JP2539110Y2 - 熱切断機用ト−チの破損防止装置 - Google Patents
熱切断機用ト−チの破損防止装置Info
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- holder
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Description
損防止装置に関する。
断用トーチを備えた切断機を、2次元駆動装置または3
次元駆動装置に搭載したいわゆる2次元加工機、3次元
加工機においては、トーチの切断軌跡精度を維持するた
め、前記駆動装置に固着したトーチホルダにトーチを固
定し、トーチに遊びやふらつきが生じないようにしてい
る。
がら、あらかじめ設定した方向に駆動装置を動かして被
切断材(以下ワークという)の切断を行うが、図4に示
したように、切り離された切断済みワーク17がワーク
台18から落ち、切断済みワーク17の一端が未切断ワ
ーク19の上面から突き出てしまうことがある。このよ
うな状態で次の切断を行うためにトーチ1が切断済みワ
ーク17の方向に移動すると、トーチ1は切断済みワー
ク17の突出部に衝突し、その衝撃力が著しい場合はト
ーチ1が損傷ないし折損してしまうことがある。
下端よりも突出した場合、従来の技術では障害物となっ
ている切断済みワークを人手によって取り除いている。
しかし、トーチの切断済みワークへの衝突は不規則かつ
突発的に、また短時間のうちに発生することが多いの
で、作業者がこれらのすべてについて迅速に対応して、
トーチの破損を未然に回避することは困難である。
チが切断済みワーク等の障害物に衝突した場合、トーチ
に加えられる衝撃力を一定値以下に抑えることができる
ような熱切断機用トーチの破損防止装置を提供すること
を目的とする。
に本考案に係る熱切断機用トーチの破損防止装置は、ト
ーチを上下動する装置に固着したプレート、またはトー
チを上下動する装置にプレートを介して固着したトーチ
ブラケットと、トーチを固着するトーチホルダとの接合
面のいずれか一方に少なくとも1個の磁石を埋設して他
方の接合面を吸着し、前記プレートまたはトーチブラケ
ットと、トーチホルダのいずれか一方の接合面に突設し
た複数個の球体が、他方の接合面に設けた円錐状の凹部
にそれぞれ当接することによって、トーチホルダを所定
の位置および角度に保持するとともに、プレートまたは
トーチブラケットに対するトーチホルダの変位を検出す
る検出器を備える構成とし、このような構成において、
前記プレートまたはトーチブラケットと、トーチホルダ
との接合面を平面としてもよく、または、前記プレート
またはトーチブラケットと、トーチホルダとの接合面を
球面としてもよく、あるいは、前記トーチブラケット
と、トーチホルダとの接合面を円錐面としてもよい。
固着したプレート、またはこのプレートに固着したトー
チブラケットと、トーチホルダとの接合面のいずれか一
方に埋設した磁石によって他方の接合面を吸着すること
にしたので、トーチが障害物に衝突して磁石の吸着力を
超える力がトーチに加えられると、トーチホルダは接合
面から引き離されるか、または外力の作用方向に沿って
変位する。このためトーチには過大な力が加わらず、ト
ーチの破損を回避することができる。
または外力の作用方向に沿って変位すると、検出器がこ
れを検出するので、制御装置は熱切断機の作動を停止さ
せ、作業者によって障害物が排除される。切断作業を再
開する場合は、プレートまたはトーチブラケットと、ト
ーチホルダとの接合面のいずれか一方に突設した球体
を、他方の接合面の凹部に当接させることによって、ト
ーチホルダを容易にかつ正確に所定の位置に装着するこ
とができる。
防止装置をプラズマ切断機に適用した実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。図1は請求項2の第1
実施例を示す。ボールねじを備え、トーチ1を上下動す
る軸2に螺合された駆動部3にプレート4がボルト等で
固着されている。このプレート4には複数個の磁石5が
埋設され、位置決め用鋼球6、位置決め用ピン7が装着
されている。トーチ1は前記プレート4と面合わせして
いるトーチホルダ8に固着されている。前記位置決め用
鋼球6はばねによって付勢され、トーチホルダ8に設け
られた円錐状の凹部に当接し、前記位置決め用ピン7先
端の球面もまたトーチホルダ8に設けられた円錐状の凹
部に当接している。トーチホルダ8は磁石5によってプ
レート4に吸着され、位置決め用鋼球6および位置決め
用ピン7によって、プレート4に対してトーチホルダ8
が所定の位置および角度に正確に固定されるようになっ
ている。
断済みワークの突出部等に当り、たとえば図1の矢印方
向から衝撃力が加えられた場合、この衝撃力がトーチホ
ルダ8を吸着している磁石5の吸着力を超えると、トー
チホルダ8がプレート4から離れはじめ、トーチ1の下
端が衝撃力の作用点の反対側に傾く。これによりトーチ
1に加えられる外力は一定値以下に抑えられ、トーチ1
の損傷ないし折損を防止する。
出器9が、プレート4からトーチホルダ8が離れたこと
を検出し、これを図示しないプラズマ切断機制御装置に
入力することにより、プラズマ切断機制御装置はトーチ
1の移動動作とプラズマアークの発生とを停止させる。
なお、プレート4から離脱したトーチホルダ8が落下す
るとトーチ1が損傷するので、これを防止するためプレ
ート4とトーチホルダ8とはワイヤ10によって連結さ
れている。
渉物、障害物を取り除き、プレート4にトーチホルダ8
を面合わせ固定する。このとき前記位置決め用鋼球6と
位置決め用ピン7とにより、トーチホルダ8はプレート
4に対して容易に正規の位置および角度に固定され、正
常状態に復元される。
との位置合わせに、ばねによって付勢された位置決め用
鋼球6と、先端に球面を備えた位置決め用ピン7とを用
いたが、これに限るものではなく、位置決め用鋼球6の
みを複数個用いてもよいし、位置決め用ピン7のみを複
数個用いてもよい。
ルねじを備え、トーチ1を上下動する軸2に螺合された
駆動部3にプレート4が固着され、プレート4にトーチ
ブラケット11が固着されている。トーチ1を固定する
トーチホルダ12はフランジ部と円筒部とからなり、中
心にトーチ1を挿通する穴を備えている。前記フランジ
部の下面には、円周に沿って複数個の磁石13が埋設さ
れ、円周上の3箇所に円錐状の凹部が設けられている。
円筒部には外周にねじが設けられ、複数個のスリットが
配設されている。トーチ1はトーチホルダ12に設けら
れた穴に挿通され、トーチホルダ12の下部に螺合され
た固定ナット14によって外周を締め付けられ、固定さ
れている。
12を遊嵌する穴を有し、上面には円周上3箇所に、ば
ねによって付勢された位置決め用鋼球6が突設されてい
る。前記トーチホルダ12のフランジ部下面に設けられ
た円錐状の凹部に位置決め用鋼球6が当接することによ
り、トーチブラケット11に対するトーチホルダ12の
軸心すなわちトーチ1の軸心が正規の位置に保持される
ようになっている。
断済みワーク等に当り、たとえば図2の矢印方向から衝
撃力が加えられた場合、この衝撃力がトーチホルダ12
を保持している磁石13の吸着力を超えると、トーチホ
ルダ12のフランジ部下面はトーチブラケット11の接
合面から引き離され、トーチ1の下端は衝撃力の作用方
向に沿って傾く。これによりトーチ1に加えられる外力
は一定値以下に抑えられる。更に、プレート4に取着さ
れた検出器15とトーチホルダ12に固着された接触子
16との接触部分が外れ、接点が開放される。これによ
り、図示しないプラズマ切断機制御装置が作動して、ト
ーチ1の移動動作とプラズマアークの発生とを停止させ
る。
渉物、障害物を取り除き、トーチホルダ12の円錐状凹
部をトーチブラケット11の位置決め用鋼球6に合わせ
てトーチホルダ12をトーチブラケット11に挿嵌す
る。これによりトーチ1は正規の位置に固定され、正常
状態に復元される。
を上下動する軸2に螺合された駆動部3に、プレート4
を介してトーチブラケット11が固着されている。トー
チ1を固定するトーチホルダ12は、上部外周に形成さ
れた球面の一部と、この球面に続く円筒部とからなり、
中心にトーチ1を挿通する穴を備えている。前記円筒部
には外周にねじが設けられ、複数個のスリットが配設さ
れている。トーチホルダ12の球面は、トーチブラケッ
ト11の穴の内周に形成された球面に密接している。ま
た、トーチ1はトーチホルダ12に設けられた穴に挿通
され、トーチホルダ12の下部に螺合された固定ナット
14によって外周を締め付けられ、固定されている。
成された球面には、円周に沿って複数個の磁石13が埋
設され、また円周上の3箇所にばねによって付勢された
位置決め用鋼球6が突設されている。トーチホルダ12
の球面には前記位置決め用鋼球6に対応する位置に円錐
状の凹部が設けられ、位置決め用鋼球6が前記凹部に当
接することにより、トーチブラケット11に対するトー
チホルダ12の軸心すなわちトーチ1の軸心が正規の状
態に保持されるようになっている。
断済みワーク等に当り、たとえば図3の矢印方向から衝
撃力が加えられた場合、この衝撃力がトーチホルダ12
を保持している磁石13の吸着力を超えると、トーチホ
ルダ12はトーチブラケット11の球面上を滑りはじ
め、トーチ1の下端は衝撃力の作用方向に沿って傾く。
これによりトーチ1に加えられる外力は一定値以下に抑
えられる。更に、プレート4に取着された検出器15と
トーチホルダ12に固着された接触子16との接触部分
が外れ、接点が開放される。これにより、図示しないプ
ラズマ切断機制御装置が作動して、トーチ1の移動動作
とプラズマアークの発生とを停止させる。人手による障
害物除去、正常状態への復元等は前記請求項2の第2実
施例と同じである。
ブラケット11と、トーチホルダ12との球面による接
合を円錐面に代えたもので、その他の構造は図3と同一
である。トーチ下端に磁石の吸着力を超える衝撃力が加
えられると、円錐接合面が引き離され、トーチホルダは
浮き上がりつつ衝撃力の作用方向に沿って傾き、トーチ
1に加えられる外力は一定値以下に抑えられる。
石を用いてトーチホルダをプレートまたはトーチブラケ
ットに吸着し、トーチが障害物に当たったときトーチに
加わる力が磁石の吸着力を超えると、トーチホルダがプ
レートまたはトーチブラケットの所定の位置から外れ、
外力に抗しないようにしたので、障害物の排除が遅れた
場合であっても、トーチの破損を未然に防止することが
できる。
ると、これを検出して切断機が停止するので、被切断材
に対する所定の切断線を外れた切断動作を回避すること
ができ、切断不良の発生を防止することができる。
の破損防止装置の部分砕側面図である。
の破損防止装置の部分砕側面図である。
損防止装置の部分砕側面図である。
端が突出した状態を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 トーチを上下動する装置に固着したプレ
ート、またはトーチを上下動する装置にプレートを介し
て固着したトーチブラケットと、トーチを固着するトー
チホルダとの接合面のいずれか一方に少なくとも1個の
磁石を埋設して他方の接合面を吸着し、前記プレートま
たはトーチブラケットと、トーチホルダのいずれか一方
の接合面に突設した複数個の球体が、他方の接合面に設
けた円錐状の凹部にそれぞれ当接することによって、ト
ーチホルダを所定の位置および角度に保持するととも
に、プレートまたはトーチブラケットに対するトーチホ
ルダの変位を検出する検出器を備えたことを特徴とする
熱切断機用トーチの破損防止装置。 - 【請求項2】 前記プレートまたはトーチブラケット
と、トーチホルダとの接合面が平面であることを特徴と
する請求項1の熱切断機用トーチの破損防止装置。 - 【請求項3】 前記プレートまたはトーチブラケット
と、トーチホルダとの接合面が球面であることを特徴と
する請求項1の熱切断機用トーチの破損防止装置。 - 【請求項4】 前記トーチブラケットと、トーチホルダ
との接合面が円錐面であることを特徴とする請求項1の
熱切断機用トーチの破損防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011196U JP2539110Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 熱切断機用ト−チの破損防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011196U JP2539110Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 熱切断機用ト−チの破損防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104271U JPH04104271U (ja) | 1992-09-08 |
JP2539110Y2 true JP2539110Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31744595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011196U Expired - Lifetime JP2539110Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 熱切断機用ト−チの破損防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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JP2012110907A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | 加工装置 |
JP7105678B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2022-07-25 | 三菱電機株式会社 | 連結装置、加工装置、および連結装置の組立方法 |
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WO2023162398A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工ヘッドおよびレーザ加工機 |
WO2023162397A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工ヘッドおよびレーザ加工機 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1991011196U patent/JP2539110Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04104271U (ja) | 1992-09-08 |
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