JP2691664B2 - 浄水処理装置 - Google Patents
浄水処理装置Info
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- JP2691664B2 JP2691664B2 JP18747992A JP18747992A JP2691664B2 JP 2691664 B2 JP2691664 B2 JP 2691664B2 JP 18747992 A JP18747992 A JP 18747992A JP 18747992 A JP18747992 A JP 18747992A JP 2691664 B2 JP2691664 B2 JP 2691664B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浄水処理装置に係わ
り、特に浄水処理装置の内部に繁殖し易い雑菌、カビ類
を制菌、殺菌することができる浄水処理装置に関するも
のである。
り、特に浄水処理装置の内部に繁殖し易い雑菌、カビ類
を制菌、殺菌することができる浄水処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の浄水処理装置では、この浄水処理
装置を使用しないときには、カートリッジ内の活性炭の
透き間や中空糸膜フィルターに詰まったゴミから雑菌が
繁殖し易く、また浄化後の溜水は残留塩素が無くなるた
め、細菌が発生し、飲料水として適さなくなる。また、
これらの浄水処理装置は機構上、一定時間使用すると原
水中の固形不純物により濾過材の小孔がふさがれ、いわ
ゆる目詰まりの状態となり、濾過材の濾過能力が低下す
る。このため、従来の浄水処理装置においては、一定時
間使用後はカートリッジを交換しなければならず、不便
であった。
装置を使用しないときには、カートリッジ内の活性炭の
透き間や中空糸膜フィルターに詰まったゴミから雑菌が
繁殖し易く、また浄化後の溜水は残留塩素が無くなるた
め、細菌が発生し、飲料水として適さなくなる。また、
これらの浄水処理装置は機構上、一定時間使用すると原
水中の固形不純物により濾過材の小孔がふさがれ、いわ
ゆる目詰まりの状態となり、濾過材の濾過能力が低下す
る。このため、従来の浄水処理装置においては、一定時
間使用後はカートリッジを交換しなければならず、不便
であった。
【0003】前記のような細菌の発生に関しては、塩化
銀等の滅菌材を利用したり、供給される原水圧を利用し
たカートリッジ内の残留水排出等の手法が提案されてい
る。また、前記のような目詰まりに関しては、吐出口よ
り給水口に水を逆流させる逆洗により濾過材の寿命を延
ばす手法が提案されている。このように従来の浄水処理
装置では、細菌の発生と目詰まりに対処するためにそれ
ぞれ各別の手法を用いていたため、浄水処理装置の構成
が複雑になるという欠点があった。これに対して本出願
人は、濾過材に対して温風を供給することにより、また
はオゾンを含む空気を供給することにより、濾過材の逆
洗洗浄と殺菌が同時に行えるようにした浄水処理装置を
出願した(特願平3-206437号、特願平3-133780号)。
銀等の滅菌材を利用したり、供給される原水圧を利用し
たカートリッジ内の残留水排出等の手法が提案されてい
る。また、前記のような目詰まりに関しては、吐出口よ
り給水口に水を逆流させる逆洗により濾過材の寿命を延
ばす手法が提案されている。このように従来の浄水処理
装置では、細菌の発生と目詰まりに対処するためにそれ
ぞれ各別の手法を用いていたため、浄水処理装置の構成
が複雑になるという欠点があった。これに対して本出願
人は、濾過材に対して温風を供給することにより、また
はオゾンを含む空気を供給することにより、濾過材の逆
洗洗浄と殺菌が同時に行えるようにした浄水処理装置を
出願した(特願平3-206437号、特願平3-133780号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近の調
査で、浄水処理装置の長時間の使用停止による雑菌の繁
殖及び流出は、カートリッジ内からの流出のみならず、
浄水時には連続的に出水口まで浄水が流れる導水通管内
に、浄水停止時に浄水が滞るか、浄水により濡らされた
空間が残り、これに室内の空気中に浮遊する一般細菌及
びカビの胞子等が接触して前記導水通管内で繁殖するこ
とがわかった。特に、使い勝手を考慮して設定されたフ
レキシブル導水通管は、内部に凹凸が多く、汚染され易
い構造となっている。この発明は、上記の欠点を除去
し、前記導水通管内での細菌等の繁殖をも防止すること
ができる浄水処理装置を提供することを目的としてい
る。
査で、浄水処理装置の長時間の使用停止による雑菌の繁
殖及び流出は、カートリッジ内からの流出のみならず、
浄水時には連続的に出水口まで浄水が流れる導水通管内
に、浄水停止時に浄水が滞るか、浄水により濡らされた
空間が残り、これに室内の空気中に浮遊する一般細菌及
びカビの胞子等が接触して前記導水通管内で繁殖するこ
とがわかった。特に、使い勝手を考慮して設定されたフ
レキシブル導水通管は、内部に凹凸が多く、汚染され易
い構造となっている。この発明は、上記の欠点を除去
し、前記導水通管内での細菌等の繁殖をも防止すること
ができる浄水処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1記載の浄水処理装置は、連続
的に供給される水道水を活性炭及び中空糸膜フィルター
により浄化して良質の飲料水を供給する浄水処理装置に
おいて、温風発生手段と、タイマーと、送風切換手段と
を備え、供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭
及び中空糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、
浄水出口方向とに、順次温風を供給するようにしたこと
を特徴とするものである。この浄水処理装置において、
浄水停止時間が所定時間より短い場合には、温風を浄水
出水口方向にのみ供給し、浄水停止時間が所定時間より
も長い場合には、温風を前記活性炭及び中空糸膜フィル
ターの濾過方向に対して逆方向に供給するようにしても
よい。
めに、この発明の請求項1記載の浄水処理装置は、連続
的に供給される水道水を活性炭及び中空糸膜フィルター
により浄化して良質の飲料水を供給する浄水処理装置に
おいて、温風発生手段と、タイマーと、送風切換手段と
を備え、供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭
及び中空糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、
浄水出口方向とに、順次温風を供給するようにしたこと
を特徴とするものである。この浄水処理装置において、
浄水停止時間が所定時間より短い場合には、温風を浄水
出水口方向にのみ供給し、浄水停止時間が所定時間より
も長い場合には、温風を前記活性炭及び中空糸膜フィル
ターの濾過方向に対して逆方向に供給するようにしても
よい。
【0006】また、請求項2記載の浄水処理装置は、連
続的に供給される水道水を活性炭及び中空糸膜フィルタ
ーにより浄化して良質の飲料水を供給する浄水処理装置
において、オゾナイザーと、タイマーと、送風切換手段
と、浄水の出水口に設けられた活性炭ハニカム触媒とを
備え、供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭及
び中空糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、浄
水出水口方向とに、順次オゾンを含む空気を供給するよ
うにしたことを特徴とするものである。この浄水処理装
置において、浄水停止時間が所定時間より短い場合に
は、オゾンを含む空気を浄水出水口方向にのみ供給し、
浄水停止時間が所定時間よりも長い場合には、オゾンを
含む空気を前記浄水出水口方向と、前記活性炭及び中空
糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向との双方に供
給するようにしてもよい。
続的に供給される水道水を活性炭及び中空糸膜フィルタ
ーにより浄化して良質の飲料水を供給する浄水処理装置
において、オゾナイザーと、タイマーと、送風切換手段
と、浄水の出水口に設けられた活性炭ハニカム触媒とを
備え、供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭及
び中空糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、浄
水出水口方向とに、順次オゾンを含む空気を供給するよ
うにしたことを特徴とするものである。この浄水処理装
置において、浄水停止時間が所定時間より短い場合に
は、オゾンを含む空気を浄水出水口方向にのみ供給し、
浄水停止時間が所定時間よりも長い場合には、オゾンを
含む空気を前記浄水出水口方向と、前記活性炭及び中空
糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向との双方に供
給するようにしてもよい。
【0007】
【作用】上記のように構成された浄水処理装置のうち、
前者のものでは、浄水処理装置の使用停止後、数十分で
濾過部後端より出水口に至る導水通管に温風が送られ、
前記導水通管に残る滞留水が排除されると共に、管内が
乾燥され殺菌される。また、所定時間以上の使用停止が
続いた場合には、活性炭及び中空糸膜フィルターの容器
内に吐出口から温風が逆送される。このため、容器内の
残留浄水は中空糸フィルターの微細孔表面についた汚れ
を逆洗しながら強制排水される。これにより、中空糸膜
フィルターの濾過能力が回復される。前記残留浄水が強
制排水された後、容器内は温風により乾燥され、この浄
水処理装置を長期間に亘り使用しない場合でも前記容器
内に雑菌が発生することがない。前記容器内には温風が
供給されるので、短時間での乾燥が可能となる。
前者のものでは、浄水処理装置の使用停止後、数十分で
濾過部後端より出水口に至る導水通管に温風が送られ、
前記導水通管に残る滞留水が排除されると共に、管内が
乾燥され殺菌される。また、所定時間以上の使用停止が
続いた場合には、活性炭及び中空糸膜フィルターの容器
内に吐出口から温風が逆送される。このため、容器内の
残留浄水は中空糸フィルターの微細孔表面についた汚れ
を逆洗しながら強制排水される。これにより、中空糸膜
フィルターの濾過能力が回復される。前記残留浄水が強
制排水された後、容器内は温風により乾燥され、この浄
水処理装置を長期間に亘り使用しない場合でも前記容器
内に雑菌が発生することがない。前記容器内には温風が
供給されるので、短時間での乾燥が可能となる。
【0008】また、後者の浄水処理装置では、浄水処理
装置の使用停止後、数十分で濾過部後端より出水口に至
る導水通管にオゾンを含む空気が送られ、導水通管に残
る滞留水を排除すると共にオゾンの強い酸化作用により
殺菌される。この時残ったオゾンは、出水口直近に配設
された活性炭ハニカム触媒により分解され、放出され
る。この活性炭ハニカム触媒は、浄水時には最終段の吸
着剤としての浄化作用をも有する。浄水処理装置の使用
停止が所定時間以上続いた場合には、オゾンを含む空気
が濾過材側に供給されるため、この浄水処理装置を長時
間に亘り使用しない場合でも、濾過材部に雑菌が繁殖す
ることがない。
装置の使用停止後、数十分で濾過部後端より出水口に至
る導水通管にオゾンを含む空気が送られ、導水通管に残
る滞留水を排除すると共にオゾンの強い酸化作用により
殺菌される。この時残ったオゾンは、出水口直近に配設
された活性炭ハニカム触媒により分解され、放出され
る。この活性炭ハニカム触媒は、浄水時には最終段の吸
着剤としての浄化作用をも有する。浄水処理装置の使用
停止が所定時間以上続いた場合には、オゾンを含む空気
が濾過材側に供給されるため、この浄水処理装置を長時
間に亘り使用しない場合でも、濾過材部に雑菌が繁殖す
ることがない。
【0009】
【実施例】以下に、請求項1記載の発明の実施例につい
て、図1及び図2を用いて説明する。図1は、浄水処理
装置の簡略化した構成を示すものである。図1におい
て、1は浄水部容器であり、内部には周知のように活性
炭2及び中空糸膜フィルター3が収納されている。この
浄水部容器1へは導水路4が備えられ、この導水路4を
介して水道水が供給される。導水路4にはセンサー5及
び3ポートの電磁弁6を介して排出口7が配設されてい
る。また、浄水部容器1は、3ポートの電磁弁8を介
し、かつ導水通管9を経て出水口10に接続されてい
る。前記電磁弁8のもう一方には導気管11を介して、
外気導入口12を有する温風発生手段13が接続されて
いる。
て、図1及び図2を用いて説明する。図1は、浄水処理
装置の簡略化した構成を示すものである。図1におい
て、1は浄水部容器であり、内部には周知のように活性
炭2及び中空糸膜フィルター3が収納されている。この
浄水部容器1へは導水路4が備えられ、この導水路4を
介して水道水が供給される。導水路4にはセンサー5及
び3ポートの電磁弁6を介して排出口7が配設されてい
る。また、浄水部容器1は、3ポートの電磁弁8を介
し、かつ導水通管9を経て出水口10に接続されてい
る。前記電磁弁8のもう一方には導気管11を介して、
外気導入口12を有する温風発生手段13が接続されて
いる。
【0010】上記のように構成された浄水処理装置で
は、前記導水路4より水道水が供給されると、白抜き矢
印で示すように水道水が流れ、活性炭2及び中空糸膜フ
ィルター3を通って浄化された浄水は、導水通管9を経
て出水口10より吐出される。前記導水路4に連続的に
供給されていた水道水が途絶えると、水圧もしくは水流
を検知する前記センサー5により、水道水が途絶えたこ
とが検知される。この検知により、制御部のタイマース
イッチ(図示せず)が前記電磁弁6、8を動作させて水
路を切り換えると共に温風発生手段13を一定の時間だ
け動作せしめる。この温風発生手段13はエアポンプ及
びヒーター等により構成され、これらの動作により温風
が圧送される。
は、前記導水路4より水道水が供給されると、白抜き矢
印で示すように水道水が流れ、活性炭2及び中空糸膜フ
ィルター3を通って浄化された浄水は、導水通管9を経
て出水口10より吐出される。前記導水路4に連続的に
供給されていた水道水が途絶えると、水圧もしくは水流
を検知する前記センサー5により、水道水が途絶えたこ
とが検知される。この検知により、制御部のタイマース
イッチ(図示せず)が前記電磁弁6、8を動作させて水
路を切り換えると共に温風発生手段13を一定の時間だ
け動作せしめる。この温風発生手段13はエアポンプ及
びヒーター等により構成され、これらの動作により温風
が圧送される。
【0011】上記浄水処理装置の浄水停止より短い時間
(10分乃至30分)では、前記制御部のタイマースイッチ
により、電磁弁8が導気管11と導水通管9を接続する
ように動作され、同時にこのタイマースイッチにより、
温風発生手段13が動作される。これにより、破線矢印
で示すように出水口10へ温風が圧送され、導水通管9
内に滞った滞留浄水を排出すると共に、導水通管9内を
乾燥して殺菌する。
(10分乃至30分)では、前記制御部のタイマースイッチ
により、電磁弁8が導気管11と導水通管9を接続する
ように動作され、同時にこのタイマースイッチにより、
温風発生手段13が動作される。これにより、破線矢印
で示すように出水口10へ温風が圧送され、導水通管9
内に滞った滞留浄水を排出すると共に、導水通管9内を
乾燥して殺菌する。
【0012】この導水通管9内を乾燥して殺菌すること
により、空気中に浮遊する雑菌やカビの胞子が導水通管
9の滞留浄水もしくは浄水による湿気によって繁殖する
ことが防止される。この時、中空糸膜フィルター3の出
口14は電磁弁8により閉ざされ、外気と隔離される。
上記停止時間が引き続き長時間(3時間乃至6時間)に
及ぶと、前記制御部のタイマースイッチが電磁弁6、8
を同時に動作させると共に、温風発生手段13を動作せ
しめる。この動作により、温風が中空糸膜フィルター3
の出口14及び中空糸膜フィルター3内の残留浄水を圧
送することにより逆洗洗浄がなされ、汚れを含む水は排
出口7より強制排出された後、圧送温風により乾燥され
て殺菌される。図中の実線矢印は前記逆洗及び乾燥殺菌
時のエアの流れを示すものである。
により、空気中に浮遊する雑菌やカビの胞子が導水通管
9の滞留浄水もしくは浄水による湿気によって繁殖する
ことが防止される。この時、中空糸膜フィルター3の出
口14は電磁弁8により閉ざされ、外気と隔離される。
上記停止時間が引き続き長時間(3時間乃至6時間)に
及ぶと、前記制御部のタイマースイッチが電磁弁6、8
を同時に動作させると共に、温風発生手段13を動作せ
しめる。この動作により、温風が中空糸膜フィルター3
の出口14及び中空糸膜フィルター3内の残留浄水を圧
送することにより逆洗洗浄がなされ、汚れを含む水は排
出口7より強制排出された後、圧送温風により乾燥され
て殺菌される。図中の実線矢印は前記逆洗及び乾燥殺菌
時のエアの流れを示すものである。
【0013】上記浄水処理装置の動作のタイムチャート
を図2に示す。図2の(a)は電磁弁8の動作を、
(b)は電磁弁6の動作を、(c)は温風発生手段13
の動作をそれぞれ示すものであり、xは浄水処理装置の
動作が停止した時を、またyは浄水処理装置の使用期間
を示す。
を図2に示す。図2の(a)は電磁弁8の動作を、
(b)は電磁弁6の動作を、(c)は温風発生手段13
の動作をそれぞれ示すものであり、xは浄水処理装置の
動作が停止した時を、またyは浄水処理装置の使用期間
を示す。
【0014】次に、請求項2記載の発明の実施例につい
て、図3及び図4を用いて説明する。図3は、浄水処理
装置の簡略化した構成を示すものである。この図3にお
いて、前記図1と同一符号は同様のものを示すので、そ
の詳細な説明は省略する。符号16はオゾン発生手段で
あり、外気導入口15を有し、前記導気管11に接続さ
れている。17は低圧損の活性炭ハニカム触媒であり、
前記導水通管9の出水口10付近に配設されている。
て、図3及び図4を用いて説明する。図3は、浄水処理
装置の簡略化した構成を示すものである。この図3にお
いて、前記図1と同一符号は同様のものを示すので、そ
の詳細な説明は省略する。符号16はオゾン発生手段で
あり、外気導入口15を有し、前記導気管11に接続さ
れている。17は低圧損の活性炭ハニカム触媒であり、
前記導水通管9の出水口10付近に配設されている。
【0015】このように構成された浄水処理装置では、
前記導水路4より水道水が供給されると、白抜き矢印の
ように流れ、浄水が導水通管9を経て出水口10より吐
出される。この導水路4に連続的に供給されていた水道
水が途絶えると、これが前記センサー5により検知さ
れ、前記制御部のタイマースイッチが前記電磁弁6、8
を動作させて水路を切り換えると共に、オゾン発生手段
16を一定時間動作せしめる。このオゾン発生手段16
はエアポンプ及びオゾナイザー等により構成され、外気
導入口15から取り入れられた空気中の酸素を無声放電
によりオゾン化し、導気管11へ圧送する。この際のオ
ゾンを含む空気のオゾン濃度は、0.1〜0.5 PPMが適当で
ある。
前記導水路4より水道水が供給されると、白抜き矢印の
ように流れ、浄水が導水通管9を経て出水口10より吐
出される。この導水路4に連続的に供給されていた水道
水が途絶えると、これが前記センサー5により検知さ
れ、前記制御部のタイマースイッチが前記電磁弁6、8
を動作させて水路を切り換えると共に、オゾン発生手段
16を一定時間動作せしめる。このオゾン発生手段16
はエアポンプ及びオゾナイザー等により構成され、外気
導入口15から取り入れられた空気中の酸素を無声放電
によりオゾン化し、導気管11へ圧送する。この際のオ
ゾンを含む空気のオゾン濃度は、0.1〜0.5 PPMが適当で
ある。
【0016】前記浄水処理装置の浄水停止より短い時間
(30分程度)では、前記制御部のタイマースイッチによ
り、電磁弁8が導気管11と導水通管9を接続し、かつ
中空糸膜フィルター3の出口14を隔離するように動作
され、同時に前記タイマースイッチによりオゾン発生手
段16が動作される。これにより、オゾンを含む空気が
破線矢印のように出水口10へ圧送され、導水通管9内
に滞った滞留浄水が排水されると共に導水通管9内が殺
菌される。このときの残留オゾンは前記活性炭ハニカム
触媒17により分解される。尚、浄水時には、前記活性
炭ハニカム触媒17により、オゾンによって酸化分解さ
れた雑菌が捕集される。このオゾンを含む空気の圧送
は、この後30分〜1時間毎に、数分断続して行なわれ、
空気中に浮遊する雑菌及びカビの繁殖を防止する。
(30分程度)では、前記制御部のタイマースイッチによ
り、電磁弁8が導気管11と導水通管9を接続し、かつ
中空糸膜フィルター3の出口14を隔離するように動作
され、同時に前記タイマースイッチによりオゾン発生手
段16が動作される。これにより、オゾンを含む空気が
破線矢印のように出水口10へ圧送され、導水通管9内
に滞った滞留浄水が排水されると共に導水通管9内が殺
菌される。このときの残留オゾンは前記活性炭ハニカム
触媒17により分解される。尚、浄水時には、前記活性
炭ハニカム触媒17により、オゾンによって酸化分解さ
れた雑菌が捕集される。このオゾンを含む空気の圧送
は、この後30分〜1時間毎に、数分断続して行なわれ、
空気中に浮遊する雑菌及びカビの繁殖を防止する。
【0017】上記浄水停止時間が引き続き長時間(3時
間〜6時間)に及ぶと、前記タイマースイッチが電磁弁
6、8を同時に動作させると共にオゾン発生手段16を
動作せしめ、これらの動作によりオゾンを含む空気が、
実線矢印で示すように流れる。これにより、オゾンを含
む空気が中空糸膜フィルター3の出口14及び中空糸膜
フィルター3内の残留浄水を圧送して逆洗洗浄がなさ
れ、汚れを含む水は排水口7より強制排出される。その
後、中空糸膜フィルター3及びその出口14はオゾンに
より殺菌される。この際、濾過材としての活性炭2はオ
ゾンの分解触媒として働くため、特に分解触媒を設置す
る必要は無い。
間〜6時間)に及ぶと、前記タイマースイッチが電磁弁
6、8を同時に動作させると共にオゾン発生手段16を
動作せしめ、これらの動作によりオゾンを含む空気が、
実線矢印で示すように流れる。これにより、オゾンを含
む空気が中空糸膜フィルター3の出口14及び中空糸膜
フィルター3内の残留浄水を圧送して逆洗洗浄がなさ
れ、汚れを含む水は排水口7より強制排出される。その
後、中空糸膜フィルター3及びその出口14はオゾンに
より殺菌される。この際、濾過材としての活性炭2はオ
ゾンの分解触媒として働くため、特に分解触媒を設置す
る必要は無い。
【0018】上記浄水処理装置の動作のタイムチャート
を図4に示す。図4の(a)は電磁弁8の動作を、
(b)は電磁弁6の動作を、(c)はオゾン発生手段1
6の動作をそれぞれ示すものであり、xは浄水処理装置
の動作が停止した時を、またyは浄水処理装置の使用期
間を示す。
を図4に示す。図4の(a)は電磁弁8の動作を、
(b)は電磁弁6の動作を、(c)はオゾン発生手段1
6の動作をそれぞれ示すものであり、xは浄水処理装置
の動作が停止した時を、またyは浄水処理装置の使用期
間を示す。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、簡単な構成により、長期間使用しない場合の雑菌
の繁殖を防止することができ、また濾過材の寿命を大幅
に延ばすことができる。
ので、簡単な構成により、長期間使用しない場合の雑菌
の繁殖を防止することができ、また濾過材の寿命を大幅
に延ばすことができる。
【図1】この発明の実施例を示す浄水処理装置の概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1に示す浄水処理装置の動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図3】この発明の実施例を示す浄水処理装置の概略構
成図である。
成図である。
【図4】図3に示す浄水処理装置の動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
2 活性炭 3 中空糸膜フィルター 5 センサー 6 電磁弁 7 排出口 8 電磁弁 9 導水通管 10 出水口 11 導気管 13 温風発生手段 16 オゾン発生手段 17 活性炭ハニカム触媒
Claims (4)
- 【請求項1】 連続的に供給される水道水を活性炭及び
中空糸膜フィルターにより浄化して良質の飲料水を供給
する浄水処理装置において、 温風発生手段と、タイマーと、送風切換手段とを備え、 供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭及び中空
糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、浄水出口
方向とに、順次温風を供給するようにしたことを特徴と
する浄水処理装置。 - 【請求項2】 連続的に供給される水道水を活性炭及び
中空糸膜フィルターにより浄化して良質の飲料水を供給
する浄水処理装置において、 オゾナイザーと、タイマーと、送風切換手段と、浄水の
出水口に設けられた活性炭ハニカム触媒とを備え、 供給される水道水が途絶えた時に、前記活性炭及び中空
糸膜フィルターの濾過方向に対して逆方向と、浄水出水
口方向とに、順次オゾンを含む空気を供給するようにし
たことを特徴とする浄水処理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の浄水処理装置において、
浄水停止時間が所定時間より短い場合には、温風を浄水
出水口方向にのみ供給し、浄水停止時間が所定時間より
も長い場合には、温風を前記活性炭及び中空糸膜フィル
ターの濾過方向に対して逆方向に供給することを特徴と
する浄水処理装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の浄水処理装置において、
浄水停止時間が所定時間より短い場合には、オゾンを含
む空気を浄水出水口方向にのみ供給し、浄水停止時間が
所定時間よりも長い場合には、オゾンを含む空気を前記
浄水出水口方向と、前記活性炭及び中空糸膜フィルター
の濾過方向に対して逆方向との双方に供給することを特
徴とする浄水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18747992A JP2691664B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 浄水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18747992A JP2691664B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 浄水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06476A JPH06476A (ja) | 1994-01-11 |
JP2691664B2 true JP2691664B2 (ja) | 1997-12-17 |
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ID=16206800
Family Applications (1)
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JP18747992A Expired - Fee Related JP2691664B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 浄水処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2691664B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4628486B2 (ja) | 2009-04-17 | 2011-02-09 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
US20130299408A1 (en) * | 2010-10-07 | 2013-11-14 | Amiad Water Systems Ltd. | Filtration unit and system |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP18747992A patent/JP2691664B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06476A (ja) | 1994-01-11 |
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