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JP2530168Y2 - 製びん機におけるトランスファー装置 - Google Patents

製びん機におけるトランスファー装置

Info

Publication number
JP2530168Y2
JP2530168Y2 JP3342191U JP3342191U JP2530168Y2 JP 2530168 Y2 JP2530168 Y2 JP 2530168Y2 JP 3342191 U JP3342191 U JP 3342191U JP 3342191 U JP3342191 U JP 3342191U JP 2530168 Y2 JP2530168 Y2 JP 2530168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pusher
feedback signal
transmitting
transfer device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3342191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04121927U (ja
Inventor
清孝 寺島
浩司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N Tech KK
Original Assignee
N Tech KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N Tech KK filed Critical N Tech KK
Priority to JP3342191U priority Critical patent/JP2530168Y2/ja
Publication of JPH04121927U publication Critical patent/JPH04121927U/ja
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Publication of JP2530168Y2 publication Critical patent/JP2530168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Servomotors (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Relays Between Conveyors (AREA)
  • Special Conveying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は製びん機におけるトラ
ンスファー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製びん工程において成形されたびん体
は、デッドプレートに運び込まれエアー冷却された後、
次工程へ送られるために、前記デッドプレート横側に位
置するコンベア上にプッシャーを有するトランスファー
装置によって送り出される。このトランスファー装置は
そのプッシャーの動きが概ね90度の角度を往復旋回動
することから特に90度プッシャーと呼ばれることもあ
る。
【0003】ところで、このトランスファー装置の往復
旋回動は、均一な角速度にて行われるのではなく、例え
ばびん体の移送時に転倒することを防止するために、プ
ッシャーとびん体が接する当初はスロースピードで、運
搬中は効率上旋回のスピードを上げる等の旋回動の角速
度変化がなされる。そのために、従来では一定角速度で
回転する駆動軸に、角速度変化を行うための所定の形状
に形作られたカムを取付け、該カムによってプッシャー
装置を往復旋回動させ、所定の角速度変化を得ている。
【0004】しかしながら、上に述べた従来機構では、
びん体の形状や、コンベアの送り速度等に変更がある毎
に、前記条件に対応するカムと交換しなければならず煩
雑であり、また多数の種類のカムを作成し、準備するこ
とは設計上からも加工上からも、コスト高になることは
いうまでもない。
【0005】さらに、製造工場では、通常、単独の成形
装置が複数並べられて作業が行われ、このような場合に
従来機構では各ラインのカムの位相をそれぞれ所定角度
ずらして行うのであるが、製造上、稼働させるライン数
を変更しようとすれば、上記した各ラインのカムの位相
のずれ角度を再度調節しなければならず、煩雑な作業と
なるだけでなく、ラインの停止をも必要としていた。さ
らに、各工程が自動化されていくなか、いつまでもプッ
シャー装置が従来のようなカムを用いた機械的機構によ
っているのでは、全製造工程の統合や自動化が難しく、
省力化を図ることができない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案はこのような
状況に鑑みて提案されたものであって、その目的とする
ところは、プッシャーの動作を任意にしかも柔軟に行う
ことができ、びん体の移動に最も適した制御を可能とす
る製びん機のトランスファー装置を提供することにあ
る。また、この考案は機構的に簡素で、従来装置との置
換も簡便に行うことができ、経済的な装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
成形されたびん体をコンベア上に移送するためにプッシ
ャーが一定角度旋回動するトランスファー装置におい
て、前記プッシャーの回動軸と一体の旋回駆動軸を有す
る圧縮エアを作動流体とするロータリーアクチュエータ
と、前記ロータリーアクチュエータの旋回駆動軸を所定
の時間−変位角度曲線で作動させる入力信号を発信する
信号発信器と、前記旋回駆動軸の移動位置および速度を
検出してフィードバック信号を発信するフィードバック
信号発信器と、前記入力信号およびフィードバック信号
の差に基づいて出力信号を発信するサーボ増幅器と、前
記出力信号によってエア源から前記ロータリーアクチュ
エータへのエア流量を制御するエアサーボ弁を有するこ
とを特徴とする製びん機におけるトランスファー装置に
係る。
【0008】
【実施例】以下この考案の実施例を図面に従って説明す
ると、添付の図面の図1はこの考案の一実施例を示すト
ランスファー装置の上面図、図2はその全体縦断面図、
図3は図2の3−3線における断面図、図4はトランス
ファー装置の制御例を示す波型図である。
【0009】図1に図示したように、この考案のトラン
スファー装置10は、デッドプレートD上のびん体Bを
前記デッドプレート横側に位置するコンベアC上に旋回
動して送り出すものである。図1において符号11はプ
ッシャー、12はプッシャー11を前後動するエアシリ
ンダ装置、13はそのピストン、14はピストンロッ
ド、15はベース、22は回動軸をそれぞれ表わす。
【0010】図2に従って、この発明のトランスファー
装置10の機構を詳細に説明すると、エアシリンダ装置
12を介して設けられたプッシャー11はロータリーア
クチュエータ20によって旋回動される。このロータリ
ーアクチュエータ20は、図2の3−3線における断面
図である図3から明らかなように、断面円弧状の内壁2
1Aを有するシリンダー21内において、プッシャー1
1の回動軸となる旋回駆動軸22に取付けられた可動ベ
ーン23がシリンダー21のエア流出入口26,27か
ら流出入するエアによって旋回動されるものである。な
お、図2の符号24は固定ベーンである。また、図2の
符号16,16はベアリング、17,17はベアリング
押さえ、18はハウジングである。
【0011】再び図3に戻ってロータリーアクチュエー
タ20の作動について説明すると、固定ベーン24の両
側に設けられたエア流出入口26,27はそれぞれのエ
ア導管28,29によってサーボ弁55を介してエアコ
ンプレッサ等のエア源30および排気部31に接続され
ている。
【0012】そして、このロータリーアクチュエータ2
0は、その旋回駆動軸22を、例えば図4におけるプッ
シャー動作に示したような所定の時間−変位角度関係に
おいて作動する入力信号を発信する入力信号発信器40
によって基本的に作動される。符号41は設定値を入力
する端末入力器である。
【0013】この考案においては、さらに、前記ロータ
リーアクチュエータ20の旋回駆動軸22に該軸の作動
状態、すなわちプッシャー11の回動位置および速度を
関知してフィードバック信号を発信するロータリエンコ
ーダあるいはポテンショメータ等のフィードバック信号
発信器45を備えている。
【0014】そして、前記入力信号発信器40による入
力信号40Aおよびフィードバック信号発信器45によ
るフィードバック信号45Aはサーボ増幅器50に送り
込まれ、該サーボ増幅器50はこれらの差を検出して出
力信号50Aを発信する。
【0015】サーボ増幅器50からの出力信号50Aは
エアサーボ弁55に入力され、該サーボ弁55のスプー
ルを制御して、前記ロータリーアクチュエータ20のエ
ア流出入口26,27へ供給するエア流量を調節制御す
る。
【0016】このエア流量の調節制御によって、ロータ
リーアクチュエータ20の可動ベーン23が作動され、
旋回駆動軸22は所定の角速度で変位し、プッシャー1
1を所定の時間−角速度関係において作動させる。
【0017】また、図3において符号61,62は圧力
検出器であって、ロータリーアクチュエータ20内の圧
力、すなわち各エア流出入口(ポート)のエア圧力を検
出して、これをフィードバック信号61A,62Aとし
て増幅器50へ入力することによって、ロータリーアク
チュエータ内の圧力に対応してより精度の高い制御を行
う。
【0018】さらに、この考案装置においては、図2に
示したように、プッシャ11を前後動するエアシリンダ
装置12(アッパーシリンダともいう。)についても上
記と同様なエアサーボ制御をおこなうことができる。
【0019】すなわち、この実施例では、前記のトラン
スファー装置において、プッシャーを前後動するエアシ
ンリンダ装置を含むものにおいて、前記エアシリンダ装
置のピストンを所定の時間−距離において作動させる入
力信号を発信する信号発信器と、前記シリンダ装置のピ
ストン位置を検出してフィードバック信号を発信するフ
ィードバック信号発信器と、前記入力信号およびフィー
ドバック信号の差に基づいて出力信号を発信するサーボ
増幅器と、前記出力信号によってエア源から前記エアシ
リンダ装置へのエア流量を制御するエアサーボ弁を有す
る。
【0020】図4に示したように、エアシリンダ装置
(アッパーシリンダ)12は前記したプッシャー11の
旋回動とともに、該プッシャー11を所定の時間−距離
関係をもって前後する。
【0021】図2に従って、このエアシリンダ装置12
の機構について説明すると、このエアシリンダ装置12
は、エア流出入口101,102から流出入するエアに
よってシリンダ装置12内のピストン13が前後動す
る。図の符号103および104はエア導管、105は
エアコンプレッサ等のエア源、106は排気部である。
【0022】このエアシリンダ装置12は、該シリンダ
装置のピストン13を、例えば図4に示したような所定
の時間−距離(速度)関係において作動する入力信号を
発信する入力信号発信器110によって基本的に作動さ
れる。符号111は設定値を入力する端末入力器であ
る。
【0023】この考案においては、さらに、前記シリン
ダ装置12のピストン13位置を検出するために、該ピ
ストン13を貫通して設けられた検出ロッド116およ
び該検出ロッド116の変位を関知してフィードバック
信号を発信するフィードバック信号発信器115を備え
ている。このフィードバック信号をとるに際しては、実
施例では磁気を利用したアブソリュートスケールを用い
たが、この外、公知のポテンショメータ、差動トランス
デューサ、ホールセンサ等を用いてもよい。
【0024】そして、前記入力信号発信器110による
入力信号110Aおよびフィードバック信号発信器11
5によるフィードバック信号115Aはサーボ増幅器1
20に送り込まれ、該サーボ増幅器120はこれらの差
を検出して出力信号120Aを発信する。
【0025】サーボ増幅器120からの出力信号120
Aはエアサーボ弁125に入力され、該サーボ弁125
のスプールを制御して、シリンダ装置12のエア流出入
口101,102へ供給するエア流量を調節制御する。
【0026】このエア流量の調節制御によって、シリン
ダ装置12のピストン13は、プッシャー11を所定の
時間−距離関係において作動させる。
【0027】また、図2において符号131,132は
圧力検出器であって、シリンダ装置12内の圧力、すな
わち各エア流出入口(ポート)のエア圧力を検出して、
これをフィードバック信号131A,132Aとして増
幅器120へ入力することによって、シリンダ装置内の
圧力に対応してより精度の高いプッシャ制御を行う。
【0028】
【考案の効果】図4の制御作動例に示したように、プッ
シャの変位角度調節は、各サイクル毎にテイクアウト、
アッパーシリンダの作動と連動して行われるのである
が、この考案装置によれば、従来のような複雑な機構に
よることなく、トランスファー装置のプッシャー回動軸
を所定の時間−変位角度曲線で正確かつ確実に作動させ
ることができ、びん体の移送にあった最適な制御を行う
ことができる。しかもその変更は電気的な設定によって
容易にでき、プッシャーの作動制御は大幅に簡素化す
る。
【0029】また、プッシャーの動作、すなわロータリ
ーアクチュエータの回動軸の変位角度は、フィードバッ
ク信号によって常にあらかじめ定められた所定のものと
なるように制御されているものであるから、精度の高い
制御が可能となるばかりでなく、これによって最適速度
を早めることが可能となり、生産効率の向上につなが
る。
【0030】加えて、この考案装置においては、機構が
簡略で装置を小型化することが可能であり、特にエアサ
ーボ弁は他の補助的な機械的位置調節機構に比して大幅
に小型化でき、エネルギーの省力化にもなる。また、駆
動源としてこの種製びん機に用いられているエアコンプ
レッサを用いることができ、しかも従来装置への置換が
簡単な改造で容易に行うことができるので経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すトランスファー装置
の上面図である。
【図2】その全体断面図である。波型図である。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【図4】トランスファー装置の制御例を示す波型図であ
る。
【符号の説明】
10 トランスファー装置 11 プッシャー 12 エアシリンダ装置 13 ピストン 20 ロータリーアクチュエータ 21 シリンダ 22 旋回駆動軸 23 可動ベーン 40 入力信号発信器 45 フィードバック信号発信器 50 サーボ増幅器 55 サーボ弁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形されたびん体をコンベア上に移送す
    るためにプッシャーが一定角度旋回動するトランスファ
    ー装置において、前記プッシャーの回動軸と一体の旋回
    駆動軸を有する圧縮エアを作動流体とするロータリーア
    クチュエータと、前記ロータリーアクチュエータの旋回
    駆動軸を所定の時間−変位角度曲線で作動させる入力信
    号を発信する信号発信器と、前記旋回駆動軸の移動位置
    および速度を検出してフィードバック信号を発信するフ
    ィードバック信号発信器と、前記入力信号およびフィー
    ドバック信号の差に基づいて出力信号を発信するサーボ
    増幅器と、前記出力信号によってエア源から前記ロータ
    リーアクチュエータへのエア流量を制御するエアサーボ
    弁を有することを特徴とする製びん機におけるトランス
    ファー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、プッシャーを
    前後動するエアシリンダ装置を含み、前記シリンダ装置
    のピストンを所定の時間−位置曲線で作動させる入力信
    号を発信する信号発信器と、前記シリンダ装置のピスト
    ン位置および速度を検出してフィードバック信号を発信
    するフィードバック信号発信器と、前記入力信号および
    フィードバック信号の差に基づいて出力信号を発信する
    サーボ増幅器と、前記出力信号によってエア源から前記
    シリンダ装置へのエア流量を制御するエアサーボ弁を有
    することを特徴とする製びん機におけるトランスファー
    装置。
JP3342191U 1991-04-12 1991-04-12 製びん機におけるトランスファー装置 Expired - Lifetime JP2530168Y2 (ja)

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