JP2666328B2 - 複写機 - Google Patents
複写機Info
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- JP2666328B2 JP2666328B2 JP63044469A JP4446988A JP2666328B2 JP 2666328 B2 JP2666328 B2 JP 2666328B2 JP 63044469 A JP63044469 A JP 63044469A JP 4446988 A JP4446988 A JP 4446988A JP 2666328 B2 JP2666328 B2 JP 2666328B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning
- size
- copy paper
- copy
- platen glass
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、比較的大きなサイズの原稿からコピーをと
ることのできる複写機に関する。
ることのできる複写機に関する。
「従来の技術」 電子写真複写機は、原稿を露光してその光像を感光体
上に照射し、静電潜像を形成するようになっている。こ
の静電潜像はトナーで現像されてトナーが作成される。
トナー像はコピー用紙上に転写され、定着されて目的と
する複写画が完成する。
上に照射し、静電潜像を形成するようになっている。こ
の静電潜像はトナーで現像されてトナーが作成される。
トナー像はコピー用紙上に転写され、定着されて目的と
する複写画が完成する。
このような複写機で使用される感光体は大別するとド
ラム式のものとベルト式のものとがある。後者のベルト
式のものは感光体を無端ベルトの形状にするので、その
一部を平面状に保つことができる。そこでこの平面状の
部分にあたかもレンズシャッタ式の写真機で露光を行う
ように露光操作を行えば、静電潜像を瞬時に形成するこ
とが可能である。この原理を使用したものが、フラッシ
ュランプを露光に使用して静電潜像を一瞬のうちに形成
するようにした複写機である。
ラム式のものとベルト式のものとがある。後者のベルト
式のものは感光体を無端ベルトの形状にするので、その
一部を平面状に保つことができる。そこでこの平面状の
部分にあたかもレンズシャッタ式の写真機で露光を行う
ように露光操作を行えば、静電潜像を瞬時に形成するこ
とが可能である。この原理を使用したものが、フラッシ
ュランプを露光に使用して静電潜像を一瞬のうちに形成
するようにした複写機である。
ところがこのようなフラッシュランプ露光式の複写機
は、大電力で露光を行うための装置を必要としたり、無
端ベルトの感光体を回転駆動するための装置が必要とさ
れているので、全体としての装置が大型化し、またコス
ト高となるという問題がある。そこでこのような露光方
式は一部の高速複写機のみ採用されているのが現状であ
る。
は、大電力で露光を行うための装置を必要としたり、無
端ベルトの感光体を回転駆動するための装置が必要とさ
れているので、全体としての装置が大型化し、またコス
ト高となるという問題がある。そこでこのような露光方
式は一部の高速複写機のみ採用されているのが現状であ
る。
これに対して感光体ドラムを使用した複写機は、原稿
をスキャンしてその帯状に分解された光像を感光体ドラ
ム上にスリット露光するようにしている。従って感光体
の部分を非常にコンパクトに設計することができる。
をスキャンしてその帯状に分解された光像を感光体ドラ
ム上にスリット露光するようにしている。従って感光体
の部分を非常にコンパクトに設計することができる。
しかしながらこの感光体ドラムを使用した複写機で
は、曲面状に曲がった感光体表面に光像を照射するため
に前記したようなスリット露光が必要となる。従って、
原稿を載置したプラテンガラスを所定方向に移動させる
か、この反対に原稿の方を移動させて、画像を線状に分
解する必要がある。このような露光走査が必要とされる
ので、大きなサイズの原稿をコピーすることのできる複
写機ほどプラテンガラスのサイズが大きくなり、走査に
要する時間が長時間化するという問題があった。
は、曲面状に曲がった感光体表面に光像を照射するため
に前記したようなスリット露光が必要となる。従って、
原稿を載置したプラテンガラスを所定方向に移動させる
か、この反対に原稿の方を移動させて、画像を線状に分
解する必要がある。このような露光走査が必要とされる
ので、大きなサイズの原稿をコピーすることのできる複
写機ほどプラテンガラスのサイズが大きくなり、走査に
要する時間が長時間化するという問題があった。
そこで、一部の複写機ではいわゆるショートスキャン
と呼ばれる走査方法を採用している。
と呼ばれる走査方法を採用している。
第13図はこれを説明するためのものである。この複写
機で原稿を載置するためのプラテンガラス11の大きさ
が、例えばA3判サイズよりもわずかに大きなサイズであ
るとする。この複写機でA3判サイズの原稿の半分のサイ
ズのA4判サイズの原稿12あるいはこれ以下の原稿を用い
てコピーをとるときには、A4判サイズの原稿12のスキャ
ン長(走査長)L1に相当する幅でプラテンガラス11のス
キャンが行われる。これ以外の場合には、プラテンガラ
ス11の全領域をカバーするために全スキャン長L2に相当
する幅でプラテンガラス11のスキャンが行われる。
機で原稿を載置するためのプラテンガラス11の大きさ
が、例えばA3判サイズよりもわずかに大きなサイズであ
るとする。この複写機でA3判サイズの原稿の半分のサイ
ズのA4判サイズの原稿12あるいはこれ以下の原稿を用い
てコピーをとるときには、A4判サイズの原稿12のスキャ
ン長(走査長)L1に相当する幅でプラテンガラス11のス
キャンが行われる。これ以外の場合には、プラテンガラ
ス11の全領域をカバーするために全スキャン長L2に相当
する幅でプラテンガラス11のスキャンが行われる。
このような2段階の走査方法によって比較的サイズの
小さな原稿を走査する長さが短くなり、このような原稿
の走査に要する時間が節約されることになる。
小さな原稿を走査する長さが短くなり、このような原稿
の走査に要する時間が節約されることになる。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、最近では感光体ドラムや光学系の小型化等
によって複写機の本体部分が比較的コンパクトに設計で
きるようになっている。これに伴って、従来とほぼ同等
の容積で、より大きなサイズの原稿をコピーすることの
できる複写機が登場するようになってきている。この結
果として、同一のプラテンガラスに比較的小さなサイズ
の原稿から比較的大きなサイズの原稿まで各種の原稿が
載置されるようになり、原稿の走査に必要とする長さの
比が大きくなるようになっている。例えばA2判サイズの
原稿をコピーするプラテンガラスを備えた複写機では、
通常のオフィスでA4判サイズあるいはB4判サイズ以下の
小さなサイズの原稿を多く取り扱うにも係わらず、A2判
サイズの原稿を全域走査する場合とそれ以下の所定長だ
け走査する場合に切り換えできるだけであり、全体とし
ては十分効率的な走査を実現することができない。
によって複写機の本体部分が比較的コンパクトに設計で
きるようになっている。これに伴って、従来とほぼ同等
の容積で、より大きなサイズの原稿をコピーすることの
できる複写機が登場するようになってきている。この結
果として、同一のプラテンガラスに比較的小さなサイズ
の原稿から比較的大きなサイズの原稿まで各種の原稿が
載置されるようになり、原稿の走査に必要とする長さの
比が大きくなるようになっている。例えばA2判サイズの
原稿をコピーするプラテンガラスを備えた複写機では、
通常のオフィスでA4判サイズあるいはB4判サイズ以下の
小さなサイズの原稿を多く取り扱うにも係わらず、A2判
サイズの原稿を全域走査する場合とそれ以下の所定長だ
け走査する場合に切り換えできるだけであり、全体とし
ては十分効率的な走査を実現することができない。
もちろん、全幅のスキャン長に対して各種のサイズの
原稿に対応したスキャン長を設定しておき、これらを切
り換えることで全体的な効率を図ることは可能である。
しかしながら、この場合にはどのスキャン長を選択する
かといったオペレータの作業が複雑になり、また各種ス
キャン長を実現するための制御が複雑になるという欠点
がある。また原稿のスキャン長を複写機側で判別させよ
うとすると、このための回路装置が複雑となるという問
題もあった。
原稿に対応したスキャン長を設定しておき、これらを切
り換えることで全体的な効率を図ることは可能である。
しかしながら、この場合にはどのスキャン長を選択する
かといったオペレータの作業が複雑になり、また各種ス
キャン長を実現するための制御が複雑になるという欠点
がある。また原稿のスキャン長を複写機側で判別させよ
うとすると、このための回路装置が複雑となるという問
題もあった。
そこで本発明の目的は、オペレータが原稿のサイズを
指定したり、また装置側で原稿のサイズを判別する必要
がなく、しかも効率的なスキャンを行うことのできる複
写機を提供することにある。
指定したり、また装置側で原稿のサイズを判別する必要
がなく、しかも効率的なスキャンを行うことのできる複
写機を提供することにある。
[課題を解決するための手段」 本発明では第1図に原理的に示すように、プラテンガ
ラス21と、このプラテンガラス21上の露光領域を走査す
る走査機構22と、プラテンガラス21上に載置される原稿
とコピー用紙上に複写される複写画のサイズとの比率を
設定する縮倍設定手段23と、この縮倍率設定手段23が、
読み取ることのできる原稿の最大サイズとこの最大サイ
ズの原稿の複写を行うコピー用紙の最大サイズとの比で
定まる所定の倍率以下に設定されたとき走査機構22をプ
ラテンガラス21の全域にわたって走査するよう指示する
第1の走査範囲指示手段24と、走査機構22の走査によっ
てプラテンガラス21上に載置された原稿の画像に対応す
る静電潜像を形成する感光体25と、この感光体25上に形
成されたトナー像の転写を行うためにコピー用紙を感光
体25の転写位置P1に感光体表面の移動速度と同一速度で
搬送するコピー用紙搬送手段27と、このコピー用紙搬送
手段27によって搬送されるコピー用紙が、感光体におけ
る露光開始点から転写位置P1までの距離よりも、この転
写位置P1からコピー用紙搬送手段27によって転写位置に
搬送されるコピー用紙の搬送路上での距離の方が短い特
定の位置P2を通過したとき、このタイミングで走査機構
22によるプラテンガラス21の走査を終了し走査開始位置
に復帰させるよう指示する第2の走査範囲指示手段28
と、第1および第2の走査範囲指示手段24、28の指示の
うちの走査範囲の狭い方を選択し走査機構22の走査範囲
を制御する走査範囲制御手段29とを複写機に具備させ
る。
ラス21と、このプラテンガラス21上の露光領域を走査す
る走査機構22と、プラテンガラス21上に載置される原稿
とコピー用紙上に複写される複写画のサイズとの比率を
設定する縮倍設定手段23と、この縮倍率設定手段23が、
読み取ることのできる原稿の最大サイズとこの最大サイ
ズの原稿の複写を行うコピー用紙の最大サイズとの比で
定まる所定の倍率以下に設定されたとき走査機構22をプ
ラテンガラス21の全域にわたって走査するよう指示する
第1の走査範囲指示手段24と、走査機構22の走査によっ
てプラテンガラス21上に載置された原稿の画像に対応す
る静電潜像を形成する感光体25と、この感光体25上に形
成されたトナー像の転写を行うためにコピー用紙を感光
体25の転写位置P1に感光体表面の移動速度と同一速度で
搬送するコピー用紙搬送手段27と、このコピー用紙搬送
手段27によって搬送されるコピー用紙が、感光体におけ
る露光開始点から転写位置P1までの距離よりも、この転
写位置P1からコピー用紙搬送手段27によって転写位置に
搬送されるコピー用紙の搬送路上での距離の方が短い特
定の位置P2を通過したとき、このタイミングで走査機構
22によるプラテンガラス21の走査を終了し走査開始位置
に復帰させるよう指示する第2の走査範囲指示手段28
と、第1および第2の走査範囲指示手段24、28の指示の
うちの走査範囲の狭い方を選択し走査機構22の走査範囲
を制御する走査範囲制御手段29とを複写機に具備させ
る。
すなわち本発明では、縮倍率設定手段23によって縮倍
率がある倍率以下に設定されたときには、原稿のサイズ
が大きいものとして、第1の走査範囲指示手段24により
プラテンガラス21の全幅のスキャンを指示させる。ま
た、第2の走査範囲指示手段28によって、原稿のスキャ
ンと同期して搬送されるコピー用紙との関係から本来不
要なスキャン部を知り、最終的に走査範囲制御手段29で
スキャンされる範囲を特定する。これにより、原稿のサ
イズによるスキャン長の制御とは異なった観点から、効
率的なスキャン長制御が可能となる。
率がある倍率以下に設定されたときには、原稿のサイズ
が大きいものとして、第1の走査範囲指示手段24により
プラテンガラス21の全幅のスキャンを指示させる。ま
た、第2の走査範囲指示手段28によって、原稿のスキャ
ンと同期して搬送されるコピー用紙との関係から本来不
要なスキャン部を知り、最終的に走査範囲制御手段29で
スキャンされる範囲を特定する。これにより、原稿のサ
イズによるスキャン長の制御とは異なった観点から、効
率的なスキャン長制御が可能となる。
「実施例」 以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
「目次」 まず、この実施例の複写機の説明における目次を示
す。
す。
(1)複写機の概要 (2)複写機の回転構成の概要 (3)コンソールパネル (4)具体的な回路構成 (4−1)感光体ドラム周辺 (4−2)光学系 (4−3)定着装置 (4−4)ビリングカウンタ (4−5)電源 (5)プラテンガラスのスキャン長の制御 (5−1)スキャン長の制御の実際 (5−2)センサによるスキャン長の制限 (5−3)スキャン長の制御 (1)複写機の概要 第2図はこの実施例の複写機の外観を表わしたもので
ある。この複写機31の本体は専用のキャビネット32上に
載置された複写機本体33と、この複写機本体33に着脱自
在に配置された3種類のカセットトレイ34〜36、および
コピー用紙を排出するための排出トレイ37によって構成
されている。複写機本体33の上部には、開閉自在のプラ
テンカバー38が取りつけられており、その下には図面上
現れていないがプラテンガラスが配置されている。この
複写機は日本工業規格におけるA2判サイズの原稿まで複
写することができるので、プラテンガラスはこの最大サ
イズの原稿の面積よりもわずかに大きなサイズとなって
いる。
ある。この複写機31の本体は専用のキャビネット32上に
載置された複写機本体33と、この複写機本体33に着脱自
在に配置された3種類のカセットトレイ34〜36、および
コピー用紙を排出するための排出トレイ37によって構成
されている。複写機本体33の上部には、開閉自在のプラ
テンカバー38が取りつけられており、その下には図面上
現れていないがプラテンガラスが配置されている。この
複写機は日本工業規格におけるA2判サイズの原稿まで複
写することができるので、プラテンガラスはこの最大サ
イズの原稿の面積よりもわずかに大きなサイズとなって
いる。
複写機本体33の上面におけるプラテンカバー38の手前
には、コンソールパネル39が配置されている。このコン
ソールパネル39は後に具体的に説明するが、入力用の各
種のキースイッチと共に液晶表示板が組み込まれてい
る。液晶表示板には、コピー枚数やジャム(紙づまり)
等の各種情報が表示されるようになっている。
には、コンソールパネル39が配置されている。このコン
ソールパネル39は後に具体的に説明するが、入力用の各
種のキースイッチと共に液晶表示板が組み込まれてい
る。液晶表示板には、コピー枚数やジャム(紙づまり)
等の各種情報が表示されるようになっている。
複写機本体33の図で右側部には手差しトレイ41が取り
つけられている。手差しを行う場合には、この手差しト
レイ41を倒してここからコピー用紙の手差しを行う。こ
の複写機では、手差しトレイ41の他に前記したように3
種類のカセットトレイ34〜36が用意されているので、コ
ピー用紙の供給を4系統で行うことができる。なおこの
場合、カセットトレイ34〜36にセットすることのできる
最大サイズのコピー用紙はA3サイズとなるようになって
いる。手差しトレイ41から手差しを行うことのできるコ
ピー用紙のサイズも、同様にA3サイズが最大になるよう
に設定されている。
つけられている。手差しを行う場合には、この手差しト
レイ41を倒してここからコピー用紙の手差しを行う。こ
の複写機では、手差しトレイ41の他に前記したように3
種類のカセットトレイ34〜36が用意されているので、コ
ピー用紙の供給を4系統で行うことができる。なおこの
場合、カセットトレイ34〜36にセットすることのできる
最大サイズのコピー用紙はA3サイズとなるようになって
いる。手差しトレイ41から手差しを行うことのできるコ
ピー用紙のサイズも、同様にA3サイズが最大になるよう
に設定されている。
第3図はこの複写機の内部構造の概要を表わしたもの
である。複写機本体33の上部には原稿(図示せず)を載
置するためのプラテンガラス51が載置されている。プラ
テンガラス51の直下には、ハロゲンランプからなる光源
52が図示しないキャリッジによって往復動するようにな
っており、原稿の露光走査が行われるようになってい
る。帯状の露光領域から反射された光線は、第1〜第3
のミラー53〜55によって反射された後、光学レンズ56に
入射する。光学レンズ56を通過した光線は、第4のミラ
ー57によって反射された後、感光体ドラム58の露光位置
59に照射される。
である。複写機本体33の上部には原稿(図示せず)を載
置するためのプラテンガラス51が載置されている。プラ
テンガラス51の直下には、ハロゲンランプからなる光源
52が図示しないキャリッジによって往復動するようにな
っており、原稿の露光走査が行われるようになってい
る。帯状の露光領域から反射された光線は、第1〜第3
のミラー53〜55によって反射された後、光学レンズ56に
入射する。光学レンズ56を通過した光線は、第4のミラ
ー57によって反射された後、感光体ドラム58の露光位置
59に照射される。
感光体ドラム58は、後に説明するメインモータによっ
て矢印方向(時計方向)に定速回転を行うようになって
おり、チャージコロトロン61の作用によってその表面が
均一に帯電される。この帯電された部位が露光位置59に
到達すると、原稿の反射光によって照射され選択的に除
電が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は、
インターイメージランプ62によって不要な部分が除去さ
れた後、原稿装置63によって現像され、トナー像が作成
される。このトナー像はトランスファ・コロトロン64お
よびデタック・コロトロン65の作用によってコピー用紙
(図示せず)に転写されることになる。このとき、感光
体ドラム58に残ったトナーはプレクリーン・コロトロン
66によって除電された後、ドクターブレード67によって
ドラム表面から掻き落とされる。このようにして感光体
ドラム58の清掃が終了すると、このドラム表面はチャー
ジコロトロン61によって再び帯電され、次の露光作業に
備えることになる。
て矢印方向(時計方向)に定速回転を行うようになって
おり、チャージコロトロン61の作用によってその表面が
均一に帯電される。この帯電された部位が露光位置59に
到達すると、原稿の反射光によって照射され選択的に除
電が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は、
インターイメージランプ62によって不要な部分が除去さ
れた後、原稿装置63によって現像され、トナー像が作成
される。このトナー像はトランスファ・コロトロン64お
よびデタック・コロトロン65の作用によってコピー用紙
(図示せず)に転写されることになる。このとき、感光
体ドラム58に残ったトナーはプレクリーン・コロトロン
66によって除電された後、ドクターブレード67によって
ドラム表面から掻き落とされる。このようにして感光体
ドラム58の清掃が終了すると、このドラム表面はチャー
ジコロトロン61によって再び帯電され、次の露光作業に
備えることになる。
ところで、すでに説明したようにこの複写機は4系統
の用紙給送機構を備えている。3つのカセットトレイ34
〜36の差し込まれる収納位置前方にはそれぞれサイズセ
ンサ71が1つずつ配置されており、これらのトレイに収
容されるコピー用紙のサイズを判別するようになってい
る。この判別には、各種の方式が存在する。本実施例の
複写機では、それぞれのカセットトレイ34〜36の先端に
用紙サイズに固有の凹凸を設けておき、これをサイズセ
ンサ71で検出して複数の抵抗を並列接続した回路のそれ
ぞれの抵抗に直列に接続された各スイッチをオンまたは
オフに設定する。これにより、検出されたコピー用紙の
サイズに応じた抵抗値がアナログデータとして出力され
る。後に説明するCPU(中央処理装置)は、このアナロ
グデータを入力して、コピー用紙のサイズを判別するこ
とになる。
の用紙給送機構を備えている。3つのカセットトレイ34
〜36の差し込まれる収納位置前方にはそれぞれサイズセ
ンサ71が1つずつ配置されており、これらのトレイに収
容されるコピー用紙のサイズを判別するようになってい
る。この判別には、各種の方式が存在する。本実施例の
複写機では、それぞれのカセットトレイ34〜36の先端に
用紙サイズに固有の凹凸を設けておき、これをサイズセ
ンサ71で検出して複数の抵抗を並列接続した回路のそれ
ぞれの抵抗に直列に接続された各スイッチをオンまたは
オフに設定する。これにより、検出されたコピー用紙の
サイズに応じた抵抗値がアナログデータとして出力され
る。後に説明するCPU(中央処理装置)は、このアナロ
グデータを入力して、コピー用紙のサイズを判別するこ
とになる。
各サイズセンサ71の近傍には、ノーペーパセンサ72が
配置されている。またカセットトレイ34〜36の前部上方
にはそれぞれフィードローラ73が配置されている。フィ
ードローラ73は、カセットトレイ34〜36のうち選択され
たトレイからコピー用紙を送り出すために用いられる。
ノーペーパセンサ72は、フィードローラ73によるコピー
用紙の送り出しが行われないとき、そのカセットトレイ
内のコピー用紙が無くなったことを検知するセンサであ
る。
配置されている。またカセットトレイ34〜36の前部上方
にはそれぞれフィードローラ73が配置されている。フィ
ードローラ73は、カセットトレイ34〜36のうち選択され
たトレイからコピー用紙を送り出すために用いられる。
ノーペーパセンサ72は、フィードローラ73によるコピー
用紙の送り出しが行われないとき、そのカセットトレイ
内のコピー用紙が無くなったことを検知するセンサであ
る。
一方、手差しトレイ41にも、その先端部分にフィード
ローラ73が配置されており、一枚ずつ手差しされたコピ
ー用紙を所定のタイミングで複写機本体内部に送り込む
ようになっている。マニュアルセンサ75は、手差しが行
われたことを検出するためのセンサである。このマニュ
アルセンサ75がコピー用紙を1秒間以上検出したことを
条件として、CPU手差しトレイ41にコピー用紙がセット
されたものと認識する。これは、オペレータがコピー用
紙を手差しせずにすぐに引き抜くことがあるため、この
ような場合にコピー作業が開始しないようにするためで
ある。
ローラ73が配置されており、一枚ずつ手差しされたコピ
ー用紙を所定のタイミングで複写機本体内部に送り込む
ようになっている。マニュアルセンサ75は、手差しが行
われたことを検出するためのセンサである。このマニュ
アルセンサ75がコピー用紙を1秒間以上検出したことを
条件として、CPU手差しトレイ41にコピー用紙がセット
されたものと認識する。これは、オペレータがコピー用
紙を手差しせずにすぐに引き抜くことがあるため、この
ような場合にコピー作業が開始しないようにするためで
ある。
マニュアルソレノイド76は、コピー用紙の送り出しの
開始を制御するためのゲート制御に用いられる。このマ
ニュアルソレノイド76はコピー用紙の通過を阻止する位
置に存在し、コピーサイクルが開始した時点にゲートが
開くようになっている。これにより、手差しトレイのフ
ィードローラ73に駆動力が伝達され、コピー用紙の送り
出しが開始される。
開始を制御するためのゲート制御に用いられる。このマ
ニュアルソレノイド76はコピー用紙の通過を阻止する位
置に存在し、コピーサイクルが開始した時点にゲートが
開くようになっている。これにより、手差しトレイのフ
ィードローラ73に駆動力が伝達され、コピー用紙の送り
出しが開始される。
さて、これら4系統の用紙供給機構から選択的に送り
出されたコピー用紙は、図で破線で示す搬送路77を進行
する。そして、これらの搬送路77が統合された場所に配
置されたフィードセンサ78によってコピー用紙の到来が
検知される。コピー用紙は、フィードローラ73の滑り等
が原因して必ずしも正確に搬送が開始されるものではな
い。そこで、コピー用紙はレジゲート79によってその搬
送が一時的に停止され、搬送タイミングの調整が行われ
る。図示しないレジゲートソレノイドが解磁されてレジ
ゲート79が開くと、コピー用紙は搬送を開始され、感光
体ドラム58とデタック・コロトロン65の間を通過し、こ
こでトナー像の転写を受ける。トナー像の転写されたコ
ピー用紙は、搬送ベルト81によって搬送され、その出口
側に設けられたヒートロール82としてプレッシャローラ
83の間を通過する。ヒートロール82は内蔵のクォーツラ
ンプによって加熱されており、ここでトナー像がコピー
用紙に加熱定着されることになる。定着の終了したコピ
ー用紙は、図示しない排出ロールによって排出トレイ37
上に排出される。
出されたコピー用紙は、図で破線で示す搬送路77を進行
する。そして、これらの搬送路77が統合された場所に配
置されたフィードセンサ78によってコピー用紙の到来が
検知される。コピー用紙は、フィードローラ73の滑り等
が原因して必ずしも正確に搬送が開始されるものではな
い。そこで、コピー用紙はレジゲート79によってその搬
送が一時的に停止され、搬送タイミングの調整が行われ
る。図示しないレジゲートソレノイドが解磁されてレジ
ゲート79が開くと、コピー用紙は搬送を開始され、感光
体ドラム58とデタック・コロトロン65の間を通過し、こ
こでトナー像の転写を受ける。トナー像の転写されたコ
ピー用紙は、搬送ベルト81によって搬送され、その出口
側に設けられたヒートロール82としてプレッシャローラ
83の間を通過する。ヒートロール82は内蔵のクォーツラ
ンプによって加熱されており、ここでトナー像がコピー
用紙に加熱定着されることになる。定着の終了したコピ
ー用紙は、図示しない排出ロールによって排出トレイ37
上に排出される。
なお、この実施例で用いられている3系統のカセット
トレイ34〜36は、必ずしも互いに異なったサイズのコピ
ー用紙を収容するものである必要がない。例えば2つの
カセットトレイ34、35として同一サイズのコピー用紙を
収容するトレイを使用してもよい。この場合には、選択
された方のカセットトレイ内のコピー用紙が無くなる
と、他方のカセットトレイが自動的に選択されコピー用
紙の給送が絶え間なく行われることになる。
トレイ34〜36は、必ずしも互いに異なったサイズのコピ
ー用紙を収容するものである必要がない。例えば2つの
カセットトレイ34、35として同一サイズのコピー用紙を
収容するトレイを使用してもよい。この場合には、選択
された方のカセットトレイ内のコピー用紙が無くなる
と、他方のカセットトレイが自動的に選択されコピー用
紙の給送が絶え間なく行われることになる。
またこの複写機ではレジゲートソレノイドが解磁され
ることでレジゲート(レジストレーション用のゲート)
79を開くようにしたが、これによりレジゲート79が閉じ
ているときはソレノイドが励磁されていることになる。
従って、コピー用紙の通過が阻止されている状態でのレ
ジゲート79の位置変動が少なくなり、コピー用紙の先端
を正確に位置決めすることができるという利点が生じ
る。
ることでレジゲート(レジストレーション用のゲート)
79を開くようにしたが、これによりレジゲート79が閉じ
ているときはソレノイドが励磁されていることになる。
従って、コピー用紙の通過が阻止されている状態でのレ
ジゲート79の位置変動が少なくなり、コピー用紙の先端
を正確に位置決めすることができるという利点が生じ
る。
(2)複写機の回路構成の概要 第4図は複写機の回路構成の要部をCPU(中央処理装
置)を中心として表わしたものである。このCPU91は、A
Dコンバータ、USART(Universal Synchronous/Asynchro
nous Reciver Transmitter)、タイマ・カウンタ、入出
力ポート等の機能を備えており、バス92を介して、ある
いはアナログ入力用の端子93を介して次の各部と接続さ
れている。
置)を中心として表わしたものである。このCPU91は、A
Dコンバータ、USART(Universal Synchronous/Asynchro
nous Reciver Transmitter)、タイマ・カウンタ、入出
力ポート等の機能を備えており、バス92を介して、ある
いはアナログ入力用の端子93を介して次の各部と接続さ
れている。
(イ)バス92を介して接続されているもの。
(i)ROM94: この複写機の各種プログラムを格納したリード・オン
リ・メモリであり、本実施例では32Kバイトの容量をも
っている。
リ・メモリであり、本実施例では32Kバイトの容量をも
っている。
(ii)RAM95: 各種データを一時的に格納するランダム・アクセス・
メモリであり、本実施例では2Kバイトの容量をもってい
る。
メモリであり、本実施例では2Kバイトの容量をもってい
る。
(iii)不揮発性メモリ96: 図示しない電池によってバックアップされたランダム
・アクセス・メモリであり、複写機の電源をオフしても
消去されるべきでないデータの格納が行われる。このよ
うなデータとしては、例えば(a)コピー用紙のレジス
トレーションを調整するためのセットアップ値、(b)
インターイメージランプ62(第3図)による画像の先端
部分の消し込み量の設定値、(c)複写倍率を等倍に設
定した場合における縦および横の倍率の微調整値、
(d)複写機の生産ラインで行われる各種パラメータの
調整値、(e)複写機のジャム等の状況を記録した履歴
データ、(f)優先的に使用されるカセットトレイの指
定データ等を挙げることができる。
・アクセス・メモリであり、複写機の電源をオフしても
消去されるべきでないデータの格納が行われる。このよ
うなデータとしては、例えば(a)コピー用紙のレジス
トレーションを調整するためのセットアップ値、(b)
インターイメージランプ62(第3図)による画像の先端
部分の消し込み量の設定値、(c)複写倍率を等倍に設
定した場合における縦および横の倍率の微調整値、
(d)複写機の生産ラインで行われる各種パラメータの
調整値、(e)複写機のジャム等の状況を記録した履歴
データ、(f)優先的に使用されるカセットトレイの指
定データ等を挙げることができる。
(iv)キーボード・ディスプレイLSI97:コンソールパネ
ル39に設けられている大規模集積回路である。これにつ
いては後に詳細に説明する。
ル39に設けられている大規模集積回路である。これにつ
いては後に詳細に説明する。
(v)タイマ・カウンタLSI98: メインモータ101およびキャリジモータ102の駆動を制
御するためのタイミングを設定する大規模集積回路であ
る。ここでメインモータ102は、第3図に示した感光体
ドラム58、搬送ベルト81、ヒートロール82等の駆動に用
いられるモータである。キャリジモータ102は、同じく
第3図に示した光源52や光学レンズ56等を走査するため
のキャリジ(図示せず)を往復動させるための駆動源で
ある。
御するためのタイミングを設定する大規模集積回路であ
る。ここでメインモータ102は、第3図に示した感光体
ドラム58、搬送ベルト81、ヒートロール82等の駆動に用
いられるモータである。キャリジモータ102は、同じく
第3図に示した光源52や光学レンズ56等を走査するため
のキャリジ(図示せず)を往復動させるための駆動源で
ある。
(vi)I/Oコントローラ103: フィルタ回路104を介して各種ディジタルデータの入
力を行い、またドライバ回路105を介して各種部品の駆
動制御を行う入出力コントローラである。ここでフィル
タ回路104には、例えば各種スイッチやセンサが接続さ
れている。またドライバ回路105には、第3図に示した
4系統のフィードローラ73の駆動を制御する図示しない
クラッチ等が接続されている。
力を行い、またドライバ回路105を介して各種部品の駆
動制御を行う入出力コントローラである。ここでフィル
タ回路104には、例えば各種スイッチやセンサが接続さ
れている。またドライバ回路105には、第3図に示した
4系統のフィードローラ73の駆動を制御する図示しない
クラッチ等が接続されている。
(ロ)アナログ入力用の端子93を介してCPU91に接続さ
れているもの。
れているもの。
(i)光量センサ107: この複写機では光源52と並列にこの光量をモニタする
ためのモニタ用ランプ(図示せず)を配置している。モ
ニタ用ランプの光量は光量センサ107によってその強度
が検知され、アナログデータとして端子93からCPU91に
入力され、処理されるようになっている。
ためのモニタ用ランプ(図示せず)を配置している。モ
ニタ用ランプの光量は光量センサ107によってその強度
が検知され、アナログデータとして端子93からCPU91に
入力され、処理されるようになっている。
(ii)温度センサ群108: この複写機には、第3図に示したヒートロール82の表
面温度を検知するためにロール表面に軽く接触するソフ
トタッチセンサ(後の第8図参照)が設けられている。
このようなセンサ類の出力するアナログデータは、同じ
ように端子93に入力処理される。
面温度を検知するためにロール表面に軽く接触するソフ
トタッチセンサ(後の第8図参照)が設けられている。
このようなセンサ類の出力するアナログデータは、同じ
ように端子93に入力処理される。
(iii)サイズセンサ群71: 第3図に示した各カセットトレイ34〜36に収容される
コピー用紙のサイズを検知するためのセンサ群である。
この複写機では、次の6形態の定型サイズのコピー用紙
を個別に収容するカセットトレイが標準仕様として用意
されている。もちろん、この他にもリーガルサイズ等の
外国仕様のカセットトレイも使用することが可能であ
る。
コピー用紙のサイズを検知するためのセンサ群である。
この複写機では、次の6形態の定型サイズのコピー用紙
を個別に収容するカセットトレイが標準仕様として用意
されている。もちろん、この他にもリーガルサイズ等の
外国仕様のカセットトレイも使用することが可能であ
る。
(a)日本工業規格B5判用紙横送り (b)日本工業規格B5判用紙縦送り (c)日本工業規格A4判用紙横送り (d)日本工業規格A4判用紙縦送り (e)日本工業規格A3判用紙横送り (f)日本工業規格A3判用紙縦送り このように多くの形態のカセットトレイが選択され使
用されるので、これらを判別するためにそれぞれのカセ
ットトレイに4つのセンサを配置した従来のデータ処理
の方式を用いると、CPU91には最大12個のインプット用
のポートが必要になってしまう。こればかりかコネクタ
の数やハーネスを構成するケーブルの数が多くなってし
まい、装置のコスト、小型化の達成および信頼性の要請
のいずれの面からも問題を生じてしまう。
用されるので、これらを判別するためにそれぞれのカセ
ットトレイに4つのセンサを配置した従来のデータ処理
の方式を用いると、CPU91には最大12個のインプット用
のポートが必要になってしまう。こればかりかコネクタ
の数やハーネスを構成するケーブルの数が多くなってし
まい、装置のコスト、小型化の達成および信頼性の要請
のいずれの面からも問題を生じてしまう。
そこで本実施例の複写機では前記したように抵抗とス
イッチからなるサイズセンサ71をカセットトレイの収納
箇所にそれぞれ用意し、各スイッチのオン・オフ状態に
よる合成抵抗値のデータをアナログデータとしてCPU91
に送出する。これによりカセットトレイの種類が最大で
16種類まで判別できるようになる。
イッチからなるサイズセンサ71をカセットトレイの収納
箇所にそれぞれ用意し、各スイッチのオン・オフ状態に
よる合成抵抗値のデータをアナログデータとしてCPU91
に送出する。これによりカセットトレイの種類が最大で
16種類まで判別できるようになる。
(ハ)その他 リセット回路109は、CPU91のリセット用の端子111に
接続されている。このリセット回路109は、CPU91の暴走
時やイニシャライズ時にリセット信号をCPU91に供給し
てこれをリセットさせる。
接続されている。このリセット回路109は、CPU91の暴走
時やイニシャライズ時にリセット信号をCPU91に供給し
てこれをリセットさせる。
(3)コンソールパネル 第5図はこの複写機に用いられるコンソールパネルを
表わしたものである。
表わしたものである。
コンソールパネル39の上部等にはメニュー表示板121
が配置されており、それぞれのパネル部分の内容が文字
で表示されている。以下、これらのパネル部分を順に説
明する。
が配置されており、それぞれのパネル部分の内容が文字
で表示されている。以下、これらのパネル部分を順に説
明する。
(イ)A2原稿モード: この複写機は最大A2判サイズの原稿まで複写すること
ができる。ただし、コピー用紙はA3サイズまで使用する
ことができるので、A2判サイズの原稿を使用したときに
はこれを縮小しないと原稿全体の画情報を再現すること
ができない。A2原稿モードボタン123を押すと、この上
に配置された2つの表示ランプ124が1つずつ順に点灯
し、2つのモードのいずれかが選択される。ここで「A2
→A4」と記された項目の表示ランプ124が点灯すると、
カセットトレイ34〜36のうちのA4判サイズのコピー用紙
が収容されたトレイが選択され、また縮倍率が50%に設
定されて、A2判からA4判へのコピー作業が選択される。
これに対して、「A2→A3」と記された項目の表示ランプ
124が点灯すると、カセットトレイ34〜36のうちのA3判
サイズのコピー用紙が収容されたトレイが選択され、ま
た縮倍率が70%に設定されて、A2判からA3判へのコピー
作業が選択されることになる。
ができる。ただし、コピー用紙はA3サイズまで使用する
ことができるので、A2判サイズの原稿を使用したときに
はこれを縮小しないと原稿全体の画情報を再現すること
ができない。A2原稿モードボタン123を押すと、この上
に配置された2つの表示ランプ124が1つずつ順に点灯
し、2つのモードのいずれかが選択される。ここで「A2
→A4」と記された項目の表示ランプ124が点灯すると、
カセットトレイ34〜36のうちのA4判サイズのコピー用紙
が収容されたトレイが選択され、また縮倍率が50%に設
定されて、A2判からA4判へのコピー作業が選択される。
これに対して、「A2→A3」と記された項目の表示ランプ
124が点灯すると、カセットトレイ34〜36のうちのA3判
サイズのコピー用紙が収容されたトレイが選択され、ま
た縮倍率が70%に設定されて、A2判からA3判へのコピー
作業が選択されることになる。
もちろん、オペレータはA2原稿モードボタン123を押
さずに、例えば縮倍類を70%に設定し、カセットトレイ
をA3サイズのものに選択すれば、「A2→A3」と同様の複
写作業を実行することができる。“A2原稿モード”のパ
ネル部分はこのような作業をより簡単にかつ誤りなく行
うことを目的として設けられたものである。
さずに、例えば縮倍類を70%に設定し、カセットトレイ
をA3サイズのものに選択すれば、「A2→A3」と同様の複
写作業を実行することができる。“A2原稿モード”のパ
ネル部分はこのような作業をより簡単にかつ誤りなく行
うことを目的として設けられたものである。
(ロ)原稿サイズ: 原稿サイズボタン125を押すと、この横に一列に配置
された4つの表示ランプ126が1つずつ順に点灯し、B5
判サイズからA3判サイズまでの原稿が順に選択されるよ
うになっている。後に説明するようにこの装置ではコピ
ー用紙のサイズの選択も行われるようになっており、両
者の選択が行われると、これらの関係で縮倍率が自動的
に計算され、設定されるようになっている。
された4つの表示ランプ126が1つずつ順に点灯し、B5
判サイズからA3判サイズまでの原稿が順に選択されるよ
うになっている。後に説明するようにこの装置ではコピ
ー用紙のサイズの選択も行われるようになっており、両
者の選択が行われると、これらの関係で縮倍率が自動的
に計算され、設定されるようになっている。
(ハ)縮小/拡大: この欄には、50%から200%までの縮倍率を1%刻み
で表示する倍率表示部128が設けられている。縮倍率の
指定は、この倍率表示部・128の下に配置された2つの
任意%指定キー129か、固定サイズ指定キー131を操作す
ることによって行うことができる。
で表示する倍率表示部128が設けられている。縮倍率の
指定は、この倍率表示部・128の下に配置された2つの
任意%指定キー129か、固定サイズ指定キー131を操作す
ることによって行うことができる。
任意%指定キー129のうち上側に配置されているキー
を押すと、最大200%まで1%ずつ倍率が増加する。ま
た、下側に配置されているキーを押すと、最低50%まで
1%ずつ倍率が低下する。
を押すと、最大200%まで1%ずつ倍率が増加する。ま
た、下側に配置されているキーを押すと、最低50%まで
1%ずつ倍率が低下する。
固定サイズ指定キー131の上には4つの表示ランプ132
が配置されている。これらはそれぞれ固定された倍率と
しての100%、63%、121%および135%を表示するため
のものである。固定サイズ指定キー131を押すと、これ
らの表示ランプ132が1つずつ順に選択される。なお、1
00%以外の3種類の倍率は、オペレータがその仕事の内
容に応じて自由に変更することができるようになってい
る。
が配置されている。これらはそれぞれ固定された倍率と
しての100%、63%、121%および135%を表示するため
のものである。固定サイズ指定キー131を押すと、これ
らの表示ランプ132が1つずつ順に選択される。なお、1
00%以外の3種類の倍率は、オペレータがその仕事の内
容に応じて自由に変更することができるようになってい
る。
(ニ)用紙トレイ: この欄にはトレイ選択ボタン134が配置されている。
トレイ選択ボタン134を押すと、3つのカセットトレイ3
4〜36をそれぞれ表示した3種類の表示ランプ135が1つ
ずつ順に点灯し、トレイの選択状況が表示される。これ
らの表示ランプ135の左側にはそのとき選択されたコピ
ー用紙の種類を表示するために6つの表示ランプ136が
配置されている。
トレイ選択ボタン134を押すと、3つのカセットトレイ3
4〜36をそれぞれ表示した3種類の表示ランプ135が1つ
ずつ順に点灯し、トレイの選択状況が表示される。これ
らの表示ランプ135の左側にはそのとき選択されたコピ
ー用紙の種類を表示するために6つの表示ランプ136が
配置されている。
ここで“A4/B5ヨコ”とは、A4判あるいはB5判のコピ
ー用紙を横送り方向にセットしたカセットトレイが選択
されたことを表示するためのものであり、これらのカセ
ットトレイが使用される場合は通常まれなので、統一し
て表示するようにしたものである。複写機によってはこ
れらを個別に表示するようにしてもよい。また、“A4/B
5ヨコ”の下には、“標準外”の表示ランプ136が設けら
れているが、これはこれらのサイズ以外のサイズのコピ
ー用紙を収容するカセットトレイが選択されたことを標
準するためのものである。
ー用紙を横送り方向にセットしたカセットトレイが選択
されたことを表示するためのものであり、これらのカセ
ットトレイが使用される場合は通常まれなので、統一し
て表示するようにしたものである。複写機によってはこ
れらを個別に表示するようにしてもよい。また、“A4/B
5ヨコ”の下には、“標準外”の表示ランプ136が設けら
れているが、これはこれらのサイズ以外のサイズのコピ
ー用紙を収容するカセットトレイが選択されたことを標
準するためのものである。
(ホ)コーピー濃度: この欄には2つのコピー濃度ボタン138が設けられて
いる。これらのボタン134の上には、5段階のコピー濃
度をそれぞれ標準する5種類の表示ランプ139が配置さ
れており、ボタン操作によってこれらの1つが選択的に
表示され、そのコピー濃度が選択されるようになってい
る。
いる。これらのボタン134の上には、5段階のコピー濃
度をそれぞれ標準する5種類の表示ランプ139が配置さ
れており、ボタン操作によってこれらの1つが選択的に
表示され、そのコピー濃度が選択されるようになってい
る。
(ヘ)表示・キー操作 この欄には、表示部141と、各種キーを配置した操作
部142とが配置されている。
部142とが配置されている。
(a)表示部141: ここには、カセットトレイ34〜36の選択状況の表示部
144や、コピー枚数の表示部145や、複写機の各種状況の
表示部146が配置されている。表示部146に表示される文
字としては、「紙づまり」、「コピーできます」、「お
待ち下さい」、「カセット違い」等が存在する。これら
の文字は、背後に設けられた発光ダイオードが選択的に
点灯することで表示されるようになっている。
144や、コピー枚数の表示部145や、複写機の各種状況の
表示部146が配置されている。表示部146に表示される文
字としては、「紙づまり」、「コピーできます」、「お
待ち下さい」、「カセット違い」等が存在する。これら
の文字は、背後に設けられた発光ダイオードが選択的に
点灯することで表示されるようになっている。
なお、「カセット違い」とは、原稿のサイズ、コピー
用紙のサイズ、縮倍率の組み合わせに異常な可能性があ
り、ミスコピーが予想されるときに点滅表示される文字
である。この表示が行われている場合であってもコピー
を行うことはできる。
用紙のサイズ、縮倍率の組み合わせに異常な可能性があ
り、ミスコピーが予想されるときに点滅表示される文字
である。この表示が行われている場合であってもコピー
を行うことはできる。
(b)キー操作部142: ここには、次のような各種キーあるいはボタンが配置
されている。
されている。
(i)ページ連写ボタン151: ページ連写機能を実現するためのボタンである。ここ
でページ連写機能とは、製本された原稿のように2ペー
ジにまたがった原稿を見開きの状態で1ページずつ2つ
に分割して順にコピーする機能である。ページ連写ボタ
ン151を押すと、その近傍に配置された表示ランプ152が
点灯し、ページ連写機能が選択されたことが示される。
ページ連写機能が選択されると、縮倍率は自動的に100
%(等倍)となり、“A4/B5ヨコ”のコピー用紙が収容
されたカセットトレイが選択される。
でページ連写機能とは、製本された原稿のように2ペー
ジにまたがった原稿を見開きの状態で1ページずつ2つ
に分割して順にコピーする機能である。ページ連写ボタ
ン151を押すと、その近傍に配置された表示ランプ152が
点灯し、ページ連写機能が選択されたことが示される。
ページ連写機能が選択されると、縮倍率は自動的に100
%(等倍)となり、“A4/B5ヨコ”のコピー用紙が収容
されたカセットトレイが選択される。
(ii)プログラムボタン153: 不揮発性メモリ96に各種データを書き込む際に使用す
るモードに複写機を設定するためのボタンである。この
ようなデータとしては、例えば3種類のカセットトレイ
34〜36の中から優先して選択されるべきトレイ(優先ト
レイ)を設定するためのデータや、なんらのコピー作業
が行われない場合に電源の一部を遮断する節電機能を実
行するまでの所要時間に関するデータ等がある。CPU91
は、複写機の電源が投入された初期状態の時点や、何ら
かの理由で初期状態に戻った場合には、カセットトレイ
34〜36、縮倍率等の優先的な取り扱いがある事項につい
て不揮発性メモリ96の格納データをチェックし、それに
応じてコンソールパネル39の表示を行うと共に、指示さ
れた状態に複写機を設定する。プログラムボタン153が
押されると、このボタンの近傍に配置された表示ランプ
154が点灯して、複写機の各種設定を行うモードに設定
されたことが表示される。
るモードに複写機を設定するためのボタンである。この
ようなデータとしては、例えば3種類のカセットトレイ
34〜36の中から優先して選択されるべきトレイ(優先ト
レイ)を設定するためのデータや、なんらのコピー作業
が行われない場合に電源の一部を遮断する節電機能を実
行するまでの所要時間に関するデータ等がある。CPU91
は、複写機の電源が投入された初期状態の時点や、何ら
かの理由で初期状態に戻った場合には、カセットトレイ
34〜36、縮倍率等の優先的な取り扱いがある事項につい
て不揮発性メモリ96の格納データをチェックし、それに
応じてコンソールパネル39の表示を行うと共に、指示さ
れた状態に複写機を設定する。プログラムボタン153が
押されると、このボタンの近傍に配置された表示ランプ
154が点灯して、複写機の各種設定を行うモードに設定
されたことが表示される。
(iii)オールクリアボタン156: 各モードを初期状態に戻すときに使用されるボタンで
ある。
ある。
(iv)テンキー157: 数値キーであり、コピー枚数の設定等に使用される。
(v)割り込みボタン158: 現在使われているコピー作業を一時的に中断し、他の
複写条件によるコピー作業を可能とするために使用され
るボタンである。割り込みが終了すると、前の複写条件
でコピー作業を再開することができる。
複写条件によるコピー作業を可能とするために使用され
るボタンである。割り込みが終了すると、前の複写条件
でコピー作業を再開することができる。
(vi)ストップボタン159: コピー作業の中断に用いられるボタンである。
(vii)スタートボタン161: コピー作業を開始させるためのボタンである。このス
タートボタン161の近傍にはスタート予約表示用表示ラ
ンプ162が配置されている。表示部146内の「お待ち下さ
い」の文字が点灯している状態でスタートボタン161が
押されると、コピー作業の開始の指示が予約され、表示
ランプ162が点灯する。この点灯状態では表示部146内の
「お待ち下さい」の文字が消灯して代わりに「コピーで
きます」の表示が行われたときにコピー作業が自動的に
スタートすることになる。
タートボタン161の近傍にはスタート予約表示用表示ラ
ンプ162が配置されている。表示部146内の「お待ち下さ
い」の文字が点灯している状態でスタートボタン161が
押されると、コピー作業の開始の指示が予約され、表示
ランプ162が点灯する。この点灯状態では表示部146内の
「お待ち下さい」の文字が消灯して代わりに「コピーで
きます」の表示が行われたときにコピー作業が自動的に
スタートすることになる。
以上説明したようにコンソールパネル39には多くのキ
ーや発光ダイオード(表示ランプ)が配されている。そ
こでこれらの部品をすべて個別にCPU91に接続したとす
ると、ポートの数が不足してしまう。そこで本実施例で
はキーボード・ディスプレイLSI97(第4図)をこの解
決策として使用している。キーボード・ディスプレイLS
I97は、キー入力を常に監視している。そして監視結果
としての情報を8ビットのデータとして時分割でCPU91
に対して伝送する。また、CPU91から時分割で送られて
くる8ビットの点灯制御信号をコンソールパネル39に配
置された発光ダイオードの数(表示ランプ124、126、13
2、136、139、152、153等の数)だけ受け取った時点
で、これら発光ダイオードを点灯させたり消灯状態に保
つ制御を行う。
ーや発光ダイオード(表示ランプ)が配されている。そ
こでこれらの部品をすべて個別にCPU91に接続したとす
ると、ポートの数が不足してしまう。そこで本実施例で
はキーボード・ディスプレイLSI97(第4図)をこの解
決策として使用している。キーボード・ディスプレイLS
I97は、キー入力を常に監視している。そして監視結果
としての情報を8ビットのデータとして時分割でCPU91
に対して伝送する。また、CPU91から時分割で送られて
くる8ビットの点灯制御信号をコンソールパネル39に配
置された発光ダイオードの数(表示ランプ124、126、13
2、136、139、152、153等の数)だけ受け取った時点
で、これら発光ダイオードを点灯させたり消灯状態に保
つ制御を行う。
(4)具体的な回路構成 次にこの複写機の具体的な回路構成について説明す
る。
る。
(4−1)感光体ドラム周辺 第3図に示したように、感光体ドラム58の周囲にはチ
ャージコロトロン61等の部品が配置されている。これら
についてはすでに一般的な説明を行ったので、ここでは
インターイメージランプ62と、先に説明を行わなかった
部品について説明を行う。
ャージコロトロン61等の部品が配置されている。これら
についてはすでに一般的な説明を行ったので、ここでは
インターイメージランプ62と、先に説明を行わなかった
部品について説明を行う。
(イ)インターイメージランプ: 第6図は、インターイメージランプの構成を表わした
ものである。インターイメージランプ62は、一列に配置
された80個の発光ダイオード221と、これらの前面に配
置された1枚のプラスチックレンズ222からな。プラス
チックレンズ222は1つ1つの発光ダイオードに対応す
る位置に非球面の凸部を有しており、発光ダイオード22
1の互いに隣接する部分が発光したときであっても感光
体ドラム58(第3図)上で光がそれからの境界領域にお
いても不均一な強度とならないように配慮されている。
ものである。インターイメージランプ62は、一列に配置
された80個の発光ダイオード221と、これらの前面に配
置された1枚のプラスチックレンズ222からな。プラス
チックレンズ222は1つ1つの発光ダイオードに対応す
る位置に非球面の凸部を有しており、発光ダイオード22
1の互いに隣接する部分が発光したときであっても感光
体ドラム58(第3図)上で光がそれからの境界領域にお
いても不均一な強度とならないように配慮されている。
80個の発光ダイオード221は、CPU91の出力する5ビッ
トの信号によって所定間隔ごとにオン・オフ制御される
ようになっている。このとき、左右30個ずつの発光ダイ
オード221は左右対称の位置が同一の信号状態でオン・
オフ制御されるようになっており、中央の20個の発光ダ
イオード221は一斉に同一信号状態でオン・オフ制御さ
れるようになっている。このため、80個の発光ダイオー
ドは制御上31種類の制御信号でオン・オフ制御されるこ
とになり、前記したように5ビットのデータによる制御
が可能となる。
トの信号によって所定間隔ごとにオン・オフ制御される
ようになっている。このとき、左右30個ずつの発光ダイ
オード221は左右対称の位置が同一の信号状態でオン・
オフ制御されるようになっており、中央の20個の発光ダ
イオード221は一斉に同一信号状態でオン・オフ制御さ
れるようになっている。このため、80個の発光ダイオー
ドは制御上31種類の制御信号でオン・オフ制御されるこ
とになり、前記したように5ビットのデータによる制御
が可能となる。
(ロ)トナーセンサ: 現像装置63内においてトナーの補給の必要性の有無を
判別するためのセンサ(図示せず)である。
判別するためのセンサ(図示せず)である。
(ハ)デイペンスモータ: 現像装置63にはトナーを格納するためのトナーボック
ス(図示せず)が設けられている。このトナーボックス
内のトナーを撹拌して補強するために使用するモータ
(図示せず)である。同じく図示しないインクリースス
イッチを押すと、このデイスペンスモータが強制的に駆
動され、トナーの増量が行われる。
ス(図示せず)が設けられている。このトナーボックス
内のトナーを撹拌して補強するために使用するモータ
(図示せず)である。同じく図示しないインクリースス
イッチを押すと、このデイスペンスモータが強制的に駆
動され、トナーの増量が行われる。
(ニ)高圧電源装置(HVPS): 現像装置63の内部に平行電界を作り、原稿のソリッド
部分(べた黒の部分)の再現性を良好にするために用い
られる電源(図示せず)である。
部分(べた黒の部分)の再現性を良好にするために用い
られる電源(図示せず)である。
(ホ)フル・トナーセンサ: ドクターブレード67によって使用済みのトナーが回収
されるが、この回収用の容器にトナーが十分回収された
かどうかの検知を行うためのセンサ(図示せず)であ
る。
されるが、この回収用の容器にトナーが十分回収された
かどうかの検知を行うためのセンサ(図示せず)であ
る。
(4−2)光学系 第7図は光学系に関する回路部分を表わしたものであ
る。この複写機は、最大A2判サイズの原稿を走査するこ
とができるようになっている。そこで光源52を構成する
ハロゲンランプの管長はA2判サイズの原稿の短手方向の
長さよりも多少長くなるように設定されている。光源52
は、キャリジモータ102の駆動によるキャリジの移動と
共にA2判サイズの原稿の長手方向よりも少し長い距離を
往復動されるようになっている。
る。この複写機は、最大A2判サイズの原稿を走査するこ
とができるようになっている。そこで光源52を構成する
ハロゲンランプの管長はA2判サイズの原稿の短手方向の
長さよりも多少長くなるように設定されている。光源52
は、キャリジモータ102の駆動によるキャリジの移動と
共にA2判サイズの原稿の長手方向よりも少し長い距離を
往復動されるようになっている。
キャリジモータ102は、第4図に示したタイマ・カウ
ンタLSI98から出力されるリファレンスクロックと、図
示しないエンコーダ出力を周波数−電圧変換したワンシ
ョットマルチバイブレータから出力されるクロックとに
よってその走査速度が制御される。また、同じく第4図
に示したI/Oコントローラ103から出力されるスタート信
号と回転方向指示信号とによってモータの回転のスター
トおよびストップと回転方向とが制御される。これらの
クロックや信号は、CPU91の指示によってすべて周辺のL
SIから出力されるものなので、キャリジモータ102の駆
動制御は実質的にCPU91によって行われているとするこ
ともできる。
ンタLSI98から出力されるリファレンスクロックと、図
示しないエンコーダ出力を周波数−電圧変換したワンシ
ョットマルチバイブレータから出力されるクロックとに
よってその走査速度が制御される。また、同じく第4図
に示したI/Oコントローラ103から出力されるスタート信
号と回転方向指示信号とによってモータの回転のスター
トおよびストップと回転方向とが制御される。これらの
クロックや信号は、CPU91の指示によってすべて周辺のL
SIから出力されるものなので、キャリジモータ102の駆
動制御は実質的にCPU91によって行われているとするこ
ともできる。
レジセンサ251は、キャリジの走査位置の検出のため
に使用されるセンサである。すなわち、第3図に示す複
写機本体33の上部左端近傍にはレジセンサ251が固定さ
れており、キャリジが走査開始位置近傍に位置すると、
これに取り付けられた図示しないアクチェータがこのセ
ンサをオン・オフするようになっている。レジセンサ25
1のこの検出出力は、CPU91に取り込まれ、このタイミン
グを基準としてコピー用紙の搬送開始時期やキャリジの
スキャン長等を決定するためのタイミング制御が行われ
る。
に使用されるセンサである。すなわち、第3図に示す複
写機本体33の上部左端近傍にはレジセンサ251が固定さ
れており、キャリジが走査開始位置近傍に位置すると、
これに取り付けられた図示しないアクチェータがこのセ
ンサをオン・オフするようになっている。レジセンサ25
1のこの検出出力は、CPU91に取り込まれ、このタイミン
グを基準としてコピー用紙の搬送開始時期やキャリジの
スキャン長等を決定するためのタイミング制御が行われ
る。
レンズ・ミラー・センサ253は光学レンズ56とミラー5
3(第3図)等の移動制御を行うセンサであるが、1つ
の検出素子で構成されている。レンズ・ミラー・モータ
254も、従来の複写機で光学レンズ56とミラー53等を別
々に駆動していたものを共通して駆動できる形式に変更
している。光学系用ファン255は光学系の部分を空冷し
てプラテンガラス51の除熱を図るためのファンである。
3(第3図)等の移動制御を行うセンサであるが、1つ
の検出素子で構成されている。レンズ・ミラー・モータ
254も、従来の複写機で光学レンズ56とミラー53等を別
々に駆動していたものを共通して駆動できる形式に変更
している。光学系用ファン255は光学系の部分を空冷し
てプラテンガラス51の除熱を図るためのファンである。
これら光学系の部品のうち光源52および光学系用ファ
ン255はこの複写機のAC(交流)ドライバ257によって駆
動される。また、キャリジモータ102、レジセンサ251、
濃度制御センサ252、レンズ・ミラーセンサ253およびレ
ンズ・ミラーモータ254は、DC(直流)電源によって駆
動されるようになっている。
ン255はこの複写機のAC(交流)ドライバ257によって駆
動される。また、キャリジモータ102、レジセンサ251、
濃度制御センサ252、レンズ・ミラーセンサ253およびレ
ンズ・ミラーモータ254は、DC(直流)電源によって駆
動されるようになっている。
(4−3)定着装置 次に定着装置の回路構成について説明する。定着装置
は第8図の一部に示されている。
は第8図の一部に示されている。
フューザランプ261はヒートロール82(第3図)の中
に配置されており、定着制御用素子(SSR)262によって
その制御が行われる。ヒートロール82の表面温度はソフ
トタッチセンサ263によって検知され、CPU91に温度情報
が伝達される。フューザ出口センサ264は、ヒートロー
ル82とプレッシャローラ83の間を通過したコピー用紙が
誤ってこれらに巻き込まれることなく、排紙トレイ37方
向に排出されることを検出するための素子である。定着
制御用素子(SSR)262はACドライバ257によって駆動さ
れ、ソフトタッチセンサ263とフューザ出口センサ264は
DC電源258によって駆動される。
に配置されており、定着制御用素子(SSR)262によって
その制御が行われる。ヒートロール82の表面温度はソフ
トタッチセンサ263によって検知され、CPU91に温度情報
が伝達される。フューザ出口センサ264は、ヒートロー
ル82とプレッシャローラ83の間を通過したコピー用紙が
誤ってこれらに巻き込まれることなく、排紙トレイ37方
向に排出されることを検出するための素子である。定着
制御用素子(SSR)262はACドライバ257によって駆動さ
れ、ソフトタッチセンサ263とフューザ出口センサ264は
DC電源258によって駆動される。
(4−4)ビリングカウンタ 第8図に示すようにこの複写機にはビリングカウンタ
271が設けられている。ビリングカウンタ271は、コピー
料金の徴収等に用いられるカウンタであり、コピーをと
った総枚数を計数するようになっている。
271が設けられている。ビリングカウンタ271は、コピー
料金の徴収等に用いられるカウンタであり、コピーをと
った総枚数を計数するようになっている。
(4−5)電源 次に電源関係について第8図と共に説明する。
複写機本体33は100V(ボルト)の商用電源に接続され
るようになっている。また海外用に115V60Hzと220V50Hz
の電源にも対応できるようになっている。コンセント28
1から供給された電力は15アンペアのサーキットブレー
カ282、ノイズフィルタ283を介してメインスイッチ284
に到達する。メインスイッチ284の出力側は、インター
ロックスイッチ285を経てACドライバ257、定着制御用素
意262およびDC電源258に電源として供給される。
るようになっている。また海外用に115V60Hzと220V50Hz
の電源にも対応できるようになっている。コンセント28
1から供給された電力は15アンペアのサーキットブレー
カ282、ノイズフィルタ283を介してメインスイッチ284
に到達する。メインスイッチ284の出力側は、インター
ロックスイッチ285を経てACドライバ257、定着制御用素
意262およびDC電源258に電源として供給される。
ACドライバ257は、次の部品にそれぞれ所定のタイミ
ングで電源の供給を行う。
ングで電源の供給を行う。
(イ)光源52および光学系用ファン255(第7図) (ロ)フューザランプ261(第8図) DC電源258は、次の部品にそれぞれ所定のタイミング
で電源の供給を行う (イ)インターロックスイッチ285(第8図) (ロ)ACドライパ257(第8図) (ハ)高圧電源装置 (ニ)フューザ出口センサ264(第8図) (ホ)定着制御用素子262(第8図) (ヘ)アクセサリ286(第8図); ここでアクセサリ286とは、例えばコインを使用して
コピーを行なえるようにしたコインキットや、各部署の
コピー管理を行うためのキーカウンタやキーコーダ等が
存在する。
で電源の供給を行う (イ)インターロックスイッチ285(第8図) (ロ)ACドライパ257(第8図) (ハ)高圧電源装置 (ニ)フューザ出口センサ264(第8図) (ホ)定着制御用素子262(第8図) (ヘ)アクセサリ286(第8図); ここでアクセサリ286とは、例えばコインを使用して
コピーを行なえるようにしたコインキットや、各部署の
コピー管理を行うためのキーカウンタやキーコーダ等が
存在する。
(ト)ビリングカウンタ271(第8図) (チ)X−ポート・ファン287(第8図); このファンはX−ポートと呼ばれる搬送路を搬送され
るコピー用紙の吸引用バキュームファンである。
るコピー用紙の吸引用バキュームファンである。
(リ)インターイメージランプ62(第3図) (ヌ)キャリジモータ102(第7図) (ル)レジセンサ251、レンズ・ミラー・センサ253およ
びレンズ・ミラー・モータ254(第7図) (ヲ)インクリーススイッチ (5)プラテンガラスのスキャン長の制御 (5−1)スキャン長の制御の実際 次の第1表は、この実施例の複写機のスキャン長の制
御の実際を表わしたものである。
びレンズ・ミラー・モータ254(第7図) (ヲ)インクリーススイッチ (5)プラテンガラスのスキャン長の制御 (5−1)スキャン長の制御の実際 次の第1表は、この実施例の複写機のスキャン長の制
御の実際を表わしたものである。
(イ)まず、縮倍率として等倍が選択されている場合に
は、それぞれの原稿の種類に応じてスキャン長が設定さ
れる。この複写機ではA2判サイズの原稿が使用される
が、これはA3判以下の所定サイズに縮小することを前提
としているので、この等倍時のスキャン長の制御を該当
しない。
は、それぞれの原稿の種類に応じてスキャン長が設定さ
れる。この複写機ではA2判サイズの原稿が使用される
が、これはA3判以下の所定サイズに縮小することを前提
としているので、この等倍時のスキャン長の制御を該当
しない。
(ロ)縮倍率として拡大が指定されている場合には、原
稿がA3判サイズ以下のサイズである場合の制御となる。
拡大率が大きいほど最大A3判サイズのコピー用紙にコピ
ーする原稿のサイズが小さくならざるを得ないので、ス
キャン長はこの表に示すように倍率に応じて変化するこ
とになる。
稿がA3判サイズ以下のサイズである場合の制御となる。
拡大率が大きいほど最大A3判サイズのコピー用紙にコピ
ーする原稿のサイズが小さくならざるを得ないので、ス
キャン長はこの表に示すように倍率に応じて変化するこ
とになる。
(ハ)縮倍率として縮小が指定されるのは3つの場合が
ある。
ある。
第1の場合は、第5図に示した任意%指定キー129や
固定サイズ指定キー131を操作することによって縮倍率
優先で複写条件が設定される場合である。この複写機
は、光学レンズ56やミラー53等の位置関係の制御によっ
て、1%刻みで縮倍率を連続的に変化させるいゆるズー
ム(ZOOM)機能を活用することができる。縮倍率を指定
した場合には、これが70%以下である場合とそうでない
場合で制御が異なる。
固定サイズ指定キー131を操作することによって縮倍率
優先で複写条件が設定される場合である。この複写機
は、光学レンズ56やミラー53等の位置関係の制御によっ
て、1%刻みで縮倍率を連続的に変化させるいゆるズー
ム(ZOOM)機能を活用することができる。縮倍率を指定
した場合には、これが70%以下である場合とそうでない
場合で制御が異なる。
すなわち縮倍率が70%の場合には、第9図に示すよう
にプラテンガラス51にA2判サイズの原稿291を置いたと
きこれがA3判サイズに縮小されるときである。このよう
に、この場合には皮下的大きな原稿が使用されることが
多いと考えられる。従って、プラテンガラス51の全幅で
スキャンが行われるように設定される。この複写機では
感光体ドラム58が定速で回転するので、縮倍率に応じて
スキャナの移動速度が異なることになり、これによりス
キャンに要する時間もこの表に示すように変化すること
になる。
にプラテンガラス51にA2判サイズの原稿291を置いたと
きこれがA3判サイズに縮小されるときである。このよう
に、この場合には皮下的大きな原稿が使用されることが
多いと考えられる。従って、プラテンガラス51の全幅で
スキャンが行われるように設定される。この複写機では
感光体ドラム58が定速で回転するので、縮倍率に応じて
スキャナの移動速度が異なることになり、これによりス
キャンに要する時間もこの表に示すように変化すること
になる。
第2の場合は、A2判サイズの原稿が使用される場合で
ある。この場合には当然ながらプラテンガラス51の全幅
でスキャンが行われる。ただし、縮小率が異なると前記
したようにスキャンの速度が異なるので、A3判サイズに
縮小される場合とA4判サイズに縮小される場合でスキャ
ンに要する時間は違ってくる。
ある。この場合には当然ながらプラテンガラス51の全幅
でスキャンが行われる。ただし、縮小率が異なると前記
したようにスキャンの速度が異なるので、A3判サイズに
縮小される場合とA4判サイズに縮小される場合でスキャ
ンに要する時間は違ってくる。
第3の場合は、原稿のサイズとコピー用紙の関係から
縮倍率が設定される場合である。この場合、第5図に示
す原稿サイズボタン125を押すことによって原稿のサイ
ズが指定される。このとき指定される原稿のサイズはA3
判が最大なので、スキャン長はこれに対応して425mmに
設定される。
縮倍率が設定される場合である。この場合、第5図に示
す原稿サイズボタン125を押すことによって原稿のサイ
ズが指定される。このとき指定される原稿のサイズはA3
判が最大なので、スキャン長はこれに対応して425mmに
設定される。
なお、縮倍率を指定したり、原稿とコピー用紙のサイ
ズ関係を定めた結果として縮倍率が100%に設定される
場合があるが、この場合の制御は先の(イ)で説明した
等倍時の制御となる。
ズ関係を定めた結果として縮倍率が100%に設定される
場合があるが、この場合の制御は先の(イ)で説明した
等倍時の制御となる。
(ニ)以上の各場合であっても、コピー用紙の後端がフ
ィードセンサ78(第3図)によって検出された時点で、
かつスキャン開始から1秒以上経過している場合には、
その時点でスキャンが停止し、リバースを開始する。す
なわちこの条件を満足すれば、表中に記載したスキャン
長よりも短いスキャン長で走査が行われることになる。
ィードセンサ78(第3図)によって検出された時点で、
かつスキャン開始から1秒以上経過している場合には、
その時点でスキャンが停止し、リバースを開始する。す
なわちこの条件を満足すれば、表中に記載したスキャン
長よりも短いスキャン長で走査が行われることになる。
(ホ)この複写機では、3種類のカセットトレイ34〜36
の他に手差しトレイ41からコピー用紙を給紙することが
できる。この手差しトレイ41からも各種サイズのコピー
用紙を給送することができるが、この場合には前記した
ズーム機能を活用した場合と同様のスキャン長の制御が
行われる。リーガルサイズのコピー用紙のように標準外
のサイズの用紙を給送する場合には、手差しトレイ41か
らコピー用紙が送り出される場合と同様の制御が行われ
る。
の他に手差しトレイ41からコピー用紙を給紙することが
できる。この手差しトレイ41からも各種サイズのコピー
用紙を給送することができるが、この場合には前記した
ズーム機能を活用した場合と同様のスキャン長の制御が
行われる。リーガルサイズのコピー用紙のように標準外
のサイズの用紙を給送する場合には、手差しトレイ41か
らコピー用紙が送り出される場合と同様の制御が行われ
る。
(5−2)センサによるスキャン長の制限 前記したように、この複写機ではフィードセンサ78を
用いてコピー用紙の後端を検出し、その時点でスキャナ
の走査をリターンさせるようにしている。
用いてコピー用紙の後端を検出し、その時点でスキャナ
の走査をリターンさせるようにしている。
第10図は、感光体ドラムとコピー用紙の関係を表わし
たものである。
たものである。
今、感光体ドラム58の図で右上の点が露光位置59であ
るとする。また、感光体ドラム58の最も下に位置する部
分の近傍に転写位置301が存在するものとする。この場
合には、露光位置59に対応するドラム部分が丁度転写位
置にまで移動してきたとき、対応する画像がコピー用紙
302に転写されることになる。転写位置301と、コピー用
紙302の搬送路の途中に配置されているフィードセンサ7
8までの距離をL1とする。また、感光体ドラム58の表面
に沿って両位置59、301を結んだ距離L2とする。フィー
ドセンサ78はコピー用紙302の搬送状態をチェックする
センサでもあるが、本実施例では前記したようにスキャ
ナのスキャン長の制御にも用いられる。このため、距離
L1、L2が次の(1)式の関係を満足するようにフィード
センサ78の位置が設定されている。
るとする。また、感光体ドラム58の最も下に位置する部
分の近傍に転写位置301が存在するものとする。この場
合には、露光位置59に対応するドラム部分が丁度転写位
置にまで移動してきたとき、対応する画像がコピー用紙
302に転写されることになる。転写位置301と、コピー用
紙302の搬送路の途中に配置されているフィードセンサ7
8までの距離をL1とする。また、感光体ドラム58の表面
に沿って両位置59、301を結んだ距離L2とする。フィー
ドセンサ78はコピー用紙302の搬送状態をチェックする
センサでもあるが、本実施例では前記したようにスキャ
ナのスキャン長の制御にも用いられる。このため、距離
L1、L2が次の(1)式の関係を満足するようにフィード
センサ78の位置が設定されている。
L1<L2 ……(1) 感光体ドラム58の周速とコピー用紙302の搬送速度は
同一なので、(1)式のように距離L1、L2を設定する
と、コピー用紙302の後端まで原稿の画情報に対応した
トナー像が確保されることになる。すなわち、フィード
センサ78がコピー用紙302の後端を検出した時点で露光
走査を終了しても、これはコピーされる画像を完全にカ
バーすることになる。
同一なので、(1)式のように距離L1、L2を設定する
と、コピー用紙302の後端まで原稿の画情報に対応した
トナー像が確保されることになる。すなわち、フィード
センサ78がコピー用紙302の後端を検出した時点で露光
走査を終了しても、これはコピーされる画像を完全にカ
バーすることになる。
以上のような理由から、スキャナの走査が終了する時
点の指示が行われることになる。第4図に示したCPU91
は、この指示と第1表に示したスキャン長のうちスキャ
ンされる距離がより短いものを選択してスキャン長を決
定することになる。
点の指示が行われることになる。第4図に示したCPU91
は、この指示と第1表に示したスキャン長のうちスキャ
ンされる距離がより短いものを選択してスキャン長を決
定することになる。
(5−3)スキャン長の制御 第11図は、複写機の待機状態におけるスキャン長の設
定のための制御を表わしたものである。
定のための制御を表わしたものである。
CPU91は縮倍率の変更が行われるかどうかの監視を行
っている(ステップ)。縮倍率の変更があると、光学
レンズ56等の光学系の移動を行う(ステップ)。そし
てこの状態で、原稿サイズボタン125(第5図)によっ
て原稿のサイズ指定が行われているかどうかの判別を行
う(ステップ)。原稿のサイズ指定が行われている場
合には、これが縮小のための指定である場合に限ってス
キャン長をA3判サイズの長さに設定する(ステップ
)。
っている(ステップ)。縮倍率の変更があると、光学
レンズ56等の光学系の移動を行う(ステップ)。そし
てこの状態で、原稿サイズボタン125(第5図)によっ
て原稿のサイズ指定が行われているかどうかの判別を行
う(ステップ)。原稿のサイズ指定が行われている場
合には、これが縮小のための指定である場合に限ってス
キャン長をA3判サイズの長さに設定する(ステップ
)。
これに対して、原稿サイズボタン125による原稿サイ
ズの指定がなかった場合には(ステップ;N)、縮倍率
が70%以下であるかどうかの判別が行われる(ステップ
;Y)。70%以下であれば(Y)、スキャン長がプラテ
ンガラス51の全幅すなわちA2判サイズに設定される(ス
テップ)。
ズの指定がなかった場合には(ステップ;N)、縮倍率
が70%以下であるかどうかの判別が行われる(ステップ
;Y)。70%以下であれば(Y)、スキャン長がプラテ
ンガラス51の全幅すなわちA2判サイズに設定される(ス
テップ)。
70%以下でない場合には(N)、等培すなわち10%で
あるかどうかの判別が行われる(ステップ)。縮倍率
が100%であれば(Y)、スキャン長がコピー用紙の長
さに設定される(ステップ)。100%でなければ
(N)、縮倍率に合わせてスキャン長がセットされるこ
とになる(ステップ)。縮倍率とスキャン長の関係を
表わした図示しないテーブルは、第4図に示したROM94
に格納されている。
あるかどうかの判別が行われる(ステップ)。縮倍率
が100%であれば(Y)、スキャン長がコピー用紙の長
さに設定される(ステップ)。100%でなければ
(N)、縮倍率に合わせてスキャン長がセットされるこ
とになる(ステップ)。縮倍率とスキャン長の関係を
表わした図示しないテーブルは、第4図に示したROM94
に格納されている。
第12図は、スタートボタンが押されてコピー作業が開
始されて以後のスキャン長の制御を表わしたものであ
る。
始されて以後のスキャン長の制御を表わしたものであ
る。
まず、第7図に示したキャリジモータ102が駆動さ
れ、光学レンズ56等を収容したスキャナが、第9図に示
すプラテンガラス51の左端から往時の移動を開始する
(ステップ)。CPU91はこのスキャナの移動がレジセ
ンサ251(第7図参照)によって検出されるタイミング
を監視している(ステップ)。レジセンサ311の検出
が行われると(Y)、スキャン長を制御するためのタイ
マの計数動作が開始する(ステップ)。このタイマ
は、第4図に示したRAM95に書き込む数値を順次更新し
ていくことで実現することができる。このタイマには、
先の第11図で設定したスキャン長に相当する数値が書き
込まれていることになる。
れ、光学レンズ56等を収容したスキャナが、第9図に示
すプラテンガラス51の左端から往時の移動を開始する
(ステップ)。CPU91はこのスキャナの移動がレジセ
ンサ251(第7図参照)によって検出されるタイミング
を監視している(ステップ)。レジセンサ311の検出
が行われると(Y)、スキャン長を制御するためのタイ
マの計数動作が開始する(ステップ)。このタイマ
は、第4図に示したRAM95に書き込む数値を順次更新し
ていくことで実現することができる。このタイマには、
先の第11図で設定したスキャン長に相当する数値が書き
込まれていることになる。
CPU91はこの状態でタイマがタイムアウトするか(ス
テップ)、あるいはフィードセンサ78がコピー用紙の
後端を検知してオフとなるかどうか(ステップ)の監
視を行う。そしてこれらのうちのいずれかが実現したタ
イミングでスキャナの移動方向が反転し、リバースが開
始される(ステップ)。すなわちこれにより、2つの
条件のうちよりスキャン長の短くなる条件でスキャン長
が決定されることになる。
テップ)、あるいはフィードセンサ78がコピー用紙の
後端を検知してオフとなるかどうか(ステップ)の監
視を行う。そしてこれらのうちのいずれかが実現したタ
イミングでスキャナの移動方向が反転し、リバースが開
始される(ステップ)。すなわちこれにより、2つの
条件のうちよりスキャン長の短くなる条件でスキャン長
が決定されることになる。
以上説明した実施例では感光体として感光体ドラムを
使用したが、ベルト状の感光体等他の感光体を用いても
本発明を同様に適用することができることは当然であ
る。
使用したが、ベルト状の感光体等他の感光体を用いても
本発明を同様に適用することができることは当然であ
る。
「発明の効果」 このように本発明によれば、原稿の最大サイズとこの
最大サイズの原稿の複写を行うコピー用紙の最大サイズ
との比で定まる所定の倍率以下に設定された否かによっ
て第1の走査範囲指示手段が走査機構をプラテンガラス
の全域にわたって走査するよう指示し、コピー用紙が搬
送路上の特定の位置を通過したとき、第2の走査範囲指
示手段がタイミングで前記走査機構によるプラテンガラ
スの走査を終了した走査開始位置に復帰させるように指
示して、両者の指示によってスキャン長を設定するよう
にしたので、原稿のサイズを検知することなくスキャン
長を効率的に設定することができる。すなわち、原稿の
サイズを検知するための機構を備えていない複写機で
も、スキャン長の効率的な設定により複写動作を迅速化
させることができる。また、定型サイズ以外のコピー用
紙に対してもスキャン長を効率的に設定することができ
る。
最大サイズの原稿の複写を行うコピー用紙の最大サイズ
との比で定まる所定の倍率以下に設定された否かによっ
て第1の走査範囲指示手段が走査機構をプラテンガラス
の全域にわたって走査するよう指示し、コピー用紙が搬
送路上の特定の位置を通過したとき、第2の走査範囲指
示手段がタイミングで前記走査機構によるプラテンガラ
スの走査を終了した走査開始位置に復帰させるように指
示して、両者の指示によってスキャン長を設定するよう
にしたので、原稿のサイズを検知することなくスキャン
長を効率的に設定することができる。すなわち、原稿の
サイズを検知するための機構を備えていない複写機で
も、スキャン長の効率的な設定により複写動作を迅速化
させることができる。また、定型サイズ以外のコピー用
紙に対してもスキャン長を効率的に設定することができ
る。
第1図は本発明の原理を示すブロック図、第2図〜第12
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、このう
ち第2図は複写機の外観を示す斜視図、第3図はこの複
写機の内部構造の概要を示す概略構成図、第4図は複写
機の回路構成の要部を示すブロック図、第5図はコンソ
ールパネルの平面図、第6図はインターイメージランプ
の構成を表わした説明図、第7図は複写機の光学系に関
する回路部分を示すブロック図、第8図は定着装置や電
源部分等の回路構成を示すブロック図、第9図はプラテ
ンガラスとスキャン長および縮倍率の関係を示す説明
図、第10図は感光体ドラムとコピー用紙の搬送タイミン
グとの関係を示す説明図、第11図は複写機の待機状態に
おけるスキャン長の設定のための制御を表わした流れ
図、第12図はスタートボタンが押されてコピー作業が開
始されて以後のスキャン長の制御を表わした流れ図、第
13図は従来用いられたショートスキャンと呼ばれる走査
方法を示す説明図である。 21……プラテンガラス、 22……走査機構、 23……縮倍率設定手段、 24……第1の走査範囲指示手段、 25……感光体、 27……コピー用紙搬送手段、 28……第2の走査範囲指示手段、 34〜36……カセットトレイ、 39……コンソールパネル、 51……プラテンガラス、 78……フィードセンサ、 91……CPU、 94……ROM、 95……RAM、 251……レジセンサ。
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、このう
ち第2図は複写機の外観を示す斜視図、第3図はこの複
写機の内部構造の概要を示す概略構成図、第4図は複写
機の回路構成の要部を示すブロック図、第5図はコンソ
ールパネルの平面図、第6図はインターイメージランプ
の構成を表わした説明図、第7図は複写機の光学系に関
する回路部分を示すブロック図、第8図は定着装置や電
源部分等の回路構成を示すブロック図、第9図はプラテ
ンガラスとスキャン長および縮倍率の関係を示す説明
図、第10図は感光体ドラムとコピー用紙の搬送タイミン
グとの関係を示す説明図、第11図は複写機の待機状態に
おけるスキャン長の設定のための制御を表わした流れ
図、第12図はスタートボタンが押されてコピー作業が開
始されて以後のスキャン長の制御を表わした流れ図、第
13図は従来用いられたショートスキャンと呼ばれる走査
方法を示す説明図である。 21……プラテンガラス、 22……走査機構、 23……縮倍率設定手段、 24……第1の走査範囲指示手段、 25……感光体、 27……コピー用紙搬送手段、 28……第2の走査範囲指示手段、 34〜36……カセットトレイ、 39……コンソールパネル、 51……プラテンガラス、 78……フィードセンサ、 91……CPU、 94……ROM、 95……RAM、 251……レジセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−154748(JP,A) 特開 昭52−5529(JP,A) 特開 昭58−217948(JP,A) 特開 昭55−25087(JP,A) 特開 昭53−107849(JP,A) 特開 平1−150175(JP,A) 特開 平1−116568(JP,A) 特開 昭60−247635(JP,A) 特開 昭59−49526(JP,A) 実開 昭60−39037(JP,U) 実開 昭61−188139(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】プラテンガラスと、 このプラテンガラス上の露光領域を走査する走査機構
と、 プラテンガラス上に載置される原稿とコピー用紙上に複
写される複写画のサイズとの比率を設定する縮倍率設定
手段と、 この縮倍率設定手段が、読み取ることのできる原稿の最
大サイズとこの最大サイズの原稿の複写を行うコピー用
紙の最大サイズとの比で定まる所定の倍率以下に設定さ
れたとき前記走査機構をプラテンガラスの全域にわたっ
て走査するように指示する第1の走査範囲指示手段と、 前記走査機構の走査によって前記プラテンガラス上に載
置された原稿の画像に対応する静電潜像を形成する感光
体と、 この感光体上に形成されたトナー像の転写を行うために
コピー用紙を感光体の転写位置に感光体表面の移動速度
と同一速度で搬送するコピー用紙搬送手段と、 このコピー用紙搬送手段によって搬送されるコピー用紙
が、前記感光体における露光開始点から前記転写位置ま
での距離よりも、この転写位置からコピー用紙搬送手段
によって転写位置に搬送されるコピー用紙の搬送路上で
の距離の方が短い特定の位置を通過したとき、このタイ
ミングで前記走査機構によるプラテンガラスの走査を終
了し走査開始位置に復帰させるよう指示する第2の走査
範囲指示手段と、 前記第1および第2の走査範囲指示手段の指示のうち走
査範囲の狭い方を選択し前記走査機構の走査範囲を制御
する走査範囲制御手段 とを具備することを特徴とする複写機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63044469A JP2666328B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63044469A JP2666328B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 複写機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01219855A JPH01219855A (ja) | 1989-09-01 |
JP2666328B2 true JP2666328B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=12692367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63044469A Expired - Fee Related JP2666328B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 複写機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666328B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4095880A (en) * | 1975-06-27 | 1978-06-20 | Xerox Corporation | Extended range variable magnification reproduction machine |
JPS56154748A (en) * | 1980-04-30 | 1981-11-30 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Electrophotographic copier |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP63044469A patent/JP2666328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01219855A (ja) | 1989-09-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |