JP2697384B2 - 機械走査式超音波探触子 - Google Patents
機械走査式超音波探触子Info
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Description
に利用し、超音波ビームのスキャンニング(走査)をト
ランスデューサの機械的動作により行う機械走査式超音
波探触子に関する。
る機械走査式超音波探触子は、トランスデューサをモー
タ駆動により機械的に回転または揺動運動させて走査を
行っている。
成を示している。1はトランスデューサ、2はロータ、
3は回転軸、4は回転軸支持部材であり、トランスデュ
ーサ1は、ロータ2、回転軸3および回転軸支持部材4
により回転可能に支持されている。
変換ギヤ、9は駆動プーリ、10はタイミングベルト、
11は従動プーリである。モータ5の回転運動はピニオ
ンギヤ7、直交変換ギヤ8、駆動プーリ9、タイミング
ベルト10、従動プーリ11などの伝達系を経てロータ
2に伝達されるようになっている。
れている。モータ5にはエンコーダ6が取り付けられ
て、モータ5の回転位置を検出している。このエンコー
ダ6での位置検出により得られた情報をもとに、図示し
ない制御回路でモータ5の回転制御を行っている。
音響結合液体であり、この音響結合液体13は音響窓1
4の内部に充填されている。オイルシール12でモータ
5の回転軸を通じた音響結合液体13の漏れがないよう
に封止している。
る。図3において、モータ5が回転すると、ピニオンギ
ヤ7、駆動プーリ9、タイミングベルト10等の駆動伝
達系を介して、ロータ2が回転し、ロータ2に固定され
たトランスデューサ1が回転する。この回転角度をモー
タ5に取付けられたエンコーダ6で検出しながら超音波
信号をトランスデューサ1に供給する。トランスデュー
サ1からの超音波が音響結合液体13、音響窓14を通
じて人体に放射される。放射超音波の反射波を、音響窓
14、音響結合液体13およびトランスデューサ1を通
じて受信し、この受信信号を超音波診断装置本体に供給
して、画像表示を行う。
探触子でも、モータ5の回転運動を駆動伝達系を介して
トランスデューサ1を回転させて、機械的に走査を行う
ことができる。
来の機械走査式超音波探触子では、トランスデューサ1
が固定されたロータ2は、回転軸3を中心に回転し、こ
の回転軸3は回転軸支持部材4に固定されているため、
回転軸3を回転方向に直交する方向の回転変位はできな
い。したがって、被検体を測定する際に走査面を傾ける
ことができず、多様な走査による有効な超音波診断画像
が得られないという問題があった。
伝達系の部品精度や組立精度に起因する回転制御誤差が
発生して、超音波画像の歪や揺れが生じ、良質な超音波
画像が得られないという問題があった。
り、走査面を傾けた多様な走査により被写体に係る効果
的な超音波診断画像が得られ、且つ、駆動伝達系の回転
制御誤差を阻止して、歪や揺れのない良質な超音波画像
が得られる優れた機械式超音波探触子を提供することを
目的とする。
するために、超音波を送受信するトランスデューサを備
えたロータと、このロータと一体に構成され、上記ロー
タを一方向に連続的に回転駆動する第1のモータと、上
記ロータと一体に構成され、上記ロータの回転速度およ
び停止位置を検出する動作検出手段と、一体に構成され
た上記ロータ、第1のモータおよび動作検出手段を上記
トランスデューサの超音波走査面と直交する軸を中心に
回転可能に支持する支持部材と、回転する上記トランス
デューサへの信号を接触子を介して送受信する信号伝達
手段と、上記トランスデューサの超音波走査面と直交す
る面にて上記支持部材を揺動運動させて上記軸を傾ける
揺動機構部と、この揺動機構部を駆動する第2のモータ
と、上記支持部材の揺動速度および揺動変位を検出する
揺動変位検出手段とを備えたものである。
体に構成されたロータ、第1のモータ、動作検出手段お
よび支持部材を、上記ロータの回転軸が傾くように回転
変位させているため、走査面を傾けた多様な走査により
被写体に係る効果的な超音波診断画像が得られ、且つ、
駆動伝達系の回転制御誤差を阻止して歪や揺れのない良
質な超音波画像が得られる。
実施例について図面をもとに説明する。
し、図1は正面断面図、図2(a)、(b)は側面図で
ある。
ータ31に固定され、このロータ31は、軸44の両端
を固定している揺動フレーム32により矢印方向Mに回
転動作ができるように支持されている。
両側面にはモータ42およびエンコーダ41が取付けら
れている。ロータ31の内部には軸44にスリップリン
グ34が固定されており、スリップリング34のブラシ
および素子リード線35を経由してトランスデューサ3
0に電気的に接続されている。
向Vaあるいは方向Vbに回転変位、すなわち、揺動可能
に支持されている。さらに揺動フレーム32には揺動ギ
ヤ37が設けられ、モータ38にはピニオンギヤ36が
取付けられている。ピニオンギヤ36と揺動ギヤ37と
は噛み合っており、モータ38の回転位置に応じて揺動
フレーム32は揺動可能になっている。モータ38には
エンコーダ39が取付けられおり、モータ38の回転位
置を検出できるようになっている。
図示しない電圧供給線を通じてモータ42に電流が流れ
るとモータ42は回転し、この回転によりロータ31が
回転する。ロータ31の回転位置はロータ31の側面に
取付けられたエンコーダ41で検出されており、ロータ
31を回転制御することによってロータ31に固定され
たトランスデューサ30の走査動作を行っている。
線40、スリップリング34、素子リード線35を経由
してトランスデューサ30に超音波信号を印加すると、
トランスデューサ30から超音波が被写体内に放射され
る。被写体からの反射超音波は、トランスデューサ30
で電気信号に変換され、素子リード線35、スリップリ
ング34、信号線40を通じて、図示しない超音波診断
装置本体に送出される。この超音波診断装置本体で超音
波画像として画像表示される。
この場合のピニオンギヤ36と揺動ギヤ37の噛み合い
によって、揺動ギヤ37に固定された揺動フレーム32
が傾き、これによって超音波の走査線43が傾くことに
なる。図2(b)は走査線43が45度傾いた状態を表
している。走査線43の傾き角度は、モータ38に取付
けられたエンコーダ39により検出される。
8に結合されたエンコーダ39とピニオンギヤ36と揺
動ギヤ37と揺動フレーム32により走査線43の傾き
を制御し、この傾きの制御をトランスデューサ30の走
査制御と併せて行うことにより、多様な走査ができる。
例えば、経腔診断や経直腸診断のような体腔内診断にあ
って、被検体に対して超音波探触子全体を傾けることが
できない場合に、超音波探触子内部で傾けることがで
き、多様な走査面に係る診断に有効な良質の超音波画像
を得ることができるようになる。
30の走査動作をトランスデューサ30に固定されたロ
ータ31と一体となったモータ42およびエンコーダ4
1により、モータ42の回転運動をロータ31に伝達す
る駆動伝達系をなくすことができる。これによって、ギ
ヤの偏芯などの駆動伝達系の部品精度や組立精度に起因
する回転制御誤差がなくなり、歪や揺れのない診断に有
効な良質の超音波画像を得ることができる。
ヤ36と揺動ギヤ37を用いた揺動機構により走査線4
3が傾くようにしているが、カムなどを使った揺動機構
などでも良い。
に、一体的に構成されたロータ、第1のモータおよび動
作検出手段をトランスデューサの超音波走査面と直交す
る軸にて一方向に連続回転可能に支持した支持部材を揺
動運動させて上記ロータの回転軸が傾くように構成して
いるため、経腔診断や経直腸診断等の体腔内診断のよう
に被検体に対して超音波探触子全体を傾けることができ
ない場合にも、ロータの回転軸を傾けることにより、超
音波探触子の挿入方向に対してトランスデューサの超音
波走査面を傾けた多様な走査により被検体に係わる診断
に有効な超音波診断画像を得ることができるとともに、
駆動伝達系を必要とせずに走査動作を行えるため駆動伝
達系の回転制御誤差を阻止して歪や揺れのない良質な超
音波画像が得られるという効果を有する。
触子の要部を示す正面断面図
の状態を示す側面図 (b) 本実施例において走査線の傾きが45°の状態
を示す側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波を送受信するトランスデューサを
備えたロータと、このロータと一体に構成され、上記ロ
ータを一方向に連続的に回転駆動する第1のモータと、
上記ロータと一体に構成され、上記ロータの回転速度お
よび停止位置を検出する動作検出手段と、一体に構成さ
れた上記ロータ、第1のモータおよび動作検出手段を上
記トランスデューサの超音波走査面と直交する軸を中心
に回転可能に支持する支持部材と、回転する上記トラン
スデューサへの信号を接触子を介して送受信する信号伝
達手段と、上記トランスデューサの超音波走査面と直交
する面にて上記支持部材を揺動運動させて上記軸を傾け
る揺動機構部と、この揺動機構部を駆動する第2のモー
タと、上記支持部材の揺動速度および揺動変位を検出す
る揺動変位検出手段とを備えた機械走査式超音波探触
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186066A JP2697384B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 機械走査式超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186066A JP2697384B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 機械走査式超音波探触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523339A JPH0523339A (ja) | 1993-02-02 |
JP2697384B2 true JP2697384B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=16181796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3186066A Expired - Lifetime JP2697384B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 機械走査式超音波探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697384B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017672A1 (ko) * | 2012-07-23 | 2014-01-30 | 알피니언메디칼시스템 주식회사 | 초음파 트랜스듀서 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4662515B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2011-03-30 | セイコーインスツル株式会社 | 医療モジュール機器 |
JP4624165B2 (ja) * | 2005-04-13 | 2011-02-02 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 超音波プローブ及び超音波診断装置 |
KR100993038B1 (ko) * | 2006-07-20 | 2010-11-08 | 파나소닉 주식회사 | 초음파 탐촉자 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200138A (en) * | 1981-06-04 | 1982-12-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | Ultrasonic diagnostic apparatus |
JPS6427538A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-30 | Toshiba Corp | Ultrasonic scanner |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3186066A patent/JP2697384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017672A1 (ko) * | 2012-07-23 | 2014-01-30 | 알피니언메디칼시스템 주식회사 | 초음파 트랜스듀서 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523339A (ja) | 1993-02-02 |
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Legal Events
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