JP2649205B2 - アンカーボルト埋設工法 - Google Patents
アンカーボルト埋設工法Info
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- JP2649205B2 JP2649205B2 JP5157895A JP15789593A JP2649205B2 JP 2649205 B2 JP2649205 B2 JP 2649205B2 JP 5157895 A JP5157895 A JP 5157895A JP 15789593 A JP15789593 A JP 15789593A JP 2649205 B2 JP2649205 B2 JP 2649205B2
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- anchor
- anchor bolt
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- bolt
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Description
【0001】本発明は、各種構築物の建造に際し、その
コンクリート基礎に埋設するアンカーボルト埋設工法に
関し、埋設作業の容易迅速化と埋設精度の向上を図った
ことを特徴とする。
コンクリート基礎に埋設するアンカーボルト埋設工法に
関し、埋設作業の容易迅速化と埋設精度の向上を図った
ことを特徴とする。
【0002】
【従来の技術】従来、各種構築物の建造に際し、そのコ
ンクリ−ト基礎にアンカ−ボルトを埋設する方法とし
て、捨てコンクリ−ト上に各種支持具を用いてアンカ−
ボルトを支持したり、また、捨てコンクリ−ト上に枠組
みした鉄筋に鉄線等でアンカ−ボルトを縛りつける等し
て支持した後に躯体コンクリ−トを打設する方法等が採
用されている。
ンクリ−ト基礎にアンカ−ボルトを埋設する方法とし
て、捨てコンクリ−ト上に各種支持具を用いてアンカ−
ボルトを支持したり、また、捨てコンクリ−ト上に枠組
みした鉄筋に鉄線等でアンカ−ボルトを縛りつける等し
て支持した後に躯体コンクリ−トを打設する方法等が採
用されている。
【0003】その他、前記捨てコンクリ−ト上に枠組み
した鉄筋にアンカ−ボルトを溶接支持することも考えら
れるが、工事の性質によってはアンカ−ボルトの変質が
生じるため禁止されている。
した鉄筋にアンカ−ボルトを溶接支持することも考えら
れるが、工事の性質によってはアンカ−ボルトの変質が
生じるため禁止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のアンカ−ボ
ルトの支持方法では、いずれも高さを含めた所定位置に
アンカ−ボルトを支持するために熟練を要し、しかも広
い場所に所定間隔をあけ多数のアンカ−ボルトを埋設す
るのに極めて多くの時間と労力を必要とするものであっ
た。
ルトの支持方法では、いずれも高さを含めた所定位置に
アンカ−ボルトを支持するために熟練を要し、しかも広
い場所に所定間隔をあけ多数のアンカ−ボルトを埋設す
るのに極めて多くの時間と労力を必要とするものであっ
た。
【0005】さらにアンカ−ボルトの支持が完了して
も、その後の躯体コンクリ−トの流し込み時にアンカ−
ボルトが動かされて所定位置に埋設されない場合があっ
た。したがって、精度を要求される工事においては、し
ばしば工事のやり直しや矯正作業を余儀なくされてい
た。
も、その後の躯体コンクリ−トの流し込み時にアンカ−
ボルトが動かされて所定位置に埋設されない場合があっ
た。したがって、精度を要求される工事においては、し
ばしば工事のやり直しや矯正作業を余儀なくされてい
た。
【0006】本発明は前記事情に鑑み為されたもので、
埋設作業の容易迅速化とともに埋設精度の向上を図った
経済的なアンカーボルトの埋設工法を提供することを目
的とするものである。
埋設作業の容易迅速化とともに埋設精度の向上を図った
経済的なアンカーボルトの埋設工法を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【問題を解決しようとする手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、アンカーボルト上端部が貫通する透孔と
該透孔部にガイドパイプを設けたガイドプレートのガイ
ドパイプ方向からアンカーボルト上端部を貫通し、アン
カーボルト上半部に構成された雄螺子部に螺合した下締
ナット及び上締ナットにより前記ガイドプレートのガイ
ドパイプ部に固定し、前記アンカーボルトの埋設部分を
下方にして前記ガイドプレートを埋設位置に水平支持し
てアンカーボルト適位置までコンクリートを流し込み固
化させるものである。
め、本発明は、アンカーボルト上端部が貫通する透孔と
該透孔部にガイドパイプを設けたガイドプレートのガイ
ドパイプ方向からアンカーボルト上端部を貫通し、アン
カーボルト上半部に構成された雄螺子部に螺合した下締
ナット及び上締ナットにより前記ガイドプレートのガイ
ドパイプ部に固定し、前記アンカーボルトの埋設部分を
下方にして前記ガイドプレートを埋設位置に水平支持し
てアンカーボルト適位置までコンクリートを流し込み固
化させるものである。
【0008】他の方法の発明は、前記コンクリ−トの流
し込みをガイドパイプ適位置までとし、流し込んだコン
クリ−トが半乾きの状態の内にガイドプレ−ト、同ガイ
ドパイプをアンカ−ボルト上端部から取り外し、取り外
したガイドプレ−トを裏返しにしてその透孔をアンカ−
ボルト上端に適合固定して位置決めを行いつつコンクリ
−トを固化させるものである。
し込みをガイドパイプ適位置までとし、流し込んだコン
クリ−トが半乾きの状態の内にガイドプレ−ト、同ガイ
ドパイプをアンカ−ボルト上端部から取り外し、取り外
したガイドプレ−トを裏返しにしてその透孔をアンカ−
ボルト上端に適合固定して位置決めを行いつつコンクリ
−トを固化させるものである。
【0009】なお、前記各方法の施工に使用するガイド
プレートは、アンカーボルト上端部が貫通する透孔と該
透孔部にガイドパイプが設けられて構成される。
プレートは、アンカーボルト上端部が貫通する透孔と該
透孔部にガイドパイプが設けられて構成される。
【0010】
【作用】本発明では、アンカ−ボルト2の上端部が貫通
する透孔3と該透孔3部にガイドパイプ4を設けたガイ
ドプレ−ト1が準備される。なお、該ガイドプレ−ト1
に構成される透孔3及びガイドパイプ4は、隣設する適
数のアンカ−ボルト2の埋設数及び埋設間隔に合わせて
設けられる。
する透孔3と該透孔3部にガイドパイプ4を設けたガイ
ドプレ−ト1が準備される。なお、該ガイドプレ−ト1
に構成される透孔3及びガイドパイプ4は、隣設する適
数のアンカ−ボルト2の埋設数及び埋設間隔に合わせて
設けられる。
【0011】つぎに、前記ガイドプレート1の透孔及び
ガイドパイプ4にアンカーボルト2の上端が貫通固定さ
れる。該固定は前記透孔3及びガイドパイプ4に貫通し
たアンカーボルト2の上半部に構成されている雄螺子2
a部に下締ナット6及び上締ナット7を螺合して行わ
れ、その結果、アンカーボルト2の上下動が完全阻止さ
れる。
ガイドパイプ4にアンカーボルト2の上端が貫通固定さ
れる。該固定は前記透孔3及びガイドパイプ4に貫通し
たアンカーボルト2の上半部に構成されている雄螺子2
a部に下締ナット6及び上締ナット7を螺合して行わ
れ、その結果、アンカーボルト2の上下動が完全阻止さ
れる。
【0012】つぎにアンカ−ボルト2を支持したガイド
プレ−ト1がアンカ−ボルト2の埋設部分を下方にして
埋設位置に水平支持される。該ガイドプレ−トの水平支
持は躯体コンクリ−ト13の打設部分から行わずに打設
部分外において行われる。
プレ−ト1がアンカ−ボルト2の埋設部分を下方にして
埋設位置に水平支持される。該ガイドプレ−トの水平支
持は躯体コンクリ−ト13の打設部分から行わずに打設
部分外において行われる。
【0013】例えば、躯体コンクリ−ト13の流し込み
のために設けられた外枠体9を利用し、該外枠体9間に
水平支持部材10を平行に架け渡し、該水平支持部材1
0間の所定位置にガイドプレ−ト1を固定する等の方法
で行われる。
のために設けられた外枠体9を利用し、該外枠体9間に
水平支持部材10を平行に架け渡し、該水平支持部材1
0間の所定位置にガイドプレ−ト1を固定する等の方法
で行われる。
【0014】もっとも、前記水平支持部材10の両端を
支持する調整自在の支持台を別に設けてもよい。また、
水平支持部材10が長尺の場合には適宜中間部に支持杆
等を設けて水平支持部材10の撓みを防止することが望
ましい。
支持する調整自在の支持台を別に設けてもよい。また、
水平支持部材10が長尺の場合には適宜中間部に支持杆
等を設けて水平支持部材10の撓みを防止することが望
ましい。
【0015】その後躯体コンクリート13の流し込みが
行われるが、本発明によればアンカーボルト2がガイド
プレート1、ガイドパイプ4、下締ナット6及び上締ナ
ット7によって定位置に固定されているため流し込まれ
た躯体コンクリート13によって傾斜させられたり、浮
き上がったりすることがなく所定の位置に正確に起立埋
設される。
行われるが、本発明によればアンカーボルト2がガイド
プレート1、ガイドパイプ4、下締ナット6及び上締ナ
ット7によって定位置に固定されているため流し込まれ
た躯体コンクリート13によって傾斜させられたり、浮
き上がったりすることがなく所定の位置に正確に起立埋
設される。
【0016】なお、前記ガイドパイプ4の適位置まで躯
体コンクリ−ト13を流し込んでもよく、その場合には
躯体コンクリ−ト13が半乾きの状態の内に前記ガイド
プレ−ト1、同ガイドパイプ4をアンカ−ボルト2の上
端から取り外し(図5参照)、該取り外したガイドプレ
−ト1を裏返しにしてその透孔3をアンカ−ボルト2の
上端に適合固定(図6参照)すれば必然的に正確な位置
決めが行われ、そのまま躯体コンクリ−ト13の固化を
待てば定位置にアンカ−ボルト2が埋設されるものであ
る。
体コンクリ−ト13を流し込んでもよく、その場合には
躯体コンクリ−ト13が半乾きの状態の内に前記ガイド
プレ−ト1、同ガイドパイプ4をアンカ−ボルト2の上
端から取り外し(図5参照)、該取り外したガイドプレ
−ト1を裏返しにしてその透孔3をアンカ−ボルト2の
上端に適合固定(図6参照)すれば必然的に正確な位置
決めが行われ、そのまま躯体コンクリ−ト13の固化を
待てば定位置にアンカ−ボルト2が埋設されるものであ
る。
【0017】本発明は、アンカ−ボルト2を埋設する面
積が広く、埋設するアンカ−ボルト2が多数ある場合で
も長い水平支持部材10を架け渡すことにより容易かつ
迅速に埋設を行うことができる。
積が広く、埋設するアンカ−ボルト2が多数ある場合で
も長い水平支持部材10を架け渡すことにより容易かつ
迅速に埋設を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を詳細に説明す
る。図1はアンカ−ボルトのセット過程を示す斜視図、
図2はその要部分解図、図3は躯体コンクリ−トの流し
込み固化状態を示す縦断面図、図4は他の躯体コンクリ
−トの流し込み半乾き状態を示す縦断面図、図5はガイ
ドプレ−ト、同ガイドパイプを取り外した状態を示す縦
断面図、図6はガイドプレ−トによる位置決め状態を示
す縦断面図である。
る。図1はアンカ−ボルトのセット過程を示す斜視図、
図2はその要部分解図、図3は躯体コンクリ−トの流し
込み固化状態を示す縦断面図、図4は他の躯体コンクリ
−トの流し込み半乾き状態を示す縦断面図、図5はガイ
ドプレ−ト、同ガイドパイプを取り外した状態を示す縦
断面図、図6はガイドプレ−トによる位置決め状態を示
す縦断面図である。
【0019】まず、本発明で使用されるガイドプレート
1について説明する。該ガイドプレート1は鉄板等から
なり、アンカーボルト2の上端部が貫通する透孔3が設
けられ、さらに該透孔3部にそれぞれガイドパイプ4が
設けられて構成される。
1について説明する。該ガイドプレート1は鉄板等から
なり、アンカーボルト2の上端部が貫通する透孔3が設
けられ、さらに該透孔3部にそれぞれガイドパイプ4が
設けられて構成される。
【0020】前記透孔3及びガイドパイプ4は、埋設す
るアンカ−ボルト2の本数及び埋設間隔に合わせて設け
られる。また、ガイドパイプ4は埋設するアンカ−ボル
ト2の上端部を貫通させた時、該貫通させたアンカ−ボ
ルト2にがたつきが生じない太さのものが使用され、前
記ガイドプレ−ト1の各透孔3部に溶接等により取り付
けられる。図中、5は取付孔、15は取っ手である。
るアンカ−ボルト2の本数及び埋設間隔に合わせて設け
られる。また、ガイドパイプ4は埋設するアンカ−ボル
ト2の上端部を貫通させた時、該貫通させたアンカ−ボ
ルト2にがたつきが生じない太さのものが使用され、前
記ガイドプレ−ト1の各透孔3部に溶接等により取り付
けられる。図中、5は取付孔、15は取っ手である。
【0021】本発明の方法の発明について説明する。ま
ず、前記ガイドプレート1のガイドパイプ4及び透孔3
部のガイドパイプ4方向からアンカーボルト2の上端が
貫通固定される。すなわち、アンカーボルト2の上半部
に構成された雄螺子2aの所定位置に下締ナット6を螺
合し、その上端部を前記ガイドプレート1のガイドパイ
プ4及び透孔3に貫通し、突出した雄螺子2a部に上締
ナット7を螺合して固定する。
ず、前記ガイドプレート1のガイドパイプ4及び透孔3
部のガイドパイプ4方向からアンカーボルト2の上端が
貫通固定される。すなわち、アンカーボルト2の上半部
に構成された雄螺子2aの所定位置に下締ナット6を螺
合し、その上端部を前記ガイドプレート1のガイドパイ
プ4及び透孔3に貫通し、突出した雄螺子2a部に上締
ナット7を螺合して固定する。
【0022】つぎにアンカ−ボルト1の埋設部分を下方
にして前記ガイドプレ−ト1が埋設位置に水平支持され
る。該ガイドプレ−ト1の水平支持は、例えば、図1に
示すごとく、躯体コンクリ−ト13の打設のために設け
た外枠体9を台部として利用し、該外枠体9間にH鋼等
からなる水平支持部材10を平行に架け渡し、該水平支
持部材10間の所定位置に前記アンカ−ボルト2を貫通
支持したガイドプレ−ト1を載置し、その取付孔5を利
用してボルト11にて固定してなる。
にして前記ガイドプレ−ト1が埋設位置に水平支持され
る。該ガイドプレ−ト1の水平支持は、例えば、図1に
示すごとく、躯体コンクリ−ト13の打設のために設け
た外枠体9を台部として利用し、該外枠体9間にH鋼等
からなる水平支持部材10を平行に架け渡し、該水平支
持部材10間の所定位置に前記アンカ−ボルト2を貫通
支持したガイドプレ−ト1を載置し、その取付孔5を利
用してボルト11にて固定してなる。
【0023】図中、12は捨てコンクリ−ト8上に枠組
みされた鉄筋である。つぎに図3に示すごとく、アンカ
−ボルト2の適位置まで躯体コンクリ−ト13が流し込
まれる。そしてその後、躯体コンクリ−ト13の固化を
確認してボルト11及び上締ナット7を外して前記ガイ
ドプレ−ト1、同ガイドパイプ4が取り外され、さらに
下締ナット6も取り外されてアンカ−ボルト2の埋設が
完了する。
みされた鉄筋である。つぎに図3に示すごとく、アンカ
−ボルト2の適位置まで躯体コンクリ−ト13が流し込
まれる。そしてその後、躯体コンクリ−ト13の固化を
確認してボルト11及び上締ナット7を外して前記ガイ
ドプレ−ト1、同ガイドパイプ4が取り外され、さらに
下締ナット6も取り外されてアンカ−ボルト2の埋設が
完了する。
【0024】前記方向によれば、ガイドプレート1と、
そこに設けられたガイドパイプ4、下締ナット6及び上
締ナット7の働きで躯体コンクリート13の流し込み時
にもアンカーボルト2が傾斜させられたり、浮き上がっ
たりすることがなく、さらに固化完了まで定位置に固定
されているため埋設精度が向上させられる。
そこに設けられたガイドパイプ4、下締ナット6及び上
締ナット7の働きで躯体コンクリート13の流し込み時
にもアンカーボルト2が傾斜させられたり、浮き上がっ
たりすることがなく、さらに固化完了まで定位置に固定
されているため埋設精度が向上させられる。
【0025】さらに隣設する複数本のアンカ−ボルト2
を一枚のガイドプレ−ト1に簡単に一括セットして埋設
することができるとともに、広範囲におけるセット作業
も熟練を要せず機械的に行うことができ経済的である。
を一枚のガイドプレ−ト1に簡単に一括セットして埋設
することができるとともに、広範囲におけるセット作業
も熟練を要せず機械的に行うことができ経済的である。
【0026】なお、前記方法によれば、アンカ−ボルト
2として比較的長いものを用意しなければならず、さら
に躯体コンクリ−ト13からの突出部が長いため各種構
築物の建造に際して上方を切断等しなければならない場
合が生じる。
2として比較的長いものを用意しなければならず、さら
に躯体コンクリ−ト13からの突出部が長いため各種構
築物の建造に際して上方を切断等しなければならない場
合が生じる。
【0027】もっとも、ガイドパイプ4を短く構成し、
ガイドプレ−ト1の水平支持位置を低くすればよいが、
ガイドパイプ4をあまり短くするとガイド機能が弱くな
り、また、ガイドプレ−ト1の水平支持位置を低くする
ことは現場によっては不可能な場合がある。
ガイドプレ−ト1の水平支持位置を低くすればよいが、
ガイドパイプ4をあまり短くするとガイド機能が弱くな
り、また、ガイドプレ−ト1の水平支持位置を低くする
ことは現場によっては不可能な場合がある。
【0028】そこでつぎに、請求項2の発明について述
べる。この請求項2の発明では、図4に示すごとく、躯
体コンクリ−ト13がガイドパイプ4の適位置まで流し
込まれる。しかしながらそのまま固化させるとガイドパ
イプ4、同ガイドプレ−ト1の取り外しができなくな
る。
べる。この請求項2の発明では、図4に示すごとく、躯
体コンクリ−ト13がガイドパイプ4の適位置まで流し
込まれる。しかしながらそのまま固化させるとガイドパ
イプ4、同ガイドプレ−ト1の取り外しができなくな
る。
【0029】そこで、躯体コンクリ−ト13の流し込み
後、半乾きの状態の内に図5に示すようにガイドプレ−
ト1、同ガイドパイプ4が取り外される。しかしなが
ら、該ガイドプレ−ト1及びガイドパイプ4が取り外さ
れるとアンカ−ボルト2が半乾きの躯体コンクリ−ト1
3のなかで不安定になり位置ずれが生じる可能性が考え
られる。また、ガイドプレ−ト1、同ガイドパイプ4の
取り外し時にアンカ−ボルト2が動かされる可能性があ
る。
後、半乾きの状態の内に図5に示すようにガイドプレ−
ト1、同ガイドパイプ4が取り外される。しかしなが
ら、該ガイドプレ−ト1及びガイドパイプ4が取り外さ
れるとアンカ−ボルト2が半乾きの躯体コンクリ−ト1
3のなかで不安定になり位置ずれが生じる可能性が考え
られる。また、ガイドプレ−ト1、同ガイドパイプ4の
取り外し時にアンカ−ボルト2が動かされる可能性があ
る。
【0030】そこで図6に示すごとく、取り外したガイ
ドプレ−ト1を裏返しにしてその透孔3をアンカ−ボル
ト2の上端に適合させ、ボルト11で水平支持部材10
に固定する。その結果アンカ−ボルト2の位置決めが行
われ、同時に躯体コンクリ−ト13の固化が行われる。
ドプレ−ト1を裏返しにしてその透孔3をアンカ−ボル
ト2の上端に適合させ、ボルト11で水平支持部材10
に固定する。その結果アンカ−ボルト2の位置決めが行
われ、同時に躯体コンクリ−ト13の固化が行われる。
【0031】なお、図5に示された前記ガイドパイプ4
を抜いたあとの空間14には前記流し込まれた半乾きの
状態の躯体コンクリ−ト13を鏝等で押えることによっ
て充填することができ、さらには別に用意したモルタル
を後に充填してもよいものである。
を抜いたあとの空間14には前記流し込まれた半乾きの
状態の躯体コンクリ−ト13を鏝等で押えることによっ
て充填することができ、さらには別に用意したモルタル
を後に充填してもよいものである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、アンカーボルトの埋設
作業を熟練を要せず容易かつ迅速に行うことができ経済
的であるとともに、正確な埋設が可能であり埋設精度の
向上が図られる。
作業を熟練を要せず容易かつ迅速に行うことができ経済
的であるとともに、正確な埋設が可能であり埋設精度の
向上が図られる。
【図1】本発明におけるアンカ−ボルトのセット状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】本発明の要部分解図である。
【図3】躯体コンクリ−トの流し込み固化状態を示す縦
断面である。
断面である。
【図4】他の躯体コンクリ−トの流し込み半乾き状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図5】図4の状態からガイドプレ−ト、同ガイドパイ
プを外した状態を示す縦断面図である。
プを外した状態を示す縦断面図である。
【図6】ガイドプレ−トによる位置決め状態を示す縦断
面図である。
面図である。
1 ガイドプレ−ト 2 アンカ−ボルト 3 透孔 4 ガイドパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 アンカーボルト上端部が貫通する透孔と
該透孔部にガイドパイプを設けたガイドプレートのガイ
ドパイプ方向からアンカーボルト上端を貫通し、アンカ
ーボルト上半部に構成された雄螺子部に螺合した下締ナ
ット及び上締ナットにより前記ガイドプレートのガイド
パイプ部に固定し、前記アンカーボルトの埋設部分を下
方にして前記ガイドプレートを埋設位置に水平支持して
アンカーボルト適位置までコンクリートを流し込み固化
させることを特徴とするアンカーボルト埋設工法。 - 【請求項2】 アンカーボルト上端部が貫通する透孔と
該透孔部にガイドパイプを設けたガイドプレートのガイ
ドパイプ方向からアンカーボルト上端を貫通し、アンカ
ーボルト上半部に構成された雄螺子部に螺合した下締ナ
ット及び上締ナットにより前記ガイドプレートのガイド
パイプ部に固定し、前記アンカーボルトの埋設部分を下
方にして前記ガイドプレートを埋設位置に水平支持して
アンカーボルト適位置までコンクリートを流し込み、該
コンクリートが半乾きの状態の内にガイドプレート、同
ガイドパイプをアンカーボルト上端部から取り外し、取
り外したガイドプレートを裏返しにしてその透孔をアン
カーボルト上端に適合固定して位置決めを行いつつコン
クリートを固化させるてとを特徴とするアンカーボルト
埋設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157895A JP2649205B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アンカーボルト埋設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157895A JP2649205B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アンカーボルト埋設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06346462A JPH06346462A (ja) | 1994-12-20 |
JP2649205B2 true JP2649205B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15659768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5157895A Expired - Lifetime JP2649205B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アンカーボルト埋設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649205B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015218503A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 高砂熱学工業株式会社 | 基礎コンクリートの施工方法 |
KR102033453B1 (ko) * | 2018-10-23 | 2019-10-17 | 윤병희 | 엘리베이터 승강장 출입구의 문턱 시공방법 |
JP7322696B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2023-08-08 | 積水ハウス株式会社 | アンカーボルト用吊り治具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0215639U (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-31 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5157895A patent/JP2649205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06346462A (ja) | 1994-12-20 |
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |