレクトレンジレバー
3を指示されたシフトポジションまで回動させる(ステ
ップS11)。このときは、ケーブル15のモータレバ
ー13に対する連結位置がステップモータ11の中心に
近い位置にあるから、より大きな変速用トルクがマニュ
アルバルブに伝えられ、例えば坂道駐車等においてPか
らDに切換える際、ラッチをギヤから円滑に外してシフ
トすることができる。
はステップS8へ移行し、ステップモータ11を停止す
る。つぎに、ステップS9でシフトコントロールユニッ
ト9から作動指示信号を発し、ソレノイド37をONに
する。ソレノイド37のONにより、ソレノイドピン3
9が突出し移動部材33をスプリング35の付勢力に抗
してステップモータ11の中心方向へ移動させて内側位
置b(図1における点線位置)へ位置させる。そして、
カウントを継続(ステップS10)するとともに、シフ
トコントロールユニット9からの作動指示信号によりス
テップモータ11が回動され、モータレバー13、ケー
ブル15を介して自動変速機1のセレクトレンジレバー
3を指示されたシフトポジションまで回動させる(ステ
ップS11)。このときは、ケーブル15のモータレバ
ー13に対する連結位置がステップモータ11の中心に
近い位置にあるから、より大きな変速用トルクがマニュ
アルバルブに伝えられ、例えば坂道駐車等においてPか
らDに切換える際、ラッチをギヤから円滑に外してシフ
トすることができる。
【0028】つぎに、ステップS12で操作部5からの
シフト指示信号とインヒビタスイッチ17で検出される
シフトレンジ信号とが一致しているかどうかが判断され
る。そして、両者が一致している場合はステップモータ
11を停止する(ステップS13)とともに、ソレノイ
ド37をOFFにする(ステップS14)。ソレノイド
37をOFFにするとスプリング35の付勢力によって
移動部材33が外側aに戻る。
シフト指示信号とインヒビタスイッチ17で検出される
シフトレンジ信号とが一致しているかどうかが判断され
る。そして、両者が一致している場合はステップモータ
11を停止する(ステップS13)とともに、ソレノイ
ド37をOFFにする(ステップS14)。ソレノイド
37をOFFにするとスプリング35の付勢力によって
移動部材33が外側aに戻る。
【0029】ステップS12で前記両信号が一致してい
ない場合にはステップS15へ移行し、操作部5を変速
操作してから所定時間(T=400)が経過したか否か
が判断される。所定時間を経過していない場合はステッ
プS10へ戻り、ステップモータ11の駆動を続行す
る。
ない場合にはステップS15へ移行し、操作部5を変速
操作してから所定時間(T=400)が経過したか否か
が判断される。所定時間を経過していない場合はステッ
プS10へ戻り、ステップモータ11の駆動を続行す
る。
【0030】また、所定時間が経過している場合にはス
テップS16へ移行しステップモータ11を停止すると
ともに、ステップS17で警報装置31から警報を発
し、シフトチェンジができないことを運転者に知らせ
る。この場合、ステップS10〜S15の処理を自動的
に数回繰返し、ステップモータ11による変速チャレン
ジを自動的に数回行なわせる構成にすることも可能であ
る。尚、この実施例ではステップモータ11の側でレバ
ーの相対長さを変えたが自動変速機1の側でレバーの相
対長さを変えることができる。この場合は、レバーの相
対長さのとり方が本実施例と逆に大トルクが必要な時は
レバーの長さを長くする必要がある。
テップS16へ移行しステップモータ11を停止すると
ともに、ステップS17で警報装置31から警報を発
し、シフトチェンジができないことを運転者に知らせ
る。この場合、ステップS10〜S15の処理を自動的
に数回繰返し、ステップモータ11による変速チャレン
ジを自動的に数回行なわせる構成にすることも可能であ
る。尚、この実施例ではステップモータ11の側でレバ
ーの相対長さを変えたが自動変速機1の側でレバーの相
対長さを変えることができる。この場合は、レバーの相
対長さのとり方が本実施例と逆に大トルクが必要な時は
レバーの長さを長くする必要がある。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の構成によれば、シフト指示があったときから設定時
間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切換
え動作が行なわれない時のレバーの相対長さの調節によ
り、アクチュエータを大型化することなく変速用トルク
を増大させることができる。従って、大きな変速用トル
クを必要とするパーキングレンジ等での切換えを円滑に
行なわせることができる。しかも、レバーの相対長さを
戻せばアクチュエータの操作量を小さくすることがで
き、シフト完了までのタイムラグの増大を抑制できる。
明の構成によれば、シフト指示があったときから設定時
間を上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切換
え動作が行なわれない時のレバーの相対長さの調節によ
り、アクチュエータを大型化することなく変速用トルク
を増大させることができる。従って、大きな変速用トル
クを必要とするパーキングレンジ等での切換えを円滑に
行なわせることができる。しかも、レバーの相対長さを
戻せばアクチュエータの操作量を小さくすることがで
き、シフト完了までのタイムラグの増大を抑制できる。
【図1】この発明の一実施例に係る自動変速機のシフト
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図2】図1の構成に基づくフローチャートである。
【図3】従来例による自動変速機のシフト装置の構成図
である。
である。
1 自動変速機 3 セレクトレンジレバー(第2のレバー) 5 操作部 9 シフトコントロールユニット 11 ステップモータ(アクチュエータ) 13 モータレバー(第2のレバー) 15 ケーブル(連続部材) 33 移動部材(調節手段) 35 スプリング(調節手段) 37 ソレノイド(調節手段) 39 ソレノイドピン(調節手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 操作部からのシフト指示を受けて対応す
る作動指示を発するシフトコントロールユニットと、こ
の作動指示により自動変速機のシフトレンジを切換える
アクチュエータと、このアクチュエータに設けられてア
クチュエータにより回転駆動される第1のレバーと、前
記自動変速機側に設けられてシフトレンジ切換えのため
に回転する第2のレバーと、両レバーを相互に連動連結
する連結部材とを備えてなる自動変速機の変速装置にお
いて、前記アクチュエータから前記自動変速機に伝わる
変速用トルクを増大させるよう前記第1,第2のレバー
の相対長さを調節する調節手段を設け、 前記操作部からのシフト指示があったことを検出するシ
フト指示検出手段を設け、 前記シフト指示に応じてシフトレンジを切換える動作が
行なわれたか否かを検出する切換検出手段を設け、 前記シフト指示検出手段が検出してからの時間をカウン
トするタイマを設け、該タイマによる時間が設定時間を
上回ってもシフト指示に応じたシフトレンジの切換え動
作が行われていないとき前記調節手段を作動させる制御
手段を設けたことを特徴とする自動変速機の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016591A JP2611701B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動変速機の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016591A JP2611701B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動変速機の変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04272573A JPH04272573A (ja) | 1992-09-29 |
JP2611701B2 true JP2611701B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12296144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3016591A Expired - Fee Related JP2611701B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動変速機の変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611701B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147598A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Aisin Aw Co Ltd | レンジ切替駆動部のフェール判定装置及びフェール判定方法 |
KR100680834B1 (ko) * | 2005-11-25 | 2007-02-08 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기용 파킹장치 |
JP2013217396A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Sanwa Seiki Co Ltd | 変速操作用倍力装置 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3016591A patent/JP2611701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04272573A (ja) | 1992-09-29 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |