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JP2644769B2 - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JP2644769B2
JP2644769B2 JP26379087A JP26379087A JP2644769B2 JP 2644769 B2 JP2644769 B2 JP 2644769B2 JP 26379087 A JP26379087 A JP 26379087A JP 26379087 A JP26379087 A JP 26379087A JP 2644769 B2 JP2644769 B2 JP 2644769B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/48Electron guns
    • H01J2229/4834Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials
    • H01J2229/4837Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials characterised by the potentials applied
    • H01J2229/4841Dynamic potentials

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インライン型カラー受像管用電子銃を備え
た受像管に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は、従来構造の電子銃を備えたカラー受像管の
平面図である。ガラス外囲器1のフェースプレート部2
の内壁に3色の蛍光体を交互に塗布した蛍光面3が支持
されている。陰極6,7,8の中心軸17,18,19は,G1電極9,G2
電極10,主レンズを構成するG3電極11,G4電極12,G5電極1
3,G6電極14,および遮蔽カップ15の、それぞれの陰極に
対応する開孔部の中心軸と一致し、共通平面上に互いに
ほぼ平行に配置されている。上記共通平面に沿った方向
を、以後水平方向とする。G5電極13,およびG6電極14の
開孔部から各電極内部方向に突出した円筒部分のうち、
外側方向に配置された円筒部分の中心軸は、中心軸17,1
9に対して外側に偏心している。
各陰極から射出される3本の電子ビームは、中心軸1
7,18,19に沿って主レンズに入射する。第2図の例で
は、主レンズはG3,G4,G5電極により形成されるいわゆる
Uni−Potential Focusing電子レンズ、すなわちUOFレン
ズと、G5,G6電極により形成されるいわゆるBi−Potenti
al Focusing電子レンズ、すなわちBPFレンズの2つの電
子レンズの組合わせにより構成されている。G6電極は14
は、遮蔽カップ15、ガラス外囲器内部に設けられた導電
膜5と同電位になっており、20〜30kV程度の高電圧が与
えられている。G3,G5電極には5〜9kV程度の集束電圧が
与えられる。G4電極には、G2電極とほぼ同一な電位400
〜1000V程度の低電位が与えられる。主レンズに入射し
た電子ビームは、上記2つの電子レンズにより集束され
る。中心軸18に沿って入射する中央ビームに対しては主
レンズは軸対称に形成されているので、中央ビームは主
レンズにより集束された後、中心軸18に沿った軌道を直
進する。一方、外の中心軸17,19に沿って形成される主
レンズを構成する電子レンズのうち、G5,G6電極により
形成されるBPFレンズでは、G6電極の中心軸が外側にず
れているため、G6電極内で電子ビームはレンズ中心軸よ
り中側を通過することになり、集束と同時に中心軸18方
向に軌道が曲げられる。こうして、外側中心軸17,19に
沿って主レンズに入射する外側ビームは,主レンズによ
って集束されると同時に、中央ビーム方向に集中され
る。以上により、3本の電子ビームはシャドウマスク4
上で結像し、さらに互いに重なり合うように集中する。
このように,各電子ビームを集中させる操作をコンバー
ゼンスとよび、特に画面中央でコンバーゼンスをとるこ
とを静コンバーゼンス(以後STCと略す)とよぶ。各電
子ビームはシャドウマスクにより色選別をうけ、各々に
対応する色の蛍光体を励磁発光させる成分だけがシャド
ウマスクの開孔を通過し、蛍光面に到る。また、電子ビ
ームを蛍光面上で走査するため、外部磁気偏向ヨーク16
が設けられている。
上記のように3本の電子ビーム通路が一水平平面上に
配置されるインライン電子銃と、特殊な非斉一磁界分布
を形成するいわゆるセルフコンバーゼンス偏向ヨークを
組合わせることにより、画面中央でSTCがとれていれ
ば、他の画面全域にわたってコンバーゼンスをとれると
いうことが知られている。しかし,一般にセルフコンバ
ーゼンス偏向ヨークでは、磁界の非斉一性のため偏向収
差が大きく、画面周辺部で解像度が低下するという問題
がある。第3図は、電子ビームスポットが偏向収差によ
り変形される様子を模式的に示したものである。画面周
辺部では斜線で示した電子ビームの高輝度部分(コア)
が水平方向に拡がり、低輝度部分(ハロ)が垂直方向に
拡がっている。
特開昭61−74246号公報に、この問題を解決するため
の一手段が示されている。第4図に、本従来例による電
子銃の構造の一例を示す。G4電極12を陰極から蛍光面に
向って第1部材121,第2部材122,第3部材123に3分割
する。第1,第3部材にはG2電極電位とほぼ同一の低電位
が与えられる。第2部材122には水平方向に長いスリッ
ト状の開孔が設けられ、偏向ヨークに供給される偏向電
流に同期してダイナミックに変動する電位、すなわちダ
イナミック電位が与えられる。偏向量が大きいときに
は、第1、第3部材と第2部材の電位差が大きくなるの
で、スリットにより形成される4重極レンズ強度が強く
なり、電子ビームスポットには大きな非点収差が生じ
る。第2部材122の電位が、第1部材121,第3部材123の
電位より高ければ、非点収差はコアを垂直方向に長く、
ハロを水平方向に長く引き伸ばす効果をもつので、第3
図に示した、電子ビーム偏向にともなう非点収差をうち
消すことができ、画面周辺解像度を向上させることがで
きる。一方、電子ビームが偏向されないときは、第2部
材122の電圧を低下させて4重極レンズが形成されない
ようにし、画面中央部で非点収差が発生しない条件にで
きるので、画面中央部での解像度劣化は生じない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来例は、非点収差補正は行えるが、ダイナミッ
クフォーカスを同時に行うことはできないという問題点
があった。
第5図は、第4図の従来例について実際に試作を行
い、その効果を実測により求めたものである。試作電子
銃の主要部寸法は、次の通りである。
G3電極長 2.7 G4電極第1,第3部材開孔径 φ4.0 G4電極第1,第3部材電極厚さ 0.5 G4電極第2部材開孔径,l1 φ4.0 G4電極第2部材スリット部開孔径,l2 φ7.0 G4電極第2部材スリット幅,W 3.0 G4電極第2部材電極厚さ 0.7 G5電極長 26.33 (単位mm) また、G6電極4極14への印加電圧(Eb)を25kV、G4電
極の第1,第3部材121,123への印加電圧を250Vとする。
シャドウマスク4と、G5電極13のG6電極14側端部との間
の距離を340mmとし、シャドウマスク上に電子ビームを
集束させる。
G4電極第1、第3部材121、123に印加するダイナミッ
ク電位VG4′を変化させ、画面中央部で電子ビームスポ
ットの水平方向ハロが消えるときのG3、G5電位(Vf)の
値Vfhと、垂直方向ハロが消えるときのG3,G5電位(Vf
の値Vfvを測定する。VG4′が680Vのとき、VfvとVfvの値
が等しくなり、4重極レンズは形成されず、非点収差は
生じない。VG4′の値を上昇させると、非点収差電圧ΔV
f、すなわちVfhからVfvを差し引いた値が増大する。ΔV
fの値が十分に大きければ、偏向による非点収差が強い
場合でも、これを打ち消して画面周辺部解像度を向上さ
せることができる。例えばVG4′を1500Vに上昇させた場
合、第5図の実線から分るように、ΔVfの値は1100Vに
なる。したがって、偏向による非点収差がΔVfの値で−
1100V以内であれば、VG4′を680Vから1500Vまで,偏向
量に応じてンダイナミックに変化させることよりうち消
すことができる。
第5図には、集束電圧平均値の値も示してある。
は、ダイナミックフォーカスの特性を表わす。
VG4′の増大とともにが減少すればダイナミックフ
ォーカスを実現できる。すなわち、が減少するとい
うことは、画面中央部に電子ビームを集束させるために
は集束電圧を低下させる必要があり、逆に集束電圧が一
定であれば、中央部では、集束点は画面より先に延びる
ということを意味する。したがって画面位置が遠くなる
周辺部では画面上に電子ビームを集束させること、すな
わたダイナミックフオーカスが可能になるのである。
ところが、第5図の破線から分るようにの値は、
VG4′の増加とともに逆に増大している。したがってダ
イナミックフォーカスは実現できず、逆に、集束点と画
面との間の距離は拡大することになる。
また第4図の従来例の構造の電子銃では、G4電極第2
部材122の両端のスリット開孔が中央のスリット開孔と
接近しているため、中心軸17,19に沿って入射する両外
側電子ビームを集束する各電子レンズは、中心軸17、あ
るいは19を含む垂直面に対して非対称になり、外側電子
ビーム軌道が、中央の電子ビームと反対方向に曲げられ
てしまうという問題点も生じる。これはコンバーゼンス
に悪影響を及ぼす。また、解析例ではスリットの長さl2
を7.0mmとしているが3本の電子ビームの中心軸17,18,1
9の間の距離が小さい場合l2の値は小さくせざるを得な
い。一例として、中心軸17,18,19間距離が5.5mmであれ
ばl2は5.0mm程度にしかできず、このとき、非点収差の
補正の能力は大幅に低下する。また第1部材、第2部材
電位をG2電極10の電位と一同とし、通常のG2電極電位65
0V程度に増大させると、これも非点収差補正能力を大幅
に低下させる。
本発明の目的は、比較的電位のダイナミック電位を発
生する回路で非点収差補正とダイナミックフォーカスを
同時に実現でき、またこのときコンバーゼンスに対する
悪影響を生じない電子銃を備えたカラー受像管を与える
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
ダイナミックフォーカスを行うためには、電子ビーム
を画面周辺部に偏向したときG4電位を上昇させG3,G4,G5
電極により構成されるUPFレンズ強度を弱めればよい。
非点収差補正を同時に行うときは、G4電極を第1部材12
1,第2部材122,第3部材123に分割し、第2部材に非円
形開孔を設け、第1,第3部材との電位差が偏向電流に同
期して変化するようにすればよい。このとき、第2部材
電位を一定とし、第1,第3部材料電位を偏向電流に応じ
て変化させるダイナミック電位とする構成がダイナミッ
クフォーカスには効果的である。
またコンバーゼンスに対する悪影響をとり除くために
は、第2部材に設ける非円形開孔を、垂直方向に長いス
リット状開孔とすればよい。このような構成では、電子
ビーム偏向量が大きいとき第1,第3部材のダイナミック
電位を増大させれば主レンズ強度が弱まるのでダイナミ
ックフォーカスを実現でき、同時に一定値である第2部
材電位との電位差が拡大し、偏向による非点収差をうち
消すための、逆方向の非点収差を増大させることができ
る。
〔作用〕
G4電極第2部材122に非円形開孔を設け、第1,第3部
材121,123との電位差を偏向電流に同期するように変化
させることにより、偏向による非点収差を補正できる。
このとき、偏向時に第1,第3部材電位を上昇させ第2部
材電位を低下させる構成にすると、G3電極11と第1部材
121,G5電極13と第3部材123は直接対向しているので、
レンズ強度を弱める動作、すなわちダイナミックフォー
カスを有効に行える。一方、第4図の従来例のように第
1、第3部材電位を固定し、第2部材電位を上昇させる
構成にすると、電位上昇の影響が第1、第3部材121,12
3によりシールドされるので、G3〜G5電極間でのレンズ
強度の変化量が少く、ダイナミックフォーカスを有効に
行うことができない。なお、偏向時に第1、第3部材電
位を上昇させ、第2部材122の電位を一定にする動作法
も考えられるが、第2部材電位を偏向量に応じて低下さ
せると、非点収差補正効果が強くなる。
また第2部材開孔部を非円形開孔にして、垂直方向に
長いスリット状開孔を設けると、隣接する開孔の影響を
うけないので、水平方向に長いスリット状開孔を設けた
場合のように、コンバーゼンスを乱されることがない。
〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。G6
電極14には、遮蔽カップ15を通じて20〜30kVの高電位
(Eb)が印加されている。G3電極11,G5電極13には5〜1
0kVの中程度の電位(集束電位…Vf)が印加されてい
る。3つの部材121,122,123に分割されたG4電極12には1
00〜1500Vの低電位が印加される。G3,G4,G5電極によりU
PFレンズが,G5,G6電極によりBPFレンズが形成され、電
子ビームはこの2つの電子レンズの組合わせにより構成
される主レンズによって集束される。
3つの部材の中央に配置された第2部材122の開孔部
には垂直方向に長いスリットが設けられており、偏向電
流に同期して変化する第1のダイナミック電位VG4が印
加される。部材122の両側に配置された第1,第3部材12
2,123には同電位VG4′が印加される。VG4′は偏向電流
に同期して変化するダイナミック電位とする。偏向電流
が大で電子ビーム偏向量が大きいときVG4の値を低下さ
せて、スリットにより形成される非軸対称レンズ強度を
強め、電子ビーム偏向に伴う非点収差をキャンセルす
る。
第6図は、第1図の実施例についてその効果を計算機
を用いて解析した結果である。
解析を行った電子銃主レンズの具体的寸法は以下の通
りである。
G3電極開孔径(G2電極側) φ1.5 G3電極開孔径(G4電極側) φ4.0 G3電極長 2.7 G4電極第1,第3部材開孔径 φ4.0 G4電極第1,第3部材電極長 0.5 G4電極第2部材開孔径l2 φ4.0 G4電極第2部材スリット部開等径l2 φ6.0 G4電極第2部材スリット幅W 3.0 G4電極第2部材電極長 0.7 G5電極開孔径(G4電極側) φ4.0 G5電極開孔径(G6電極側) φ8.0 G5電極長 24.3 G6電極開孔径 φ8.0 (単位:mm) また、G6電極14への印加電圧(Eb)を25kV、シャドウ
マスク4とG3電極13のG4電極側端部の間の距離を340mm
とし、このシャドウマスク上に電子ビームを集束させ
る。
G4電極第2部材に122に印加する第1のダイナミック
電圧VG4および第1、第3部材121,123に印加する第2の
ダイナミック電位V,G4′を変化させ、各VG4、VG4′の値
に対して、画面中央部において電子ビームスポットの水
平方向ハロが消えるときのG3,G5電位(Vf)の値Vfhと、
垂直方向ハロが消えるときのG3,G5電位(Vf)の値Vfv
それぞれ求める。第6図よりVG4′が260V,VG4が700Vの
ときVfhとFfvの値が等しくなり、電子ビームに非点収差
が生じなくなる。VG4′の値を上昇させ、VG4の値を低下
させると非点収差が強くなり非点収差電圧でΔVf、すな
わちVfhからVfvを差し引いた電圧値が増大する。このと
きVfhからVfvの平均値、すなわち集束電圧平均値
値は低下する。これは主レンズ強度が弱くなっているこ
とを示す。したがってVG4′を上昇、VG4を低下させたと
きVfを一定値にしておくと、電子ビームが集束される位
置と主レンズとの間の距離が延長されダイナミックフォ
ーカスが実現されることになる。
偏向に伴う非点収差を補正するためには、電子ビーム
が画面周辺部に偏向されるときVG4′の値を上昇させ、V
G4の値を低下させ、主レンズによる非点収差を増大させ
ればよい。主レンズによる非点収差は水平方向のハロを
拡大し、垂直方向のハロを抑える作用をもつ。一方、偏
向による非点収差は垂直方向のハロを強くする作用をも
つので、これらの非点収差を互いにうち消すことができ
る。偏向量に応じてVG4′の値を大きくし、VG4の値を小
さくすれば画面上の各部分で偏向による非点収差を補正
できる。
こうして、VG4′の値を偏向量の増大に伴なって上
昇、VG4の値を低下させることにより、電子ビーム偏向
で生じる非点収差を補正し、同時にダイナミックフォー
カスを実現できる。
ここでVG4の値を固定し、VG4′だけをダイナミックに
変動させることによっても非点収差補正とダイナミック
フォーカスを同時に実現することができる。しかし、V
G4の値を600〜700V程度に固定すると、非点収差補正の
能力が低下し、ΔVfの最大値が600〜750Vに減少すると
いう問題が生じる。VG4をさらに増大させると非点収差
の能力が一層低下し、逆にVG4を減少させると、G3電極1
1,G4電極12,G5電極13で形成するUPFレンズ強度が増大
し、電子ビームが主レンズ内で強く集束される結果、空
間電荷効果により画面上でのビームスポット径が増大
し、特に画面中央部の解像度劣化が著しくなる。
第7図は、非点収差補正効果を強めるため第1,第3部
材の第2部材側に面した表面に水平方向に長いスリット
を設けた例である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、同一のダイナミック電圧発生回路
で、カラー受像管画面周辺部への電子ビーム偏向に伴う
非点収差を補正すると同時にダイナミックフォーカスも
実現できる。
本発明による、3本の電子ビームに対する各スリット
は縦方向に形成されているので互いの干渉が小さく、コ
ンバーゼンス特性などへの悪影響は生じない。
また、G4電極第1部材121,第3部材123に第1のダイ
ナミック電圧を印加すると同時に、第2部材122にも第
2のダイナミック電圧を印加するので、第2部材122の
電圧を固定したときよりも偏向収差補正の能力が向上す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)は本発明の実施例のカラー受像管に用いた
電子銃の水平断面図、第1図(b)はその主要部の斜眼
図、第2図は従来の電子銃を備えたカラー受像管の水平
断面図、第3図は従来の電子銃によるカラー受像管画面
各部の電子ビームスポット形状模式図、第4図(a)は
他の従来例電子銃の水平断面図、第4図(b)は、その
主要部斜眼図、第5図は従来例電子銃特性の測定結果を
示すグラフ、第6図は本発明実施例のカラー受像管に用
いた電子銃特性の測定結果を示すグラフ、第7図は本発
明の他の実施例のカラー受像管に用いた電子銃のG4電極
第1部材、第3部材の正面図および垂直断面図である。 符号の説明 1……ガラス外囲器,2……フェイスプレイト,3……蛍光
面,4……シャドウマスク,5……導電膜,6,7,8……陰極,9
……G1電極,10……G2電極,11……G3電極,12……G4電極,
13……G5電極,14……G6電極,15……遮蔽カップ,16……
外部磁気偏向ヨーク,17,18,19……電子ビーム初期通
路、121……G4電極第1部材,122……G4電極第2部材,12
3……G4電極第3部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 正和 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−143725(JP,A) 特開 昭61−74246(JP,A) 特開 昭61−42841(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電子ビームを発生させ、かつこれら
    の電子ビームを一水平平面上の互いに平行な初期通路に
    沿って蛍光面へ指向させる第1の電極手段と、上記各電
    子ビームを蛍光面に集束させるための主レンズを構成す
    る第2の電極手段とを有するインライン型電子銃を具備
    したカラー受像管において、上記主レンズを、上記第1
    の電極手段側から蛍光面側に順次配置されたG3電極、G4
    電極、G5電極、G6電極により構成し、G6電極に高電位
    を、G3、G5電極に中程度の電位を与え、G4電極を、上記
    第1の電極手段側から蛍光面側に向って、第1部材、第
    2部材、第3部材に3分割し、上記第2部材に設けられ
    た上記各電子ビーム通過孔を非円形形状とし、電子ビー
    ム偏向量の増大にともない上記第1部材と第3部材とに
    印加する電位が増大し、上記第2部材との電位差が増大
    することを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】上記第2部材に設けられた上記各電子ビー
    ム通過孔の上記一水平平面上の径が、上記一水平平面に
    垂直で、各開孔に対応する上記初期通路の1つを含む平
    面内の径に比較して小であり、かつ電子ビーム偏向量増
    大にともない、第1、第3部材に印加する電位が増大
    し、第2部材に印加する電位が減少することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】上記第1部材と第3部材とに印加される電
    位が共通であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のカラー受像管。
  4. 【請求項4】上記第1部材と第3部材の両側あるいは片
    側の表面の上記各電子ビーム通過孔周辺部に溝部を設
    け、上記各溝部が、上記一水平平面と一致する対称面を
    もつことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラ
    ー受像管。
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