JP2536586Y2 - 紙葉類検出装置 - Google Patents
紙葉類検出装置Info
- Publication number
- JP2536586Y2 JP2536586Y2 JP5441991U JP5441991U JP2536586Y2 JP 2536586 Y2 JP2536586 Y2 JP 2536586Y2 JP 5441991 U JP5441991 U JP 5441991U JP 5441991 U JP5441991 U JP 5441991U JP 2536586 Y2 JP2536586 Y2 JP 2536586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- paper sheet
- light
- amount
- detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、千円札や5千円札等の
紙葉類の挿入される自動券売機,自動精算機その他の各
種自動販売機等のような紙葉類対応型処理機に設置され
る紙葉類検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の紙葉類対応型処理機の紙
葉類の挿入口には、紙葉類の挿入状態を検出する光電素
子からなる紙葉類検出装置が設けられている(例えば特
開昭63−148393号公報)。この紙葉類検出装置
は、挿入口に挿入された紙葉類が光電素子の光線を遮断
することによる出力レベルの変化から紙葉類の有無を検
出し、そして紙葉類が検出されると、搬送機構を駆動さ
せて挿入口に挿入された紙葉類を紙葉類対応型処理機内
に取込むようにしている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の紙葉類検出装置は、光電素子の出力レベルの変化か
ら紙葉類の有無を検出するようにしているので、誤動作
を行なう欠点があった。なぜならば、紙葉類検出装置
は、紙葉類が光電素子の光線(光束)を遮断しても、紙
葉類の性質上、完全に遮光することがないので、例えば
70〜80%の遮光率となったときに紙葉類が挿入口に
挿入されたものとして検出するように設定されていると
ともに、光電素子の受光部には紙葉類対応型処理機の設
置されている外部の光線も受光されているからである。
つまり光電素子の受光部の受光量は、光電素子の発光部
からの光量と外部からの光量が含まれているため、外部
からの光量の変化が所定値以上になるとあたかも紙葉類
が挿入されて受光量が低下したと同様になって誤検出を
行なうのである。 【0004】このような不都合を防止するために、例え
ば特開昭64−9586号公報示されるような紙葉類の
真偽を判別する鑑別器のセンサを用いることも考えられ
るが、このような高級なセンサを用いるとコスト高とな
って得策でない。 【0005】そこで、本考案は、上記欠点を除去するた
めになされたものであって、その目的は、外部の光量の
変化によって影響を受けない紙葉類検出装置の提供にあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本考案装置は、上記目的
を達成するために、紙葉類の挿入される自動券売機等の
紙葉類対応型処理機の挿入口に設けられる光電素子から
なる第1センサと、その第1センサの出力レベルの変化
から上記挿入口への紙葉類の挿入状態を検出する検出手
段と、上記紙葉類対応型処理機の設置されている環境の
光量を検出する第2センサと、その第2センサの出力レ
ベルの増減に対応させて上記検出手段の検出レベルを増
減させる調節手段と、を有することを特徴としている。 【0007】 【作用】上記構成において、外部の光量が変化すると第
2センサの出力レベルが変化する。調節手段は第2セン
サの出力レベルの増減により検出手段の検出レベルを増
減させ、これにより検出手段は外部の光量変化に影響さ
れることなく紙葉類を検出する。 【0008】 【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は自動券売機の紙葉類挿入口の部分の縦断面
図及び図2は図1のA−A線断面図である。自動券売機
1の接客面側のカバー2には、テーブル3を備えた紙葉
類の挿入口4が設けられており、またこの挿入口4に対
向した自動券売機1の内側には、図示しない紙葉類鑑別
器へ紙葉類を搬送させるためのピンチローラ5及び無端
ベルト6からなる搬送機構7が設けられている。 【0009】第1センサ8は、挿入口4の巾方向に所定
間隔保って設けられた一対の光電素子からなり、その光
電素子の発光部8aはカバー2側に、また受光部8bは
テーブル3側に設けられていて、これら発光部8aと受
光部8bとは紙葉類の挿入が可能な間隙が設けられてい
る。また、第2センサ9は、挿入口4の近傍のカバー2
の表側に設けられ、光電素子の受光部から構成されてい
る。 【0010】図中Cは、制御器であって自動券売機1を
制御し、このうち第1センサ8及び第2センサ9に係る
部分の電気的構成を示す概略構成図が図3に示されてい
る。すなわち、第1センサ8,第2センサ9はそれぞれ
アンプ10,11に接続されており、これら両アンプ1
0,11の出力は加算回路12に入力されている。この
加算回路12の出力は検出回路13に入力されていると
ともに、この検出回路13にはアンプ10の出力が入力
されている。 【0011】次に、本実施例装置の動作を説明する。自
動券売機1が稼動されると、第1センサ8,第2センサ
9からの出力がアンプ10,11を介してそれぞれ増巾
された後加算回路12に入力される。すなわち、加算回
路12には、第1センサ8の発光部8aに起因する光量
とこの第1センサ8が感知した外部からの光量との和に
対応した出力と、第2センサ9が感知した外部の光量に
対応した出力とが入力されて検出回路13に入力され
る。検出回路13では、第1センサ8から入力される入
力レベルを所定のしきい値で検知して紙葉類の検出を行
なうが、このしきい値は上述の加算回路12からの入力
量によって調節される。すなわち、しきい値は加算回路
12からの入力量が大きくなればそれに従って大きくな
り、逆に加算回路12からの入力量が小さくなるに従っ
て小さくなるように調節される。つまり、しきい値は加
算回路12の出力量に比例関係を有して変化する。 【0012】検出回路13が紙葉類を検出したときは、
従来の自動券売機と同様に、搬送機構7を駆動させるた
めの駆動信号を送出する。このため、挿入口4の紙葉類
は自動券売機1内に取込まれる。 【0013】以上のように、本実施例装置においては、
自動券売機の設置されている場所の外部の光量によって
紙葉類の検出レベルを調節するようにしたので、外部の
光量の変化により誤検出をするという不都合は解消され
る。 【0014】なお、上述の実施例においては、紙葉類対
応型処理機として自動券売機の例を示したが、自動精算
機やその他の自動販売機等であってもよいことは勿論で
ある。 【0015】 【考案の効果】本考案装置においては、紙葉類対応型処
理機の設置されている環境の光量によって紙葉類の検出
レベルを調節するようにしたので、外部の光量の変化に
より誤検出をするという不都合は解消される。
紙葉類の挿入される自動券売機,自動精算機その他の各
種自動販売機等のような紙葉類対応型処理機に設置され
る紙葉類検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の紙葉類対応型処理機の紙
葉類の挿入口には、紙葉類の挿入状態を検出する光電素
子からなる紙葉類検出装置が設けられている(例えば特
開昭63−148393号公報)。この紙葉類検出装置
は、挿入口に挿入された紙葉類が光電素子の光線を遮断
することによる出力レベルの変化から紙葉類の有無を検
出し、そして紙葉類が検出されると、搬送機構を駆動さ
せて挿入口に挿入された紙葉類を紙葉類対応型処理機内
に取込むようにしている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の紙葉類検出装置は、光電素子の出力レベルの変化か
ら紙葉類の有無を検出するようにしているので、誤動作
を行なう欠点があった。なぜならば、紙葉類検出装置
は、紙葉類が光電素子の光線(光束)を遮断しても、紙
葉類の性質上、完全に遮光することがないので、例えば
70〜80%の遮光率となったときに紙葉類が挿入口に
挿入されたものとして検出するように設定されていると
ともに、光電素子の受光部には紙葉類対応型処理機の設
置されている外部の光線も受光されているからである。
つまり光電素子の受光部の受光量は、光電素子の発光部
からの光量と外部からの光量が含まれているため、外部
からの光量の変化が所定値以上になるとあたかも紙葉類
が挿入されて受光量が低下したと同様になって誤検出を
行なうのである。 【0004】このような不都合を防止するために、例え
ば特開昭64−9586号公報示されるような紙葉類の
真偽を判別する鑑別器のセンサを用いることも考えられ
るが、このような高級なセンサを用いるとコスト高とな
って得策でない。 【0005】そこで、本考案は、上記欠点を除去するた
めになされたものであって、その目的は、外部の光量の
変化によって影響を受けない紙葉類検出装置の提供にあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本考案装置は、上記目的
を達成するために、紙葉類の挿入される自動券売機等の
紙葉類対応型処理機の挿入口に設けられる光電素子から
なる第1センサと、その第1センサの出力レベルの変化
から上記挿入口への紙葉類の挿入状態を検出する検出手
段と、上記紙葉類対応型処理機の設置されている環境の
光量を検出する第2センサと、その第2センサの出力レ
ベルの増減に対応させて上記検出手段の検出レベルを増
減させる調節手段と、を有することを特徴としている。 【0007】 【作用】上記構成において、外部の光量が変化すると第
2センサの出力レベルが変化する。調節手段は第2セン
サの出力レベルの増減により検出手段の検出レベルを増
減させ、これにより検出手段は外部の光量変化に影響さ
れることなく紙葉類を検出する。 【0008】 【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は自動券売機の紙葉類挿入口の部分の縦断面
図及び図2は図1のA−A線断面図である。自動券売機
1の接客面側のカバー2には、テーブル3を備えた紙葉
類の挿入口4が設けられており、またこの挿入口4に対
向した自動券売機1の内側には、図示しない紙葉類鑑別
器へ紙葉類を搬送させるためのピンチローラ5及び無端
ベルト6からなる搬送機構7が設けられている。 【0009】第1センサ8は、挿入口4の巾方向に所定
間隔保って設けられた一対の光電素子からなり、その光
電素子の発光部8aはカバー2側に、また受光部8bは
テーブル3側に設けられていて、これら発光部8aと受
光部8bとは紙葉類の挿入が可能な間隙が設けられてい
る。また、第2センサ9は、挿入口4の近傍のカバー2
の表側に設けられ、光電素子の受光部から構成されてい
る。 【0010】図中Cは、制御器であって自動券売機1を
制御し、このうち第1センサ8及び第2センサ9に係る
部分の電気的構成を示す概略構成図が図3に示されてい
る。すなわち、第1センサ8,第2センサ9はそれぞれ
アンプ10,11に接続されており、これら両アンプ1
0,11の出力は加算回路12に入力されている。この
加算回路12の出力は検出回路13に入力されていると
ともに、この検出回路13にはアンプ10の出力が入力
されている。 【0011】次に、本実施例装置の動作を説明する。自
動券売機1が稼動されると、第1センサ8,第2センサ
9からの出力がアンプ10,11を介してそれぞれ増巾
された後加算回路12に入力される。すなわち、加算回
路12には、第1センサ8の発光部8aに起因する光量
とこの第1センサ8が感知した外部からの光量との和に
対応した出力と、第2センサ9が感知した外部の光量に
対応した出力とが入力されて検出回路13に入力され
る。検出回路13では、第1センサ8から入力される入
力レベルを所定のしきい値で検知して紙葉類の検出を行
なうが、このしきい値は上述の加算回路12からの入力
量によって調節される。すなわち、しきい値は加算回路
12からの入力量が大きくなればそれに従って大きくな
り、逆に加算回路12からの入力量が小さくなるに従っ
て小さくなるように調節される。つまり、しきい値は加
算回路12の出力量に比例関係を有して変化する。 【0012】検出回路13が紙葉類を検出したときは、
従来の自動券売機と同様に、搬送機構7を駆動させるた
めの駆動信号を送出する。このため、挿入口4の紙葉類
は自動券売機1内に取込まれる。 【0013】以上のように、本実施例装置においては、
自動券売機の設置されている場所の外部の光量によって
紙葉類の検出レベルを調節するようにしたので、外部の
光量の変化により誤検出をするという不都合は解消され
る。 【0014】なお、上述の実施例においては、紙葉類対
応型処理機として自動券売機の例を示したが、自動精算
機やその他の自動販売機等であってもよいことは勿論で
ある。 【0015】 【考案の効果】本考案装置においては、紙葉類対応型処
理機の設置されている環境の光量によって紙葉類の検出
レベルを調節するようにしたので、外部の光量の変化に
より誤検出をするという不都合は解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動券売機の紙葉類の挿入口部分の縦断面図で
ある。 【図2】図1のA−A線断面図である。 【図3】電気的構成を示す概略構成図である。 【符号の説明】 1 自動券売機(紙葉類対応型処理機) 4 挿入口 8 第1センサ 9 第2センサ 12 加算回路(調節手段) 13 検出回路(検出手段,調節手段)
ある。 【図2】図1のA−A線断面図である。 【図3】電気的構成を示す概略構成図である。 【符号の説明】 1 自動券売機(紙葉類対応型処理機) 4 挿入口 8 第1センサ 9 第2センサ 12 加算回路(調節手段) 13 検出回路(検出手段,調節手段)
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 紙葉類の挿入される自動券売機等の紙葉類対応型処理機
の挿入口に設けられる光電素子からなる第1センサと、
その第1センサの出力レベルの変化から上記挿入口への
紙葉類の挿入状態を検出する検出手段と、上記紙葉類対
応型処理機の設置されている環境の光量を検出する第2
センサと、その第2センサの出力レベルの増減に対応さ
せて上記検出手段の検出レベルを増減させる調節手段
と、を有することを特徴とする紙葉類検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5441991U JP2536586Y2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 紙葉類検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5441991U JP2536586Y2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 紙葉類検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052279U JPH052279U (ja) | 1993-01-14 |
JP2536586Y2 true JP2536586Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12970188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5441991U Expired - Fee Related JP2536586Y2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 紙葉類検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536586Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4623732B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2011-02-02 | 株式会社リコー | 積載枚数検知装置、積載枚数検知方法、シート供給装置及び画像形成装置 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP5441991U patent/JP2536586Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052279U (ja) | 1993-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3307787B2 (ja) | 紙幣処理機の紙幣判別装置 | |
CA2188700A1 (en) | Currency discriminator having a jam detection and clearing mechanism and method of clearing a jam | |
EP1688892B1 (en) | Bill discrimination apparatus | |
JP2536586Y2 (ja) | 紙葉類検出装置 | |
KR100985889B1 (ko) | 매체감별장치 및 그 감별방법 | |
JP3772429B2 (ja) | 紙葉類の状態検出装置 | |
JP2000172897A (ja) | 光学式2枚検知装置のセンサ調光方法 | |
JP5176518B2 (ja) | 紙幣識別装置 | |
JPH0749951B2 (ja) | 紙葉類の厚さ検出装置 | |
JPS63247895A (ja) | 紙幣判別装置 | |
KR950007845Y1 (ko) | 현금자동인출기의 불량지폐 검출장치 | |
KR0134025Y1 (ko) | 포토센서를 이용한 현금 자동지급기 | |
KR940009886A (ko) | 지폐 방출기의 지폐 다중 이송 검지장치 및 방법 | |
JPS60146386A (ja) | 紙葉類判別装置 | |
EP1510977B1 (en) | A note skew detector | |
JPS60146388A (ja) | 紙葉類判別装置 | |
JP3720995B2 (ja) | 媒体枚数検知方法及び装置 | |
JPS5843090A (ja) | シ−トの異常状態検出装置 | |
JPS63208710A (ja) | 紙葉類の厚さ検出装置 | |
JPS60117390A (ja) | 紙葉類弁別方法 | |
JP2968598B2 (ja) | 紙葉類搬送装置 | |
JP3211341B2 (ja) | 紙幣識別装置 | |
JP2856662B2 (ja) | 厚さ検出機構 | |
JP3951636B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JPS6279148A (ja) | 帳票搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |