JP2607759Y2 - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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- JP2607759Y2 JP2607759Y2 JP1993061863U JP6186393U JP2607759Y2 JP 2607759 Y2 JP2607759 Y2 JP 2607759Y2 JP 1993061863 U JP1993061863 U JP 1993061863U JP 6186393 U JP6186393 U JP 6186393U JP 2607759 Y2 JP2607759 Y2 JP 2607759Y2
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- JP
- Japan
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- brake lever
- fitting
- caliper
- rotor
- cam shaft
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
- F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
- F16D65/18—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/14—Mechanical
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/20—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
- F16D2125/22—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
- F16D2125/26—Cranks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として自動車、自動
二輪車等の車両に用いられるディスクブレーキ装置に関
するものである。
二輪車等の車両に用いられるディスクブレーキ装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図８、９に従来のディスクブレーキ装置
を示す（実開昭６２−１６３３３６号）。図中ａは車輪
と共に回転するロータで、その両側には摩擦パッドｂ
１、ｂ２が対向して配置されている。ｃはロータａ及び
摩擦パッドｂ１、ｂ２を跨ぐキャリパであり、このキャ
リパｃの後方には、図９に示すように軸受穴ｄが開設さ
れ、その中にカム軸ｅが収納されている。
を示す（実開昭６２−１６３３３６号）。図中ａは車輪
と共に回転するロータで、その両側には摩擦パッドｂ
１、ｂ２が対向して配置されている。ｃはロータａ及び
摩擦パッドｂ１、ｂ２を跨ぐキャリパであり、このキャ
リパｃの後方には、図９に示すように軸受穴ｄが開設さ
れ、その中にカム軸ｅが収納されている。
【０００３】カム軸ｅの外部露出部ｅ′には、ブレーキ
レバーｆが嵌合されナットｇにより固定されている。そ
して、このナットｇを囲繞するようにブレーキレバーｆ
を不作動方向に付勢する戻しばねｈのコイル部が配置さ
れている。軸受穴ｄとこれと直交する穴の内部には、カ
ム軸ｅと公知の間隙自動調整装置ｉにその両端を当接さ
せてプッシュロッドｊが収納され、間隙自動調整装置ｉ
は、一方の摩擦パッドｂ２の背面に当接する図示しない
ピストンと連結している。
レバーｆが嵌合されナットｇにより固定されている。そ
して、このナットｇを囲繞するようにブレーキレバーｆ
を不作動方向に付勢する戻しばねｈのコイル部が配置さ
れている。軸受穴ｄとこれと直交する穴の内部には、カ
ム軸ｅと公知の間隙自動調整装置ｉにその両端を当接さ
せてプッシュロッドｊが収納され、間隙自動調整装置ｉ
は、一方の摩擦パッドｂ２の背面に当接する図示しない
ピストンと連結している。
【０００４】以上のように構成されるため、操作ワイヤ
ｋを引くとブレーキレバーｆを介してカム軸ｅが回転
し、プッシュロツドｊが間隙自動調整装置ｉを介してピ
ストンを前進させる。そして、このピストンの前進によ
り一方の摩擦パッドｂ２がロータａに圧接し、他方の摩
擦パッドｂ１も反作用によりロータａに圧接するため、
ロータａに制動力を加えることができる。
ｋを引くとブレーキレバーｆを介してカム軸ｅが回転
し、プッシュロツドｊが間隙自動調整装置ｉを介してピ
ストンを前進させる。そして、このピストンの前進によ
り一方の摩擦パッドｂ２がロータａに圧接し、他方の摩
擦パッドｂ１も反作用によりロータａに圧接するため、
ロータａに制動力を加えることができる。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来装置には次
のような問題点がある。
のような問題点がある。
【０００６】＜イ＞ブレーキレバーｆはカム軸ｅに回転
不能に嵌合されて、ナットｇにより固定されている構造
であるから、前記嵌合部は少なくとも圧入して密嵌合さ
れておらず、そのためパーキングブレーキの繰り返し作
動や車両から受ける振動や衝撃により、嵌合箇所にヘタ
リを生じて隙間が大きくなり、これがブレーキレバーｆ
のガタとなってレバーストローク増加の一因となると共
に、耐久性に劣る。
不能に嵌合されて、ナットｇにより固定されている構造
であるから、前記嵌合部は少なくとも圧入して密嵌合さ
れておらず、そのためパーキングブレーキの繰り返し作
動や車両から受ける振動や衝撃により、嵌合箇所にヘタ
リを生じて隙間が大きくなり、これがブレーキレバーｆ
のガタとなってレバーストローク増加の一因となると共
に、耐久性に劣る。
【０００７】＜ロ＞ねじのねじれ方向により、ブレーキ
レバーｆをカム軸ｅに止めているナットｇが緩み、ブレ
ーキレバーｆが脱落するおそれがあるうえに、左右のブ
レーキ装置でねじのねじれ方向を変えなければ成らず煩
雑である。
レバーｆをカム軸ｅに止めているナットｇが緩み、ブレ
ーキレバーｆが脱落するおそれがあるうえに、左右のブ
レーキ装置でねじのねじれ方向を変えなければ成らず煩
雑である。
【０００８】＜ハ＞ナットｇを戻しばねｈのコイル部内
に位置させるため戻しばねｈのコイル外径が大きくな
る。
に位置させるため戻しばねｈのコイル外径が大きくな
る。
【０００９】＜ニ＞ナットｇを螺着するため、組付作業
が煩雑であり、部品点数が多くなる。
が煩雑であり、部品点数が多くなる。
【００１０】
【本考案の目的】本考案は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、レバーストロークの増加、
ブレーキレバーの脱落、戻しばねのコイル外径増大、ナ
ット締めによる組付作業の煩雑化及び部品点数の増加な
どの多くの問題点を解消することができるディスクブレ
ーキ装置を提供することを目的とする。
するためになされたもので、レバーストロークの増加、
ブレーキレバーの脱落、戻しばねのコイル外径増大、ナ
ット締めによる組付作業の煩雑化及び部品点数の増加な
どの多くの問題点を解消することができるディスクブレ
ーキ装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【問題を解決するための手段】即ち、本考案は、車輪と
共に回転するロータと、該ロータの両側に配置した摩擦
パッドと、前記ロータの一部外周及び前記摩擦パッドを
跨いで配置したキャリパと、該キャリパ内に収容され、
前記摩擦パッドをロータに押圧する押圧部材と、前記キ
ャリパに開設した軸受穴内に回動可能に収納されて前記
押圧部材を作動するカム軸と、該カム軸のキャリパから
の露出部に装着したブレーキレバーと、該ブレーキレバ
ーを不作動方向に付勢する戻しばねとを備えたディスク
ブレーキ装置において、前記カム軸のキャリパからの露
出部に形成した前記ブレーキレバーを嵌合する非円形の
嵌合軸部と、前記戻しばねを支持する支持部との間に段
差部を形成し、前記ブレーキレバーに穿設した非円形の
嵌合孔を前記カム軸の嵌合軸部に圧入して密嵌合し、且
つ前記カム軸の段差部と前記ブレーキレバーの嵌合孔の
両方の周縁部を前記圧入方向と同じ方向からかしめ、前
記カム軸とブレーキレバーとを固着したことを特徴とす
る、ディスクブレーキ装置である。
共に回転するロータと、該ロータの両側に配置した摩擦
パッドと、前記ロータの一部外周及び前記摩擦パッドを
跨いで配置したキャリパと、該キャリパ内に収容され、
前記摩擦パッドをロータに押圧する押圧部材と、前記キ
ャリパに開設した軸受穴内に回動可能に収納されて前記
押圧部材を作動するカム軸と、該カム軸のキャリパから
の露出部に装着したブレーキレバーと、該ブレーキレバ
ーを不作動方向に付勢する戻しばねとを備えたディスク
ブレーキ装置において、前記カム軸のキャリパからの露
出部に形成した前記ブレーキレバーを嵌合する非円形の
嵌合軸部と、前記戻しばねを支持する支持部との間に段
差部を形成し、前記ブレーキレバーに穿設した非円形の
嵌合孔を前記カム軸の嵌合軸部に圧入して密嵌合し、且
つ前記カム軸の段差部と前記ブレーキレバーの嵌合孔の
両方の周縁部を前記圧入方向と同じ方向からかしめ、前
記カム軸とブレーキレバーとを固着したことを特徴とす
る、ディスクブレーキ装置である。
【００１２】
【実施例１】以下、図面を参照しながら、本考案の一実
施例について説明する。 ＜イ＞カム軸部の構造 図１中、１はロータ及び摩擦パッドを跨いで配置したキ
ャリパ後端部（ロータから離れた側の端部）を示してお
り、そのキャリパ後端部１には軸受穴１１を開設し、カ
ム軸２を一部露出させて回動可能に収納する。カム軸２
の露出部基端には、ブレーキレバー３をカム軸２に対し
て回転不能、かつ抜出不能に嵌合し、さらに露出部先端
にはブレーキレバー３を不作動方向に付勢する戻しばね
４のコイル部を巻着する。
施例について説明する。 ＜イ＞カム軸部の構造 図１中、１はロータ及び摩擦パッドを跨いで配置したキ
ャリパ後端部（ロータから離れた側の端部）を示してお
り、そのキャリパ後端部１には軸受穴１１を開設し、カ
ム軸２を一部露出させて回動可能に収納する。カム軸２
の露出部基端には、ブレーキレバー３をカム軸２に対し
て回転不能、かつ抜出不能に嵌合し、さらに露出部先端
にはブレーキレバー３を不作動方向に付勢する戻しばね
４のコイル部を巻着する。
【００１３】カム軸２の収納部と間隙調整ボルト１２の
間には、それらに両端を当接させてプッシュロツド１３
を収納し、間隙調整ボルト１２は一方の摩擦パッドの背
面に当接するピストンと連結する。摩擦パッドの押圧部
材は、上記の間隙調整ボルト１２、プッシュロツド１
３、ピストン等より構成されるが、必ずしもこの様な構
成である必要はなく、要はカム軸２の動きを摩擦パッド
に伝えられるものであればよい。従って、ブレーキレバ
ー３を操作してカム軸２を回動させると、プッシュロッ
ド１３が間隙調整ボルト１２を介してピストンを前進さ
せ、このピストンの前進により一方の摩擦パッドがロー
タに圧接し、他方の摩擦パッドも反作用によりロータに
圧接するため、ロータに制動力を加えることができる。
間には、それらに両端を当接させてプッシュロツド１３
を収納し、間隙調整ボルト１２は一方の摩擦パッドの背
面に当接するピストンと連結する。摩擦パッドの押圧部
材は、上記の間隙調整ボルト１２、プッシュロツド１
３、ピストン等より構成されるが、必ずしもこの様な構
成である必要はなく、要はカム軸２の動きを摩擦パッド
に伝えられるものであればよい。従って、ブレーキレバ
ー３を操作してカム軸２を回動させると、プッシュロッ
ド１３が間隙調整ボルト１２を介してピストンを前進さ
せ、このピストンの前進により一方の摩擦パッドがロー
タに圧接し、他方の摩擦パッドも反作用によりロータに
圧接するため、ロータに制動力を加えることができる。
【００１４】＜ロ＞カム軸の形状 カム軸２は、図１に示すように、軸受穴１１内に回動自
在に収納する円柱部２１と、軸受穴１１より外部に露出
する部分に形成した嵌合軸部２２と支持部２３とよりな
る。嵌合軸部２２は、円柱部２１の外形よりも小さい外
形の非円形断面を有している。
在に収納する円柱部２１と、軸受穴１１より外部に露出
する部分に形成した嵌合軸部２２と支持部２３とよりな
る。嵌合軸部２２は、円柱部２１の外形よりも小さい外
形の非円形断面を有している。
【００１５】非円形断面とは、円形以外の角形や楕円
形、長円形等の種々の形状であり、要はブレーキレバー
３がカム軸２に対して回転しない形状であればよい。支
持部２３は、嵌合軸部２２よりも小さい外形を有する円
柱体等であり、その周囲に戻しばね４のコイル部を巻着
してこれを支持するものである。円柱部２１と嵌合軸部
２２と支持部２３との境界部には、それらの外形寸法の
相違により、それぞれ段差面２４、２５が形成される。
なお、上記のように円柱部２１の外形より嵌合軸部２２
の外形を小さくして、円柱部２１と嵌合軸部２２との境
界部に段差面２４を設けることは必ずしも必要ではな
い。
形、長円形等の種々の形状であり、要はブレーキレバー
３がカム軸２に対して回転しない形状であればよい。支
持部２３は、嵌合軸部２２よりも小さい外形を有する円
柱体等であり、その周囲に戻しばね４のコイル部を巻着
してこれを支持するものである。円柱部２１と嵌合軸部
２２と支持部２３との境界部には、それらの外形寸法の
相違により、それぞれ段差面２４、２５が形成される。
なお、上記のように円柱部２１の外形より嵌合軸部２２
の外形を小さくして、円柱部２１と嵌合軸部２２との境
界部に段差面２４を設けることは必ずしも必要ではな
い。
【００１６】＜ハ＞ブレーキレバーの形状 ブレーキレバー３は、図２に示すように、一端側に操作
ワイヤを掛止する掛止部３１を有し、他端側にカム軸２
と嵌合させるための嵌合孔３２を有する板状体である。
嵌合孔３２の形状は、カム軸２の嵌合軸部２２の断面形
状と同形であり、上記のように角形や楕円形、長円形等
の非円形とする。また、嵌合孔３２の大きさは、カム軸
２の嵌合軸部２２の外形よりも僅かに小さいものとす
る。
ワイヤを掛止する掛止部３１を有し、他端側にカム軸２
と嵌合させるための嵌合孔３２を有する板状体である。
嵌合孔３２の形状は、カム軸２の嵌合軸部２２の断面形
状と同形であり、上記のように角形や楕円形、長円形等
の非円形とする。また、嵌合孔３２の大きさは、カム軸
２の嵌合軸部２２の外形よりも僅かに小さいものとす
る。
【００１７】＜ニ＞かしめ部の構造 カム軸２の嵌合軸部２２に、ブレーキレバー３の嵌合孔
３２を圧入して密嵌合させ、ブレーキレバー３の下面を
段差面２４に着座させる。次に、嵌合軸部２２と嵌合孔
３２の少なくとも一方の周縁部をかしめて、カム軸２と
ブレーキレバー３とを固着する。ブレーキレバー３側を
かしめる場合は、図２、３に示すように、嵌合孔３２の
周縁部にくさび状等の工具を打ち込んで、かしめ部５を
形成する。
３２を圧入して密嵌合させ、ブレーキレバー３の下面を
段差面２４に着座させる。次に、嵌合軸部２２と嵌合孔
３２の少なくとも一方の周縁部をかしめて、カム軸２と
ブレーキレバー３とを固着する。ブレーキレバー３側を
かしめる場合は、図２、３に示すように、嵌合孔３２の
周縁部にくさび状等の工具を打ち込んで、かしめ部５を
形成する。
【００１８】かしめ部５を形成することにより、カム軸
２とブレーキレバー３との締め代が増大すると共に、段
差面２５上に余肉が盛り上がるため、両者の密嵌合によ
る回転強度及び抜け強度に加えて両強度共に倍加し、カ
ム軸２とブレーキレバー３とを確実に固着することがで
きる。なお、段差面２５上に余肉を盛り上がらせるため
には、ブレーキレバー３の上面が段差面２５よりもやや
高くなるよう予め設計しておくとよい。また、かしめ部
５は嵌合孔３２周縁部の全周でも一部でもよく、加工数
などは適宜選択するものとする。
２とブレーキレバー３との締め代が増大すると共に、段
差面２５上に余肉が盛り上がるため、両者の密嵌合によ
る回転強度及び抜け強度に加えて両強度共に倍加し、カ
ム軸２とブレーキレバー３とを確実に固着することがで
きる。なお、段差面２５上に余肉を盛り上がらせるため
には、ブレーキレバー３の上面が段差面２５よりもやや
高くなるよう予め設計しておくとよい。また、かしめ部
５は嵌合孔３２周縁部の全周でも一部でもよく、加工数
などは適宜選択するものとする。
【００１９】
【実施例２】図４、５は、カム軸２の嵌合軸部２２側を
かしめる実施例であり、嵌合軸部２２上端の段差面２５
に工具を打ち込み、かしめ部６を形成する。この場合、
嵌合軸部２２の段差面２５の表面積は、かしめるためや
や大きめにとり、またブレーキレバー３の上面は段差面
２５よりもやや低くなるよう予め設計しておくとよい。
かしめる実施例であり、嵌合軸部２２上端の段差面２５
に工具を打ち込み、かしめ部６を形成する。この場合、
嵌合軸部２２の段差面２５の表面積は、かしめるためや
や大きめにとり、またブレーキレバー３の上面は段差面
２５よりもやや低くなるよう予め設計しておくとよい。
【００２０】
【実施例３】図６、７は、嵌合軸部２２と嵌合孔３２の
両方をかしめる実施例であり、両部材の嵌合面に略直交
する方向で両部材にわたって工具を打ち込み、かしめ部
７を形成する。
両方をかしめる実施例であり、両部材の嵌合面に略直交
する方向で両部材にわたって工具を打ち込み、かしめ部
７を形成する。
【００２１】
【本考案の効果】本考案は、次のような効果を得ること
ができる。
ができる。
【００２２】＜イ＞カム軸の露出部に形成した非円形の
嵌合軸部に、ブレーキレバーに穿設した非円形の嵌合孔
を圧入して密嵌合させることで回転強度と抜け強度を発
揮させて固着した後、さらに、嵌合軸部と嵌合孔の少な
くとも一方の周縁部をかしめることで、前記回転強度及
び抜け強度が共に倍加して、長期間に亘る強度保証を図
ることができる。
嵌合軸部に、ブレーキレバーに穿設した非円形の嵌合孔
を圧入して密嵌合させることで回転強度と抜け強度を発
揮させて固着した後、さらに、嵌合軸部と嵌合孔の少な
くとも一方の周縁部をかしめることで、前記回転強度及
び抜け強度が共に倍加して、長期間に亘る強度保証を図
ることができる。
【００２３】＜ロ＞ブレーキレバーとカム軸との嵌合部
に隙間が発生せず、ブレーキレバーのロスストロークを
解消できる。
に隙間が発生せず、ブレーキレバーのロスストロークを
解消できる。
【００２４】＜ハ＞戻しばねのコイル外径を小さくで
き、戻しばねの小型化と、カム軸回りのスペースの有効
利用が可能となる。
き、戻しばねの小型化と、カム軸回りのスペースの有効
利用が可能となる。
【００２５】＜ニ＞ナットが不要であるため、ブレーキ
レバーの組付性が向上すると共に、部品点数を削減でき
る。
レバーの組付性が向上すると共に、部品点数を削減でき
る。
【図１】 実施例１のカム軸部の断面図
【図２】 実施例１のカム軸部の平面図
【図３】 ブレーキレバー側をかしめた構造の拡大説明
図
図
【図４】 実施例２のカム軸部の平面図
【図５】 カム軸側をかしめた構造の拡大説明図
【図６】 実施例３のカム軸部の平面図
【図７】 ブレーキレバーとカム軸の両方をかしめた構
造の拡大説明図
造の拡大説明図
【図８】 従来技術のディスクブレーキ装置全体の説明
図
図
【図９】 従来技術のカム軸部の断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福田 正孝 名古屋市南区豊田町字道徳西ノ割2923 日清紡績株式会社名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭54−74039（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−177840（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−163336（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−193136（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16D 65/18
Claims (1)
- 【請求項１】 車輪と共に回転するロータと、該ロ
ータの両側に配置した摩擦パッドと、前記ロータの一部
外周及び前記摩擦パッドを跨いで配置したキャリパと、
該キャリパ内に収容され、前記摩擦パッドをロータに押
圧する押圧部材と、前記キャリパに開設した軸受穴内に
回動可能に収納されて前記押圧部材を作動するカム軸
と、該カム軸のキャリパからの露出部に装着したブレー
キレバーと、該ブレーキレバーを不作動方向に付勢する
戻しばねとを備えたディスクブレーキ装置において、 前記カム軸のキャリパからの露出部に形成した前記ブレ
ーキレバーを嵌合する非円形の嵌合軸部と、前記戻しば
ねを支持する支持部との間に段差部を形成し、前記ブレ
ーキレバーに穿設した非円形の嵌合孔を前記カム軸の嵌
合軸部に圧入して密嵌合し、且つ前記カム軸の段差部と
前記ブレーキレバーの嵌合孔の両方の周縁部を前記圧入
方向と同じ方向からかしめ、 前記カム軸とブレーキレバーとを固着したことを特徴と
する、 ディスクブレーキ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993061863U JP2607759Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ディスクブレーキ装置 |
| US08/324,510 US5573086A (en) | 1993-10-22 | 1994-10-18 | Disk brake apparatus having non-circular brake lever bore and matching camshaft connection portion |
| EP94116662A EP0649993B1 (en) | 1993-10-22 | 1994-10-21 | Disk brake |
| DE69415628T DE69415628T2 (de) | 1993-10-22 | 1994-10-21 | Scheibenbremse |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993061863U JP2607759Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725343U JPH0725343U (ja) | 1995-05-12 |
| JP2607759Y2 true JP2607759Y2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=13183387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993061863U Expired - Fee Related JP2607759Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5573086A (ja) |
| EP (1) | EP0649993B1 (ja) |
| JP (1) | JP2607759Y2 (ja) |
| DE (1) | DE69415628T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19638899A1 (de) * | 1996-09-23 | 1998-03-26 | Teves Gmbh Alfred | Betätigungsvorrichtung für eine Scheibenbremse sowie Herstellverfahren dafür |
| DE19644512A1 (de) | 1996-10-25 | 1998-04-30 | Teves Gmbh Alfred | Scheibenbremse |
| DE10104158A1 (de) * | 2001-01-30 | 2002-08-01 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Scheibenbremse mit Betätigungsvorrichtung |
| DE10132999A1 (de) * | 2001-07-07 | 2003-01-16 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Kraftfahrzeugbremse |
| DE102005046805A1 (de) | 2005-01-18 | 2006-08-24 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Scheibenbremse |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3643763A (en) * | 1970-09-16 | 1972-02-22 | Gen Motors Corp | Combination hydraulically and mechanically actuable disc brake with hydraulic wear adjustment |
| GB1555013A (en) * | 1976-11-30 | 1979-11-07 | Automotive Prod Co Ltd | Brake actuators |
| DE3438209C2 (de) * | 1984-10-18 | 1994-06-23 | Teves Gmbh Alfred | Scheibenbremse, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
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