JP2683574B2 - 電力ケーブルの接続部 - Google Patents
電力ケーブルの接続部Info
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- JP2683574B2 JP2683574B2 JP19734288A JP19734288A JP2683574B2 JP 2683574 B2 JP2683574 B2 JP 2683574B2 JP 19734288 A JP19734288 A JP 19734288A JP 19734288 A JP19734288 A JP 19734288A JP 2683574 B2 JP2683574 B2 JP 2683574B2
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- Japan
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- synthetic resin
- cable
- insulator
- power cable
- reinforced
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば単心の油紙絶縁アルミ被電力ケーブル
の如き、単心電力ケーブルの接続部に関するものであ
る。
の如き、単心電力ケーブルの接続部に関するものであ
る。
(従来の技術) 第2図は従来の単心電力ケーブル接続部の一部の要部
の縦断面図である。
の縦断面図である。
図面において、(CA)(CB)は接続すべき電力ケーブ
ルで、(1A)(1B)はケーブル導体、(2A)(2B)は油
紙絶縁層を具えたケーブルコア、(3A)(3B)はアルミ
被等の金属シースである。ケーブル導体(1A)(1B)は
スリーブ(4)にて圧縮接続され、該スリーブ圧縮接続
部上及び左右のケーブルコア(2A)(2B)上にわたっ
て、例えば広幅絶縁紙を纒巻することにより形成した補
強絶縁層(7)を設け、該補強絶縁層(7)の両側傾斜
部にはストレスコーン(9A)(9B)を施す。
ルで、(1A)(1B)はケーブル導体、(2A)(2B)は油
紙絶縁層を具えたケーブルコア、(3A)(3B)はアルミ
被等の金属シースである。ケーブル導体(1A)(1B)は
スリーブ(4)にて圧縮接続され、該スリーブ圧縮接続
部上及び左右のケーブルコア(2A)(2B)上にわたっ
て、例えば広幅絶縁紙を纒巻することにより形成した補
強絶縁層(7)を設け、該補強絶縁層(7)の両側傾斜
部にはストレスコーン(9A)(9B)を施す。
上記のような接続部の外側には外部ケース(11A)(1
1B)を配置し、それぞれの一端はフランジ部において互
いに接合し、他端はそれぞれケーブル(CA)(CB)の金
属シース(3A)(3B)上に位置し、鉛工(13A)(13B)
にて金属シース(3A)(3B)に接続されている。
1B)を配置し、それぞれの一端はフランジ部において互
いに接合し、他端はそれぞれケーブル(CA)(CB)の金
属シース(3A)(3B)上に位置し、鉛工(13A)(13B)
にて金属シース(3A)(3B)に接続されている。
(解決しようとする問題点) 上述した従来の電力ケーブル接続部では、通常、導
体接続用のスリーブ(4)の外径はケーブルコア(2A)
(2B)より小さく、油紙絶縁ケーブルの場合、絶縁層
は通常厚さ0.1〜0.2mmの絶縁紙テープを所定の厚さまで
巻回して形成した多層構造となっており、補強絶縁層
(7)及びストレスコーン(9A)(9B)は外部ケース
(11A)(11B)には固定されていない。
体接続用のスリーブ(4)の外径はケーブルコア(2A)
(2B)より小さく、油紙絶縁ケーブルの場合、絶縁層
は通常厚さ0.1〜0.2mmの絶縁紙テープを所定の厚さまで
巻回して形成した多層構造となっており、補強絶縁層
(7)及びストレスコーン(9A)(9B)は外部ケース
(11A)(11B)には固定されていない。
従って、接続部の両端の導体(1A)(1B)に発生する
温度変化に伴なう熱応力や傾斜地布設の場合の滑落力等
がアンバランスな場合はずれ力が作用し、ケーブルの金
属シース(3A)(3B)にその端部を当接して設けたスト
レスコーンにその力が作用し、ストレスコーン(9A)
(9B)あるいはその近傍のケーブル絶縁層が損傷した
り、あるいはケーブル絶縁層が多層構造であることに起
因して、導体のずれに伴ないケーブル絶縁層あるいは補
強絶縁層(7)が損傷を受けて絶縁破壊を起こすおそれ
がある。
温度変化に伴なう熱応力や傾斜地布設の場合の滑落力等
がアンバランスな場合はずれ力が作用し、ケーブルの金
属シース(3A)(3B)にその端部を当接して設けたスト
レスコーンにその力が作用し、ストレスコーン(9A)
(9B)あるいはその近傍のケーブル絶縁層が損傷した
り、あるいはケーブル絶縁層が多層構造であることに起
因して、導体のずれに伴ないケーブル絶縁層あるいは補
強絶縁層(7)が損傷を受けて絶縁破壊を起こすおそれ
がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消した電力ケーブルの接続
部を提供するもので、その特徴は、多層構造の油浸紙絶
縁層を具え、その外側に金属シースを有する電力ケーブ
ルの接続部であって、左右のケーブル導体を圧縮接続す
るスリーブの外周部にその外径がケーブルコア径より大
きい合成樹脂製絶縁体を設け、上記合成樹脂絶縁体の両
側面にそれぞれ一端を当接し、他端を外部ケースに固着
した固定リング及びストレスコーン内側面に当接して合
成樹脂製補強絶縁体を設け、該合成樹脂製補強絶縁体の
外側及び内側には絶縁紙の纒巻による補強絶縁層を設
け、上記外部ケースの端部を金属シース上に鉛工接続し
たことにある。
部を提供するもので、その特徴は、多層構造の油浸紙絶
縁層を具え、その外側に金属シースを有する電力ケーブ
ルの接続部であって、左右のケーブル導体を圧縮接続す
るスリーブの外周部にその外径がケーブルコア径より大
きい合成樹脂製絶縁体を設け、上記合成樹脂絶縁体の両
側面にそれぞれ一端を当接し、他端を外部ケースに固着
した固定リング及びストレスコーン内側面に当接して合
成樹脂製補強絶縁体を設け、該合成樹脂製補強絶縁体の
外側及び内側には絶縁紙の纒巻による補強絶縁層を設
け、上記外部ケースの端部を金属シース上に鉛工接続し
たことにある。
第1図は本発明の電力ケーブル接続部の具体例の要部
の縦断面図である。なお、図面において、第2図と同一
記号は同一部位をあらわしている。
の縦断面図である。なお、図面において、第2図と同一
記号は同一部位をあらわしている。
図面に示すように、左右のケーブル導体(1A)(1B)
を圧縮接続するスリーブ(4)の外周部には例えばエポ
キシ樹脂等の合成樹脂製絶縁体(5)がスリーブ(4)
と一体成形又は螺合等により設けられており、その外径
(DE)はケーブルコア(2A)(2B)の外径(DC)より大
きく形成されている。なお、図面において、(41)はス
リーブ(4)の圧縮部である。
を圧縮接続するスリーブ(4)の外周部には例えばエポ
キシ樹脂等の合成樹脂製絶縁体(5)がスリーブ(4)
と一体成形又は螺合等により設けられており、その外径
(DE)はケーブルコア(2A)(2B)の外径(DC)より大
きく形成されている。なお、図面において、(41)はス
リーブ(4)の圧縮部である。
上記合成樹脂製絶縁体(5)の両側面には、一端を当
接して、左右のケーブル導体(1A)(1B)に作用する軸
方向力のアンバランスに耐え得る強度を持った合成樹脂
製補強絶縁体(6A)(6B)が設置されている。上記合成
樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)の他端は、例えば外部ケ
ース本体(11)の端部フランジ部の内周に螺合等により
固着した固定リング(10A)(10B)及びストレスコーン
(9A)(9B)の内側面に当接して設けられている。
接して、左右のケーブル導体(1A)(1B)に作用する軸
方向力のアンバランスに耐え得る強度を持った合成樹脂
製補強絶縁体(6A)(6B)が設置されている。上記合成
樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)の他端は、例えば外部ケ
ース本体(11)の端部フランジ部の内周に螺合等により
固着した固定リング(10A)(10B)及びストレスコーン
(9A)(9B)の内側面に当接して設けられている。
上記合成樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)と合成樹脂絶
縁体(5)の外側には通常の補強絶縁層(7)を設け、
合成樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)の内側にも同様の補
強絶縁層(8A)(8B)を設けて、合成樹脂絶縁体(5)
及び合成樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)に加わる電気的
ストレスを緩和する。
縁体(5)の外側には通常の補強絶縁層(7)を設け、
合成樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)の内側にも同様の補
強絶縁層(8A)(8B)を設けて、合成樹脂絶縁体(5)
及び合成樹脂製補強絶縁体(6A)(6B)に加わる電気的
ストレスを緩和する。
上述した接続部の外側には外部ケース本体(11)を配
置する。上記外部ケース本体(11)の両側はフランジ部
を介してそれぞれ端部ケース(12A)(12B)と接合し、
端部ケース(12A)(12B)の他端は金属シース(3A)
(3B)上に位置せしめ、鉛工(13A)(13B)により金属
シース(3A)(3B)に接続する。
置する。上記外部ケース本体(11)の両側はフランジ部
を介してそれぞれ端部ケース(12A)(12B)と接合し、
端部ケース(12A)(12B)の他端は金属シース(3A)
(3B)上に位置せしめ、鉛工(13A)(13B)により金属
シース(3A)(3B)に接続する。
(作用) 上述のように構成した本発明の電力ケーブル接続部に
おいては、ケーブル導体(1A)(1B)はスリーブ(4)
により圧縮接続されており、スリーブ(4)にはケーブ
ルコア径より大きい外径の合成樹脂絶縁体(5)が設け
られており、この合成樹脂絶縁体(5)の両側面には合
成樹脂補強絶縁体(6A)(6B)の一端が当接され、その
他端は外部ケース(11)に固着した固定リング(10A)
(10B)に当接されている。
おいては、ケーブル導体(1A)(1B)はスリーブ(4)
により圧縮接続されており、スリーブ(4)にはケーブ
ルコア径より大きい外径の合成樹脂絶縁体(5)が設け
られており、この合成樹脂絶縁体(5)の両側面には合
成樹脂補強絶縁体(6A)(6B)の一端が当接され、その
他端は外部ケース(11)に固着した固定リング(10A)
(10B)に当接されている。
従って、ケーブル導体(1A)(1B)はスリーブ
(4)、合成樹脂絶縁体(5)、合成樹脂製補強絶縁体
(6A)(6B)および固定リング(10A)(10B)を介して
外部ケースに機械的に一体に連結されていることにな
る。
(4)、合成樹脂絶縁体(5)、合成樹脂製補強絶縁体
(6A)(6B)および固定リング(10A)(10B)を介して
外部ケースに機械的に一体に連結されていることにな
る。
このような構成により、左右のケーブル導体(1A)
(1B)に生ずる軸方向のずれ力は外部ケースに伝達され
ることになり、導体と補強絶縁層あるいは補強絶縁層と
外部ケース間の相対的ずれの発生を防止することができ
る。
(1B)に生ずる軸方向のずれ力は外部ケースに伝達され
ることになり、導体と補強絶縁層あるいは補強絶縁層と
外部ケース間の相対的ずれの発生を防止することができ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の電力ケーブルの接続部
によれば、左右のケーブル導体に発生する軸方向力にア
ンバランスがある場合でも、導体と補強絶縁層あるいは
補強絶縁層と外部ケース間に相対的ずれが発生しないの
で、ケーブル絶縁層や補強絶縁層が損傷を受けることが
なく、これに伴なう絶縁破壊を防止することが出来、信
頼性が著しく向上する。
によれば、左右のケーブル導体に発生する軸方向力にア
ンバランスがある場合でも、導体と補強絶縁層あるいは
補強絶縁層と外部ケース間に相対的ずれが発生しないの
で、ケーブル絶縁層や補強絶縁層が損傷を受けることが
なく、これに伴なう絶縁破壊を防止することが出来、信
頼性が著しく向上する。
第1図は本発明の電力ケーブル接続部の具体例の要部の
縦断面図である。 第2図は従来の電力ケーブル接続部の一例の要部の縦断
面図である。 CA、CB……電力ケーブル、1A、1B……ケーブル導体、2
A、2B……ケーブルコア、3A、3B……金属シース、4…
…スリーブ、5……合成樹脂成形絶縁体、6A、6B……合
成樹脂製補強絶縁体、7、8A、8B……補強絶縁層、9A、
9B……ストレスコーン、10A、10B……固定リング、11…
…外部ケース本体、12A、12B……端ケース、13A、13B…
…鉛工部。
縦断面図である。 第2図は従来の電力ケーブル接続部の一例の要部の縦断
面図である。 CA、CB……電力ケーブル、1A、1B……ケーブル導体、2
A、2B……ケーブルコア、3A、3B……金属シース、4…
…スリーブ、5……合成樹脂成形絶縁体、6A、6B……合
成樹脂製補強絶縁体、7、8A、8B……補強絶縁層、9A、
9B……ストレスコーン、10A、10B……固定リング、11…
…外部ケース本体、12A、12B……端ケース、13A、13B…
…鉛工部。
Claims (1)
- 【請求項1】多層構造の油浸紙絶縁層を具え、その外側
に金属シースを有する電力ケーブルの接続部であって、
左右のケーブル導体を圧縮接続するスリーブの外周部に
その外径がケーブルコア径より大きい合成樹脂絶縁体を
設け、上記合成樹脂絶縁体の両側面にそれぞれ一端を当
接し、他端を外部ケースに固着した固定リング及びスト
レスコーン内側面に当接して合成樹脂製補強絶縁体を設
け、該合成樹脂製補強絶縁体の外側及び内側には絶縁紙
の纒巻による補強絶縁層を設け、上記外部ケースの端部
を金属シース上に鉛工接続したことを特徴とする電力ケ
ーブルの接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734288A JP2683574B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 電力ケーブルの接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734288A JP2683574B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 電力ケーブルの接続部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246125A JPH0246125A (ja) | 1990-02-15 |
JP2683574B2 true JP2683574B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=16372879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19734288A Expired - Lifetime JP2683574B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 電力ケーブルの接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683574B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0454447A3 (en) * | 1990-04-26 | 1993-12-08 | Hitachi Ltd | Semiconductor device assembly |
JP3410202B2 (ja) * | 1993-04-28 | 2003-05-26 | 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 | ウェハ貼着用粘着シートおよびこれを用いた半導体装置の製造方法 |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP19734288A patent/JP2683574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246125A (ja) | 1990-02-15 |
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