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JP2681634B2 - New bacterial strain with enhanced thermostable liquefied amylase production capacity - Google Patents

New bacterial strain with enhanced thermostable liquefied amylase production capacity

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Publication number
JP2681634B2
JP2681634B2 JP62052041A JP5204187A JP2681634B2 JP 2681634 B2 JP2681634 B2 JP 2681634B2 JP 62052041 A JP62052041 A JP 62052041A JP 5204187 A JP5204187 A JP 5204187A JP 2681634 B2 JP2681634 B2 JP 2681634B2
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thermostable
amylase
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壽一 吉武
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文治 丸尾
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Godo Shusei KK
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Godo Shusei KK
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2405Glucanases
    • C12N9/2408Glucanases acting on alpha -1,4-glucosidic bonds
    • C12N9/2411Amylases
    • C12N9/2414Alpha-amylase (3.2.1.1.)
    • C12N9/2417Alpha-amylase (3.2.1.1.) from microbiological source

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性液化型アミラーゼ生産能力の増強さ
れた細菌菌株、その育種方法、およびそれを用いた該ア
ミラーゼの生産方法に関する。 (従来の技術) デンプン利用工業において、耐熱性液化型アミラーゼ
は、有用で且つ不可欠の酵素であり、その供給源は専ら
微生物、特に細菌の生産するものに求められ、数多くの
菌株が用いられている。しかし酵素の生産性について
は、一層の向上が求められている。 遺伝子工学的技法により、酵素生産性の向上を図った
例には、特公昭58−11998(丸尾ら)などがあるが、こ
れは枯草菌(Bacillus subtilis)の、糖化型アミラー
ゼの生産能向上に、調節遺伝子を複数個導入するもの
で、本願発明の目的とする耐熱性液化型アミラーゼ、特
にバチルス・リチェニフォルミスの生産する酵素につい
ては、有効で安定な菌株の創出が望まれていた。 (発明が解決しようとする問題点) 前述のとおり、デンプン利用工業にとって、不可欠の
酵素である耐熱性液化型アミラーゼについて、本発明
は、生産能が従来のものに比し一層優れ、かつ安定な菌
株を提供することと、その育種方法を提供することを目
的とし、さらに他の目的は、該菌株を使用して、有効な
酵素生産を行なう方法を提供しようとするものである。 ロ.発明の構成 (問題を解決するための手段) 本発明においては、バチルス・リチェニフォルミスに
属す適当な耐熱性液化型アミラーゼ生産菌、例えば、Ba
cillus licheniformis No.74あるいはその変異株である
バチルス・リチェニフォルミス(Bacillus licheniform
is)TY002株(微工研菌寄第9222号)を選び、その染色
体DNAから、耐熱性液化型アミラーゼ生産に関与する遺
伝子をクローニングし、この遺伝子を適宜なベクター、
例えばプラスミドpUB110に連結して、再びもとの耐熱性
液化型アミラーゼ生産菌B.licheniformis TY002株に形
質転換、即ちセルフクローニングし、当該菌の細胞内に
組換えプラスミドを導入して耐熱性液化型アミラーゼ遺
伝子を増強した菌株を得る。 また、特にセルフクローニングに用いる宿主には、耐
熱性液化型アミラーゼ高生産変異株であるTY002株を用
いることにより、極めて優位に高生産性を得ることが出
来る。 次に、この造成株を用いて培養を行ない、当該菌の保
持する在来の耐熱性液化型アミラーゼ生産能に加えて、
細胞内の染色体上に新たに組み込まれた該遺伝子の増幅
効果により、耐熱性液化型アミラーゼの増産の目的を達
するものである。 上述したように本発明は、バチルス・リチェニフォル
ミスよりクローニングした耐熱性液化型アミラーゼ遺伝
子を、耐熱性液化型アミラーゼ高生産変異株TY002株へ
形質転換することにより、生産上有用な酵素である耐熱
性液化型アミラーゼを、極めて優位に高生産することの
出来る菌株を分子育種により造成し、産業上、例えば澱
粉からのグルコース製造工業、に貢献できる手段を提供
するものである。しかしながら、組換え遺伝子を用いて
分子育種した菌株においては、導入した組換え遺伝子の
宿主内での安定性が問題となることがある。 本発明において造成した菌株B.licheniformis TY002
(pBA61)−20株においても、本菌株の培養に際して
は、組換えプラスミドの宿主菌体内からの脱落を防ぐ目
的のために、適当な薬剤、たとえばベクターにpUB110を
用いている場合ではカナマイシンを培養期間中を通じ
て、常に添加する必要があった。さらに、組換え遺伝子
をプラスミドの形態のまま保持させた組換え体では、菌
株の継代培養中に組換え遺伝子の分子内欠損による培養
活性の低下も問題となる。 この点を改良した菌株は、さらに産業上の有益な手段
を与えるものである。そこで本発明では上述の発明にさ
らに改良を加え、組換えプラスミドpBA61を形質転換し
た組換えTY002株から、導入した組換えプラスミドpBA61
が、TY002株染色体DNA上に導入された菌株B.lichenifor
mis TY002−57I株を分離し、上述の問題点をさらに改良
した菌株として造成した。 以下に、本発明の組換えプラスミドの作成、形質転
換、セルフクローニング、およびこれらによる耐熱性液
化型アミラーゼ生産について、さらに詳細に説明する。 耐熱性液化型アミラーゼ遺伝子のクローニング 耐熱性液化型アミラーゼ生産菌としては、バチルス・
リチェニフォルミスに属すものから、適当なものを選ぶ
ことができるが、本発明者らは、Bacillus licheniform
is No.74あるいはその変異株であるBacillus lichenifo
rmis TY002を選び、斎藤及び三浦ら(H.Saito & K.Miu
ra:Biochim.Biophys.Acta 72,619(1963))の方法によ
り、染色体DNAを調製した。これを制限酵素EcoR Iで切
断し、ショ糖密度勾配遠心分離により、約2Kb以上の断
片を分離した。 一方、大腸菌用プラスミドpBR322を、制限酵素EcoR I
で切断し、両者をT4リガーゼで連結後、大腸菌HB101株
に常法に従って性質転換した。これをアンピシリン(20
μg/ml)、テトラサイクリン(20μg/ml)、ストレプト
マイシン(100μg/ml)および可溶性澱粉(1%)を含
有するLuria broth(LB)寒天平板培地に塗抹し、ヨウ
素デンプン反応でデンプン分解能(ハロー)を示すコロ
ニーの検出を行ない、形質転換細胞を得た。 これらの形質転換細胞の保有する組換えプラスミドを
抽出し、アガロースゲル電気泳動で調べたところ、3.02
Kbおよび9.44Kbの2種類のDNA挿入断片が検出された。
前者のDNA断片が組込まれた組換えプラスミドをpEA6の
命名した。 pEA6の制限酵素切断点地図を第1図に示す。 pEA6を保有する大腸菌[E.coli HB101(pEA6)]の生
産する耐熱性液化型アミラーゼを、DNA供与菌であるBac
illus licheniformis TY002株の生産する耐熱性液化型
アミラーゼと比較した結果、全く同一の耐熱性の作用様
式が確認されたので、組換えプラスミドpEA6は、TY002
株の耐熱性液化型アミラーゼ遺伝子をクローン化したも
のと確認できた。 次に、E.coli HB101(pEA6)株の大量培養を行なって
pEA6を調製した。 枯草菌の公知のベクターであるpUB110をプロトプラス
ト形質転換法に従ってTY002株に形質転換を行なった結
果、枯草菌(Bacillus subtilis 1012株)と同程度のカ
ナマイシン耐性形質転換細胞が得られた。 そこで、クローン化した耐熱性液化型アミラーゼ遺伝
子をDNA供与菌であるTY002株へセルフクローニングする
ためTY002株を高率に形質転換できるベクターpUB110に
再クローニングした。 すなわち、pEA6(第1図)およびpUB110を制限酵素Ec
oR Iで切断し、両者をT4リガーゼで連結後、枯草菌(Ba
cillus subtilis 1012株)に、赤松および関口ら(T.Ak
amatsu & J.Sekiguchi:Agr.Biol.Chem.46, 1617(198
2))のプロトプラスト形質転換法に準じて形質転換
し、再生したコロニーをカナマイシンおよび可溶性澱粉
を含有するLB寒天平板培地にレプリカし、ヨウ素デンプ
ン反応でハローを形成するコロニーの検出を行ない、多
数の形質転換細胞を得た。 これらの形質転換細胞により組換えプラスミドを抽出
し、アガロースゲル電気泳動にかけ、3.02Kbの挿入DNA
断片を有するものを選択し、これをpBA61と命名した。p
BA61の制限酵素切断点地図を第2図に示す。 Bacillus subtilis 1012(pBA61)株の培養から大量
のpBA61を調製した。 pEA6およびpBA61の挿入DNA断片は、サザンブロティン
グにより、Bacillus licheniformis TY002株の染色体DN
A由来であることが確認された。 さらに、E.coli HB101(pEA6)およびBacillus subti
lis 1012(pBA61)の生産する耐熱性液化型アミラーゼ
は、DNA供与菌TY002株の生産する耐熱性液化型アミラー
ゼと、分子量、耐熱性および免疫学的に同等であること
も確認された。 TY002株へpBA61の導入による耐熱性液化型アミラーゼ高
生産株の造成 Bacillus licheniformis TY002株へ、赤松および関口
らの方法(T.Akamatsu & J.Sekiguchi;Agr.Biol.Che
m.,46 1617(1982))によるプロトプラス形質転換法で
pBA61を形質転換した。 再生したコロニーを、カナマイシンを含有するLB寒天
平板培地で培養し、カナマイシン耐性を示す多数の形質
転換細胞を得た。 これを可溶性澱粉を含有するLB培地で振盪培養を行な
い、耐熱性液化型アミラーゼ生産性を調べ、もとのTY00
2株より生産性の高い株を選択した。 これらの形質転換細胞より組換えプラスミドを抽出
し、アガロースゲル電気泳動にかけ、完全鎖長のpBA61
が存在することを確認し、この形質転換細胞を、バチル
ス・リチェニフォルミス(Bacillus licheniformis)TY
002(PBA61)−20と命名した。 この形質転換細胞の菌学的諸性質は、耐熱性液化型ア
ミラーゼの生産性が増大したことと、カナマイシン耐性
を示すこと以外は、DNA供与菌であるB.licheniformis T
Y002株と全く同一であり、その生産する耐熱性液化型ア
ミラーゼも、その分子量、耐熱性および免疫学的諸性質
は、DNA供与菌のものと同等であることが確認された。 TY002株の染色体へpBA61の組込みによる耐熱性液化型ア
ミラーゼ高生産株の造成 組換えプラスミドの導入により遺伝子に対応する産物
の増産を計る場合には、組換えプラスミドの欠失、脱落
などによる不安定性が問題となることがある。 組換えプラスミドpBA61をTY002株にセルフクローニン
グした株においても、継代培養中に、pBA61の分子内欠
失と思われる酵素生産性の低下が観察されることがあ
る。 本発明では、組換えプラスミドpBA61を前記TY002株の
染色体DNAを組み込ませて、耐熱性液化型アミラーゼの
生産性の増大とともに、安定性のある菌株を造成する。 即ち、pBA61を前述の赤松らのプロトプラスト形質転
換法に従って前記TY002株に形質転換し、再生したコロ
ニーをカナマイシンを含むLB寒天平板培地にレプリカを
行ない、カナマイシン耐性を示す形質転換株について、
耐熱性液化型アミラーゼ生産量、プラスミドの有無を調
べ、前記TY002株よりも、約2倍の安定した耐熱性液化
型アミラーゼ生産能を有し、しかも細胞内にプラスミド
が検出されない形質転換細胞の分離に成功した。 この形質転換細胞を、バチルス・リチェニフォルミス
(Bacillus licheniformis)TY002−57I株と命名して、
微生物工業技術研究所に寄託し、寄託番号は、微工研菌
寄第9224号である。 本菌株のカナマイシン耐性は、ベクターに使用したpU
B110のカナマイシン耐性遺伝子に由来すること、および
このカナマイシン耐性遺伝子は、本菌株の染色体DNA上
に存在することが、サザンブロティングにより、それぞ
れ確認された。 また、本菌株の菌学的諸性質は、カナマイシン耐性お
よび耐熱性液化型アミラーゼの生産性が高い以外は、TY
002株と全く同一である。 従って、本菌株ではpBA61が染色体DNAに組み込まれ
て、耐熱性液化型アミラーゼの生産が増強され、安定化
したものと判明した。 またさらに、本菌株の生産する耐熱性液化型アミラー
ゼは、DNA供与菌であるTY002株の生産する耐熱性液化型
アミラーゼと、その分子量、耐熱性および免疫学的諸性
質が、同一であることも確認された。 バチルス・リチェニフォルミスの異なる菌株を用いた形
質転換 TY002株を宿主とした場合と全く同様にして、TY002株
の親株であるNo.74株およびTY002株同様No.74株由来の
変異株であるYB304株を宿主として形質転換を行ない、
形質転換株からTY002−57I株と同様の染色体DNAへ、組
換えプラスミドpBA61が組み込まれた株の分離を試みた
が、No.74株およびYB304株の形質転換株からは、染色体
DNAへ組換えプラスミドpBA61が組み込まれた株を分離す
ることは出来なかった。従って、ここに示した方法にお
いて本組換えプラスミドpBA619を、バチルス・リチェニ
フォルミス染色体DNAに、高頻度に組換えられるのはTY0
02株の特性と考えられた。 各種菌株を宿主とした時の組換え耐熱性液化型アミラー
ゼ生産量の比較 バチルス・リチェニフォルミスによりクローニングし
た耐熱性液化型アミラーゼ生産遺伝子を用いて、形質転
換した各種菌株の組換え耐熱性液化型アミラーゼの生産
量を比較した。そのうち、B.subtilisを宿主とした例
は、これまでにいくつかの文献(Gregory L.G.et al.;
J.Bacteriol.,166 p.635(1986)、Stephen A.O.et a
l.;Gene,23 p.267(1983)およびRichard P.P.et al.;B
iochem.Biophys.Res.Comm,122 p.175(1984))に記載
はあるが、それらの菌株は本発明に使用した菌株と同一
ではなく、また、組換え耐熱性液化型アミラーゼの生産
量に関しても、直接比較し得る明瞭な記載はない。そこ
で本発明者らは、文献記載と同じB.subtilis Marburg株
由来である、B.subtilis 1012株とB.subtilis M15(pur
B6,metB5,amyE)株を以て、比較試験を試みた。B.subti
lis 1012株は、非耐熱性液化型アミラーゼ生産能につい
ては野生型株であり、B.subtilis M15(purB6,metB5,am
yE)株はアミラーゼ生産能欠損株であるが、上述した文
献記載の菌株と本質的な差異のない菌株であると考えら
れる。 数次にわたる培養について比較した結果は第3表の通
りであるが、明らかに遺伝子組換えの宿主に、バチルス
・リチェニフォルミスを用いたセルフクローニングで造
成した菌株が、他のどの菌種を宿主とする場合よりも優
位であった。 また、そのなかでも耐熱性液化型アミラーゼ高生産変
異株であるTY002株を組換え宿主として用いることが最
も有効であり、極めて高い生産性が得られることが判明
した。さらに、TY002−57I株はpBA61がプラスミド状態
で導入されているTY002(pBA61)−20株を凌ぐ生産性を
示した。 従って、組換えプラスミドが染色体へ組み込まれるこ
とで、組換え遺伝子が安定化され、安定に耐熱性液化型
アミラーゼの生産が増強されたTY002−57I株が工業上よ
り有用な菌株であることは明らかであった。 耐熱性液化型アミラーゼ活性測定法 一般的α−アミラーゼの活性の測定に用いられる測定
法に準じ、下記により行なった。なお、この測定法によ
る単位は、JIS−法によるデンプン液化力の単位と、ほ
ぼ1:1に対応する。 [試薬の調製] 基質: 1%可溶性澱粉/50mM酢酸緩衝液(pH6.0) 基質の調製法: 可溶性澱粉(生化学用,和光製)1g(乾燥重量)を精
秤し、50〜70mlの蒸留水に懸濁し、加熱溶解する。冷却
後、1M酢酸緩衝液(pH6.0)5mlを加え、100mlにする。 ヨウ素希釈液: ヨウ素原液(1%ヨウ素液)を使用時に200倍に希釈
する。 ヨウ素原液の調製法: ヨウ素5gおよびヨウ化カリウム50gを50mlの蒸留水に
溶解した後、500mlに定容する。 酵素希釈液: 2mM−CaCl/10mM−NaCl/2mM−酢酸緩衝液(pH6.0) [酵素反応] 試験管(φ1.5×10.5cm)に基質液1.0mlを加え、40
℃、5分間予加熱後、これに酵素液100μlを添加し、4
0℃、10分間反応を行なう。反応後、反応液100μlを0.
1N−HCl1.0mlを加えた試験管(φ1.5×10.5cm)に加
え、反応を停止させる。その500μlを試験管(φ1.8×
1.3cm)に採り、そこに希釈ヨウ素液5.0mlを添加し発色
させ、660nmの吸光度を測定する(光路長:10MM,対照:
蒸留水)。 [活性の算出法] 上記の条件で、1分間に1%のヨード呈色を減少させ
る酵素量を1単位とする。 α−アミラーゼ活性(u/ml)= ((Eb−E)/Eb)×100×1/10×希釈率 Eb:Blankの吸光度,E:反応液の吸光度 ただし、(Eb−E)/Eb=0.2〜0.2 の範囲で測定する。 (実施例) つぎに、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明がこの実施例により限定されるものでないこ
とは言うまでもない。 実施例 1 (1) 染色体DNAの調製 バチルス・リチェニフォルミスTY002株を、バクトト
リプトン10g,バクト酵母エキス5g,塩化ナトリウム5g,お
よび蒸留水1L,pH7.0からなる培地(以下LB培地と略す)
1000ml中で、対数増殖期(OD660≒0.5)まで生育させた
菌体を遠沈回収し(湿菌体5g)、−80℃で凍結保存し
た。この凍結菌体を融解後、斎藤及び三浦らの方法(前
述)により、DNAを抽出精製し、1.9mg(純度OD260/OD
280=2.047)の染色体DNAを得た。 (2) 染色体DNA断片のベクターへの挿入 (1)で得られたTY002株のDNA100μgを、制限酵素E
coR I100単位を加えた反応液600μlを37℃1時間処理
し、65℃で、5分間加熱後、ショ糖密度勾配遠心分離を
行ない、約2KbのDNA断片を分画した。 一方、大腸菌のベクターとして広く知られているプラ
スミドpBR322 5μgを、同じ制限酵素EcoR Iで完全に消
化し、65℃で、5分間加熱処理を行なった。 次に、前者10μgと後者5μgを混合し、連係酵素T4
リガーゼ0.5単位を添加した反応液100μlを、15℃で16
時間連続反応を行なった。反応液を65℃で5分間加熱処
理後、DNAエタノール沈澱により回収し、20μlのTENバ
ッファー(10mM−トリス塩酸緩衝液pH7.5;10mM−塩化ナ
トリウム;1mM−EDTA)に溶解して形質転換に使用した。 (3) 組換えプラスミドによる形質転換 (2)で得られたDNA溶液4μlを、大腸菌エシェリ
ヒア・コリ HB101株(proleu B,B1,lac Y,hsd R,hsd
M,aragal kz,xylmtlsup 44,F-,endo I-,rec A-
を常法に従って調製したコンピーテントセル200μlに
添加し、形質転換を行なった。これに4mlのLB培地を加
え、37℃で3時間振盪培養後、適当に希釈して、アンピ
シリン20μg/ml,ストレプトマイシン100μg/mlおよび可
溶性澱粉1%を含有するLB寒天培地に塗布し、37℃で2
日間培養を行ない、アンピシリン及びストレプトマイシ
ン耐性を示す形質転換体1.7×104の中からヨウ素デンプ
ン反応でハローを示すコロニー10株を得た。 (4) 組換えプラスミド中の挿入DNA断片の検出及び
組換えプラスミドの大量調製 (3)で得たアミラーゼ産生陽性を示す10株を、アン
ピシリン20μg/ml,テトラサイクリン20μg/ml,およびス
トレプトマイシン100μg/mlを含有するLB培地3mlに植
え、37℃で16時間振盪培養後、生育した菌体を迅速なプ
ラスミド分離法(D.S.Holmes & M.Quigley:Anal.Bioch
em.114,193(1981))に従ってプラスミドを分離し、制
限酵素EcoR Iで消化後、アガロースゲル電気泳動にか
け、挿入DNA断片の検出を行なったところ、5株中に3.0
2KbのDAN断片、および残りの5株に9.44KbのDNA断片が
それぞれ検出された。前者(3.02Kb)の挿入DNA断片を
もつ組換えプラスミドをpEA6と命名した。 エシュリヒア・コリHB101(pEA6)株をM9培地(カザ
ミノ酸0.4%,リン酸水素2ナトリウム・12水塩1.7%,
リン酸2水素カリウム0.3%,塩化ナトリウム0.05%,
塩化アンモニウム0.1%,グルコース0.4%,塩化カルシ
ウム0.1mM,硫酸マグネシウム1mM,サイアミン塩酸塩40μ
g/ml,pH7.2)を用い、1L培養により収得した菌体を常法
に従ってリゾチーム処理により溶菌後、フェノール抽出
法により除蛋白を行ない、塩化セシウム密度勾配遠心分
離によりプラスミドを分離し、透析後エタノール沈澱に
より回収し、精製プラスミドDNA1.2mgを得た(OD260/OD
280=1.91)。 (5) pEA6の制限酵素切断点地図 pEA6の挿入DNA断片について、常法により制限酵素切
断部位を調べた結果を、第1表に示した。 さらに、2種および3種類の制限酵素の組合せによる
消化を行ない、アガロースゲル電気泳動により、切断部
位およびサイズを測定し、挿入DNA断片の制限酵素切断
点地図を作成し、第1図に示した。 (6) pEA6を保持する大腸菌の生産する耐熱性液化型
アミラーゼの性質 エシェリヒア・コリHB101(pEA6)株およびバチルス
・リチェニフォルミスTY002株を可溶性澱粉1%を含有
するLB培地で、37℃で3日間振盪培養を行ない、大腸菌
は培養液を超音波処理により菌小を破砕し、遠心分離に
より上清を調製した。一方、TY002株は、培養液を遠心
分離により菌体を除去した上清を調製した。両試料につ
いて最適反応温度および熱安定性を比較した。すなわ
ち、両試料を40℃,70℃,80℃,および90℃の各温度で酵
素反応を行ない、耐熱性液化型アミラーゼの最適作用温
度および両試料を10mMの塩化カルシウム存在下に、40
℃,70℃,80℃および90℃の各温度で、10分間加熱処理後
の残存活性を測定して熱安定性を調べたところ、両菌株
の生産した酵素の最適作用温度は共に90℃付近であり、
耐熱性は80℃における10分間の加熱処理で、100%の残
存活性が得られ、両者は全く同じ作用形式を示した。 なお、pEA6の挿入DNA断片の由来について、常法によ
りサザントランスファーとハイブリダイゼーションによ
り調べた結果、TY002株由来であることが確認された。 これらのことから、組換えプラスミドpEA6はTY002株
の耐熱性液化型アミラーゼ生産性染色体DNA断片をクロ
ーニングしたことが明白となった。 (7) ベクタープラスミドpUB110によるTY002株の形
質転換 枯草菌の公知のベクターであるプラスミドpUB110を用
いて、プロトプラスト形質転換法(前述)に従って、バ
チルス・リチェニフォルミスTY002株に、形質転換を行
なったところ、1.2×106/μgDNAの高い頻度で形質転換
されることが明かとなった。これは、比較のために行な
った枯草菌(バチルス・ズブチリス1012株)の形質転換
頻度と同じレベルであった。 (8) 耐熱性液化型アミラーゼ生産性DNA断片の再ク
ローニング (7)で枯草菌の公知のベクターであるプラスミドpU
B110がバチルス・リチェニフォルミスTY−002株に高頻
度で導入されることが明かとなった。 組換えプラスミドpEA6に挿入されたTY002株由来の耐
熱性液化型アミラーゼ生産性DNA断片をTY002株にセルフ
クローニングするためには、この挿入DNA断片を高頻度
でTY002株に形質転換できるベクターに組み入れること
が最も望ましい。そこでpUB110への再クローニングを行
なった。すなわち、pEA6 10μgおよびpUB110をそれぞ
れ制限酵素EcoR Iで完全に消化し、65℃で5分間加熱処
理後、両者を混合し、連結酵素T4リガーゼ0.5単位を添
加した反応液100μlを15℃で16時間連結反応を行なっ
た。反応液を65℃で5分間加熱処理後、エタノール沈澱
によりDNAを回収し20μlのTENバッファーに溶解して、
バチルス・ズブチリス1012株(leu A8,met B5,hsr ME
(m+))に、プロトプラスト形質転換法(前述)に従っ
て形質転換した。 カナマイシン100μg/ml含有の再生培地で再生したコ
ロニーをカナマイシン10μg/mlおよび可溶性澱粉1%含
有するニュートリエント寒天平板培地にレプリカし、37
℃で24時間培養し、ヨウ素デンプン反応でハローを形成
するコロニーの検出を行なった。カナマイシン耐性を示
す750株中に耐熱性液化型アミラーゼ酸生陽性株53株が
検出された。その10株をカナマイシン10μg/ml含有する
3mlのLB培地で、37℃16時間振盪培養した菌体を、枯草
菌のプラスミドのミニスクリーニング法(D.S.Goldfar
b,R.L.Rodoriguez & R.H.Doi:Proc.Natl.Acad.Sci.USA
79,5886(1982))に従って組換えプラスミドを分離
し、制限酵素EcoR Iで消化後、アガロースゲル電気泳動
で調べた結果、すべての形質転換株に組換えプラスミド
pEA6に組み入れられた同一サイズの3.02Kbの挿入DNA断
片が検出された。この組換えプラスミドをpBA61と命名
し、バチルス・ズブチリス1012(pBA61)をLB培地で1L
培養を行ない、常法によりリゾチームによる溶菌後遠心
分離による上清をフェノール抽出を3回くり返し、塩化
セシウム密度勾配遠心分離によりプラスミドを分離し、
透析後エタノール沈殿により回収し、精製プラスミドDN
A200μgを得た。 pBA61の挿入DNA断片について、常法により制限酵素切
断部位を調べた結果、ベクターpUB110のEcoR I部位に挿
入されたDNA断片は、(5)で記載した組換えプラスミ
ドpEA6で、ベクターpBR322のEcoR I部位に挿入されたDN
A断片と全く同一の制限酵素切断点を有することが示さ
れ、pEA6の挿入DNA断片をそのまま、pUB110のEcoR I部
位に挿入したことが明らかとなった。 (9) TY002株の染色体DNAへのpBA61の組込みによる
耐熱性液化型アミラーゼ高生産株の造成pBA61のDNA0.9
μgを、プロトプラスト形質転換法(前述)に従って、
TY002株に導入(セルフクローニング)し、カナマイシ
ン100μg/mlを含有する再生培地で再生したコロニー
を、カナマイシン10μg/mlを含有するLB寒天平板培地に
レプリカしてカナマイシン耐性を示す96株の形質転換体
を得た。 全分離株を、可溶性澱粉1%を含有するLB培地20mlを
分注した100ml容エルレンマイヤーフラスコを用いて、3
7℃で、72時間振盪培養(176rpm)し、遠心上清につい
て、耐熱性液化型アミラーゼ活性を測定したところ、TY
002株の約2倍の酵素生産性を示す3株を分離した。こ
れらの耐熱性液化型アミラーゼ高生産性形質転換株を、
10μl/mlのカナマイシンを含有する3mlのLB培地で16時
間振盪培養して得た菌体を、枯草菌プラスミドのミニス
クリーニング法(前述)に従ってプラスミドを分離し、
制限酵素EcoR Iで消化後、アガロースゲル電気泳動で調
べた結果、3株のうち、2株からはベクタープラスミド
pUB110のバンドと3.02kbの挿入DNA断片のバンドが検出
され、TY002株にpBA61が導入されて、耐熱性液化型アミ
ラーゼ生産能が約2倍に上昇したことが明らかになっ
た。この2株のうち有望な1株をTY002(pBA61)−20と
命名した。 一方、他の1株からはベクターpUB110のバンドも、3.
02kbの挿入DNA断片のバンドも全く検出されなかった。
この株をTY002−57I株と命名した。 TY002株、TY002株にpUB110を形質転換したTY002(pUB
110)株およびTY002−57I株について、カナマイシン耐
性濃度を、5mlのLB培地を用いて、37℃で16時間培養後
の生育度により調べると、TY002株は、5μg/ml,TY002
(pUB110)株は200μg/ml,およびTY002−57I株では100
μg/mlの各濃度で生育が認められた。これらの結果か
ら、TY002−57I株のカナマイシン耐性の獲得は、自然突
然変異に起因するものではなく、pBA61がTY−002株の染
色体DNAへの組込みによると考えられるので、この確認
のため、TY002−57I株から染色体DNAを分離し、制限酵
素EcoR IあるいはBgL IIで消化後サザントランスファー
を行ない、pUB110をプローブとしてハイブリダイゼーシ
ョンを行なった結果、pBA61が、TY002−57I株の染色体D
NAの中に、組込まれていることが明かとなった。 すなわち、TY002−57I株は、自菌の染色体DNA上に存
在する耐熱性液化型アミラーゼ生産遺伝子のほかに、新
たにpBA61が染色体に組込まれ、自菌由来の耐熱性液化
型アミラーゼ遺伝子により補強され、これらの両遺伝子
の発現により耐熱性液化型アミラーゼの生産能が約2倍
に強化されたことは明白である。 また、TY002−57I株の当該酵素生産能は、極めて安定
していた。pBA61をTY002株の染色体外に形質転換(セル
フクローニング)して育種したTY002(pBA61)−20株で
は、耐熱性液化型アミラーゼの生産には、培養全期間を
通じてカナマイシンの選択圧(10μg/ml)を、かけた方
が好ましい結果を与えるが、TY002−57I株の場合には、
その必要はなく、例えば、培養開始前の平板培地での単
一細胞の分離あるいはその後の種培養時まで選択圧をか
ければ充分である。 第2表に、セルフクローニングにより、pBA61をTY002
株の染色体DNAに組込んだ造成株TY002−57I株の耐熱性
液化型アミラーゼの生産能をフラスコ培養で調べた結
果、および当該酵素の耐熱性について、TY002株と対比
して示した。TY002−57I株は、TY002株の約2倍の酵素
生産能を有し、耐熱性もTY002株と全く同様であること
が明かとなった。 さらに、TY002−57I株の生産する酵素は、蛋白質化学
的にも、免疫化学的にも、TY002株と同等であること
が、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動による分子
量(60Kd)および家兎抗血清によるマイクロオクタロニ
ー法により確認された。 実施例 2. E.coli、B.subtilisおよびB.licheniformisの各菌株
を宿主とした時の耐熱性アミラーゼ生産量につき、それ
ぞれの組換え菌を1%可溶性澱粉を添加したLB培地で培
養し比較した。比較した菌株のうちB.subtilis 1012株
は非耐熱性アミラーゼ生産菌であり、B.subutilis M15
株はアミラーゼ非生産株である。また、B.licheniformi
s YB304株はTY002株同様No.74株から誘導した変異株で
ある。 数次の培養結果をまとめ第3表に示したが、バチルス
・リチェニフォルミスを宿主とした時に、最も優位に組
換え耐熱性アミラーゼを生産することが確認出来た。と
りわけ耐熱性アミラーゼ高生産変異株TY002株を宿主と
した時に、極めて優位な生産が可能になることが示さ
れ、また、本発明により造成したTY002−57I株は、pBA6
1がプラスミド状態で導入されているTY002(pBA61)−2
0株の結果をも凌ぐ生産性を示した。 実施例 3. 実施例1.の(9)で造成した耐熱性液化型アミラーゼ
高生産菌TY002−57I株を下記の培地中で、37℃70時間振
盪培養して、当該酵素の生産を経時的に測定し、TY002
株と比較して、第3図に示した。 培地:可溶性澱粉1%含有するLB培地 培地量:20ml培地/100ml容−エルレンマイヤーフラスコ 培養条件:37℃,176st/min. 両菌株とも生育度は変わらないが、TY002−57I株はTY
002株の2倍の耐熱性液化型アミラーゼの生産を示し
た。 実施例 4. 実施例1.の(9)で造成した耐熱性液化型アミラーゼ
高生産菌TY002−57I株を、工業生産用培地で培養し、酵
素の生産性を調べた。 すなわち、本菌株を、大豆粉3%,コーンスティープ
リカー3%,乳糖2%,リン酸2水素カリウム0.3%,
硫酸マグネシウム・7水塩0.03%,馬鈴薯澱粉1または
3%,pH7.0よりなる30mlの培地を含む500ml容エルレン
マイヤーフラスコに接種し、37℃で3日間開糖培養(21
0rpm)した。 結果を第4図(AおよびB)に示す。 図中、Aは馬鈴薯澱粉1%,Bは同3%の例である。 また、馬鈴薯澱粉に替えて、白糖を5.3%を添加した
培地の例をCに示した。 いずれの培地に於いても、TY002−57I株は、TY002株
の約2倍の酵素生産を示した。 ハ.発明の効果 本発明により、従来に比し耐熱性液化型アミラーゼ生
産能が一層優れ、かつ安定なバチルス・リチェニフォル
ミス菌株が造成され、さらにこの菌株を使用して、有効
な酵素生産を行なう方法が確立された。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION I. Purpose of the invention (Industrial applications)   INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention enhances the production capacity of thermostable liquefied amylase.
Bacterial strain, its breeding method, and the
The present invention relates to a method for producing millase. (Conventional technology)   Thermostable liquefied amylase in starch utilization industry
Is a useful and essential enzyme whose source is exclusively
Many are required for those produced by microorganisms, especially bacteria.
Strains are used. However, regarding enzyme productivity
Are required to be further improved.   Enhancing enzyme productivity through genetic engineering techniques
Examples include Japanese Patent Publication 58-11998 (Maruo et al.).
This is a saccharified amylor of Bacillus subtilis
Introducing multiple regulatory genes to improve productivity of ze
Therefore, the thermostable liquefied amylase, which is the object of the present invention,
About the enzyme produced by Bacillus licheniformis
As a result, it has been desired to create effective and stable strains. (Problems to be solved by the invention)   As mentioned above, it is essential for the starch utilization industry.
The present invention relates to a thermostable liquefied amylase which is an enzyme.
Are more stable and stable than the conventional ones.
Aim to provide the strain and the breeding method.
Yet another objective is to use the strain to
It is intended to provide a method for performing enzyme production. B. Structure of the invention (Means to solve the problem)   In the present invention, Bacillus licheniformis
A suitable thermostable liquefied amylase-producing bacterium belonging to, for example, Ba
cillus licheniformis No.74 or its mutant
Bacillus licheniform
is) TY002 strain (Microtechnology Research Institute, No. 9222) is selected and stained
Remains involved in the production of thermostable liquefied amylase from body DNA
Cloning the gene and transferring this gene to an appropriate vector,
For example, ligation to the plasmid pUB110
Liquefied amylase-producing strain B. licheniformis TY002 strain
Quality change, that is, self-cloning,
Introduction of recombinant plasmids
Obtain a gene-enhanced strain.   In addition, especially for hosts used for self-cloning,
Use the TY002 strain, a thermophilic liquefied amylase high-producing mutant strain
By doing so, it is possible to obtain extremely high productivity at an extremely high level.
come.   Next, culture is performed using this constructed strain to preserve the bacteria.
In addition to the existing thermostable liquefying amylase production capacity,
Amplification of the gene newly integrated on the intracellular chromosome
Achieve the purpose of increasing production of thermostable liquefied amylase by effect
Is what you do.   As mentioned above, the present invention provides Bacillus licheniform
Thermostable liquefied amylase inheritance cloned from Miss
Larvae to TY002, a mutant strain with high production of thermostable liquefied amylase
By transforming, heat-resistant enzyme which is useful for production
Of highly liquefied amylase
The strains that can
Providing means that can contribute to the glucose manufacturing industry from flour
Is what you do. However, using recombinant genes
In the molecularly bred strains,
Stability in the host can be a problem.   The strain B. licheniformis TY002 created in the present invention
Even in the case of (pBA61) -20 strain, when culturing this strain
Is an eye that prevents the recombinant plasmid from falling out of the host cells.
The appropriate drug, eg pUB110 in a vector
Kanamycin, if used, throughout the culture period
And always needed to be added. In addition, the recombinant gene
In the recombinant in which
Culture due to intramolecular deletion of recombinant gene during subculture of strain
A decrease in activity is also a problem.   Strains that improve this point are more useful industrial means.
Is to give. Therefore, in the present invention,
Then, the recombinant plasmid pBA61 was transformed with
Recombinant plasmid pBA61 introduced from the recombinant TY002 strain
Strain B. lichenifor introduced on the TY002 strain chromosomal DNA
Isolate the mis TY002-57I strain to further improve the above problems
It was created as a strain.   The construction and transformation of the recombinant plasmid of the present invention will be described below.
Replacement, self-cloning, and heat-resistant liquids from these
The production of modified amylase will be described in more detail. Cloning of thermostable liquefied amylase gene   As a thermostable liquefied amylase-producing bacterium, Bacillus
Choose a suitable one from the licheniformis
However, we have found that Bacillus licheniform
is No.74 or its mutant Bacillus lichenifo
Choose rmis TY002, Saito and Miura et al. (H.Saito & K.Miu
ra: Biochim.Biophys.Acta72, 619 (1963))
Chromosomal DNA was prepared. Cut this with the restriction enzyme EcoR I
And sucrose density gradient centrifugation to cut off about 2 Kb or more.
The pieces were separated.   On the other hand, the plasmid pBR322 for E. coli was transformed with the restriction enzyme EcoRI
Disconnect with TFourE. coli HB101 strain after ligation with ligase
The properties were changed according to the conventional method. Ampicillin (20
μg / ml), tetracycline (20 μg / ml), strept
Contains mycin (100 μg / ml) and soluble starch (1%)
Smear it onto Luria broth (LB) agar plate medium containing
Roll showing starch degrading (halo) in elementary starch reaction
Knees were detected to obtain transformed cells.   Recombinant plasmids carried by these transformed cells
When extracted and examined by agarose gel electrophoresis, 3.02
Two types of DNA inserts, Kb and 9.44 Kb, were detected.
The recombinant plasmid containing the former DNA fragment was constructed into pEA6.
Named.   The restriction enzyme map of pEA6 is shown in Fig. 1.   Production of Escherichia coli [E.coli HB101 (pEA6)] carrying pEA6
The thermostable liquefied amylase produced by
Heat-resistant liquefaction type produced by illus licheniformis TY002 strain
As a result of comparison with amylase, the exact same heat resistance behavior
Since the formula was confirmed, the recombinant plasmid pEA6 was TY002.
Cloned the thermostable liquefied amylase gene of the strain
I was able to confirm.   Next, mass-culture E. coli HB101 (pEA6) strain
pEA6 was prepared.   Protoplast pUB110, a known vector of Bacillus subtilis
The TY002 strain was transformed according to the
Fruits and mosquitoes of Bacillus subtilis 1012 strain
Namycin resistant transformants were obtained.   Therefore, the cloned thermostable liquefied amylase gene was cloned.
Self-cloning offspring into DNA donor strain TY002
Therefore, the vector pUB110 which can transform TY002 strain at high rate
Recloned.   That is, pEA6 (Fig. 1) and pUB110 were digested with the restriction enzyme Ec.
Cut with oR I and TFourAfter ligation with ligase, Bacillus subtilis (Ba
cillus subtilis 1012 strain), Akamatsu and Sekiguchi et al.
amatsu & J. Sekiguchi: Agr. Biol. Chem.46, 1617 (198
2)) Transformation according to the protoplast transformation method
The regenerated colonies with kanamycin and soluble starch.
Replicate to LB agar plate containing
Colonies that form halos in the reaction
A number of transformed cells were obtained.   Extract recombinant plasmids with these transformed cells
And then electrophoresed on an agarose gel to obtain a 3.02 Kb insert DNA.
The one carrying the fragment was selected and named pBA61. p
A map of the restriction enzyme cleavage points of BA61 is shown in FIG.   Large amount from culture of Bacillus subtilis 1012 (pBA61) strain
PBA61 was prepared.   The inserted DNA fragments of pEA6 and pBA61 are
Chromosome DN of Bacillus licheniformis TY002 strain
It was confirmed that it was derived from A.   In addition, E. coli HB101 (pEA6) and Bacillus subti
Thermostable liquefied amylase produced by lis 1012 (pBA61)
Is a heat-resistant liquefied amylor produced by DNA donor strain TY002
Equivalent in molecular weight, heat resistance and immunology
Was also confirmed. Increase of thermostable liquefied amylase by introducing pBA61 into TY002 strain
Creation of production stock   Akamatsu and Sekiguchi to Bacillus licheniformis TY002 strain
Et al. (T. Akamatsu & J. Sekiguchi; Agr. Biol. Che
m., 46 1617 (1982))
pBA61 was transformed.   Regenerated colonies were transferred to LB agar containing kanamycin.
Numerous traits that show kanamycin resistance when cultured in a plate medium
Converted cells were obtained.   Shake it in LB medium containing soluble starch.
Examine productivity of thermostable liquefied amylase
We selected strains with higher productivity than the two strains.   Extract recombinant plasmids from these transformed cells
And run on agarose gel electrophoresis to determine the full chain length of pBA61.
Confirm the presence of the
Bacillus licheniformis TY
It was named 002 (PBA61) -20.   The mycological properties of this transformed cell are:
Increased millase productivity and kanamycin resistance
B. licheniformis T
It is exactly the same as the Y002 strain, and it produces the heat-resistant liquefied
Millase also has its molecular weight, thermostability and immunological properties.
Was confirmed to be equivalent to that of the DNA-donating bacterium. Thermostable liquefaction type A by integrating pBA61 into the chromosome of TY002 strain
Creation of high-producing millase   Product corresponding to gene by introduction of recombinant plasmid
In order to increase the production of
Instability due to such problems may be a problem.   Self-cloning of recombinant plasmid pBA61 into TY002 strain
In the subcultured strain, the internal deletion of pBA61 was also observed in the subcultured strain.
Loss of enzyme productivity that may be lost may be observed.
You.   In the present invention, the recombinant plasmid pBA61 of the TY002 strain is
By incorporating chromosomal DNA, a thermostable liquefied amylase
Create stable strains with increased productivity.   That is, pBA61 was transformed with the protoplast transformant of Akamatsu et al.
The TY002 strain was transformed and regenerated by the method described above.
Replica the knee onto LB agar plate containing kanamycin.
For transformants showing kanamycin resistance,
Control the production of thermostable liquefied amylase and the presence or absence of plasmids
Stable heat-resistant liquefaction about twice that of the TY002 strain
Type amylase producing ability and plasmid inside the cell
We succeeded in the isolation of the transformed cells in which was not detected.   This transformed cell was transformed into Bacillus licheniformis.
(Bacillus licheniformis) TY002-57I strain,
Deposited at the Institute of Microbial Science and Technology, the deposit number is
It is No. 9224.   The kanamycin resistance of this strain is due to the pU used in the vector.
Derived from the kanamycin resistance gene of B110, and
This kanamycin resistance gene is present on the chromosomal DNA of this strain.
In Southern blotting
It was confirmed.   The mycological properties of this strain are kanamycin resistant and
And high productivity of thermostable liquefied amylase
It is exactly the same as the 002 strain.   Therefore, pBA61 was not integrated into the chromosomal DNA in this strain.
Stabilizes the production of thermostable liquefied amylase.
It turned out to have been done.   Furthermore, a heat-resistant liquefied amylor produced by this strain
Ze is a heat-resistant liquefied type produced by the TY002 strain that is a DNA-donor bacterium.
Amylase and its molecular weight, heat resistance and immunological properties
It was also confirmed that the quality was the same. Form using different strains of Bacillus licheniformis
Quality change   Exactly the same as when using the TY002 strain as a host, the TY002 strain
The parent strain of No.74 strain and TY002 strain as well as No.74 strain
Transformation using the mutant strain YB304 as a host,
From the transformed strain to chromosomal DNA similar to that of the TY002-57I strain,
Attempt to isolate strains containing the recombinant plasmid pBA61
However, from the transformed strains of No. 74 strain and YB304 strain,
Isolate strains with recombinant plasmid pBA61 integrated into DNA
I couldn't do it. Therefore, the method shown here
This recombinant plasmid pBA619 was transformed into Bacillus licheni.
TY0 is frequently recombined into Formis chromosomal DNA
It was considered to be a characteristic of the 02 strain. Recombinant heat-resistant liquefied amylor with various strains as hosts
Comparison of production   Cloned by Bacillus licheniformis
Using a thermostable liquefied amylase-producing gene
Production of recombinant thermostable liquefied amylase from various strains
The amounts were compared. Of these, B. subtilis as a host
Have been published in several publications (Gregory L.G. et al .;
J. Bacteriol.,166 p.635 (1986), Stephen A.O.et a
l.; Gene,twenty three p.267 (1983) and Richard P.P. et al.; B
iochem.Biophys.Res.Comm,122 p.175 (1984))
However, those strains are the same as the strains used in the present invention.
But also the production of recombinant thermostable liquefied amylase
Regarding the amount, there is no clear statement that can be directly compared. There
In the present inventors, the same B. subtilis Marburg strain as described in the literature
B. subtilis 1012 strain and B. subtilis M15 (pur
B6, metB5, amyE) strains were tested for comparison. B.subti
The lis 1012 strain has an ability to produce a non-thermostable liquefied amylase.
B. subtilis M15 (purB6, metB5, am
The yE) strain is a strain lacking amylase-producing ability.
Considered to be a strain that has no essential difference from the strain described
It is.   The results of comparing several cultures are summarized in Table 3.
However, Bacillus
・ Created by self-cloning using licheniformis
The strain produced is superior to that of any other strain.
It was rank.   In addition, among them, high production of thermostable liquefied amylase
It is best to use the foreign strain TY002 as a recombinant host.
Is also effective and proved to have extremely high productivity
did. Furthermore, in the TY002-57I strain, pBA61 was in a plasmid state.
Productivity surpassing the TY002 (pBA61) -20 strain introduced in
Indicated.   Therefore, the recombinant plasmid should be integrated into the chromosome.
With, the recombinant gene is stabilized, and the heat-resistant liquefied type is stable
TY002-57I strain with enhanced amylase production is industrially
It was clear that it was a more useful strain. Thermostable liquefied amylase activity assay   Measurements used to measure general α-amylase activity
According to the method, it was performed as follows. In addition, according to this measurement method
The unit is the unit of starch liquefaction according to JIS-method,
Corresponds to 1: 1. [Preparation of reagents] Substrate:   1% soluble starch / 50 mM acetate buffer (pH 6.0) Substrate preparation method:   Purify 1 g (dry weight) of soluble starch (for biochemistry, Wako)
Weigh, suspend in 50 to 70 ml of distilled water, and dissolve by heating. cooling
Then, add 5 ml of 1M acetate buffer (pH 6.0) to make 100 ml. Iodine diluent:   Dilute iodine stock solution (1% iodine solution) 200 times when using
I do. Preparation method of iodine stock solution:   5 g of iodine and 50 g of potassium iodide in 50 ml of distilled water
After dissolution, make up to 500 ml. Enzyme diluent:   2 mM-CaCl / 10 mM-NaCl / 2 mM-acetate buffer (pH 6.0) [Enzyme reaction]   Add 1.0 ml of substrate solution to a test tube (φ1.5 x 10.5 cm), and add 40
After preheating at ℃ for 5 minutes, add 100 μl of enzyme solution to this, and
Incubate for 10 minutes at 0 ℃. After the reaction, add 100 μl of the reaction mixture to 0.
Add to a test tube (φ1.5 x 10.5 cm) containing 1.0 ml of 1N-HCl.
Well, stop the reaction. 500 μl of the test tube (φ1.8 ×
1.3 cm) and add 5.0 ml of diluted iodine solution to develop color
And measure the absorbance at 660 nm (optical path length: 10 MM, control:
Distilled water). [Activity calculation method]   Under the above conditions, reduce 1% iodine coloration per minute
The amount of enzyme is 1 unit. α-amylase activity (u / ml) = ((Eb-E) / Eb) X 100 x 1/10 x dilution rate Eb: Blank absorbance, E: Reaction absorbance   However, (Eb-E) / Eb= 0.2 to 0.2 Measure within the range. (Example)   Next, the present invention will be described in more detail by way of examples.
However, the present invention is not limited to this example.
Needless to say. Example 1 (1) Preparation of chromosomal DNA   Bacillus licheniformis TY002 strain
Lipton 10g, Bacto yeast extract 5g, Sodium chloride 5g,
A medium consisting of 1 L of distilled water and pH 7.0 (hereinafter abbreviated as LB medium)
In 1000 ml, logarithmic growth phase (OD660≒ 0.5)
The cells were collected by centrifugation (5 g of wet cells) and stored frozen at -80 ° C.
Was. After thawing the frozen cells, the method of Saito and Miura et al.
DNA was extracted and purified according to the procedure described above, and 1.9 mg (purity OD260/ OD
280= 2.047) chromosomal DNA was obtained. (2) Insertion of chromosomal DNA fragment into vector   100 μg of the TY002 strain DNA obtained in (1) was treated with restriction enzyme E
Process 600 μl of reaction solution containing 100 units of coR I at 37 ℃ for 1 hour
After heating at 65 ° C for 5 minutes, perform sucrose density gradient centrifugation.
Then, a DNA fragment of about 2 Kb was fractionated.   On the other hand, the widely known E. coli vector
Sumido pBR322 5 μg was completely erased with the same restriction enzyme EcoR I.
And heated at 65 ° C. for 5 minutes.   Next, 10 μg of the former and 5 μg of the latter were mixed, and the linked enzyme TFour
100 μl of reaction mixture containing 0.5 units of ligase was added at 16
A continuous reaction was carried out for a time. Heat the reaction mixture at 65 ℃ for 5 minutes
After that, collect by DNA ethanol precipitation and add 20 μl TEN
Tuffer (10 mM-Tris-HCl buffer pH 7.5; 10 mM-NaCl)
Thorium; 1 mM-EDTA) was used for transformation. (3) Transformation with recombinant plasmid   4 μl of the DNA solution obtained in (2) was added to Escherichia coli
Hear coli HB101 strain (pro,leu B, B1,lac Y,hsd R,hsd
M,ara,gal kz,xyl,mtl,sup 44, F-,endo I-,rec A-)
To 200 μl of competent cells prepared according to standard method
Then, transformation was carried out. Add 4 ml of LB medium to this.
E. After shaking culture at 37 ° C for 3 hours, dilute appropriately and
Sillin 20 μg / ml, streptomycin 100 μg / ml and acceptable
Apply to LB agar medium containing 1% soluble starch and apply at 37 ℃ for 2
After culturing for a day, ampicillin and Streptomyces
Transformant 1.7 × 10FourIodine damp from inside
10 colonies showing halo were obtained in the reaction. (4) Detection of inserted DNA fragment in recombinant plasmid and
Large-scale preparation of recombinant plasmids   Amylase production positive 10 strains obtained in (3)
Picillin 20 μg / ml, tetracycline 20 μg / ml, and suture
Inoculate 3 ml of LB medium containing 100 μg / ml of treptomycin.
After shaking and culturing at 37 ° C for 16 hours, the grown cells were rapidly
Lasmid separation method (D.S.Holmes & M.Quigley: Anal.Bioch
em.114, 193 (1981)) and isolate and
After digestion with the restriction enzyme EcoR I, use agarose gel electrophoresis.
When the inserted DNA fragment was detected, 3.0 out of 5 strains was detected.
2Kb DAN fragment, and the remaining 5 strains have 9.44Kb DNA fragment
Each was detected. The insert DNA fragment of the former (3.02Kb)
The recombinant plasmid having this was named pEA6.   Escherichia coli HB101 (pEA6) strain was treated with M9 medium (Kaza
Minoic acid 0.4%, disodium hydrogen phosphate dodecahydrate 1.7%,
0.3% potassium dihydrogen phosphate, 0.05% sodium chloride,
Ammonium chloride 0.1%, glucose 0.4%, calci chloride
Um 0.1 mM, magnesium sulfate 1 mM, thiamine hydrochloride 40 μ
g / ml, pH7.2), using the standard method for the bacterial cells obtained by 1 L culture
Lysisate treatment followed by lysis, followed by phenol extraction
Deproteinization by the method of cesium chloride density gradient centrifugation
Separate the plasmid by separation, and use it for ethanol precipitation after dialysis.
Was recovered to obtain 1.2 mg of purified plasmid DNA (OD260/ OD
280= 1.91). (5) Map of restriction enzyme cleavage points of pEA6   For the inserted DNA fragment of pEA6, cut the restriction enzyme by a conventional method.
Table 1 shows the results of examining the cut site.   Furthermore, due to the combination of two and three types of restriction enzymes
After digestion, agarose gel electrophoresis is used to
Position and size are measured and the inserted DNA fragment is cleaved with a restriction enzyme.
A point map was prepared and shown in FIG. (6) Heat-resistant liquefied form produced by Escherichia coli harboring pEA6
Properties of amylase   Escherichia coli HB101 (pEA6) strain and Bacillus
・ Richeniformis strain TY002 containing 1% soluble starch
Culture in LB medium for 3 days at 37 ℃ with shaking
Sonicate the culture solution to break up small cells and centrifuge.
The supernatant was prepared. On the other hand, for TY002 strain, culture medium is centrifuged.
A supernatant was prepared by removing bacterial cells by separation. For both samples
The optimum reaction temperature and thermal stability were compared. Sand
Then, both samples were incubated at 40 ℃, 70 ℃, 80 ℃, and 90 ℃.
Optimal working temperature of thermostable liquefied amylase that undergoes elementary reaction
And both samples at 40 mM in the presence of 10 mM calcium chloride.
After heat treatment for 10 minutes at each temperature of ℃, 70 ℃, 80 ℃ and 90 ℃
The residual activity of the strains was measured and the heat stability was examined.
The optimum working temperature of the enzyme produced by is about 90 ℃,
Heat resistance is 100% remaining after heat treatment at 80 ℃ for 10 minutes.
The active form was obtained, and both showed exactly the same mode of action.   The origin of the inserted DNA fragment of pEA6 was determined by standard methods.
Southern transfer and hybridization
As a result of examination, it was confirmed that it was derived from the TY002 strain.   From these, the recombinant plasmid pEA6 is the TY002 strain.
Of the heat-resistant liquefied amylase-producing chromosomal DNA fragment of
It became clear that the training was done. (7) Form of TY002 strain by vector plasmid pUB110
Quality change   Use the known vector of Bacillus subtilis, plasmid pUB110
Then, according to the protoplast transformation method (described above),
Transformation of tyrus licheniformis strain TY002
When it became 1.2 × 106High frequency transformation of / g DNA
It was revealed that it would be done. This is done for comparison
Of Bacillus subtilis (Bacillus subtilis strain 1012)
It was at the same level as frequency. (8) Reclamation of thermostable liquefied amylase-producing DNA fragment
Rowing   The plasmid pU which is a known vector of Bacillus subtilis in (7)
B110 is frequently added to Bacillus licheniformis TY-002 strain
It became clear that it will be introduced once.   Tolerance from the TY002 strain inserted into the recombinant plasmid pEA6
Thermophilic liquefied amylase-producing DNA fragment self-produced in TY002 strain
For cloning, insert this DNA fragment at high frequency.
Incorporate into a vector that can be transformed into TY002 strain by
Is most desirable. Therefore, recloning to pUB110
became. Ie 10 μg pEA6 and pUB110 respectively
Digested with the restriction enzyme EcoR I and heat-treated at 65 ℃ for 5 minutes.
After the treatment, both were mixed and the ligation enzyme TFourIncludes 0.5 units of ligase
100 μl of the added reaction solution was ligated at 15 ° C for 16 hours.
Was. Heat the reaction mixture at 65 ° C for 5 minutes and then precipitate with ethanol.
DNA is collected by and dissolved in 20 μl TEN buffer,
Bacillus subtilis 1012 strains (leu A8,met B5,hsr ME
(M+)) According to the protoplast transformation method (described above).
And transformed.   Co-regenerated with regeneration medium containing 100 μg / ml kanamycin
Ronnie contains 10 μg / ml kanamycin and 1% soluble starch
Replicate to Nutrient Agar plate with
Cultivated at ℃ for 24 hours and formed halo by iodine starch reaction
The colonies that survive were detected. Shows kanamycin resistance
Among the 750 strains, 53 heat-resistant liquefied amylase acid-positive strains
was detected. Contains 10 strains of kanamycin 10 μg / ml
The cells were cultivated in 3 ml of LB medium with shaking at 37 ° C for 16 hours.
Mini-screening method for bacterial plasmids (D.S. Goldfar
b, R.L.Rodoriguez & R.H.Doi: Proc.Natl.Acad.Sci.USA
79, 5886 (1982)) isolation of recombinant plasmid
And digest with restriction enzyme EcoR I, and then agarose gel electrophoresis
As a result of examination in
A 3.02 Kb insert DNA fragment of the same size incorporated into pEA6
A piece was detected. This recombinant plasmid was named pBA61
Then, 1 L of Bacillus subtilis 1012 (pBA61) in LB medium
Incubate and centrifuge after lysing with lysozyme by the usual method.
The supernatant obtained by the separation was extracted with phenol three times and chlorinated.
Isolate the plasmid by cesium density gradient centrifugation,
After dialysis, collect by ethanol precipitation, purified plasmid DN
A 200 μg was obtained.   The inserted DNA fragment of pBA61 was digested with restriction enzymes by a conventional method.
As a result of examining the cleavage site, it was inserted into the EcoR I site of vector pUB110.
The inserted DNA fragment is the recombinant plasmid described in (5).
DN inserted into EcoR I site of vector pBR322 with pEA6
Shown to have exactly the same restriction sites as the A fragment
Then, the inserted DNA fragment of pEA6 was left as it was, and the EcoRI part of pUB110 was
It became clear that it was inserted in the position. (9) By integrating pBA61 into the chromosomal DNA of TY002 strain
Construction of a thermostable liquefied amylase high-producing strain DNA 0.9 of pBA61
μg according to the protoplast transformation method (described above)
Introduced into TY002 strain (self-cloning)
Colonies regenerated in regeneration medium containing 100 μg / ml
On LB agar plate containing 10 μg / ml kanamycin.
96 strains of transformants replicating and showing kanamycin resistance
I got   20 ml of LB medium containing 1% soluble starch was added to all isolates.
Using a 100 ml Erlenmeyer flask dispensed,
Incubate at 7 ℃ for 72 hours with shaking (176 rpm), and then centrifuge the supernatant.
Then, the thermostable liquefied amylase activity was measured.
Three strains showing about twice the enzyme productivity of the 002 strain were isolated. This
These thermostable liquefied amylase high-producing transformants were transformed into
16 hours in 3 ml LB medium containing 10 μl / ml kanamycin
Bacteria obtained by culturing with shaking for between
Isolate the plasmid according to the cleaning method (above),
After digestion with restriction enzyme EcoR I, prepare by agarose gel electrophoresis.
As a result, 2 out of 3 strains were vector plasmids.
Detects pUB110 band and 3.02 kb insert DNA fragment band
Then, pBA61 was introduced into the TY002 strain, and
It became clear that the ability to produce the enzyme was doubled.
Was. Of these two strains, one promising strain was named TY002 (pBA61) -20
Named.   On the other hand, the band of vector pUB110 from the other strain was also 3.
No band of 02 kb inserted DNA fragment was detected at all.
This strain was named TY002-57I strain.   TY002 strain, TY002 strain transformed with pUB110
110) and TY002-57I strains
After culturing at a sex concentration of 5 ml of LB medium at 37 ° C for 16 hours
TY002 strain was 5 μg / ml, TY002
(PUB110) strain 200 μg / ml, and TY002-57I strain 100
Growth was observed at each concentration of μg / ml. These results
Et al., The acquisition of kanamycin resistance in the TY002-57I strain was
It was not due to mutation, but pBA61 was stained by the TY-002 strain.
This confirmation is thought to be due to integration into the chromosomal DNA.
Therefore, chromosomal DNA was isolated from the TY002-57I strain and
Southern transfer after digestion with elementary EcoR I or BgL II
Hybridization using pUB110 as a probe.
As a result of the analysis, pBA61 was found to be chromosome D of the TY002-57I strain.
It became clear that it was incorporated into NA.   That is, the TY002-57I strain is present on the chromosomal DNA of the own bacterium.
In addition to the existing thermostable liquefaction type amylase production gene,
In addition, pBA61 was integrated into the chromosome, and it was a heat-resistant liquefaction derived from autologous bacteria.
Type amylase gene, both of these genes
Production of thermostable liquefied amylase is approximately doubled
It is obvious that it has been strengthened.   In addition, the enzyme productivity of the TY002-57I strain is extremely stable.
Was. Extra-chromosomal transformation of pBA61 strain TY002 (cell
TY002 (pBA61) -20 strain cultivated and bred
For the production of thermostable liquefied amylase,
Those who applied kanamycin selection pressure (10 μg / ml)
Gives favorable results, but in the case of the TY002-57I strain,
There is no need to do so, for example, simply
Selective pressure applied until isolation of one cell or subsequent seed culture
Is enough.   Table 2 shows that pBA61 was cloned into TY002 by self-cloning.
Heat resistance of strain TY002-57I incorporated into chromosomal DNA of strain
The productivity of liquefied amylase was investigated by flask culture.
In comparison with the TY002 strain, the fruit and the thermostability of the enzyme
Shown. The TY002-57I strain has about twice as much enzyme as the TY002 strain.
It has the productivity and the heat resistance is the same as the TY002 strain.
Became clear.   Furthermore, the enzyme produced by the TY002-57I strain is
And immunochemically equivalent to TY002 strain
, But the molecule by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis
Dose (60 Kd) and microoctaloni with rabbit antiserum
-Confirmed by law. Example 2.   E. coli, B. subtilis and B. licheniformis strains
Production of thermostable amylase when
Cultivate each recombinant bacterium in LB medium with 1% soluble starch.
Feed and compare. B. subtilis 1012 strain among the compared strains
Is a non-thermostable amylase-producing bacterium, B. subutilis M15
The strain is a non-amylase-producing strain. Also B.licheniformi
s YB304 strain is a mutant strain derived from No. 74 strain like TY002 strain.
is there.   The results of several cultures are summarized in Table 3.
・ When using licheniformis as a host
It was confirmed that the alternative thermostable amylase was produced. When
Using the thermostable amylase high-producing mutant strain TY002 as a host
Show that extremely superior production is possible when
Further, the TY002-57I strain constructed according to the present invention is pBA6.
TY002 (pBA61) -2 in which 1 is introduced as a plasmid
The productivity exceeded that of the 0 strain. Example 3.   Thermostable liquefied amylase constructed in (9) of Example 1.
Shake the high-producing strain TY002-57I in the following medium at 37 ° C for 70 hours.
Culturing by shaking and measuring the production of the enzyme over time, TY002
It is shown in FIG. 3 in comparison with the strain. Medium: LB medium containing 1% soluble starch Medium volume: 20 ml medium / 100 ml volume-Erlenmeyer flask Culture conditions: 37 ℃, 176st / min.   The growth rate of both strains does not change, but TY002-57I strain is TY
Shows twice as much production of thermostable liquefied amylase as 002 strain
Was. Example 4.   Thermostable liquefied amylase constructed in (9) of Example 1.
High-producing strain TY002-57I strain is cultured in an industrial production medium and
The productivity of the raw material was investigated.   In other words, this strain is soybean flour 3%, corn steep
Liquor 3%, Lactose 2%, Potassium dihydrogen phosphate 0.3%,
Magnesium sulfate heptahydrate 0.03%, potato starch 1 or
500 ml Erlen containing 30 ml medium consisting of 3% and pH 7.0
Inoculate a Mayer flask and incubate for 3 days at 37 ℃ in a sugar-opening culture (21
0 rpm).   The results are shown in Fig. 4 (A and B).   In the figure, A is an example of potato starch 1% and B is an example of 3%.   Also, 5.3% sucrose was added in place of potato starch.
An example of the medium is shown in C.   In any medium, the TY002-57I strain is the TY002 strain.
It showed about twice as much enzyme production as. C. The invention's effect   According to the present invention, a thermostable liquefied amylase raw material
More stable and stable Bacillus licheniform
Miss strain was created, and using this strain, effective
A method for producing various enzymes has been established.

【図面の簡単な説明】 第1図は、pEA6の制限酵素切断点地図を示す。 第2図は、pEA61の制限酵素切断点地図を示す。 第3図は、可溶性澱粉1%含有LB培地における生育度
(点線)と、酵素の生産状況(実線)を示す。図中横軸
は培養時間を、左縦軸は生育度(OD660)を、右縦軸は
酵素活性(u/ml)を,また、曲線の○,●印はTY002
株、□,■印はTY002−57I株を示す。 第4図は、工業用培地における酵素の生産状況を示し、
Aは馬鈴薯澱粉1%、Bは同3%,Cは白糖5.3%の例で
ある。横軸は培養日数を、縦軸は酵素活性(u/ml)を、
また、曲線の●印はTY002株、■印はTY002−57I株を示
す。
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 shows a restriction enzyme cleavage point map of pEA6. FIG. 2 shows the restriction enzyme map of pEA61. FIG. 3 shows the growth degree (dotted line) and the enzyme production status (solid line) in LB medium containing 1% of soluble starch. In the figure, the horizontal axis represents the culture time, the left vertical axis represents the growth rate (OD 660 ), the right vertical axis represents the enzyme activity (u / ml), and the curves ○ and ● indicate TY002.
Strains, □, ■ marks indicate TY002-57I strain. FIG. 4 shows the production status of the enzyme in the industrial medium,
A is potato starch 1%, B is 3%, and C is sucrose 5.3%. The horizontal axis is the number of days of culture, the vertical axis is the enzyme activity (u / ml),
In the curve, ● indicates the TY002 strain and ■ indicates the TY002-57I strain.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 9/30 C12R 1:10) (C12N 15/09 C12R 1:10) (72)発明者 丸尾 文治 埼玉県浦和市北浦和1―12―6 審査官 鵜飼 健 (56)参考文献 J.Bacteriol.,166(2) (1986)P.635−643 Gene,23(1983)P.267−276 Biochem.Biophys.R es.Commun.,122(1) (1984)P.175−183 J.Bacteriol.,168(2) (1986)P.973−981─────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of the front page (51) Int.Cl. 6 Identification number Internal reference number FI Technical indication (C12N 9/30 C12R 1:10) (C12N 15/09 C12R 1:10) (72) Inventor Bunji Maruo 1-12-6 Kitaurawa, Urawa-shi, Saitama Examiner Ken Ukai (56) References J. Bacteriol. , 166 (2) (1986) P. 635-643 Gene, 23 (1983) P. 267-276 Biochem. Biophys. Res. Commun. 122 (1) (1984) P. 175-183 J.I. Bacteriol. , 168 (2) (1986) P. 973-981

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.バチルス・リチェニフォルミス(Bacillus licheni
formis)に属する耐熱性液化型アミラーゼ生産菌の、耐
熱性液化型アミラーゼ生産性染色体DNA断片をクローニ
ングし、これを耐熱性液化型アミラーゼ高生産性変異株
であるTY002株に形質転換することにより、耐熱性液化
型アミラーゼ生産能を増強し、さらに導入した組換えプ
ラスミドが染色体に組み込まれることにより、耐熱性液
化型アミラーゼ生産能力を安定に増強したバチルス・リ
チェニフォルミス菌体が、バチルス・リチェニフォルミ
ス(Bacillus licheniformis)TY002−57I(微工研菌寄
第9224号)である、バチルス・リチェニフォルミス菌
体。
(57) [Claims] Bacillus licheni
of thermostable liquefying amylase-producing bacterium belonging to formis), cloning a thermostable liquefying amylase-producing chromosomal DNA fragment, and transforming this into a heat-resistant liquefying amylase high-producing mutant strain TY002, Bacillus licheniformis cells, which have enhanced thermostable liquefaction-type amylase production capacity and have a stably enhanced thermostable liquefaction-type amylase production capacity by integrating the introduced recombinant plasmid into the chromosome, Bacillus licheniformis TY002-57I (Microtechnology Research Institute, No. 9224), Bacillus licheniformis cells.
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Gene,23(1983)P.267−276
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