JP2538740B2 - 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体製造装置及び半導体装置の製造方法Info
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- JP2538740B2 JP2538740B2 JP4149676A JP14967692A JP2538740B2 JP 2538740 B2 JP2538740 B2 JP 2538740B2 JP 4149676 A JP4149676 A JP 4149676A JP 14967692 A JP14967692 A JP 14967692A JP 2538740 B2 JP2538740 B2 JP 2538740B2
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Description
【0001】〔目次〕 ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用(図11,図12) ・実施例 (1)本発明の半導体製造装置の実施例 第1の実施例(図1,図5,図6) 第2の実施例(図2) 第3の実施例(図3) 第4の実施例(図4) (2)本発明の半導体製造方法の実施例 第5の実施例(図7) 第6の実施例(図8) 第7の実施例(図9) 第8の実施例(図10) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、更に詳しく言えば、低温CVD法により形成さ
れた絶縁膜の改質方法を含む半導体装置の製造方法に関
する。
に関し、更に詳しく言えば、低温CVD法により形成さ
れた絶縁膜の改質方法を含む半導体装置の製造方法に関
する。
【0003】
【従来の技術】近年、絶縁膜を形成するためのCVD
(Chemical Vapor Depositio
n)法には種々の方式があるが、主としてプラズマCV
D法や熱的CVD法が用いられている。ところで、VL
SI (Very LargeScale Integ
rated Circuit)、特にDRRAMにおい
ては微細化及び高密度化のため、プラズマCVD法によ
り形成される絶縁膜はステップカバレージが劣り、また
カーボン(C)等不純物を形成された絶縁膜中に含むた
め好ましくない。従って、微細化及び高密度化されるD
RAMの作成にはステップカバレージに優れた熱的CV
D法、特に熱的に他に影響を及ぼさないように低温で膜
形成の可能な熱的CVD法の適用が注目されている。従
来、低温で膜形成の可能な熱的CVD法として、 反応ガス:モノシラン(SiH4)/酸素(O2)混合ガス 温度:350〜450℃ 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)混合ガス 温度:350〜450℃がある。
(Chemical Vapor Depositio
n)法には種々の方式があるが、主としてプラズマCV
D法や熱的CVD法が用いられている。ところで、VL
SI (Very LargeScale Integ
rated Circuit)、特にDRRAMにおい
ては微細化及び高密度化のため、プラズマCVD法によ
り形成される絶縁膜はステップカバレージが劣り、また
カーボン(C)等不純物を形成された絶縁膜中に含むた
め好ましくない。従って、微細化及び高密度化されるD
RAMの作成にはステップカバレージに優れた熱的CV
D法、特に熱的に他に影響を及ぼさないように低温で膜
形成の可能な熱的CVD法の適用が注目されている。従
来、低温で膜形成の可能な熱的CVD法として、 反応ガス:モノシラン(SiH4)/酸素(O2)混合ガス 温度:350〜450℃ 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)混合ガス 温度:350〜450℃がある。
【0004】また、ステップカバレージに優れ、かつ低
温で膜形成の可能なCVD法として上記の熱的CVD法
の他にも紫外線を照射しながら膜形成を行う光CVD法
も注目されつつある。
温で膜形成の可能なCVD法として上記の熱的CVD法
の他にも紫外線を照射しながら膜形成を行う光CVD法
も注目されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デバイスのデ
ザインルールが1μm以下になってきた場合、層間絶縁
膜などの膜質の善し悪しがデバイス特性に大きな影響を
及ぼし、低温CVD法により作成された層間絶縁膜につ
いては新たに次のような問題が生じてきている。即ち、 形成された絶縁膜の密度が小さい、或いは 形成された絶縁膜中に水分(H2O)やSi−OHの
ような結合を含んでいる、或いは Si−H等のような結合を含んでいるために、 絶縁破壊強度の低下、或いは リーク電流の増大、或いは A1膜等のコロージョン等による信頼性にかかわる問
題を引き起こすことがある。
ザインルールが1μm以下になってきた場合、層間絶縁
膜などの膜質の善し悪しがデバイス特性に大きな影響を
及ぼし、低温CVD法により作成された層間絶縁膜につ
いては新たに次のような問題が生じてきている。即ち、 形成された絶縁膜の密度が小さい、或いは 形成された絶縁膜中に水分(H2O)やSi−OHの
ような結合を含んでいる、或いは Si−H等のような結合を含んでいるために、 絶縁破壊強度の低下、或いは リーク電流の増大、或いは A1膜等のコロージョン等による信頼性にかかわる問
題を引き起こすことがある。
【0006】この問題を解決するためには、 できるだけ高温下で膜形成を行うこと、 できるだけ低成長速度で膜形成を行うこと、 TEOSを用いた方法ではO3濃度をできるだけ高め
ること、 成膜後、できるかぎり高温で膜をアニールすること等
の手段のうち少なくともいずれかが行われる必要がある
が、それぞれ限界がある。例えば、下部A1膜を被覆す
る層間絶縁膜を形成する場合にはA1膜とSi基板との
コンタクト特性やヒロックの発生などの観点から温度を
450℃以上にすることは望ましくない。また、量産性
を確保するため成長速度を余り小さくできない。
ること、 成膜後、できるかぎり高温で膜をアニールすること等
の手段のうち少なくともいずれかが行われる必要がある
が、それぞれ限界がある。例えば、下部A1膜を被覆す
る層間絶縁膜を形成する場合にはA1膜とSi基板との
コンタクト特性やヒロックの発生などの観点から温度を
450℃以上にすることは望ましくない。また、量産性
を確保するため成長速度を余り小さくできない。
【0007】更に、光CVD法では、膜の形成中にチャ
ンバの紫外線の照射窓に生成膜が付着してくもりが生
じ、紫外線の照射効果が減じられるため、生成膜の成長
レートや膜質が低下するという問題がある。また、光C
VD法は本来の成長レートが小いので、量産に向かない
という問題もある。
ンバの紫外線の照射窓に生成膜が付着してくもりが生
じ、紫外線の照射効果が減じられるため、生成膜の成長
レートや膜質が低下するという問題がある。また、光C
VD法は本来の成長レートが小いので、量産に向かない
という問題もある。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、低温で膜形成の可能なCVD法により形
成された絶縁膜の膜質を改良することができ、かつ量産
性を保持することができる半導体装置の製造方法を提供
することを目的とするものである。
されたもので、低温で膜形成の可能なCVD法により形
成された絶縁膜の膜質を改良することができ、かつ量産
性を保持することができる半導体装置の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1の発明
である、気相成長(CVD)により被形成体上にシリコ
ン含有絶縁膜又はタンタル含有絶縁膜を形成した後、ア
ンモニア(NH3)ガス雰囲気中で前記被形成体を加熱
しながら前記絶縁膜に紫外線照射処理を行うことを特徴
とする半導体装置の製造方法によって解決され、第2の
発明である、第1の発明に記載の製造方法を繰り返すこ
とにより、前記シリコン含有絶縁膜又はタンタル含有絶
縁膜の膜厚を増やしていくことを特徴とする半導体装置
の製造方法によって解決され、第3の発明である、前記
シリコン含有絶縁膜は、 反応ガス:モノシラン(SiH4)/酸素(O2)を含
む混合ガス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSiO2膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、第4の発明である、前記シリ
コン含有絶縁膜は、 反応ガス:有機シラン/オゾン(O3)を含む混合ガ
ス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSiO2膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、第5の発明である、前記タン
タル含有絶縁膜は、 反応ガス:タンタル(Ta)の有機化合物/オゾン(O
3)を含む混合ガス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたTa2O5膜であることことを特徴
とする第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装
置の製造方法によって解決され、第6の発明である、前
記気相成長(CVD)を常圧下で行うことを特徴とする
第1乃至第5の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、 第7の発明である、前記気
相成長(CVD)を減圧下で行うことを特徴とする第1
乃至第5の発明のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法によって解決され、 第8の発明である、被成膜面が
下向きになっている被形成体上に気相成長により膜を形
成する気相成長室と、前記被形成体の加熱手段とアンモ
ニア導入口とを備え、前記被成膜面を下に向けて前記被
成膜面に気相成長された膜に紫外線照射処理を行う、前
記気相成長室と連接された紫外線処理室とを一組として
その複数組が順に接続され、前記被形成体への前記膜の
形成と該膜の処理とを連続して繰り返し行えるようにし
たことを特徴とする半導体製造装置によって解決され、
第9の発明である、前記被形成体を移動させながら前記
被形成体への前記膜の形成と該膜の処理を連続して繰り
返し行えるように、前記複数組を通過する前記被形成体
の連続式移動手段を有することを特徴とする第8の発明
に記載の半導体製造装置によって解決される。
である、気相成長(CVD)により被形成体上にシリコ
ン含有絶縁膜又はタンタル含有絶縁膜を形成した後、ア
ンモニア(NH3)ガス雰囲気中で前記被形成体を加熱
しながら前記絶縁膜に紫外線照射処理を行うことを特徴
とする半導体装置の製造方法によって解決され、第2の
発明である、第1の発明に記載の製造方法を繰り返すこ
とにより、前記シリコン含有絶縁膜又はタンタル含有絶
縁膜の膜厚を増やしていくことを特徴とする半導体装置
の製造方法によって解決され、第3の発明である、前記
シリコン含有絶縁膜は、 反応ガス:モノシラン(SiH4)/酸素(O2)を含
む混合ガス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSiO2膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、第4の発明である、前記シリ
コン含有絶縁膜は、 反応ガス:有機シラン/オゾン(O3)を含む混合ガ
ス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSiO2膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、第5の発明である、前記タン
タル含有絶縁膜は、 反応ガス:タンタル(Ta)の有機化合物/オゾン(O
3)を含む混合ガス, 温度:350〜450℃ の条件で形成されたTa2O5膜であることことを特徴
とする第1又は第2の発明のいずれかに記載の半導体装
置の製造方法によって解決され、第6の発明である、前
記気相成長(CVD)を常圧下で行うことを特徴とする
第1乃至第5の発明のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法によって解決され、 第7の発明である、前記気
相成長(CVD)を減圧下で行うことを特徴とする第1
乃至第5の発明のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法によって解決され、 第8の発明である、被成膜面が
下向きになっている被形成体上に気相成長により膜を形
成する気相成長室と、前記被形成体の加熱手段とアンモ
ニア導入口とを備え、前記被成膜面を下に向けて前記被
成膜面に気相成長された膜に紫外線照射処理を行う、前
記気相成長室と連接された紫外線処理室とを一組として
その複数組が順に接続され、前記被形成体への前記膜の
形成と該膜の処理とを連続して繰り返し行えるようにし
たことを特徴とする半導体製造装置によって解決され、
第9の発明である、前記被形成体を移動させながら前記
被形成体への前記膜の形成と該膜の処理を連続して繰り
返し行えるように、前記複数組を通過する前記被形成体
の連続式移動手段を有することを特徴とする第8の発明
に記載の半導体製造装置によって解決される。
【0010】
【作用】本発明の作用について本願発明者の行った実験
結果により説明する。図11,図12(a),(b)は
本願発明者の行った実験結果である。
結果により説明する。図11,図12(a),(b)は
本願発明者の行った実験結果である。
【0011】この実験に用いた試料は、次のようにして
作成された。即ち、 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)
混合ガス(O3濃度:1% in O2), ウエハ温度:400℃, 形成速度:800〜1000Å/分 のような条件で、膜厚2000ÅのCVDSiO2膜
を、Si基板(ウエハ)上の、熱酸化により形成された
SiO2膜の上に形成する。
作成された。即ち、 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)
混合ガス(O3濃度:1% in O2), ウエハ温度:400℃, 形成速度:800〜1000Å/分 のような条件で、膜厚2000ÅのCVDSiO2膜
を、Si基板(ウエハ)上の、熱酸化により形成された
SiO2膜の上に形成する。
【0012】次いで、このウエハをヒータで加熱し、ウ
エハ温度を約400℃に保持した後、アンモニア(NH
3)ガスをアンモニアガス導入口13からチャンバ12
内に導入するとともに、水銀ランプを点灯し、所定の時
間保持する。
エハ温度を約400℃に保持した後、アンモニア(NH
3)ガスをアンモニアガス導入口13からチャンバ12
内に導入するとともに、水銀ランプを点灯し、所定の時
間保持する。
【0013】次に、このようにして処理されたCVDS
iO2膜について、 電気化学的方法による膜中の含有水分量の調査と、 赤外吸収スペクトルによる膜の組成の調査とを行っ
た。
iO2膜について、 電気化学的方法による膜中の含有水分量の調査と、 赤外吸収スペクトルによる膜の組成の調査とを行っ
た。
【0014】上記の2種類の調査結果について、それぞ
れ図11及び図12(a),(b)に示す。図11は電
気化学的方法によるCVDSiO2膜中の含有水分量の
調査結果で、紫外線照射時間に対するCVDSiO2膜
中の含有水分量(wt%)の変化について示す。なお、
比較のため、紫外線照射しないCVDSiO2膜につい
ても同様な調査を行った。また、図12(a),(b)
は赤外吸収スペクトルによるCVDSiO2膜の組成の
調査結果で、ウエハ温度400℃一定の条件で照射時間
をパラメータとして紫外線照射した試料についてのH2
Oの存在の調査結果を示すものである。なお、比較のた
め、上記と同じようにして形成されたCVDSiO2膜
についてアンモニアガスの代わりに、他のガス雰囲気
中、例えば酸素ガス又は窒素ガス雰囲気中で紫外線照射
を行った場合についても同様に調査を行った(図12
(b))。
れ図11及び図12(a),(b)に示す。図11は電
気化学的方法によるCVDSiO2膜中の含有水分量の
調査結果で、紫外線照射時間に対するCVDSiO2膜
中の含有水分量(wt%)の変化について示す。なお、
比較のため、紫外線照射しないCVDSiO2膜につい
ても同様な調査を行った。また、図12(a),(b)
は赤外吸収スペクトルによるCVDSiO2膜の組成の
調査結果で、ウエハ温度400℃一定の条件で照射時間
をパラメータとして紫外線照射した試料についてのH2
Oの存在の調査結果を示すものである。なお、比較のた
め、上記と同じようにして形成されたCVDSiO2膜
についてアンモニアガスの代わりに、他のガス雰囲気
中、例えば酸素ガス又は窒素ガス雰囲気中で紫外線照射
を行った場合についても同様に調査を行った(図12
(b))。
【0015】調査結果によれば、図11に示すように、
紫外線照射しないCVDSiO2膜の場合と比較して、
紫外線照射を行ったCVDSiO2膜中の含有水分量は
半分程度に減少している。
紫外線照射しないCVDSiO2膜の場合と比較して、
紫外線照射を行ったCVDSiO2膜中の含有水分量は
半分程度に減少している。
【0016】また、赤外吸収スペクトルによる膜の組成
の調査結果によれば、アンモニアガス雰囲気中で紫外線
照射されたCVDSiO2膜では、図12(a)に示す
ように、水分(H2O)を示すピーク(膨らみ)の大き
さが数分の短時間の処理で、急激に小さくなり、消失す
ることが判明した。これに対して、酸素ガス又は窒素ガ
ス雰囲気中で紫外線処理を行ったCVDSiO2膜で
は、図12(b)に示すように、処理時間につれて前記
のピーク(膨らみ)の大きさが小さくなってくるが、数
十分以上の比較的長時間の処理でないと前記のピーク
(膨らみ)が完全に消失しなかった。
の調査結果によれば、アンモニアガス雰囲気中で紫外線
照射されたCVDSiO2膜では、図12(a)に示す
ように、水分(H2O)を示すピーク(膨らみ)の大き
さが数分の短時間の処理で、急激に小さくなり、消失す
ることが判明した。これに対して、酸素ガス又は窒素ガ
ス雰囲気中で紫外線処理を行ったCVDSiO2膜で
は、図12(b)に示すように、処理時間につれて前記
のピーク(膨らみ)の大きさが小さくなってくるが、数
十分以上の比較的長時間の処理でないと前記のピーク
(膨らみ)が完全に消失しなかった。
【0017】以上の2種類の異なる調査結果は、アンモ
ニアガス雰囲気中での紫外線照射により、短時間でH2
Oが消失し、CVDSiO2膜の緻密性を向上させるこ
とができることを示している。なお、膜形成後にはSi
−OH,Si−H等のような結合も存在しているが、ア
ンモニアガス雰囲気中での紫外線照射によ、りこのよう
な結合も消失していると考えられ、CVDSiO2膜の
緻密性の向上に寄与していると考えられる。
ニアガス雰囲気中での紫外線照射により、短時間でH2
Oが消失し、CVDSiO2膜の緻密性を向上させるこ
とができることを示している。なお、膜形成後にはSi
−OH,Si−H等のような結合も存在しているが、ア
ンモニアガス雰囲気中での紫外線照射によ、りこのよう
な結合も消失していると考えられ、CVDSiO2膜の
緻密性の向上に寄与していると考えられる。
【0018】これは、紫外線の持つエネルギーにより、
或いは紫外線照射と加熱温度との相互作用によりCVD
SiO2膜表面及び膜内部のH2OがCVDSiO2膜
の外に排出されるためと考えられる。また、紫外線照射
の際の雰囲気ガスとしてアンモニアガスを用いた場合に
は、紫外線照射により活性化されたアンモニアガスの作
用により、CVDSiO2緻密化が一層増したためと考
えられる。
或いは紫外線照射と加熱温度との相互作用によりCVD
SiO2膜表面及び膜内部のH2OがCVDSiO2膜
の外に排出されるためと考えられる。また、紫外線照射
の際の雰囲気ガスとしてアンモニアガスを用いた場合に
は、紫外線照射により活性化されたアンモニアガスの作
用により、CVDSiO2緻密化が一層増したためと考
えられる。
【0019】以上のように、本発明の製造方法に適用す
るアンモニアガス雰囲気中での紫外線処理により、H2
Oを消失させてCVDSiO2膜の緻密性を向上させる
とともに、低温で形成されたCVDSiO2膜の膜質の
改良を図ることができる。これは、有機シランとしてシ
リコンのアルコキシ化合物、シロキサン、アルキルシラ
ン等を含むものを用いて形成したCVDSiO2膜やS
iH4−O2ガスを用いて形成したCVDSiO2膜
や、あるいはTa等の有機化合物/O3の混合ガスを用
いて形成したTa2O5膜についても適用できる。
るアンモニアガス雰囲気中での紫外線処理により、H2
Oを消失させてCVDSiO2膜の緻密性を向上させる
とともに、低温で形成されたCVDSiO2膜の膜質の
改良を図ることができる。これは、有機シランとしてシ
リコンのアルコキシ化合物、シロキサン、アルキルシラ
ン等を含むものを用いて形成したCVDSiO2膜やS
iH4−O2ガスを用いて形成したCVDSiO2膜
や、あるいはTa等の有機化合物/O3の混合ガスを用
いて形成したTa2O5膜についても適用できる。
【0020】また、CVDSiO2の形成を単独に行え
るので、光CVD法と異なり量産性を保持することがで
きる。更に、実験では、比較的薄い膜厚約2000Åの
CVDSiO2膜を用いているが、更に厚い膜厚のCV
DSiO2膜を用いてもよいし、膜の気相成長/紫外線
照射という作業を繰り返すことにより、一層膜質の改良
された厚い膜厚のCVDSiO2膜等を形成することが
できる。
るので、光CVD法と異なり量産性を保持することがで
きる。更に、実験では、比較的薄い膜厚約2000Åの
CVDSiO2膜を用いているが、更に厚い膜厚のCV
DSiO2膜を用いてもよいし、膜の気相成長/紫外線
照射という作業を繰り返すことにより、一層膜質の改良
された厚い膜厚のCVDSiO2膜等を形成することが
できる。
【0021】更に、上記の製造方法に適用される半導体
製造装置として、気相成長室と、アンモニアガス導入口
を有する紫外線処理室とが連接された本発明の半導体製
造装置を用いることにより、膜質の改良された膜の形成
のための一連の処理を連続して行うことができ、自動化
も可能となる。
製造装置として、気相成長室と、アンモニアガス導入口
を有する紫外線処理室とが連接された本発明の半導体製
造装置を用いることにより、膜質の改良された膜の形成
のための一連の処理を連続して行うことができ、自動化
も可能となる。
【0022】また、気相成長室と上記の紫外線処理室と
を一組とする処理系が複数組接続されることにより一連
の処理を連続、かつ反復して行うことができる。これに
より、一層膜質の改良された厚い膜厚のCVDSiO2
膜等を形成することができる。
を一組とする処理系が複数組接続されることにより一連
の処理を連続、かつ反復して行うことができる。これに
より、一層膜質の改良された厚い膜厚のCVDSiO2
膜等を形成することができる。
【0023】更に、連続移動式移動手段、例えばベルト
コンベアにより被形成体を移動させながら被形成体に膜
の形成を行うことにより、量産性も向上する。
コンベアにより被形成体を移動させながら被形成体に膜
の形成を行うことにより、量産性も向上する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)本発明の半導体製造装置の実施例 第1の実施例 図1(a),(b)は本発明の半導体装置の製造方法に
適用できる第1の実施例の半導体製造装置について説明
する概略構成図で、同図(a)は、半導体製造装置の上
面図、同図(b)は断面図である。なお、各室の間の仕
切り壁や各室の間の開閉を行うためのバルブは省略して
ある。
ついて説明する。 (1)本発明の半導体製造装置の実施例 第1の実施例 図1(a),(b)は本発明の半導体装置の製造方法に
適用できる第1の実施例の半導体製造装置について説明
する概略構成図で、同図(a)は、半導体製造装置の上
面図、同図(b)は断面図である。なお、各室の間の仕
切り壁や各室の間の開閉を行うためのバルブは省略して
ある。
【0025】同図(a),(b)において、ロード/ア
ンロード室21とCVD反応室(気相成長室)22とU
V処理室(紫外線処理室)23とがこのような並びで連
接され、かつロード/アンロード室21へのウエハ1又
は9の移動はロボット24などにより行われ、気相成長
と紫外線照射処理という一連の処理が連続的に行えるよ
うになっている。図中符号24はロード/アンロード室
21へのウエハ搬送用ロボットで、室21内でウエハ保
持具25にウエハ1又は9を受け渡せるように搬送用ロ
ボット24或いはウエハ保持具25が上下するようにな
っている。この場合、ウエハ1又は9は膜の形成面が下
に向くように真空チャック或いは静電チャック等により
ウエハ保持具25に保持される。なお、ウエハ保持具2
5は一体的に形成された加熱・保温用ヒータを有する。
ンロード室21とCVD反応室(気相成長室)22とU
V処理室(紫外線処理室)23とがこのような並びで連
接され、かつロード/アンロード室21へのウエハ1又
は9の移動はロボット24などにより行われ、気相成長
と紫外線照射処理という一連の処理が連続的に行えるよ
うになっている。図中符号24はロード/アンロード室
21へのウエハ搬送用ロボットで、室21内でウエハ保
持具25にウエハ1又は9を受け渡せるように搬送用ロ
ボット24或いはウエハ保持具25が上下するようにな
っている。この場合、ウエハ1又は9は膜の形成面が下
に向くように真空チャック或いは静電チャック等により
ウエハ保持具25に保持される。なお、ウエハ保持具2
5は一体的に形成された加熱・保温用ヒータを有する。
【0026】また、26はCVD反応室22内に設けら
れたウエハ1又は9の膜形成面に向かって反応ガスを上
向きに噴出するガスシャワーで、ガスシャワー26の反
応ガス導入口27には、反応ガスの配管が接続されてお
り、必要な混合ガスが図5又は図6の反応ガス供給装置
により供給される。そして、反応ガス導入口27に導入
された反応ガスはガスシャワー26に導かれた後、噴出
し、ウエハ1又は9の膜形成面で反応した後のガスはガ
スシャワー26周辺を囲むように設けられたガス収集具
28のガス排出口29により室22外へ排出できるよう
になっている。
れたウエハ1又は9の膜形成面に向かって反応ガスを上
向きに噴出するガスシャワーで、ガスシャワー26の反
応ガス導入口27には、反応ガスの配管が接続されてお
り、必要な混合ガスが図5又は図6の反応ガス供給装置
により供給される。そして、反応ガス導入口27に導入
された反応ガスはガスシャワー26に導かれた後、噴出
し、ウエハ1又は9の膜形成面で反応した後のガスはガ
スシャワー26周辺を囲むように設けられたガス収集具
28のガス排出口29により室22外へ排出できるよう
になっている。
【0027】更に、30はUV処理室23に設けられた
紫外線を発射する水銀ランプで、ウエハ1又は9の膜形
成面に向かって上向きに紫外線を照射するようになって
いる。また、水銀ランプ保持具31のアンモニアガス導
入口32より膜質の改良に寄与するアンモニアガスを導
入することができるようになっている。なお、導入され
たアンモニアガスを室外に排出する不図示のガス排出口
が設けられている。
紫外線を発射する水銀ランプで、ウエハ1又は9の膜形
成面に向かって上向きに紫外線を照射するようになって
いる。また、水銀ランプ保持具31のアンモニアガス導
入口32より膜質の改良に寄与するアンモニアガスを導
入することができるようになっている。なお、導入され
たアンモニアガスを室外に排出する不図示のガス排出口
が設けられている。
【0028】以上のように、本発明の第1の実施例の半
導体製造装置によれば、CVD反応室22とアンモニア
ガス導入口32を有するUV処理室23とが連接されて
いるので、膜質の良い膜の形成のための一連の処理を連
続して行うことができ、自動化も可能となる。
導体製造装置によれば、CVD反応室22とアンモニア
ガス導入口32を有するUV処理室23とが連接されて
いるので、膜質の良い膜の形成のための一連の処理を連
続して行うことができ、自動化も可能となる。
【0029】また、各室21,22,23の間に開閉手
段を設けてCVD反応室22を独立に圧力調整すること
により、常圧下又は減圧下のいずれかでCVD膜の形成
を行うことができる。
段を設けてCVD反応室22を独立に圧力調整すること
により、常圧下又は減圧下のいずれかでCVD膜の形成
を行うことができる。
【0030】更に、CVD反応室22とUV処理室23
との間を複数回往復することにより往復回数に対応する
膜厚の膜の形成が可能となる。次に、ガスシャワー26
に反応ガスを供給する反応ガスの供給装置について図5
及び図6を参照しながら説明する。 (イ)有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)を含む
混合ガスの供給装置図5は、有機シラン(TEOS)/
オゾン(O3)を含む混合ガスを供給する装置の構成図
である。
との間を複数回往復することにより往復回数に対応する
膜厚の膜の形成が可能となる。次に、ガスシャワー26
に反応ガスを供給する反応ガスの供給装置について図5
及び図6を参照しながら説明する。 (イ)有機シラン(TEOS)/オゾン(O3)を含む
混合ガスの供給装置図5は、有機シラン(TEOS)/
オゾン(O3)を含む混合ガスを供給する装置の構成図
である。
【0031】図5において、34aは、例えば図1
(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27と接続
され、反応ガスをガスシャワー26に送るガス配管で、
オゾンガスやTEOS溶液を含む窒素ガスその他を流す
ガス配管34b,34c,34e,34gが接続されて
いる。34bは酸素ガス、又はオゾン発生装置により形
成されたオゾンガスを流すガス配管、34cはTEOS
溶液を含む窒素ガスを流すガス配管、34eはTMPO
又はTMOP(Trimetylphosphate:
PO(OCH3)3,以下、TMPOと称す。)溶液を
含む窒素ガスを流すガス配管、34gはTEB(Tri
etylborate)溶液を含む窒素ガスを流すガス
配管で、それぞれのガス配管34b,34c,34e,
34gに、通流/停止を調整するバルブ35a〜35
c,35e,35gが設けられている。また、34d,
34f及び34hはそれぞれ窒素ガスをTEOS溶液,
TMPO溶液及びTEB溶液に送るガス配管で、それぞ
れのガス配管34d,34f,34hに、通流/停止を
調整するバルブ35d,35f,35hが設けられてい
る。
(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27と接続
され、反応ガスをガスシャワー26に送るガス配管で、
オゾンガスやTEOS溶液を含む窒素ガスその他を流す
ガス配管34b,34c,34e,34gが接続されて
いる。34bは酸素ガス、又はオゾン発生装置により形
成されたオゾンガスを流すガス配管、34cはTEOS
溶液を含む窒素ガスを流すガス配管、34eはTMPO
又はTMOP(Trimetylphosphate:
PO(OCH3)3,以下、TMPOと称す。)溶液を
含む窒素ガスを流すガス配管、34gはTEB(Tri
etylborate)溶液を含む窒素ガスを流すガス
配管で、それぞれのガス配管34b,34c,34e,
34gに、通流/停止を調整するバルブ35a〜35
c,35e,35gが設けられている。また、34d,
34f及び34hはそれぞれ窒素ガスをTEOS溶液,
TMPO溶液及びTEB溶液に送るガス配管で、それぞ
れのガス配管34d,34f,34hに、通流/停止を
調整するバルブ35d,35f,35hが設けられてい
る。
【0032】更に、38はガス配管34bと接続されて
いるオゾン発生装置、37a〜37cはそれぞれTEO
S溶液,TMPO溶液及びTEB溶液を加熱・保温する
ヒータ、36a〜36dは酸素(O2)ガスやキャリア
ガスとしての窒素(N2)ガスの流量を調整するマスフ
ローコントローラである。
いるオゾン発生装置、37a〜37cはそれぞれTEO
S溶液,TMPO溶液及びTEB溶液を加熱・保温する
ヒータ、36a〜36dは酸素(O2)ガスやキャリア
ガスとしての窒素(N2)ガスの流量を調整するマスフ
ローコントローラである。
【0033】以上のように、このような反応ガス供給装
置をガスシャワーに接続することにより、SiO2膜,
PSG膜,BSG膜又はBPSG膜などの形成が可能で
ある。なお、有機シランとしてTEOSを用いているが
(シリコンのアルコキシ化合物,シロキサン,アルキル
シラン)等を含むものでもよい。 (ロ)タンタル(Ta)等の有機化合物/オゾン
(O3)を含む混合ガスの供給装置 図6は、タンタル
(Ta)等の有機化合物/オゾン(O3)を含む混合ガ
スを供給する装置の構成図である。
置をガスシャワーに接続することにより、SiO2膜,
PSG膜,BSG膜又はBPSG膜などの形成が可能で
ある。なお、有機シランとしてTEOSを用いているが
(シリコンのアルコキシ化合物,シロキサン,アルキル
シラン)等を含むものでもよい。 (ロ)タンタル(Ta)等の有機化合物/オゾン
(O3)を含む混合ガスの供給装置 図6は、タンタル
(Ta)等の有機化合物/オゾン(O3)を含む混合ガ
スを供給する装置の構成図である。
【0034】同図において、39aは、例えば図1
(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27と接続
され、反応ガスをガスシャワー26に送るガス配管で、
39bはキャリアガスとしての窒素ガスをガス配管39
aに導くためのガス配管、39cは酸素ガスをオゾン発
生器43に送り、オゾン発生器43から出てくるオゾン
(O3)をガス配管39aに導くガス配管、39eは窒
素ガスをペンタエトキシタンタル又はタンタルペンタエ
トキサイド(Ta(OC2H5)5)溶液に送るガス配
管、39dはTa(OC2H5)5ガスを含む窒素ガス
をガス配管39aに導くガス配管、39gは窒素ガスを
有機シラン(TEOS)溶液に送るガス配管、39fは
TEOS溶液を含む窒素ガスを流すガス配管39aに導
くガス配管である。
(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27と接続
され、反応ガスをガスシャワー26に送るガス配管で、
39bはキャリアガスとしての窒素ガスをガス配管39
aに導くためのガス配管、39cは酸素ガスをオゾン発
生器43に送り、オゾン発生器43から出てくるオゾン
(O3)をガス配管39aに導くガス配管、39eは窒
素ガスをペンタエトキシタンタル又はタンタルペンタエ
トキサイド(Ta(OC2H5)5)溶液に送るガス配
管、39dはTa(OC2H5)5ガスを含む窒素ガス
をガス配管39aに導くガス配管、39gは窒素ガスを
有機シラン(TEOS)溶液に送るガス配管、39fは
TEOS溶液を含む窒素ガスを流すガス配管39aに導
くガス配管である。
【0035】更に、40aはガス配管39bに設けられ
たガスの通流/停止を調整するバルブ、40b,40c
はオゾン発生器43の前後に設けられた通流/停止を調
整するバルブ、40d〜40gはそれぞれガス配管39
d〜39gに設けられたバルブ、41a〜41dはそれ
ぞれガス配管39b,39c,39e,39g中を流れ
る窒素ガスや酸素ガスの流量を調整するマスフローコン
トローラである。
たガスの通流/停止を調整するバルブ、40b,40c
はオゾン発生器43の前後に設けられた通流/停止を調
整するバルブ、40d〜40gはそれぞれガス配管39
d〜39gに設けられたバルブ、41a〜41dはそれ
ぞれガス配管39b,39c,39e,39g中を流れ
る窒素ガスや酸素ガスの流量を調整するマスフローコン
トローラである。
【0036】また、42a,42bはそれぞれTa(O
C2H5)5溶液,TEOS溶液を一定の温度に加熱す
るサーモスタット付のヒータである。以上のように、こ
のような反応ガス供給装置をガスシャワーに接続するこ
とにより、Ta2O5膜やSiO2膜/Ta2O5膜/
SiO2膜の三重層絶縁膜等を形成することができる。 第2の実施例 図2は、本発明の第2の実施例の半導体製造装置につい
て説明する構成図で、図1の構成と異なるところは、気
相成長室とアンモニアガス導入口を有する紫外線処理室
とを一組とする処理系(22a,23a),(22b,
23b)が複数組連接されることにより一連の処理を連
続、かつ反復して行うことができるようになっている。
C2H5)5溶液,TEOS溶液を一定の温度に加熱す
るサーモスタット付のヒータである。以上のように、こ
のような反応ガス供給装置をガスシャワーに接続するこ
とにより、Ta2O5膜やSiO2膜/Ta2O5膜/
SiO2膜の三重層絶縁膜等を形成することができる。 第2の実施例 図2は、本発明の第2の実施例の半導体製造装置につい
て説明する構成図で、図1の構成と異なるところは、気
相成長室とアンモニアガス導入口を有する紫外線処理室
とを一組とする処理系(22a,23a),(22b,
23b)が複数組連接されることにより一連の処理を連
続、かつ反復して行うことができるようになっている。
【0037】図2において、21はCVD反応室(気相
成長室)22aと連接されたロード/アンロード室で、
必要に応じてCVD反応室22aと連接されたロード/
アンロード室21との間に開閉手段が設けられる。ま
た、(22a,23a)及び(22b,23b)はCV
D反応室とアンモニアガス導入口を有するUV処理室
(紫外線処理室)とを一組とする処理系で、複数組の処
理系(22a,23a),(22b,23b)が連接さ
れることにより一連の処理を連続、かつ反復して行うこ
とができるようになっている。なお、CVD反応室22
a,22bとUV処理室23a,23bとの間にも必要
に応じて開閉手段が設けられる。
成長室)22aと連接されたロード/アンロード室で、
必要に応じてCVD反応室22aと連接されたロード/
アンロード室21との間に開閉手段が設けられる。ま
た、(22a,23a)及び(22b,23b)はCV
D反応室とアンモニアガス導入口を有するUV処理室
(紫外線処理室)とを一組とする処理系で、複数組の処
理系(22a,23a),(22b,23b)が連接さ
れることにより一連の処理を連続、かつ反復して行うこ
とができるようになっている。なお、CVD反応室22
a,22bとUV処理室23a,23bとの間にも必要
に応じて開閉手段が設けられる。
【0038】更に、各CVD反応室22a,22bには
図1で説明したようなガスシャワーが設けられており、
図5又は図6に示す反応ガス供給装置から反応ガスが供
給されるようになっている。また、各UV処理室23
a,23bには図1で説明したような水銀ランプとアン
モニアガス導入口が設けられている。
図1で説明したようなガスシャワーが設けられており、
図5又は図6に示す反応ガス供給装置から反応ガスが供
給されるようになっている。また、各UV処理室23
a,23bには図1で説明したような水銀ランプとアン
モニアガス導入口が設けられている。
【0039】以上のように、本発明の第2の実施例の半
導体製造装置によれば、CVD反応室とアンモニアガス
導入口を有するUV処理室とを一組とする処理系(22
a,23a),(22b,23b)が複数組接続されて
いるので、一連の処理を連続、かつ反復して行うことが
できる。これにより、一層膜質の改良された厚い膜厚の
CVDSiO2膜等を形成することができる。
導体製造装置によれば、CVD反応室とアンモニアガス
導入口を有するUV処理室とを一組とする処理系(22
a,23a),(22b,23b)が複数組接続されて
いるので、一連の処理を連続、かつ反復して行うことが
できる。これにより、一層膜質の改良された厚い膜厚の
CVDSiO2膜等を形成することができる。
【0040】また、第1の実施例と同じように、各室2
1,22a,23a,22b,23bの間に開閉手段を
設けて各室22a,22bを独立に圧力調整することに
より、常圧下又は減圧下のいずれかでCVD膜の形成を
行うことができる。 第3の実施例 図3は、本発明の第3の実施例の半導体製造装置につい
て説明する構成図で、図5の構成と異なるところは、C
VD反応ゾーン(CVD反応室に相当する)とアンモニ
アガス導入口を有するUV処理ゾーン(UV処理室に相
当する)とを一組とする処理系が複数組接続され、かつ
ベルトコンベア(連続移動式移動手段)33によりウエ
ハを移動させながら、一連の処理を連続、かつ反復して
行うことができるようになっている。
1,22a,23a,22b,23bの間に開閉手段を
設けて各室22a,22bを独立に圧力調整することに
より、常圧下又は減圧下のいずれかでCVD膜の形成を
行うことができる。 第3の実施例 図3は、本発明の第3の実施例の半導体製造装置につい
て説明する構成図で、図5の構成と異なるところは、C
VD反応ゾーン(CVD反応室に相当する)とアンモニ
アガス導入口を有するUV処理ゾーン(UV処理室に相
当する)とを一組とする処理系が複数組接続され、かつ
ベルトコンベア(連続移動式移動手段)33によりウエ
ハを移動させながら、一連の処理を連続、かつ反復して
行うことができるようになっている。
【0041】図3において、(44a,45a),(4
4b,45b),(44c,45c)はCVD反応ゾー
ンとUV処理ゾーンとを一組とする処理系で、このよう
な並びで一列に並べられている。そして、各処理系(4
4a,45a),(44b,45b),(44c,45
c)を通過させて適当なスピードでウエハ1又は9の載
置されたベルトコンベア33を移動させることにより、
気相成長と紫外線照射処理という一連の処理を連続、か
つ反復して行うことができるようになっている。なお、
各ゾーンに導入された反応ガス等が他のゾーンに侵入し
ないように各ゾーンには不図示の反応ガス等の排出口が
設けられている。
4b,45b),(44c,45c)はCVD反応ゾー
ンとUV処理ゾーンとを一組とする処理系で、このよう
な並びで一列に並べられている。そして、各処理系(4
4a,45a),(44b,45b),(44c,45
c)を通過させて適当なスピードでウエハ1又は9の載
置されたベルトコンベア33を移動させることにより、
気相成長と紫外線照射処理という一連の処理を連続、か
つ反復して行うことができるようになっている。なお、
各ゾーンに導入された反応ガス等が他のゾーンに侵入し
ないように各ゾーンには不図示の反応ガス等の排出口が
設けられている。
【0042】また、26a〜26cはそれぞれCVD反
応ゾーン44a,44b,44cに設けられたガスシャ
ワーで、それぞれのガスシャワー26a〜26cの反応
ガス導入口27a〜27cには図5又は図6の反応ガス
供給装置により反応ガスが供給され、更に、ウエハ1又
は9に噴出される。これにより、ウエハ1又は9上に絶
縁膜等が形成される。また、30a〜30cはUV処理
ゾーン45a,45b,45cに設けられた水銀ランプ
で、ウエハ1又は9上に形成された絶縁膜等が紫外線照
射処理される。このとき、水銀ランプ保持具31a〜3
1cのアンモニアガス導入口32a〜32cからアンモ
ニアガスを導入してウエハ1又は9上に噴射することが
できるようになっている。
応ゾーン44a,44b,44cに設けられたガスシャ
ワーで、それぞれのガスシャワー26a〜26cの反応
ガス導入口27a〜27cには図5又は図6の反応ガス
供給装置により反応ガスが供給され、更に、ウエハ1又
は9に噴出される。これにより、ウエハ1又は9上に絶
縁膜等が形成される。また、30a〜30cはUV処理
ゾーン45a,45b,45cに設けられた水銀ランプ
で、ウエハ1又は9上に形成された絶縁膜等が紫外線照
射処理される。このとき、水銀ランプ保持具31a〜3
1cのアンモニアガス導入口32a〜32cからアンモ
ニアガスを導入してウエハ1又は9上に噴射することが
できるようになっている。
【0043】以上のように、本発明の第3の実施例の半
導体製造装置によれば、連続移動式移動手段、例えばベ
ルトコンベア33を有しているので、ウエハ1又は9を
移動させながらウエハ1又は9上に膜質の優れた絶縁膜
等の形成を行うことができる。これにより、量産性も向
上する。 第4の実施例 更に、図4に示すように、常圧CVD装置のチャンバ4
6内に水銀ランプ51を設けてもよい。なお、図中符号
47は膜形成用の反応ガスとアンモニアガスとをチャン
バ46内に導入する反応ガス導入口、48は反応済のガ
スを排出するガス排出口、49はヒータと一体形成され
たウエハ載置台、50は反応ガス等をウエハ1又は9上
に噴出するガスシャワー、52は水銀ランプ51を反応
ガス等から隔離するための石英ウインドである。
導体製造装置によれば、連続移動式移動手段、例えばベ
ルトコンベア33を有しているので、ウエハ1又は9を
移動させながらウエハ1又は9上に膜質の優れた絶縁膜
等の形成を行うことができる。これにより、量産性も向
上する。 第4の実施例 更に、図4に示すように、常圧CVD装置のチャンバ4
6内に水銀ランプ51を設けてもよい。なお、図中符号
47は膜形成用の反応ガスとアンモニアガスとをチャン
バ46内に導入する反応ガス導入口、48は反応済のガ
スを排出するガス排出口、49はヒータと一体形成され
たウエハ載置台、50は反応ガス等をウエハ1又は9上
に噴出するガスシャワー、52は水銀ランプ51を反応
ガス等から隔離するための石英ウインドである。
【0044】このような本発明の第4の実施例の膜形成
装置によれば、膜形成後、反応ガスをアンモニアガスに
切り換えてチャンバ46に導入し、アンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射することにより簡易に膜質の改良され
たCVD絶縁膜等を形成することができる。 (2)本発明の半導体装置の製造方法の実施例 次に、上記の半導体製造装置を用いて本発明の実施例の
半導体装置の製造方法について説明する。 第5の実施例 図7(a)〜(d)は、本発明の第5の実施例の層間絶
縁膜の形成方法について説明する断面図である。以下、
図5に示す反応ガス供給装置がCVD反応室のガスシャ
ワーに接続された図1(a),(b)の第1の実施例の
半導体製造装置を用いた場合について説明する。
装置によれば、膜形成後、反応ガスをアンモニアガスに
切り換えてチャンバ46に導入し、アンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射することにより簡易に膜質の改良され
たCVD絶縁膜等を形成することができる。 (2)本発明の半導体装置の製造方法の実施例 次に、上記の半導体製造装置を用いて本発明の実施例の
半導体装置の製造方法について説明する。 第5の実施例 図7(a)〜(d)は、本発明の第5の実施例の層間絶
縁膜の形成方法について説明する断面図である。以下、
図5に示す反応ガス供給装置がCVD反応室のガスシャ
ワーに接続された図1(a),(b)の第1の実施例の
半導体製造装置を用いた場合について説明する。
【0045】まず、図7(a)に示すように、Si基板
(ウエハ)1上に熱酸化によりSiO2膜2を形成した
後、SiO2膜2上にA1配線3a〜3cを形成する。
以上が被形成体を構成する。
(ウエハ)1上に熱酸化によりSiO2膜2を形成した
後、SiO2膜2上にA1配線3a〜3cを形成する。
以上が被形成体を構成する。
【0046】次いで、図1 (a)のロード/アンロー
ド室21に図1(b)のロボット24によりウエハ1を
搬入し、ウエハ保持具25の下部まで移動した後、ロボ
ット24を上方に移動させて静電チャックによりウエハ
1の膜形成面が下向きになるようにウエハ保持具25に
ウエハ1を保持する。
ド室21に図1(b)のロボット24によりウエハ1を
搬入し、ウエハ保持具25の下部まで移動した後、ロボ
ット24を上方に移動させて静電チャックによりウエハ
1の膜形成面が下向きになるようにウエハ保持具25に
ウエハ1を保持する。
【0047】次に、ウエハ保持具25をCVD反応室2
2に移動させる。次いで、ウエハ1をウエハ保持具25
と一体となっているヒータにより加熱し、温度約400
℃に保持するとともに、第5図の反応ガス供給装置のバ
ルブ35a,35bを開放して酸素ガスをオゾン発生器
38に通流させ、マスフローコントローラ36aを調整
しながら、酸素ガス中のオゾンガス濃度が約1%になる
ようにしてガス配管34aに導く。また、このとき同時
にバルブ35c,35dを開放し、マスフローコントロ
ーラ36bを調整しながら、TEOS溶液を含む所定の
流量の窒素ガスをガス配管34aに導く。その結果、ガ
ス配管34aに導かれたTEOS/O3の混合ガスは図
1(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27を通
過してウエハ1上に噴出される。この状態を所定時間保
持し、ウエハ1上のA1配線3a〜3cを被覆して膜厚
約8000ÅのCVDSiO2膜4を形成する(図7
(b))。このとき、CVDSiO2膜4が温で形成さ
れているため、CVDSiO2膜4表面及び内部には通
常H2OやSi−OH,Si−H等の不純物等を含んで
いる。
2に移動させる。次いで、ウエハ1をウエハ保持具25
と一体となっているヒータにより加熱し、温度約400
℃に保持するとともに、第5図の反応ガス供給装置のバ
ルブ35a,35bを開放して酸素ガスをオゾン発生器
38に通流させ、マスフローコントローラ36aを調整
しながら、酸素ガス中のオゾンガス濃度が約1%になる
ようにしてガス配管34aに導く。また、このとき同時
にバルブ35c,35dを開放し、マスフローコントロ
ーラ36bを調整しながら、TEOS溶液を含む所定の
流量の窒素ガスをガス配管34aに導く。その結果、ガ
ス配管34aに導かれたTEOS/O3の混合ガスは図
1(b)のガスシャワー26の反応ガス導入口27を通
過してウエハ1上に噴出される。この状態を所定時間保
持し、ウエハ1上のA1配線3a〜3cを被覆して膜厚
約8000ÅのCVDSiO2膜4を形成する(図7
(b))。このとき、CVDSiO2膜4が温で形成さ
れているため、CVDSiO2膜4表面及び内部には通
常H2OやSi−OH,Si−H等の不純物等を含んで
いる。
【0048】次に、反応ガスの供給を停止した後、図1
(b)のウエハ保持具25を図1(a)のUV処理室2
3に移動させる。次いで、水銀ランプ30を点灯すると
ともに、水銀ランプ保持具31のアンモニアガス導入口
32からアンモニアガスを導入してウエハ1表面をアン
モニアガスで置換する。そして、この状態を所定時間保
持する。
(b)のウエハ保持具25を図1(a)のUV処理室2
3に移動させる。次いで、水銀ランプ30を点灯すると
ともに、水銀ランプ保持具31のアンモニアガス導入口
32からアンモニアガスを導入してウエハ1表面をアン
モニアガスで置換する。そして、この状態を所定時間保
持する。
【0049】このとき、紫外線の持つエネルギーによ
り、或いは紫外線照射と加熱との相互作用によりCVD
SiO2膜4表面及び膜4内部のH2OやSi−OH,
Si−H等の不純物がCVDSiO2膜4の外に排出さ
れ、また、紫外線照射の際、ウエハ表面をアンモニアガ
スで置換しているので、紫外線照射により活性化された
アンモニアガスの作用によりCVDSiO2膜が一層緻
密化する。
り、或いは紫外線照射と加熱との相互作用によりCVD
SiO2膜4表面及び膜4内部のH2OやSi−OH,
Si−H等の不純物がCVDSiO2膜4の外に排出さ
れ、また、紫外線照射の際、ウエハ表面をアンモニアガ
スで置換しているので、紫外線照射により活性化された
アンモニアガスの作用によりCVDSiO2膜が一層緻
密化する。
【0050】このようにして、低温で形成されたCVD
SiO2膜4の改質が完了する(図6(c),
(d))。その後、水銀ランプ30を消灯するととも
に、ウエハ保持具25を移動させ、CVD反応室22を
通過させてロード/アンロード室21に送る。更に、ウ
エハ1の搬入の際とは逆の操作によりウエハ1をロボッ
ト24に受渡し、ロボット24によりウエハ1を装置内
から取出す。
SiO2膜4の改質が完了する(図6(c),
(d))。その後、水銀ランプ30を消灯するととも
に、ウエハ保持具25を移動させ、CVD反応室22を
通過させてロード/アンロード室21に送る。更に、ウ
エハ1の搬入の際とは逆の操作によりウエハ1をロボッ
ト24に受渡し、ロボット24によりウエハ1を装置内
から取出す。
【0051】以上のように、本発明の第5の実施例の層
間絶縁膜の形成方法によれば、低温でCVDSiO2膜
4の形成を行っているので、A1配線のヒロック等の発
生を防止することができる。また、アンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射処理を行っているので、低温形成であ
るために形成時には多くのH2OやSi−OH,Si−
Hのような結合を含んでいるCVDSiO2膜4からこ
れらのH2OやSi−OH,Si−Hのような結合が除
去され、緻密な膜を形成することができる。これによ
り、外部からのH2Oの浸入を防止することもでき、C
VDSiO2膜4はH2O等を含まない良質な膜にな
る。
間絶縁膜の形成方法によれば、低温でCVDSiO2膜
4の形成を行っているので、A1配線のヒロック等の発
生を防止することができる。また、アンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射処理を行っているので、低温形成であ
るために形成時には多くのH2OやSi−OH,Si−
Hのような結合を含んでいるCVDSiO2膜4からこ
れらのH2OやSi−OH,Si−Hのような結合が除
去され、緻密な膜を形成することができる。これによ
り、外部からのH2Oの浸入を防止することもでき、C
VDSiO2膜4はH2O等を含まない良質な膜にな
る。
【0052】従って、CVDSiO2膜4自体の絶縁破
壊強度の低下,後にCVDSiO2膜4上に形成される
上部のA1配線と下部のA1配線との間のリーク電流の
増大,A1配線のコロージョン等による信頼性の低下を
防止することができる。
壊強度の低下,後にCVDSiO2膜4上に形成される
上部のA1配線と下部のA1配線との間のリーク電流の
増大,A1配線のコロージョン等による信頼性の低下を
防止することができる。
【0053】また、CVDSiO2膜4の形成を単独に
行えるので、光CVD法と異なり量産性を確保すること
ができる。なお、第4の実施例では、CVDSiO2膜
4を形成しているが、TMPO溶液やTEP溶液を反応
ガスに混合することにより、PSG膜,BSG膜或いは
BPSG膜等を低温で形成することができ、これらの膜
に対しても本発明を適用することができる。
行えるので、光CVD法と異なり量産性を確保すること
ができる。なお、第4の実施例では、CVDSiO2膜
4を形成しているが、TMPO溶液やTEP溶液を反応
ガスに混合することにより、PSG膜,BSG膜或いは
BPSG膜等を低温で形成することができ、これらの膜
に対しても本発明を適用することができる。
【0054】また、有機シランとしてTEOSを用いて
いるが、(シリコンのアルコキシ化合物,シロキサン,
アルキルシラン)等を含むものを用いても本発明を適用
することができる。 第6の実施例 図8(a)〜(d)は、本発明の第6の実施例の層間絶
縁膜の形成方法を説明する断面図である。以下、図5に
示す反応ガス供給装置がCVD反応室のガスシャワーに
接続された図2の第2の実施例の半導体製造装置を用い
た場合について説明する。
いるが、(シリコンのアルコキシ化合物,シロキサン,
アルキルシラン)等を含むものを用いても本発明を適用
することができる。 第6の実施例 図8(a)〜(d)は、本発明の第6の実施例の層間絶
縁膜の形成方法を説明する断面図である。以下、図5に
示す反応ガス供給装置がCVD反応室のガスシャワーに
接続された図2の第2の実施例の半導体製造装置を用い
た場合について説明する。
【0055】第5の実施例と異なるところは、一度に所
定の膜厚8000Åを形成するのではなくて、200Å
毎に本発明の製造方法を適用して最終的に所定の膜厚8
000Åを形成するようにしたものである。
定の膜厚8000Åを形成するのではなくて、200Å
毎に本発明の製造方法を適用して最終的に所定の膜厚8
000Åを形成するようにしたものである。
【0056】まず、図8(a)に示すように、Si基板
(ウエハ)1上に熱酸化によりSiO2膜2を形成した
後、A1配線3a〜3cを形成する。以上が被形成体を
構成する。次いで、図2の半導体製造装置のロード/ア
ンロード室21にウエハを図1(b)に示すようなロボ
ット24により導入する。次いで、ウエハ保持具25に
ウエハ1を保持して移動させ、一組の処理系のCVD反
応室22aに搬入した後、TEOS/O3の混合ガスに
より、第5の実施例と同様にして膜厚約2000Åの第
1のCVD膜SiO2膜5をA1配線3a〜3cを被覆
して形成する。
(ウエハ)1上に熱酸化によりSiO2膜2を形成した
後、A1配線3a〜3cを形成する。以上が被形成体を
構成する。次いで、図2の半導体製造装置のロード/ア
ンロード室21にウエハを図1(b)に示すようなロボ
ット24により導入する。次いで、ウエハ保持具25に
ウエハ1を保持して移動させ、一組の処理系のCVD反
応室22aに搬入した後、TEOS/O3の混合ガスに
より、第5の実施例と同様にして膜厚約2000Åの第
1のCVD膜SiO2膜5をA1配線3a〜3cを被覆
して形成する。
【0057】続いて、ウエハ保持具25を移動させてU
V処理室23aにウエハを搬入し、アンモニアガスを導
入して、アンモニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行
う。このとき、形成された第1のCVD膜SiO2膜5
は膜厚が充分に薄いので、アンモニアガス雰囲気中での
紫外線照射処理により全膜厚にわたり膜質が改良される
(図8(a))。
V処理室23aにウエハを搬入し、アンモニアガスを導
入して、アンモニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行
う。このとき、形成された第1のCVD膜SiO2膜5
は膜厚が充分に薄いので、アンモニアガス雰囲気中での
紫外線照射処理により全膜厚にわたり膜質が改良される
(図8(a))。
【0058】次に、ウエハ保持具25を移動させてウエ
ハ1を他の一組の処理系のCVD反応室22bに搬入し
た後、TEOS/O3の混合ガスにより、第5の実施例
と同様にして膜厚約2000Åの第2のCVD膜SiO
2膜6を第1のCVD膜SiO2膜5上に形成する。続
いて、ウエハ保持具25を移動させてUV処理室23b
にウエハを搬入し、アンモニアガスを導入して、アンモ
ニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行う。このとき、
第2のCVD膜SiO2膜6も膜厚が充分に薄いので、
第1のCVD膜SiO2膜5と同様に全膜厚にわたり膜
質が改良される(図8(b))。
ハ1を他の一組の処理系のCVD反応室22bに搬入し
た後、TEOS/O3の混合ガスにより、第5の実施例
と同様にして膜厚約2000Åの第2のCVD膜SiO
2膜6を第1のCVD膜SiO2膜5上に形成する。続
いて、ウエハ保持具25を移動させてUV処理室23b
にウエハを搬入し、アンモニアガスを導入して、アンモ
ニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行う。このとき、
第2のCVD膜SiO2膜6も膜厚が充分に薄いので、
第1のCVD膜SiO2膜5と同様に全膜厚にわたり膜
質が改良される(図8(b))。
【0059】次いで、ウエハ保持具25を移動させてウ
エハ1を図8(a)の膜形成を行った一組の処理系(2
2b,23b)により、第5の実施例と同様にして紫外
線の照射された膜厚約2000Åの第3のCVD膜Si
O2膜7を第2のCVD膜SiO2膜6上に形成する
(図8(c))。続いて、ウエハ保持具25を移動させ
て他の一組の処理系(22b,23b)により上記と同
様にしてアンモニアガス雰囲気中で紫外線処理された膜
厚約2000Åの第4のCVDSiO2膜8を形成する
(図8(d))。このとき、第3のCVD膜SiO2膜
7及び第4のCVD膜SiO2膜8もそれぞれ膜厚が充
分に薄いので、それぞれ全膜厚にわたり膜質が改良され
る。
エハ1を図8(a)の膜形成を行った一組の処理系(2
2b,23b)により、第5の実施例と同様にして紫外
線の照射された膜厚約2000Åの第3のCVD膜Si
O2膜7を第2のCVD膜SiO2膜6上に形成する
(図8(c))。続いて、ウエハ保持具25を移動させ
て他の一組の処理系(22b,23b)により上記と同
様にしてアンモニアガス雰囲気中で紫外線処理された膜
厚約2000Åの第4のCVDSiO2膜8を形成する
(図8(d))。このとき、第3のCVD膜SiO2膜
7及び第4のCVD膜SiO2膜8もそれぞれ膜厚が充
分に薄いので、それぞれ全膜厚にわたり膜質が改良され
る。
【0060】以上のように、第6の実施例によれば、充
分に薄い膜厚2000Å毎に本発明の製造方法を適用し
て最終的に所定の膜厚8000Åを形成しているので、
第4の実施例に比較して、全体としてのCVDSiO2
膜5〜8の膜質を一層改良することができる。
分に薄い膜厚2000Å毎に本発明の製造方法を適用し
て最終的に所定の膜厚8000Åを形成しているので、
第4の実施例に比較して、全体としてのCVDSiO2
膜5〜8の膜質を一層改良することができる。
【0061】なお、第6の実施例では、図2の半導体製
造装置を用いて行っているが、図1(a),(b)の半
導体装置を用いても4層のCVDSiO2膜を形成する
ことができる。この場合には、ウエハはCVD処理室2
2とUV処理室23との間を4回往復することになる。
更に、図3の半導体製造装置を用いて一層量産性を向上
することができる。 第7の実施例 図9(a)〜(d)は、本発明の第7の実施例のTa2
O5膜からなるキャパシタ絶縁膜の形成方法を説明する
断面図である。以下、図6に示す反応ガス供給装置がC
VD反応室のガスシャワーに接続された図1(a),
(b)の第1の実施例の半導体製造装置を用いた場合に
ついて説明する。
造装置を用いて行っているが、図1(a),(b)の半
導体装置を用いても4層のCVDSiO2膜を形成する
ことができる。この場合には、ウエハはCVD処理室2
2とUV処理室23との間を4回往復することになる。
更に、図3の半導体製造装置を用いて一層量産性を向上
することができる。 第7の実施例 図9(a)〜(d)は、本発明の第7の実施例のTa2
O5膜からなるキャパシタ絶縁膜の形成方法を説明する
断面図である。以下、図6に示す反応ガス供給装置がC
VD反応室のガスシャワーに接続された図1(a),
(b)の第1の実施例の半導体製造装置を用いた場合に
ついて説明する。
【0062】図9(a)は、キャパシタ絶縁膜の形成前
のDRAMの断面図で、図中符号9はSi基板、10
a,10bはSi基板9上に形成されたゲート絶縁膜、
11a,11bはゲート絶縁膜10a,10b上に形成
されたゲート電極(ワード線)、12a/12b,12
b/12cはゲート電極11a,11bの両側に設けら
れたS/D領域で、12bは共通なっている。また、1
3a,13bは、ゲート電極11a,11bを被覆する
絶縁膜、14はビット線、15はビット線14を被覆す
る絶縁膜、16a,16bはポリシリコン膜からなるス
トレージノードである。以上が被形成体を構成する。
のDRAMの断面図で、図中符号9はSi基板、10
a,10bはSi基板9上に形成されたゲート絶縁膜、
11a,11bはゲート絶縁膜10a,10b上に形成
されたゲート電極(ワード線)、12a/12b,12
b/12cはゲート電極11a,11bの両側に設けら
れたS/D領域で、12bは共通なっている。また、1
3a,13bは、ゲート電極11a,11bを被覆する
絶縁膜、14はビット線、15はビット線14を被覆す
る絶縁膜、16a,16bはポリシリコン膜からなるス
トレージノードである。以上が被形成体を構成する。
【0063】このような被形成体を、図1(a)の半導
体製造装置のロード/アンロード室21に図1(b)に
示すようなロボット24により導入する。次いで、ウエ
ハ保持具25にウエハ9を保持して移動させ、一組の処
理系のCVD反応室22aに搬入した後、ウエハ保持具
25に内蔵されたヒータにより、ウエハ9を温度約35
0℃に加熱する。
体製造装置のロード/アンロード室21に図1(b)に
示すようなロボット24により導入する。次いで、ウエ
ハ保持具25にウエハ9を保持して移動させ、一組の処
理系のCVD反応室22aに搬入した後、ウエハ保持具
25に内蔵されたヒータにより、ウエハ9を温度約35
0℃に加熱する。
【0064】次に、第6図の反応ガス供給装置のバルブ
40b,40cを開けて酸素ガスをオゾン発生器43を
通過させて酸素ガスをオゾンガスに変換し、ガス配管3
9aに送り込むとともに、バルブ40e,40dとを開
けて窒素ガスを温度約65℃に加熱されたTa(OC2
H5)5溶液中でバブリングし、Ta(OC2H5)5
を含む窒素ガスをガス配管39a−ガスシャワー26を
通過させてウエハ9上に導くと、混合ガスはSiO2膜
16の表面で互いに反応し、約1200Å/minの成
長レートで無定形のTa2O5膜17が形成され始め
る。そして、この状態を数十秒保持すると、膜厚約60
0Åの無定形のTa2O5膜(キャパシタ絶縁膜)17
がストレージノード16a,16b及びSiO2膜15
上に形成される(図9(b))。
40b,40cを開けて酸素ガスをオゾン発生器43を
通過させて酸素ガスをオゾンガスに変換し、ガス配管3
9aに送り込むとともに、バルブ40e,40dとを開
けて窒素ガスを温度約65℃に加熱されたTa(OC2
H5)5溶液中でバブリングし、Ta(OC2H5)5
を含む窒素ガスをガス配管39a−ガスシャワー26を
通過させてウエハ9上に導くと、混合ガスはSiO2膜
16の表面で互いに反応し、約1200Å/minの成
長レートで無定形のTa2O5膜17が形成され始め
る。そして、この状態を数十秒保持すると、膜厚約60
0Åの無定形のTa2O5膜(キャパシタ絶縁膜)17
がストレージノード16a,16b及びSiO2膜15
上に形成される(図9(b))。
【0065】次いで、バルブ40b〜40eを閉めて反
応ガスの供給を停止した後、図1(b)のウエハ保持具
25を図1(a)のUV処理室23に移動させる。次い
で、ウエハ9の温度を約400℃に上げるとともに水銀
ランプ30を点灯する。更に、水銀ランブ保持具31の
アンモニアガス導入口32からアンモニアガスを導入し
てウエハ1表面をアンモニアガスで置換し、この状態を
所定時間保持する。
応ガスの供給を停止した後、図1(b)のウエハ保持具
25を図1(a)のUV処理室23に移動させる。次い
で、ウエハ9の温度を約400℃に上げるとともに水銀
ランプ30を点灯する。更に、水銀ランブ保持具31の
アンモニアガス導入口32からアンモニアガスを導入し
てウエハ1表面をアンモニアガスで置換し、この状態を
所定時間保持する。
【0066】このとき、紫外線の持つエネルギーによ
り、或いは紫外線照射と加熱との相互作用によりTa2
O5膜17表面及び膜17内部のH2OやSi−OH,
Si−H等の不純物がTa2O5膜17の外に排出され
る。また、紫外線照射の際、ウエハ9表面をアンモニア
ガスで置換しているので、紫外線照射による活性化され
たアンモニアガスの作用によりTa2O5膜17が一層
緻密化する。このようにして、低温で形成されたTa2
O5膜17の改質が完了する(図9(c))。
り、或いは紫外線照射と加熱との相互作用によりTa2
O5膜17表面及び膜17内部のH2OやSi−OH,
Si−H等の不純物がTa2O5膜17の外に排出され
る。また、紫外線照射の際、ウエハ9表面をアンモニア
ガスで置換しているので、紫外線照射による活性化され
たアンモニアガスの作用によりTa2O5膜17が一層
緻密化する。このようにして、低温で形成されたTa2
O5膜17の改質が完了する(図9(c))。
【0067】次に、水銀ランプ30を消灯するととも
に、ウエハ保持具25を移動させ、CVD反応室22を
通過させてロード/アンロード室21に送る。更に、ウ
エハ9の搬入の際とは逆の操作によりウエハ9をロボッ
ト24に受渡し、ロボット24によりウエハ9を装置内
から取出す。
に、ウエハ保持具25を移動させ、CVD反応室22を
通過させてロード/アンロード室21に送る。更に、ウ
エハ9の搬入の際とは逆の操作によりウエハ9をロボッ
ト24に受渡し、ロボット24によりウエハ9を装置内
から取出す。
【0068】その後、通常の工程を経てTa2O5膜1
7上にポリシリコン膜からなるセルプート18とカバー
絶縁膜19とを順次形成すると、DRAMが完成する
(図9(d))。
7上にポリシリコン膜からなるセルプート18とカバー
絶縁膜19とを順次形成すると、DRAMが完成する
(図9(d))。
【0069】以上のように、本発明の第7の実施例の層
間絶縁膜の形成方法によれば、低温でTa2O5膜17
の形成を行っているので、周囲の絶縁膜に与えるTa2
O5膜17の応力を低減することができる。また、アン
モニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行っているの
で、低温形成であるために形成時には多くの水分やSi
−OH,Si−Hのような結合を含んでいるTa2O5
膜17からこれらの水分やSi−OH,Si−Hのよう
な結合が除去され、緻密な膜を形成することができる。
間絶縁膜の形成方法によれば、低温でTa2O5膜17
の形成を行っているので、周囲の絶縁膜に与えるTa2
O5膜17の応力を低減することができる。また、アン
モニアガス雰囲気中で紫外線照射処理を行っているの
で、低温形成であるために形成時には多くの水分やSi
−OH,Si−Hのような結合を含んでいるTa2O5
膜17からこれらの水分やSi−OH,Si−Hのよう
な結合が除去され、緻密な膜を形成することができる。
【0070】従って、Ta2O5膜17自体の絶縁耐圧
の低下及びリーク電流の増大等の信頼性の低下を防止す
ることができる。なお、第7の実施例では、Ta2O5
膜17の形成を常圧下で行っているが、減圧下でも可能
である。 第8の実施例 図10は、本発明の第8の実施例の下部CVDSiO2
膜/Ta2O5膜/上部CVDSiO2膜の三重層絶縁
膜からなるキャパシタ絶縁膜の形成方法を説明する断面
図ある。以下、図2及び図6に示す第2の実施例の半導
体製造装置を用いた場合について説明する。
の低下及びリーク電流の増大等の信頼性の低下を防止す
ることができる。なお、第7の実施例では、Ta2O5
膜17の形成を常圧下で行っているが、減圧下でも可能
である。 第8の実施例 図10は、本発明の第8の実施例の下部CVDSiO2
膜/Ta2O5膜/上部CVDSiO2膜の三重層絶縁
膜からなるキャパシタ絶縁膜の形成方法を説明する断面
図ある。以下、図2及び図6に示す第2の実施例の半導
体製造装置を用いた場合について説明する。
【0071】まず、図9(a)で説明したキャパシタ絶
縁膜の形成前のウエハ9を図2の半導体製造装置のロー
ド/アンロード室21に図1(b)に示すようなロボッ
ト24により導入する。次いで、ウエハ保持具25にウ
エハ1を保持して移動させ、一組の処理系のCVD反応
室22aに搬入した後、ウエハ保持具26の内部に設け
られたヒータにより、ウエハ9を温度約400℃に加熱
する。
縁膜の形成前のウエハ9を図2の半導体製造装置のロー
ド/アンロード室21に図1(b)に示すようなロボッ
ト24により導入する。次いで、ウエハ保持具25にウ
エハ1を保持して移動させ、一組の処理系のCVD反応
室22aに搬入した後、ウエハ保持具26の内部に設け
られたヒータにより、ウエハ9を温度約400℃に加熱
する。
【0072】次に、バルブ40gを開けて窒素ガスをヒ
ータ42bにより温度65℃に加熱された有機シラン
(TEOS)溶液内に送り、バブリングする。そして、
反応ガスとしての有機シラン(TEOS)を含む窒素ガ
スをガス配管39aに送るとともに、オゾン発生器43
により形成されたO3ガスをガス配管39aに送って混
合し、この混合ガスをガス配管39a−CVD反応室2
2aのガスシャワー3を通過させてウエハ9上に噴出さ
せる。これにより、良く知られたTEOS−O3反応が
ウエハ9上で起こり、ウエハ9上に下部CVDSiO2
膜20aが形成される(図2)。
ータ42bにより温度65℃に加熱された有機シラン
(TEOS)溶液内に送り、バブリングする。そして、
反応ガスとしての有機シラン(TEOS)を含む窒素ガ
スをガス配管39aに送るとともに、オゾン発生器43
により形成されたO3ガスをガス配管39aに送って混
合し、この混合ガスをガス配管39a−CVD反応室2
2aのガスシャワー3を通過させてウエハ9上に噴出さ
せる。これにより、良く知られたTEOS−O3反応が
ウエハ9上で起こり、ウエハ9上に下部CVDSiO2
膜20aが形成される(図2)。
【0073】次に、図6のバルブ40f,40gを閉め
るとともに、ウエハ9をUV処理室23aに送る。次い
で、アンモニアガスを導入してウエハ9表面をアンモニ
アガスで置換し、ウエハ温度を400℃に保持したまま
所定時間紫外線照射を行う。
るとともに、ウエハ9をUV処理室23aに送る。次い
で、アンモニアガスを導入してウエハ9表面をアンモニ
アガスで置換し、ウエハ温度を400℃に保持したまま
所定時間紫外線照射を行う。
【0074】次に、アンモニアガスの供給を停止した
後、ウエハ9をCVD処理室22bに送る。続いて、ウ
エハ9の温度を下げ、約350℃になるように加熱する
とともにバルブ40d,40eを開け、第7の実施例と
同様にしてTa(OC2H5)5を含む窒素ガスとO3
ガスとを混合し、この混合ガスをガス配管39a−ガス
シャワー26を通過させてウエハ9上に導くと、混合ガ
スはSiO2膜20aの表面で互いに反応し、約120
0Å/minの成長レートで無定形のTa2O5膜20
bが形成され始める。そして、この状態を数十秒保持す
ると、膜厚約600Åの無定形のTa2O5膜20bが
下部CVDSiO2膜20a上に形成される(図2)。
後、ウエハ9をCVD処理室22bに送る。続いて、ウ
エハ9の温度を下げ、約350℃になるように加熱する
とともにバルブ40d,40eを開け、第7の実施例と
同様にしてTa(OC2H5)5を含む窒素ガスとO3
ガスとを混合し、この混合ガスをガス配管39a−ガス
シャワー26を通過させてウエハ9上に導くと、混合ガ
スはSiO2膜20aの表面で互いに反応し、約120
0Å/minの成長レートで無定形のTa2O5膜20
bが形成され始める。そして、この状態を数十秒保持す
ると、膜厚約600Åの無定形のTa2O5膜20bが
下部CVDSiO2膜20a上に形成される(図2)。
【0075】次いで、バルブ40d,40eを閉めると
ともに、ウエハ9をUV処理室23bに送る。次いで、
アンモニアガスを導入してウエハ9表面をアンモニアガ
スで置換し、ウエハ温度を400℃に保持したまま所定
時間紫外線照射を行う。
ともに、ウエハ9をUV処理室23bに送る。次いで、
アンモニアガスを導入してウエハ9表面をアンモニアガ
スで置換し、ウエハ温度を400℃に保持したまま所定
時間紫外線照射を行う。
【0076】次に、アンモニアガスの供給を停止した
後、ウエハ9を再びCVD処理室22aに送る。次い
で、バルブ40f,40gを開けてウエハ9を温度約4
00℃に加熱する。続いて、有機シラン/O3混合ガス
をガス配管39a−ガスシャワー26を通過させてウエ
ハ9上に導き、Ta2O5膜20b上で反応を起こさせ
てTa2O5膜20b上に上部CVDSiO2膜20c
を形成すると、下部CVDSiO2膜20a/Ta2O
5膜20b/上部CVDSiO2膜20cからなる三重
層絶縁膜(キャパシタ絶縁膜)20が作成される(図
2)。
後、ウエハ9を再びCVD処理室22aに送る。次い
で、バルブ40f,40gを開けてウエハ9を温度約4
00℃に加熱する。続いて、有機シラン/O3混合ガス
をガス配管39a−ガスシャワー26を通過させてウエ
ハ9上に導き、Ta2O5膜20b上で反応を起こさせ
てTa2O5膜20b上に上部CVDSiO2膜20c
を形成すると、下部CVDSiO2膜20a/Ta2O
5膜20b/上部CVDSiO2膜20cからなる三重
層絶縁膜(キャパシタ絶縁膜)20が作成される(図
2)。
【0077】以上のように、第8の実施例の製造方法に
よれば、下部CVDSiO2膜20a/Ta2O5膜2
0b/上部CVDSiO2膜20cはそれぞれ低温で形
成されているにもかかわらず、全てアンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射を行っているので、一層膜質の良い三
重層絶縁膜20を作成することができる。また、一層膜
質の良い三重層絶縁膜20を反応ガスの切替えにより容
易に作成することができる。
よれば、下部CVDSiO2膜20a/Ta2O5膜2
0b/上部CVDSiO2膜20cはそれぞれ低温で形
成されているにもかかわらず、全てアンモニアガス雰囲
気中で紫外線照射を行っているので、一層膜質の良い三
重層絶縁膜20を作成することができる。また、一層膜
質の良い三重層絶縁膜20を反応ガスの切替えにより容
易に作成することができる。
【0078】なお、第8の実施例では、下部CVDSi
O2膜20a/Ta2O5膜20b/上部CVDSiO
2膜20cの形成を常圧下で行っているが、減圧下でも
可能である。また、三重層絶縁膜20を形成している
が、SiO2膜とTa2O5膜とからなる二重層絶縁膜
その他多層絶縁膜の形成が可能である。
O2膜20a/Ta2O5膜20b/上部CVDSiO
2膜20cの形成を常圧下で行っているが、減圧下でも
可能である。また、三重層絶縁膜20を形成している
が、SiO2膜とTa2O5膜とからなる二重層絶縁膜
その他多層絶縁膜の形成が可能である。
【0079】更に、図2の半導体製造装置を用いている
が、図1(a),(b)や図3の半導体製造装置を用い
ても作成することができる。
が、図1(a),(b)や図3の半導体製造装置を用い
ても作成することができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置の製
造方法によれば、有機シラン−O3ガスを用いて形成さ
れたCVDSiO2膜,SiH4−O2ガスを用いて形
成されたCVDSiO2膜,或いはTa等の有機化合物
−O3混合ガスを用いて形成されたTa2O5膜に紫外
線を照射することにより、H2OやSi−OH,Si−
H等のような結合を消失させ、CVDSiO2膜等をよ
り緻密になるように改質することができる。
造方法によれば、有機シラン−O3ガスを用いて形成さ
れたCVDSiO2膜,SiH4−O2ガスを用いて形
成されたCVDSiO2膜,或いはTa等の有機化合物
−O3混合ガスを用いて形成されたTa2O5膜に紫外
線を照射することにより、H2OやSi−OH,Si−
H等のような結合を消失させ、CVDSiO2膜等をよ
り緻密になるように改質することができる。
【0081】また、雰囲気ガスとしてアンモニアガスを
用いることにより、紫外線照射による活性化されたアン
モニアガスの作用によりCVDSiO2膜の緻密化を図
ることができる。
用いることにより、紫外線照射による活性化されたアン
モニアガスの作用によりCVDSiO2膜の緻密化を図
ることができる。
【0082】更に、気相成長/紫外線照射という作業を
反復して行うことにより、一層膜質の改良された厚い膜
厚のCVDSiO2膜等を形成することができる。ま
た、本発明の半導体製造装置のように、気相成長室とア
ンモニアガス導入口を有する紫外線処理室とを接続する
ことにより、膜質の良い膜の形成のための一連の処理を
連続して行うことができ、自動化も可能となる。
反復して行うことにより、一層膜質の改良された厚い膜
厚のCVDSiO2膜等を形成することができる。ま
た、本発明の半導体製造装置のように、気相成長室とア
ンモニアガス導入口を有する紫外線処理室とを接続する
ことにより、膜質の良い膜の形成のための一連の処理を
連続して行うことができ、自動化も可能となる。
【0083】更に、気相成長室とアンモニアガス導入口
を有する紫外線処理室とを一組とする処理系が複数組接
続されることにより一連の処理を連続、かつ反復して行
うことができる。
を有する紫外線処理室とを一組とする処理系が複数組接
続されることにより一連の処理を連続、かつ反復して行
うことができる。
【0084】また、連続移動式移動装置、例えばベルト
コンベアにより被形成体を移動させながら被形成体に膜
の形成を行うことにより、量産性も向上する。
コンベアにより被形成体を移動させながら被形成体に膜
の形成を行うことにより、量産性も向上する。
【図1】本発明の第1の実施例の半導体製造装置につい
て説明する概略構成図である。
て説明する概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の半導体製造装置につい
て説明する概略構成図である。
て説明する概略構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例の半導体製造装置につい
て説明する概略構成図である。
て説明する概略構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例の半導体製造装置につい
て説明する概略構成図である。
て説明する概略構成図である。
【図5】本発明の実施例の半導体製造装置に用いられる
反応ガス供給装置について説明する概略構成図である。
反応ガス供給装置について説明する概略構成図である。
【図6】本発明の実施例の半導体製造装置に用いられる
他の反応ガス供給装置について説明する概略構成図であ
る。
他の反応ガス供給装置について説明する概略構成図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施例の製造方法について説明
する断面図である。
する断面図である。
【図8】本発明の第6の実施例の製造方法について説明
する断面図である。
する断面図である。
【図9】本発明の第7の実施例の製造方法をDRAMの
キャパシタ絶縁膜の作成に適用した例について説明する
断面図である。
キャパシタ絶縁膜の作成に適用した例について説明する
断面図である。
【図10】本発明の第8の実施例の製造方法をDRAM
のキャパシタ絶縁膜の作成に適用した例について説明す
る断面図である。
のキャパシタ絶縁膜の作成に適用した例について説明す
る断面図である。
【図11】本発明の製造方法により形成されたCVDS
iO2膜の含有水分量の調査結果についての比較説明図
である。
iO2膜の含有水分量の調査結果についての比較説明図
である。
【図12】本発明の製造方法により形成されたCVDS
iO2膜の赤外線吸収スペクトルの調査結果についての
比較説明図である。
iO2膜の赤外線吸収スペクトルの調査結果についての
比較説明図である。
1,9 Si基板(ウエハ) 2 SiO2膜、 3a〜3c A1配線、 4,4a CVDSiO2膜、 5 第1のCVDSiO2膜、 6 第2のCVDSiO2膜、 7 第3のCVDSiO2膜、 8 第4のCVDSiO2膜、 10a,10b ゲート絶縁膜、 11a,11b ゲート電極、 12a〜12c S/D領域層、 13a,13b,15 絶縁膜、 14 ビット線、 16a,16b ストレージノード(ポリシリコン
膜)、 17 Ta2O5膜(キャパシタ絶縁膜)、 18 セルプレート(ポリシリコン膜)、 19 カバー絶縁膜、 20 三重層絶縁膜(キャパシタ絶縁膜)、 20a 下部CVDSiO2膜、 20b Ta2O5膜、 20c 上部CVDSiO2膜、 21 ロード/アンロード室、 22,22a,22b CVD反応室(気相成長室)、 23,23a,23b UV処理室(紫外線処理室)、 24 ロボット、 25 ウエハ保持具、 26,26a〜26c,50 ガスシャワー、 27,27a〜27c,47 反応ガス導入口、 28 ガス収集具、 29,48 ガス排出口、 30,30a〜30c,51 水銀ランプ、 31,31a〜31c 水銀ランプ保持具、 32,32a〜32c アンモニアガス導入口、 33 ベルトコンベア、 34 UVランプ、 44a〜44c CVD反応ゾーン、 45a〜45c UV処理ゾーン、 46 チャンバ、 49 ウエハ載置台、 52 石英ウインド。
膜)、 17 Ta2O5膜(キャパシタ絶縁膜)、 18 セルプレート(ポリシリコン膜)、 19 カバー絶縁膜、 20 三重層絶縁膜(キャパシタ絶縁膜)、 20a 下部CVDSiO2膜、 20b Ta2O5膜、 20c 上部CVDSiO2膜、 21 ロード/アンロード室、 22,22a,22b CVD反応室(気相成長室)、 23,23a,23b UV処理室(紫外線処理室)、 24 ロボット、 25 ウエハ保持具、 26,26a〜26c,50 ガスシャワー、 27,27a〜27c,47 反応ガス導入口、 28 ガス収集具、 29,48 ガス排出口、 30,30a〜30c,51 水銀ランプ、 31,31a〜31c 水銀ランプ保持具、 32,32a〜32c アンモニアガス導入口、 33 ベルトコンベア、 34 UVランプ、 44a〜44c CVD反応ゾーン、 45a〜45c UV処理ゾーン、 46 チャンバ、 49 ウエハ載置台、 52 石英ウインド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳増 徳 東京都港区港南2ー13ー29 株式会社半 導体プロセス研究所内 (72)発明者 西本 裕子 東京都港区港南2ー13ー29 株式会社半 導体プロセス研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−266835(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】 気相成長(CVD)により被形成体上に
シリコン含有絶縁膜又はタンタル含有絶縁膜を形成した
後、アンモニア(NH3)ガス雰囲気中で前記被形成体
を加熱しながら前記絶縁膜に紫外線照射処理を行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の製造方法を繰り返すこと
により、前記シリコン含有絶縁膜又はタンタル含有絶縁
膜の膜厚を増やしていくことを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項3】 前記シリコン含有絶縁膜は、 反応ガス:モノシラン(SiH4)/酸素(O2)を含
む混合ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSiO2膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
請求項1或いは請求項2のいずれかに記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項4】 前記シリコン含有絶縁膜は、 反応ガス:有機シラン/オゾン(O3)を含む混合ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたSi02膜,PSG膜,BSG膜或
いはBPSG膜のうちいずれかであることを特徴とする
請求項1或いは請求項2のいずれかに記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項5】 前記タンタル含有絶縁膜は、 反応ガス:タンタル(Ta)の有機化合物/オゾン(O
3)を含む混合ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたTa2O5膜であることことを特徴
とする請求項1或いは請求項2のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記気相成長(CVD)を常圧下で行う
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記気相成長(CVD)を減圧下で行う
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 被成膜面が下向きになっている被形成体
上に気相成長により膜を形成する気相成長室と、前記被
形成体の加熱手段とアンモニア導入口とを備え、前記被
成膜面を下に向けて前記被成膜面に気相成長された膜に
紫外線照射処理を行う、前記気相成長室と連接された紫
外線処理室とを一組としてその複数組が順に接続され、
前記被形成体への前記膜の形成と該膜の処理とを連続し
て繰り返し行えるようにしたことを特徴とする半導体製
造装置。 - 【請求項9】 前記被形成体を移動させながら前記被形
成体への前記膜の形成と該膜の処理を連続して繰り返し
行えるように、前記複数組を通過する前記被形成体の連
続式移動手段を有することを特徴とする請求項8記載の
半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4149676A JP2538740B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4149676A JP2538740B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343336A JPH05343336A (ja) | 1993-12-24 |
JP2538740B2 true JP2538740B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=15480398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4149676A Expired - Fee Related JP2538740B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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JP3270879B2 (ja) * | 1994-06-13 | 2002-04-02 | ソニー株式会社 | 高誘電体薄膜の形成方法 |
JP2674682B2 (ja) * | 1994-07-15 | 1997-11-12 | キヤノン販売株式会社 | 成膜方法及び成膜装置 |
JPH0855848A (ja) * | 1994-08-11 | 1996-02-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 酸化珪素膜の加熱処理方法 |
JP3271113B2 (ja) * | 1994-08-30 | 2002-04-02 | ソニー株式会社 | 誘電体薄膜の成膜方法 |
JP3359794B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2002-12-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置の作製方法 |
JP3648805B2 (ja) * | 1995-10-16 | 2005-05-18 | 日産自動車株式会社 | 光励起cvd装置および光励起cvd方法 |
JP3806753B2 (ja) * | 1997-09-26 | 2006-08-09 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 半導体デバイス用の薄膜形成装置及び薄膜形成方法 |
JP2956693B1 (ja) | 1998-05-27 | 1999-10-04 | 日本電気株式会社 | 金属窒化膜形成方法 |
JP3156925B2 (ja) * | 1999-01-11 | 2001-04-16 | 日本電気株式会社 | コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉 |
US6475930B1 (en) * | 2000-01-31 | 2002-11-05 | Motorola, Inc. | UV cure process and tool for low k film formation |
JP2005039074A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 常圧プラズマcvd装置及び常圧プラズマcvd法 |
JP4764988B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-09-07 | 富士電機株式会社 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法 |
US8528224B2 (en) * | 2009-11-12 | 2013-09-10 | Novellus Systems, Inc. | Systems and methods for at least partially converting films to silicon oxide and/or improving film quality using ultraviolet curing in steam and densification of films using UV curing in ammonia |
JP6774800B2 (ja) * | 2016-07-06 | 2020-10-28 | 株式会社Screenホールディングス | 半導体装置の製造方法 |
KR20210088729A (ko) * | 2018-12-04 | 2021-07-14 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Si-하이드록실 결합들을 가교시키기 위한 경화 방법들 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63266835A (ja) * | 1987-04-24 | 1988-11-02 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | 気相反応装置 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4149676A patent/JP2538740B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05343336A (ja) | 1993-12-24 |
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