JP2641358B2 - 可変速揚水発電システム - Google Patents
可変速揚水発電システムInfo
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- JP2641358B2 JP2641358B2 JP3335999A JP33599991A JP2641358B2 JP 2641358 B2 JP2641358 B2 JP 2641358B2 JP 3335999 A JP3335999 A JP 3335999A JP 33599991 A JP33599991 A JP 33599991A JP 2641358 B2 JP2641358 B2 JP 2641358B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流励磁同期機を励
磁用変換器の制御下で運転する可変速揚水発電システム
に関するものである。
磁用変換器の制御下で運転する可変速揚水発電システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の可変速揚水システムを示す
回路図であり、図において、1は交流励磁同期機(以
下、AESMという)50の電機子、2はAESM50
の2次コイルを持った回転子、3は回転子2に直結され
た可逆式ポンプ水車、4はシャフト、5は励磁変換器用
変圧器、6は2次コイルの励磁電流を制御するサイリス
タ駆動回路からなる励磁用変換器(以下、EXとい
う)、7はEX6の制御器である。
回路図であり、図において、1は交流励磁同期機(以
下、AESMという)50の電機子、2はAESM50
の2次コイルを持った回転子、3は回転子2に直結され
た可逆式ポンプ水車、4はシャフト、5は励磁変換器用
変圧器、6は2次コイルの励磁電流を制御するサイリス
タ駆動回路からなる励磁用変換器(以下、EXとい
う)、7はEX6の制御器である。
【0003】次に動作について説明する。AESM50
を可変速で運転するには、AESM50を2次励磁する
方式が通常採用され、回転数が変っても、系統周波数と
一致するようにすべり分だけ2次励磁により周波数を補
正してやれば、系統との並列運転が可能である。
を可変速で運転するには、AESM50を2次励磁する
方式が通常採用され、回転数が変っても、系統周波数と
一致するようにすべり分だけ2次励磁により周波数を補
正してやれば、系統との並列運転が可能である。
【0004】また、EX6では、交流から直接に交流を
作るサイクロコンバータ方式や一度直流に直すインバー
タとコンバータで構成する方式が使用され、ここでは、
このEX6が励磁変換器用変圧器5を介して取り込んだ
電力を、制御器7による点弧制御下で設定された電力お
よび最適回転数になるように、AESM50を運転す
る。
作るサイクロコンバータ方式や一度直流に直すインバー
タとコンバータで構成する方式が使用され、ここでは、
このEX6が励磁変換器用変圧器5を介して取り込んだ
電力を、制御器7による点弧制御下で設定された電力お
よび最適回転数になるように、AESM50を運転す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変速揚水発電
システムは以上のように構成されているので、図7のシ
ステムでは、EX6が多相一群構成となっていることに
より、サイリスタ等を含む一部の変換器素子の故障によ
ってAESM50の運転継続が不可能になり、つまり一
素子の故障で励磁能力を失ってしまい、AESM50を
連続して停止せざるを得ないなどの問題点があった。
システムは以上のように構成されているので、図7のシ
ステムでは、EX6が多相一群構成となっていることに
より、サイリスタ等を含む一部の変換器素子の故障によ
ってAESM50の運転継続が不可能になり、つまり一
素子の故障で励磁能力を失ってしまい、AESM50を
連続して停止せざるを得ないなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、EXの回路方式を工夫すること
で、EXの一部分の変換器素子が故障しても、引き続き
AESMの運転を実現できる可変速揚水発電システムを
得ることを目的とする。
ためになされたもので、EXの回路方式を工夫すること
で、EXの一部分の変換器素子が故障しても、引き続き
AESMの運転を実現できる可変速揚水発電システムを
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速揚
水発電システムは、多相多群化した励磁用変換器のう
ち、故障した群の励磁用変換器を上記2次側から切り離
し、残る他の正常な群の励磁用変換器により上記2次側
を励磁可能にするインバータ制御回路を設けたものであ
る。
水発電システムは、多相多群化した励磁用変換器のう
ち、故障した群の励磁用変換器を上記2次側から切り離
し、残る他の正常な群の励磁用変換器により上記2次側
を励磁可能にするインバータ制御回路を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】この発明におけるインバータ制御回路は、多群
構成の励磁用変換器の一群が故障した場合には、残りの
群の励磁用変換器で交流励磁同期機を引き続き運転可能
とした上で、励磁用変換器の制御も残りの群で制御し、
残りの群で運転可能な電力範囲内で発電制御する。
構成の励磁用変換器の一群が故障した場合には、残りの
群の励磁用変換器で交流励磁同期機を引き続き運転可能
とした上で、励磁用変換器の制御も残りの群で制御し、
残りの群で運転可能な電力範囲内で発電制御する。
【0009】
【実施例】実施例1. 以下、この請求項1の発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1はAESM50の電機子、2は
AESM50の2次コイルを持った回転子、3は回転子
2に直結された可逆式ポンプ水車、4はシャフト、5は
EX用変圧器、11はコンバータ断路器15およびこの
コンバータ断路器15と直列に接続されるEX用変圧器
5とを介してAESM50の1次側と接続されるコンバ
ータ、12はインバータ断路器14を介してAESM5
0の2次側と接続されるインバータ、13は直流リンク
コンデンサ、14はインバータ12の出力側に設けられ
たインバータ断路器、15はコンバータ11の入力側に
設けられたコンバータ断路器、16はインバータ制御回
路である。また、これらのインバータ12およびコンバ
ータ11などを含むEX6が、3群設けられたシステム
構成となっている。
する。図1において、1はAESM50の電機子、2は
AESM50の2次コイルを持った回転子、3は回転子
2に直結された可逆式ポンプ水車、4はシャフト、5は
EX用変圧器、11はコンバータ断路器15およびこの
コンバータ断路器15と直列に接続されるEX用変圧器
5とを介してAESM50の1次側と接続されるコンバ
ータ、12はインバータ断路器14を介してAESM5
0の2次側と接続されるインバータ、13は直流リンク
コンデンサ、14はインバータ12の出力側に設けられ
たインバータ断路器、15はコンバータ11の入力側に
設けられたコンバータ断路器、16はインバータ制御回
路である。また、これらのインバータ12およびコンバ
ータ11などを含むEX6が、3群設けられたシステム
構成となっている。
【0010】次に動作について説明する。まず、指令さ
れた電力,無効電力,電圧および最適回転数になるよう
にインバータ制御回路16を制御し、一方、これとは独
立して、コンバータ出力電圧およびEX6の変換力率を
1.0にするようにコンバータ11を制御する。そし
て、この発明では、大容量化するためEX6を多群化
(ここでは3群化)しているので、各EX6群間の電流
バランス制御が必要となる。
れた電力,無効電力,電圧および最適回転数になるよう
にインバータ制御回路16を制御し、一方、これとは独
立して、コンバータ出力電圧およびEX6の変換力率を
1.0にするようにコンバータ11を制御する。そし
て、この発明では、大容量化するためEX6を多群化
(ここでは3群化)しているので、各EX6群間の電流
バランス制御が必要となる。
【0011】そして、上記3群のEX6のうちの、例え
ば上群EX6が故障した場合には、この上群のEX6に
おける出力側および入力側のインバータ断路器14,コ
ンバータ断路器15を開放し、残りの中群および下群の
EX6にてAESM50を励磁する。そして、この2群
のEX6において、許容される範囲の指令された電力,
無効電力,電圧および最適回転数になるようにインバー
タ制御回路16によりインバータ12を制御し、AES
M50の連続運転を可能にする。なお、この運転は発電
運転でも揚水運転でも適用可能である。
ば上群EX6が故障した場合には、この上群のEX6に
おける出力側および入力側のインバータ断路器14,コ
ンバータ断路器15を開放し、残りの中群および下群の
EX6にてAESM50を励磁する。そして、この2群
のEX6において、許容される範囲の指令された電力,
無効電力,電圧および最適回転数になるようにインバー
タ制御回路16によりインバータ12を制御し、AES
M50の連続運転を可能にする。なお、この運転は発電
運転でも揚水運転でも適用可能である。
【0012】実施例2. なお、上記実施例ではEX6としてインバータ12とコ
ンバータ11で構成した強制転流式の多相多群ゲートタ
ーンオフ(以下、GTOという)形について説明した
が、サイクロコンバータ方式としてもよく、また相数が
3以上で群数も2以上であれば、上記実施例と同様の効
果を奏する。
ンバータ11で構成した強制転流式の多相多群ゲートタ
ーンオフ(以下、GTOという)形について説明した
が、サイクロコンバータ方式としてもよく、また相数が
3以上で群数も2以上であれば、上記実施例と同様の効
果を奏する。
【0013】この場合において、多群化の考え方も一群
の故障時に部分負荷運転とする方法や、一群余裕付の変
換器多群構成とし、一群故障では故障群を切り離した後
も、通常運転を可能とする構成とすることもできる。
の故障時に部分負荷運転とする方法や、一群余裕付の変
換器多群構成とし、一群故障では故障群を切り離した後
も、通常運転を可能とする構成とすることもできる。
【0014】また、揚水発電所に限らず、一般のAES
Mを応用した応用プラント、例えばフライホイール発電
機によるフリッカ防止システム等に利用しても同様の効
果を奏する。
Mを応用した応用プラント、例えばフライホイール発電
機によるフリッカ防止システム等に利用しても同様の効
果を奏する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、多相
多群化した励磁用変換器のうち、故障した群の励磁用変
換器を上記2次側から切り離し、残る他の正常な群の励
磁用変換器により2次側を励磁可能にするインバータ制
御回路を設けたので、励磁用変換器の一部分の変換器素
子が故障しても、引き続き交流励磁同期機の運転が実現
でき、稼動率の高い可変速揚水発電を実現できるという
効果がある。
多群化した励磁用変換器のうち、故障した群の励磁用変
換器を上記2次側から切り離し、残る他の正常な群の励
磁用変換器により2次側を励磁可能にするインバータ制
御回路を設けたので、励磁用変換器の一部分の変換器素
子が故障しても、引き続き交流励磁同期機の運転が実現
でき、稼動率の高い可変速揚水発電を実現できるという
効果がある。
【図1】この発明の一実施例による可変速揚水発電シス
テムを示すブロック図である。
テムを示すブロック図である。
【図2】従来の可変速揚水発電システムを示すブロック
図である。
図である。
【符号の説明】5 EX用変圧器(励磁用変換器用変圧器) 6 EX(励磁用変換器) 11 コンバータ 12 インバータ 16 インバータ制御回路 50 AESM(交流励磁同期機)
Claims (1)
- 【請求項1】 可逆式ポンプ水車に直結された交流励磁
同期機50の2次側を励磁用変換器6により制御するこ
とにより可変速運転する可変速揚水発電システムにおい
て、上記励磁用変換器は、インバータ断路器を介して上
記交流励磁同期機の2次側と接続されるインバータ、コ
ンバータ断路器およびこのコンバータ断路器と直列に接
続される励磁用変換器用変圧器とを介して上記交流励磁
同期機の1次側と接続されるコンバータ、このコンバー
タと上記インバータとの間に並列に接続される直流リン
クコンデンサとから構成され、この励磁用変換器を多相
多群化するとともに、上記励磁用変換器の何れかが故障
した場合には、この故障した上記励磁用変換器の上記イ
ンバータ断路器と上記コンバータ断路器とを解放し、残
る他の正常な群の上記励磁用変換器により上記交流励磁
同期機の2次側を励磁可能にするインバータ制御回路と
を備えたことを特徴とする可変速揚水発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335999A JP2641358B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 可変速揚水発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335999A JP2641358B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 可変速揚水発電システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08334167A Division JP3075394B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 可変速揚水発電システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153800A JPH05153800A (ja) | 1993-06-18 |
JP2641358B2 true JP2641358B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=18294653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3335999A Expired - Fee Related JP2641358B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 可変速揚水発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641358B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6848041B2 (ja) * | 2019-12-24 | 2021-03-24 | 株式会社東芝 | 可変速揚水発電システムの過電圧保護装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375412A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-04 | Toshiba Corp | Generator apparatus |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3335999A patent/JP2641358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375412A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-04 | Toshiba Corp | Generator apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153800A (ja) | 1993-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |