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JP2606607Y2 - 換気扇用フィルター - Google Patents

換気扇用フィルター

Info

Publication number
JP2606607Y2
JP2606607Y2 JP1993060805U JP6080593U JP2606607Y2 JP 2606607 Y2 JP2606607 Y2 JP 2606607Y2 JP 1993060805 U JP1993060805 U JP 1993060805U JP 6080593 U JP6080593 U JP 6080593U JP 2606607 Y2 JP2606607 Y2 JP 2606607Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
ventilation fan
filter membrane
frame
opening
Prior art date
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Application number
JP1993060805U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0731119U (ja
Inventor
武宏 米山
Original Assignee
三菱アルミニウム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱アルミニウム株式会社 filed Critical 三菱アルミニウム株式会社
Priority to JP1993060805U priority Critical patent/JP2606607Y2/ja
Publication of JPH0731119U publication Critical patent/JPH0731119U/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、厨房や浴室などに設置
される換気扇の吸込み側に装着し、油分や塵埃などを付
着させ、濾過するために使用される取り替え型の換気扇
用フィルターに係り、特にアルミニウム箔(以下「アル
ミ箔」という。)などの金属箔により枠体を形成し、こ
の枠体に任意素材の不織布フィルター膜を取り付けた構
造のものに関する。
【0002】
【従来の技術】厨房などの換気扇をカバーするように装
着して使用する換気扇用フィルターとして、アルミ箔製
の枠体に、不織布フィルター膜を貼着した構造のものが
知られている。これは、予めアルミ箔に樹脂コーティン
グを施しておき、これをプレス成形して開口を有する枠
体を形作り、かかる開口周縁部に上記フィルター膜が加
熱接着により一体的に取り付けられるようになってい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術のもの
は、フィルター膜を強固に取り付けることができるもの
の、加工成形上フィルター膜を接着する枠体の開口周縁
部以外のアルミ箔の部分、例えば枠体周面やプレス成形
加工時に枠体から切り落とされる不要部分、にも樹脂コ
ーティングを施さねばならず、製造コストがある程度高
くならざるを得なかった。
【0004】また、アルミ箔製の枠体は、換気扇用フィ
ルターとして使用した後に再生利用することが可能であ
るが、上記従来技術のものは、フィルター膜の接着が強
固になされていることから、フィルター使用後、油や塵
を多量に含んだフィルター膜を枠体から取り除き難く、
即ち分別廃棄がし難く、再生利用が難しかった。さら
に、枠体から切り落とされる不要部分も再生利用のため
樹脂コーティングの除去処理が必要となり、加工コスト
がかかり、再生効率が悪いという問題があった。
【0005】本考案は、従来の換気扇用フィルターの有
するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、フィルター膜の取り付け及び取
り除きを容易且つ確実に行なうことのできる簡便な構成
であって、製造コストを削減し得、再生効率を高め得る
換気扇用フィルターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の換気扇用フィルターは、金属箔枠体のフィ
ルター膜接合面に折曲可能な爪片を形成し、接合したフ
ィルター膜に上記爪片を貫通させ折曲させてフィルター
膜を止着させ得るように構成してなるものである。そし
て上記爪片は、複数設け、かつ互いの折曲方向を異なら
せしめるように形成するのが好ましい。
【0007】
【作用】枠体表面に立ち上げた爪片にフィルター膜を突
き刺し、この状態から爪片をさらに折り曲げれば、フィ
ルター膜は枠体に接合し、且つ止着する。フィルター使
用後は、爪片を再び立ち上げてフィルター膜の止着を解
除し、フィルター膜を引き抜いて枠体から分離すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面によって説明す
る。図1において、換気扇用フィルターの枠体1は、ア
ルミ箔などの金属箔をプレス成形により形成してなり、
換気扇周囲の取り付け面に対面し得る適宜形状の基面2
を有し、その中央部に換気扇用開口3を形成する適宜高
さの円筒状その他任意の周形状の壁面4を立設し、この
壁面4の立ち上がり前端に基面2と平行状の若干幅の鍔
面5を形成し、この鍔面5内に任意形状の大きな開口6
を形成してある。この開口6は、必要に応じて鍔面5と
連続したリブ条7によって区分して形成してある。ま
た、枠体1の各端縁は、安全のためにカール状などの丸
み形縁として形成してある。
【0009】上記鍔面5には、ほぼ一定間隔をおいて突
起として折曲し得る先尖り状の爪片8を、該突起先端が
開口6の略中心方向を向き、折曲状態では外側方向を向
くように、プレスして切り込み形成してある。また、開
口6に形成されたリブ条7にも、爪片8がほぼ一定間隔
をおいて上記爪片と対向するように切り込み形成してあ
る。
【0010】この爪片8は、図2に示すように、後述の
フィルター膜9が容易に突き刺さるように、その頂部が
二辺8a,8bの切り込みにより先細りとなるように尖
らせて形成してある。頂部が先尖り状であれば、例えば
図3に示すように四辺8c〜8fの切り込みにより縁取
られた形状(同図(A)参照)や、曲面8gの切り込み
により縁取られた形状(同図(B)参照)としても良
い。
【0011】而して、鍔面5及びリブ条7に形成された
爪片8を夫々の形成面に対して垂直に立ち上げ(図4
(A),(a)参照)、任意素材の不織布を用いてなる
略円形状のフィルター膜9をこれら爪片8に突き刺して
鍔面5に接合し(同図(B),(b)参照)、爪片8を
フィルター膜9に貫通させ、この状態から爪片8をその
突起先端が開口6の外側方向を向くまで、つまり開口6
の略中心方向と反対方向に折曲し(同図(C),(c)
参照)、爪片8と鍔面5で挟み込んでフィルター膜9を
止着するようになっている。
【0012】本実施例は、上述のように構成されている
ので、フィルター膜9を爪片8に突き刺し、各爪片8を
貫通させて折り曲げる、という簡単な作業でフィルター
膜9を枠体1に止着させることができる。この場合、フ
ィルター膜9は、開口6の周縁に適宜間隔を以て形成さ
れた爪片8と開口6を区分するリブ条7に沿って形成さ
れた爪片8とによって止着されているので、換気扇の換
気動作中に開口6を通過する吸排気流の流量が大きくて
も、フィルター膜9が部分的に膨らんだり、隙間が生じ
たり等することはなく、確実に止着させることができ
る。従って、本実施例の換気扇用フィルターを換気扇1
1に装着すれば、空気中の油分や塵などを、確実且つ安
定してフィルター膜9に付着させ、濾過させることがで
きる。
【0013】また、フィルター使用後は、爪片8を再び
立ち上げて止着を解除し、フィルター膜9を鍔面5から
引き抜けば、フィルター膜9は容易に枠体1から分離す
ることができる。従って、枠体1は、そのまま再生利用
に供し得るので、再生効率を効果的に高めることができ
る。
【0014】尚、本考案において、爪片8の折曲方向は
開口6に対して四方向の何れでも良いが、フィルター膜
9を確実に止着するため、各爪片8の折曲方向が同一方
向とならないように、各爪片8毎で方向を異ならせて設
けることが好ましく、また開口6を通る吸排気流の風圧
を考慮し、フィルター膜9が弛まないようにするため
に、開口6の周縁に沿って形成する爪片8は、開口6の
外側に向けて折曲するように設けることがより好まし
い。さらに、開口6の周縁の爪片8は、フィルター膜9
に対する爪片8の掛止位置が偏らないように、鍔面5内
に一様に形成しておくことが好ましい。
【0015】開口6がリブ条7で区分されていない場合
は、図5に示すように開口6の周縁に爪片8を形成し、
また開口6がリブ条7で区分されている場合には、図6
に示すように開口6の周縁及びリブ条7に、夫々対向位
置の爪片8、8が逆方向に折曲してフィルター膜9を引
っ張るようにして止着すれば、フィルター膜9の膨らみ
や隙間が生じ難く、フィルター膜9を安定して止着させ
ることができる。
【0016】また、爪片8は、フィルター全体の大きさ
や吸排気流量に応じてその大きさ及び形成個数が適宜選
択され得、形成方法や手段も適宜のものを採用すること
ができる。さらに、本実施例において、枠体1に対する
フィルター膜9の取り付け位置は図1に示す態様に限定
するものではなく、図7に示すように枠体1の表側の鍔
面5に上記と同様の手順で取り付けることもできる。
【0017】尚、本考案の換気扇用フィルターは、家庭
用換気扇に装着するフィルターとしてのみ利用する場合
に限られず、レストランの厨房などにシステムキッチン
として一体的に設置される大型の換気扇にも利用するこ
とができる。
【0018】
【考案の効果】以上、本考案の換気扇用フィルターによ
れば、頂部が先尖り状の爪片を枠体表面に立ち上がり形
成し、この爪片にフィルター膜を突き刺して止着するこ
とにより、従来技術の如き接着剤を用いることなく、フ
ィルター膜を枠体に確実に取り付けることができる。従
って、アルミ箔に樹脂コーティングを施す加工工程を省
略し得、製造コストの削減を図ることができる。
【0019】また、かかる爪片を、枠体開口の周縁や開
口を区分するリブ条に沿って設けることにより、フィル
ター膜をより確実且つ安定して止着することができ、換
気動作中にフィルター膜を通過する吸排気流によって生
じるフィルター膜の部分的な膨らみや隙間の発生を防止
し、フィルタとしての正常な濾過動作を維持させること
ができる。
【0020】さらに、フィルター使用後、枠体からフィ
ルター膜を簡単に取り除くことができ、枠体とフィルタ
ー膜とを分別廃棄処分するこができる。従って、樹脂コ
ーティングがされていない枠体及びプレス成形加工時の
切り落とし部分をそのまま再生利用することができ、従
来技術のものと比較し、再生効率を著しく高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の換気扇用フィルターの一実施例を示
し、(A)はその平面及び背面図、(B)は(A)のI
−I線に沿う縦断面図である。
【図2】図1の換気扇用フィルターに係る爪片を示し、
(A)はその斜視図、(B)はその縦断面図である。
【図3】本考案の換気扇用フィルターに係る爪片の他の
実施例を示し、(A)、(B)は何れもその平面図であ
る。
【図4】枠体にフィルター膜を取り付ける手順を示して
おり、夫々(A)、(B)及び(C)は爪片部分の斜視
図、(a)、(b)及び(c)は爪片部分の縦断面図で
ある。
【図5】換気扇用フィルターの別の一実施例の平面及び
背面図である。
【図6】換気扇用フィルターのさらに別の一実施例の平
面及び背面図である。
【図7】図1の換気扇用フィルターにおいてフィルター
膜の取り付け位置を異ならせた実施例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 枠体 2 基面 3、6 開口 4 壁面 5 鍔面 7 リブ条 8 爪片 9 フィルター膜 11 換気扇

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔枠体のフィルター膜接合面に折曲
    可能な爪片を形成し、接合したフィルター膜に上記爪片
    を貫通させ折曲させてフィルター膜を止着させ得る構成
    を有する換気扇用フィルター。
  2. 【請求項2】 上記爪片は、複数設け、かつ互いの折曲
    方向を異ならせしめるように形成することを特徴とする
    請求項1に記載の換気扇用フィルター。
JP1993060805U 1993-11-11 1993-11-11 換気扇用フィルター Expired - Fee Related JP2606607Y2 (ja)

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