JP2661024B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- JP2661024B2 JP2661024B2 JP61309736A JP30973686A JP2661024B2 JP 2661024 B2 JP2661024 B2 JP 2661024B2 JP 61309736 A JP61309736 A JP 61309736A JP 30973686 A JP30973686 A JP 30973686A JP 2661024 B2 JP2661024 B2 JP 2661024B2
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/70—Arrangements for deflecting ray or beam
- H01J29/701—Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
- H01J29/707—Arrangements intimately associated with parts of the gun and co-operating with external magnetic excitation devices
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数の電子ビームを有する陰極線管に関す
るもので、特に中心ビームについて上下非対称な縦方向
のミスコンバージェンスの補正に係わるものである。 〔発明の概要〕 本発明は、複数の電子ビームを有する陰極線関におい
て、インライン配列の複数の電子ビームを出射する電子
銃の最終電極に之と電気的に連結された磁性部材と、こ
の磁性部材に管体外側より水平方向に斉一磁界を与える
斉一磁界供給手段とを有し、磁性部材によって、複数の
電子ビームのうち所要の電子ビームを選択的に水平方向
の斉一磁界を集中せしめると共に、他の電子ビームを上
記斉一磁界からシールドさせて、ビームスポット形状を
歪ませずに縦方向の非対称ミスコンバージェンスを補正
できるようにしたものである。 〔従来の技術〕 ストライプ型カラー螢光面に対してインライン配列の
複数の電子ビームを走査させる陰極線管においては、画
面上でのミスコンバージェンスとして横方向のミスコン
バージェンスと、縦方向のミスコンバージェンスがあ
る。第8図Aは赤、緑及び青に対応する電子ビーム(1
R),(1G)及び(1B)が画面上で正常にコンバージェ
ンスした状態を示す。横方向のミスコンバージェンスに
は、第8図Dに示すように中心ビーム(1G)に対して両
側ビーム(1R)及び(1B)が水平方向に等距離対称的に
ずれる横方向対称ミスコンバージェンスと、第8図Eに
示すように中心ビーム(1G)に対していずれかの側ビー
ム例えば側ビーム(1B)が水平方向にずれる横方向非対
称ミスコバージェンスがある。 また、縦方向のミスコンバージェンスには、第8図B
に示すように中心ビーム(1G)に関して両側ビーム(1
R)及び(1B)が上下対称にずれる縦方向対称ミスコン
バージェンスと、第8図Cに示すように中心ビーム(1
G)に関して、両側ビーム(1R)及び(1B)が上下非対
称にずれる縦方向非対称ミスコンバージェンスがある。
通常のミスコンバージェンスは、これらの横方向の対
称、非対称ミスコンバージェンス及び縦方向の対称、非
対称ミスコンバージェンスの組合されたものとなってい
る。従って、夫々について補正が行なわれている。 本発明は、特に縦方向非対称ミスコンバージェンスの
補正に係わるものであるが、従来の縦方向非対称ミスコ
ンバージェンスの補正方法は第7図Aに示すように例え
ば電子銃の最終電極に対応する位置の管体外側に配した
6重極マグネット(2)を用いて行っていた。即ち、6
重極マグネット(2)による磁界を受けて、例えば側ビ
ーム(1B)には力F1と力F2が作用して結果として側ビー
ム(1B)は下方向(点線図示)に移動され、また側ビー
ム(1R)には同様に力F3と力F4が作用して結果として側
ビーム(1R)は下方向(点線図示)に移動され、従っ
て、これにより第7図Bに示すように3ビーム(1R),
(1G)及び(1B)の縦方向非対称ミスコンバージェンス
は補正される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし乍ら、6重極マグネット(2)を用いて縦方向
非対称ミスコンバージェンスを補正した場合には、第7
図Bに示すように補正され両側ビーム(1R)及び(1B)
のビームスポット形状が歪み、解像度が劣化する。即
ち、第7図Aにおいて左側のビーム(1B)は力F2により
+45゜方向に発散作用を受け、同時に力F1により−45゜
方向に収束作用を受け、この結果+45゜方向にアンダー
フォーカス、−45゜方向にオーバーフォーカスとなり、
ビームスポットは斜めに歪み、ハロー(3)の出たスポ
ット形状となる。右側のビーム(1R)はこれの逆方向に
歪んだスポット形状となる。したがって、各ビーム(1
R),(1G),(1B)のビームスポット形状は異なった
ものとなり、いかなる方法でも同時にスポット形状補正
を行うことはできない。即ち、6重極マグネット(2)
によって生じたビームスポットの歪みは補正不可能であ
った。特に、高精細度管において、かかるビームスポッ
ト形状の歪みによる解像度劣化が顕著に表われるもので
あった。 本発明は、上述の点に鑑み、ビームスポット形状を歪
ませることなく縦方向非対称ミスコンバージェンスを補
正することができる陰極線管を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、インライン配列の複数の電子ビーム(1
R),(1G),(1B)を有する陰極線管において、その
インライン配列の複数の電子ビーム(1R),(1G),
(1B)を出射する電子銃の最終電極の終段に之と電気的
に連結された磁性部材(15)と、この磁性部材(15)に
管体外側より水平方向に斉一磁界を与える斉一磁界供給
手段(17)とを有し、この斉一磁界供給手段は偏向ヨー
クとは別体に設けられ、磁性部材(15)によって複数の
電子ビーム(1R),(1G)及び(1B)のうち所要の電子
ビームに選択的に水平方向に斉一磁界を集中せしめると
共に、それ以外の他の電子ビームを斉一磁界からシール
ドしてビーム軌道の補正を行う補正機構(18)を備えて
成る。 斉一磁界供給手段(17)は例えば磁性コアにコイル
(16)を巻装したマグネットで構成される。 磁性部材(15)は複数の電子ビームのうちの所要の電
子ビームに斉一磁界を集中せしめる磁性部分と、それ以
外の他の電子ビームを斉一磁界からシールドする磁性部
分を有して成る。 〔作用〕 管体外側の斉一磁界供給手段(17)から磁性部材(1
5)に水平方向の斉一磁界が与えられると、所要以外の
電子ビームはシールドされているので斉一磁界の影響を
受けない。これに対して所要の電子ビームには磁性部材
(15)の各磁性部分よりの斉一磁界を共通に受けること
により、垂直方向にビーム軌跡が補正され、縦方向非対
称ミスコバージェンスが補正できる。このとき、所要の
電子ビームに与えられる磁界は斉一磁界のみであるた
め、ビームスポットは歪まない。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明による陰極線管をインラ
イン型複ビーム単電子銃を備えた陰極線管に適用した実
施例について説明する。 第1図において、(11)は陰極線管を全体として示
し、(12)はそのパネル内面に被着された各赤、緑及び
青螢光体がストライプ状に形成されたストライプ型カラ
ー螢光面、(13)はこのカラー螢光面に対向して配され
た色選択用電極例えばアパーチャグリル、(10)は内部
導電膜である。(14)はネック部(9)内に配された電
子銃である。この電子銃(14)は例えば、赤、緑及び青
に対応する3つのカソードK〔(Kr)(Kg)(Kb)〕が
水平内面に配列され、これに対し共通の第1グリッド
G1、第2グリッドG2、第3グリッドG3、第4グリッドG4
及び第5グリッドG5が順次同軸心上に配列され、第5グ
リッドG5の後段には静電コンバージェンス手段(6)が
配されて成る。静電コンバージェンス手段(6)は互い
に対向する内側偏向電極板(7a)及び(7b)と、その夫
々の外側に対向して配された外側偏向電極板(7c)及び
(7d)とより成る。そして、各ビーム(1R),(1G),
(1B)に対して第3グリッドG3、第4グリッドG4及び第
5グリッドG5によって共通の主電子レンズが形成され
る。各ビーム(1R),(1G),(1B)は主電子レンズの
ほぼ中心において交叉してここより発散し、中心ビーム
(1G)がコンバージェンス手段(6)の内側偏向電極板
(7a)及び(7b)内を通過し、両側ビーム(1R)及び
(1B)が夫々対向する内外両偏向電極板(7a)と(7c)
との間、及び(7b)と(7d)との間を通り、螢光面(1
3)上でコンバージェンスされる。 コンバージェンス手段(6)の内側偏向電極板(7a)
及び(7b)には第5グリッドG5と同じアノード電圧が印
加され、外側偏向電極板(7c)及び(7d)にはアノード
電圧より低い高圧のコンバージェンス電圧が印加され
る。 しかして、本例においては、特に電子銃(14)の最終
電極即ち、第5グリッドG5と静電コンバージェンス手段
(6)との間に、第5グリッドG5と同電位で連結した磁
性金属部材(15)を配すると共に、この磁性金属部材
(15)に対応するネック部(9)の外側にこの磁性金属
部材(15)に水平方向の斉一磁界を与える例えば磁気コ
アにコイル(16)を巻装したマグネット(17)を配して
成る補正機構(18)が設けられる。磁性金属部材(15)
は、中心ビーム(1G)を斉一磁界からシールドして通過
させる筒状部分(19)と、この筒状部分(19)を挟む両
側に所定間隔を置いて設けられ、筒状部分(19)の夫々
両側面との間の空間(22)及び(23)を通過する側ビー
ム(1R)及び(1B)に斉一磁界を集中させる筒状部分
(20)及び(21)とから成る。この場合、中央の筒状部
材(19)と両側の筒状部分(20),(21)との対向する
面は互いに平坦な平行面となされる。 次に、かかる構成の動作を説明する。 磁性金属部材(15)においては、第2図及び第3図に
示すようにネック部外側のマグネット(17)から水平方
向の斉一磁界が与えられ、その両側の筒状部分(20),
(21)と中央の筒状部分(19)によってその間の空間
(22)及び(23)に水平方向の斉一磁界(24)が集中す
る。 縦方向非対称ミスコバージェンスとなる状態の3つの
ビーム(1R),(1G)及び(1B)が第3図に示すように
第5グリッドG5を通過して磁性金属部材(15)に入る。
中心ビーム(1G)はシールドされた筒状部分(19)内を
通過するが、空間(22)及び(23)を夫々通過する側ビ
ーム(1R)及び(1B)は共通の斉一磁界(24)を受ける
ため、図において下方に移動され、符号Aに示すように
縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正される。この
とき、側ビーム(1R)及び(1B)に与えられる磁界は、
斉一磁界(24)のみなので、ビームスポットは歪まな
い。 尚、磁性金属部材(15)における斉一磁界の周辺への
広がり等によって、中心ビーム(1G)に対する磁界シー
ルドは完全にできない。このため、第6図Bに示すよう
に中心ビーム(1G)(側ビーム(1R)及び(1B)を含め
て)が下方に移動してしまう。これを補正するために、
第2図に示すように磁性金属部材(15)が存在しない場
所例えば静電コンバージェンス手段(6)に対応するネ
ック部外側にマグネット(17)と同様の構成をとるマグ
ネット(25)を配し、静電コンバージェンス手段(6)
の位置において、磁性金属部材(15)での斉一磁界との
反対方向の斉一磁界(26)を加える。これにより、中心
ビーム(1G)(側ビーム(1R)及び(1B)を含めて)の
移動が相殺されて、縦方向非対称ミスコンバージェンス
補正された3つのビーム(1R),(1G),(1B)を第6
図Cに示すように正常な位置に戻すことができる。そし
てこのときも、3つのビーム(1R),(1G)及び(1B)
に与えられる磁界は斉一磁界(26)であるため、ビーム
スポットは歪まない。第6図Bは補正前のビーム(1
R),(1G),(1B)の位置を示す。この反対方向の斉
一磁界(26)は補正量が小さい場合には省略することが
できる。 又、磁性金属部材(15)に斉一磁界(24)を与えるマ
グネット(17)のコイル(16)に流す電流にパラボラ信
号波形を重畳することにより、画面各部での動的な縦方
向非対称ミスコンバージェンスを補正することができ
る。 従来の6重極マグネット方式では一例として大型陰極
線管の場合、1mmの縦方向非対称ミスコンバージェンス
を補正するのに側ビームのビームスポットサイズは70〜
80%劣化するが、本発明によれば1mmの補正ではほとん
どビームスポットサイズが劣化せず、3mmの補正でも5
%程度の劣化しかない。 第4図は磁性金属部材(15)の他の例を示すものであ
る。この例では磁性金属部材(15)が中心ビーム(1G)
が通過する空間(27)を挟んで夫々側ビーム(1B)及び
(1R)を斉一磁界(24)からシールドして通過させる2
つの筒状部分(28)及び(29)をもって構成される。従
って、この筒状部分(28)及び(29)はその間の空間
(27)に斉一磁界(24)を集中させる機能をも兼ねるこ
とになる。そして、この構成においては、側ビーム(1
B)及び(1R)がシールドされた筒状部分(28)及び(2
9)内を通過し、中心ビーム(1G)が斉一磁界(24)を
受けて図において上方に移動され、符号Bに示すように
縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正される。 第5図は磁性金属部材(15)のさらに他の例を示す。
この例では磁性金属部材(15)が一方の側ビーム例えば
ビーム(1B)を斉一磁界(24)からシールドして通過さ
せる筒状部材(28)をもって構成される。この構成では
中心ビーム(1G)と他方の側ビーム(1R)が共通の斉一
磁界(24)によって図において上方に移動され、符号C
に示すように縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正
され、縦方向対称ミスコンバージェンスとなる状態態に
なされる。この対称ミスコンバージェンスは本補正機構
(18)の前段又は後段に設けた縦方向対称ミスコンバー
ジェンス補正手段(図示せず)により補正されるもので
ある。 上例では、静電コンバージェンス手段が一本化された
複ビーム単電子銃を具備する陰極線管に適用したが、そ
の他3電子銃をインライン並列した陰極線管に対しても
本発明は適用できるものであり、この場合の電子銃の最
終電極に磁性金属部材を配するようになす。 又、本発明は3ビーム以上のマルチビームを有する陰
極線管にも適用できるものである。 〔発明の効果〕 本発明によれば、電子銃の最終電極にこれと同電位の
磁性部材を設け、ネック部外側からの水平方向の斉一磁
界を磁性部材によって複数の電子ビームのうちの所要の
電子ビームに選択的に集中させることによって、ビーム
スポット形状を歪ませずに縦方向非対称ミスコンバージ
ェンスを補正することができる。又、ネック部外側の斉
一磁界を発生するマグネットのコイルに与える電流を制
御することにより、画面中心だけでなく、電磁偏向によ
って生じる画面各部の縦方向非対称ミスコンバージェン
スをビームスポット形状を歪ませることなく補正するこ
とができる。よって、偏向ヨークの設計の自由度が広が
り、又電子銃の製造誤差も吸収できるものである。
るもので、特に中心ビームについて上下非対称な縦方向
のミスコンバージェンスの補正に係わるものである。 〔発明の概要〕 本発明は、複数の電子ビームを有する陰極線関におい
て、インライン配列の複数の電子ビームを出射する電子
銃の最終電極に之と電気的に連結された磁性部材と、こ
の磁性部材に管体外側より水平方向に斉一磁界を与える
斉一磁界供給手段とを有し、磁性部材によって、複数の
電子ビームのうち所要の電子ビームを選択的に水平方向
の斉一磁界を集中せしめると共に、他の電子ビームを上
記斉一磁界からシールドさせて、ビームスポット形状を
歪ませずに縦方向の非対称ミスコンバージェンスを補正
できるようにしたものである。 〔従来の技術〕 ストライプ型カラー螢光面に対してインライン配列の
複数の電子ビームを走査させる陰極線管においては、画
面上でのミスコンバージェンスとして横方向のミスコン
バージェンスと、縦方向のミスコンバージェンスがあ
る。第8図Aは赤、緑及び青に対応する電子ビーム(1
R),(1G)及び(1B)が画面上で正常にコンバージェ
ンスした状態を示す。横方向のミスコンバージェンスに
は、第8図Dに示すように中心ビーム(1G)に対して両
側ビーム(1R)及び(1B)が水平方向に等距離対称的に
ずれる横方向対称ミスコンバージェンスと、第8図Eに
示すように中心ビーム(1G)に対していずれかの側ビー
ム例えば側ビーム(1B)が水平方向にずれる横方向非対
称ミスコバージェンスがある。 また、縦方向のミスコンバージェンスには、第8図B
に示すように中心ビーム(1G)に関して両側ビーム(1
R)及び(1B)が上下対称にずれる縦方向対称ミスコン
バージェンスと、第8図Cに示すように中心ビーム(1
G)に関して、両側ビーム(1R)及び(1B)が上下非対
称にずれる縦方向非対称ミスコンバージェンスがある。
通常のミスコンバージェンスは、これらの横方向の対
称、非対称ミスコンバージェンス及び縦方向の対称、非
対称ミスコンバージェンスの組合されたものとなってい
る。従って、夫々について補正が行なわれている。 本発明は、特に縦方向非対称ミスコンバージェンスの
補正に係わるものであるが、従来の縦方向非対称ミスコ
ンバージェンスの補正方法は第7図Aに示すように例え
ば電子銃の最終電極に対応する位置の管体外側に配した
6重極マグネット(2)を用いて行っていた。即ち、6
重極マグネット(2)による磁界を受けて、例えば側ビ
ーム(1B)には力F1と力F2が作用して結果として側ビー
ム(1B)は下方向(点線図示)に移動され、また側ビー
ム(1R)には同様に力F3と力F4が作用して結果として側
ビーム(1R)は下方向(点線図示)に移動され、従っ
て、これにより第7図Bに示すように3ビーム(1R),
(1G)及び(1B)の縦方向非対称ミスコンバージェンス
は補正される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし乍ら、6重極マグネット(2)を用いて縦方向
非対称ミスコンバージェンスを補正した場合には、第7
図Bに示すように補正され両側ビーム(1R)及び(1B)
のビームスポット形状が歪み、解像度が劣化する。即
ち、第7図Aにおいて左側のビーム(1B)は力F2により
+45゜方向に発散作用を受け、同時に力F1により−45゜
方向に収束作用を受け、この結果+45゜方向にアンダー
フォーカス、−45゜方向にオーバーフォーカスとなり、
ビームスポットは斜めに歪み、ハロー(3)の出たスポ
ット形状となる。右側のビーム(1R)はこれの逆方向に
歪んだスポット形状となる。したがって、各ビーム(1
R),(1G),(1B)のビームスポット形状は異なった
ものとなり、いかなる方法でも同時にスポット形状補正
を行うことはできない。即ち、6重極マグネット(2)
によって生じたビームスポットの歪みは補正不可能であ
った。特に、高精細度管において、かかるビームスポッ
ト形状の歪みによる解像度劣化が顕著に表われるもので
あった。 本発明は、上述の点に鑑み、ビームスポット形状を歪
ませることなく縦方向非対称ミスコンバージェンスを補
正することができる陰極線管を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、インライン配列の複数の電子ビーム(1
R),(1G),(1B)を有する陰極線管において、その
インライン配列の複数の電子ビーム(1R),(1G),
(1B)を出射する電子銃の最終電極の終段に之と電気的
に連結された磁性部材(15)と、この磁性部材(15)に
管体外側より水平方向に斉一磁界を与える斉一磁界供給
手段(17)とを有し、この斉一磁界供給手段は偏向ヨー
クとは別体に設けられ、磁性部材(15)によって複数の
電子ビーム(1R),(1G)及び(1B)のうち所要の電子
ビームに選択的に水平方向に斉一磁界を集中せしめると
共に、それ以外の他の電子ビームを斉一磁界からシール
ドしてビーム軌道の補正を行う補正機構(18)を備えて
成る。 斉一磁界供給手段(17)は例えば磁性コアにコイル
(16)を巻装したマグネットで構成される。 磁性部材(15)は複数の電子ビームのうちの所要の電
子ビームに斉一磁界を集中せしめる磁性部分と、それ以
外の他の電子ビームを斉一磁界からシールドする磁性部
分を有して成る。 〔作用〕 管体外側の斉一磁界供給手段(17)から磁性部材(1
5)に水平方向の斉一磁界が与えられると、所要以外の
電子ビームはシールドされているので斉一磁界の影響を
受けない。これに対して所要の電子ビームには磁性部材
(15)の各磁性部分よりの斉一磁界を共通に受けること
により、垂直方向にビーム軌跡が補正され、縦方向非対
称ミスコバージェンスが補正できる。このとき、所要の
電子ビームに与えられる磁界は斉一磁界のみであるた
め、ビームスポットは歪まない。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明による陰極線管をインラ
イン型複ビーム単電子銃を備えた陰極線管に適用した実
施例について説明する。 第1図において、(11)は陰極線管を全体として示
し、(12)はそのパネル内面に被着された各赤、緑及び
青螢光体がストライプ状に形成されたストライプ型カラ
ー螢光面、(13)はこのカラー螢光面に対向して配され
た色選択用電極例えばアパーチャグリル、(10)は内部
導電膜である。(14)はネック部(9)内に配された電
子銃である。この電子銃(14)は例えば、赤、緑及び青
に対応する3つのカソードK〔(Kr)(Kg)(Kb)〕が
水平内面に配列され、これに対し共通の第1グリッド
G1、第2グリッドG2、第3グリッドG3、第4グリッドG4
及び第5グリッドG5が順次同軸心上に配列され、第5グ
リッドG5の後段には静電コンバージェンス手段(6)が
配されて成る。静電コンバージェンス手段(6)は互い
に対向する内側偏向電極板(7a)及び(7b)と、その夫
々の外側に対向して配された外側偏向電極板(7c)及び
(7d)とより成る。そして、各ビーム(1R),(1G),
(1B)に対して第3グリッドG3、第4グリッドG4及び第
5グリッドG5によって共通の主電子レンズが形成され
る。各ビーム(1R),(1G),(1B)は主電子レンズの
ほぼ中心において交叉してここより発散し、中心ビーム
(1G)がコンバージェンス手段(6)の内側偏向電極板
(7a)及び(7b)内を通過し、両側ビーム(1R)及び
(1B)が夫々対向する内外両偏向電極板(7a)と(7c)
との間、及び(7b)と(7d)との間を通り、螢光面(1
3)上でコンバージェンスされる。 コンバージェンス手段(6)の内側偏向電極板(7a)
及び(7b)には第5グリッドG5と同じアノード電圧が印
加され、外側偏向電極板(7c)及び(7d)にはアノード
電圧より低い高圧のコンバージェンス電圧が印加され
る。 しかして、本例においては、特に電子銃(14)の最終
電極即ち、第5グリッドG5と静電コンバージェンス手段
(6)との間に、第5グリッドG5と同電位で連結した磁
性金属部材(15)を配すると共に、この磁性金属部材
(15)に対応するネック部(9)の外側にこの磁性金属
部材(15)に水平方向の斉一磁界を与える例えば磁気コ
アにコイル(16)を巻装したマグネット(17)を配して
成る補正機構(18)が設けられる。磁性金属部材(15)
は、中心ビーム(1G)を斉一磁界からシールドして通過
させる筒状部分(19)と、この筒状部分(19)を挟む両
側に所定間隔を置いて設けられ、筒状部分(19)の夫々
両側面との間の空間(22)及び(23)を通過する側ビー
ム(1R)及び(1B)に斉一磁界を集中させる筒状部分
(20)及び(21)とから成る。この場合、中央の筒状部
材(19)と両側の筒状部分(20),(21)との対向する
面は互いに平坦な平行面となされる。 次に、かかる構成の動作を説明する。 磁性金属部材(15)においては、第2図及び第3図に
示すようにネック部外側のマグネット(17)から水平方
向の斉一磁界が与えられ、その両側の筒状部分(20),
(21)と中央の筒状部分(19)によってその間の空間
(22)及び(23)に水平方向の斉一磁界(24)が集中す
る。 縦方向非対称ミスコバージェンスとなる状態の3つの
ビーム(1R),(1G)及び(1B)が第3図に示すように
第5グリッドG5を通過して磁性金属部材(15)に入る。
中心ビーム(1G)はシールドされた筒状部分(19)内を
通過するが、空間(22)及び(23)を夫々通過する側ビ
ーム(1R)及び(1B)は共通の斉一磁界(24)を受ける
ため、図において下方に移動され、符号Aに示すように
縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正される。この
とき、側ビーム(1R)及び(1B)に与えられる磁界は、
斉一磁界(24)のみなので、ビームスポットは歪まな
い。 尚、磁性金属部材(15)における斉一磁界の周辺への
広がり等によって、中心ビーム(1G)に対する磁界シー
ルドは完全にできない。このため、第6図Bに示すよう
に中心ビーム(1G)(側ビーム(1R)及び(1B)を含め
て)が下方に移動してしまう。これを補正するために、
第2図に示すように磁性金属部材(15)が存在しない場
所例えば静電コンバージェンス手段(6)に対応するネ
ック部外側にマグネット(17)と同様の構成をとるマグ
ネット(25)を配し、静電コンバージェンス手段(6)
の位置において、磁性金属部材(15)での斉一磁界との
反対方向の斉一磁界(26)を加える。これにより、中心
ビーム(1G)(側ビーム(1R)及び(1B)を含めて)の
移動が相殺されて、縦方向非対称ミスコンバージェンス
補正された3つのビーム(1R),(1G),(1B)を第6
図Cに示すように正常な位置に戻すことができる。そし
てこのときも、3つのビーム(1R),(1G)及び(1B)
に与えられる磁界は斉一磁界(26)であるため、ビーム
スポットは歪まない。第6図Bは補正前のビーム(1
R),(1G),(1B)の位置を示す。この反対方向の斉
一磁界(26)は補正量が小さい場合には省略することが
できる。 又、磁性金属部材(15)に斉一磁界(24)を与えるマ
グネット(17)のコイル(16)に流す電流にパラボラ信
号波形を重畳することにより、画面各部での動的な縦方
向非対称ミスコンバージェンスを補正することができ
る。 従来の6重極マグネット方式では一例として大型陰極
線管の場合、1mmの縦方向非対称ミスコンバージェンス
を補正するのに側ビームのビームスポットサイズは70〜
80%劣化するが、本発明によれば1mmの補正ではほとん
どビームスポットサイズが劣化せず、3mmの補正でも5
%程度の劣化しかない。 第4図は磁性金属部材(15)の他の例を示すものであ
る。この例では磁性金属部材(15)が中心ビーム(1G)
が通過する空間(27)を挟んで夫々側ビーム(1B)及び
(1R)を斉一磁界(24)からシールドして通過させる2
つの筒状部分(28)及び(29)をもって構成される。従
って、この筒状部分(28)及び(29)はその間の空間
(27)に斉一磁界(24)を集中させる機能をも兼ねるこ
とになる。そして、この構成においては、側ビーム(1
B)及び(1R)がシールドされた筒状部分(28)及び(2
9)内を通過し、中心ビーム(1G)が斉一磁界(24)を
受けて図において上方に移動され、符号Bに示すように
縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正される。 第5図は磁性金属部材(15)のさらに他の例を示す。
この例では磁性金属部材(15)が一方の側ビーム例えば
ビーム(1B)を斉一磁界(24)からシールドして通過さ
せる筒状部材(28)をもって構成される。この構成では
中心ビーム(1G)と他方の側ビーム(1R)が共通の斉一
磁界(24)によって図において上方に移動され、符号C
に示すように縦方向非対称ミスコンバージェンスが補正
され、縦方向対称ミスコンバージェンスとなる状態態に
なされる。この対称ミスコンバージェンスは本補正機構
(18)の前段又は後段に設けた縦方向対称ミスコンバー
ジェンス補正手段(図示せず)により補正されるもので
ある。 上例では、静電コンバージェンス手段が一本化された
複ビーム単電子銃を具備する陰極線管に適用したが、そ
の他3電子銃をインライン並列した陰極線管に対しても
本発明は適用できるものであり、この場合の電子銃の最
終電極に磁性金属部材を配するようになす。 又、本発明は3ビーム以上のマルチビームを有する陰
極線管にも適用できるものである。 〔発明の効果〕 本発明によれば、電子銃の最終電極にこれと同電位の
磁性部材を設け、ネック部外側からの水平方向の斉一磁
界を磁性部材によって複数の電子ビームのうちの所要の
電子ビームに選択的に集中させることによって、ビーム
スポット形状を歪ませずに縦方向非対称ミスコンバージ
ェンスを補正することができる。又、ネック部外側の斉
一磁界を発生するマグネットのコイルに与える電流を制
御することにより、画面中心だけでなく、電磁偏向によ
って生じる画面各部の縦方向非対称ミスコンバージェン
スをビームスポット形状を歪ませることなく補正するこ
とができる。よって、偏向ヨークの設計の自由度が広が
り、又電子銃の製造誤差も吸収できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による陰極線管の一実施例を示す断面
図、第2図はその要部の拡大断面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図及び第5図は夫々本発明の他の実
施例を示す断面図、第6図A〜Cは動作説明に供する説
明図、第7図は従来の6重極マグネットによる縦方向非
対称ミスコンバージェンスの補正方法を示す説明図、第
8図はミスコンバージェンスの例を示す説明図である。 (1R),(1G),(1B)は電子ビーム、(6)は静電コ
ンバージェンス手段、(12)はカラー螢光面、(13)は
アパーチャグリル、(14)は電子銃、(15)は磁性金属
部材、(17)はマグネット、(18)は補正機構である。
図、第2図はその要部の拡大断面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図及び第5図は夫々本発明の他の実
施例を示す断面図、第6図A〜Cは動作説明に供する説
明図、第7図は従来の6重極マグネットによる縦方向非
対称ミスコンバージェンスの補正方法を示す説明図、第
8図はミスコンバージェンスの例を示す説明図である。 (1R),(1G),(1B)は電子ビーム、(6)は静電コ
ンバージェンス手段、(12)はカラー螢光面、(13)は
アパーチャグリル、(14)は電子銃、(15)は磁性金属
部材、(17)はマグネット、(18)は補正機構である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.インライン配列の複数の電子ビームを出射する電子
銃の最終電極に之と電気的に連結された磁性部材と、該
磁性部材に管体外側より水平方向の斉一磁界を与える斉
一磁界供給手段とを有し、該斉一磁界供給手段は偏向ヨ
ークとは別体に設けられ、 前記磁性部材によって、複数の電子ビームのうち所要の
電子ビームに選択的に前記水平方向の斉一磁界を集中せ
しめると共に、他の電子ビームを前記斉一磁界からシー
ルドしてビーム軌道の補正を行う補正機構を備えて成る
陰極線管。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61309736A JP2661024B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 陰極線管 |
GB8729711A GB2202082B (en) | 1986-12-27 | 1987-12-21 | Cathode ray tubes |
DE3743985A DE3743985C2 (de) | 1986-12-27 | 1987-12-23 | Kathodenstrahlröhre |
US07/137,577 US4857796A (en) | 1986-12-27 | 1987-12-24 | Cathode-ray tube with electrostatic convergence means and magnetic misconvergence correcting mechanism |
KR1019870014952A KR960004951B1 (ko) | 1986-12-27 | 1987-12-26 | 미스컨버젼스 보정 수단을 갖는 음극선관 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61309736A JP2661024B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63166126A JPS63166126A (ja) | 1988-07-09 |
JP2661024B2 true JP2661024B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=17996678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61309736A Expired - Lifetime JP2661024B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 陰極線管 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2661024B2 (ja) |
KR (1) | KR960004951B1 (ja) |
DE (1) | DE3743985C2 (ja) |
GB (1) | GB2202082B (ja) |
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US5233267A (en) * | 1989-10-03 | 1993-08-03 | Matsushita Electronics Corporation | Dynamic convergence system for color cathode ray tubes having an in line electron gun |
US5412277A (en) * | 1993-08-25 | 1995-05-02 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | Dynamic off-axis defocusing correction for deflection lens CRT |
US5442263A (en) * | 1994-08-23 | 1995-08-15 | David Sarnoff Research Center, Inc. | Dynamic electrostatic and magnetic focusing apparatus for a cathode ray tube |
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GB2346007B (en) | 1999-01-21 | 2004-03-03 | Imaging & Sensing Tech Corp | Getter flash shield |
US6586870B1 (en) | 1999-04-30 | 2003-07-01 | Sarnoff Corporation | Space-saving cathode ray tube employing magnetically amplified deflection |
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FR1392502A (fr) * | 1963-10-30 | 1965-03-19 | Cft Comp Fse Television | Fonctionnement aux tubes récepteurs de télévision en couleurs |
NL130870C (ja) * | 1963-12-03 | |||
GB1195598A (en) * | 1967-01-14 | 1970-06-17 | Sony Corp | Cathode Ray Tube |
GB1226614A (ja) * | 1967-07-10 | 1971-03-31 | ||
JPS4716323U (ja) * | 1971-03-23 | 1972-10-25 | ||
JPS4833331A (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-09 | ||
JPS5646297Y2 (ja) * | 1973-02-02 | 1981-10-29 | ||
JPS5522907B2 (ja) * | 1973-05-04 | 1980-06-19 | ||
JPS5026332A (ja) * | 1973-07-07 | 1975-03-19 | ||
US3866080A (en) * | 1973-08-08 | 1975-02-11 | Rca Corp | Inline electron gun having magnetically permeable plates for enhancing convergence of electron beams |
JPS5154767A (ja) * | 1974-11-09 | 1976-05-14 | Tokyo Shibaura Electric Co | Karaajuzokan |
DE2722477A1 (de) * | 1977-05-18 | 1978-11-23 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Farbfernseh-bildroehren |
US4396862A (en) * | 1978-05-01 | 1983-08-02 | Rca Corporation | Color picture tube with means for affecting magnetic deflection fields in electron gun area |
EP0090107B1 (en) * | 1982-03-31 | 1986-06-18 | International Business Machines Corporation | Convergence unit for in-line colour cathode ray tube |
DE3212248A1 (de) * | 1982-04-02 | 1983-10-06 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Elektronenoptik des elektronenstrahlerzeugersystems einer farbbildroehre |
FR2544548B1 (fr) * | 1983-04-18 | 1985-12-27 | Videocolor Sa | Tube de television en couleurs a correction de defauts de coma de faible amplitude |
US4556819A (en) * | 1983-12-13 | 1985-12-03 | Rca Corporation | Color picture tube having inline electron gun with coma correction members |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61309736A patent/JP2661024B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-12-21 GB GB8729711A patent/GB2202082B/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-12-23 DE DE3743985A patent/DE3743985C2/de not_active Expired - Lifetime
- 1987-12-24 US US07/137,577 patent/US4857796A/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-12-26 KR KR1019870014952A patent/KR960004951B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2202082A (en) | 1988-09-14 |
JPS63166126A (ja) | 1988-07-09 |
DE3743985C2 (de) | 2002-06-27 |
KR960004951B1 (ko) | 1996-04-18 |
DE3743985A1 (de) | 1988-07-14 |
GB2202082B (en) | 1990-09-19 |
US4857796A (en) | 1989-08-15 |
GB8729711D0 (en) | 1988-02-03 |
KR880008390A (ko) | 1988-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |