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JP2642260B2 - カード装着装置 - Google Patents

カード装着装置

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Publication number
JP2642260B2
JP2642260B2 JP3223705A JP22370591A JP2642260B2 JP 2642260 B2 JP2642260 B2 JP 2642260B2 JP 3223705 A JP3223705 A JP 3223705A JP 22370591 A JP22370591 A JP 22370591A JP 2642260 B2 JP2642260 B2 JP 2642260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
side connector
sliding plate
connector
face
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3223705A
Other languages
English (en)
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JPH0546816A (ja
Inventor
誠 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEI AARU DEI KK
Original Assignee
TEI AARU DEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEI AARU DEI KK filed Critical TEI AARU DEI KK
Priority to JP3223705A priority Critical patent/JP2642260B2/ja
Publication of JPH0546816A publication Critical patent/JPH0546816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2642260B2 publication Critical patent/JP2642260B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前端面にコネクタを有
するカードを挿入し、本体装置のコネクタに係合して電
気的に接続するようにしたカード装着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コネクタを有するカードとしては例えば
データを記憶処理する集積回路を内蔵したいわゆるIC
メモリカードと称するものが存在する。このようなカー
ドは、データ処理するに当たり、データ処理装置である
本体と電気的に接続するため本体側コネクタと係合さ
せることが必要である。このため、従来においては、デ
ータ処理装置本体に、本体側コネクタを有するカード装
着部が設けられており、手動により、カードを装着して
コネクタを係合させ、また離脱させるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のカード装着
置においては、カードの装着を自動的に行うために、カ
ード装着部にカード送り用ローラを設けることも考えら
れるが、コネクタ同志の係合には大きな力を要するた
め、カード送り用ローラを設けるだけの構成では、カー
ドを自動的に係合させ、また離脱させることはできな
い。そこで本発明の目的は、自動的に、上述のようなコ
ネクタを有するカードを装着することができてカード側
コネクタを本体側コネクタに係合、離脱させることので
きる、小型、軽量で安価なカード装着装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカード装着装置は、カード装着部と、この
カード装着部に挿入されたカードのカード側コネクタが
設けられた前端面と対向するよう設けられた本体側コネ
クタとを有し、カード装着部内に挿入されたカードを前
方に送ってカード側コネクタを本体側コネクタと係合さ
せて電気的に接続させるカード装着装置において、カー
ドがカード装着部内に挿入されたことを検知するカード
挿入確認用検知手段と、このカード挿入確認用検知手段
よりの出力により駆動される駆動源と、この駆動源の駆
動力によって作動される、前記カードを前方に送る第1
のカード送り手段である送り用ローラと、前記カード装
着部内に、カードが挿入、離脱する方向に摺動可能に設
けられた摺動板と、 この摺動板に一体的に設けられた、
前記カードのカード側コネクタが本体側コネクタに接近
したときに摺動板上におけるカードの後端面に近接した
位置に突出する、当該カードの後端面を前方に押圧する
ための押圧手段と、この押圧手段が突出した後に、前記
駆動源の駆動力を前記摺動板を前方に移動させる力に変
換して摺動板に伝達し、前記カードを、その後端面に当
接した前記押圧手段を介して前記送り用ローラより大き
い力で前進させる第2のカード送り手段である伝達機構
と、この伝達機構によりカードが前進してカード側コネ
クタが本体側コネクタと係合したことを検知し、その出
力により前記駆動源の動作を停止させるコネクタ係合確
認用検知手段と、を備えたことを特徴とする。また、当
該カード装着装置は、駆動源が正逆転可能であると共
に、摺動板にカードの前端面に当接する当接部が設けら
れており、駆動源が逆転駆動されたとき、伝達機構を介
して摺動板が後方に移動されることにより、その当接部
を介してカードが後退されてカード側コネクタが本体側
コネクタから離脱され、その後逆転作動される送り用ロ
ーラによりカードが排出される構成とすることができ
る。更に、カード側コネクタが本体側コネクタと係合し
ている状態において、摺動板を伝達機構との接続状態か
ら解除すると共に当該摺動板を後方に移動させてカード
側コネクタを本体側コネクタから離脱させ、カードを排
出させる強制的手動カード排出機構を有することが好ま
しい。
【0005】
【作用】本発明におけるカード装着装置は、コネクタ同
志が接近するまでカード送り用ローラにてカードを送る
と同時にカードの後端面に近接した位置にカード押圧手
段が突出する。そして、突出したカード押圧手段がカー
ドの後端面を駆動源の大きな駆動力でもって押圧し、コ
ネクタ同志を係合することができる。
【0006】
【実施例】次に本発明のカード装着装置の一実施例を図
1〜図8に基づいて説明する。図1は平面的に見たカー
ドおよびカード装着装置の概要を示す説明図図2はカ
ードの前端面を示す正面図である。
【0007】1はICメモリのカードであり、前端面1
aにカード側コネクタ2(コネクタピンの受部)を有す
る。3はカード装着装置の本体、4は本体3に取付けら
れるカード装着部、5はカード装着部4内において前端
面1aが対向する位置に設けた本体側コネクタでありコ
ネクタピン、挿入ガイドを有する。そしてカード1がカ
ード装着部4に矢印Aで示す方向に挿入された状態でカ
ード側コネクタと本体側コネクタ5とを係合してカード
1を本体3側と電気的に接続するようになっている。
【0008】 6は駆動源としてのモータ、7はモータ
6の制御回路でありモータ6が正転、逆転および停止す
るように制御される。8はカード装着部4内に露出して
カード1の表、裏面に当るように配され回転自在に設け
られた一対のローラ8a、8bから成るカード送り用ロ
ーラである。ローラ8aはモータ6に連結されていてコ
ネクタ同志の係合位置では前記カード1の平面より離間
するようになっている。9はカード1がローラ8に達す
るまで挿入されていることを検知するカード挿入確認用
第1の検知部でありS1 はその検知用のスイッチであ
る。1bはカード1の前端面1aに形成された切欠部で
あり、特に図2で明らかなように前端面1aの両端に互
いに異なった形状で形成されている。10は切欠部1b
の左右を判別してカード1の表裏又は前後の誤挿入を検
知するための第2の検知部であり、S2 はその検知用の
スイッチである。11はカード1がカード側コネクタ2
と本体側コネクタ5とが係合する最終位置まで挿入され
ていることを検知するコネクタ係合確認用の第3の検知
部であり、S3 はその検知用のスイッチである。20は
カード1を離脱させる場合、有効に働く解除板22に設
けられた曲げ部であり、カード1の前端面1aが当接す
る当接部である。21は本体3に設けたガイドピン23
とガイド穴21aとにより矢印A、Bで示す方向に往復
摺動可能に配された摺動板である。
【0009】解除板22は連結部24によって摺動板2
1に規定された遊びをもって一体に連結されている。2
5はカード挿入口26の近辺に位置し摺動板21と一体
になされ摺動板21上に突出、後退可能に配された押圧
部(押圧手段)、27は押圧部25を突出、後退させる
制御部で摺動板21と一体になされており、カード側コ
ネクタ2が本体側コネクタ5に接近したときに押圧部2
5をカード1の後端面1cに近接した位置に突出させる
ように制御するものである。
【0010】28はカード側コネクタ2が本体側コネク
タ5に接近した位置から係合した位置の間で摺動板21
にモータ6の駆動力をスプリングを利用して一定に設定
した回転力で伝達し摺動板21を強制的に摺動させる伝
達部である。この一定に設定した回転力は送り用ローラ
の送り力に比べ極めて大なる力を有し、カード1のカー
ド側コネクタ2と本体側コネクタ5とを係合、および離
脱を可能とする。29はカード1を離脱および排出させ
るために指令するエジエクト操作用押しボタン、S4
そのスイッチである。制御回路7には第1の検知部9、
第2の検知部10、第3の検知部11の夫々のスイッ
チ、S1 、S2 、S3 およびスイッチS4 が接続されて
いる。制御回路7は第1の検知部9がカード1の挿入を
検知すると、モータ6を正転させてローラ8aがカード
1を矢印Aで示す方向(挿入方向)に送るようになって
いる。また制御回路7は第3の検知部11がカード1の
係合が完了したことを検知するとモータ6の回転を停止
させる。そして押しボタン29を押圧するとモータ6を
逆転させて摺動板21を強制的に摺動させ、コネクタ同
志を離脱させる、と同時にローラ8aがカード1を矢印
Bで示す方向(排出方向)に送るようになっている。更
に、制御回路7は第2の検知部10が誤挿入を検知する
と(設定時間内にスイッチS2 が閉成しないと)モータ
6を逆転しカード1を矢印Bで示す方向(排出方向)に
送るようになっている。
【0011】図3はカード装着装置の上面を除去した状
態での平面図、図4はカード装着装置の前面を除去した
状態での正面図、図5はカード装着装置の一部断面とし
た左側面図、図6は図3のA−A’線断面図、図7は図
3における押圧部分を示す断面図、図8はカード装着装
置の手動によるカード離脱方法の部分を示す平面図、図
9は図8のB−B’線断面図であって、夫々の具体的な
構成を示す。
【0012】前述した送り用ローラ8はカード1の表裏
面に対向して配された送り用ローラ8a、8bからなっ
ている。送り用ローラ8aは回転軸30aに一体的に回
転するように固着されている。30bは回転軸30aを
受ける軸受で夫々回動アーム31a、31bに固定して
ある。32は回動アーム31a、31bを左右同期して
回動自在に動かす為の回動軸、37は回動アーム31
a、31bを補強するためのアーム固定軸である。36
はコネクタ同志の係合位置のとき前記カード1の表面よ
り送り用ローラ8aを摺動板21に形成したローラ用カ
ム部21bと当接しスプリング33に抗して離間させる
ためのローラであり、回動アーム31a、31bに設け
てあり一対を成している。
【0013】33は送り用ローラ8aと8bの間にカー
ド1を挟持して送るため回動アーム31a、31bを回
動偏倚させるためのスプリング。特に図3、図6で明ら
かなように回転軸30aの一方の端には歯車30cが固
着されている。この歯車30cはモータ6の回転軸6a
からの回転力を伝達するための複数の歯車からなる歯車
列の送り用ローラ連結部35、を介して伝達されるよう
になっている。この送り用ローラ連結部35はモータ6
を取付けているモータ取付板34に一体的に設けられた
支軸に回転自在に軸支されている。
【0014】詳細には回転軸6aに固着されたウオーム
6bに直交して歯合する歯車35aの歯車列であり、歯
車35a、35b・・・35fからなっている。また6
cはモータ6のスラスト荷重を受けるための鋼球、3e
は鋼球6cの受け面を形成するために本体3の主体をな
す本体ベースの一部を曲げ起した鋼球受け部、3aは本
体3の主体をなす本体ベースの一部を曲げ起こして形成
した軸受け曲げ部であり、回動軸32を受ける軸受部、
3bは図5で明らかなように本体ベースの一部に形成し
て回転軸30aがカード1の無い時に一方の端を受ける
ためのストッパー部、3cは図6で明らかなようにカー
ド1の裏面を受ける片一方の送り用ローラ8bの支軸3
9を固定し設けるための本体ベースの一部を曲げ起こし
て形成した支軸曲げ部、3dは後述するコネクター係合
終端位置検出部である第3の検出部11の構成部品を受
けるための本体ベースの一部を曲げ起こして形成したス
トッパー曲げ部である。
【0015】4aはカード1の挿入、排出時にカードの
両端部を案内する一対のコ形のカード装着部4の主体を
なすカードガイド、4bはカード1の排出時にカード1
の慣性力によってカード1がカード挿入口26から飛出
すのを防止するためのカード装着部4の一部に形成した
板バネ部、4cは送りローラ8bを送り用ローラ8aと
の間にカード1を挟持して送るためにカード装着部4内
に露出するように設けたローラ用切欠部である。
【0016】図5で明らかなように他方の左側面側に配
される送りローラ8bは第1の検知部9に回転自在に取
付けられており、9bはその支軸である。支軸9bはス
イッチS1 の可動接点が当接可能なように配され、カー
ド1の挿入により送りローラ8bがねじりバネ17の回
動偏倚力に逆って後退したときにスイッチ当接部9cを
押圧しスイッチS1 を閉成して、カード挿入を検知する
ようになっている。また、支軸9bはカード1が挿入さ
れていない時カードガイド4aの端に当接し回転アーム
9aのストッパーも兼ねている。9dは回動アーム9a
の端部に形成したストッパーで、送り用ローラ8a、8
bでカード1を挟持して送る時の8bの高さ位置を規正
するためのものである。18は回動アーム9aに固定さ
れ一体に回動自在に動く回動軸、検知部9は回動アーム
9a、支軸9b、スイッチ当接部9c、ストッパー9
d、ねじりバネ17、回動軸18、およびスイッチS1
の構成よりなっている。19はスイッチS1 、S2 、S
3 を一体に取付けるためのスイッチ取付板である。
【0017】第2の検知部10は回動アーム10a、ロ
ーラ10b、スイッチ当接部10cおよびスイッチS2
の構成よりなっている。第1の検知部スイッチS1 が検
知され送りローラ8a、8bに挟持され送り込まれるカ
ード1が正常状態であれば、カード1の両端に設けてあ
る切欠部1bは本体側コネクタ5に設けてある挿入ガイ
ド5b(誤挿入防止用)にはめ合う。そしてカード1は
前端面1aが当接部20に当接しコネクタ5に設けてあ
るコネクタピン5aの係合開始位置直前の先端部まで送
り用ローラ8a、8bに挟持され送り込まれる。
【0018】カード1の切欠部1bが挿入ガイド5bを
通過し、前端面1aが当接部20に当接し、本体側コネ
クタ5に形成した解除板ガイド溝5cに両端を案内され
た解除板22が摺動すると、連結部24に連結される摺
動板21も、スプリング42に抗して矢印Aで示す方向
に摺動する。摺動板21が摺動開始すると、摺動板21
に形成したスイッチカム部21dが支軸13によって回
動自在に支えられた回動アーム10aに設けてあるロー
ラ10bを押圧し反時計方向に回動アーム10aを回動
する。回動アーム10aの端にスイッチ当接部10cが
設けてあり、スイッチS2 の可動接点を当接させ閉成す
る。これでカード1の挿入方向が正常であることを検知
してそのまゝカード1を矢印で示すA方向へと送り込
む。
【0019】もしカード1を表裏または前後逆方向に誤
挿入すると前端面1aまたは後端面1cが挿入ガイド5
bの端面に当接し、当接面20に当接出来ず摺動板21
を摺動することもできない。またスイッチS2 を閉成す
ることができない。これによりスイッチS1 を閉成して
からスイッチS2 を閉成するまでの時間を設定すること
により誤挿入検知を行うことが可能となる。設定時間内
にスイッチS2 が閉成しないときはモータ6を逆転しカ
ード1を矢印Bで示す方向に送り、カード1を排出す
る。送り用ローラ8a、8bにてカード1を排出する
と、スイッチS1 が開成され、モータ6を停止させる。
【0020】40は摺動板21の面と平行に回動するよ
うに支軸41によって設けられ、前述した伝達部28の
一部を構成するセクタアームである。42はセクタアー
ム40を常時、時計方向に回動偏倚するためのスプリン
グ、43はセクタアーム40の先端部に形成された歯車
歯である。44a、44b、44c、44dは本体3に
設けられた同じく伝達部28を構成する複数個の歯車で
あり、モータ6のウオーム6bに直交して歯合する歯車
44aから順に回転力が伝達されるように歯合してい
る。
【0021】図3、図8、図9から明らかなように、一
体に形成された歯車44a、44bは本体3に設けられ
た支軸84に軸支されている。回動アーム45は歯車4
4a、44bと同軸の支軸84の裏側に軸支されてい
て、一体に形成された歯車44c、44dを軸支する支
軸83が端に設けてあり、歯車44bと44cとが歯合
して回転するようになっている。
【0022】この回動アーム45はスプリング46によ
って常時、時計方向に支軸84を支点として回動偏倚さ
れていて、支軸83の周面の一部分が本体3に設けてあ
るストッパー部(図示せず)に当接して、歯車44dと
歯車歯43とが円滑に歯合するように歯車44dの位置
を設定している。
【0023】セクタアーム40は常時スプリング42の
回動偏倚力によって歯車歯43と歯車44dとの歯合が
なされないようになっている。またセクタアーム40は
ローラ47と係合穴21eとの係合によって摺動板21
と連結されており、送り用ローラ8a、8bでカード1
を挟持して送られる摺動板21の矢印A方向の摺動によ
り反時計方向に回動され、カード1の前端面1aとコネ
クタピン5aの先端部とが接近する位置に対応した位置
まで回動すると歯車歯43が歯車44dに歯合するよう
になっている。この歯合は回動アーム45がスプリング
46によって回動偏倚されていることによって円滑にな
され、カード1が矢印A方向に送られる時、歯車歯43
部に過負荷がかゝると回動アーム45が反時計方向に回
動して逃げるようになっておりスプリング46の力によ
って伝達力を設定することができるようにもなってい
る。
【0024】50は前述した押圧部25を構成する押圧
ピンでありカード1の前端面1aがコネクタピン5aに
接近した状態におけるカード1の後端面1cに近接した
位置に配されている。そして押圧ピン50は摺動板21
に形成された開口51を介して摺動板21の表面に突
出、後退自在になっている。特に図7で詳細に示されて
いるように押圧ピン50に形成された切り込み溝59と
切り込み溝59に直角方向に圧入されたスプリングピン
58はアーム52の先端部に設けたU字形溝のピン溝5
7とで連結されており、さらにこのアーム52は摺動板
21の裏側に形成した軸受部21cと支軸53によって
回動自在に設けられている。
【0025】54はアーム52に設けられたガイドロー
ラである。55はガイドローラ54が係合する本体3側
に取付けられたカム板56に設けられたカム溝であり、
送りローラ8a、8bでカード1を挟持して送られる摺
動板21が矢印A方向に摺動してカード1の前端面1a
と本体側コネクタ5のコネクタピン5aとが接近した位
置までの間においてアーム52を回動して押圧ピン50
を摺動板21の表面に突出させるように構成されてい
る。押圧ピン50の周面部分にはカード1の後端面1c
を押圧する時に自動調心するための平坦部が形成されて
おりカード1の後端面1cへの当接面50aとなってい
る。
【0026】摺動板21を矢印A方向に摺動し、押圧ピ
ン50を摺動板21の表面に突出させてなおも送り用ロ
ーラ8a、8bでカード1を挟持して摺動板を矢印A方
向に摺動するとセクタアーム40もなおも回動し歯車歯
43と歯車44dとが歯合する。歯車歯43と歯車44
dとが歯合すると送り用ローラ8aは前述のローラ用カ
ム部21bとローラ36の当接によりカード1の表面よ
り離間される。
【0027】図3で示すように第3の検知部11はアク
チュエータ11a、ピン当接部11b、スイッチ当接部
11c、ラチエットリンク12a、ピン当接部12b、
ラチエット爪部12c、ねじりバネ15、16およびス
イッチS3 の構成よりなる。アクチュエータ11aは支
軸14aに軸支され、ねじりバネ15によって反時計方
向に回動偏倚されている。ラチエットリンク12aは支
軸14bに軸支され、ねじりバネ16によって時計方向
に回動偏倚されている。
【0028】38は摺動板21の裏面に設けられた当接
ピンであり、摺動板21が矢印A方向に摺動し、ピン当
接部12bに当接するとねじりバネ16の回動偏倚力に
抗してラチエットリンク12aを反時計方向に回動させ
る。ラチエットリンク12aが回動するとラチエット爪
部12cが外れアクチュエータ11aがねじりバネ15
の回動偏倚力によって反時計方向に回動する。アクチュ
エータ11aの端にスイッチ当接部11cが設けてあ
り、スイッチS3 の可動接点を当接させ閉成させる。ス
イッチS3 が閉成するとモーター6を停止させる。そし
てカード1の前端面1aが本体側コネクタ5に設けてあ
るカード当接面5dに当接し、カード側コネクタ2のコ
ネクタピン受部とコネクタピン5aとの係合が完了す
る。
【0029】次に押しボタン29を押してスイッチS4
を閉成しモータ6を逆転させると、カード1は歯車44
dと歯車歯43の歯合による力で矢印B方向に排出を開
始しコネクタピン5aより離脱する。
【0030】摺動板21を復帰させる役目のスプリング
42の偏倚力により、摺動板21は矢印B方向に摺動
し、押圧ピン50を後退させると共に当接ピン38はア
クチュエータ11aの端部に設けてある、ピン当接部1
1bに当接する。ねじりバネ15の偏倚力よりもスプリ
ング42の偏倚力の方が大きな値に設定されているので
当接ピン38はねじりバネ15に抗してアクチュエータ
11aを時計方向に回動する。アクチュエータ11aが
時計方向に回動するとラチエット爪部12cが解放さ
れ、ラチエットリンク12aがねじりバネ16の回動偏
倚力により元の位置に復帰する。3dはラチエットリン
ク12aの復帰位置を決めるストッパー曲げ部であり、
ねじりバネ15、16のバネ掛け部も兼ねている。
【0031】またカード1がコネクタピン5aより離脱
する間に送り用ローラ8aはローラ36、ローラ用カム
部21bの当接が解除されカード1の表面に再び圧着
し、送り用ローラ8a、8bの間にカード1を挟持して
カード1を矢印B方向に送り排出する。そして送り用ロ
ーラ8a、8bによるカード1の排出速度より復帰させ
る役目をするスプリング42の応答速度の方が極めて速
いので図7で明らかなようにカード1の前端面1aと解
除板22に設けてある当接部20が当接押圧していて、
カード1の後端面1cと押圧ピン50の周面部分に設け
てある当接面50aとはカード1の排出時には連結部2
4に遊びが設けてあるので当接することはない。
【0032】本体側コネクタ5はコネクタピン5a、押
入ガイド5b(誤挿入防止用)、解除板ガイド溝5c、
ガード当接面5dおよび挿入ガイド5e(厚み方向規制
用)の構成よりなる。挿入ガイド5eはカード側コネク
タ2のコネクタピン受部とコネクタピン5aの係合の
時、厚み方向を規制して案内するために設けてある。9
1は本体側コネクタの中継用基板、90は本体3に設け
た本体側コネクタを取付けるための取付支柱である。4
9はコネクタ係合時カード1の前端面1aとカード当接
面5dが当接すると同時に、セクタアーム40に設けて
あるガイドピン48の端部周面を本体3に設けた穴部端
面に当接させるストッパー部である。ガイドピン48を
ストッパー部49に当接させることによりセクタアーム
40、支軸41、カード1、本体側コネクタ5、夫々に
過負荷が掛からないようになっている。
【0033】 図8はモータ6の制御回路7等の故障、
停電の際にカード1をカード装着部4から手動でもって
離脱させる強制的手動カード排出機構の構成部分を示す
平面図である。60は摺動板21の裏面側に支軸23に
よって回動自在に設けられたアーム、61はアーム60
に設けられ支軸23に軸支される軸受、62はアーム6
0を常時時計方向に回動させるためのスプリング、63
は本体3に対して矢印C、D方向に摺動するように設け
られた可動板で常時矢印D方向にスプリング80で可動
偏倚されている。81は本体3の前面に設けられた、ド
ライバー等の挿入口、65は挿入口81に対向する位置
に配されたドライバー等の先端で押圧するための可動板
63の折曲部、66は可動板63に設けられた支軸に軸
支されたローラであり、可動板63が矢印C方向に設定
した距離を摺動した後にアーム60の一端に当接するよ
うになっている。
【0034】可動板63は可動板63に設けてあるロー
ラ76、78、本体3側に設けてある夫々のガイド穴7
7、79によって案内されるようになっており、ドライ
バー等によって折曲部65を押圧してスプリング80に
抗して矢印C方向に摺動するとローラ66によってアー
ム60の一端に当接、押圧してアーム60を反時計方向
に回動する。摺動板21の裏面側には軸支されたローラ
67が設けられ、このローラ67はアーム60が実線位
置にあって、摺動板21が矢印A方向に摺動した終端で
アーム60の他端の近接部に位置するようになってい
る。
【0035】68は本体3に支軸71によって回動自在
に設けられたアーム、69はアーム68に軸支されて設
けられたローラ、70はローラ69に当接する可動板6
3に設けられたカム部である。そしてアーム68の遊端
は前述した伝達部28の回動アーム45の端に設けてあ
る支軸82に嵌合されたローラ82に当接するようにな
っており、可動板63が矢印C方向に摺動するとアーム
68が時計方向に回動してアーム45を反時計方向に回
動させ、前述したセクタアーム40の歯車歯43と歯車
44dの歯合状態を解除するようになっている。
【0036】64は可動板63に設けられたカム板で可
動板63が押圧され矢印C方向に摺動した時前述した回
動アーム31bに設けたローラ36にカム部が当接し、
送り用ローラ8aをカード1の表面より離間された状態
を保持するためのものであり、カード1がカード装着部
4内に無い時にローラ36を受けるストッパーも兼ねて
いる。
【0037】72は周知の機械的にプッシュオン、プッ
シュオフ動作をするロック装置のロック板で、本体3側
に設けた支軸75に軸支され、ねじりバネ74によって
軸方向に押圧されると共に反時計方向に回動偏倚されて
いる。73はロック装置に係止される係止ピンで可動板
63に一体に植立されている。
【0038】前述の通り折曲部65を押圧し可動板63
が矢印C方向にスプリング80に抗して摺動するとアー
ム68は時計方向に回動しアーム45を反時計方向に回
動させる。そしてセクタアーム40の歯車歯43と歯車
44dの歯合状態が解除される。また可動板63は可動
板63に設けたカム板64によって回動アーム31bに
設けたローラ36をカム部に当接させ、送り用ローラ8
aをカード1の表面より離間された状態で保持する。な
おも可動板63が矢印C方向に摺動すると、可動板63
に設けられたローラ66が支軸23によって回動自在に
回動するアーム60の一端に当接し可動板63はスプリ
ング62にも抗してアーム60を回動させ摺動板21の
裏面側に軸支されたローラ67をアーム60の他端で矢
印B方向に押圧する。そして摺動板21が矢印の方向
(排出方向)に摺動すると、カード1はカード1の前端
面1aを解除板22に設けた当接部20に押圧され本体
側コネクタ5より離脱しカード装着部4に設けてある板
バネ部4bに制動されて、手で抜き出せる範囲まで本体
3の前面に設けられたカード挿入口26より突出してく
る。
【0039】 送り用ローラ8aをカード1の表面より
離間したままの状態を保持するためのロック装置は係止
ピン73により可動板63を係止する。このプッシュオ
ン状態を保持しておくことによりカード1はカード装着
部4より軽く取出すことが可能となる。再び可動板63
に設けた折曲部65を押圧するとロック装置はプッシュ
オフ状態となり、ロック板72と係止ピン73との保持
状態が解放され可動板63はスプリング80の可動偏倚
力により元の位置に復帰する。また送り用ローラ8aも
スプリング33の回動偏倚力によりカード1を送れる位
置に復帰し、歯車44dも歯車歯43と歯合できる設定
位置に復帰する。
【0040】 次に本発明の一実施例における動作を説
明する。まず図1によって動作の概要を順をおって説明
する。カード1を前端面1aからカード挿入口26に挿
入しカード装着部4に添って手動によって軽く押し込む
と第1の検知部9はカード1が挿入されたことを検知し
制御回路7をもってモータ6を正転動作させる。この正
転動作により、第1のカード送り手段である送り用ロー
ラ8aはカード1を矢印A方向に送る。送られるカード
1は前端面1aが当接部20に当接して摺動板21を同
じく矢印A方向に摺動させる。摺動板21が摺動するこ
とによってカード1が逆挿入でないことを第2の検知部
10が検知して、カード側コネクタ2が本体側コネクタ
5に接近するまでの間に制御部27が押圧部25をカー
ド1の後端面1cに接近した位置に突出させる。そして
モータ6の回転力が、第2のカード送り手段である伝達
部28を介して摺動板21に伝達され矢印A方向に摺動
するための摺動力に変換される。そのため押圧部25は
モータ6の駆動力でもってカード1の後端面1cを前方
向に押圧する。従って、カード1は強力に押圧されてコ
ネクタ2および5の係合が自動的になされる。この係合
状態においてカード1が終端に達するが、第3の検知部
11がこれを検知して制御回路7によってモータ6の回
転動作を停止させる。
【0041】次に、カード1を装着部4から排出させる
場合を順をおって説明する。エジエクト操作用の押しボ
タン29を押すと、制御回路7をもってモータ6を逆転
動作させる。摺動板21はモータ6の回転力が伝達部2
8を介して伝達されて今度は矢印B方向に強制的に摺動
される。従ってカード1は当接部20によって強制的に
同じく矢印B方向に摺動され、コネクタ2および5の係
合が解除される。そしてカード1が装着部4に設けられ
た送り用ローラ8aの位置まで前端面1aの部分が排出
される。すると、検知部9はカード1が排出されたこと
を検知し制御回路7をもってモータ6の逆転動作を停止
させる。そしてカード1はカード装着部4より手動でも
って容易に引出すことが可能となり、カード挿入口26
より取出すことができる。
【0042】以上が動作の概要であるが本発明の一実施
例における詳細な動作を図3〜図9に基いて説明する。
カード1を挿入口26より挿入し送り用ローラ8a、8
bに当てると図5で示すようにスプリング17はスプリ
ング33の偏倚力に比べて極めて小なのでアーム9aが
矢印Eで示す方向下方に回動し検知部9のスイッチS1
を閉成する。
【0043】スイッチS1 を閉成するとカード1の挿入
を検知して前述した制御回路7をもってモータ6を正転
動作させる。この正転動作によって送り用ローラ8a、
8bにカード1は挟持され矢印A方向に送られる。解除
板22に設けられた当接部20にカード1の前端面1a
が当接するまでは送り用ローラ8aに掛かる負荷はカー
ド装着部4に設けられた飛出し防止用の板バネ部4bの
みで僅かである。そしてカード1の前端面1aが解除板
22に設けた当接面20に当接して摺動板21をスプリ
ング42に抗して送り用ローラ8a、8bでカード1を
なおも送ると、検知部10のスイッチS2 が閉成されカ
ード1が逆挿入でないことを検知する。
【0044】カード1が送り用ローラ8a、8bによっ
て送られ、摺動板21が摺動され、カード側コネクタ2
が本体側コネクタ5に設けられたコネクタピン5aに接
近するまでの間に図7で示すように前述した制御部27
においてガイドローラ54が本体3に取付けられたカム
板56に設けられたカム溝55に案内され、アーム52
を上向に回動させて開口51より押圧ピン50を突出さ
せる。突出された押圧ピン50は挿入されたカード1の
後端面1cに接近している。
【0045】摺動板21が引続いて摺動すると、摺動板
21に連結されて反時計方向に回動されるセクタアーム
40に設けられた歯車歯43は前述の伝達部27の歯車
44dに歯合する。歯車44dはモータ6の回転力によ
って回転されているため今度は強制的に摺動板21は矢
印A方向に摺動される。押圧ピン50は既に摺動板21
の表面に突出しているので、当接面50aはカード1の
後端面1cに当接しカード1を強制的に押圧しカード側
コネクタ2のコネクタピン受部と本体側コネクタ5のコ
ネクタピン5aを強い力でもって係合する。コネクタ2
および5の係合が達成されると、摺動板21に設けた当
接ピン38によって検知部11のスイッチS3 が閉成さ
れ、カード1が終端に達したことを検知しモータ6の回
転動作を停止させる。
【0046】また摺動板21は一体に形成したローラ用
カム部21bでもって前述の摺動板21によって回動さ
れるセクタアーム40の歯車歯43が歯車44dに歯合
すると、回転アーム31a、31bに設けてある一対の
ローラ36に当接し回動アーム31a、31bをスプリ
ング33に抗して回動させ上方に持ち上げる。回動アー
ム31a、31bを上動することによりローラ8aはカ
ード1の表面より離間される。そのためにローラ8aは
カード1がコネクタ2および5の係合状態にあっても無
負荷状態であるから圧着による変形が生ずることはな
い。そしてカード1はコネクタ2および5の係合により
本体3との電気的な接続がなされデータ処理がなされ
る。
【0047】次にカード1が排出される場合の詳細につ
いて説明する。前述したようにエジエクト操作用の押し
ボタン29の押圧操作によってモータ6を逆転動作させ
ると歯車歯43と歯車44dとの歯合によってセクタア
ーム40を時計方向に回動させ摺動板21を強制的に矢
印B方向に摺動させる。この摺動によってカード1は強
制的に同じく矢印B方向に摺動されコネクタ2および5
の係合が解除される。
【0048】そしてカード1がコネクタ2および5の係
合が解除される間に送り用ローラ8aはローラ36、摺
動板21に設けられたローラ用カム部21bの当接が解
除されカード1の表面に再び圧着される。送り用ローラ
8aはカード1を送り用ローラ8bの間に挟持してカー
ド1を矢印B方向に送り、カード1の前端面1aが送り
用ローラ8a、8bの位置より僅かカード挿入口26寄
りの位置まで送る。そして送り用ローラ8aはカード1
の表面より圧着を解除してカード1を排出終了する。カ
ード1は挿入口26より手動で取出すのに十分な長さに
その端が突出する。
【0049】またカード1が誤って逆挿入されるとカー
ド1の端面が本体側コネクタ5に設けてある誤挿入防止
用の挿入ガイド5bの前端面に突き当たる。ガイド5b
の前端面に突き当る位置までカード1を送ることはでき
るがそれ以上カード1を挿入方向に送ることはできな
い。そのため誤挿入検知用の検知部10の回動アーム1
0aを回動することができず、スイッチS2 を閉成する
ことができない。カード1を挿入しカード挿入検知用の
検知部9のスイッチS1 が閉成され設定時間内にスイッ
チS2 が閉成しない場合は誤挿入を検知してモータ6を
逆転させカード1を排出する。
【0050】このようにしてカード1は自動的に排出さ
れるが、モータ6、制御回路7の故障、停電等において
はカード1を装着部4より取出すことが不可能となる。
しかしこの場合は図8で示すように手動によってカード
1を排出することが可能となる。
【0051】挿入口81からドライバーの先端を挿入し
折曲部65を強く押すと可動板63が矢印C方向に摺動
される。可動板63が摺動すると、アーム68が時計方
向に回動し、アーム45を反時計方向に僅か回動させ
る。そしてセクタアーム40に設けられた歯車歯43と
歯車44dとの歯合状態が解放される。そのためセクタ
アーム40はスプリング42の偏倚力により復帰可能状
態となる。また可動板63は可動板63に設けたカム板
64によって回動アーム31bを保持して、送り用ロー
ラ8aがカード1の表面に圧着しないようにしている。
そして次に可動板63は可動板63に設けたローラ66
をアーム60の端に当接押圧して、アーム60を支軸2
3を支点にして反時計方向に回動させる。
【0052】この時、摺動板21は矢印A方向における
摺動範囲の終端に位置しているため摺動板21に設けた
ローラ67はアーム60の他端の接近した位置に位置し
ている。従ってアーム60が反時計方向に回動すると強
制的に摺動板21を矢印B方向に摺動させ、カード1を
本体側コネクタ5より離脱させ、カード挿入口26より
手で取り出せる範囲に突出させる。可動板63は係止ピ
ン73とロック板72とで係止されたプッシュオン状態
にあるので、送り用ローラ8aはカード1の表面に圧着
していない。送り用ローラ8aが圧着していないので、
カード1は軽く手で取出すことができる。
【0053】再び可動板63の折曲部65を押圧すると
プッシュオフ状態となり、ロック板72と係止ピン73
は解放され正常なカード1の挿入可能状態に復帰させる
ことができる。
【0054】 上述した本発明の実施例においては、下
記の効果を有する。 (1)カード1は挿入口26に挿入するだけで第1の検
出部9がこれを検出してローラ8によりカード送りをし
て自動的に装着部4に装着される。 (2)コネクタ2、5の係合電気的に確実になされる
ためには、強い力を要するが、このコネクタ2、5の係
合時にはカード1はモータ6の回転力を駆動力とする押
圧部25によって強制的に押圧されるため、確実な係合
が自動的になされる。 (3)押圧部25はカード1の後端面1cを押圧する
が、カード1が挿入口26を出入りするときには、自動
的にその通路から後退するため、カード1の移動の障害
とならない。 (4)カード1を誤って逆挿入したときには、結果とし
第2の検出部10がこれを検出し異常事態の発生を
防止することとなる。 (5)コネクタ2、5の係合を解除するためには強い力
を要するが、この解除時にモータ6の回転力を摺動板2
1に伝達して摺動し、当接部20でカード1の前端面1
aを強く押圧することにより、確実にしかも自動的に係
合解除がなされる。 (6)カード1の装着、離脱のすべての動作は単一のモ
ータ6で行なうため、その構造が簡単で小型となる。 (7)停電等による場合にあっても、強制的手動カード
排出機構により、手動によってコネクタ2および5の係
合を解除しカード1の装着部4からの排出ができるた
め、カード1を装着部4に閉じ込めたままとなってしま
うことがない。 (8)コネクタ2、5の係合は押圧部25によってカー
ド1の後端面1cを押圧した状態で静止するので振動衝
撃によってコネクタ2および5が離脱することはない。
【0055】本発明の一実施例においては駆動源として
回動力を発揮するモータ6を用いたが、直線運動をする
リニアモータ等、他の種々のものであってもよい。ま
た、本発明の一実施例においては押圧部25の作動のた
めの駆動力は、モータ6の回転力を摺動板21を介して
得るようにしたが、直接モータ6又は他のプランジャ等
の駆動源から得るようにしてもよい。更に、本発明の一
実施例においては押圧部25の押圧ピン50は、装着部
4の下方に配したが、これに限らず上方又は側方に配し
てもよい。更に、また本発明においては、新たなカード
1を自動的に順次に挿入、離脱するオートチエンジャ装
置に適用できることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】本発明は、カード側コネクタと本体側コ
ネクタを係合し、カードと本体装置との電気的な接続を
するに当り、カードの装着、離脱を自動的に行なうと共
に、コネクタ同志の係合、離脱時にカードに強い力を
与えることができるため、確実な係合、離脱がなされる
カード装着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における平面的に見たカード
及びカード装着装置の概要を示す説明図である。
【図2】本発明に供するカードの正面図である。
【図3】本発明の一実施例におけるカード装着装置の上
面を除去した状態を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例におけるカード装着装置の前
面を除去した正面図である。
【図5】本発明の一実施例におけるカード装着装置の一
部断面とした左側面図である。
【図6】図3のA−A’線断面図である。
【図7】図3における押圧部分を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例における手動によるカード離
脱方法の部分を示す平面図である。
【図9】図8のB−B’線断面図である。
【図10】図3の上半部分の拡大図である。
【図11】図3の下半部分の拡大図である。
【図12】図8の上半部分の拡大図である。
【図13】図8の下半部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 カード 2 カード側コネクタ 3 本体 4 カード装着部 5 本体側コネクタ 6 モータ 7 制御回路 8 送り用ローラ 9 第一の検知部 10 第2の検知部 11 第3の検知部 20 当接部 21 摺動板 25 押圧部 26 カード挿入口 27 制御部 28 伝達部 50 押圧ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード装着部(4)と、このカード装着
    (4)に挿入されたカード(1)のカード側コネクタ
    (2)が設けられた前端面(1a)と対向するよう設け
    られた本体側コネクタ(5)とを有し、カード装着部
    (4)内に挿入されたカード(1)を前方に送ってカー
    ド側コネクタ(2)を本体側コネクタ(5)と係合させ
    て電気的に接続させるカード装着装置において、 カード(1)がカード装着部(4)内に挿入されたこと
    を検知するカード挿入確認用検知手段(9)と、 このカード挿入確認用検知手段(9)よりの出力により
    駆動される駆動源(6)と、 この駆動源(6)の駆動力によって作動される、前記カ
    ード(1)を前方に送る第1のカード送り手段である送
    り用ローラ(8a,8b)と、前記カード装着部(4)内に、カード(1)が挿入、離
    脱する方向に摺動可能に設けられた摺動板(21)と、 この摺動板(21)に一体的に設けられた、前記カード
    (1)のカード側コネクタ(2)が本体側コネクタ
    (5)に接近したときに摺動板(21)上における カー
    (1)の後端面(1c)に近接した位置に突出する
    当該カード(1)の後端面(1c)を前方に押圧するた
    めの押圧手段(25)と、この押圧手段(25)が突出した後に 、前記駆動源
    (6)の駆動力を前記摺動板(21)を前方に移動させ
    る力に変換して摺動板(21)に伝達し、前記カード
    (1)を、その後端面(1c)に当接した前記押圧手段
    (25)を介して前記送り用ローラ(8a,8b)より
    大きい力で前進させる第2のカード送り手段である伝達
    機構(28)と、 この伝達機構(28)によりカード(1)が前進してカ
    ード側コネクタ(2)が本体側コネクタ(5)と係合し
    たことを検知し、その出力により前記駆動源(6)の動
    作を停止させるコネクタ係合確認用検知手段(11)
    と、 を備えたことを特徴とするカード装着装置。
  2. 【請求項2】 駆動源(6)が正逆転可能であると共
    に、摺動板(21)にカード(1)の前端面(1c)
    当接する当接部(20)が設けられており、駆動源
    (6)が逆転駆動されたとき、伝達機構(28)を介し
    摺動板(21)が後方に移動されることにより、その
    当接部(20)を介してカード(1)が後退されてカー
    ド側コネクタ(2)が本体側コネクタ(5)から離脱さ
    れ、その後逆転作動される送り用ローラ(8a,8b)
    によりカード(1)が排出される請求項1のカード装着
    装置。
  3. 【請求項3】 カード側コネクタ(2)が本体側コネク
    (5)と係合している状態において、摺動板(21)
    を伝達機構(28)との接続状態から解除すると共に当
    摺動板(21)を後方に移動させてカード側コネクタ
    (2)を本体側コネクタ(5)から離脱させ、カード
    (1)を排出させる強制的手動カード排出機構を有する
    請求項2に記載のカード装着装置。
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