JP2534584Y2 - オートリバーステープレコーダ - Google Patents
オートリバーステープレコーダInfo
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- JP2534584Y2 JP2534584Y2 JP1881792U JP1881792U JP2534584Y2 JP 2534584 Y2 JP2534584 Y2 JP 2534584Y2 JP 1881792 U JP1881792 U JP 1881792U JP 1881792 U JP1881792 U JP 1881792U JP 2534584 Y2 JP2534584 Y2 JP 2534584Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テープフォワード方
向走行時にのみ録音可能なオートリバーステープレコー
ダに関するものである。
向走行時にのみ録音可能なオートリバーステープレコー
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープフォワード方向走行時にの
み録音可能なオートリバーステープレコーダにおいて、
フォワード側あるいはリバース側に位置することによっ
てテープ走行方向を切換える切換レバーがリバース側に
位置する場合には、切換レバーに形成された係合壁と録
音レバーに形成された係合部とを係合させることによっ
て録音レバーの操作ができないように構成されているも
のがある。
み録音可能なオートリバーステープレコーダにおいて、
フォワード側あるいはリバース側に位置することによっ
てテープ走行方向を切換える切換レバーがリバース側に
位置する場合には、切換レバーに形成された係合壁と録
音レバーに形成された係合部とを係合させることによっ
て録音レバーの操作ができないように構成されているも
のがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように構成された
テープレコーダにおいて、切換レバーがリバース側に位
置するリバースモード時に、録音レバーを無理に操作す
ると、切換レバーの係合壁や録音レバーの係合部が変形
してメカニズムの故障の原因となることがある。
テープレコーダにおいて、切換レバーがリバース側に位
置するリバースモード時に、録音レバーを無理に操作す
ると、切換レバーの係合壁や録音レバーの係合部が変形
してメカニズムの故障の原因となることがある。
【0004】そこで、この考案は、リバースモード時で
の録音操作による部品の変形を防止することを目的とす
る。
の録音操作による部品の変形を防止することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案においては、一
対のキャプスタンと、これらのキャプスタンに圧接させ
るように配される一対のピンチローラと、録音レバー
と、プレイレバーと、このプレイレバーをロックする制
御レバーと、ピンチローラの一つを選択的にキャプスタ
ンに圧接するためにフォワード側あるいはリバース側に
移動する切換レバーと、ストップレバーとを備えるテー
プフォワード方向走行時にのみ録音可能なオートリバー
ステープレコーダにおいて、切換レバーの一端に対応す
る録音レバーの部位にロック部材を配すると共に、切換
レバーの一端にロック部材と係合する係合部を形成し、
切換レバーがフォワード側に位置する場合にのみロック
部材が切換レバーの係合部と係合して録音レバーの操作
状態をロックするように構成するものである。
対のキャプスタンと、これらのキャプスタンに圧接させ
るように配される一対のピンチローラと、録音レバー
と、プレイレバーと、このプレイレバーをロックする制
御レバーと、ピンチローラの一つを選択的にキャプスタ
ンに圧接するためにフォワード側あるいはリバース側に
移動する切換レバーと、ストップレバーとを備えるテー
プフォワード方向走行時にのみ録音可能なオートリバー
ステープレコーダにおいて、切換レバーの一端に対応す
る録音レバーの部位にロック部材を配すると共に、切換
レバーの一端にロック部材と係合する係合部を形成し、
切換レバーがフォワード側に位置する場合にのみロック
部材が切換レバーの係合部と係合して録音レバーの操作
状態をロックするように構成するものである。
【0006】また、ロック部材に解除部を設けると共
に、この解除部に対応するストップレバーの部位に解除
部と係合する係合部を形成し、録音レバーのロック状態
時にストップレバーを操作する場合、ストップレバーの
係合部がロック部材の解除部と係合することによって録
音レバーのロック部材と切換レバーの係合部との係合を
解除するように構成するものである。
に、この解除部に対応するストップレバーの部位に解除
部と係合する係合部を形成し、録音レバーのロック状態
時にストップレバーを操作する場合、ストップレバーの
係合部がロック部材の解除部と係合することによって録
音レバーのロック部材と切換レバーの係合部との係合を
解除するように構成するものである。
【0007】
【作用】切換レバー7がフォワード側に位置するフォワ
ードモード時に、録音レバー23をロック部材45と切
換レバー7の係合部7dとが係合するまで移動させる。
ロック部材45と係合部7dとが係合して録音レバー2
3の操作状態をロックする。
ードモード時に、録音レバー23をロック部材45と切
換レバー7の係合部7dとが係合するまで移動させる。
ロック部材45と係合部7dとが係合して録音レバー2
3の操作状態をロックする。
【0008】フォワード方向でのテープ走行が終了して
切換レバー7がリバース側に移動すると、ロック部材4
5と係合部7dとの係合が自動的に解除される。この録
音レバー23のロックが解除されることによって、録音
レバー23が原位置にまで移動する。そのため、テープ
レコーダの録音状態が解除される。
切換レバー7がリバース側に移動すると、ロック部材4
5と係合部7dとの係合が自動的に解除される。この録
音レバー23のロックが解除されることによって、録音
レバー23が原位置にまで移動する。そのため、テープ
レコーダの録音状態が解除される。
【0009】また、録音状態で録音レバー23のロック
を解除するには、ストップレバー28をストップレバー
28の係合部28aとロック部材45の解除部45bと
が係合するまで移動させる。係合部28aと解除部45
bとを係合させることによってロック部材45と切換レ
バー7の係合部7cとの係合を解除させる。この録音レ
バー23のロックが解除されることによって録音レバー
が原位置にまで移動する。そのため、テープレコーダの
録音状態が解除される。
を解除するには、ストップレバー28をストップレバー
28の係合部28aとロック部材45の解除部45bと
が係合するまで移動させる。係合部28aと解除部45
bとを係合させることによってロック部材45と切換レ
バー7の係合部7cとの係合を解除させる。この録音レ
バー23のロックが解除されることによって録音レバー
が原位置にまで移動する。そのため、テープレコーダの
録音状態が解除される。
【0010】切換レバー7がリバース側に位置するリバ
ースモード時に録音レバー23を操作しても録音レバー
23のロック部材45と切換レバー7の係合部7dとは
係合しない。つまり、切換レバー7が録音レバー23を
ロック不可能な位置状態となっているので、録音レバー
23を切換レバー7にロックすることができない。従っ
て、切換レバー7の位置状態によって録音レバー23の
ロックが選択的に行なわれるので、リバースモード時で
の録音レバー23の操作による部品の変形を防止でき
る。
ースモード時に録音レバー23を操作しても録音レバー
23のロック部材45と切換レバー7の係合部7dとは
係合しない。つまり、切換レバー7が録音レバー23を
ロック不可能な位置状態となっているので、録音レバー
23を切換レバー7にロックすることができない。従っ
て、切換レバー7の位置状態によって録音レバー23の
ロックが選択的に行なわれるので、リバースモード時で
の録音レバー23の操作による部品の変形を防止でき
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この考案の一実
施例について説明する。本例のテープレコーダは、録音
をテープ走行方向がフォワード方向時のみ可能とし、再
生をフォワード方向およびリバース方向の両方向にわた
って可能としたオートリバース用のテープレコーダであ
る。なお、図1は切換レバー7がフォワード側に位置す
る状態を示す図である。
施例について説明する。本例のテープレコーダは、録音
をテープ走行方向がフォワード方向時のみ可能とし、再
生をフォワード方向およびリバース方向の両方向にわた
って可能としたオートリバース用のテープレコーダであ
る。なお、図1は切換レバー7がフォワード側に位置す
る状態を示す図である。
【0012】同図において、1,2はキャプスタンであ
り、このキャプスタン1,2は矢印に示す方向に回転す
る。3,4はピンチローラ(図面では2点鎖線で示す)
であり、このピンチローラ3,4にはスプリング5,6
が掛装されている。このスプリング5,6は、常にピン
チローラ3,4をキャプスタン1,2側に付勢してい
る。そして、ピンチローラ3,4は、その支軸3a,4
aを支点として回転可能にかつキャプスタン1,2に対
して接離可能に配されている。また、ピンチローラ3,
4には、後述するヘッドシャーシ10の係合部13,1
4と係合する係合軸3b,4bが形成されている。
り、このキャプスタン1,2は矢印に示す方向に回転す
る。3,4はピンチローラ(図面では2点鎖線で示す)
であり、このピンチローラ3,4にはスプリング5,6
が掛装されている。このスプリング5,6は、常にピン
チローラ3,4をキャプスタン1,2側に付勢してい
る。そして、ピンチローラ3,4は、その支軸3a,4
aを支点として回転可能にかつキャプスタン1,2に対
して接離可能に配されている。また、ピンチローラ3,
4には、後述するヘッドシャーシ10の係合部13,1
4と係合する係合軸3b,4bが形成されている。
【0013】7は、切換レバー7であり、この切換レバ
ー7はピンチローラ3,4の一つを選択的にキャプスタ
ン1,2に圧接させるものである。切換レバー7は、図
1および図2に示すように、左右方向にスライド可能に
配されており、その左側にスプリング8が、右側にプラ
ンジャー9が連接されている。
ー7はピンチローラ3,4の一つを選択的にキャプスタ
ン1,2に圧接させるものである。切換レバー7は、図
1および図2に示すように、左右方向にスライド可能に
配されており、その左側にスプリング8が、右側にプラ
ンジャー9が連接されている。
【0014】スプリング8は、切換レバー7を常に左方
向に付勢している。プランジャー9は、一方向でのテー
プ走行の終了を検出する検出手段(図示せず)の出力に
より吸引され、吸引時には切換レバー7をスプリング8
に抗して右方向にスライドさせる。
向に付勢している。プランジャー9は、一方向でのテー
プ走行の終了を検出する検出手段(図示せず)の出力に
より吸引され、吸引時には切換レバー7をスプリング8
に抗して右方向にスライドさせる。
【0015】また、切換レバー7には、ピンチローラ
3,4の係合軸3b,4bと係合し、ピンチローラ3,
4の移動を規制するピンチローラ規制面7cとこのピン
チローラ規制面7cからそれぞれ連接する斜面7aおよ
び7bが形成されている(図2参照)。斜面7a,7b
は、ピンチローラ3,4の係合軸3b,4bをピンチロ
ーラ規制面7cから逃がすためのものである。そして、
係合軸3b,4bが斜面7a,7bに対向する場合に
は、ピンチローラ3,4がキャプスタン1,2に圧接す
る。
3,4の係合軸3b,4bと係合し、ピンチローラ3,
4の移動を規制するピンチローラ規制面7cとこのピン
チローラ規制面7cからそれぞれ連接する斜面7aおよ
び7bが形成されている(図2参照)。斜面7a,7b
は、ピンチローラ3,4の係合軸3b,4bをピンチロ
ーラ規制面7cから逃がすためのものである。そして、
係合軸3b,4bが斜面7a,7bに対向する場合に
は、ピンチローラ3,4がキャプスタン1,2に圧接す
る。
【0016】さらに、切換レバー7には、図1および図
2に示すように、その左端縁上部に係合爪7dが折曲形
成される。
2に示すように、その左端縁上部に係合爪7dが折曲形
成される。
【0017】10はヘッドシャーシであり、このヘッド
シャーシ10は前後方向にスライド可能に配されてい
る。ヘッドシャーシ10には、録音用および再生用のヘ
ッド16が搭載されている。また、ヘッドシャーシ10
には、図1および図6Aに示すように、プレイ釦17が
配されている。なお、図6Aはヘッドシャーシ10の平
面図である。
シャーシ10は前後方向にスライド可能に配されてい
る。ヘッドシャーシ10には、録音用および再生用のヘ
ッド16が搭載されている。また、ヘッドシャーシ10
には、図1および図6Aに示すように、プレイ釦17が
配されている。なお、図6Aはヘッドシャーシ10の平
面図である。
【0018】また、ヘッドシャーシ10には、プレイ釦
17の反対側(後側)にプレイレバー11が延設されて
いる。プレイレバー11の先端には、後述する制御レバ
ー31の係合部32と係合する係合爪11aが折曲形成
されている。また、ヘッドシャーシ10には、ピンチロ
ーラ3,4の係合軸3b,4bに対応する部位に係合部
13,14がそれぞれ形成されている。さらに、ヘッド
シャーシ10には、後述する消去用のヘッド18に対す
る部位に係合部15が形成されている。
17の反対側(後側)にプレイレバー11が延設されて
いる。プレイレバー11の先端には、後述する制御レバ
ー31の係合部32と係合する係合爪11aが折曲形成
されている。また、ヘッドシャーシ10には、ピンチロ
ーラ3,4の係合軸3b,4bに対応する部位に係合部
13,14がそれぞれ形成されている。さらに、ヘッド
シャーシ10には、後述する消去用のヘッド18に対す
る部位に係合部15が形成されている。
【0019】また、ヘッドシャーシ10には、スプリン
グ12が掛装されており、このスプリング12によって
ヘッドシャーシ10を常に前方向に付勢している。
グ12が掛装されており、このスプリング12によって
ヘッドシャーシ10を常に前方向に付勢している。
【0020】消去用のヘッド18は、ヘッドシャーシ1
0のピンチローラ3側(左側)に配されている。このヘ
ッド18は、前後方向にスライド可能に配されている。
ヘッド18には、スプリング19が掛装されており、こ
のスプリング19によってヘッド18を常にキャプスタ
ン1側に付勢している。
0のピンチローラ3側(左側)に配されている。このヘ
ッド18は、前後方向にスライド可能に配されている。
ヘッド18には、スプリング19が掛装されており、こ
のスプリング19によってヘッド18を常にキャプスタ
ン1側に付勢している。
【0021】20は制御レバーであり、この制御レバー
20はヘッド18の位置を制御するものである。制御レ
バー20には、図1および図3に示すように、その左端
縁に係合爪20bが折曲形成される。係合爪20bは、
常にはスプリング40と当接する。そして、このスプリ
ング40によって制御レバー20はヘッド18を前側に
付勢している。つまり、制御レバー20は、その先端が
ヘッド18と、他端がスプリング40とそれぞれ係合す
るように配されている。また、制御レバー20は、その
支軸20aを中心にして傾動可能に配されている。
20はヘッド18の位置を制御するものである。制御レ
バー20には、図1および図3に示すように、その左端
縁に係合爪20bが折曲形成される。係合爪20bは、
常にはスプリング40と当接する。そして、このスプリ
ング40によって制御レバー20はヘッド18を前側に
付勢している。つまり、制御レバー20は、その先端が
ヘッド18と、他端がスプリング40とそれぞれ係合す
るように配されている。また、制御レバー20は、その
支軸20aを中心にして傾動可能に配されている。
【0022】22は録音釦であり、この録音釦22は前
後方向にスライド可能に配される。録音釦22には、図
1および図5に示すように、録音レバー23が連接され
ており、この録音レバー23にはスプリング25が掛装
されている。このスプリング25は、常に録音レバー2
3を後側に付勢している。
後方向にスライド可能に配される。録音釦22には、図
1および図5に示すように、録音レバー23が連接され
ており、この録音レバー23にはスプリング25が掛装
されている。このスプリング25は、常に録音レバー2
3を後側に付勢している。
【0023】録音レバー23には、図1に示すように、
後述する制御レバー31の係合部35に対応する部位に
プレイ解除部材41が配される。このプレイ解除部材4
1は、図5に示すように、録音レバー23の支軸23a
に回転可能に軸支される。
後述する制御レバー31の係合部35に対応する部位に
プレイ解除部材41が配される。このプレイ解除部材4
1は、図5に示すように、録音レバー23の支軸23a
に回転可能に軸支される。
【0024】プレイ解除部材41は、図1および図5に
示すように、その前側に係合爪41aが、後側に係合部
41bが形成される。係合爪41aは、起立状態で折曲
形成される。録音レバー23には、プレイ解除部材41
の係合爪41aおよび係合部41bに対応する付近に係
止片23bおよび23cが形成される。この係止片23
b,23cによってプレイ解除部材41の回転が一定の
位置で規制される。
示すように、その前側に係合爪41aが、後側に係合部
41bが形成される。係合爪41aは、起立状態で折曲
形成される。録音レバー23には、プレイ解除部材41
の係合爪41aおよび係合部41bに対応する付近に係
止片23bおよび23cが形成される。この係止片23
b,23cによってプレイ解除部材41の回転が一定の
位置で規制される。
【0025】42はつるまきコイルスプリングであり、
このスプリング42のコイル部が支軸23aに嵌装され
た状態でプレイ解除部材41を弾装している。つまり、
スプリング42は、その一端が係止片23cと、他端が
係合爪41aとに係合している。そして、プレイ解除部
材41は、スプリング42の付勢力によって常に反時計
回り方向に付勢している。但し、プレイ解除部材41
は、図1および図5に示すように、その回転が係止片2
3b,23cで規制されるので、その当接位置で保持さ
れる。
このスプリング42のコイル部が支軸23aに嵌装され
た状態でプレイ解除部材41を弾装している。つまり、
スプリング42は、その一端が係止片23cと、他端が
係合爪41aとに係合している。そして、プレイ解除部
材41は、スプリング42の付勢力によって常に反時計
回り方向に付勢している。但し、プレイ解除部材41
は、図1および図5に示すように、その回転が係止片2
3b,23cで規制されるので、その当接位置で保持さ
れる。
【0026】また、録音レバー23には、図1に示すよ
うに、後述するストップレバー28の係合爪28aと対
応する部位にロック部材45が配される。このロック部
材45は、図5に示すように、その先端にフック部45
aが、基端に解除部45bが形成される。また、ロック
部材45には、フック部45aと解除部45bとの中央
付近に係合爪45cが起立状に折曲形成される。
うに、後述するストップレバー28の係合爪28aと対
応する部位にロック部材45が配される。このロック部
材45は、図5に示すように、その先端にフック部45
aが、基端に解除部45bが形成される。また、ロック
部材45には、フック部45aと解除部45bとの中央
付近に係合爪45cが起立状に折曲形成される。
【0027】ロック部材45は、録音レバー23に形成
された支軸23dに回転可能に軸支される。46はつる
まきコイルスプリングであり、このスプリング46のコ
イル部が支軸23dに嵌装された状態でロック部材45
を弾装している。つまり、スプリング46は、その一端
が録音レバー23に形成された係止片23eと、他端が
係合爪45cとに係合している。そして、ロック部材4
5は、スプリング46の付勢力によって常に反時計回り
方向に付勢している。但し、ロック部材45は、図1お
よび図5に示すように、録音レバー23に形成された係
止片23fで規制されるので、その当接位置で保持され
る。
された支軸23dに回転可能に軸支される。46はつる
まきコイルスプリングであり、このスプリング46のコ
イル部が支軸23dに嵌装された状態でロック部材45
を弾装している。つまり、スプリング46は、その一端
が録音レバー23に形成された係止片23eと、他端が
係合爪45cとに係合している。そして、ロック部材4
5は、スプリング46の付勢力によって常に反時計回り
方向に付勢している。但し、ロック部材45は、図1お
よび図5に示すように、録音レバー23に形成された係
止片23fで規制されるので、その当接位置で保持され
る。
【0028】さらに、録音レバー23には、図1に示す
ように、その先端のスプリング40に対向する部位に係
合爪23gが突設される。
ように、その先端のスプリング40に対向する部位に係
合爪23gが突設される。
【0029】27はストップ釦であり、このストップ釦
27は前後方向にスライド可能に配されている。プレイ
釦27には、図1および図6Bに示すように、ストップ
レバー28が連接されており、このストップレバー28
にはその上面に係合突起29が立設されている。またス
トップレバー28には、その先端に係合爪28aが起立
状に折曲形成される。
27は前後方向にスライド可能に配されている。プレイ
釦27には、図1および図6Bに示すように、ストップ
レバー28が連接されており、このストップレバー28
にはその上面に係合突起29が立設されている。またス
トップレバー28には、その先端に係合爪28aが起立
状に折曲形成される。
【0030】31は制御レバーであって、この制御レバ
ー31はプレイレバー11、録音レバー23、ストップ
レバー28に対して直交する状態で配されている。ま
た、左右方向にスライド可能に配された制御レバー31
は、プレイレバー11の係合爪11aおよびストップレ
バー28の係合突起29に対応する位置に配されてい
る。
ー31はプレイレバー11、録音レバー23、ストップ
レバー28に対して直交する状態で配されている。ま
た、左右方向にスライド可能に配された制御レバー31
は、プレイレバー11の係合爪11aおよびストップレ
バー28の係合突起29に対応する位置に配されてい
る。
【0031】制御レバー31には、係合爪11a、係合
突起29に対応する部位に係合部32,34がそれぞれ
形成されている。これらの係合部32,34には、係合
斜面32a,34aが形成されている。制御レバー31
には、図1および図4に示すように、その左端縁下部に
係合部35が突設される。この係合部35は、その平面
形状が略三角形をなしている。
突起29に対応する部位に係合部32,34がそれぞれ
形成されている。これらの係合部32,34には、係合
斜面32a,34aが形成されている。制御レバー31
には、図1および図4に示すように、その左端縁下部に
係合部35が突設される。この係合部35は、その平面
形状が略三角形をなしている。
【0032】また、制御レバー31には、スプリング3
6が掛装されており、このスプリング36によって制御
レバー31を常に左方向に付勢している。
6が掛装されており、このスプリング36によって制御
レバー31を常に左方向に付勢している。
【0033】ストップ状態では、図1に示すように、ピ
ンチローラ3および4がキャプスタン1および2より離
間しており、かつ、係合爪11aおよび係合突起24と
制御レバー31の係合部32および33との係合がすべ
て解除されている。
ンチローラ3および4がキャプスタン1および2より離
間しており、かつ、係合爪11aおよび係合突起24と
制御レバー31の係合部32および33との係合がすべ
て解除されている。
【0034】そして、この状態でプレイ釦17を押圧操
作すると、図1のストップ状態から図7のプレイ状態
(プレイモード)となる。つまり、プレイ釦17を押圧
操作することによって、ヘッドシャーシ10がスプリン
グ12の付勢力に抗して後方向にスライドする。そし
て、制御レバー31はその係合斜面32aとプレイレバ
ー11の係合爪11aとが係合するので、スプリング3
6の付勢力に抗して右側にスライドする。さらに、プレ
イレバー11をその係合爪11aと制御レバー31の係
合部32とが係止するまでスライドさせると、制御レバ
ー31はスプリング36の付勢力によって右側にスライ
ドするため、プレイレバー11は制御レバー31にロッ
クされる(図7参照)。
作すると、図1のストップ状態から図7のプレイ状態
(プレイモード)となる。つまり、プレイ釦17を押圧
操作することによって、ヘッドシャーシ10がスプリン
グ12の付勢力に抗して後方向にスライドする。そし
て、制御レバー31はその係合斜面32aとプレイレバ
ー11の係合爪11aとが係合するので、スプリング3
6の付勢力に抗して右側にスライドする。さらに、プレ
イレバー11をその係合爪11aと制御レバー31の係
合部32とが係止するまでスライドさせると、制御レバ
ー31はスプリング36の付勢力によって右側にスライ
ドするため、プレイレバー11は制御レバー31にロッ
クされる(図7参照)。
【0035】また、図7の状態では切換レバー7がフォ
ワード側(左側)に位置するので、ピンチローラ4の係
合軸4bが切換レバー7の係合斜面7bと対向する位置
となっている。つまり、ピンチローラ4は、その支軸4
aを中心にして時計回り方向に傾動してキャプスタン2
に圧接する。
ワード側(左側)に位置するので、ピンチローラ4の係
合軸4bが切換レバー7の係合斜面7bと対向する位置
となっている。つまり、ピンチローラ4は、その支軸4
aを中心にして時計回り方向に傾動してキャプスタン2
に圧接する。
【0036】また、この状態では、ピンチローラ3の係
合軸3bが切換レバー7のピンチローラ規制面7cによ
り、その移動が規制されるため、ピンチローラ3とキャ
プスタン1とは離間している。
合軸3bが切換レバー7のピンチローラ規制面7cによ
り、その移動が規制されるため、ピンチローラ3とキャ
プスタン1とは離間している。
【0037】図7に示す矢印のフォワード方向でのテー
プ走行が終了してプランジャー9が吸引されると、切換
レバー7が右側に移動してテープ走行が逆方向(リバー
ス方向)になる。そして、この再生が続行された状態
(プレイモード)では図8に示すように、ピンチローラ
4の係合軸4bと切換レバー7の右側への移動に伴い、
斜面7bによりピンチローラ規制面7cへのと導かれる
ので、ピンチローラ4とキャプスタン2とが離間する。
プ走行が終了してプランジャー9が吸引されると、切換
レバー7が右側に移動してテープ走行が逆方向(リバー
ス方向)になる。そして、この再生が続行された状態
(プレイモード)では図8に示すように、ピンチローラ
4の係合軸4bと切換レバー7の右側への移動に伴い、
斜面7bによりピンチローラ規制面7cへのと導かれる
ので、ピンチローラ4とキャプスタン2とが離間する。
【0038】一方、ピンチローラ3はその支軸3aを中
心にして反時計回り方向に傾動してピンチローラ3の係
合軸3bは制御レバー7のピンチローラ規制面7aとの
係合が外れ、斜面7a側に移動する。そのため、ピンチ
ローラ3とキャプスタン1とが圧接する。なお、プレイ
状態時においては、制御レバー31の位置状態は保持さ
れている。
心にして反時計回り方向に傾動してピンチローラ3の係
合軸3bは制御レバー7のピンチローラ規制面7aとの
係合が外れ、斜面7a側に移動する。そのため、ピンチ
ローラ3とキャプスタン1とが圧接する。なお、プレイ
状態時においては、制御レバー31の位置状態は保持さ
れている。
【0039】次に、録音操作の状態を図9および図10
に基づいて説明する。フォワードモード(切換レバー7
が左側に位置する状態)時において、録音釦22を押圧
操作する。すると、プレイ解除部材41の係合爪41a
が制御レバー31の係合部31を右側に押圧するので、
制御レバー31はスプリング36の付勢力に抗して右側
に移動する。
に基づいて説明する。フォワードモード(切換レバー7
が左側に位置する状態)時において、録音釦22を押圧
操作する。すると、プレイ解除部材41の係合爪41a
が制御レバー31の係合部31を右側に押圧するので、
制御レバー31はスプリング36の付勢力に抗して右側
に移動する。
【0040】引続き、録音釦22を押圧すると、ロック
部材45は、図9の2点鎖線に示すように、そのフック
部45aが切換レバー7の係合爪7dの規制を受けて時
計回り方向に傾動する。さらに、録音釦22を押圧操作
すると、図9の実線に示すように、ロック部材45のフ
ック部45aが切換レバー7の係合爪7dと係合して録
音レバー23を切換レバー7にロックする。
部材45は、図9の2点鎖線に示すように、そのフック
部45aが切換レバー7の係合爪7dの規制を受けて時
計回り方向に傾動する。さらに、録音釦22を押圧操作
すると、図9の実線に示すように、ロック部材45のフ
ック部45aが切換レバー7の係合爪7dと係合して録
音レバー23を切換レバー7にロックする。
【0041】そして、この状態では、録音レバー23の
係合爪23gがスプリング40の一端を押圧し、スプリ
ング40と制御レバー20との係合を解除している。
係合爪23gがスプリング40の一端を押圧し、スプリ
ング40と制御レバー20との係合を解除している。
【0042】この状態でプレイ釦17を押圧操作する
と、図10に示すように、ヘッド16と共に、ヘッド1
8も後側に移動する。つまり、制御レバー20にスプリ
ング40の付勢力が働かないので、ヘッド18がそのス
プリング19の付勢力によってヘッドシャーシ10とと
もに移動する。さらに、プレイ釦17を押圧操作する
と、プレイレバー11はその係合爪11aが制御レバー
31の係合部32と係合してロックされる。これによっ
て、図10に示すような録音状態(録音モード)とな
る。
と、図10に示すように、ヘッド16と共に、ヘッド1
8も後側に移動する。つまり、制御レバー20にスプリ
ング40の付勢力が働かないので、ヘッド18がそのス
プリング19の付勢力によってヘッドシャーシ10とと
もに移動する。さらに、プレイ釦17を押圧操作する
と、プレイレバー11はその係合爪11aが制御レバー
31の係合部32と係合してロックされる。これによっ
て、図10に示すような録音状態(録音モード)とな
る。
【0043】また、フォワード方向でのテープ走行が終
了して、プランジャー9が吸引されると、切換レバー7
は、図11に示すように、右側にスライドする。する
と、録音レバー23のロック部材45のフック部45a
と切換レバー7の係合爪7dとの係合が解除されるの
で、録音レバー23は、スプリング25の付勢力によっ
て後側に移動する。
了して、プランジャー9が吸引されると、切換レバー7
は、図11に示すように、右側にスライドする。する
と、録音レバー23のロック部材45のフック部45a
と切換レバー7の係合爪7dとの係合が解除されるの
で、録音レバー23は、スプリング25の付勢力によっ
て後側に移動する。
【0044】そして、このスライドの途中で録音レバー
23のプレイ解除部材41の係合爪41aと制御レバー
31の係合部35とが係合する。この係合によってプレ
イ解除部材41は、図11に示すように、支軸23aを
中心にして時計回り方向に傾動する。つまり、プレイ解
除部材41の係合爪41aが制御レバー31の係合部3
5に対して時計回り方向に回転するように係合するの
で、プレイ解除部材41はスプリング42の付勢力に抗
して回転する。
23のプレイ解除部材41の係合爪41aと制御レバー
31の係合部35とが係合する。この係合によってプレ
イ解除部材41は、図11に示すように、支軸23aを
中心にして時計回り方向に傾動する。つまり、プレイ解
除部材41の係合爪41aが制御レバー31の係合部3
5に対して時計回り方向に回転するように係合するの
で、プレイ解除部材41はスプリング42の付勢力に抗
して回転する。
【0045】この際、制御レバー31の位置状態が保持
されるので、図11に示すように、その係合部32とプ
レイレバー11の係合爪11aとが係合した状態で(プ
レイレバー11がロックされた状態)に保持される。
されるので、図11に示すように、その係合部32とプ
レイレバー11の係合爪11aとが係合した状態で(プ
レイレバー11がロックされた状態)に保持される。
【0046】そのため、本例においては、録音が終了し
てテープ走行が反転した場合、自動的に録音機構のみが
解除(録音レバー23のロックが解除)になると共に、
リバース方向でのプレイ状態となる。従って、本例によ
れば、録音状態が解除されたことをプレイ状態となるこ
とによって確実に確認できる。
てテープ走行が反転した場合、自動的に録音機構のみが
解除(録音レバー23のロックが解除)になると共に、
リバース方向でのプレイ状態となる。従って、本例によ
れば、録音状態が解除されたことをプレイ状態となるこ
とによって確実に確認できる。
【0047】なお、本例によれば、プレイ解除部材41
を回転可能に配したので、録音レバー23の操作方向に
よってその操作を円滑に行うことができる。
を回転可能に配したので、録音レバー23の操作方向に
よってその操作を円滑に行うことができる。
【0048】録音状態を停止させる場合には、ストップ
釦27を押圧操作する。すると、ストップレバー28は
前側にスライドするので、制御レバー31は係合突起2
9の規制を受けて右方向にスライドする(図12参
照)。そのため、プレイレバー11の係合爪11aと制
御レバー31の係合部32との係合が解除されるので、
ヘッドシャーシ10が前側に移動する。これによって、
ピンチローラ3,4とヘッド18は、ヘッドシャーシ1
0の係合部13〜15の規制を受けて前側に移動する。
釦27を押圧操作する。すると、ストップレバー28は
前側にスライドするので、制御レバー31は係合突起2
9の規制を受けて右方向にスライドする(図12参
照)。そのため、プレイレバー11の係合爪11aと制
御レバー31の係合部32との係合が解除されるので、
ヘッドシャーシ10が前側に移動する。これによって、
ピンチローラ3,4とヘッド18は、ヘッドシャーシ1
0の係合部13〜15の規制を受けて前側に移動する。
【0049】ストップ釦27をさらに押圧操作すると、
ストップ釦27の係合突起29と制御レバー31の係合
部34と係合してストップ釦27の係合爪28aが録音
レバー23のロック部材45の解除部45bを押圧す
る。そのため、ロック部材45は、図12に示すよう
に、スプリング46の付勢力に抗して時計回り方向に回
転する。この回転によって、ロック部材45のフック部
45aと切換レバー7の係合爪7dとの係合が解除され
る。従って、録音レバー23は、スプリング25の付勢
力によって後側に移動する。従って、録音レバー23の
ロックが解除されて図1に示すようなストップ状態とな
る。
ストップ釦27の係合突起29と制御レバー31の係合
部34と係合してストップ釦27の係合爪28aが録音
レバー23のロック部材45の解除部45bを押圧す
る。そのため、ロック部材45は、図12に示すよう
に、スプリング46の付勢力に抗して時計回り方向に回
転する。この回転によって、ロック部材45のフック部
45aと切換レバー7の係合爪7dとの係合が解除され
る。従って、録音レバー23は、スプリング25の付勢
力によって後側に移動する。従って、録音レバー23の
ロックが解除されて図1に示すようなストップ状態とな
る。
【0050】なお、プレイ状態(図7および図8に示す
状態)でストップ釦27を押圧操作すると、ストップレ
バー28はスプリング30の付勢力に抗して前進する。
そのため、係合突起29が制御レバー31の係合斜面3
4aと係合する。すると、制御レバー31は、スプリン
グ36の付勢力に抗して右側に移動する。そのため、プ
レイレバー11の係合爪11aと制御レバー31の係合
部32との係合が解除される。従って、ヘッドシャーシ
10がそのスプリング12の付勢力によって原位置(図
1に示す位置)にまで復帰してストップ状態となる。
状態)でストップ釦27を押圧操作すると、ストップレ
バー28はスプリング30の付勢力に抗して前進する。
そのため、係合突起29が制御レバー31の係合斜面3
4aと係合する。すると、制御レバー31は、スプリン
グ36の付勢力に抗して右側に移動する。そのため、プ
レイレバー11の係合爪11aと制御レバー31の係合
部32との係合が解除される。従って、ヘッドシャーシ
10がそのスプリング12の付勢力によって原位置(図
1に示す位置)にまで復帰してストップ状態となる。
【0051】本例において、プレイ状態(図7および図
8に示す状態)で録音釦22を押圧操作すると、図13
(図13はフォワード時を示す)に示すように、プレイ
解除部材41の係合爪41aが制御レバー31の係合部
35を右側に押圧する。つまり、係合爪41aが係合部
35に対して反時計回り方向に回転するように係合する
ので、プレイ解除部材41は係止片23bに規制された
状態に保持される。そのため、係合爪41aが係合部3
5を押圧する。
8に示す状態)で録音釦22を押圧操作すると、図13
(図13はフォワード時を示す)に示すように、プレイ
解除部材41の係合爪41aが制御レバー31の係合部
35を右側に押圧する。つまり、係合爪41aが係合部
35に対して反時計回り方向に回転するように係合する
ので、プレイ解除部材41は係止片23bに規制された
状態に保持される。そのため、係合爪41aが係合部3
5を押圧する。
【0052】そして、制御レバー31は、スプリング3
6の付勢力に抗して右側にスライドするので、プレイレ
バー11の係合爪11aと制御レバー31の係合部32
との係合が解除される。そのため、プレイレバー11
は、スプリング12の付勢力によって前側に移動する。
これによって、プレイ状態(プレイレバー11のロッ
ク)が解除されて図1に示すようなストップ状態とな
る。
6の付勢力に抗して右側にスライドするので、プレイレ
バー11の係合爪11aと制御レバー31の係合部32
との係合が解除される。そのため、プレイレバー11
は、スプリング12の付勢力によって前側に移動する。
これによって、プレイ状態(プレイレバー11のロッ
ク)が解除されて図1に示すようなストップ状態とな
る。
【0053】録音釦22をさらに押圧操作すると、図9
に示すように、録音レバー23のロック部材45のフッ
ク部45aと切換レバー7の係合爪7dとが係合して録
音レバー23がロックされる。なお、この状態で録音モ
ードとしたい場合には、再度プレイ釦17を押圧操作す
る。
に示すように、録音レバー23のロック部材45のフッ
ク部45aと切換レバー7の係合爪7dとが係合して録
音レバー23がロックされる。なお、この状態で録音モ
ードとしたい場合には、再度プレイ釦17を押圧操作す
る。
【0054】一方、この状態(図9に示す状態)でプレ
イ釦17を押圧操作しない限り、図10に示すような録
音状態とならないので、後追い録音等による不都合が生
じない。
イ釦17を押圧操作しない限り、図10に示すような録
音状態とならないので、後追い録音等による不都合が生
じない。
【0055】従って、本例によれば、プレイ状態におい
て、誤って録音釦22を押圧操作する場合、録音レバー
23のプレイ解除部材41と制御レバー31の係合部3
5との係合によって録音釦22の押圧操作自体ができる
ように構成したので、プレイ状態での録音操作による制
御レバー31等の部品の変形を防止できる。また、同様
に、プレイ解除部材41と係合部35との係合によって
積極的にプレイレバー11のロックを解除してストップ
状態にできるように構成したので、後追い録音を防止で
きる。
て、誤って録音釦22を押圧操作する場合、録音レバー
23のプレイ解除部材41と制御レバー31の係合部3
5との係合によって録音釦22の押圧操作自体ができる
ように構成したので、プレイ状態での録音操作による制
御レバー31等の部品の変形を防止できる。また、同様
に、プレイ解除部材41と係合部35との係合によって
積極的にプレイレバー11のロックを解除してストップ
状態にできるように構成したので、後追い録音を防止で
きる。
【0056】また、本例において、リバース方向でのプ
レイ状態で録音釦22を押圧操作しても、図14に示す
ように、録音レバー23のロック部材45のフック部4
5aと切換レバー7の係合爪7dとが離間している(切
換レバー7が録音レバー23をロック不可能な位置状態
となっている)ので、録音レバー23を切換レバー7に
ロックすることができない。従って、本例によれば、切
換レバー7の位置状態によって録音レバー23のロック
を選択的に行なうように構成したので、切換レバー7が
リバース側に位置するときにはロック部材45と切換レ
バー7とが係合せず、録音釦22の押圧操作による部品
の変形を防止できる。
レイ状態で録音釦22を押圧操作しても、図14に示す
ように、録音レバー23のロック部材45のフック部4
5aと切換レバー7の係合爪7dとが離間している(切
換レバー7が録音レバー23をロック不可能な位置状態
となっている)ので、録音レバー23を切換レバー7に
ロックすることができない。従って、本例によれば、切
換レバー7の位置状態によって録音レバー23のロック
を選択的に行なうように構成したので、切換レバー7が
リバース側に位置するときにはロック部材45と切換レ
バー7とが係合せず、録音釦22の押圧操作による部品
の変形を防止できる。
【0057】
【考案の効果】この考案によれば、フォワード側あるい
はリバース側に移動する切換レバーの一端に対応する録
音レバーの部位にロック部材を配し、切換レバーの一端
に係合部を形成し、切換レバーがフォワード側に位置す
る場合にのみロック部材が切換レバーの係合部と係合し
て録音レバーの操作状態をロックするように構成したの
で、切換レバーがリバース側に位置するリバースモード
時にロック部材と切換レバーの係合部とが係合せず、切
換レバーの位置状態で録音レバーのロックを選択的に行
なうことができる。従って、この考案によれば、リバー
スモード時での録音レバーの操作による部品の変形を防
止できる。
はリバース側に移動する切換レバーの一端に対応する録
音レバーの部位にロック部材を配し、切換レバーの一端
に係合部を形成し、切換レバーがフォワード側に位置す
る場合にのみロック部材が切換レバーの係合部と係合し
て録音レバーの操作状態をロックするように構成したの
で、切換レバーがリバース側に位置するリバースモード
時にロック部材と切換レバーの係合部とが係合せず、切
換レバーの位置状態で録音レバーのロックを選択的に行
なうことができる。従って、この考案によれば、リバー
スモード時での録音レバーの操作による部品の変形を防
止できる。
【図1】実施例を示す図である。
【図2】実施例の切換レバーの平面図である。
【図3】実施例の制御レバーの平面図である。
【図4】実施例の制御レバーの平面図である。
【図5】実施例の録音レバーの平面図である。
【図6】Aは実施例のヘッドシャーシの平面図、Bはス
トップレバーの平面図である。
トップレバーの平面図である。
【図7】実施例のフォワード時でのプレイ状態を示す図
である。
である。
【図8】実施例のリバース時でのプレイ状態を示す図で
ある。
ある。
【図9】実施例の録音操作の状態を示す図である。
【図10】実施例の録音状態を示す図である。
【図11】実施例の使用状態を示す図である。
【図12】実施例の使用状態(ストップ釦の操作状態)
を示す図である。
を示す図である。
【図13】実施例の使用状態(プレイ状態で録音釦を操
作した状態)を示す図である。
作した状態)を示す図である。
【図14】実施例の使用状態を示す図である。
1,2 キャプスタン 3,4 ピンチローラ 5,6,8,12,25,30,36,40,42,4
6 スプリング 7 切換レバー 7d,11a,20b,23g,28a,41a,45
c 係合爪 9 プランジャー 10 ヘッドシャーシ 11 プレイレバー 16,18 ヘッド 17 プレイ釦 20,31 制御レバー 22 録音釦 23 録音レバー 27 ストップ釦 28 ストップレバー 29 係合突起 32,34,35 係合部 32a,34a 係合斜面 41 プレイ解除部材 45 ロック部材 45a フック部 45b 解除部
6 スプリング 7 切換レバー 7d,11a,20b,23g,28a,41a,45
c 係合爪 9 プランジャー 10 ヘッドシャーシ 11 プレイレバー 16,18 ヘッド 17 プレイ釦 20,31 制御レバー 22 録音釦 23 録音レバー 27 ストップ釦 28 ストップレバー 29 係合突起 32,34,35 係合部 32a,34a 係合斜面 41 プレイ解除部材 45 ロック部材 45a フック部 45b 解除部
Claims (2)
- 【請求項1】 一対のキャプスタンと、これらのキャプ
スタンに圧接するように配される一対のピンチローラ
と、 録音レバーと、プレイレバーと、このプレイレバーをロ
ックする制御レバーと、上記ピンチローラの一つを選択
的に上記キャプスタンに圧接させるためにフォワード側
あるいはリバース側に移動する切換レバーと、ストップ
レバーとを備えるテープフォワード方向走行時にのみ録
音可能なオートリバーステープレコーダにおいて、 上記切換レバーの一端に対応する上記録音レバーの部位
にロック部材を配すると共に、上記切換レバーの一端に
上記ロック部材と係合する係合部を形成し、 上記切換レバーがフォワード側に位置する場合にのみ上
記ロック部材が上記切換レバーの係合部と係合して上記
録音レバーの操作状態をロックするように構成すること
を特徴とするオートリバーステープレコーダ。 - 【請求項2】 上記ロック部材に解除部を設けると共
に、この解除部に対応する上記ストップレバーの部位に
上記解除部と係合する係合部を形成し、 上記録音レバーのロック状態時に上記ストップレバーを
操作する場合、上記ストップレバーの係合部が上記ロッ
ク部材の解除部と係合することによって上記録音レバー
のロック部材と上記切換レバーの係合部との係合を解除
するように構成する請求項1記載のオートリバーステー
プレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1881792U JP2534584Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オートリバーステープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1881792U JP2534584Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オートリバーステープレコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579729U JPH0579729U (ja) | 1993-10-29 |
JP2534584Y2 true JP2534584Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=11982129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1881792U Expired - Fee Related JP2534584Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オートリバーステープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534584Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1881792U patent/JP2534584Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579729U (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |