JP2533288B2 - ブレ―キピストンアジャスタ機構 - Google Patents
ブレ―キピストンアジャスタ機構Info
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- JP2533288B2 JP2533288B2 JP5504429A JP50442993A JP2533288B2 JP 2533288 B2 JP2533288 B2 JP 2533288B2 JP 5504429 A JP5504429 A JP 5504429A JP 50442993 A JP50442993 A JP 50442993A JP 2533288 B2 JP2533288 B2 JP 2533288B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- nut
- shoulder
- expander
- adjuster mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/52—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
- F16D65/54—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play by means of direct linear adjustment
- F16D65/543—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play by means of direct linear adjustment comprising a plastically-deformable member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/14—Mechanical
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/20—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
- F16D2125/34—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting in the direction of the axis of rotation
- F16D2125/40—Screw-and-nut
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には、ブレーキピストンアジャスタ
機構に関し、特に、従来のアジャスタ機構の問題点を除
去した、改良アジャスタピン、チューブエキスパンダ及
びナットの組合せ、又はアジャスタピン及び単一のエキ
スパンダナットに関する。
機構に関し、特に、従来のアジャスタ機構の問題点を除
去した、改良アジャスタピン、チューブエキスパンダ及
びナットの組合せ、又はアジャスタピン及び単一のエキ
スパンダナットに関する。
従来の航空機用ブレーキピストンアジャスタ機構は、
チューブエキスパンダの押しつけられる直角な肩を有す
るアジャスタピンを利用する。米国特許第4,751,985号
は、ロッド又はピン90がねじ山付き端部を有し、このね
じ山付き端部に、ピン90の端に螺合させたもどり止めナ
ット93によってその場に保持されたボール又はチューブ
エキスパンダ92を設けた従来のチューブアジャスタ機構
を示している。本願の第1図に詳細に示すように、ピン
90は肩91を有し、締め付けたナット93により、チューブ
エキスパンダ92をこの肩91に係合させる。ピン90の小径
部分95は、肩からねじ山付き直径部まで半径部を設ける
ために、ピンをアンダーカットした結果のものである。
ナット93を締め付けるときには、ナット93によってチュ
ーブエキスパンダ92に加えられた力は肩91に伝達され
る。この設計の小さい断面積又は小径部分95はピン90の
高い応力領域である。重量及びスペースの束縛がピン90
の外径寸法を制限するので、小径部分95の応力ひび割れ
を除去するために、大きな直径のピンを常に設けること
ができない。大径部分1図に示すアジャスタ機構はアジ
ャスタナット93と肩91との間に短い力連結を行うので、
ナットの僅かな回転量により、ナットの予荷重が大きく
減少する。これは、ブレーキによって引き起こされる振
動の結果か、装着中ナットの固定用もどり止めを整合さ
せるべくナットを廻したときに起こるかもしれない。ナ
ットの予荷重の損失により、ピン90の肩91からねじ山付
き端部までの横荷重の移動の結果、小径部分95における
曲げ荷重を増大させ(これは緩み状態で振動による大き
な移動により一層大きくなる)、ピンを破断させて、ア
ジャスタの故障が起こることがある。又、肩からピンの
ねじ山移行領域での高い軸線方向荷重のサイクルによ
り、ねじ山が早期に破損してしまうことがある。又、も
どり止めアジャスタナットは簡単に戻ってしまうかも知
れない。
チューブエキスパンダの押しつけられる直角な肩を有す
るアジャスタピンを利用する。米国特許第4,751,985号
は、ロッド又はピン90がねじ山付き端部を有し、このね
じ山付き端部に、ピン90の端に螺合させたもどり止めナ
ット93によってその場に保持されたボール又はチューブ
エキスパンダ92を設けた従来のチューブアジャスタ機構
を示している。本願の第1図に詳細に示すように、ピン
90は肩91を有し、締め付けたナット93により、チューブ
エキスパンダ92をこの肩91に係合させる。ピン90の小径
部分95は、肩からねじ山付き直径部まで半径部を設ける
ために、ピンをアンダーカットした結果のものである。
ナット93を締め付けるときには、ナット93によってチュ
ーブエキスパンダ92に加えられた力は肩91に伝達され
る。この設計の小さい断面積又は小径部分95はピン90の
高い応力領域である。重量及びスペースの束縛がピン90
の外径寸法を制限するので、小径部分95の応力ひび割れ
を除去するために、大きな直径のピンを常に設けること
ができない。大径部分1図に示すアジャスタ機構はアジ
ャスタナット93と肩91との間に短い力連結を行うので、
ナットの僅かな回転量により、ナットの予荷重が大きく
減少する。これは、ブレーキによって引き起こされる振
動の結果か、装着中ナットの固定用もどり止めを整合さ
せるべくナットを廻したときに起こるかもしれない。ナ
ットの予荷重の損失により、ピン90の肩91からねじ山付
き端部までの横荷重の移動の結果、小径部分95における
曲げ荷重を増大させ(これは緩み状態で振動による大き
な移動により一層大きくなる)、ピンを破断させて、ア
ジャスタの故障が起こることがある。又、肩からピンの
ねじ山移行領域での高い軸線方向荷重のサイクルによ
り、ねじ山が早期に破損してしまうことがある。又、も
どり止めアジャスタナットは簡単に戻ってしまうかも知
れない。
簡単且つ容易に製造しうる装置を提供しながら、上記
の問題点を効果的に除去する改良ブレーキピストンアジ
ャスタ機構を提供することが大変望ましい。アジャスタ
機構は、高度に信頼でき、低コストであり、しかも、で
きるだけ少ない部品からなることが望ましい。
の問題点を効果的に除去する改良ブレーキピストンアジ
ャスタ機構を提供することが大変望ましい。アジャスタ
機構は、高度に信頼でき、低コストであり、しかも、で
きるだけ少ない部品からなることが望ましい。
本発明は、ピストン内に配置され、且つこのピストン
と連結された変形可能な部材と、この変形可能な部材内
に受け入れられ、且つ変形可能な部材に係合する変形用
部材と、を有し、該変形用部材が、ねじ山付き端部を有
するピンと、ねじ山付き端部に隣接して前記ピンの小径
部分の周りに配置されたエキスパンダ部材と、前記ねじ
山付き端部に螺合したナットと、ピンの外径部と前記小
径部分との間に形成されたピンの面取り肩とを有し、エ
キスパンダ部材がピンの面取り肩に係合する少なくとも
1つの内面取りを有し、ナットによってエキスパンダ部
材に加えられた力がピンの面取り肩に伝達され、エキス
パンダ部材に接線方向応力を及ぼすようにした、ブレー
キピストンアジャスタ機構を提供することによって、上
記の問題点に対する解決策を提供する。
と連結された変形可能な部材と、この変形可能な部材内
に受け入れられ、且つ変形可能な部材に係合する変形用
部材と、を有し、該変形用部材が、ねじ山付き端部を有
するピンと、ねじ山付き端部に隣接して前記ピンの小径
部分の周りに配置されたエキスパンダ部材と、前記ねじ
山付き端部に螺合したナットと、ピンの外径部と前記小
径部分との間に形成されたピンの面取り肩とを有し、エ
キスパンダ部材がピンの面取り肩に係合する少なくとも
1つの内面取りを有し、ナットによってエキスパンダ部
材に加えられた力がピンの面取り肩に伝達され、エキス
パンダ部材に接線方向応力を及ぼすようにした、ブレー
キピストンアジャスタ機構を提供することによって、上
記の問題点に対する解決策を提供する。
以下、本発明を、実施例を示す図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第1図は従来のブレーキピストンアジャスタ機構の部
分の詳細断面図である。
分の詳細断面図である。
第2図は本発明のブレーキピストンアジャスタ機構の
断面図である。
断面図である。
第3図は第2図に示すブレーキピストンアジャスタ機
構の部分の詳細断面図である。
構の部分の詳細断面図である。
第4図乃至第6図は本発明の変形実施例の詳細断面図
である。
である。
第2図及び第3図を参照すると、航空機用ブレーキピ
ストン機構を全体的に参照番号10で指示する。このブレ
ーキピストン機構は、ブレーキピストン60を摺動自在に
受け入れるピストンスリーブ50を有する。ブレーキピス
トン60は、ブレーキの摩擦部材(図示せず)を作動する
ための拡張端フランジ69及び内部キャビテイ66を有す
る。ピストンキャビテイ66内でブレーキピストンアジャ
スタ機構75が延び、このブレーキピストンアジャスタ機
構は、リング70を介してピストン60に取付けられたアジ
ャスタチューブ又は変形可能な部材80を有する。リング
70及びチューブ80は、ピストン60の他端に係合するばね
82によって押される。ナット193に隣接して一端に置か
れたチューブエキスパンダ192を有するアジャスタピン1
90がチューブ80内に置かれている。ピン190は、小径部
分195まで延びる小径ねじ山付き端部194と、外径190Aで
終わる面取り肩191とを有する。ナット193は、ねじ山付
き端部194のねじ山に係合する雌ねじ山を有し、そして
大径部分197を備えている。チューブエキスパンダ又は
変形用部材192は、少なくとも1つの内面取り198を有す
る環状部材からなり、内面取り198はピン190の面取り肩
191に係合する。ねじ山付き端部194は、貫通開口199を
有し、そのうちの1つは、固定用ワイヤ又はコッターピ
ン200からなる固定手段を受け入れる。開口199は互いに
直角に位置決めされている。ナット193は溝付きナット
であり、その周囲の複数の開口196はワイヤ又は、ワイ
ヤ又はピン200を通してナット193をねじ山付き端部194
の適所に固定することのできる手段をなす。もどり止め
ねじ山をワイヤ又はピンに加えて設けても良いし、或い
はそれの代わりに設けてもよい。
ストン機構を全体的に参照番号10で指示する。このブレ
ーキピストン機構は、ブレーキピストン60を摺動自在に
受け入れるピストンスリーブ50を有する。ブレーキピス
トン60は、ブレーキの摩擦部材(図示せず)を作動する
ための拡張端フランジ69及び内部キャビテイ66を有す
る。ピストンキャビテイ66内でブレーキピストンアジャ
スタ機構75が延び、このブレーキピストンアジャスタ機
構は、リング70を介してピストン60に取付けられたアジ
ャスタチューブ又は変形可能な部材80を有する。リング
70及びチューブ80は、ピストン60の他端に係合するばね
82によって押される。ナット193に隣接して一端に置か
れたチューブエキスパンダ192を有するアジャスタピン1
90がチューブ80内に置かれている。ピン190は、小径部
分195まで延びる小径ねじ山付き端部194と、外径190Aで
終わる面取り肩191とを有する。ナット193は、ねじ山付
き端部194のねじ山に係合する雌ねじ山を有し、そして
大径部分197を備えている。チューブエキスパンダ又は
変形用部材192は、少なくとも1つの内面取り198を有す
る環状部材からなり、内面取り198はピン190の面取り肩
191に係合する。ねじ山付き端部194は、貫通開口199を
有し、そのうちの1つは、固定用ワイヤ又はコッターピ
ン200からなる固定手段を受け入れる。開口199は互いに
直角に位置決めされている。ナット193は溝付きナット
であり、その周囲の複数の開口196はワイヤ又は、ワイ
ヤ又はピン200を通してナット193をねじ山付き端部194
の適所に固定することのできる手段をなす。もどり止め
ねじ山をワイヤ又はピンに加えて設けても良いし、或い
はそれの代わりに設けてもよい。
チューブエキスパンダ192の面取り198がピン190の面
取り肩191に係合する結果、チューブ80によってチュー
ブエキスパンダ192に及ぼされる横荷重の大きな部分が
面取り肩191に移る。これは、ピンの端、特に小径部分1
95の曲げ荷重を減ずる。面取り肩191は大きな横断面積
を提供し、面取り肩191からねじ山付き端部への移行部
の慣性モーメントにより、直接的な軸線方向応力の流れ
を大きくし、これは、ピンのこの部分にアンダーカット
の必要性を除去する。かくして、ピン190のピーク応力
が全体的に減少する。ナット193を廻わしてチューブエ
キスパンダ192に予荷重をかけると、面取り肩191に及ぼ
された予荷重の力はチューブエキスパンダ192の面取り1
98に沿って効果的に中心に集められる。溝付きナット19
3が利用されるので、ナット193をねじ山付き端部194に
沿って前進させることによってかけられた予荷重は良好
に保持される。これは、ナット193、ねじ山付き端部19
4、チューブエキスパンダ192及びピン190からなるジョ
イント全体の大きな弾性の結果であるから、この予荷重
の力を、チューブエキスパンダ192及びピンの面取り肩1
91に生じさせる接線方向歪み又はフープ応力によって維
持することができる。ナット193の所定の予荷重で面取
り肩191と面取り198との係合の弾性変形は、ピン190の
軸線方向中心線に対する面取り角度で決まる。面取り肩
191とチューブエキスパンダ192の面取り198との間の相
対的な角度を増ことによって永久変形を行わせることが
できる。加えて、溝付きナット193の利用により、ワイ
ヤ又はコッターピン200を使用してナット193をその場に
固定し且つナットの予荷重を保持することができる。
取り肩191に係合する結果、チューブ80によってチュー
ブエキスパンダ192に及ぼされる横荷重の大きな部分が
面取り肩191に移る。これは、ピンの端、特に小径部分1
95の曲げ荷重を減ずる。面取り肩191は大きな横断面積
を提供し、面取り肩191からねじ山付き端部への移行部
の慣性モーメントにより、直接的な軸線方向応力の流れ
を大きくし、これは、ピンのこの部分にアンダーカット
の必要性を除去する。かくして、ピン190のピーク応力
が全体的に減少する。ナット193を廻わしてチューブエ
キスパンダ192に予荷重をかけると、面取り肩191に及ぼ
された予荷重の力はチューブエキスパンダ192の面取り1
98に沿って効果的に中心に集められる。溝付きナット19
3が利用されるので、ナット193をねじ山付き端部194に
沿って前進させることによってかけられた予荷重は良好
に保持される。これは、ナット193、ねじ山付き端部19
4、チューブエキスパンダ192及びピン190からなるジョ
イント全体の大きな弾性の結果であるから、この予荷重
の力を、チューブエキスパンダ192及びピンの面取り肩1
91に生じさせる接線方向歪み又はフープ応力によって維
持することができる。ナット193の所定の予荷重で面取
り肩191と面取り198との係合の弾性変形は、ピン190の
軸線方向中心線に対する面取り角度で決まる。面取り肩
191とチューブエキスパンダ192の面取り198との間の相
対的な角度を増ことによって永久変形を行わせることが
できる。加えて、溝付きナット193の利用により、ワイ
ヤ又はコッターピン200を使用してナット193をその場に
固定し且つナットの予荷重を保持することができる。
第4図乃至第6図は変形実施例を示し、この例では、
かけられた予荷重によってアジャスタのエキスパンダ部
分に接線方向応力及び曲げ応力を生じさせ、チューブエ
キスパンダとナットが組合せられて単一構造になってい
る。エキスパンダチューブ80内にピン190が配置され、
ピン190は、ねじ山付き端部194と、小径部分195と、面
取り肩191とを有する。もどり止めエキスパンダナット2
93が、Cの開口部をねじ山付き端部194の方に向けた、
ほぼ逆Cのように形成された半径方向に延びた拡張端部
分294を有する。ナット293の半径方向内端295は、ピン1
90の面取り肩191に係合する内径面取り298を有する。ナ
ット293をねじ山付き端部194のねじ山に沿って前進させ
ると、半径方向に述びた拡張端部分294は、面取り肩191
と面取り298との係合の結果、エキスパンダチューブ80
に向かって外方に変形する。面取り298は、ピン190の中
心線に対する面取り肩191の角度と比較して、僅かに異
なる角度(変形前)を有するのがよい。ナットのもどり
止めが行われ、ピン190に対してナットの予荷重が維持
される。
かけられた予荷重によってアジャスタのエキスパンダ部
分に接線方向応力及び曲げ応力を生じさせ、チューブエ
キスパンダとナットが組合せられて単一構造になってい
る。エキスパンダチューブ80内にピン190が配置され、
ピン190は、ねじ山付き端部194と、小径部分195と、面
取り肩191とを有する。もどり止めエキスパンダナット2
93が、Cの開口部をねじ山付き端部194の方に向けた、
ほぼ逆Cのように形成された半径方向に延びた拡張端部
分294を有する。ナット293の半径方向内端295は、ピン1
90の面取り肩191に係合する内径面取り298を有する。ナ
ット293をねじ山付き端部194のねじ山に沿って前進させ
ると、半径方向に述びた拡張端部分294は、面取り肩191
と面取り298との係合の結果、エキスパンダチューブ80
に向かって外方に変形する。面取り298は、ピン190の中
心線に対する面取り肩191の角度と比較して、僅かに異
なる角度(変形前)を有するのがよい。ナットのもどり
止めが行われ、ピン190に対してナットの予荷重が維持
される。
第5図は、本発明による改良ブレーキアジャスタ機構
の他の実施例を示す。ピン190は、一対の横開口部199を
有するねじ山付き端部194を備える。横開口部の1つを
横断面図に完全に示す。溝付きナット393は複数の開口
部396を有し、ワイヤ又はコッターピン200からなる固定
手段がこの開口部を通して延びる。ナット393はエキス
パンダ部分394を有し、このエキスパンダ部分394は、ピ
ン190の面取り肩191に係合する内径面取り398を有す
る。溝付きナット393をねじ山付き端部194に沿って前進
させると、面取り398は面取り肩191に係合し、エキスパ
ンダ192と同様な方法で変形する。変形例として、第6
図は、ピンの面取り肩191に係合する面取り498をもった
端部494を有するナット493を示す。ねじ山付き端部194
及びナット493は、もどり止めねじ山を有し、これらの
ねじ山により、ナット493は、コッターピン又はワイヤ2
00を利用することなく、ピン190上の適所に止まること
ができる。
の他の実施例を示す。ピン190は、一対の横開口部199を
有するねじ山付き端部194を備える。横開口部の1つを
横断面図に完全に示す。溝付きナット393は複数の開口
部396を有し、ワイヤ又はコッターピン200からなる固定
手段がこの開口部を通して延びる。ナット393はエキス
パンダ部分394を有し、このエキスパンダ部分394は、ピ
ン190の面取り肩191に係合する内径面取り398を有す
る。溝付きナット393をねじ山付き端部194に沿って前進
させると、面取り398は面取り肩191に係合し、エキスパ
ンダ192と同様な方法で変形する。変形例として、第6
図は、ピンの面取り肩191に係合する面取り498をもった
端部494を有するナット493を示す。ねじ山付き端部194
及びナット493は、もどり止めねじ山を有し、これらの
ねじ山により、ナット493は、コッターピン又はワイヤ2
00を利用することなく、ピン190上の適所に止まること
ができる。
本発明の改良ブレーキアジャスタ機構は、その試験中
有効であることを示した。第3図のブレーキアジャスタ
機構の面取り及び又は面取り肩の角度が、各々、アジャ
スタピンの中心線に対して略35°であるときには、ピン
に加えられる予荷重又はトルクの変更を行うナットの回
転量を著しく増大させ、ピンに対するナットのいかなる
回転もチューブエキスパンダに加えられるナットの予荷
重の僅かな程度の変更を行うことがわかった。軸線方向
荷重のサイクル試験によれば、第3図のアジャスタ機構
と同じ位、軸線方向疲労にたえることがわかった。又振
動試験によれば、30°の面取り及び又は面取り肩の角度
により、従来のアジャスタ機構が破損を経験した期間よ
りも3倍以上の長い期間アジャスタ機構は破損しなかっ
た点で顕著な改善を示した。全体的に見て、本発明のア
ジャスタ機構は性能及び信頼性の向上を示した。
有効であることを示した。第3図のブレーキアジャスタ
機構の面取り及び又は面取り肩の角度が、各々、アジャ
スタピンの中心線に対して略35°であるときには、ピン
に加えられる予荷重又はトルクの変更を行うナットの回
転量を著しく増大させ、ピンに対するナットのいかなる
回転もチューブエキスパンダに加えられるナットの予荷
重の僅かな程度の変更を行うことがわかった。軸線方向
荷重のサイクル試験によれば、第3図のアジャスタ機構
と同じ位、軸線方向疲労にたえることがわかった。又振
動試験によれば、30°の面取り及び又は面取り肩の角度
により、従来のアジャスタ機構が破損を経験した期間よ
りも3倍以上の長い期間アジャスタ機構は破損しなかっ
た点で顕著な改善を示した。全体的に見て、本発明のア
ジャスタ機構は性能及び信頼性の向上を示した。
Claims (4)
- 【請求項1】ピストン(60)内に配置され、且つこのピ
ストン(60)と連結された変形可能な部材(80)と、こ
の変形可能な部材内に受け入れられ、且つ変形可能な部
材に係合する変形用部材とを有し、該変形用部材が、ね
じ山付き端部(194)を有するピン(190)と、ねじ山付
き端部(194)に隣接して前記ピン(190)の小径部分
(195)の周りに配置されたエキスパンダ部材(192)
と、前記ねじ山付き端部(194)に螺合され、前記エキ
スパンダ部材(192)に係合するナット(193)とを備え
た、ブレーキピストンアジャスタ機構において、ピンの
外径部と前記小径部分(195)との間にピンの面取り肩
(191)が形成され、該面取り肩(191)は前記ねじ山付
き端部(194)から軸線方向に間隔が隔てられ、前記エ
キスパンダ部材(192)がピンの面取り肩(191)に係合
する少なくとも1つの内面取り(198)を有し、前記エ
キスパンダ部材(192)がナット(193)とピンの面取り
肩(191)との間に軸線方向に維持され、ナット(193)
によってエキスパンダ部材(192)に加えられた力がピ
ンの面取り肩(191)に伝達され、エキスパンダ部材(1
92)に接線方向応力を及ぼすことを特徴とする、ブレー
キピストンアジャスタ機構。 - 【請求項2】ナット(193)が溝付きナット(193)から
なる、請求の範囲1に記載のブレーキピストンアジャス
タ機構。 - 【請求項3】ねじ山付き端部(194)が横開口部(199)
を有し、固定用手段(200)が溝付きナット(193)及び
横開口部(199)を通して延びる、請求の範囲2に記載
のブレーキピストンアジャスタ機構。 - 【請求項4】ナット(193)が、前記エキスパンダ部材
(192)に係合する半径方向に延びた面を有する大径端
部(197)を備えている、請求の範囲3に記載のブレー
キピストンアジャスタ機構。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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