JP2602631B2 - 加圧加熱調理器 - Google Patents
加圧加熱調理器Info
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- JP2602631B2 JP2602631B2 JP24041994A JP24041994A JP2602631B2 JP 2602631 B2 JP2602631 B2 JP 2602631B2 JP 24041994 A JP24041994 A JP 24041994A JP 24041994 A JP24041994 A JP 24041994A JP 2602631 B2 JP2602631 B2 JP 2602631B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一種の節電型の加圧加熱
調理器に関し、蒸、煮、煎、熬、炸、烙などの調理法を
実施することができる。このため、家庭、レストラン、
ホテルなどで供される各種の食品を調理することが可能
となる。
調理器に関し、蒸、煮、煎、熬、炸、烙などの調理法を
実施することができる。このため、家庭、レストラン、
ホテルなどで供される各種の食品を調理することが可能
となる。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱調理器の一種である自動炊飯
器は、調理温度の制御を次の方法で実現している。この
方法は、磁性材料に対して、キュリー温度まで加熱し、
磁性を失わせることで行っている。また、加圧調理器の
一種である日常用の圧力鍋は、圧力の制御のみを行って
いる。
器は、調理温度の制御を次の方法で実現している。この
方法は、磁性材料に対して、キュリー温度まで加熱し、
磁性を失わせることで行っている。また、加圧調理器の
一種である日常用の圧力鍋は、圧力の制御のみを行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動炊飯器は、調理温度の制御を、磁性材料のキュリー
温度まで加熱することで行うので、調理時間を長くす
る。このため、自動炊飯器に要する電力の消費量が多く
なる。また、調理温度の制御を、磁性材料のキュリー温
度まで加熱することで行うので、調理の品質が悪くなっ
ていた。
自動炊飯器は、調理温度の制御を、磁性材料のキュリー
温度まで加熱することで行うので、調理時間を長くす
る。このため、自動炊飯器に要する電力の消費量が多く
なる。また、調理温度の制御を、磁性材料のキュリー温
度まで加熱することで行うので、調理の品質が悪くなっ
ていた。
【0004】一方、日常用の圧力鍋は、圧力の調整がで
きるのみで、圧力と温度の調節ができない。また、高い
圧力を使用するときの安全性も悪かった。そこで、本発
明は上記課題に鑑みなされたもので、一種の絶対的な高
圧使用時の安全性と信頼性とを有し、自動的に制御され
た節電機能を有し、圧力を制御する機能と温度を制御す
る機能とを併せて有し、調理時間を短くし、電力の消費
量を少なくし、調理の品質を向上させる機能を有する加
圧加熱調理器を提供することを、その目的とする。
きるのみで、圧力と温度の調節ができない。また、高い
圧力を使用するときの安全性も悪かった。そこで、本発
明は上記課題に鑑みなされたもので、一種の絶対的な高
圧使用時の安全性と信頼性とを有し、自動的に制御され
た節電機能を有し、圧力を制御する機能と温度を制御す
る機能とを併せて有し、調理時間を短くし、電力の消費
量を少なくし、調理の品質を向上させる機能を有する加
圧加熱調理器を提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の発明
の構成で解決される。請求項1の発明は、開口部を有す
る内鍋と、この内鍋の底部に固定されたヒーターと、こ
のヒーターを介して上記内鍋を収納し、底部を弾性部材
で構成する外鍋と、この外鍋と剛性的に連結される鍋蓋
と、この鍋蓋を上記内鍋の開口部と密封する密封部材と
よりなることを特徴とする加圧加熱調理器である。
の構成で解決される。請求項1の発明は、開口部を有す
る内鍋と、この内鍋の底部に固定されたヒーターと、こ
のヒーターを介して上記内鍋を収納し、底部を弾性部材
で構成する外鍋と、この外鍋と剛性的に連結される鍋蓋
と、この鍋蓋を上記内鍋の開口部と密封する密封部材と
よりなることを特徴とする加圧加熱調理器である。
【0006】また、請求項2の発明は、上記ヒーターの
発熱による上記内鍋内の圧力の上昇が設定された圧力値
に到達したとき、ヒーターの発熱状態を制御する制御手
段を設けたことを特徴とする加圧加熱調理器である。ま
た、請求項3の発明は、上記内鍋内で、沸騰状態の調理
または沸騰しない状態の調理を自動的に切り替えるバル
ブを上記鍋蓋に設けたことを特徴とする加圧加熱調理器
である。
発熱による上記内鍋内の圧力の上昇が設定された圧力値
に到達したとき、ヒーターの発熱状態を制御する制御手
段を設けたことを特徴とする加圧加熱調理器である。ま
た、請求項3の発明は、上記内鍋内で、沸騰状態の調理
または沸騰しない状態の調理を自動的に切り替えるバル
ブを上記鍋蓋に設けたことを特徴とする加圧加熱調理器
である。
【0007】
【作用】上述のように、請求項1の発明に係る加圧加熱
調理器は、鍋蓋を外鍋と剛性的に連結した状態で、ヒー
ターを発熱させると、内鍋内を加熱する。内鍋内の温度
及び圧力が上昇する。内鍋の底部を押し下げる圧力は、
ヒーターを介して外鍋の底部に及ぶ。この力に対応し
て、底部の弾性部材が変位し、内鍋が徐々に押し下げら
れる。弾性部材の変位量が所定の値に到達すると、内鍋
の開口部と鍋蓋との密封状態を失う。この結果、内鍋内
の高圧の空気が自動的に放出される。
調理器は、鍋蓋を外鍋と剛性的に連結した状態で、ヒー
ターを発熱させると、内鍋内を加熱する。内鍋内の温度
及び圧力が上昇する。内鍋の底部を押し下げる圧力は、
ヒーターを介して外鍋の底部に及ぶ。この力に対応し
て、底部の弾性部材が変位し、内鍋が徐々に押し下げら
れる。弾性部材の変位量が所定の値に到達すると、内鍋
の開口部と鍋蓋との密封状態を失う。この結果、内鍋内
の高圧の空気が自動的に放出される。
【0008】したがって、ヒーターの異常な発熱を停止
できない非常事態でも、内鍋内の高圧の空気を自動的に
放出するので、高い圧力を使用するときの安全性を向上
させ、一種の絶対的な安全性と信頼性とを実現できる。
加圧加熱容器に要求される材料の強度を極度に低下させ
ることができ、材料の消耗量も少ない。また、請求項2
の発明に係る加圧加熱調理器は、ヒーターの発熱による
内鍋内の圧力の上昇が設定された圧力値に到達したと
き、ヒーターの発熱状態を制御する制御手段を設けたの
で、ヒーターの発熱を自動的に制御する節電機能を有す
ることとなり、圧力を制御する機能と温度を制御する機
能とを併せて有することができる。
できない非常事態でも、内鍋内の高圧の空気を自動的に
放出するので、高い圧力を使用するときの安全性を向上
させ、一種の絶対的な安全性と信頼性とを実現できる。
加圧加熱容器に要求される材料の強度を極度に低下させ
ることができ、材料の消耗量も少ない。また、請求項2
の発明に係る加圧加熱調理器は、ヒーターの発熱による
内鍋内の圧力の上昇が設定された圧力値に到達したと
き、ヒーターの発熱状態を制御する制御手段を設けたの
で、ヒーターの発熱を自動的に制御する節電機能を有す
ることとなり、圧力を制御する機能と温度を制御する機
能とを併せて有することができる。
【0009】また、請求項3の発明に係る加圧加熱調理
器は、内鍋内で、沸騰状態の調理または沸騰しない状態
の調理を自動的に切り替えるバルブを鍋蓋に設けたの
で、沸騰状態と沸騰しない状態とを手動で切り替える必
要が無く、手動切り替えの時間を節約し、調理時間を短
くし、ヒーターに要する電力の消費量を少なくし、調理
の品質を向上させることができる。
器は、内鍋内で、沸騰状態の調理または沸騰しない状態
の調理を自動的に切り替えるバルブを鍋蓋に設けたの
で、沸騰状態と沸騰しない状態とを手動で切り替える必
要が無く、手動切り替えの時間を節約し、調理時間を短
くし、ヒーターに要する電力の消費量を少なくし、調理
の品質を向上させることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る加圧加熱調理
器(以下、鍋と記す。)の構造を示す縦断面図である。
この鍋は、鍋蓋1と、密封部材となるく形密封部材2
と、多機能バルブ3と、ハンドル4と、内鍋5と、外鍋
6と、外殻7と、制御手段となる力制御スイッチ8と、
ベース9と、制限温器10と、ヒーターとなる発熱プレ
ート11と、定温器12などとで構成される。
器(以下、鍋と記す。)の構造を示す縦断面図である。
この鍋は、鍋蓋1と、密封部材となるく形密封部材2
と、多機能バルブ3と、ハンドル4と、内鍋5と、外鍋
6と、外殻7と、制御手段となる力制御スイッチ8と、
ベース9と、制限温器10と、ヒーターとなる発熱プレ
ート11と、定温器12などとで構成される。
【0011】内蓋5は、発熱プレート11の上に置くこ
とができる。この発熱プレート11は、外鍋6の底部に
固定されている。外鍋6の底部は、複数の環状の溝を有
し、弾性部材となる弾性波紋板6aである。弾性波紋板
6aの下には、所定の温度以上に発熱ヒーター11の温
度を上げないようにする制限温器10と、発熱ヒーター
11の温度を一定に保持する定温器12とが設けられ、
発熱プレート11の下には、1個の力制御スイッチ8の
推進レバー8fの一端が固設されている。
とができる。この発熱プレート11は、外鍋6の底部に
固定されている。外鍋6の底部は、複数の環状の溝を有
し、弾性部材となる弾性波紋板6aである。弾性波紋板
6aの下には、所定の温度以上に発熱ヒーター11の温
度を上げないようにする制限温器10と、発熱ヒーター
11の温度を一定に保持する定温器12とが設けられ、
発熱プレート11の下には、1個の力制御スイッチ8の
推進レバー8fの一端が固設されている。
【0012】推進レバー8fの他端は、図3に示すよう
に、力制御スイッチ8の伝力レバー8eと連結されてい
る。伝力レバー8eは弾性ピース8dと連結されてい
る。弾性ピース8dは外鍋6の外側の側壁に固定されて
いる。また、弾性ピース8dは柱状磁性体8cと連結さ
れている。柱状磁性体8cは活動端子8bと連結されて
いる。力制御スイッチ8の一部は、外鍋6の外側の側壁
に固定されている。押しボタン8aは力制御スイッチ8
の一部と固定され、旋転することにより活動端子8bと
先端との距離を可変する。
に、力制御スイッチ8の伝力レバー8eと連結されてい
る。伝力レバー8eは弾性ピース8dと連結されてい
る。弾性ピース8dは外鍋6の外側の側壁に固定されて
いる。また、弾性ピース8dは柱状磁性体8cと連結さ
れている。柱状磁性体8cは活動端子8bと連結されて
いる。力制御スイッチ8の一部は、外鍋6の外側の側壁
に固定されている。押しボタン8aは力制御スイッチ8
の一部と固定され、旋転することにより活動端子8bと
先端との距離を可変する。
【0013】鍋蓋1は外鍋6の開口部と剛性的に連結す
ることができる。鍋蓋1と外鍋6とは、内鍋5と共に、
く形密封部材2を介して、動態密封可能な容器を構成す
る。く形密封部材2は、断面を>形状および<形状と
し、無毒のゴム部材で構成される。鍋蓋1上には、1個
の多機能バルブ3が設けられている。多機能バルブ3
は、図2に示すように、弁帽子3bと、弁套3cと、弁
芯3eと、弁座3fと、連通口3aおよび3hと、Oリ
ング状密封部材3dおよび3gなどで構成される。弁帽
子3bは、図1の上から下まで旋転運動をすることがで
きる。
ることができる。鍋蓋1と外鍋6とは、内鍋5と共に、
く形密封部材2を介して、動態密封可能な容器を構成す
る。く形密封部材2は、断面を>形状および<形状と
し、無毒のゴム部材で構成される。鍋蓋1上には、1個
の多機能バルブ3が設けられている。多機能バルブ3
は、図2に示すように、弁帽子3bと、弁套3cと、弁
芯3eと、弁座3fと、連通口3aおよび3hと、Oリ
ング状密封部材3dおよび3gなどで構成される。弁帽
子3bは、図1の上から下まで旋転運動をすることがで
きる。
【0014】図4に示すように、力制御スイッチ11
(K1)と制限温器10(K2)とタイマーK3とは直
列接続され、これらが定温器12(K4)と並列接続さ
れ、これらが発熱ヒーター11(R)およびヒューズB
と直列接続され、例えば、220Vの電源が供給される
構成である。次に、本鍋の使用方法を説明する。
(K1)と制限温器10(K2)とタイマーK3とは直
列接続され、これらが定温器12(K4)と並列接続さ
れ、これらが発熱ヒーター11(R)およびヒューズB
と直列接続され、例えば、220Vの電源が供給される
構成である。次に、本鍋の使用方法を説明する。
【0015】鍋蓋1を外鍋6の開口部と剛性的に連結す
ると、鍋蓋1と内鍋5の開口部とは、く形密封部材2を
介して、動態密封される。このため、発熱プレート11
を発熱させると、内鍋5内の温度と圧力とが徐々に上昇
する。内鍋5内の圧力は、図1に示すように、F1,F
2,F3,F4の分力で構成される。F3,F4の分力
は、内鍋5の側壁を押すが、内鍋5の機械的強度が高い
ので、内鍋5の側壁は変位しない。
ると、鍋蓋1と内鍋5の開口部とは、く形密封部材2を
介して、動態密封される。このため、発熱プレート11
を発熱させると、内鍋5内の温度と圧力とが徐々に上昇
する。内鍋5内の圧力は、図1に示すように、F1,F
2,F3,F4の分力で構成される。F3,F4の分力
は、内鍋5の側壁を押すが、内鍋5の機械的強度が高い
ので、内鍋5の側壁は変位しない。
【0016】この時、鍋蓋1は、く形密封部材2を介し
て、内鍋5の開口部と動態密封を呈し、外鍋6の上口と
剛性連結されている。内鍋5内の温度と圧力とが徐々に
上昇する時、内鍋5内の圧力の分力F1は、鍋蓋1を押
している。分力F2は、内鍋5の底を押している。その
上、分力F2は、発熱プレート11を介して、外鍋6の
底部の弾性波紋板6a上に伝わる。
て、内鍋5の開口部と動態密封を呈し、外鍋6の上口と
剛性連結されている。内鍋5内の温度と圧力とが徐々に
上昇する時、内鍋5内の圧力の分力F1は、鍋蓋1を押
している。分力F2は、内鍋5の底を押している。その
上、分力F2は、発熱プレート11を介して、外鍋6の
底部の弾性波紋板6a上に伝わる。
【0017】鍋蓋1は外鍋6の開口部と剛性連結される
ため、鍋蓋1は上方に移動することができない。このた
め、内蓋5は、発熱プレート11を介して、外鍋6の弾
性波紋板6aを下に向かって変位させる。この時、も
し、力制御スイッチ8が故障している場合、鍋のヒータ
ー用電源を切ることができない。このため、内鍋5内の
圧力が規定値を超過することとなる。弾性波紋板6aに
おける下に向かって変位する量が、ある設定値に到達す
る。
ため、鍋蓋1は上方に移動することができない。このた
め、内蓋5は、発熱プレート11を介して、外鍋6の弾
性波紋板6aを下に向かって変位させる。この時、も
し、力制御スイッチ8が故障している場合、鍋のヒータ
ー用電源を切ることができない。このため、内鍋5内の
圧力が規定値を超過することとなる。弾性波紋板6aに
おける下に向かって変位する量が、ある設定値に到達す
る。
【0018】この時、内鍋5が押し下げられ、く形密封
部材2は、鍋蓋1と内鍋5との間の密封状態を保持でき
なくなる。このため、鍋蓋1と内鍋5との間に空隙が形
成される。この結果、内鍋5内の高圧の空気が放出さ
れ、内鍋5内の圧力が大気圧となるまで下がることとな
る。このように、発熱プレート11の異常発熱を停止で
きない場合でも、内鍋5内の空気を放出することがで
き、高圧使用時の絶対の安全性と信頼性とを保証するこ
とができる。このため、鍋の材料の強度の要求に対し
て、強度を極めて低くすることができ、鍋の材料の消耗
量も少ない。
部材2は、鍋蓋1と内鍋5との間の密封状態を保持でき
なくなる。このため、鍋蓋1と内鍋5との間に空隙が形
成される。この結果、内鍋5内の高圧の空気が放出さ
れ、内鍋5内の圧力が大気圧となるまで下がることとな
る。このように、発熱プレート11の異常発熱を停止で
きない場合でも、内鍋5内の空気を放出することがで
き、高圧使用時の絶対の安全性と信頼性とを保証するこ
とができる。このため、鍋の材料の強度の要求に対し
て、強度を極めて低くすることができ、鍋の材料の消耗
量も少ない。
【0019】次に、このような鍋を用いて、高温と高圧
との中で不都合な食品(例えば、牛乳)を調理する時
は、まず、多機能バルブ3の弁帽3bを一番下になるよ
うに旋転する。この結果、密封部材3dが弁座3fの排
気口を密閉する。このため、常温時に、鍋は完全な密封
状態となる。鍋の電源を入れ、発熱プレート11を加熱
すると、内鍋5内の温度が徐々に上昇する。このとき、
内鍋5内の空気が膨張する。内鍋5内の圧力も徐々に上
昇する。
との中で不都合な食品(例えば、牛乳)を調理する時
は、まず、多機能バルブ3の弁帽3bを一番下になるよ
うに旋転する。この結果、密封部材3dが弁座3fの排
気口を密閉する。このため、常温時に、鍋は完全な密封
状態となる。鍋の電源を入れ、発熱プレート11を加熱
すると、内鍋5内の温度が徐々に上昇する。このとき、
内鍋5内の空気が膨張する。内鍋5内の圧力も徐々に上
昇する。
【0020】熱力学により、内鍋5内の温度と圧力とは
ある曲線関数の関係を有する。弾性波紋板6aにおける
下に向かう変位量と、内鍋5内の圧力とは正比例する。
したがって、圧力または変位量がある設定値に到達した
時、力制御スイッチ8の推進レバー8fは、力制御スイ
ッチ8の活動端子8bを変位させている。この結果、活
動端子8bが押しボタン8aの先端を押すことにより鍋
の電源が切れ、発熱プレート11による加熱が停止す
る。
ある曲線関数の関係を有する。弾性波紋板6aにおける
下に向かう変位量と、内鍋5内の圧力とは正比例する。
したがって、圧力または変位量がある設定値に到達した
時、力制御スイッチ8の推進レバー8fは、力制御スイ
ッチ8の活動端子8bを変位させている。この結果、活
動端子8bが押しボタン8aの先端を押すことにより鍋
の電源が切れ、発熱プレート11による加熱が停止す
る。
【0021】したがって、活動端子8bと押しボタン8
aの先端との隙間を調節することにより、活動端子8b
の変位量に対応する内鍋5内の温度を調節することがで
きる。よって、その食品の一番よい調理温度を選ぶこと
ができ、調理の品質を向上させることができる。その
他、この方法では、溢れやすい食品(スープ、粥、牛乳
など)を調理する時に、密封状態にて最適の温度で調理
することができ、溢れる可能性が無くなり、調理の品質
を向上させることができる。
aの先端との隙間を調節することにより、活動端子8b
の変位量に対応する内鍋5内の温度を調節することがで
きる。よって、その食品の一番よい調理温度を選ぶこと
ができ、調理の品質を向上させることができる。その
他、この方法では、溢れやすい食品(スープ、粥、牛乳
など)を調理する時に、密封状態にて最適の温度で調理
することができ、溢れる可能性が無くなり、調理の品質
を向上させることができる。
【0022】次に、本鍋で、必要な高温と高圧の食品
(例えば、御飯、肉)を調理する時に、多機能バルブ3
の弁帽子3bを一番上になるように旋転する。鍋の電源
を入れ、内鍋5内の温度が100度に到達すると、内鍋
5内には大量の蒸気が発生する。このとき、連通口3a
を通じて蒸気が排出される。この排出量が一定値に到達
した時、多機能バルブ3の弁芯3eがジャンプして、弁
座3fの排出口を自動的に密閉し続ける。
(例えば、御飯、肉)を調理する時に、多機能バルブ3
の弁帽子3bを一番上になるように旋転する。鍋の電源
を入れ、内鍋5内の温度が100度に到達すると、内鍋
5内には大量の蒸気が発生する。このとき、連通口3a
を通じて蒸気が排出される。この排出量が一定値に到達
した時、多機能バルブ3の弁芯3eがジャンプして、弁
座3fの排出口を自動的に密閉し続ける。
【0023】この結果、内鍋5内は完全に密封される。
このため、沸騰と無沸騰法の調理の切り替えを自動的に
実現することができる。加熱を続けると、内鍋5内の温
度と圧力とは、直線的に上昇する。温度または圧力の値
が設定値に到達した時、力制御スイッチ8の推進レバー
8fは活動端子8bを変位させて鍋の電源を切る。
このため、沸騰と無沸騰法の調理の切り替えを自動的に
実現することができる。加熱を続けると、内鍋5内の温
度と圧力とは、直線的に上昇する。温度または圧力の値
が設定値に到達した時、力制御スイッチ8の推進レバー
8fは活動端子8bを変位させて鍋の電源を切る。
【0024】このため、内鍋5内の温度と圧力とが自動
的に制御される。したがって、調理時間は短く、電力も
節約される。例えば、御飯を調理した場合、従来と比較
すると、50%の節電が可能となった。もし、調理した
食品を一時的に食しなければ、内鍋5内は負圧となり、
保鮮機能を実現することとなる。このため、食品の栄養
保存率を高めることができる。
的に制御される。したがって、調理時間は短く、電力も
節約される。例えば、御飯を調理した場合、従来と比較
すると、50%の節電が可能となった。もし、調理した
食品を一時的に食しなければ、内鍋5内は負圧となり、
保鮮機能を実現することとなる。このため、食品の栄養
保存率を高めることができる。
【0025】このように本鍋によれば、沸騰と無沸騰法
の調理の切り替えを手動で行う手間を省くことと節電と
圧力と温度とを連続的に調節し、蒸、煮、煎、熬、炸、
烙などの調理法を行うことができ、調理機能が多く、自
動化程度が高く、調理時間が短く、平均節電が50%と
なり、調理効果がよい、調理時に、スープ、粥などを溢
れなくすることができ、その上、負圧保鮮機能を有する
ので栄養保存率が高く、高圧使用が絶対の安全性であ
る。
の調理の切り替えを手動で行う手間を省くことと節電と
圧力と温度とを連続的に調節し、蒸、煮、煎、熬、炸、
烙などの調理法を行うことができ、調理機能が多く、自
動化程度が高く、調理時間が短く、平均節電が50%と
なり、調理効果がよい、調理時に、スープ、粥などを溢
れなくすることができ、その上、負圧保鮮機能を有する
ので栄養保存率が高く、高圧使用が絶対の安全性であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
外鍋の底部を弾性部材で構成し、内鍋の開口部と鍋蓋と
を密封する密封部材を設けるので、ヒーターの異常な発
熱を停止できない非常事態でも、内鍋内の高圧の空気を
自動的に放出し、高い圧力を使用するときの安全性を向
上させ、一種の絶対的な安全性と信頼性とを実現でき
る。加圧加熱容器に要求される材料の強度を極度に低下
させることができ、材料の消耗量も少ない。
外鍋の底部を弾性部材で構成し、内鍋の開口部と鍋蓋と
を密封する密封部材を設けるので、ヒーターの異常な発
熱を停止できない非常事態でも、内鍋内の高圧の空気を
自動的に放出し、高い圧力を使用するときの安全性を向
上させ、一種の絶対的な安全性と信頼性とを実現でき
る。加圧加熱容器に要求される材料の強度を極度に低下
させることができ、材料の消耗量も少ない。
【0027】また、請求項2の発明によれば、制御手段
を設けたので、ヒーターの発熱状態を自動的に制御する
節電機能を有することとなり、圧力を制御する機能と温
度を制御する機能とを併せて有することができる。ま
た、請求項3の発明によれば、バルブを鍋蓋に設けたの
で、沸騰状態と沸騰しない状態とを手動で切り替える必
要が無く、手動切り替えの時間を節約し、調理時間を短
くし、ヒーターに要する電力の消費量を少なくし、調理
の品質を向上させることができる。
を設けたので、ヒーターの発熱状態を自動的に制御する
節電機能を有することとなり、圧力を制御する機能と温
度を制御する機能とを併せて有することができる。ま
た、請求項3の発明によれば、バルブを鍋蓋に設けたの
で、沸騰状態と沸騰しない状態とを手動で切り替える必
要が無く、手動切り替えの時間を節約し、調理時間を短
くし、ヒーターに要する電力の消費量を少なくし、調理
の品質を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る加圧加熱調理器の構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】図1の多機能バルブの構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【図3】図1の力制御スイッチの構造を示す図である。
【図4】図1の鍋の主要部の電気回路図である。
1 鍋蓋 2 く形密封部材 3 多機能バルブ 4 ハンドル 5 内鍋 6 外鍋 6a 弾性波紋板 7 外殻 8 力制御スイッチ 9 ベース 10 制限温器 11 発熱プレート 12 定温器 K1 力制御スイッチ K2 制限温器 K3 タイマー K4 定温器 R 発熱器 B ヒューズ
Claims (3)
- 【請求項1】 開口部を有する内鍋と、 この内鍋の底部に固定されたヒーターと、 このヒーターを介して上記内鍋を収納し、底部を弾性部
材で構成する外鍋と、 この外鍋と剛性的に連結される鍋蓋と、 この鍋蓋を上記内鍋の開口部と密封する密封部材とより
なることを特徴とする加圧加熱調理器。 - 【請求項2】 上記ヒーターの発熱による上記内鍋内の
圧力の上昇が設定された圧力値に到達したとき、ヒータ
ーの発熱状態を制御する制御手段を設けたことを特徴と
する請求項1記載の加圧加熱調理器。 - 【請求項3】 上記内鍋内で、沸騰状態の調理または沸
騰しない状態の調理を自動的に切り替えるバルブを上記
鍋蓋に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
加圧加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24041994A JP2602631B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 加圧加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24041994A JP2602631B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 加圧加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112196A JPH08112196A (ja) | 1996-05-07 |
JP2602631B2 true JP2602631B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=17059201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24041994A Expired - Lifetime JP2602631B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 加圧加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602631B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104095525A (zh) * | 2013-05-27 | 2014-10-15 | 九阳股份有限公司 | 一种压控式电压力锅 |
Families Citing this family (4)
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CN101930241B (zh) * | 2010-08-27 | 2012-05-30 | 九阳股份有限公司 | 一种安全泄压的温控式电压力锅及其精确控压方法 |
CN102805553A (zh) * | 2011-05-31 | 2012-12-05 | 方展崇 | 弯凹凸状弹簧片承压发热盘的电压力锅 |
WO2015056325A1 (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
CN114431702B (zh) * | 2020-11-04 | 2023-05-05 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 控制方法、控制装置、压力烹饪器具和存储介质 |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP24041994A patent/JP2602631B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104095525A (zh) * | 2013-05-27 | 2014-10-15 | 九阳股份有限公司 | 一种压控式电压力锅 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08112196A (ja) | 1996-05-07 |
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