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JP2608499B2 - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JP2608499B2
JP2608499B2 JP34325391A JP34325391A JP2608499B2 JP 2608499 B2 JP2608499 B2 JP 2608499B2 JP 34325391 A JP34325391 A JP 34325391A JP 34325391 A JP34325391 A JP 34325391A JP 2608499 B2 JP2608499 B2 JP 2608499B2
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Japan
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group
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hair
surfactant
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佐保子 山科
潤 亀谷
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャンプー組成物に関
し、さらに詳細には皮膚に対して温和で、洗髪時、すす
ぎ時にきしみがなく、柔らかくなめらかで、かつ乾燥後
の髪のパサツキを防止し、しっとりさせる効果の優れた
シャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプー基剤用の界面活性剤と
してアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアル
キル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤
が広く用いられてきた。ところがこれらの界面活性剤
は、程度の差はあるがいずれも皮膚刺激性を有し、連用
すると皮膚を荒らすという欠点があった。これに対し、
アミドアミン型両性界面活性剤は皮膚や眼粘膜に対する
刺激性が低く極めて温和な界面活性剤であることが知ら
れており、最近では、例えば特開昭63−128100
号公報のような汎用性の高いアミドアミン型両性界面活
性剤が、アニオン性界面活性剤に代って、シャンプー基
剤用の活性剤として利用され始めている。しかしなが
ら、アミドアミン型両性界面活性剤を基剤としたシャン
プーにコンディショニング性を付与させるため、従来コ
ンディショニング剤として用いられているカチオン性ポ
リマーを添加すると、洗髪時、すすぎ時のしっとり感、
柔らかさはある程度付与されるものの、毛髪を乾燥させ
る過程で不快なべたつきを生じたり、乾燥につれ、カチ
オン性ポリマーと界面活性剤のコンプレックスが固化
し、ごわつきを生じるなど、乾燥後の髪に充分な好まし
い感触を付与するには至らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はアミドアミン型両性界面活性剤の低刺激という特性を
生かしつつ、洗髪時からすすぎ、さらには乾燥後に至る
まで、すべての過程で良好な感触のシャンプー組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる実状において、本
発明者らは鋭意研究を行なった結果、アミドアミン型両
性界面活性剤及びアミンオキサイド型界面活性剤を主洗
浄活性成分とする系にカチオン性ポリマーを配合したシ
ャンプー組成物は、洗髪時からすすぎ時の髪のきしみの
なさ、柔らかさが向上し、乾燥過程及び乾燥後に至るま
ですべての過程で、髪になめらかでしっとりとした感触
を付与でき、しかも皮膚に対する刺激性が低いことを見
出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は(A)アミドアミン型
両性界面活性剤、(B)アミンオキサイド型界面活性剤
及び(C)カチオン性ポリマーを含有し、アニオン性界
面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤よ
り選ばれる1種又は2種以上からなる洗浄活性成分の5
0重量%以上がアミドアミン型両性界面活性剤及びアミ
ンオキサイド型界面活性剤であることを特徴とするシャ
ンプー組成物を提供するものである。
【0006】本発明に用いられる(A)成分のアミドア
ミン型両性界面活性剤としては、例えば下記一般式
(1)又は(2)で表わされる化合物が好ましい。
【0007】
【化1】
【0008】これらのうち、一般式(1)で表わされる
ものの好ましい具体例としては、N−ラウロイル−N’
−カルボキシメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)
エチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシ
エチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジア
ミン、N−ミリストイル−N’−カルボキシメチル−
N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N
−ミリストイル−N’−カルボキシエチル−N’−(2
−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−パルミト
イル−N’−カルボキシメチル−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)エチレンジアミン、N−パルミトイル−N’
−カルボキシエチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)
エチレンジアミン等及びこれらの塩が挙げられる。
【0009】また、一般式(2)で表わされるものの好
ましい具体例としては、N−ラウロイル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)−N’−カルボキシメチルエチレンジ
アミン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N’,N’−ビス(カルボキシメチル)エチレン
ジアミン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレン
ジアミン、N−ミリストイル−N−(2−ヒドロキシエ
チル)−N’−カルボキシメチルエチレンジアミン、N
−ミリストイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−
N’,N’−ビス(カルボキシメチル)エチレンジアミ
ン、N−ミリストイル−N−(2−ヒドロキシエチル)
−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレンジア
ミン、N−パルミトイル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N’−カルボキシメチルエチレンジアミン、N−
パルミトイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N’,
N’−ビス(カルボキシメチル)エチレンジアミン、N
−パルミトイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−
N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレンジアミ
ン及びこれらの塩等が挙げられる。
【0010】塩としてはナトリウム塩等のアルカリ金属
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエタ
ノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、さらにはア
ンモニウム塩が挙げられる。この中で特に好ましいのは
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩である。また、
これらの塩を用いた場合、夾雑物として無機塩類を含み
やすいが、これらの無機塩の一部又は全部を除き、夾雑
物無機塩類が1重量%(以下、単に%で示す)以下とな
るように脱塩したアミドアミン型両性界面活性剤を用い
るのが好ましい。
【0011】脱塩したアミドアミン型両性界面活性剤は
溶媒抽出、電気透析その他の方法で調製することができ
るが、特に、下記一般式(1a)で示される2級アミド
アミノ酸をアンモニウムもしくはトリエタノールアミン
の塩とし、夾雑無機塩量が1%以下となるよう調製した
ものは水溶性で濃厚無機溶液に不溶な高分子を容易に
0.05〜10%配合できるので特に好ましい。
【0012】
【化2】
【0013】ここでいう水溶性で濃厚塩溶液に不溶な高
分子とは、(C)成分であるカチオン性ポリマーだけで
なく、アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシビニルポリマー等の増粘性を示すアニオン性ポリ
マー、さらにはヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオ
キシド等の増粘性、皮膚、毛髪の感触向上効果を示す非
イオン性ポリマーをいう。
【0014】本発明に使用されるアミドアミン型両性界
面活性剤の合成例については、たとえば、特開昭60−
115512号公報中に記載されている。
【0015】(B)成分のアミンオキサイド型界面活性
剤としては、例えば次の一般式(3)又は(4)で表わ
される化合物が好ましい。
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】これらのアミンオキサイド型界面活性剤
(B)の具体例としては、ラウリルジメチルアミンオキ
サイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、ステア
リルジメチルアミンオキサイド、オレイルジメチルアミ
ンオキサイド、ベヘニルジメチルアミンオキサイド、2
−ヘキシルデシルジメチルアミンオキサイド、N−ココ
イルアミノエチルジメチルアミンオキサイド、ヘキシル
オキシエチルジメチルアミンオキサイド、ジデシルメチ
ルアミンオキサイド、ジラウリルメチルアミンオキサイ
ド、ジミリスチルメチルアミンオキサイド等が挙げられ
る。
【0019】これら(A)成分及び(B)成分は、合計
で本発明シャンプー組成物中の洗浄活性成分の50%以
上配合することが必要である。(A)成分及び(B)成
分の量が、洗浄活性成分の50%未満の場合には、本発
明の効果、特に乾燥後のしっとり感の付与効果を充分に
奏さない。さらに、これらの(A)成分及び(B)成分
の合計量は洗浄活性成分の60%以上であることが好ま
しい。ここで洗浄活性成分とは、シャンプーにおいて洗
浄力を発揮する成分をいい、これは(A)成分及び
(B)成分を含むアニオン性界面活性剤、両性界面活性
剤及び非イオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種
以上よりなるものである。
【0020】また、これら(A)成分と(B)成分の配
合比は、特に限定されないが、泡立ち性、乾燥後の感触
等を考慮すると重量比で(A)/(B)=95/5〜1
0/90、特に90/10〜50/50が好ましい。さ
らに、シャンプー組成物全量に対して(A)成分は1〜
30%、(B)成分は0.5〜15%の範囲で配合する
のが好ましい。
【0021】本発明で用いられる(C)成分のカチオン
性ポリマーは、ポリマー鎖に結合したアミノ基又はアン
モニウム基を含むか、又は少なくともジメチルジアリル
アンモニウムハライドを構成単位として含む水溶性のも
のであり、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオ
ン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級
アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ポリグリコ
ールポリアミン縮合物及び4級化ポリビニルピロリドン
誘導体などが挙げられる。
【0022】カチオン化セルロース誘導体としては例え
ば次の一般式(5)で表わされるものが好ましい。
【0023】
【化5】
【0024】(5)式中、Gはアンヒドログルコース単
位の残基を示し、aは50〜20000の整数であり、
各R12は、それぞれ次の一般式(6)で表わされる置換
基を示す。
【0025】
【化6】
【0026】R13,R14,R15:同じか又は異なってお
り、炭素数10までのアルキル基、アリール基、アラル
キル基又は式中の窒素原子を含んで複素環を形成しても
よい。 X1:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表わす。
【0027】カチオン化セルロースのカチオン置換度
は、0.01〜1、即ちアンヒドログルコース単位あた
りのc平均値は、0.01〜1、好ましくは0.02〜
0.5が好ましい。また、b+dの合計は平均1〜3で
ある。置換度は、0.01以下では十分でなく、また1
以上でもかまわないが反応収率の点より1以下が好まし
い。ここで用いるカチオン性セルロースの分子量は約1
0万〜300万の間である。
【0028】カチオン性澱粉としては次の一般式(7)
で表わされるものが好ましい。
【0029】
【化7】
【0030】(7)式中、D:澱粉残基 R16:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R17,R18,R19:同じか又は異なっており、炭素数1
0以下のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式
中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。 X2:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) e:正の整数
【0031】カチオン性澱粉のカチオン置換度は0.0
1〜1、即ち無水グルコース単位当り0.01〜1個、
好ましくは0.02〜0.5個のカチオン基が導入され
たものが好ましい。置換度が0.01以下では十分でな
く、また1以上でもかまわないが反応収率の点より1以
下が好ましい。
【0032】カチオン化グアーガム誘導体としては、次
の一般式(8)で表わされるものが好ましい。
【0033】
【化8】
【0034】(8)式中、E:グアーガム残基 R20:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R21,R22,R23:同じか又は異なっており、炭素数1
0以下のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式
中の窒素原子を含んでいて複数環を形成してもよい。 X3:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) f:正の整数
【0035】カチオン化グアーガム誘導体のカチオン置
換度は、0.01〜1、特に0.02〜0.5個のカチ
オン基が、糖単位に導入されたものが好ましい。この型
のカチオン性ポリマーは、例えば特公昭58−3564
0号、特公昭60−46158号及び特開昭58−53
996号公報に記載され、ジャグアール(セラニーズシ
ュタイン・ホール社)として市販されている。
【0036】カチオン性のジアリル4級アンモニウム塩
/アクリルアミド共重合体としては、次の一般式(9)
又は(10)で示されるものが好ましい。
【0037】
【化9】
【0038】(9)及び(10)式中、R24,R25:同
じか又は異なっており、水素、アルキル基(炭素数1〜
18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル
基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシ
アルキル基、カルボアルコキシアルキル基 R26,R27,R28,R29:同じか又は異なっており、水
素、低級アルキル基(炭素数1〜3)、フェニル基 X4:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、硝酸など) g:1〜50の整数 h:0〜50の整数 i:150〜8000の整数
【0039】ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルア
ミド共重合体の分子量としては約3万〜200万、好ま
しくは10万〜100万の範囲がよい。
【0040】4級化ポリビニルピロリドン誘導体として
は次式(11)で示されるものが好ましい。
【0041】
【化10】
【0042】(11)式中、 R30:水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 R31,R32,R33:同じか又は異なっており水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ア
ミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキ
ル基、カルボアルコキシアルキル基 Y:酸素原子又はアミド結合中のNH基 X5:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝酸等) l:1〜10の整数 j+k=20〜8000の整数
【0043】4級化ポリビニルピロリドン誘導体の分子
量としては1万〜200万、好ましくは5万〜150万
が、特によい。
【0044】上記のビニル重合体中に含まれるカチオン
性高分子に由来するカチオン性窒素の含有量はビニル重
合体に対して0.004〜0.2%、好ましくは0.0
1〜0.15%である。0.004%以下では十分に効
果がなく、0.2%以上では性能的にはよいがビニル重
合体の着色の原因にもなりまた、経済的にも不利とな
る。
【0045】ポリグリコールポリアミン縮合物としては
次式(12)で示されるものが好ましい。
【0046】
【化11】
【0047】(式中、R34,R36,R37,R39:炭素数
2〜4のヒドロキシアルキレン基 R35,R38:炭素数2〜3のアルキレン基 s,p:10〜20の整数 q:2〜4の整数 r:2〜6の整数 t:1〜50の整数 R40:炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基) さらにはアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピ
ルジエチレントリアミンの共重合物(米国サンドス社製
カルタレチン)も使用出来る。以上のような(C)成分
のカチオン性ポリマーは、単独又は二種以上を組み合わ
せて用いることができ、好ましくは全組成中に0.01
〜2%、特に好ましくは0.1〜0.8%配合される。
【0048】本発明のシャンプー組成物には、さらに次
の一般式(13)、(14)で表わされる分岐第4級ア
ンモニウム塩の一種又は二種以上を併用配合すると柔ら
かさ、なめらかさがさらに付与され、良好なコンディシ
ョニング性が得られる。
【0049】
【化12】
【0050】一般式(13)で表わされる分岐第4級ア
ンモニウム塩の特に好ましい具体例としては、炭素数8
〜16で分岐率10〜50%のアルキル基R46を有する
ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられ
る。また、一般式(14)の特に好ましい具体例として
は、2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウムク
ロリド、2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジ−2−ヘキシルデシルジメチルアンモ
ニウムクロリド、ジ−2−オクチルドデシルアンモニウ
ムクロリド等を挙げることができる。
【0051】また、本発明のシャンプー組成物には、上
記必須成分の他、シャンプー中に通常用いられる成分、
例えば、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール類、
ポリビニルアルキルエーテル類、ポリエチレンオキシド
類等の非イオン性ポリマー;高級脂肪酸塩、アルキルア
ミンオキサイド、脂肪酸アルカノールアミド、スクワレ
ン、ラノリン等の感触向上剤;プロピレングリコール、
グリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ソルビトール等の保湿剤;メチルセルロース、カル
ボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノ
ール等の粘度調整剤;パール化剤、香料、色素、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、トリクロサン、トリクロロカルバ
ン等の殺菌剤;グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフ
ェロール等の抗炎症剤;ジンクピリチオン、オクトピロ
ックス等の抗フケ剤;メチルパラベン、ブチルパラベン
等の防腐剤などを発明の効果を損なわない範囲で適宜添
加することができる。
【0052】本発明のシャンプー組成物は、例えば
(A)、(B)及び(C)成分を常法に従い、混合する
ことにより製造することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明のシャンプー組成物は起泡性や洗
浄性に優れ、しかも、洗髪時、すすぎ時の指通り、また
乾燥後の髪のすべり、柔らかさ、まとまり、くし通りな
どの各種のコンディショニング効果に優れている。また
皮膚、毛髪又は眼粘膜等に対する刺激も極めて低い。本
発明のシャンプー組成物は、特に乾燥後の感触が良好で
あるため、乾燥後の感触の低下を感じる人、例えば、髪
の細い人、ロングヘアーの人、髪の傷みが進行している
人のためのシャンプー等として利用することができる。
【0054】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0055】実施例1 下記の表1に示す組成のシャンプー組成物(pH7)を製
造し、それぞれについて起泡性及びすすぎ時、乾燥後の
髪の感触の評価を行った。 (方法)健常な日本人女性の毛髪束20g(長さ15c
m)に対して、上記のシャンプー組成物1gを塗布し、
1分間泡立てた時点での泡量(起泡性)、すすぎ時の髪
の感触(指通り、柔らかさ)について各々専門のパネラ
ー5名を使って評価した。さらに、上記の状態からタオ
ルを用いて毛髪を拭き、ドライヤーで乾燥させた後の毛
髪の感触(しっとり感)について同様に評価した。 (結果)結果を表1に示す。なお、起泡性、すすぎ時及
びドライヤーで乾燥させた後の毛髪の状態についての評
価基準は以下の通りである。起泡性 ◎:泡立ちが非常に良い。 ○:泡立ちがやや良い。 △:泡立ちがやや悪い。 ×:泡立ちが悪い。すすぎ時の指通り ◎:きしみが全くなく、指通りが非常に良い。 ○:ややきしみあり、指通りが良い。 △:弱いきしみあり、指通りがあまり良くない。 ×:きしみがやや強く、指通りが良くない。すすぎ時の柔らかさ ◎:非常に柔らかい。 ○:柔らかい。 △:ややゴワつく。 ×:ゴワつく。乾燥後のしっとり感 ◎:非常にしっとりして、指通りが良い。 ○:ややしっとりしている。 △:ややパサパサしている。 ×:パサパサしている。
【0056】
【表1】
【0057】実施例2 (重量%) N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル) −N′,N′−ビス(カルボキシエチル)エチレ ンジアミントリエタノールアミン 12.0 ラウリルジメチルアミンオキサイド 5.0 カチオン性ポリマー (マーコート100,メルク社製) 0.5 ラウリン酸モノエタノールアミド 1.0 色素,香料,防腐剤,水 バランス
【0058】実施例3 (重量%) N−ココイル−N′−カルボキシメチル−N′− (2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンナト リウム塩 15.0 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ ウム(3E.O.) 3.0 ミリスチルジメチルアミンオキサイド 2.0 エチレングリコールジステアレート 2.0 カチオン化グアーガム 0.1 ジメチルポリシロキサン(KF96(1万cs),信越化学製) 0.5 ラウリン酸ナトリウム 0.5 色素,香料,防腐剤,水 バランス
【0059】実施例4 (重量%) N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル) −N′,N′−ビス(カルボキシエチル)エチレ ンジアミンナトリウム 6.0 ラウリル硫酸アンモニウム 5.0 メチルセルロース 0.5 オクトピロックス(ヘキスト社製) 1.0 ラウリルジメチルアミンオキサイド 6.0 カチオンポリマー (ガフコート755N,ガフ社製) 0.7 EDTA−2Na 0.5 水 バランス
【0060】実施例5 (重量%) N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′ −(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン トリエタノールアミド 8.0 ポリオキシエチレン(4)ラウリルスルホコハ ク酸ジナトリウム 6.0 2−ヘキシルデシルジメチルアミンオキサイド 3.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0 カチオン性ポリマー (UCC社製,ポリマーJR−400) 0.5 セタノール 0.2 水 バランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:90)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アミドアミン型両性界面活性剤、
    (B)アミンオキサイド型界面活性剤及び(C)カチオ
    ン性ポリマーを含有し、アニオン性界面活性剤、両性界
    面活性剤及び非イオン性界面活性剤より選ばれる1種又
    は2種以上からなる洗浄活性成分の50重量%以上がア
    ミドアミン型両性界面活性剤及びアミンオキサイド型界
    面活性剤であることを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 【請求項2】 (A)アミドアミン型両性界面活性剤と
    (B)アミンオキサイド型界面活性剤の配合比が、重量
    比で(A)/(B)=95/5〜10/90である請求
    項1記載のシャンプー組成物。
JP34325391A 1991-12-25 1991-12-25 シャンプー組成物 Expired - Fee Related JP2608499B2 (ja)

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JP34325391A JP2608499B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 シャンプー組成物

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JP34325391A JP2608499B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 シャンプー組成物

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