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JP2607663B2 - プラント監視用対話装置 - Google Patents

プラント監視用対話装置

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Publication number
JP2607663B2
JP2607663B2 JP1019727A JP1972789A JP2607663B2 JP 2607663 B2 JP2607663 B2 JP 2607663B2 JP 1019727 A JP1019727 A JP 1019727A JP 1972789 A JP1972789 A JP 1972789A JP 2607663 B2 JP2607663 B2 JP 2607663B2
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plant
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plant state
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monitoring
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秀郎 大橋
博史 広本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0259Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
    • G05B23/0267Fault communication, e.g. human machine interface [HMI]
    • G05B23/0272Presentation of monitored results, e.g. selection of status reports to be displayed; Filtering information to the user

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、プラント監視作業を対話的に行なうための
プラント監視用対話装置に関する。
(従来の技術) 一般に、電子計算機システムを用いたプラント監視制
御システムにおいては、プロセス量をオペレータに提供
するために、種々の対話機能が設けられている。
例えば、発電所向監視制御用の電子計算機システムの
場合、100あまりの対話機能が装備されており、CRT表示
装置とキーボード装置、および、画面指示装置などから
なる対話装置を用いて、それらの対話機能が実現されて
いる。
対話装置の操作の基本原則の1つに、少ない操作手順
で所望のデータが得られるように設計することが上げら
れている。
そこで、第15図に示すように、おのおのの対話機能に
対して独立した操作キーを設けて、全ての対話機能を直
接選択可能なようにすることが考えられるが、その操作
キーの数が膨大なものとなるために、キーボード装置の
構成が非常に大きくなるとともに、目的の操作キーを即
座に発見できないという不都合が生じる。
このために、近年では、第16図に示すように、例え
ば、CRT表示装置の表示画面の下部に対話機能操作用の
キーシンボルを配列し、画面指示装置を操作してそのキ
ーシンボルを選択することで対話機能を操作できるよう
にして、装置構成の大型化を抑制し、かつ、目的の操作
機能を迅速に探索できるようにした装置も実用されてい
る。
また、この場合には、操作専用の画面を構成し、目的
の機能をより効率よく選択できるようにしている。
また、通常は、1つの画面に全ての操作機能を表示す
ることができないので、複数の操作画面に分割されて表
示するようにしている。このとき、過去の運転実績など
に基づいて設定された使用頻度に基づき、より使用頻度
が高いものについては、少ない操作で選択できるよう
に、操作画面に対する操作機能の割り当てが行なわれて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来装置では、操作画面に
対する操作機能の割り当てが一義的に定まっているため
に、次のような不都合を生じていた。
すなわち、プラント監視時に必要となる操作機能は、
プラント状態や運転状況に応じて変化するために、必要
な操作機能を探しだすまでに時間がかかる場合もある。
例えば、火力発電プラントでは、プラント起動/停
止操作中、プラント通常運転中、プラント停止中、
プラント緊急事故発生時で、それぞれ操作される項目
が異なる。
プラント起動/操作中では、通常の運転操作において
オペレータの最も忙しい時期であり、プラント系統図表
示や、状態料の時間的推移を示すトレンドグラフのよう
な機能がよく用いられる。
プラント通常運転中では、プラントも安定しており、
対話操作の要求回数が比較的少なく、また、このときに
は、プラント性能管理に関する機能の使用比率が高くな
る。
プラント停止中では、プラントとしての監視業務はあ
まりないが、保守作業等のために、テスト機能の使用回
数が高くなる。
プラント緊急事故発生時は、プラント起動/停止操作
中と同様に、プラント系統図表示やトレンドグラフ表示
のような機能が多用されるほか、事故対応のための対話
機能の使用頻度が非常に大きくなる。
このようにして、プラント運転状況に応じて使用され
る機能が非常に異なるため、場合によっては、目的の操
作機能を選択するまでに多くの操作ステップを要すると
いう不都合を生じることがあった。
本発明は、このような従来装置の課題を解決し、使い
勝手のよいプラント監視用対話装置を提供することを目
的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、プラント状態、あるいは、操作機能の操作
頻度に応じて、プラント監視画面に表示する操作要素の
配列順序を制御する手段を備えたものである。
(作用) これにより、プラント監視状況および監視操作状況に
応じ、最も操作効率のよい操作画面が表示されるので、
オペレータが必要な操作機能を迅速に探すことができる
ようになる。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるプラント監視装
置の概略を示している。
電子計算機1は、プラント監視装置の制御処理を行な
うものであり、プラント2のプロセス信号をおのおのの
プロセス信号に応じたタイミングで入力し、プラント2
の各部を監視するための監視画面を表示制御装置3A,3B
に出力する。
表示制御装置3A,3Bは、電子計算機1より入力した表
示データに応じて、CRT表示装置などからなる表示器4A,
4Bに、監視画面を表示する。
表示器4A,4Bには、例えば、タッチスクリーン装置な
どからなり、監視画面に表示されている操作要素を操作
入力するための対話操作器5A,5Bが付設されており、そ
の対話操作器5A,5Bからの操作信号は、伝送制御装置6
を介して電子計算機1に入力されている。
このようにして、このプラント監視装置では、表示器
4Aと対話操作器5Aからなる監視対話装置、および、表示
器4Bと対話操作器5Bからなる監視対話装置の2系統の監
視対話装置を備えており、おのおのの監視対話装置で
は、独立した監視操作を行なうことができる。
第2図は、電子計算機1の構成例を示している。
プラント情報入力手段11は、プラント2の各部から出
力されるプロセス信号を、おのおのに対応したタイミン
グで入力するものであり、その入力されたプロセス信号
は、プラント状態区分決定手段12に出力される。
プラント状態区分決定手段12は、プラント状態入力手
段11より入力したプロセス信号に基づいて、プラント2
の運転状況をあらわすプラント状態区分を判定するもの
であり、その判定して得たプラント状態区分をあらわす
プラント状態区分番号情報を、対話機能配列決定手段13
に通知する。
ここで、プラント状態区分は、例えば、「プラント起
動/停止操作中」、「プラント通常運転中」、「プラン
ト停止中」、および、「プラント緊急動作発生時」など
である。
記憶装置14は、この電子計算機1が実現するプラント
監視機能におけるおのおのの対話機能(操作機能)の使
用頻度および操作推移状況を記憶するための要求回数カ
ウントテーブル、前記選択された対話機能をあらわす前
回選択対話機能番号、プラント2の現在のプラント状態
区分をあらわすプラント状態区分現在値、監視画面に表
示する対話機能の配列順序をあらわす対話機能優先度配
列情報、直前に操作された対話機能の次に操作される可
能性の高い複数の対話機能をあらわす対話機能関連配列
情報などの情報を記憶している。
ここで、要求回数カウントテーブルおよび対話機能優
先度配列情報は、それぞれのプラント状態区分に1つが
形成されており、また、対話機能優先度配列情報は、お
のおののプラント状態区分に対応した初期値をもつ。
なお、この電子計算機1に装備されている2つの監視
対話装置が、いずれも全ての監視画面を自由に使用でき
る場合には、それぞれの監視対話処理で記憶装置14に記
憶されている各種の情報を共通にアクセスする。また、
それぞれの監視対話装置で使用できる監視画面が制限さ
れている場合、記憶装置14には、要求回数カウントテー
ブル、前回選択対話機能番号、対話機能優先度配列情
報、および、対話機能関連配列情報などが、おのおのの
監視対話装置について設記憶される。
対話用入力手段15A,15Bは、対話操作器5A,5Bから入力
した操作信号に基づいてそのときに操作された対話機能
を識別し、その識別情報(対話機能番号)を対話機能配
列決定手段13および要求回数カウント手段16に出力す
る。また、その対話機能番号は個別対話機能処理手段17
A,17Bにもそれぞれ出力される。また、対話用入力手段1
5A,15Bは、操作に応じた表示画面の変化をあらわす情報
を対話用データ表示手段18A,18Bに出力する。
要求回数カウント手段16は、対話入力手段15A,15Bよ
り通知された対話機能番号と、記憶装置14に記憶されて
いる前回選択対話機能番号およびプラント状態区分現在
値に基づいて、記憶装置14に記憶されている要求回数カ
ウントテーブルの内容を更新するものである。
個別対話機能処理手段17Aおよび個別対話機能処理手1
7Bは、表示器4Aと対話操作器5Aからなる監視対話装置、
および、表示器4Bと対話操作器5Aからなる監視対話装置
を用いた監視対話処理をそれぞれ独立して行なうための
ものであり、対話用入力手段15A,15Bより入力した対話
機能番号に応じて、実行要求された対話機能の処理プロ
グラムや対話画面データなどを記憶装置14から取り出し
て実行する。そして、その処理結果や要求された対話画
面を表示するための表示情報を形成して対話用データ表
示手段18A,18Bに出力する。
対話用データ表示手段18A,18Bは、個別対話機能処理
手段17A,17Bより入力した表示情報に対応した表示デー
タを形成し、それを表示制御装置3A,3Bに出力するもの
である。また、対話用入力手段15A,15Bより入力した画
面変化情報に応じて、そのときの表示データの表示内容
を変更する。
対話機能配列決定手段13は、プラント状態区分決定手
段12より通知されるプラント状態区分番号情報、およ
び、対話用入力手段15A,15Bから入力した対話機能番号
に応じて、記憶装置14に記憶している要求回数カウント
テーブルより回数情報を取り出し、その回数情報に基づ
いて記憶装置14に記憶されている対話機能優先度配列情
報、および、対話機能関連配列情報を更新するものであ
る。また、プラント状態区分が変化したことを対話機能
配列表示手段19A,19Bに通知する。
対話機能配列表示手段19A,19Bは、記憶装置14に記憶
されている対話機能優先度配列情報に基づいて対話機能
領域(後述)および対話機能選択画面の第1画面に表示
する対話機能の順序を決定して表示情報を形成するとと
もに、記憶装置14にあらかじめ記憶されている第2画面
以降の対話機能選択画面の表示情報を形成し、それらの
表示情報を表示制御装置3A,3Bにそれぞれ出力する。
第3図は、記憶装置14に記憶されている要求回数カウ
ントテーブルの一例を示している。
この要求回数カウントテーブルは、縦軸に今回選択さ
れた対話機能の対話機能番号aが、横軸に前回選択され
た対話機能の対話機能番号bが、それぞれ選択可能な全
ての対話機能について配置され、その表の要素には、対
話機能番号bが操作されてから対話機能番号aが操作さ
れた回数nabが配置される。また、操作回数総和N1〜Nm
は、対話機能番号aが選択された回数の総和をあらわす
ものである。
それぞれの要求回数カウントテーブルには、対応する
プラント状態区分番号S1〜Slが付加されている。
第4図(a),(b)は、記憶装置14に記憶されてい
る対話機能優先度配列の一例を示す。
対話機能優先度配列は、対話機能番号を、おのおのの
対話機能に設定されている優先度の順序に配列してな
り、それぞれのプラント状態区分毎に形成されている。
また、この対話機能優先度配列は、おのおののプラント
状態区分に対応した初期値をもつ。
第5図は、対話機能配列決定手段13の一例を示してい
る。
対話機能配列決定手段13は、プラント状態区分が変化
したときに、新しいプラント状態区分に対応した対話機
能優先度配列を更新するためのプラント状態基準配列決
定手段13aと、対話用入力手段15A,15Bから対話機能番号
が通知されたときに、おのおのの対話操作装置に対応し
た対話機能関連配列を更新するための要求対話基準配列
決定手段13b,13cからなる。
第6図は、プラント状態基準配列決定手段13aの処理
例を示している。
プラント状態基準配列決定手段13aは、まず、プラン
ト状態区分決定手段12より入力したプラント状態区分番
号と、そのときに記憶処理14に記憶されているプラント
状態区分番号情報とを比較して、プラント状態区分が変
化したかどうかを調べる(判断101)。
判断101の結果がYESになるときには、新しいプラント
状態区分番号情報で記憶装置14の記憶内容を更新すると
ともに、新しいプラント状態区分番号に対応した要求回
数カウントテーブルを記憶装置14より取り出し、各対話
機能番号aの操作回数総和N1〜Nmを読み出す(処理10
2)。
そして、その操作回数総和N1〜Nmを大きい順に並べ
(処理103)、規定回数以上になっているものがあるか
どうかを調べる(判断104)。
判断104の結果がYESになるときには、そのときのプラ
ント状態区分番号に対応した対話機能優先度配列を記憶
装置14より取り出し、判断104でYESで判定された操作回
数総和N1〜Nmに対応した対話機能番号を、その対話機能
優先度配列より取り出して対応する操作回数総和N1〜Nm
の大きい順に並べ、その並べた結果を対話機能優先度配
列の最初に配置することで、そのときのプラント状態区
分番号に対応した対話機能優先度配列を更新する(処理
105)。
すなわち、例えば、第4図(a)の対話機能優先度配
列で、対話機能番号a2,a7,akの操作回数総和N1〜Nmのみ
が、この順で大きかった場合には、対話機能優先度配列
は、同図(b)のように更新される。
また、判断104の結果がYESの場合には、初期値をその
ときのプラント状態区分番号に対応した対話機能優先度
配列を記憶装置14より取り出し、その対話機能優先度配
列をそのまま使用する(処理106)。
このような処理105および処理106を終了すると、対話
機能優先度配列の更新内容を確定するためのチェック手
段処理(処理107)を実行する。この処理107では、例え
ば、前回更新を行なってから、1000回以上の対話機能要
求が行なわれた場合、あるいは、月が変わった場合に、
更新内容を確定する。その条件が満たされない場合に
は、対話機能優先度配列の更新を行なわない。
第7図は、要求対話基準配列決定手段13b,13cの処理
例を示している。
要求対話基準配列決定手段13b,13cは、まず、対話用
入力手段15A,15Bで実行中の対話機能が終了し、消去さ
れたかどうかを調べる(判断201)。
判断201の結果がNOになるときには、対話機能が変更
されて、新しい対話機能が選択されたかどうかを調べる
(判断202)。
判断202の結果がYESになるときには、そのときのプラ
ント状態区分に対応した要求回数カウントテーブルで、
今回要求された対話機能の対話機能番号と同一の前回選
択された対話機能番号bの列の要素n1b〜nmbを全て取り
出し(処理203)、その要素n1b〜nmbを大きい順に並べ
る(処理204)。
そして、その取り出した要素n1b〜nmbのうち、規定回
数以上になっているものがあるかどうかを調べ(判断20
5)、判断205の結果がYESになるときには、規定回数以
上になっている要素n1b〜nmbを、対話機能関連配列に大
きい順(降順)に配置する(処理206)。
また、判断201の結果がYESになるときには、対話機能
の実行が終了したために、また、判断205の結果がNOに
なるときには、信頼度の高いデータが要求回数カウント
テーブルに収集されていない状態なので、対話機能関連
配列の内容を全てクリアする(処理207)。
これにより、例えば、第4図(c)に示すように、対
話機能番号a4,as要素とする対話機能関連配列が形成さ
れる。
第8図は、対話機能配列表示手段19A,19Bの処理例を
示している。
対話機能配列表示手段19A,19Bは、まず、プラント状
態区分が変化したかどうかを調べる(判断301)。
判断301の結果がYESになるときには、新しいプラント
状態区分に対応する対話機能優先度配列を記憶装置14よ
り取り出す(処理302)。
そして、第9図(a),(b)に示すように、表示器
4A,4Bの画面表示エリアARDの下部に設定されて、画面表
示エリアARDの表示内容にかかわらず常に表示される対
話機能領域FUNC1に配置するx1個の対話機能表示領域
に、処理302で取り出した対話機能優先度配列の最初か
らx1個の対話機能番号に対応した対話機能表示内容を配
置し(処理303)、その内容に応じて表示制御装置3A,3B
に出力する表示情報を書き換える。また、このときに
は、対話用入力手段15A,15Bが対話機能判別に使用する
ための変換テーブルの内容を、処理303の結果に応じて
書き換える。
次に、処理303で取り出した残りの対話機能優先度配
列から最初のx2個の対話機能番号に対応した対話機能表
示を、第10図に示した対話機能選択専用画面の第1画面
に配列する(処理304)。また、上述と同様に、対話用
入力手段15A,15Bの変換テーブルの内容を、処理304の結
果に応じて書き換える。
また、実行要求された対話機能が変換されたかどうか
を調べ(判断305)、判断305の結果がYESになるときに
は、記憶装置14から対話機能関連配列を取り出して(処
理306)、対話機能領域FUNC1とともに画面表示エリアAR
Dに隣接表示される対話機能領域FUNC2(第9図(a)参
照)に配置する対話機能表示の内容としてx3個の対話機
能番号を取り出す(処理307)。ただし、この処理307で
は、処理303で取り出した対話機能領域FUNC1の表示のた
めの対話機能番号と同一番号は、対話機能領域FUNC2の
要素として選択しない。また、この場合にも、上述と同
様に、対話用入力手段15A,15Bの変換テーブルの内容
を、処理307の結果に応じて書き換える。
したがって、第4図(b)および同図(c)のように
対話機能優先度配列および対話機能関連配列が構成され
ているときには、第9図(b)に示すように、対話機能
領域FUNC1には、対話機能番号a2,a7,ak,a1,a3の内容が
順次配置され、対話機能領域FUNC2には、対話機能番号a
4,a5が順次配置される。
また、対話機能選択画面は、基本的にシステムに含ま
れる全ての対話機能を表示して、選択するためのもので
あり、その第1画面には、上述のように、その時点での
プラント状態区分において、対話機能領域FUNC1に続い
て優先度の高い操作機能を配置し、第2画面以降は、あ
らかじめシステムに設定されて、記憶装置14に記憶され
ている画面をそのまま固定的に使用する。これらの画面
の切り替えは、ページ前進およびページ後進を選択する
ことによって、任意に行なうことができる。
このようにすることで、オペレータが記憶している対
話機能選択画面の画面内容がむやみに変更されることが
防止され、必要な対話機能を確実に探し出すことができ
る。
一方では、そのときのプラント状態区分で特に使用頻
度の高い対話機能については、対話機能FUNC1および第
1画面に表示されるので、特に必要な対話機能を迅速に
探し出すことができる。
以上の構成で、プラント運転時、表示器4A,4Bにはオ
ペレータが対話操作器5A,5Bを対話操作して選択したプ
ラント監視画面が表示されるとともに、そのときのプラ
ント2のプラント状態区分に応じ、対話機能配列表示手
段19A,19Bによって対話機能優先度配列から選択された
対話機能の内容がプラント監視画面の下部の対話機能領
域FUNC1に表示されるととに、対話機能関連配列から選
択された対話機能の内容が対話機能領域FUNC2に表示さ
れる。
プラント運転中になんらかの対話機能要求操作を行な
うと、要求回数カウント手段16は、そのときのプラント
状態区分に応じた要求回数カウントテーブルの要素のう
ち、そのときに要求された対話機能と、記憶装置14に記
憶されている前回選択対話機能番号により定まる要素の
値をインクリメントする。それとともに、前記装置14に
記憶されている前回選択対話機能番号が更新される。
また、対話機能配列決定手段13は、そのときに行なわ
れた対話機能に応じて、そのときのプラント状態区分に
対応する要求回数カウントテーブルより、次回選択され
る可能性の高い対話機能を選択し、その対話機能を選択
頻度順に対話機能関連配列に配置する。
プラント2の運転状態が変化し、プラント状態区分が
変化すると、対話機能配列決定手段13は、変化後のプラ
ント状態区分に対応した要求回数カウントテーブルを取
り出して、要求回数が規定値を超えている対話機能を優
先度に上げて対話機能優先度配列を更新するとともに、
前回の更新から十分な期間が経過している場合に、その
更新結果を採用して記憶装置14の記憶内容を書き換え
る。
このようにして、プラント2の運転期間が長くなるに
つれて、プラント運転時に使用される対話機能が偏って
くると、その偏りに応じて要求回数カウントテーブルの
内容が順次更新され、適宜な期間を経過する度に、その
要求回数カウントテーブルの内容に応じて、それぞれの
プラント状態区分に対応した対話機能優先度配列が初期
値から順次書き換えられる。
これにより、対話機能配列表示手段19A,19Bが対話機
能領域FUNC1に表示する対話機能は、そのプラント2の
運転態様に応じて適宜に変化し、常に、最も使用頻度の
大きい対話機能が表示されるように、システムが変化す
る。
また、対話機能配列表示手段19A,19Bが対話機能領域F
UNC2に表示する対話機能も、プラント2の運転態様に応
じて適宜に変化するので、次に使用する対話機能が既に
対話機能領域FUNC2に表示されて準備される可能性が高
く、したがって、対話機能を選択するために対話機能選
択専用画面を使用する機会が減少することが期待され
る。
このようにして、本実施例では、対話機能を選択する
ための操作ステップを大幅に低減することができ、プラ
ント監視効率を向上することができる。
第11図は、本発明の他の実施例にかかるプラント監視
装置を示している。同図において、第2図と同一部分お
よび相当する部分には、同一符号を付している。
この実施例では、第2図の実施例から要求回数カウン
ト手段16を省いており、したがって、対話機能の種類が
少なく、目的の対話機能を選択するまでに操作するステ
ップ数が非常に少ない場合で、対話機能の選択順序に相
関性が少ない場合に適用することができる。
この場合、対話機能配列決定手段13は、第5図の構成
から要求対話基準配列決定手段13b,13cを除いた構成を
もち、また、プラント状態基準配列決定手段13aは、対
話機能優先度配列の並び替えを行なわない。また、機能
装置14には、対話機能関連配列が形成されないので対話
機能配列表示手段19A,19Bは、対話機能領域FUNC2への表
示制御を行なわない。
第12図は、本発明のさらに他の実施例にかかるプラン
ト監視装置を示している。同図において、第2図と同一
部分および相当する部分には、同一符号を付している。
この実施例では、対話機能の使用頻度に応じて対話機
能優先度配列の並び替えを行なうが、対話機能関連配列
を形成しない。したがって、対話機能の選択順序に相関
性が少ない場合に適用することができる。
この場合、対話機能配列決定手段13は、第5図の構成
から要求対話基準配列決定手段13b,13cを除いた構成を
もつので、記憶装置14には、対話機能関連配列が形成さ
れず、また、対話機能配列表示手段19A,19Bは、対話機
能領域FUNC2への表示制御を行なわない。
第13図は、本発明の別の実施例にかかるプラント監視
装置を示している。同図において、第2図と同一部分お
よび相当する部分には、同一符号を付している。
この実施例では、対話機能の選択順序の相関性に対応
した対話機能関連配列をあらかじめ記憶装置14に備えて
おり、その対話機能関連配列は、更新しないで固定的に
使用される。
したがって、この場合、対話機能配列決定手段13は、
第5図の構成からプラント状態配列決定手段13aを除い
た構成をもち、対話用入力手段15A,15Bから通知された
対話機能を対応して、対話機能領域FUNC2に表示する対
話機能を選択して、対話機能配列表示手段14A,14Bに出
力する。
第14図は、本発明のさらに別な実施例にかかるプラン
ト監視装置を示している。同図において、第2図と同一
部分および相当する部分には、同一符号を付している。
この実施例では、対話機能の選択順序の相関性に対応
した対話機能関連配列をあらかじめ記憶装置14に備えて
おり、その対話機能関連配列は、使用頻度に応じて適宜
更新して使用される。
したがって、この場合、対話機能配列決定手段13は、
第5図の構成からプラント状態配列決定手段13aを除い
た構成をもち、また、記憶装置14に記憶される要求回数
カウントテーブルは、プラント状態区分による区分がな
く、共通してただ1つが用いられる。
すなわち、対話用入力手段15A,15Bから通知された対
話機能に対応して、要求回数カウントテーブルが更新さ
れるとともに、対話機能配列決定手段13により対話機能
関連配列の更新が適宜に行なわれ、それによって、対話
機能を選択するたびに、対話機能領域FUNC2の表示内容
が更新される。
なお、上述した各実施例では、2つの監視対話装置を
用いているが、監視対話装置が1つの場合、および、監
視対話装置が3つ以上の場合にも、本発明を同様にして
適用することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、プラント状態、ある
いは、操作機能の操作頻度に応じて、プラント監視画面
に表示する操作要素の配列順序を適宜に制御しているの
で、プラント監視状況および監視操作状況に応じ、最も
操作効率のよい操作画面が表示され、その結果、オペレ
ータが必要な操作機能を探し出すための手間が格段に減
少し、効率のよいプラント監視作業を行なうことができ
という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるプラント監視装置の
概略構成を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例
にかかるプラント監視装置を示すブロック図、第3図は
要求回数カウントテーブルを例示した概略図、第4図
(a),(b)は対話機能優先度配列の一例を示す概略
図、同図(c)は対話機能関連配列の一例を示す概略
図、第5図は対話機能配列決定手段の一例を示すブロッ
ク図、第6図はプラント状態基準配列決定手段の処理例
を示すフローチャート、第7図は要求対話基準配列決定
手段の処理例を示すフローチャート、第8図は対話機能
配列表示手段の処理例を示すフローチャート、第9図
(a)は対話画面における対話機能領域の表示例を示す
概略図、同図(b)は対話画面における対話機能領域の
表示変更例を示す概略図、第10図は対話機能選択専用画
面の一例を示す概略図、第11図は本発明の他の実施例に
かかるプラント監視装置を示すブロック図、第12図は本
発明のさらに他の実施例にかかるプラント監視装置を示
すブロック図、第13図は本発明の別の実施例にかかるプ
ラント監視装置を示すブロック図、第14図は本発明のさ
らに別な実施例にかかるプラント監視装置を示すブロッ
ク図、第15図は対話機能キーをキーボードのファンクシ
ョンキー領域に配列した従来例を示す概略図、第16図は
CRT表示装置に表示する対話機能選択専用画面の従来例
を示す概略図である。 11……プラント情報入力手段、12……プラント状態区分
決定手段、13……対話機能配列決定手段、13a……プラ
ント状態基準配列決定手段、13b,13c……要求対話基準
配列決定手段、14……記憶装置、15A,15B……対話用入
力手段、16……要求回数カウント手段、17A,17B……個
別対話機能処理手段、18A,18B……対話用データ表示手
段、19A,19B……対話機能配列表示手段。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント監視用の複数の操作機能シンボル
    を所定の順序に従ってCRT表示装置に表示するとともに
    このCRT表示装置と共同して対話操作機能を実現する対
    話入力装置からの入力信号に基づいて前記複数の操作機
    能シンボルの操作入力を判定するプラント監視用対話装
    置において、プラントから出力されるプロセスデータに
    基づいてプラント状態を判別するプラント状態判別手段
    と、おのおののプラント状態に応じてあらかじめ設定さ
    れている操作機能シンボル表示順序の情報を登録した記
    憶手段と、前記プラント状態判別手段の判別結果に基づ
    いて前記記憶手段より操作機能シンボル表示順序情報を
    取り出して監視画面に表示する操作機能シンボル配列制
    御手段を備えたことを特徴とするプラント監視用対話装
    置。
  2. 【請求項2】プラント監視用の複数の操作機能シンボル
    を所定の順序に従ってCRT表示装置に表示するとともに
    このCRT表示装置と共同して対話操作機能を実現する対
    話入力装置からの入力信号に基づいて前記複数の操作機
    能シンボルの操作入力を判定するプラント監視用対話装
    置において、プラントから出力されるプロセスデータに
    基づいてプラント状態を判別するプラント状態判別手段
    と、おのおののプラント状態に応じてあらかじめ設定さ
    れている操作機能シンボル表示順序の情報を登録した記
    憶手段と、CRT表示装置に表示した操作機能シンボルの
    操作回数をおのおののプラント状態毎に積算して記憶す
    る操作要求回数計数手段と、前記プラント状態判別手段
    の判別結果に対応した操作機能シンボル表示順序情報を
    前記記憶手段より取り出すとともに、前記プラント状態
    判別手段の判別結果に対応して前記操作要求回数計数手
    段より取り出した操作機能シンボル操作回数に基づいて
    操作機能シンボルの表示優先度を設定しその表示優先度
    に対応して前記操作機能シンボル表示順序情報を更新す
    る操作機能シンボル順序決定手段と、この操作機能シン
    ボル順序決定手段の決定情報に基づいて操作機能シンボ
    ルを監視画面に表示する操作機能シンボル配列制御手段
    を備えたことを特徴とするプラント監視用対話装置。
  3. 【請求項3】プラント監視用の複数の操作機能シンボル
    を所定の順序に従ってCRT表示装置に表示するとともに
    このCRT表示装置と共同して対話操作機能を実現する対
    話入力装置からの入力信号に基づいて前記複数の操作機
    能シンボルの操作入力を判定するプラント監視用対話装
    置において、プラントから出力されるプロセスデータに
    基づいてプラント状態を判別するプラント状態判別手段
    と、おのおののプラント状態に応じてあらかじめ設定さ
    れている操作機能シンボル表示順序の情報を登録すると
    ともに連続して操作される2つの操作機能シンボルの関
    係をあらわす操作推移情報を記憶した記憶手段と、CRT
    表示装置に表示した操作機能シンボルの操作回数をおの
    おののプラント状態毎に積算して記憶する操作要求回数
    計数手段と、前記プラント状態判別手段の判別結果に対
    応した操作機能シンボル表示順序情報を前記記憶手段よ
    り取り出すとともに、前記プラント状態判別手段の判別
    結果に対応して前記操作要求回数計数手段より取り出し
    た操作機能シンボル操作回数に基づいて操作機能シンボ
    ルの表示優先度を設定しその表示優先度に対応して前記
    操作機能シンボル表示順序情報を更新する操作機能シン
    ボル順序決定手段と、この操作機能シンボル順序決定手
    段の決定情報に基づいて操作機能シンボルを監視画面に
    表示するとともに、操作推移情報に基づいて直前に操作
    された操作シンボルの直後に操作される可能性が高い操
    作機能シンボルを監視画面に表示する操作機能シンボル
    配列制御手段を備えたことを特徴とするプラント監視用
    対話装置。
  4. 【請求項4】プラント監視用の複数の操作機能シンボル
    を所定の順序に従ってCRT表示装置に表示するとともに
    このCRT表示装置と共同して対話操作機能を実現する対
    話入力装置からの入力信号に基づいて前記複数の操作機
    能シンボルの操作入力を判定するプラント監視用対話装
    置において、プラントから出力されるプロセスデータに
    基づいてプラント状態を判別するプラント状態判別手段
    と、おのおののプラント状態に応じてあらかじめ設定さ
    れている操作機能シンボル表示順序の情報を登録すると
    ともに連続して操作される2つの操作機能シンボルの関
    係をあらわす操作推移情報を記憶した記憶手段と、CRT
    表示装置に表示した操作機能シンボルの操作回数をおの
    おののプラント状態毎に積算して記憶する操作要求回数
    計数手段と、前記プラント状態判別手段の判別結果に対
    応した操作機能シンボル表示順序情報を前記記憶手段よ
    り取り出すとともに、前記プラント状態判別手段の判別
    結果に対応して前記操作要求回数計数手段より取り出し
    た操作機能シンボル操作回数に基づいて操作機能シンボ
    ルの表示優先度を設定しその表示優先度に対応して前記
    操作機能シンボル表示順序情報を更新する操作機能シン
    ボル順序決定手段と、操作機能シンボルが操作されると
    その直前に操作された操作機能シンボルとの組み合わせ
    に応じて前記操作推移情報を更新する更新手段と、前記
    操作機能シンボル順序決定手段の決定情報に基づいて操
    作機能シンボルを監視画面に表示するとともに、前記操
    作推移情報に基づいて直前に操作された操作シンボルの
    直後に操作される可能性が高い操作機能シンボルを監視
    画面に表示する操作機能シンボル配列制御手段を備えた
    ことを特徴とするプラント監視用対話装置。
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