JP2531477Y2 - マスカラ用ブラシ - Google Patents
マスカラ用ブラシInfo
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- JP2531477Y2 JP2531477Y2 JP1990099601U JP9960190U JP2531477Y2 JP 2531477 Y2 JP2531477 Y2 JP 2531477Y2 JP 1990099601 U JP1990099601 U JP 1990099601U JP 9960190 U JP9960190 U JP 9960190U JP 2531477 Y2 JP2531477 Y2 JP 2531477Y2
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- bristle
- mascara
- wires
- filament
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、マスカラ液を睫毛に塗布するために、剛
毛フィラメントを針金で螺旋状に束ねたマスカラ用ブラ
シに関するものである。
毛フィラメントを針金で螺旋状に束ねたマスカラ用ブラ
シに関するものである。
[従来の技術] 従来のマスカラ用ブラシは、第3図に示すように、2
本の針金110a,110bの間に適宜の長さに截断された所望
量のブラシ毛111を挟み込みながら、針金110a,110bを捩
じってゆくことによって、ブラシ毛111を螺旋状に固定
している。従って、図で示すように、針金110a,110bの
間の所定位置Aにおけるブラシ毛111aと、この位置から
1回転目の位置Bにおけるブラシ毛111bとはそれぞれ濃
密度で起立しているが、ブラシ毛111aとブラシ毛111bと
の間は、ほぼ針金110a,110bの直径に相当する隙間lが
できてしまう。そのために、マスカラ液を均一に保持で
きず、睫毛に塗布したときに部分的に滴状の塊を生じた
りして、メーキャップの仕上がりが悪くなり、化粧崩れ
も早いという問題があった。
本の針金110a,110bの間に適宜の長さに截断された所望
量のブラシ毛111を挟み込みながら、針金110a,110bを捩
じってゆくことによって、ブラシ毛111を螺旋状に固定
している。従って、図で示すように、針金110a,110bの
間の所定位置Aにおけるブラシ毛111aと、この位置から
1回転目の位置Bにおけるブラシ毛111bとはそれぞれ濃
密度で起立しているが、ブラシ毛111aとブラシ毛111bと
の間は、ほぼ針金110a,110bの直径に相当する隙間lが
できてしまう。そのために、マスカラ液を均一に保持で
きず、睫毛に塗布したときに部分的に滴状の塊を生じた
りして、メーキャップの仕上がりが悪くなり、化粧崩れ
も早いという問題があった。
このような欠点を克服するために、ブラシ毛111に対
し、断面が円形以外の異形断面の針金や中空断面の針金
を用い、第4図に拡大して略示するように、両針金110
a,110bでブラシ毛111を挟み込んで挟圧保持する際に、
針金110a,110bの間に挟まれたそれぞれのブラシ毛111の
束が分散するように開脚させ、ブラシ毛密度の全体的な
均一化を試みたものがあった。
し、断面が円形以外の異形断面の針金や中空断面の針金
を用い、第4図に拡大して略示するように、両針金110
a,110bでブラシ毛111を挟み込んで挟圧保持する際に、
針金110a,110bの間に挟まれたそれぞれのブラシ毛111の
束が分散するように開脚させ、ブラシ毛密度の全体的な
均一化を試みたものがあった。
[考案が解決しようとする課題] 然しながら、このような異形断面の針金や中空断面の
針金でブラシ毛を挟持した従来のマスカラ用ブラシにあ
っては、ブラシ毛自体のコストが高くなるばかりでな
く、針金の断面形状が均一であることにより分散傾向も
略同じようなものとなり、且つ開脚処理工程における不
良率が高くなって、製造コストが増加するという問題が
あった。
針金でブラシ毛を挟持した従来のマスカラ用ブラシにあ
っては、ブラシ毛自体のコストが高くなるばかりでな
く、針金の断面形状が均一であることにより分散傾向も
略同じようなものとなり、且つ開脚処理工程における不
良率が高くなって、製造コストが増加するという問題が
あった。
本考案は、このような事情を背景に工夫されたもの
で、ブラシ毛が均一に分散されていて、マスカラ液がブ
ラシ全体に亘り均等に保持され、而も作業性がよく製造
コストを低廉にするマスカラ用ブラシを提供しようとす
るものである。
で、ブラシ毛が均一に分散されていて、マスカラ液がブ
ラシ全体に亘り均等に保持され、而も作業性がよく製造
コストを低廉にするマスカラ用ブラシを提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案では上記の目的を達成するために、2本の針金
の間に長さを揃えたブラシ毛を多数本挟持しながら、前
記針金を捩じってゆくことにより、ブラシ毛を螺旋状に
固定したマスラカ用ブラシにおいて、ブラシ毛を互いに
太さの異なる剛毛フィラメントの混在により構成し、こ
のうち太い方の剛毛フィラメントには予め捲縮加工の施
したものを使用する。この場合、捲縮加工の施した太い
剛毛フィラメントは、使用される剛毛フィラメントの全
容積の2/3〜4/5を占めるように構成する。また、望まし
くは、相異なる剛毛フィラメントの大小直径の比率は約
2対1とする。
の間に長さを揃えたブラシ毛を多数本挟持しながら、前
記針金を捩じってゆくことにより、ブラシ毛を螺旋状に
固定したマスラカ用ブラシにおいて、ブラシ毛を互いに
太さの異なる剛毛フィラメントの混在により構成し、こ
のうち太い方の剛毛フィラメントには予め捲縮加工の施
したものを使用する。この場合、捲縮加工の施した太い
剛毛フィラメントは、使用される剛毛フィラメントの全
容積の2/3〜4/5を占めるように構成する。また、望まし
くは、相異なる剛毛フィラメントの大小直径の比率は約
2対1とする。
[作用] このような本考案のブラシ構成に従って製造されたマ
スカラ用ブラシにあっては、剛毛フィラメントによるブ
ラシ部分が、従来通り2本の針金を捩じったものである
にも拘わらず、剛毛フィラメントは均一に分散して配設
される。本考案の望ましい実施態様において、第1図
(a)に示す捲縮加工された剛毛フィラメント11は所定
の長さに截断されて、その中間部を2本の針金に挟持さ
れ、加圧されながら螺旋状に捩じられると、各剛毛フィ
ラメント11の半体はそれぞれ外方に突出展開する。ここ
で重要なことは、剛毛フィラメントの捲縮部分におい
て、どの位置が針金の側面によって加圧されて捩じりを
受けるか全く予測されないことである。即ち截断された
中央部分が図示の山部Mとなるか中間部Nとなるか、或
いはその他の箇所となるかは不確定である。また加圧に
よって剛毛フィラメントが受ける作用力の方向が第1図
(b)の矢印で例示したU方向かV方向か或いはその他
の方向になるのかも不確定である。そしてまた、針金10
a,10bの側面が捲縮加工された剛毛フィラメント11のど
の位置にいずれの方向から当接して加圧されるかによっ
ても、この剛毛フィラメント11の屈曲の方向や大きさが
異なることになるのは容易に理解できるあろう。
スカラ用ブラシにあっては、剛毛フィラメントによるブ
ラシ部分が、従来通り2本の針金を捩じったものである
にも拘わらず、剛毛フィラメントは均一に分散して配設
される。本考案の望ましい実施態様において、第1図
(a)に示す捲縮加工された剛毛フィラメント11は所定
の長さに截断されて、その中間部を2本の針金に挟持さ
れ、加圧されながら螺旋状に捩じられると、各剛毛フィ
ラメント11の半体はそれぞれ外方に突出展開する。ここ
で重要なことは、剛毛フィラメントの捲縮部分におい
て、どの位置が針金の側面によって加圧されて捩じりを
受けるか全く予測されないことである。即ち截断された
中央部分が図示の山部Mとなるか中間部Nとなるか、或
いはその他の箇所となるかは不確定である。また加圧に
よって剛毛フィラメントが受ける作用力の方向が第1図
(b)の矢印で例示したU方向かV方向か或いはその他
の方向になるのかも不確定である。そしてまた、針金10
a,10bの側面が捲縮加工された剛毛フィラメント11のど
の位置にいずれの方向から当接して加圧されるかによっ
ても、この剛毛フィラメント11の屈曲の方向や大きさが
異なることになるのは容易に理解できるあろう。
このように剛毛フィラメントは、捲縮加工されたこと
によって屈曲態様が不規則となるので、第3図に例示し
たように剛毛フィラメント111が螺旋状パターンを形成
することはなく、剛毛フィラメントの先端はブラシ表面
に全体に亘って均一に配分されることになる。
によって屈曲態様が不規則となるので、第3図に例示し
たように剛毛フィラメント111が螺旋状パターンを形成
することはなく、剛毛フィラメントの先端はブラシ表面
に全体に亘って均一に配分されることになる。
然しながら、捲縮加工を施す剛毛フィラメントには、
所要の太さが要求される反面、太い剛毛フィラメントは
製造上の作業性が悪く、不良率も高くなる。
所要の太さが要求される反面、太い剛毛フィラメントは
製造上の作業性が悪く、不良率も高くなる。
そこで、本考案のマスカラ用ブラシであっては、捲縮
加工した太い剛毛フィラメントに、略その半分の太さの
捲縮加工されていない通常の剛毛フィラメントを概ね2
対1ないし4対1の容積配分で混在させて、上記の欠点
を解消する。
加工した太い剛毛フィラメントに、略その半分の太さの
捲縮加工されていない通常の剛毛フィラメントを概ね2
対1ないし4対1の容積配分で混在させて、上記の欠点
を解消する。
この構成により、捲縮加工した太い剛毛フィラメント
の前記不規則な屈曲にその他の細い剛毛フィラメントが
誘導されて、この細い方の剛毛フィラメントが捲縮加工
した太い剛毛フィラメントの均等配列を補間するように
配置する。
の前記不規則な屈曲にその他の細い剛毛フィラメントが
誘導されて、この細い方の剛毛フィラメントが捲縮加工
した太い剛毛フィラメントの均等配列を補間するように
配置する。
こうした加工上の実態現象を利用することで、細い剛
毛フィラメント間による保液作用が向上されて、従来の
ブラシに比べて1回の操作で付着できるマスカラ液の量
を多くすることができ、またブラシ全体に亘って均一に
付着させて保持できるため、付着したマスカラ液がブラ
シから滴下してしまったり、滴状の塊になったりするこ
ともなく、睫毛に対し効果的に塗布することが可能とな
る。
毛フィラメント間による保液作用が向上されて、従来の
ブラシに比べて1回の操作で付着できるマスカラ液の量
を多くすることができ、またブラシ全体に亘って均一に
付着させて保持できるため、付着したマスカラ液がブラ
シから滴下してしまったり、滴状の塊になったりするこ
ともなく、睫毛に対し効果的に塗布することが可能とな
る。
従って、太い剛毛フィラメントによる従来の梳き作用
に加えてマスカラ液を睫毛に均等に塗布できるのみでな
く、途中でマスカラ液を補充する回数も少なくなり、睫
毛を整えることに専念できるので、メーキャップを効率
よく行なうことができる。
に加えてマスカラ液を睫毛に均等に塗布できるのみでな
く、途中でマスカラ液を補充する回数も少なくなり、睫
毛を整えることに専念できるので、メーキャップを効率
よく行なうことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)は、本考案に使用する捲縮加工した1本
の剛毛フィラメント11の一部を拡大して示したもので、
針金に捲装する際には、線径0.15〜0.20mmのナイロン6
乃至12本を束ねたものが使用される。このような捲縮加
工された剛毛フィラメント11を所定の長さに任意に截断
した場合には、中央部に山部Mが位置するか中間部Nが
位置するかまたその他の部位となるかは全く不確定であ
る。
の剛毛フィラメント11の一部を拡大して示したもので、
針金に捲装する際には、線径0.15〜0.20mmのナイロン6
乃至12本を束ねたものが使用される。このような捲縮加
工された剛毛フィラメント11を所定の長さに任意に截断
した場合には、中央部に山部Mが位置するか中間部Nが
位置するかまたその他の部位となるかは全く不確定であ
る。
そこで、前記剛毛フィラメント11よりも細い捲縮加工
してない線径0.06〜0.10mmのナイロン6乃至12本を束ね
た剛毛フィラメント13を所定の長さに截断し、前記截断
したより太い捲縮加工した剛毛フィラメント11の容積に
対し、その1/3の割合で混合し、使用目的に適合するブ
ラシ毛の素材を構成する。このように線径が異なり且つ
捲縮加工を施した剛毛フィラメント11と捲縮加工を施し
ていない剛毛フィラメント13の混在する一群を、第2図
(a)に示すように毛先を揃えて整列させ、針金10a,10
bで剛毛フィラメント11,13の中央部を挟持する。この場
合、針金10a,10bは、図に示すように、1本の針金10を
折り曲げて形成したものであってよい。ここで、針金10
a,10bを束ねたフィラメントの間の中央で針金の軸線を
中心に互いに捩じり合わせ、螺旋体を形成する。
してない線径0.06〜0.10mmのナイロン6乃至12本を束ね
た剛毛フィラメント13を所定の長さに截断し、前記截断
したより太い捲縮加工した剛毛フィラメント11の容積に
対し、その1/3の割合で混合し、使用目的に適合するブ
ラシ毛の素材を構成する。このように線径が異なり且つ
捲縮加工を施した剛毛フィラメント11と捲縮加工を施し
ていない剛毛フィラメント13の混在する一群を、第2図
(a)に示すように毛先を揃えて整列させ、針金10a,10
bで剛毛フィラメント11,13の中央部を挟持する。この場
合、針金10a,10bは、図に示すように、1本の針金10を
折り曲げて形成したものであってよい。ここで、針金10
a,10bを束ねたフィラメントの間の中央で針金の軸線を
中心に互いに捩じり合わせ、螺旋体を形成する。
従来のブラシ毛であれば、針金10a,10bが形成する螺
旋パターンに従ってブラシ毛の先端は第3図に示すよう
な螺旋ループを形成するが、本考案に係わるマスカラ用
ブラシによれば、剛毛フィラメント11,13の半体は、外
方へ向けて不規則な方向に様々な角度で屈曲されて突出
展開するので、剛毛フィラメント11,13の先端は、第3
図示のような螺旋ループを生ずることなく、第2図
(b)に示すように、針金周辺において略均等な密度を
もって殆んど均一に配分される。
旋パターンに従ってブラシ毛の先端は第3図に示すよう
な螺旋ループを形成するが、本考案に係わるマスカラ用
ブラシによれば、剛毛フィラメント11,13の半体は、外
方へ向けて不規則な方向に様々な角度で屈曲されて突出
展開するので、剛毛フィラメント11,13の先端は、第3
図示のような螺旋ループを生ずることなく、第2図
(b)に示すように、針金周辺において略均等な密度を
もって殆んど均一に配分される。
上記実施例においては、捲縮加工を施した太い剛毛フ
ィラメントを細い非捲縮加工の剛毛フィラメントを含む
ブラシ毛の全容積に対し3/4とした最も好ましい例を掲
げてあるが、その比率を種々変更して生産した結果によ
れば、捲縮加工を施した太い剛毛フィラメントの量を次
第に増してゆくと、軸心となる針金に対して直角方向に
突出する起立性が次第に失なわれてゆき、実用上は、剛
毛フィラメントの全容積に対し4/5程度が所望の機能を
発揮させる上での限界であることが判明している。
ィラメントを細い非捲縮加工の剛毛フィラメントを含む
ブラシ毛の全容積に対し3/4とした最も好ましい例を掲
げてあるが、その比率を種々変更して生産した結果によ
れば、捲縮加工を施した太い剛毛フィラメントの量を次
第に増してゆくと、軸心となる針金に対して直角方向に
突出する起立性が次第に失なわれてゆき、実用上は、剛
毛フィラメントの全容積に対し4/5程度が所望の機能を
発揮させる上での限界であることが判明している。
また、これとは逆に、混在させるべき捲縮加工を施し
た剛毛フィラメントの量を全剛毛フィラメントの総容積
に対し次第に減じてゆくと、軸心となる針金の外方に向
けて突出展開する毛先き密度の均一性が次第に失なわれ
てゆくことが判明し、望ましい実用効果を期待する上で
は、剛毛フィラメントの全容積に対して2/3程度が限界
的に有効であることが生産上の結果として把握された。
た剛毛フィラメントの量を全剛毛フィラメントの総容積
に対し次第に減じてゆくと、軸心となる針金の外方に向
けて突出展開する毛先き密度の均一性が次第に失なわれ
てゆくことが判明し、望ましい実用効果を期待する上で
は、剛毛フィラメントの全容積に対して2/3程度が限界
的に有効であることが生産上の結果として把握された。
また、捲縮加工された太い剛毛フィラメントと非捲縮
加工の細い剛毛フィラメントとの太さの比率としては、
略2対1の比率であることが、意図する毛先密度の均一
化に役立つが、この比率を基準として、これを僅かに超
える太さの比率であっても実用上支障がないことが判っ
ている。
加工の細い剛毛フィラメントとの太さの比率としては、
略2対1の比率であることが、意図する毛先密度の均一
化に役立つが、この比率を基準として、これを僅かに超
える太さの比率であっても実用上支障がないことが判っ
ている。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係わるマスカラ用ブラ
シでは、ブラシ毛を太さの異なる剛毛フィラメントを混
在させて構成し、太い方の剛毛フィラメントには捲縮加
工したものを使用したので、剛毛フィラメント中央部を
螺旋状に捩じって、ブラシ状に剛毛フィラメントの毛先
を外方に向けて突出展開させることで、ブラシ毛先を略
均一な密度を保たせて分散させることができる。このた
め、本考案に係わるマスカラ用ブラシでは、マスカラ液
の均等な付着および保持上極めて有効に機能し、睫毛を
梳き且つマスカラ液を塗布する一連のメーキャップ操作
を円滑に行なうことが可能となる。而も構造が簡単で、
生産上の作業性がよいから製造上、低コストでも目的物
を取得できて有利である。
シでは、ブラシ毛を太さの異なる剛毛フィラメントを混
在させて構成し、太い方の剛毛フィラメントには捲縮加
工したものを使用したので、剛毛フィラメント中央部を
螺旋状に捩じって、ブラシ状に剛毛フィラメントの毛先
を外方に向けて突出展開させることで、ブラシ毛先を略
均一な密度を保たせて分散させることができる。このた
め、本考案に係わるマスカラ用ブラシでは、マスカラ液
の均等な付着および保持上極めて有効に機能し、睫毛を
梳き且つマスカラ液を塗布する一連のメーキャップ操作
を円滑に行なうことが可能となる。而も構造が簡単で、
生産上の作業性がよいから製造上、低コストでも目的物
を取得できて有利である。
第1図(a)は、本考案のマスカラ用ブラシに使用され
る捲縮加工した剛毛フィラメントの拡大正面図、第1図
(b)は、第1図(a)におけるB−B線に沿った縦断
側面図、第2図(a)は、本考案のマスカラ用ブラシの
製造工程における一段階を示す側面図、第2図(b)
は、本考案のマスカラ用ブラシの一実施例を示す要部側
面図、第3図は、従来のマスカラ用ブラシの一部を省略
した説明用の拡大側面図、第4図は、従来のマスカラ用
ブラシのブラシ毛の起立状態を説明するための拡大説明
図である。 10…針金、11…捲縮加工した剛毛フィラメント 13…捲縮加工をしてない剛毛フィラメント
る捲縮加工した剛毛フィラメントの拡大正面図、第1図
(b)は、第1図(a)におけるB−B線に沿った縦断
側面図、第2図(a)は、本考案のマスカラ用ブラシの
製造工程における一段階を示す側面図、第2図(b)
は、本考案のマスカラ用ブラシの一実施例を示す要部側
面図、第3図は、従来のマスカラ用ブラシの一部を省略
した説明用の拡大側面図、第4図は、従来のマスカラ用
ブラシのブラシ毛の起立状態を説明するための拡大説明
図である。 10…針金、11…捲縮加工した剛毛フィラメント 13…捲縮加工をしてない剛毛フィラメント
Claims (2)
- 【請求項1】2本の針金の間に、長さを揃えたブラシ毛
を多数本挟持しながら、前記針金を捩じってゆくことに
よって、ブラシ毛を針金に対し螺旋状に挟着固定したマ
スカラ用ブラシにおいて、 前記ブラシ毛を互いに太さの異なる剛毛フィラメントの
混在により構成し、これら剛毛フィラメントには、予め
捲縮加工の施された太い剛毛フィラメントを含めてあ
り、 前記捲縮加工を施した太い剛毛フィラメントが、使用さ
れる剛毛フィラメントの全容積の2/3〜4/5を占めること
を特徴とするマスカラ用ブラシ。 - 【請求項2】2本の針金の間に、長さを揃えたブラシ毛
を多数本挟持しながら、前記針金を捩じってゆくことに
よって、ブラシ毛を針金に対し螺旋状に挟着固定したマ
スカラ用ブシラシおいて、 前記ブラシ毛を互いに太さの異なる剛毛フィラメントの
混在により構成し、これら剛毛フィラメントには、予め
捲縮加工の施された太い剛毛フィラメントを含めてあ
り、 前記捲縮加工を施した太い剛毛フィラメントが、使用さ
れる剛毛フィラメントの全容積の2/3〜4/5を占め、 而も 前記混在する太さの異なる剛毛フィラメントの直径の比
が約2対1であることを特徴とするマスカラ用ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990099601U JP2531477Y2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | マスカラ用ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990099601U JP2531477Y2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | マスカラ用ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0456021U JPH0456021U (ja) | 1992-05-13 |
JP2531477Y2 true JP2531477Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31841650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990099601U Expired - Lifetime JP2531477Y2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | マスカラ用ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531477Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5797091A (en) * | 1981-10-01 | 1982-06-16 | Kayaba Ind Co Ltd | Vane pump |
DE3776373D1 (de) * | 1986-03-07 | 1992-03-12 | Henlupen Mfg Co | Mascara-buerste. |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP1990099601U patent/JP2531477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0456021U (ja) | 1992-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |