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JP2682475B2 - ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置 - Google Patents

ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置

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JP2682475B2
JP2682475B2 JP6283570A JP28357094A JP2682475B2 JP 2682475 B2 JP2682475 B2 JP 2682475B2 JP 6283570 A JP6283570 A JP 6283570A JP 28357094 A JP28357094 A JP 28357094A JP 2682475 B2 JP2682475 B2 JP 2682475B2
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JP
Japan
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laser
pulse
oscillation
marking
beam scanning
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佐登志 渡苅
美充 馬場
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/18Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using absorbing layers on the workpiece, e.g. for marking or protecting purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/062Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam
    • B23K26/0622Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam by shaping pulses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CW(Continu
ous Wave)励起Qスイッチパルス発振レーザ光
を走査して、カーボンを含有した樹脂で封止された電子
部品に文字等のパターンをマーキングするビームスキャ
ン式レーザマーキング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザマーキング方法として、パ
ルス励起レーザ光を予め文字等のマーキングすべきパタ
ーンが描かれているマスクに照射し、そのマスクを透過
したレーザ光を被対象物上のマーキング面に結像させて
マスクに描かれたパターンを被対象物上に焼き付ける方
法が、例えば特開平2−165881号公報に開示され
ている。
【0003】この従来のレーザマーキング方法では、マ
スクに描かれるパターンの種類が限られたものとなると
ともに、マーキングパターンを変更するごとに、新たに
マスクを作成しなければならないなど、マスク作成のた
めの時間と費用の面で問題があった。さらに、作成した
マスクの数が増大するにつれて、そのマスクの管理が非
常に煩雑化するという問題点もあった。
【0004】また、特開平2ー187288号公報や特
開平2−251387号公報には、マスクとして液晶マ
スクを用いるレーザマーキング装置が開示されている。
液晶マスクを用いるとマスクに描かれるパターンが汎用
性のあるデータ形式で作成および保存できるため、マス
クの作成費用およびその管理コスト等が大幅に削減でき
る。
【0005】しかしながら、この液晶マスクを用いたレ
ーザマーキング装置では、液晶マスクを駆動させるため
の駆動装置が必要なため、装置自体の大型化、高コスト
化を招くとともに、液晶パネルの寿命が有限なためにラ
ンニングコストも高くなってしまっていた。
【0006】以上説明した、マスク透過型のレーザマー
キング装置と異なり、CW励起Qスイッチパルス発振で
得られるレーザ光をマーキング面に集光して、スキャナ
ミラー等を用いて集光されたレーザ光を走査することに
よって、被対象物にマーキングを行うビームスキャン式
レーザマーキング装置が特開昭59−45091号公報
や特開昭60−221721号公報に開示されている。
【0007】図5は、従来のビームスキャン式レーザマ
ーキング装置の構成を示す図であり、(A)は、その平
面図、(B)は、その側面図である。
【0008】レーザ発振器1は、超音波Qスイッチ素子
2を備えており、制御装置3から送られるRFパワーの
繰り返し周波数であるQスイッチ制御信号に同期してC
W励起Qスイッチパルス発振によるレーザ光100を出
射する。例えば、図6に示すようなQスイッチ制御信号
にしたがって、超音波Qスイッチ素子2が駆動し、予め
設定された発振周波数および発振時間でレーザ発振が行
われる。レーザ発振器1から出射されたレーザ光100
は、光軸調整ミラー5で反射され、ビームエキスパンダ
6でビーム径が拡大された後、ガルバノメータ7および
8に取り付けられたスキャナミラー9および10で反射
されてfθレンズ11を通ってマーキング面に集光され
る。そして、集光されたレーザ光100はガルバノメー
タ7および8の往復回転駆動によって被対象物12のマ
ーキング面上で走査される。
【0009】そして、マーキング面上で走査されるレー
ザ光100によって被対象物12上に所望のパターンを
マーキングしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】樹脂封止された電子部
品にレーザマーキングを行う場合、良好な視認性と浅い
加工深さが望まれる。
【0011】従来のビームスキャン式レーザマーキング
装置では、制御装置から送られるQスイッチ制御信号に
したがって、図6に示すような発振時間が10μsに設
定されたQスイッチパルスレーザ光を用いているが、こ
のレーザ光では、尖頭値が高すぎて、電子部品上のレー
ザ光照射部分を瞬時に気化蒸発させてしまっていた。し
たがって、この尖頭値の高いレーザ光をマーキングに用
いると、図7に示すように加工深さが50μm〜100
μmに達してしまい、薄形の電子部品には使用すること
ができないという問題点があった。
【0012】レーザ光の尖頭値を低く抑える方法とし
て、CW励起Qスイッチパルスレーザ発振装置における
発振周波数を50kHz以上に設定することによって得
られるCW励起レーザに近似したレーザ光をマーキング
に用いる方法が考えられる。しかしながら、この方法で
は、レーザ光の尖頭値の低下にともなってレーザパワー
の低下を招くため、レーザ光の走査速度を落とすことに
よって、そのレーザパワーの不足を補う必要があった。
したがって、レーザ光の走査速度を低下させることによ
ってマーキング処理能力を低下させてしまうという問題
点が依然として残ってしまっていた。
【0013】一般に、視認性の向上や加工深さの抑制の
ために、レーザ光の発振周波数や走査速度、さらに、レ
ーザパワー等のレーザマーキング条件を最適なものに設
定する必要がある。特に、マーキングすべき被対象物の
材質や、どのようなマーキング線を描くかによって、そ
れぞれ最適なものに設定しなければならない。そして、
従来のビームスキャン式レーザマーキング装置では、レ
ーザ光の走査速度を一定にしたまま、発振周波数を変化
させて、最適条件を設定していた。
【0014】しかしながら、この方法では、レーザ光の
照射間隔が発振周波数に反比例して変化するために、レ
ーザ光の照射間隔が疎になって不連続なマーキング線と
なったり、また、レーザ光の照射間隔が密になって必要
以上に深い加工になってしまい、結果として、良好な視
認性および浅い加工深さを有するマーキング線を描くこ
とができないという問題点があった。また、発振周波数
を調整する都度、レーザ光の走査速度を最適化すること
により、上記問題点は解決できるが、この場合、マーキ
ング処理能力を大幅に低下させるという問題点を残して
いた。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、CW励起Qスイッチパルス発振レーザ
発振器から出射されるレーザ光を走査してマーキングを
行うビームスキャン式レーザマーキング装置において、
所望の発振周波数を設定するとともに、その発振周波数
の1サイクルにおける発振時間を20μs〜200μs
の範囲内の所望の値に設定する設定手段と、その設定さ
れた発振周波数および発振時間にしたがってQスイッチ
素子を動作させる制御手段とを備えるものである
た、本発明のビームスキャン式レーザマーキング方法
は、CW励起Qスイッチパルス発振レーザ発振器から出
射されるレーザ光を走査してマーキングを行うビームス
キャン式レーザマーキング方法において、所望の発振周
波数を設定するとともに、その発振周波数の1サイクル
における発振時間を20μs〜200μsの範囲内の所
望の値に設定し、その設定された発振周波数および発振
時間にしたがってQスイッチ素子を動作させて緩和振動
発振を行わせるものである。
【0016】さらに、マーキングすべき電子部品の樹脂
の種類によって、発振周波数の1サイクルにおける発振
時間を所望の値に可変設定することによって、加工深さ
および視認性を最適なものにすることができる。
【0017】発振周波数およびその発振周波数の1サイ
クルにおける発振時間は、具体的に、発振周波数は、5
〜50kHzの範囲内の所望の値に固定し、発振時間
は、20μs〜200μsの範囲内の所望の値に可変設
定することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0019】本実施例は、通常のQスイッチパルスに続
いて副パルスを発生させるように、レーザ光の発振周波
数の1サイクルにおける発振時間を所望の値に可変設定
する手段を備えたビームスキャン式レーザマーキング装
置である。ただし、本実施例では、発振周波数および走
査速度は一定のままである。
【0020】図1は、本実施例の構成を示す図である
が、本実施例のビームスキャン式レーザマーキング装置
は、図5に示した従来のビームスキャン式レーザマーキ
ング装置の構成とその大部分が同一であり、超音波Qス
イッチ素子の制御に特徴があるため重複部分の説明は省
略する。
【0021】設定手段4は、マーキングすべき電子部品
の樹脂に応じて、所望のパルス幅を設定し、そのパルス
幅を有する制御信号を制御装置3に出力する。制御装置
3は、設定手段4から送られた制御信号のパルス幅に応
じたオフ時間のQスイッチパルス制御信号を超音波Qス
イッチ素子2に出力する。超音波Qスイッチ素子2は、
そのQスイッチパルス制御信号に同期して動作し、Qス
イッチ制御信号がオフのときにレーザが発振され、Qス
イッチパルスレーザ光100が出力される。つまり、設
定手段4で設定されるパルス幅は、レーザ光100の発
振時間に対応している。また、設定手段4では、発振周
波数も所望の値に固定できるものとする。
【0022】次に、本実施例の動作について図1、図2
および図3を参照して説明する。
【0023】まず、マーキングすべき電子部品の樹脂の
種類(例えば、カーボンの含有率等)に基づいて、超音
波Qスイッチ素子2で制御されるレーザ光100の発振
周波数およびその発振時間を例えば、それぞれ20kH
zおよび50μsに設定するために、設定手段4から周
波数20kHzでパルス幅50μsの制御信号が制御装
置3に出力される。ここで、図2(A)は、設定手段4
から出力される制御信号の波形図である。制御装置3
は、設定手段4から出力された制御信号に基づいて、図
2(B)に示す波形のQスイッチ制御信号を超音波Qス
イッチ素子2に出力する。超音波Qスイッチ素子2がQ
スイッチ制御信号にしたがって動作することによって、
図2(C)に示す波形のQスイッチレーザパルス、つま
り、発振周波数20kHzかつ発振時間50μsの場合
のレーザパルスが発振される。発振されるレーザパルス
の波形は、発振時間50μsが通常の発振時間10μs
と比べて長いために、CW励起Qスイッチパルス発振レ
ーザの特性上、主パルスP1に続いて緩和振動発振と呼
ばれる複数個の副パルスP2が発生する。また、それぞ
れのパルスの尖頭値は従来のパルスのように急峻とはな
らない。そして、図2(C)に示すパルス波形のレーザ
光100を走査することによって、電子部品の樹脂面に
所望のパターンをマーキングする。
【0024】ここで、樹脂の種類が異なる電子部品に対
してマーキングを行うとすると、設定手段4から出力さ
れる制御信号のパルス幅を例えば、図3(A)に示すよ
うな80μsに設定する(周波数は20kHzで一
定)。制御装置3は、設定手段4から出力される制御信
号に基づいて、図3(B)に示す波形のQスイッチ制御
信号を超音波Qスイッチ素子2に出力する。超音波Qス
イッチ素子2がQスイッチ制御信号にしたがって動作す
ることによって、図3(C)に示す波形のQスイッチレ
ーザパルス、つまり、発振周波数20kHzかつ発振時
間80μsの場合のレーザパルスが発振される。この場
合に発振されるレーザパルス波形においても、発振時間
が50μsの場合と同様に主パルスに続いて複数個の副
パルスが発生している。このパルス波形を有するレーザ
光100を走査することによって、電子部品の樹脂面に
所望のパターンをマーキングする。
【0025】本実施例では、発振周波数を20kHzに
固定し、発振時間を50μsから80μsに変化させて
所望のパルス波形を有するレーザ光を発振させて電子部
品の樹脂面にマーキングを行っているが、発振周波数お
よび発振時間は、これらの値に限定されるものではな
く、発振周波数は5〜50kHzの範囲内の所望の値に
固定することが可能であり、また、発振時間は20〜2
00μsの範囲内で変更設定させてもかまわない。つま
り、発振周波数を5〜50kHzの範囲内から所定の値
を選択して固定し、その発振周波数の1サイクルにおけ
る発振時間10μsから徐々に長くしていき、発振時間
として20〜200μsの範囲内の値を設定すると、前
述のような緩和振動発振による副パルスがその発振時間
内に発生することになる。
【0026】次に、本実施例の如く、主パルスに続いて
複数個の副パルスを有するレーザ光を用いて電子部品の
樹脂面にレーザマーキングを行った場合のマーキング線
の状態について図4を参照して説明する。
【0027】図2(C)や図3(C)のような主パルス
および副パルスが発生するレーザ光を電子部品の樹脂面
に照射すると、樹脂の気化蒸発が抑えられ、逆に、樹脂
が加熱溶解する割合が増大するために、樹脂に含まれて
いる表面近くのカーボンが樹脂との比重の違いにより樹
脂表面に析出する。そして、図4(A)および(B)に
示すように、析出したカーボンを樹脂面から除去すると
脱色した変色層13が現れ、レーザ光が照射されない樹
脂部分と明瞭なコントラストが得られる。したがって、
マーキングの視認性が格段に向上することになる。ま
た、本実施例では、樹脂の気化蒸発が少なく、かつ樹脂
表面のカーボンが除去されるマーキング加工となるの
で、加工深さも抑制できる。
【0028】さらに、設定手段4から出力される制御信
号のパルス幅を例えば、50μsから80μsのごとく
長く変更設定すると、結果として発振時間も長くなり、
発振されるレーザ光の主パルスの尖頭値が低くなるとも
に副パルスの数が増える。したがって、このレーザ光を
照射された樹脂の加熱溶解は、パルス幅が短い場合と比
較してさらに促進され、析出するカーボンの量も増大す
る。一方、図4(B)に示すように、気化蒸発する樹脂
の量は、図4(A)に示す発振時間50μsの場合と比
較して減少するため、結果として、良好な視認性を維持
しつつ、加工深さがより浅いマーキングを行うことがで
きる。このように、設定手段4により、制御信号のパル
ス幅を変更する、つまり、レーザ光の発振時間を変更す
ることにより、マーキング線の加工深さを調整すること
ができる。また、このようにレーザ光の発振時間を変更
することによって、樹脂の気化蒸発量を制御できるの
で、マーキング線の幅も制御できることは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、レー
ザ光の発振周波数および走査速度を固定し、発振周波数
の1サイクルにおける発振時間だけを最適な値に可変設
定しているので、レーザ光の照射間隔を最適なものとす
ることができるとともに、薄形の電子部品にマーキング
できる程度の浅い加工深さおよび良好な視認性を実現し
ている。
【0030】さらに、発振時間を調整することによっ
て、電子部品の樹脂の種類が変わっても、マーキングの
品質および生産能力を落とすことなく、最適なマーキン
グ加工条件を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図であり、
(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図で
ある。
【図2】図1における超音波Qスイッチ素子の制御とそ
れにともなうレーザ光のパルス波形を示す図であり、
(A)は、制御信号を示す波形図であり、(B)は、Q
スイッチ制御信号を示す波形図であり、(C)は、レー
ザ光のパルス波形を示す図である。ただし、制御信号の
パルス幅は50μsに設定されている。
【図3】図1における超音波Qスイッチ素子の制御とそ
れにともなうレーザ光のパルス波形を示す図であり、
(A)は、制御信号を示す波形図であり、(B)は、Q
スイッチ制御信号を示す波形図であり、(C)は、レー
ザ光のパルス波形を示す図である。ただし、制御信号の
パルス幅は80μsに設定されている。
【図4】本発明の一実施例によって描かれたマーキング
線の状態を示す図であり、(A)は、発振時間50μs
の場合の加工状態を示し、(B)は、発振時間80μs
の場合の加工状態を示す。
【図5】従来のビームスキャン式レーザマーキング装置
の構成を示す図であり、(A)は、その平面図であり、
(B)は、その側面図である。
【図6】図5におけるレーザ光のパルス波形およびQス
イッチ制御信号の各波形図を示し、(A)は、Qスイッ
チ制御信号を示す波形図である、(B)は、超音波Qス
イッチ素子の動作タイミングを示す図であり、(C)
は、レーザ光のパルス波形を示す図である。
【図7】従来のビームスキャン式レーザマーキング装置
によって描かれたマーキング線の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 超音波Qスイッチ素子 3 制御装置 4 設定手段 5 光軸調整ミラー 6 ビームエキスパンダ 7、8 ガルバノメータ 9、10 スキャナミラー 11 fθレンズ 12 被対象物

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CW励起Qスイッチパルス発振レーザ発
    振器から出射されるレーザ光を走査してマーキングを行
    うビームスキャン式レーザマーキング方法において、 所望の発振周波数を設定するとともに、その発振周波数
    の1サイクルにおける発振時間を20μs〜200μs
    の範囲内の所望の値に設定し、 その設定された発振周波数および発振時間にしたがって
    Qスイッチ素子を動作させて緩和振動発振を行わせる
    とを特徴とするビームスキャン式レーザマーキング方
    法。
  2. 【請求項2】 設定された前記発振周波数および発振時
    間にしたがって前記Qスイッチを動作させることによっ
    て、前記発振時間内に主パルスおよび該第1のパルスよ
    りも尖頭値が低い複数の副パルスとを含むパルス状のレ
    ーザ光がレーザ発振器から出射され、 前記発振時間内で前記主パルスおよび副パルスを含むパ
    ルス状のレーザ光が出射されている間、前記発振周波数
    は所望の値に固定されたままである ことを特徴とする前
    記請求項1に記載のビームスキャン式レーザマーキング
    方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザ発振器から出射されるパルス
    状のレーザ光を走査することによって加工される被加工
    物の種類に応じて、前記発振時間を変更し、前記発振時
    間内に発生する副パルスの数を変化させることを特徴と
    する前記請求項に記載のビームスキャン式レーザマー
    キング方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザ発振器から出射されるパルス
    状のレーザ光を走査することによって加工される被加工
    物に含有されるカーボン成分の含有率に応じて、前記発
    振時間を変更し、前記発振時間内に発生する副パルスの
    数および前記主パルスの尖頭値を変化させることを特徴
    とする前記請求項2に記載のビームスキャン式レーザマ
    ーキング方法。
  5. 【請求項5】 CW励起Qスイッチパルス発振レーザ発
    振器から出射されるレーザ光を走査してマーキングを行
    うビームスキャン式レーザマーキング装置において、 所望の発振周波数を設定するとともに、その発振周波数
    の1サイクルにおける 発振時間を20μs〜200μs
    の範囲内の所望の値に設定する設定手段と、その設定さ
    れた発振周波数および発振時間にしたがってQスイッチ
    素子を動作させる制御手段とを備えることを特徴とする
    ビームスキャン式レーザマーキング装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、 前記レーザ発振器から出射されるレーザ光を走査するこ
    とによって加工される被加工物に含有されるカーボン成
    分の含有率に応じて、前記発振時間を前記範囲内におい
    て可変設定することを特徴とする前記請求項5に記載の
    ビームスキャン式レーザマーキング装置。
JP6283570A 1994-11-17 1994-11-17 ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置 Expired - Fee Related JP2682475B2 (ja)

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