JP2601572B2 - 苗移植機 - Google Patents
苗移植機Info
- Publication number
- JP2601572B2 JP2601572B2 JP15805491A JP15805491A JP2601572B2 JP 2601572 B2 JP2601572 B2 JP 2601572B2 JP 15805491 A JP15805491 A JP 15805491A JP 15805491 A JP15805491 A JP 15805491A JP 2601572 B2 JP2601572 B2 JP 2601572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- seedlings
- planting
- planted
- planting mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、藺草苗等の作物苗を移
植する苗移植機に関し、詳しくは、苗のせ台上に複数の
作物苗を載置するとともに、この作物苗を苗取り出し口
に向けて送り出し、その送りだされてきた作物苗を取り
出し保持して植付ける植付機構を設けてある苗移植機に
関する。
植する苗移植機に関し、詳しくは、苗のせ台上に複数の
作物苗を載置するとともに、この作物苗を苗取り出し口
に向けて送り出し、その送りだされてきた作物苗を取り
出し保持して植付ける植付機構を設けてある苗移植機に
関する。
【０００２】
【従来の技術】上記苗移植機において、従来では、例え
ば特開平３−８３５０６号公報に開示されるように、苗
のせ台の後方に、植付爪の作動に先行して、苗取り出し
口近くまで送り出された苗に対して進入して、この苗を
苗取り出し口側に押し出して保持する苗保持具を設ける
構造のものがあった。
ば特開平３−８３５０６号公報に開示されるように、苗
のせ台の後方に、植付爪の作動に先行して、苗取り出し
口近くまで送り出された苗に対して進入して、この苗を
苗取り出し口側に押し出して保持する苗保持具を設ける
構造のものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、一株
づつ株分けされた藺草苗を確実に一株づつ植付爪によっ
て保持して植付けることができるようにしたものであ
る。ところが、上記従来構造においては、前記苗保持具
は苗のせ台の後方側から苗に進入して植付け対象苗だけ
を押し出すものであるから、植付け対象苗株が苗取り出
し口に対して横方向に位置ずれしている場合であって
も、その位置ずれしたままの状態で押し出し作用するこ
とになり、植付爪が隣接する苗株を引きずって取り出す
ことがあった。又、植付け対象苗株の上方側の後続苗と
の分離も充分でなく、この後続苗を植付爪が引きずり、
植付株本数にばらつきが生じる等の不具合が発生するお
それがあり、未だ改善の余地があった。本発明は、上記
不具合点を解消することを目的としている。
づつ株分けされた藺草苗を確実に一株づつ植付爪によっ
て保持して植付けることができるようにしたものであ
る。ところが、上記従来構造においては、前記苗保持具
は苗のせ台の後方側から苗に進入して植付け対象苗だけ
を押し出すものであるから、植付け対象苗株が苗取り出
し口に対して横方向に位置ずれしている場合であって
も、その位置ずれしたままの状態で押し出し作用するこ
とになり、植付爪が隣接する苗株を引きずって取り出す
ことがあった。又、植付け対象苗株の上方側の後続苗と
の分離も充分でなく、この後続苗を植付爪が引きずり、
植付株本数にばらつきが生じる等の不具合が発生するお
それがあり、未だ改善の余地があった。本発明は、上記
不具合点を解消することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した苗移植機において、前記苗取り出し口の近
くまで送りだされた作物苗に対して上方側から入り込み
一株毎に左右に分離させる作用位置と上方に退避する位
置とに姿勢変更自在で、前記植付機構の作動に同期し
て、作用位置と退避位置とに切り換わるレーキ状の苗仕
切具を設けるとともに、前記植付機構の苗取り出し作動
に先立って苗に進入して、前記仕切具により分離される
植付対象苗の後続の苗を苗取り出し口とは反対側に押し
戻して保持する苗保持具を備えてある点にある。
頭に記載した苗移植機において、前記苗取り出し口の近
くまで送りだされた作物苗に対して上方側から入り込み
一株毎に左右に分離させる作用位置と上方に退避する位
置とに姿勢変更自在で、前記植付機構の作動に同期し
て、作用位置と退避位置とに切り換わるレーキ状の苗仕
切具を設けるとともに、前記植付機構の苗取り出し作動
に先立って苗に進入して、前記仕切具により分離される
植付対象苗の後続の苗を苗取り出し口とは反対側に押し
戻して保持する苗保持具を備えてある点にある。
【０００５】
【作用】苗取り出し口に向けて送り出されてきた作物苗
に対して、植付機構の作動に同期して、苗仕切具が上方
退避位置から作用位置に切り換わり、植付け対象苗株と
横側に隣接する苗株とを横方向に分離するとともに、植
付け対象苗株を苗取り出し口に位置合わせできることに
なる。そして、植付機構の作動に先立って苗保持具が進
入して、植付機構が作用するまで植付け対象苗を位置保
持するとともに、植付機構の作動時には、苗取り出し口
とは反対側に向けて後続苗を押し戻してこれを保持する
ので、植付機構が後続苗を引きずることない。
に対して、植付機構の作動に同期して、苗仕切具が上方
退避位置から作用位置に切り換わり、植付け対象苗株と
横側に隣接する苗株とを横方向に分離するとともに、植
付け対象苗株を苗取り出し口に位置合わせできることに
なる。そして、植付機構の作動に先立って苗保持具が進
入して、植付機構が作用するまで植付け対象苗を位置保
持するとともに、植付機構の作動時には、苗取り出し口
とは反対側に向けて後続苗を押し戻してこれを保持する
ので、植付機構が後続苗を引きずることない。
【０００６】
【発明の効果】従って、植付け対象苗と、横側の隣接苗
及び後続苗との間に分離作用が確実に行われるので、確
実に植付け対象苗だけを植付けることができ、隣接苗の
引きずりがなく、植付け苗株本数のばらつきが少なく、
欠株のおそれも少ない苗移植機を提供できるに到った。
及び後続苗との間に分離作用が確実に行われるので、確
実に植付け対象苗だけを植付けることができ、隣接苗の
引きずりがなく、植付け苗株本数のばらつきが少なく、
欠株のおそれも少ない苗移植機を提供できるに到った。
【０００７】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図２
に藺草苗移植機を示している。図外の走行機体にリンク
機構１を介して連結されるフレーム兼用の伝動ケース２
に対して、一定ストロークで往復横移動する苗のせ台３
を支持するとともに、この苗のせ台３上に１株づつに株
分けされた多数の藺草苗を載置し、苗のせ台３に設けた
無端回動帯式縦送り装置４により、苗のせ台３下端部に
形成した苗取り出し口５に向けて苗を送り出すよう構成
してある。苗のせ台３の後方側に植付機構６を配設し、
この植付機構６により、苗取り出し口５から一株づつ苗
を取り出し保持して圃場に植付けるよう構成してある。
に藺草苗移植機を示している。図外の走行機体にリンク
機構１を介して連結されるフレーム兼用の伝動ケース２
に対して、一定ストロークで往復横移動する苗のせ台３
を支持するとともに、この苗のせ台３上に１株づつに株
分けされた多数の藺草苗を載置し、苗のせ台３に設けた
無端回動帯式縦送り装置４により、苗のせ台３下端部に
形成した苗取り出し口５に向けて苗を送り出すよう構成
してある。苗のせ台３の後方側に植付機構６を配設し、
この植付機構６により、苗取り出し口５から一株づつ苗
を取り出し保持して圃場に植付けるよう構成してある。
【０００８】そして、苗取り出し口５の近くまで送りだ
された作物苗に対して上方側から入り込み一株毎に左右
に分離させる作用位置と上方に退避する位置とに姿勢変
更自在で、前記植付機構６の作動に同期して、作用位置
と退避位置とに切り換わるレーキ状の苗仕切具７を設け
るとともに、前記植付機構６の苗取り出し作動に先立っ
て苗に進入して、前記苗仕切具７により分離される植付
対象苗の後続の苗を苗取り出し口５とは反対側に押し戻
して保持する苗保持具８を備えてある。
された作物苗に対して上方側から入り込み一株毎に左右
に分離させる作用位置と上方に退避する位置とに姿勢変
更自在で、前記植付機構６の作動に同期して、作用位置
と退避位置とに切り換わるレーキ状の苗仕切具７を設け
るとともに、前記植付機構６の苗取り出し作動に先立っ
て苗に進入して、前記苗仕切具７により分離される植付
対象苗の後続の苗を苗取り出し口５とは反対側に押し戻
して保持する苗保持具８を備えてある。
【０００９】詳述すると、図１に示すように、苗のせ台
３の各条仕切り部９に立設した縦フレーム１０の上部に
亘って架設した支軸１１に枢支した左右一対の揺動アー
ム１２に前記苗仕切具７を枢支するとともに、縦フレー
ム１０に縦方向に形成した長孔１３にピン１４係合させ
て、上下一定範囲でスライド移動するよう支持し、植付
機構６の作動に連動して作用位置と上方退避位置とに亘
って上下動するよう、リンク機構１５を介して苗保持具
８にワイヤ１６連係してある。この苗仕切具７は、苗取
り出し口５近くまで送り出された苗株の根部に対して上
方から分け入り、横方向に分離させるよう作用するとと
もに、苗取り出し口５に植付け対象苗株を位置合わせす
る作用も果たす。
３の各条仕切り部９に立設した縦フレーム１０の上部に
亘って架設した支軸１１に枢支した左右一対の揺動アー
ム１２に前記苗仕切具７を枢支するとともに、縦フレー
ム１０に縦方向に形成した長孔１３にピン１４係合させ
て、上下一定範囲でスライド移動するよう支持し、植付
機構６の作動に連動して作用位置と上方退避位置とに亘
って上下動するよう、リンク機構１５を介して苗保持具
８にワイヤ１６連係してある。この苗仕切具７は、苗取
り出し口５近くまで送り出された苗株の根部に対して上
方から分け入り、横方向に分離させるよう作用するとと
もに、苗取り出し口５に植付け対象苗株を位置合わせす
る作用も果たす。
【００１０】前記苗保持具８は、伝動ケース２に前後一
対の揺動リンク１７，１８及び上部の連係リンク１９に
より平行四連リンク構造に設けられ、前部側揺動リンク
１７の基端部に連設した駆動アーム２０にカムフォロア
２１を取付け、植付機構６の駆動軸２２に設けたカム部
材２３により、植付機構６の作動に同期して、先端部の
保持爪８ａが苗に進入する作用位置と後方退避位置とに
亘り、前後に往復移動するよう構成してある。前記保持
爪８ａを支持する支持ケース２４には、前方移動に伴っ
て保持爪８ａが苗に進入したとき、保持爪８ａを上方側
に向けて相対揺動させるカム機構２５を設けてある。つ
まり、前部側揺動リンク１７と連係リンク１９との相対
角度変位に基いてカム機構２５が作用して、保持爪８ａ
が上方移動するようにしてある。そして、この苗保持具
８は、植付機構６による苗取り出し作動に先立って保持
爪８ａが苗に進入して、植付け対象苗を保持し、植付機
構６の植付爪６ａが苗取り出し作動する時に、保持爪８
ａが上方に移動して、後続苗を苗取り出し口５とは反対
側の上方に向けて押し戻してその状態を保持するのであ
る。
対の揺動リンク１７，１８及び上部の連係リンク１９に
より平行四連リンク構造に設けられ、前部側揺動リンク
１７の基端部に連設した駆動アーム２０にカムフォロア
２１を取付け、植付機構６の駆動軸２２に設けたカム部
材２３により、植付機構６の作動に同期して、先端部の
保持爪８ａが苗に進入する作用位置と後方退避位置とに
亘り、前後に往復移動するよう構成してある。前記保持
爪８ａを支持する支持ケース２４には、前方移動に伴っ
て保持爪８ａが苗に進入したとき、保持爪８ａを上方側
に向けて相対揺動させるカム機構２５を設けてある。つ
まり、前部側揺動リンク１７と連係リンク１９との相対
角度変位に基いてカム機構２５が作用して、保持爪８ａ
が上方移動するようにしてある。そして、この苗保持具
８は、植付機構６による苗取り出し作動に先立って保持
爪８ａが苗に進入して、植付け対象苗を保持し、植付機
構６の植付爪６ａが苗取り出し作動する時に、保持爪８
ａが上方に移動して、後続苗を苗取り出し口５とは反対
側の上方に向けて押し戻してその状態を保持するのであ
る。
【００１１】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】苗保持具配設部の切欠側面図
【図２】苗移植機の後部の側面図
３ 苗のせ台 ５ 苗取り出し口 ６ 植付機構 ７ 苗仕切具 ８ 苗保持具
Claims (1)
- 【請求項１】 苗のせ台（３）上に複数の作物苗を載置
するとともに、この作物苗を苗取り出し口（５）に向け
て送り出し、その送りだされてきた作物苗を取り出し保
持して植付ける植付機構（６）を設けてある苗移植機で
あって、前記苗取り出し口（５）の近くまで送りだされ
た作物苗に対して上方側から入り込み一株毎に左右に分
離させる作用位置と上方に退避する位置とに姿勢変更自
在で、前記植付機構（６）の作動に同期して、作用位置
と退避位置とに切り換わるレーキ状の苗仕切具（７）を
設けるとともに、前記植付機構（６）の苗取り出し作動
に先立って苗に進入して、前記苗仕切具（７）により分
離される植付対象苗の後続の苗を苗取り出し口（５）と
は反対側に押し戻して保持する苗保持具（８）を備えて
ある苗移植機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15805491A JP2601572B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 苗移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15805491A JP2601572B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 苗移植機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053710A JPH053710A (ja) | 1993-01-14 |
| JP2601572B2 true JP2601572B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=15663287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15805491A Expired - Lifetime JP2601572B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 苗移植機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601572B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15805491A patent/JP2601572B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH053710A (ja) | 1993-01-14 |
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