JP2687844B2 - ハイハットスタンド用上部シンバル止め具 - Google Patents
ハイハットスタンド用上部シンバル止め具Info
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- JP2687844B2 JP2687844B2 JP5154616A JP15461693A JP2687844B2 JP 2687844 B2 JP2687844 B2 JP 2687844B2 JP 5154616 A JP5154616 A JP 5154616A JP 15461693 A JP15461693 A JP 15461693A JP 2687844 B2 JP2687844 B2 JP 2687844B2
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- Japan
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- bolt
- nut
- screw
- cymbal
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-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/01—General design of percussion musical instruments
- G10D13/06—Castanets, cymbals, triangles, tambourines without drumheads or other single-toned percussion musical instruments
- G10D13/063—Cymbals
- G10D13/065—Hi-hats
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ハイハットスタンド
用上部シンバル止め具に関する。
用上部シンバル止め具に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３はペダルの踏み込み操作によってシ
ンバルの演奏を可能にしたハイハットスタンドの従来例
を示す。これを概略説明すると、折畳み自在な３本の脚
２ａ，２ｂ，２ｃ（２ｂ，２ｃは図示せず）からなるス
タン支持脚２に立設された下パイプ３と、この下パイプ
３に伸縮可能に連結され蝶ねじ４によって高さ調整され
る上パイプ５と、下パイプ３および上パイプ５を摺動自
在に貫通し下パイプ３の下方に突出する下端がペダル６
に作動連結されたエクスプレッションロッド７と、下パ
イプ３の下部にこれと並行に配設されたスプリング収納
ケース８内に収納され前記エクスプレッションロッド７
を上方に付勢しペダル６に復帰習性を付与する不図示の
復帰用ばね等を備え、上パイプ５の上方に突出するエク
ステンションロッド７の上端部に上部シンバル９と下部
シンバル１０が上部シンバル止め具１１と下部シンバル
止め具１２を介してそれぞれ取り付けられており、ペダ
ル６の踏み込み操作によってエクステンションロッド７
を前記復帰用ばねに抗して引き下げると、上部シンバル
９が下部シンバル１０に衝打されるように構成されてい
る。
ンバルの演奏を可能にしたハイハットスタンドの従来例
を示す。これを概略説明すると、折畳み自在な３本の脚
２ａ，２ｂ，２ｃ（２ｂ，２ｃは図示せず）からなるス
タン支持脚２に立設された下パイプ３と、この下パイプ
３に伸縮可能に連結され蝶ねじ４によって高さ調整され
る上パイプ５と、下パイプ３および上パイプ５を摺動自
在に貫通し下パイプ３の下方に突出する下端がペダル６
に作動連結されたエクスプレッションロッド７と、下パ
イプ３の下部にこれと並行に配設されたスプリング収納
ケース８内に収納され前記エクスプレッションロッド７
を上方に付勢しペダル６に復帰習性を付与する不図示の
復帰用ばね等を備え、上パイプ５の上方に突出するエク
ステンションロッド７の上端部に上部シンバル９と下部
シンバル１０が上部シンバル止め具１１と下部シンバル
止め具１２を介してそれぞれ取り付けられており、ペダ
ル６の踏み込み操作によってエクステンションロッド７
を前記復帰用ばねに抗して引き下げると、上部シンバル
９が下部シンバル１０に衝打されるように構成されてい
る。
【０００３】上部シンバル９をエクステンションロッド
７に固定する上部シンバル止め具１１としては実公昭５
７−８０５９号公報、実公昭６２−３００６５号公報等
に開示されたものが知られている。実公昭５７−８０５
９号公報による上部シンバル止め具は、図４に示すよう
にエクステンションロッド７の上端部に中空ボルト１３
を嵌装し、この中空ボルト１３の上端部に設けた円筒体
１４のねじ孔１５に締付ボルト１６を螺合してエクステ
ンションロッド７を押圧し、前記中空ボルト１３に上下
一対からなるフェルトワッシャ１７（１７Ａ，１７Ｂ）
を嵌装して上部シンバル９を挟持し、このフェルトワッ
シャ１７と前記円筒体１４との間に位置して前記中空ボ
ルト１３に上下一対からなるロックナット１８（１８
Ａ，１８Ｂ）を螺着し、前記フェルトワッシャ１７の下
方に位置して前記中空ボルト１３の下端部にクラッチナ
ット１９を螺着して前記ロックナット１８と共に前記フ
ェルトワッシャ１７を挟持し、前記中空ボルト１３の外
周面中央部に中空ボルト１３のねじの谷面と面一かそれ
よりも深い幅広の溝部２０を形成することにより、上部
シンバル９と中空ボルト１３のねじ面とが擦れあってね
じ山が潰れるのを防止し、また円筒体１４の端部を除く
内径を中空ボルト１３の内径より大きく設定することに
より締付ボルト１６によりエクステンションロッド７を
強固に締め付け固定し、演奏時の振動による上部シンバ
ル９の位置ずれを防止するようにしたものである。
７に固定する上部シンバル止め具１１としては実公昭５
７−８０５９号公報、実公昭６２−３００６５号公報等
に開示されたものが知られている。実公昭５７−８０５
９号公報による上部シンバル止め具は、図４に示すよう
にエクステンションロッド７の上端部に中空ボルト１３
を嵌装し、この中空ボルト１３の上端部に設けた円筒体
１４のねじ孔１５に締付ボルト１６を螺合してエクステ
ンションロッド７を押圧し、前記中空ボルト１３に上下
一対からなるフェルトワッシャ１７（１７Ａ，１７Ｂ）
を嵌装して上部シンバル９を挟持し、このフェルトワッ
シャ１７と前記円筒体１４との間に位置して前記中空ボ
ルト１３に上下一対からなるロックナット１８（１８
Ａ，１８Ｂ）を螺着し、前記フェルトワッシャ１７の下
方に位置して前記中空ボルト１３の下端部にクラッチナ
ット１９を螺着して前記ロックナット１８と共に前記フ
ェルトワッシャ１７を挟持し、前記中空ボルト１３の外
周面中央部に中空ボルト１３のねじの谷面と面一かそれ
よりも深い幅広の溝部２０を形成することにより、上部
シンバル９と中空ボルト１３のねじ面とが擦れあってね
じ山が潰れるのを防止し、また円筒体１４の端部を除く
内径を中空ボルト１３の内径より大きく設定することに
より締付ボルト１６によりエクステンションロッド７を
強固に締め付け固定し、演奏時の振動による上部シンバ
ル９の位置ずれを防止するようにしたものである。
【０００４】実公昭６２−３００６５号公報による上部
シンバル止め具は、振動による上部シンバルの位置ずれ
を防止するため、中空ボルト１３の上端に設けたクラッ
チボルト（円筒体１４に相当）の外周面中央部で締付ボ
ルト１６がねじ込まれるねじ孔とは反対側にクラッチボ
ルトの中心孔に連通する切欠きを形成し、この切欠きの
奥側上下縁にエクステンションロッド７を締付ボルト１
６によって押し付けることにより、エクステンションロ
ッド７の３点を押圧固定するように構成したものであ
る。
シンバル止め具は、振動による上部シンバルの位置ずれ
を防止するため、中空ボルト１３の上端に設けたクラッ
チボルト（円筒体１４に相当）の外周面中央部で締付ボ
ルト１６がねじ込まれるねじ孔とは反対側にクラッチボ
ルトの中心孔に連通する切欠きを形成し、この切欠きの
奥側上下縁にエクステンションロッド７を締付ボルト１
６によって押し付けることにより、エクステンションロ
ッド７の３点を押圧固定するように構成したものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の上部シンバル止め具にあってはいずれも単にク
ラッチナット１９を中空ボルトに螺着しているだけであ
るため、演奏時の振動によりクラッチナット１９が緩み
易く、そのためフェルトワッシャ１７が下がり、上部シ
ンバル９が位置ずれするという問題があった。
た従来の上部シンバル止め具にあってはいずれも単にク
ラッチナット１９を中空ボルトに螺着しているだけであ
るため、演奏時の振動によりクラッチナット１９が緩み
易く、そのためフェルトワッシャ１７が下がり、上部シ
ンバル９が位置ずれするという問題があった。
【０００６】したがって、この発明は上記したような従
来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、演奏時の振動によるクラッチナットの緩みを確
実に防止することができ、上部シンバルが位置ずれしな
いようにしたハイハットスタンド用上部シンバル止め具
を提供することにある。
来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、演奏時の振動によるクラッチナットの緩みを確
実に防止することができ、上部シンバルが位置ずれしな
いようにしたハイハットスタンド用上部シンバル止め具
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明は、エクステンションロッドが挿通される中空
ボルトと、この中空ボルトの上端部外周に螺着され前記
エクステンションロッドを中空ボルトの内周面に圧接固
定するボルトと、前記中空ボルトに嵌装され上部シンバ
ルを挟持する上下一対のフェルトワッシャと、このフェ
ルトワッシャの上方に位置して前記中空ボルトに螺着さ
れたロックナットと、前記フェルトワッシャの下方に位
置して前記中空ボルトの下端部に螺着され前記ロックナ
ットと共に前記フェルトワッシャを挟持するクラッチナ
ットとを備え、このクラッチナットの外周面中央部にク
ラッチナットのねじ孔に連通する切欠溝を設け、この切
欠溝を挟んで上下に対向するクラッチナットの上下端部
をそれぞれねじ取付部とし、これらのねじ取付部を締付
ねじによって互いに連結してその間隔を狭め、クラッチ
ナットを中空ボルトのねじ部に圧接可能にしたものであ
る。
この発明は、エクステンションロッドが挿通される中空
ボルトと、この中空ボルトの上端部外周に螺着され前記
エクステンションロッドを中空ボルトの内周面に圧接固
定するボルトと、前記中空ボルトに嵌装され上部シンバ
ルを挟持する上下一対のフェルトワッシャと、このフェ
ルトワッシャの上方に位置して前記中空ボルトに螺着さ
れたロックナットと、前記フェルトワッシャの下方に位
置して前記中空ボルトの下端部に螺着され前記ロックナ
ットと共に前記フェルトワッシャを挟持するクラッチナ
ットとを備え、このクラッチナットの外周面中央部にク
ラッチナットのねじ孔に連通する切欠溝を設け、この切
欠溝を挟んで上下に対向するクラッチナットの上下端部
をそれぞれねじ取付部とし、これらのねじ取付部を締付
ねじによって互いに連結してその間隔を狭め、クラッチ
ナットを中空ボルトのねじ部に圧接可能にしたものであ
る。
【０００８】
【作用】この発明において、締付ねじは上下のねじ取付
部を連結してその間隔を狭める。クラッチナットはねじ
取付部の間隔が狭められることにより、中空ボルトのね
じ部に圧接され、ボルトとナットの嵌合摩擦力が増大す
る。
部を連結してその間隔を狭める。クラッチナットはねじ
取付部の間隔が狭められることにより、中空ボルトのね
じ部に圧接され、ボルトとナットの嵌合摩擦力が増大す
る。
【０００９】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図１はこの発明に係るハイハットス
タンド用上部シンバル止め具の一実施例を示す半断面
図、図２は同止め具の分解斜視図である。なお、図中図
３および図４と同一構成部品のものに対しては同一符号
をもって示す。これらの図において、中空ボルト１３
は、中空で外周面に雄ねじ２２が全長にわたって形成さ
れたボルト本体１３Ａと、このボルト本体１３Ａの上端
部に螺着されビス２３によって固定された円筒体１４の
２部材で構成され、円筒体１４の外周面に形成されその
中心孔２４に連通するねじ孔１５にねじ込まれる締付ボ
ルト１６によってエクステンションロッド７を押圧固定
している。
て詳細に説明する。図１はこの発明に係るハイハットス
タンド用上部シンバル止め具の一実施例を示す半断面
図、図２は同止め具の分解斜視図である。なお、図中図
３および図４と同一構成部品のものに対しては同一符号
をもって示す。これらの図において、中空ボルト１３
は、中空で外周面に雄ねじ２２が全長にわたって形成さ
れたボルト本体１３Ａと、このボルト本体１３Ａの上端
部に螺着されビス２３によって固定された円筒体１４の
２部材で構成され、円筒体１４の外周面に形成されその
中心孔２４に連通するねじ孔１５にねじ込まれる締付ボ
ルト１６によってエクステンションロッド７を押圧固定
している。
【００１０】前記円筒体１４の中心孔２４は、上端部の
穴径がエクステンションロッド７の外径と略等しいか若
干大きく設定され、下端部が前記ボルト本体１３Ａに螺
合する雌ねじとされ、上端部と下端部を除く中央部分が
エクステンションロッド７の外径より十分大きく設定さ
れている。ボルト本体１３Ａの外周には上部シンバル９
を挟んで上下一対の１７（フェルトワッシャ１７Ａ，１
７Ｂ）が嵌装され、その上下に一対からなるロックナッ
ト１８（１８Ａ，１８Ｂ）とクラッチナット１９が螺着
され、これらによって前記フェルトワッシャ１７Ａ，１
７Ｂを挟持している。なお、中空ボルト１３としてはボ
ルト本体１３Ａと円筒体１４を一体に形成したものであ
ってもよい。
穴径がエクステンションロッド７の外径と略等しいか若
干大きく設定され、下端部が前記ボルト本体１３Ａに螺
合する雌ねじとされ、上端部と下端部を除く中央部分が
エクステンションロッド７の外径より十分大きく設定さ
れている。ボルト本体１３Ａの外周には上部シンバル９
を挟んで上下一対の１７（フェルトワッシャ１７Ａ，１
７Ｂ）が嵌装され、その上下に一対からなるロックナッ
ト１８（１８Ａ，１８Ｂ）とクラッチナット１９が螺着
され、これらによって前記フェルトワッシャ１７Ａ，１
７Ｂを挟持している。なお、中空ボルト１３としてはボ
ルト本体１３Ａと円筒体１４を一体に形成したものであ
ってもよい。
【００１１】前記クラッチナット１９は、平面視前方後
円型で、長軸方向と直交し上下面と平行な方向から見て
略コ字状に形成されることにより、上下に対向する円形
の第１，第２ナット本体２５ａ，２５ｂと、第１，第２
ナット本体２５ａ，２５ｂの外周面にそれぞれ連設され
上下に対向する矩形の第１，第２ねじ取付部２６ａ，２
６ｂと、第１，第２ナット本体２５ａ，２５ｂを互いに
連結する連結部２７とで構成されている。第１，第２ナ
ット本体２５ａ，２５ｂの中心には前記ボルト本体１３
Ａの雄ねじ２２に螺合するねじ孔２８ａ，２８ｂがそれ
ぞれ形成されている。連結部２７は、前記ねじ孔２８
ａ，２８ｂを挟んで第１，第２ねじ取付部２６ａ，２６
ｂとは反対側に位置している。連結部２７の内側面には
前記ボルト本体１３Ａの雄ねじ２２に螺合するねじ溝
（図示せず）が形成されている。但し、このねじ溝は必
ずしも必要ではないが、あった方がクラッチナット１９
のがたを少なくすることができる利点を有する。
円型で、長軸方向と直交し上下面と平行な方向から見て
略コ字状に形成されることにより、上下に対向する円形
の第１，第２ナット本体２５ａ，２５ｂと、第１，第２
ナット本体２５ａ，２５ｂの外周面にそれぞれ連設され
上下に対向する矩形の第１，第２ねじ取付部２６ａ，２
６ｂと、第１，第２ナット本体２５ａ，２５ｂを互いに
連結する連結部２７とで構成されている。第１，第２ナ
ット本体２５ａ，２５ｂの中心には前記ボルト本体１３
Ａの雄ねじ２２に螺合するねじ孔２８ａ，２８ｂがそれ
ぞれ形成されている。連結部２７は、前記ねじ孔２８
ａ，２８ｂを挟んで第１，第２ねじ取付部２６ａ，２６
ｂとは反対側に位置している。連結部２７の内側面には
前記ボルト本体１３Ａの雄ねじ２２に螺合するねじ溝
（図示せず）が形成されている。但し、このねじ溝は必
ずしも必要ではないが、あった方がクラッチナット１９
のがたを少なくすることができる利点を有する。
【００１２】第１ナット本体２５ａと第１ねじ取付部２
６ａは肉厚が等しく、第２ナット本体２５ｂとねじ取付
部２６ｂより薄肉に形成されることにより、前記連結部
２７を支点として板厚方向に弾性変形可能とされる。第
１ねじ取付部２６ａの中心には締付ねじ２９が螺合され
るねじ孔３０が形成されている。第２ナット本体２５ｂ
とねじ取付部２６ｂの肉厚は等しい。第２ねじ取付部２
６ｂの中心には前記締付ねじ２９が挿通されるねじ取付
孔３１が形成されている。第１ねじ取付部２６ａと第２
ねじ取付部２６ｂとの間の隙間は前記ねじ孔２８ａ，２
８ｂに連通する切欠溝３２を形成しており、この切欠溝
３２にはゴム等の弾性材料からなり中央に前記締付ねじ
２９が挿通される挿通孔３４を有するスペーサ３３が介
挿されている。このスペーサ３３は、締付ねじ２９の締
めすぎを防止するものであるが、必ずしも必要ではな
い。
６ａは肉厚が等しく、第２ナット本体２５ｂとねじ取付
部２６ｂより薄肉に形成されることにより、前記連結部
２７を支点として板厚方向に弾性変形可能とされる。第
１ねじ取付部２６ａの中心には締付ねじ２９が螺合され
るねじ孔３０が形成されている。第２ナット本体２５ｂ
とねじ取付部２６ｂの肉厚は等しい。第２ねじ取付部２
６ｂの中心には前記締付ねじ２９が挿通されるねじ取付
孔３１が形成されている。第１ねじ取付部２６ａと第２
ねじ取付部２６ｂとの間の隙間は前記ねじ孔２８ａ，２
８ｂに連通する切欠溝３２を形成しており、この切欠溝
３２にはゴム等の弾性材料からなり中央に前記締付ねじ
２９が挿通される挿通孔３４を有するスペーサ３３が介
挿されている。このスペーサ３３は、締付ねじ２９の締
めすぎを防止するものであるが、必ずしも必要ではな
い。
【００１３】前記締付ねじ２９は、クラッチナット１９
の下方から第２ねじ取付部２６ｂのねじ取付孔３１およ
びスペーサ３３の挿通孔３４に挿通されて第１ねじ取付
部２６ａのねじ孔３０に螺合されることにより、第１ナ
ット本体２５ａおよび第１ねじ取付部２６ａを連結部２
７を支点として下方に弾性変形させ、これによって第
１，第２ねじ取付部２６ａ，２６ｂの間隔を狭めてクラ
ッチナット１９のねじ孔２８ａ，２８ｂを前記ボルト本
体１３Ａに圧接し、ボルト本体１３Ａとクラッチナット
１９の摩擦力を増大させる。したがって、演奏時の振動
によるクラッチナット１９の緩みを確実に防止すること
ができる。
の下方から第２ねじ取付部２６ｂのねじ取付孔３１およ
びスペーサ３３の挿通孔３４に挿通されて第１ねじ取付
部２６ａのねじ孔３０に螺合されることにより、第１ナ
ット本体２５ａおよび第１ねじ取付部２６ａを連結部２
７を支点として下方に弾性変形させ、これによって第
１，第２ねじ取付部２６ａ，２６ｂの間隔を狭めてクラ
ッチナット１９のねじ孔２８ａ，２８ｂを前記ボルト本
体１３Ａに圧接し、ボルト本体１３Ａとクラッチナット
１９の摩擦力を増大させる。したがって、演奏時の振動
によるクラッチナット１９の緩みを確実に防止すること
ができる。
【００１４】なお、上記実施例はクラッチナット１９を
平面視前方後円型に形成した場合について説明したが、
本発明はこれに何ら特定されるものではなく、平面視卵
型、長円型、達磨型、円形、矩形、凸型等、適宜形状の
ものであってもよい。また、上記実施例は第１ナット本
体２５ａと第１ねじ取付部２６ａを薄肉形成して弾性変
形可能としたが、第２ナット本体２５ｂとねじ取付部２
６ｂを薄肉形成して弾性変形可能にしてもよく、少なく
とも上と下のいずれか一方が弾性変形可能であればよ
い。
平面視前方後円型に形成した場合について説明したが、
本発明はこれに何ら特定されるものではなく、平面視卵
型、長円型、達磨型、円形、矩形、凸型等、適宜形状の
ものであってもよい。また、上記実施例は第１ナット本
体２５ａと第１ねじ取付部２６ａを薄肉形成して弾性変
形可能としたが、第２ナット本体２５ｂとねじ取付部２
６ｂを薄肉形成して弾性変形可能にしてもよく、少なく
とも上と下のいずれか一方が弾性変形可能であればよ
い。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るハイ
ハットスタンド用上部シンバル止め具は、クラッチナッ
トの外周面中間部にねじ孔に連通する切欠溝を形成し、
この切欠溝を挟んで上下に対向するクラッチナットの上
下端部をねじ取付部とし、これらのねじ取付部を締付ね
じによって互いに連結して両ねじ取付部の間隔を狭め、
クラッチナットを中空ボルトに圧接するように構成した
ので、中空ボルトとクラッチナットとの間の摩擦力が大
きく、演奏時の振動によるクラッチナットの緩みを確実
に防止することができる。したがって、演奏中に上部シ
ンバルが位置ずれしないハイハットスタンド用上部シン
バル止め具を提供することができる。
ハットスタンド用上部シンバル止め具は、クラッチナッ
トの外周面中間部にねじ孔に連通する切欠溝を形成し、
この切欠溝を挟んで上下に対向するクラッチナットの上
下端部をねじ取付部とし、これらのねじ取付部を締付ね
じによって互いに連結して両ねじ取付部の間隔を狭め、
クラッチナットを中空ボルトに圧接するように構成した
ので、中空ボルトとクラッチナットとの間の摩擦力が大
きく、演奏時の振動によるクラッチナットの緩みを確実
に防止することができる。したがって、演奏中に上部シ
ンバルが位置ずれしないハイハットスタンド用上部シン
バル止め具を提供することができる。
【図１】この発明に係るハイハットスタンド用上部シン
バル止め具の一実施例を示す半断面図である。
バル止め具の一実施例を示す半断面図である。
【図２】同止め具の分解斜視図である。
【図３】ハイハットスタンドの一部省略側面図である。
【図４】上部シンバル止め具の従来例を示す断面図であ
る。
る。
１ ハイハットスタンド ３ 下パイプ ５ 上パイプ ７ エクステンションロッド ９ 上部上シンバル １０ 下部シンバル １１ 上部シンバル止め具 １２ 下部シンバル止め具 １３ 中空ボルト １４ 円筒体 １５ ねじ孔 １６ 締付ボルト １７ フェルトワッシャ １８ ロックナット １９ クラッチナット ２６ａ，２６ｂ ねじ取付部 ２８ａ，２８ｂ ねじ孔 ２７ 連結部 ２９ 締付ねじ ３２ 切欠溝
Claims (1)
- 【請求項１】 エクステンションロッドが挿通される中
空ボルトと、この中空ボルトの上端部外周に螺着され前
記エクステンションロッドを中空ボルトの内周面に圧接
固定するボルトと、前記中空ボルトに嵌装され上部シン
バルを挟持する上下一対のフェルトワッシャと、このフ
ェルトワッシャの上方に位置して前記中空ボルトに螺着
されたロックナットと、前記フェルトワッシャの下方に
位置して前記中空ボルトの下端部に螺着され前記ロック
ナットと共に前記フェルトワッシャを挟持するクラッチ
ナットとを備え、 このクラッチナットの外周面中央部にクラッチナットの
ねじ孔に連通する切欠溝を設け、 この切欠溝を挟んで上下に対向するクラッチナットの上
下端部をそれぞれねじ取付部とし、 これらのねじ取付部を締付ねじによって互いに連結して
その間隔を狭め、クラッチナットを中空ボルトのねじ部
に圧接可能にしたことを特徴とするハイハットスタンド
用上部シンバル止め具。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154616A JP2687844B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ハイハットスタンド用上部シンバル止め具 |
| DE69423387T DE69423387T2 (de) | 1993-06-02 | 1994-05-27 | Befestigungsanordnung für das obere Becken eines Hi-Hats |
| EP94108245A EP0627724B1 (en) | 1993-06-02 | 1994-05-27 | An upper cymbal fastening assembly for a hi-hat cymbal |
| US08/251,737 US5388495A (en) | 1993-06-02 | 1994-05-31 | Upper cymbal fastening assembly for a hi-hat cymbal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154616A JP2687844B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ハイハットスタンド用上部シンバル止め具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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