JP2640962B2 - オフィスオートメーション用床通線方式 - Google Patents
オフィスオートメーション用床通線方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、オフィスオートメーション化(以下OA化
と略す)が高度に進み各種のOA機器が所狭しと並べられ
る事務所ビルについて実施されるOA用床通線方式に係
り、さらにいえば、新設又は既設の事務所についてその
床下に配線空間を形成し、床下の配線空間に通線ダクト
を設置し、この通線ダクト内にOA用配線を配設し、OA機
器の直近位置において床上へ引き出し最短距離に接続構
成としたOA用床通線方式に関するものである。
と略す)が高度に進み各種のOA機器が所狭しと並べられ
る事務所ビルについて実施されるOA用床通線方式に係
り、さらにいえば、新設又は既設の事務所についてその
床下に配線空間を形成し、床下の配線空間に通線ダクト
を設置し、この通線ダクト内にOA用配線を配設し、OA機
器の直近位置において床上へ引き出し最短距離に接続構
成としたOA用床通線方式に関するものである。
従来の技術 最近、事務所のOA化が顕著に進み、各種のOA機器が事
務所内に所狭しと多数並べられ高頻度に使用されてい
る。OA機器は事務処理になくてはならない存在となって
いる。
務所内に所狭しと多数並べられ高頻度に使用されてい
る。OA機器は事務処理になくてはならない存在となって
いる。
このため、OA機器を使用する人(の机)の配置は、OA
機器の配置と併せて複合的に慎重に検討する必要に迫ら
れている。というのも、OA機器には電力線のほかに通信
回線や信号線などが多数接続されるし、パーソナル型機
器は特定の使用者の配置転換と共に移動させる必要があ
るためである。
機器の配置と併せて複合的に慎重に検討する必要に迫ら
れている。というのも、OA機器には電力線のほかに通信
回線や信号線などが多数接続されるし、パーソナル型機
器は特定の使用者の配置転換と共に移動させる必要があ
るためである。
しかるに従来、事務所ビルの構造を上述した事務所の
OA化の進行に対応できるように建築し又は改築、改修さ
れたものはほとんどない。通常は各種のOA機器を必要の
都度事務所内の適当な空スペースを見つけて据付け、配
線類は止むなく床面上を長々と引き回して使用している
のが実情である。稀に配線類をダクト管内に通してまと
めているぐらいがせいぜいの対策である。
OA化の進行に対応できるように建築し又は改築、改修さ
れたものはほとんどない。通常は各種のOA機器を必要の
都度事務所内の適当な空スペースを見つけて据付け、配
線類は止むなく床面上を長々と引き回して使用している
のが実情である。稀に配線類をダクト管内に通してまと
めているぐらいがせいぜいの対策である。
本発明が解決しようとする課題 従来のようにOA機器の配線類を床面上に長々と引き回
して据付けた状態では、事務所内の景観が雑然としてだ
らしがないばかりでなく、そうした配線類が歩行する人
の足に引っ掛ったりからまったりして危ない。また、人
や運搬台車等が通行する際に踏みつけられ、あるいは重
い物の下敷きになって押しつぶされたりして損傷するお
それが多分にあり、OA機器にとっての環境は甚だ悪い。
して据付けた状態では、事務所内の景観が雑然としてだ
らしがないばかりでなく、そうした配線類が歩行する人
の足に引っ掛ったりからまったりして危ない。また、人
や運搬台車等が通行する際に踏みつけられ、あるいは重
い物の下敷きになって押しつぶされたりして損傷するお
それが多分にあり、OA機器にとっての環境は甚だ悪い。
さらに、人やOA機器の配置転換の際には、OA機器は活
きた配線を引きずりつつ移動されるのが普通であり、そ
うした配線類の移動処理のために事務所内が大さわぎに
なるのが通例であった。そして、OA機器の配線移動が可
能な範囲にしか人やOA機器の移動ができないという制約
を受けるのが通例であった。
きた配線を引きずりつつ移動されるのが普通であり、そ
うした配線類の移動処理のために事務所内が大さわぎに
なるのが通例であった。そして、OA機器の配線移動が可
能な範囲にしか人やOA機器の移動ができないという制約
を受けるのが通例であった。
とりわけ、事務所内に間仕切りが有ると、配線類の移
動は一層難しいこととなる。即ち、間仕切りを取り除く
か、又はOA機器の移設を間仕切りの中に限って移動を行
なうことでがまんするかの二者択一を余儀なくされると
いうのが問題点となっている。
動は一層難しいこととなる。即ち、間仕切りを取り除く
か、又はOA機器の移設を間仕切りの中に限って移動を行
なうことでがまんするかの二者択一を余儀なくされると
いうのが問題点となっている。
従来、予め二重床を形成し、床下を配線空間に利用す
る配線方式もあるにはあった。しかし、この場合は各種
雑多な配線が二重床下で混乱したまま整理できない状態
(所謂スパゲッティ現象)が出現する。また、配線の施
工性やルートの変更にも支障をきたした。
る配線方式もあるにはあった。しかし、この場合は各種
雑多な配線が二重床下で混乱したまま整理できない状態
(所謂スパゲッティ現象)が出現する。また、配線の施
工性やルートの変更にも支障をきたした。
したがって、本発明の目的は、二重床の床下配線の自
由度というメリットを活かしながら、配線施工性及び配
線取出しの自由度を確保できるオフィスオートメーショ
ン用床通線方式を提供することにある。
由度というメリットを活かしながら、配線施工性及び配
線取出しの自由度を確保できるオフィスオートメーショ
ン用床通線方式を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段として、
この発明に係るOA用床通線方式は、図面の第1図〜第8
図に好適な実施例を示したとおり、 イ) 平面形状が矩形をなし、少なくとも平行2辺の略
対称位置に同形、同大の切欠き部2、2を有し、複数の
レベル出し機構付き脚部3を有する床ブロック1を、建
物のコンクリート床4上に、隣り合う床ブロック1、1
の前記切欠き部2、2同士が相対峙する配置で敷きつめ
て二重床を形成した。
この発明に係るOA用床通線方式は、図面の第1図〜第8
図に好適な実施例を示したとおり、 イ) 平面形状が矩形をなし、少なくとも平行2辺の略
対称位置に同形、同大の切欠き部2、2を有し、複数の
レベル出し機構付き脚部3を有する床ブロック1を、建
物のコンクリート床4上に、隣り合う床ブロック1、1
の前記切欠き部2、2同士が相対峙する配置で敷きつめ
て二重床を形成した。
ロ) 床ブロック1とコンクリート床4との間に形成さ
れた配線空間7内における特に前記切り欠き部2の配列
に沿って溝形断面の樋状(又はアングルを平行に対向配
置した樋状を含む、以下同じ)をなす通線ダクト(ガイ
ドライン)11を設置した。
れた配線空間7内における特に前記切り欠き部2の配列
に沿って溝形断面の樋状(又はアングルを平行に対向配
置した樋状を含む、以下同じ)をなす通線ダクト(ガイ
ドライン)11を設置した。
ハ) この通線ダクト11内にオフィスオートメーション
用の配線類を配設し、OA配線類は、所望位置の切欠き部
2から床上へ引出して該当のOA機器と接続する構成とし
た。
用の配線類を配設し、OA配線類は、所望位置の切欠き部
2から床上へ引出して該当のOA機器と接続する構成とし
た。
作用 床ブロック1…は、コンクリート床4上にレベル出し
機構10付きの脚部3、3で立ち、該床ブロック1とコン
クリート床4との間が前記脚部3の高さに基ずいて幅広
い配線空間7に形成され、ここに、樋状の通線ダクト11
を設置することが可能となる。
機構10付きの脚部3、3で立ち、該床ブロック1とコン
クリート床4との間が前記脚部3の高さに基ずいて幅広
い配線空間7に形成され、ここに、樋状の通線ダクト11
を設置することが可能となる。
この通線ダクト11内に床上のOA機器に必要とされる配
線群を配設することにより、配線空間7内の配線群を、
たとえば電力線、通信線、信号線のような種類別に区分
してまとめる通線ダクトを設置することができる。かく
すれば、各線間での電気障害を防止することができる
し、配線の系統別区分けができ、配線作業の単純化が可
能である。しかも、各配線ダクト11をガイドラインに利
用することにより床上からでも配線の増設作業などが簡
単にでき、特にOA機器の増設などには至便である。
線群を配設することにより、配線空間7内の配線群を、
たとえば電力線、通信線、信号線のような種類別に区分
してまとめる通線ダクトを設置することができる。かく
すれば、各線間での電気障害を防止することができる
し、配線の系統別区分けができ、配線作業の単純化が可
能である。しかも、各配線ダクト11をガイドラインに利
用することにより床上からでも配線の増設作業などが簡
単にでき、特にOA機器の増設などには至便である。
また、床ブロック1…を敷きつめると、隣り合う切欠
き部2、2が合致されて1個の矩形孔が形成されるの
で、この矩形孔2を通じて床下の配線を床上へ引き出し
て該当するOA機器と接続することができる。とりわけ、
1個の床ブロックの左右両側に1個ずつの割合で矩形孔
(切欠き部2、2)が形成されるので、床上のOA機器が
事務所内のいずれの位置に据付けられようとも、その配
線は直近の矩形孔2から引き出して最短距離で接続する
ことができる。よって、配線類が床上に長々と引回され
るようなことはない。
き部2、2が合致されて1個の矩形孔が形成されるの
で、この矩形孔2を通じて床下の配線を床上へ引き出し
て該当するOA機器と接続することができる。とりわけ、
1個の床ブロックの左右両側に1個ずつの割合で矩形孔
(切欠き部2、2)が形成されるので、床上のOA機器が
事務所内のいずれの位置に据付けられようとも、その配
線は直近の矩形孔2から引き出して最短距離で接続する
ことができる。よって、配線類が床上に長々と引回され
るようなことはない。
あるいは床下の通線ダクト11を強電用と弱電用に区別
して使用し、両線の通線ダクト11,11にはさまれた部分
を取出し結線用の結線スペースとして使用することが可
能である。かくすれば、床下の配線は混乱せず、整理が
できる上に二重床のメリットを損なわず機能させること
ができる。
して使用し、両線の通線ダクト11,11にはさまれた部分
を取出し結線用の結線スペースとして使用することが可
能である。かくすれば、床下の配線は混乱せず、整理が
できる上に二重床のメリットを損なわず機能させること
ができる。
実施例 次に、図面に示したこの発明の実施例を説明する。
第1図は本発明のOA用床通線方式を実施したOA二重床
の平面を示し、第2図と第3図は前記二重床を形成する
床ブロック1の構造詳細を示している。
の平面を示し、第2図と第3図は前記二重床を形成する
床ブロック1の構造詳細を示している。
この床ブロック1はグラスファイバー強化コンクリー
トの成形板であり、第2図の平面方向に見た場合のA,B
寸法は例えば530×530mm位の大きさの正方形をなし、そ
の平均的な板厚は20〜25mm位である。下面の四隅位置に
は厚さ45mm位の半球状に盛り上った脚部3を有し、該脚
部3の中心部に垂直なレベル出し機構10が付設されてい
る。レベル出し機構10は、床ブロック1中に埋め込まれ
たスリーブナット10a内にφ12位のスタッドボルト10bを
ねじ込んだ構成であり、該スタッドボルト10bの下端部
にはすべり及び騒音防止用の足ゴム10cが付設されてい
る。
トの成形板であり、第2図の平面方向に見た場合のA,B
寸法は例えば530×530mm位の大きさの正方形をなし、そ
の平均的な板厚は20〜25mm位である。下面の四隅位置に
は厚さ45mm位の半球状に盛り上った脚部3を有し、該脚
部3の中心部に垂直なレベル出し機構10が付設されてい
る。レベル出し機構10は、床ブロック1中に埋め込まれ
たスリーブナット10a内にφ12位のスタッドボルト10bを
ねじ込んだ構成であり、該スタッドボルト10bの下端部
にはすべり及び騒音防止用の足ゴム10cが付設されてい
る。
この床ブロック1は、4箇所のレベル出し機構10を調
整して建物のコンクリート床4上にきっちり水平に、か
つ室内全体の床面が一平面を形成するように敷き込まれ
て二重床が形成されている。ちなみに、床ブロック1で
形成される床面は、コンクリート床4からの高さが約55
mm以下の低床型である。よって既存の事務所ビルの床の
改築であったとしても、階高への悪影響はさしてない。
床ブロック1…を敷きつめることにより、建物のコンク
リート床4と床ブロック1との間には脚部3の位置を除
いて高さ寸法の最大が35mm程度、水平方向には340mmぐ
らいの配線空間7が幅広く形成された二重床となってい
る。
整して建物のコンクリート床4上にきっちり水平に、か
つ室内全体の床面が一平面を形成するように敷き込まれ
て二重床が形成されている。ちなみに、床ブロック1で
形成される床面は、コンクリート床4からの高さが約55
mm以下の低床型である。よって既存の事務所ビルの床の
改築であったとしても、階高への悪影響はさしてない。
床ブロック1…を敷きつめることにより、建物のコンク
リート床4と床ブロック1との間には脚部3の位置を除
いて高さ寸法の最大が35mm程度、水平方向には340mmぐ
らいの配線空間7が幅広く形成された二重床となってい
る。
この前記配線空間7内の特に左右の脚部3、3の間の
略中央位置に、浅い溝形断面の通線ダクト11が所定方向
に所望の長さで設置されている。即ち、床上のOA機器に
必要な配線類は、全てこの通線ダクト11内にまとめて必
要なだけ設置される。ちなみに通線ダクト11は、第4図
のように薄鉄板を浅い溝形に折曲げ加工等したもの(又
はL形断面の塩化ビニール成形品を平行に対向配置した
ものでも可)で、その両側壁には上記床ブロック1の切
欠き部2と同様に530mmピッチぐらいに切欠いた配線口
出し部11a…が形成されている。この通線ダクト11は、
例えば電力線用と通信線用及び信号線用の3本を一組と
して隣接する関係で各々平行に床コンクリート4上に設
置し、例えば接着等の手段で固定されている。各々の通
線ダクト11に電力線,通信線,信号線の種類別に配設さ
れる結果、例えば電気障害の防止及び配線作業の単純化
などが達成されている。
略中央位置に、浅い溝形断面の通線ダクト11が所定方向
に所望の長さで設置されている。即ち、床上のOA機器に
必要な配線類は、全てこの通線ダクト11内にまとめて必
要なだけ設置される。ちなみに通線ダクト11は、第4図
のように薄鉄板を浅い溝形に折曲げ加工等したもの(又
はL形断面の塩化ビニール成形品を平行に対向配置した
ものでも可)で、その両側壁には上記床ブロック1の切
欠き部2と同様に530mmピッチぐらいに切欠いた配線口
出し部11a…が形成されている。この通線ダクト11は、
例えば電力線用と通信線用及び信号線用の3本を一組と
して隣接する関係で各々平行に床コンクリート4上に設
置し、例えば接着等の手段で固定されている。各々の通
線ダクト11に電力線,通信線,信号線の種類別に配設さ
れる結果、例えば電気障害の防止及び配線作業の単純化
などが達成されている。
次に、第2図の床ブロック1における左右の平行2辺
の中央部には、間口幅が約85mm,奥行きが35mm位の同
形、同大の切り欠き部2、2が略左右対称に形成されて
いる。したがって、この床ブロック1を上述のように敷
き込むに際しては、左右の切り欠き部2、2が当該床ブ
ロック1を手に持つ手掛け部として利用でき便利であ
る。そして、第1図に示したように隣合う切り欠き部
2、2同士が一つに合致されて出来る矩形孔2が、床面
全体に約530mmピッチの規則的な配列で多数形成される
ことになる。従って、上述したように床下の配線空間7
に設置した通線ダクト(ガイドライン)11内に配設した
OA機器の配線類は、床上のOA機器が据付けられた場所に
応じて自由に直近の矩形孔2から床上へ引き出して最短
距離でそのOA機器と接続することができる。従って、床
上に配線類が長々と横たわる光景は解消されるのであ
る。
の中央部には、間口幅が約85mm,奥行きが35mm位の同
形、同大の切り欠き部2、2が略左右対称に形成されて
いる。したがって、この床ブロック1を上述のように敷
き込むに際しては、左右の切り欠き部2、2が当該床ブ
ロック1を手に持つ手掛け部として利用でき便利であ
る。そして、第1図に示したように隣合う切り欠き部
2、2同士が一つに合致されて出来る矩形孔2が、床面
全体に約530mmピッチの規則的な配列で多数形成される
ことになる。従って、上述したように床下の配線空間7
に設置した通線ダクト(ガイドライン)11内に配設した
OA機器の配線類は、床上のOA機器が据付けられた場所に
応じて自由に直近の矩形孔2から床上へ引き出して最短
距離でそのOA機器と接続することができる。従って、床
上に配線類が長々と横たわる光景は解消されるのであ
る。
ちなみに、通線ダクト(ガイドライン)11内の配線
は、同通線ダクト11の両側壁に形成した配線口出し部11
aから横引きして床下の配線空間7内を該当する矩形孔
2の位置まで引き回し床上に引上げられる。また、樋状
の通線ダクト11は、これをガイドラインに利用すること
により増設配線を簡単に設置することもできる。即ち、
配線入側の床ブロック1を1個だけ取り除いてそこから
通線ダクト11内へ増設配線を挿し入れ、同じく配線出側
の床ブロック1を取り除いてそこに到達した配線を引取
るようにすると、途中の床ブロック1…については一切
手を触れないで作業できるのである。
は、同通線ダクト11の両側壁に形成した配線口出し部11
aから横引きして床下の配線空間7内を該当する矩形孔
2の位置まで引き回し床上に引上げられる。また、樋状
の通線ダクト11は、これをガイドラインに利用すること
により増設配線を簡単に設置することもできる。即ち、
配線入側の床ブロック1を1個だけ取り除いてそこから
通線ダクト11内へ増設配線を挿し入れ、同じく配線出側
の床ブロック1を取り除いてそこに到達した配線を引取
るようにすると、途中の床ブロック1…については一切
手を触れないで作業できるのである。
なお、上述のように建物のコンクリート床4上へ敷き
込んだ床ブロック1は、床コンクリート4に対しては、
第5図〜第7図に例示した手段で固定されている。即
ち、隣り合う2個の切欠き部2、2を合致させて形成さ
れた矩形孔2…のうち要所要所に位置する矩形孔2内
に、略U形状(第5図)の押え金具5がはめ込まれてい
る。押え金具5は、その左右両側に対称形に形成された
掛爪5a、5aを有し、この掛爪5a、5aが切欠き部2の一段
低く形成された口縁部2a上に掛止められている。そし
て、押え金具5は、コンクリート床4に予め埋設してあ
るインサート6へねじ込んだボルト8で締付け、もって
床ブロック1の強固な固定が行なわれているる。つま
り、全ての床ブロック1…を押え金具5及びインサート
6で固定する必要はなく、床全面のうち要所要所の位置
を固定すれば床機能に支障はない。その余の矩形孔2…
は配線の引出し口に利用したり、その必要がないところ
には盲蓋9をして塞ぎ、その上にカーペット12を敷いて
仕上げが行なわれる(第8図)。
込んだ床ブロック1は、床コンクリート4に対しては、
第5図〜第7図に例示した手段で固定されている。即
ち、隣り合う2個の切欠き部2、2を合致させて形成さ
れた矩形孔2…のうち要所要所に位置する矩形孔2内
に、略U形状(第5図)の押え金具5がはめ込まれてい
る。押え金具5は、その左右両側に対称形に形成された
掛爪5a、5aを有し、この掛爪5a、5aが切欠き部2の一段
低く形成された口縁部2a上に掛止められている。そし
て、押え金具5は、コンクリート床4に予め埋設してあ
るインサート6へねじ込んだボルト8で締付け、もって
床ブロック1の強固な固定が行なわれているる。つま
り、全ての床ブロック1…を押え金具5及びインサート
6で固定する必要はなく、床全面のうち要所要所の位置
を固定すれば床機能に支障はない。その余の矩形孔2…
は配線の引出し口に利用したり、その必要がないところ
には盲蓋9をして塞ぎ、その上にカーペット12を敷いて
仕上げが行なわれる(第8図)。
なお、OA機器配線の引き出しを予定する矩形孔2の処
理は、第8図に示したように同矩形孔2内に逆さストッ
パ13aを有するスタッド13をはめ込んで止め、カーペッ
ト12の上から蓋板9で孔を塞ぎ、ビス15、15で固定して
仕上げられている。
理は、第8図に示したように同矩形孔2内に逆さストッ
パ13aを有するスタッド13をはめ込んで止め、カーペッ
ト12の上から蓋板9で孔を塞ぎ、ビス15、15で固定して
仕上げられている。
また、間仕切り14を立てる必要があるときは、第5図
〜第7図に示したように、押え金具5の底板部に予めね
じ孔を設けておき、このねじ孔へねじ込んだボルト16、
16で間仕切り14の下枠14aを強固に固定することにより
設置されている。したがって、矩形孔(切欠き部)2の
並びに沿う配置とするかぎり、間仕切り14の設置、撤去
は自由自在にできるのである。
〜第7図に示したように、押え金具5の底板部に予めね
じ孔を設けておき、このねじ孔へねじ込んだボルト16、
16で間仕切り14の下枠14aを強固に固定することにより
設置されている。したがって、矩形孔(切欠き部)2の
並びに沿う配置とするかぎり、間仕切り14の設置、撤去
は自由自在にできるのである。
本発明の奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この
発明に係るオフィスオートメーション用床通線方式は、
建物が新設であるか既設であるかの別を問わず、事務所
ビルの床コンクリート4上へモジュール化されたプレキ
ャストの床ブロック1…を敷き込み通線ダクト11を設置
することにより簡単、迅速に実施でき、もって事務所の
OA化に適切に対処することができる。
発明に係るオフィスオートメーション用床通線方式は、
建物が新設であるか既設であるかの別を問わず、事務所
ビルの床コンクリート4上へモジュール化されたプレキ
ャストの床ブロック1…を敷き込み通線ダクト11を設置
することにより簡単、迅速に実施でき、もって事務所の
OA化に適切に対処することができる。
即ち、OA機器の配線類は全て床下の配線空間7に設置
した通線ダクト11内に種類別、系統別にまとめて又は区
分けして配線できるから、配線作業の単純化とプレハブ
化を可能ならしめるほか、床下の配線の混乱を防止でき
る。
した通線ダクト11内に種類別、系統別にまとめて又は区
分けして配線できるから、配線作業の単純化とプレハブ
化を可能ならしめるほか、床下の配線の混乱を防止でき
る。
また、事務所内の任意所望の位置に据付けたOA機器に
対しては、直近の矩形孔2から配線を引き出して最短距
離に接続できる自由さがあり、床上に配線類を長々と横
たわらせないので、事務所内の景観を整然とできる。し
たがって、人の歩行や運搬車などの通行に障害をなから
しめ、かつ配線類の損傷によるトラブルも未然に防止で
き、良好な事務環境を作ることにも寄与する。
対しては、直近の矩形孔2から配線を引き出して最短距
離に接続できる自由さがあり、床上に配線類を長々と横
たわらせないので、事務所内の景観を整然とできる。し
たがって、人の歩行や運搬車などの通行に障害をなから
しめ、かつ配線類の損傷によるトラブルも未然に防止で
き、良好な事務環境を作ることにも寄与する。
さらに、OA機器の移設やこれを使用する人の配置転換
は何の制約を受けることもなく自由に実行できるし、必
要があれば配線の増設も簡単、迅速に行なえる便利さが
ある。
は何の制約を受けることもなく自由に実行できるし、必
要があれば配線の増設も簡単、迅速に行なえる便利さが
ある。
第1図はこの発明のOA用床通線方式を実施した床の平面
図、第2図は床ブロックの平面図、第3図は第1図のII
I−III矢視断面図、第4図は通線ダクトの斜視図、第5
図〜第7図は床ブロックの固定及び間仕切りの設置に関
する構造の要部を示した平面図と正面及び側面方向の断
面図、第8図は配線引出口部分の納まりを示した断面図
である。
図、第2図は床ブロックの平面図、第3図は第1図のII
I−III矢視断面図、第4図は通線ダクトの斜視図、第5
図〜第7図は床ブロックの固定及び間仕切りの設置に関
する構造の要部を示した平面図と正面及び側面方向の断
面図、第8図は配線引出口部分の納まりを示した断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 滋 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 原 行雄 東京都中央区日本橋富沢町9番10号 日 東紡績株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】イ) 平面形状が矩形をなし、少なくとも
平行2辺の略対称位置に同形、同大の切欠き部(2)
(2)を有し、複数のレベル出し機構付き脚部(3)を
有する床ブロック(1)を、建物のコンクリート床
(4)上に、隣り合う床ブロック(1)(1)の前記切
欠き部(2)(2)同士が対峙する配置で敷きつめて二
重床が形成されており、 ロ) 床ブロック(1)とコンクリート床(4)との間
に形成された配線空間(7)内における前記切り欠き部
(2)の配列に沿って溝形断面の樋状をなす通線ダクト
(11)が設置されており、 ハ) この通線ダクト(11)内にオフィスオートメーシ
ョン用の配線類を配設し、配線は所望位置の切欠き部
(2)から床上へ引出してオフィスオートメーション機
器と接続されていること、 を特徴とするオフィスオートメーション用床通線方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6902388A JP2640962B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | オフィスオートメーション用床通線方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6902388A JP2640962B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | オフィスオートメーション用床通線方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01244062A JPH01244062A (ja) | 1989-09-28 |
JP2640962B2 true JP2640962B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13390573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6902388A Expired - Fee Related JP2640962B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | オフィスオートメーション用床通線方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640962B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753921B1 (en) * | 1995-07-14 | 1999-10-06 | Hitachi Metals Techno, Ltd. | Free access floor |
JP7368063B2 (ja) * | 2019-01-17 | 2023-10-24 | 三洋工業株式会社 | 床配線用構造、その形成方法、及び床配線構造用セット |
-
1988
- 1988-03-23 JP JP6902388A patent/JP2640962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01244062A (ja) | 1989-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |