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JP2698296B2 - 画像処理回路 - Google Patents

画像処理回路

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Publication number
JP2698296B2
JP2698296B2 JP4229514A JP22951492A JP2698296B2 JP 2698296 B2 JP2698296 B2 JP 2698296B2 JP 4229514 A JP4229514 A JP 4229514A JP 22951492 A JP22951492 A JP 22951492A JP 2698296 B2 JP2698296 B2 JP 2698296B2
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JP
Japan
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image
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JP4229514A
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日出人 藤田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像のコントラス
トを改善して出力する画像処理回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ一体型VTRやレーザーデ
ィスクプレーヤ等の映像機器からの再生映像信号、或い
はTV放送によって送られてくる映像信号を直接に画像
として印画紙に印写出来るカラービデオプリンタが開発
されている。
【0003】ところで、カメラ一体型VTRによって所
望の被写体を撮影する場合、露出、ピント、ホワイトバ
ランス等を対象とする自動調整機能が働くが、撮影せん
とする被写体及び背景からなる画像の性質はまちまちで
あるため、実際には最適な調整状態を実現することは困
難である。従って、この様なカメラ一体型VTRからの
撮像信号をそのままビデオプリンタへ供給して画像を印
写した場合、充分なコントラストの画像が得られないこ
とがある。
【0004】そこで、入力画像のコントラストを改善す
るべく、ヒストグラム変換と呼ばれる手法が提案されて
いる(例えば「画像工学ハンドブック」樋渡涓二編、朝
倉書店、第215頁)。該手法は、画面を構成する画像デー
タの度数分布を予め調べておき、該ヒストグラムが適切
な分布となるようにデータ変換を施すものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヒストグラム変換法
は、予め処理すべき画像の性質が判明している場合に
は、コントラスト改善に極めて有効な手法であるが、カ
メラ一体型VTRを用いて撮影した画像の如く、処理す
べき画像がまちまちの場合には、画像の性質が不明であ
り、画一的なデータ変換方式では、所期の効果が得られ
ない場合がある。
【0006】一般には、画像の中の暗い領域はより暗
く、明るい領域はより明るくする様にデータ変換を施す
ことによってコントラストが改善されるが、カラー画像
の場合は、同じ輝度を有する画像領域であっても、彩度
が異なる領域に対して同様の変換処理を施すと、例えば
濃い紺色が黒色に変換されたり、明るい青色が白色に変
換されて、所謂「色ツブレ」の問題を生じる。
【0007】本発明の目的は、処理すべき入力画像の性
質に応じて適切なデータ変換が行なわれて、画質の低下
を来すことなくコントラストの改善が図られる画像処理
回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る画像処理回路
は、入力画像の性質を検出するための第1乃至第3の検
出手段と、入力画像データにデータ変換を施して出力す
るデータ変換手段と、前記データ変換の方式に対し画像
の性質に応じた修正を加える修正手段とを具えている。
【0009】第1検出手段は、入力画像を構成する単位
領域毎の輝度を表わす輝度データと、入力画像全体に亘
る輝度変化の程度を表わす輝度変化データと、入力画像
内の高輝度部及び低輝度部の彩度を表わす彩度データと
を検出するものである。第2検出手段は、入力画像の
内、主要被写体領域を検出するものである。又、第3検
出手段は、入力画面全体についての輝度データの最大値
及び最小値である第1代表値MX及び第2代表値MN
と、主要被写体領域内の輝度データの最大値及び最小値
である第3代表値MXO及び第4代表値MNOとを検出
するものである。
【0010】データ変換手段は、入力画像データと出力
画像データの関係を表わす所定のデータ変換方式に従っ
て、入力画像データにデータ変換処理を施して出力する
ものである。修正手段は、前記第1代表値MX及び第3
代表値MXOに対しては夫々変化量ΔMX及びΔMX
O、第2代表値MN及び第4代表値MNOに対しては
々変化量ΔMN及びΔMNOを与えて、前記画像データ
の入出力関係に修正を施すものであって、少なくとも下
記の3つの条件を満たす様、前記各変化量ΔMX、ΔM
XO、ΔMN、ΔMNOを規定する。
【0011】
【0012】尚、上記第2検出手段としては、入力画像
の空間周波数を算出して、高周波成分を多く含む領域を
主要被写体領域として検出する構成を採用することがで
きる。
【0013】
【作用】入力画像データは、データ変換手段へ入力され
て、所定のデータ変換方式にデータ変換処理を施された
後、後段回路へ出力される。この際、修正手段によって
第1乃至第4代表値MX、MN、MXO及びMNOに対
する各変化量ΔMX、ΔMN、ΔMXO及びΔMNO
が、輝度変化データ、彩度データ、及び主要被写体領域
の集中度に基づいて規定されているので、入力画像に応
じた最適な値に可変設定され、最適なデータ変換方式が
規定される。これによって、コントラストの向上が図ら
れると同時に、所謂「色ツブレ」が防止される。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の効果】本発明に係る画像処理回路によれば、処
理すべき入力画像の性質に応じて適切なデータ変換が行
なわれるから、画質の低下を来すことなくコントラスト
の改善を図ることが出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明をビデオプリンタに実施した一
例につき、図面に沿って詳述する。図1に示す如く、カ
メラ一体型VTR等の映像機器から供給されるアナログ
映像信号は、A/D変換器(1)にてデジタル映像信号に
変換された後、1枚の画像を構成すべきデジタル映像信
号が輝度データY及び色差データU、Vとして画像メモ
リ回路(2)に採り込まれる。
【0020】画像メモリ回路(2)内のデータはメモリ制
御回路(4)によって読み出され、更にデータ変換回路
(6)にてRGB信号に変換される。この際、輝度データ
YはルックアップテーブルLUT(5)へ入力されて、所
定のデータ変換が施された上、データ変換回路(6)へ出
力される。LUT(5)は後述の回路によって予め入出力
関係が規定されている。
【0021】即ち、画像メモリ回路(2)内のデータは画
面分割評価回路(3)へ供給される。画面分割評価回路
(3)は、図6に示す如く画面を複数(例えば8×8=6
4)の単位領域に分割して、各単位領域毎の平均輝度デ
ータ(以下、単に輝度データという)を検出する。
【0022】画面全体に亘る輝度データは主制御回路
(7)へ供給され、その最大値、最小値、平均値、及び標
準偏差が算出される。
【0023】又、画面は図7の如く、前記単位領域より
も大きな複数の画面ブロックP0、P1、P2、P3、P4
に分割され、画面ブロック毎の輝度データの平均値が算
出される。
【0024】尚、これらの画面ブロックは、図6の如く
画面中央部に1人の人物が位置する最も一般的な画面の
構図を考慮して規定されたものであり、図7に示す画面
ブロックP2が最も主要な領域であり、その周囲の画面
ブロックP0、P1、P3、P4は比較的重要度の低い領域
である。
【0025】又主制御回路(7)は、画面全体についての
明るさの程度を表わす明度データを規定するべく、図7
の如く画面ブロック毎に、重要度に応じた重み付け係数
0(=0.1)、W1(=0.2)、W2(=0.3)、W3(=
0.2)、W4(=0.2)を設定し、下記数1によって、評
価輝度値Eを算出する。ここで、P0、P1、P2
3、、P4は画面ブロック毎の輝度データの平均値を表
わしている。
【0026】
【数1】E=P00+P11+P22+P33+P44
【0027】そして、画面全体についての平均輝度値A
と上記評価輝度値とを図8の如く比較回路(9)へ入力し
て大小比較を行ない、A>Eのときは画面が暗く、A=
Eのときは画面の明るさが適正であり、A<Eのときは
画面が明るいと判断し、(E−A)の値を明度データと
して規定する。
【0028】尚、上記明度データの規定方式は、カメラ
一体型VTRにおけるビデオカメラの露出制御にて、従
来より画像の明るさを判定するために採用されているも
のである。
【0029】更に、最大輝度を有する単位領域の彩度
と、最小輝度を有する単位領域の彩度が検知され、これ
らが彩度データとして規定される。
【0030】主制御回路(7)は、上述の輝度データに周
波数解析を施して画面の空間周波数を算出し、所定の閾
値以上の高周波領域を主要被写体領域として規定し、該
主要被写体領域が1箇所に集中して存在するか、或いは
分散して存在するかを検出する。又、主要被写体領域の
最大輝度及び最小輝度を算出する。ビデオカメラによる
撮影においては、オートフォーカス機能によって主要被
写体を目的として焦点が合わされるため、高周波領域が
即ち主要被写体領域となるのである。
【0031】そして、主制御回路(7)は、上記の処理に
よって得られた輝度データ、標準偏差、明度データ、彩
度データ等の画面評価データに基づいて、LUT(5)の
入出力関係を決定する。
【0032】例えば輝度データを8ビットで表わす場
合、LUT(5)の入出力関係は図2の様に、夫々“0”
〜“255”の入力データと出力データについての1対
1の対応関係で表わされる。図中の一点鎖線はデータ変
換を施さない場合であって、この鎖線に対して実線の如
く、高輝度領域は更に高輝度化し、低輝度領域は更に低
輝度化する修正によって、コントラストの向上を図るこ
とが出来る。
【0033】本実施例では、実線で示す折れ線を規定す
るために、原点“0”と最大点“255”の間に、全画
面内の最大輝度点A、最小輝度点B、主要被写体領域内
の最大輝度点C、最小輝度点Dの4点を選択する。そし
て、A点の輝度データを第1代表値MX、B点の輝度デ
ータを第2代表値MN、C点の輝度データを第3代表値
MXO、D点の輝度データを第4代表値MNOとして規
定し、第1代表値MX及び第3代表値MXOに対しては
夫々正の変化量ΔMX及びΔMXO、第2代表値MN及
び第4代表値MNOに対しては夫々負の変化量ΔMN及
びΔMNOを与えて、データ入出力関係に修正を施すの
である。
【0034】上記各変化量は下記の数2乃至数5によっ
て表わされる。
【数2】ΔMX=(255−MX)×RA
【数3】ΔMN=(0−MN)×RAB
【数4】 ΔMXO={(255−MXO)×RAA}×REC
【数5】ΔMNO={(0−MNO)×RAB}×RED
【0035】ここで、RAAはA点の変化率、RABはB
点の変化率を表わしている。又、RECはC点の信頼
度、REDはD点の信頼度であって、夫々1以下の値に
設定される。尚、主要被写体領域の判断が正確であれ
ば、C点及びD点の変化量ΔMXO及びΔMNOは大き
い程、コントラストが向上するが、仮に判断がずれてい
た場合、逆に主要被写体領域のコントラストを下げる虞
れがある。この弊害を防止するために、上記信頼度が定
義されているのである。
【0036】上記各変化量ΔMX、ΔMXO、ΔMN及
びΔMNOは、主制御回路(7)がファジィ推論によって
決定する。ファジィ推論においては、下記の如き複数の
ルールが定義される。ルール1 もし標準偏差が小さければ、変化率RAA、RABを小さ
く設定する。ルール2 もし標準偏差が大きければ、変化率RAA、RABを大き
く設定する。
【0037】ルール3 もし明度データが小さければ、A点の変化率RAAを大
きく設定し、且つ、B点の変化率RABを小さく設定す
る。ルール4 もし明度データが大きければ、A点の変化率RAAを小
さく設定し、且つ、B点の変化率RABを大きく設定す
る。
【0038】ルール5 もし高輝度部の彩度データが大きければ、A点の変化率
RAAを小さく設定する。ルール6 もし低輝度部の彩度データが大きければ、B点の変化率
RABを小さく設定する。
【0039】ルール7 もし主要被写体領域が1箇所に集中して存在すれば、信
頼度REC、REDを大きく設定する。ルール8 もし主要被写体領域が分散して存在すれば、信頼度RE
C、REDを小さく設定する。
【0040】ルール9 もしA点の輝度データMXとC点の輝度データMXOと
が近似していれば、C点の信頼度RECを大きく設定す
る。ルール10 もしB点の輝度データMNとD点の輝度データMNOと
が近似していれば、D点の信頼度REDを大きく設定す
る。
【0041】ルール1は、入力画像のコントラストの強
弱に応じて、元々コントラストの弱い画像については、
最小輝度部近傍に対する低輝度化の程度を弱め、急激な
輝度変化を抑制する様に作用する。又、ルール2は、元
々コントラストの強い画像については、最大輝度部近傍
を更に高輝度に設定して、コントラストを強調する様に
作用する。
【0042】ルール3は、画面が暗い場合に図2のカー
ブを全体として上方に持ち上げる様に作用し、ルール4
は、画面が明るい場合に図2のカーブを全体として下方
に下げる様に作用して、画面を適正な明るさに設定する
ものである。
【0043】ルール5は、例えば青空等の明るい青色の
部分については、データ変換による高輝度化の程度を弱
め、明るい青色が白色に変換される、所謂青空の白飛び
を防止する。又、ルール6は、例えば濃い紺色の部分に
ついては、低輝度化の程度を弱め、濃い紺色が黒色に変
換される、所謂有彩色の黒つぶれを防止する。
【0044】ルール7は、例えば被写体となる人物が画
面中央部に位置するとき、該領域の高輝度部は更に高輝
度に設定すると共に、該領域の低輝度部は更に低輝度に
設定して、コントラストを強調する。一方、ルール8
は、例えば画面全体に人物が分散して位置するとき、上
記高輝度化及び低輝度化の程度は弱めるのである。
【0045】ルール9及びルール10は、図2のカーブ
におけるA点とC点の接近、及びB点とD点の接近に起
因する急激な変化を防止するためのものである。
【0046】図5は、上記複数のルールの内、A点につ
いての前件部及び後件部の一部を示しており、図5(a)
は標準偏差に関するもの、図5(b)は明度データに関す
るもの、図5(c)は彩度データに関するものである。
【0047】尚、各データはスケーリング処理により
“0”〜“32”の定義域内に変換された上、前件部の
メンバーシップ関数により適合度μが算出される。又、
後件部は図示の如く16進数によって表わされる一定値
0〜C5に規定され、所謂簡略化ファジィ推論が採用さ
れている。
【0048】従って、ファイジィ推論の結果としての変
化率Cは、他のルールも考慮して下記数6によって算出
される。
【0049】
【数6】
【0050】尚、これによって得られた変化率Cは、0
0Hを0%、FFHを100%として、百分率表示に変
換される。
【0051】この様にして図2のA点及びB点における
変化率RAA、RABと、C点及びD点における信頼度R
C、REDが算出されると、これによって図2の実線の
折れ線が規定され、入出力関係が決定されることにな
る。
【0052】本実施例では、上記入出力関係を図3の如
くLUT(5)に離散的に表わして、該LUT(5)に基づ
いてデータ変換を行なう。図4は、LUT(5)に対する
上記一連のデータ設定手続きを表わしたものである。
【0053】図1に示す如く、メモリ制御回路(4)から
得られる輝度データYは上記LUT(5)によってデータ
変換され、データ変換回路(6)へ出力される。これによ
って得られたRGB信号は主制御回路(7)を経て、印写
制御回路(8)へ供給され、ビデオプリンタが駆動制御さ
れることになる。
【0054】上記画像処理回路によれば、画像のコント
ラストを改善出来るばかりでなく、画像を分割して評価
を行っているから、画像に含まれる重要な情報の表現力
向上を図ることが出来る。
【0055】又、画像の評価、入出力関係の決定にファ
ジィ推論を用いているから、画面の様々な性質を前記変
化率及び信頼度に反映させることが出来、これによって
明るい青が白に変わる等の「色ツブレ」の問題を解消す
ることが可能である。
【0056】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えば、上述のファジィ推論に替えて、例
えばニューロ処理を用いて入出力関係の決定を行なうこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理回路のブロック図であ
る。
【図2】画像データの入出力関係を表わすグラフであ
る。
【図3】LUTの内容を表わす図表である。
【図4】入出力関係を決定する一連の手続きを示すフロ
ーチャートである。
【図5】ファジィルールを説明する図である。
【図6】画面を構成する多数の単位領域を表わす図であ
る。
【図7】画面を構成する複数の画面ブロックを表わす図
である。
【図8】比較回路のブロック図である。
【符号の説明】
(2) 画像メモリ回路 (3) 画面分割評価回路 (4) メモリ制御回路 (5) LUT (6) データ変換回路 (7) 主制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像のコントラストを改善して出力
    する回路であって、 入力画像を構成する単位領域毎の輝度を表わす輝度デー
    タと、入力画像全体に亘る輝度変化の程度を表わす輝度
    変化データと、入力画像内の高輝度部及び低輝度部の彩
    度を表わす彩度データとを検出する第1検出手段と、 入力画像の内、主要被写体領域を検出する第2検出手段
    と、 入力画面全体についての輝度データの最大値及び最小値
    である第1代表値MX及び第2代表値MNと、主要被写
    体領域内の輝度データの最大値及び最小値である第3代
    表値MXO及び第4代表値MNOとを検出する第3検出
    手段と、 入力画像データと出力画像データの関係を表わす所定の
    データ変換方式に従って、入力画像データにデータ変換
    処理を施して出力するデータ変換手段と、 前記第1代表値MX及び第3代表値MXOに対しては夫
    々変化量ΔMX及びΔMXO、第2代表値MN及び第4
    代表値MNOに対しては夫々変化量ΔMN及びΔMNO
    を与えて、前記画像データの入出力関係に修正を施す修
    正手段とを備え、該修正手段は、少なくとも前記輝度変
    化データ、彩度データ及び主要被写体領域の集中度に基
    づいて、前記各変化量ΔMX、ΔMN、ΔMXO及びΔ
    MNOを規定することを特徴とする画像処理回路。
  2. 【請求項2】 前記修正手段は、少なくとも、 前記輝度変化データが小さいときは、第1代表値MX及
    び第2代表値MNに対する変化量ΔMX及びΔMNを小
    さく、輝度変化データが大きいときは該変化量ΔMX及
    びΔMNを大きく設定する第1条件と、 前記高輝度部の彩度データが大きいときは、第1代表値
    MXに対する変化量ΔMXを小さく設定し、低輝度部の
    彩度データが大きいときは、第2代表値MNに対する変
    化量ΔMNを小さく設定する第2条件と、 前記主要被写体領域が1箇所に集中して存在するとき
    は、前記第3代表値MXO及び第4代表値MNOに対す
    る変化量ΔMXO及びΔMNOを大きく、主要被写体領
    域が分散して存在するときは、該変化量ΔMXO及びΔ
    MNOを小さく設定する第3条件 とを満たす様、前記各
    変化量ΔMX、ΔMXO、ΔMN及びΔMNOを規定す
    ることを特徴とする 請求項1に記載の画像処理回路。
  3. 【請求項3】 前記第2検出手段は、入力画像の空間周
    波数を算出して、高周波領域を主要被写体領域として検
    出する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
JP4229514A 1992-08-28 1992-08-28 画像処理回路 Expired - Lifetime JP2698296B2 (ja)

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