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JP2526704Y2 - マレット - Google Patents

マレット

Info

Publication number
JP2526704Y2
JP2526704Y2 JP7102391U JP7102391U JP2526704Y2 JP 2526704 Y2 JP2526704 Y2 JP 2526704Y2 JP 7102391 U JP7102391 U JP 7102391U JP 7102391 U JP7102391 U JP 7102391U JP 2526704 Y2 JP2526704 Y2 JP 2526704Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
hitting
rotating shaft
shaft
cam surface
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP7102391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516165U (ja
Inventor
則夫 瀬戸
Original Assignee
株式会社長田中央研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社長田中央研究所 filed Critical 株式会社長田中央研究所
Priority to JP7102391U priority Critical patent/JP2526704Y2/ja
Publication of JPH0516165U publication Critical patent/JPH0516165U/ja
Application granted granted Critical
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、マレット、より詳細には、小さ
な力を断続的に連続して多数加えることのできる木槌の
一種に属するマレットに関する。
【0002】
【従来技術】小さな力を断続的に連続して加えたい場
合、例えば、指環等の製作、修理において、金属製のリ
ング内に宝石を固定する場合に、前記リングから上方に
延長している何本かの爪を前記宝石の上に折り曲げて該
宝石を固定するようにしているが、このような場合に、
前記爪を折り曲げるために該爪に力を加えなければなら
ないが、その力が非常に小さなものでなければ、宝石を
壊してしまう。しかし、小さな力をいくら加えていても
爪を折り曲げることはできず、そのため、小さな力を断
続的に何回も加えて折り曲げるようにしているが、それ
を機械的に作業性よく行うための装置がなかった。
【0003】
【目的】本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、指環等の加工、修理に限定されるものではな
く、必要に応じて任意所望の作業に使用し得るものであ
るが、非常に小さな力を断続的に連続して印加すること
のできる装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【構成】本考案は、上記目的を達成するために、(1)
回転軸と、該回転軸の一端に一体的に設けられかつ該回
転軸の駆動源側に面した側にカム面を有する駆動カム
と、前記回転軸に対して回動自在であってかつ前記駆動
カムのカム面に係合するカム面を有する従動カムと、該
従動カムを前記駆動カムに対して押圧するばね部材と、
前記従動カムと一体的に連結されかつ前記回転軸を内包
して該回転軸の前記駆動源側と反対の方向に延長する連
結部材と、該連結部材と一体でかつ前記回転軸と同軸の
位置に取り付けられた打撃子よりなり、前記駆動カムの
カム面が前記回転軸の回転に応じて前記従動カムを前記
回転軸の前記原動源側へ押し、所定角度回転した時に前
記カム面の係合が解除されて前記従動カムが前記ばね部
材によって急激に押し戻されるように形成されているこ
とを特徴としたものであり、更には、上記(1)に加え
て、(2)前記打撃子に対して所定の間隙をもって対向
しかつ前記回転軸に同軸に配設された打撃バーと、該打
撃バーを前記打撃子の方向に押圧しているばね部材とを
有し、該打撃バーの端部を前記打撃子が急激に押し戻さ
れた時に該打撃子で叩いて該打撃バーを前記ばね部材に
抗して押し出すようにしたことを特徴としたものであ
る。以下、本考案の実施例に基いて説明する。
【0005】図1は、本考案によるマレットの一実施例
を説明するための構成図で、(a)図は打撃子が打撃バ
ーを叩いている時の状態を示す図、(b)図は叩く直前
の状態を示す図を示し、図中、1は回転軸で、該回転軸
の図示しない右端には該回転軸1を回転するための原動
機、例えば、モータが取り付けられている。この回転軸
1の先端(図示では左端)側には駆動用カム2が一体的
に取り付けられている。2aは、このカム2のカム面
で、このカム面2aは原動機に近い方の側に設けられて
おり、図示の場合、回転軸1が1回転する間にカム面2
aの係合面がa点からb点まで移動し、距離Lだけ原動
機側に徐々に移動し、b点に達した時に、a点に瞬時に
戻るようになっている。3は前記の駆動カム2に追従す
る従動カムで、この従動カム3は前記駆動カム2のカム
面2aに追従するカム面3aを有し、回転軸1が1回転
する間に(a)図に示す位置から(b)図に示す位置ま
で、つまり距離Lだけ右側に徐々に移動する。換言すれ
ば、(a)図においては、カム面2aと3aは全面が係
合しているが、この状態から回転軸1の回転に従って、
カム3は、カム面3aがカム面2aによって徐々に右側
に移動されてカム面2aとの係合面が徐々に減少し、
(b)図に示した位置に達した時(つまり回転軸1が1
回転した時)にカム面2aと3aとの係合面が0にな
り、カム3がばね部材4によって左方に押し戻されて、
瞬時に(a)図に示した状態になる。つまり、図におい
て、4はばね部材で、該ばね部材4は前記カム3を常に
カム面3aがカム面2aに係合するように左側に押して
いる。従って、前述のようにして、回転軸1を回転する
と、カム3は該カム3のカム面3aがカム2のカム面2
aとの係合によって徐々に右方に移動され、距離Lだけ
移動された時に(つまり回転軸1が1回転した時に)瞬
時に左方に押し戻される。この押し戻される時の力を利
用すれば、回転軸1が1回転するごとに打撃力を与える
ことができる。
【0006】5は前述のごとき動作をするカム3の動き
を回転軸1の先端部に伝達するための連結部材で、該連
結部材5は、図示例の場合、円筒状体で構成され、該円
筒状体5の中に前記カム3が例えばねじ込み式に固定さ
れ、この連結部材5が前記ばね4によって左方に押圧さ
れている。この連結部材5は前記カム2を含む回転軸1
を内包しており、カム3が前述のごとくして軸方向に移
動する時、該カム3の移動に従って軸方向に往復動す
る。従って、この連結部材5の先端部でかつ回転軸1と
同軸の位置に打撃子6を取り付けておくと、該打撃子6
が回転軸1が1回転する毎に1往復し、特に、矢印A方
向へ移動する時に瞬時に移動するので、この時のエネル
ギーを打撃子6で叩く時の力に利用すれば、回転軸1の
回転に応じてつまり回転軸1が1回転するごとに打撃子
6で1回叩くことができる。なお、7は連結部材5(従
って、カム3)が回転軸の軸まわりに回転しないように
するためのスプライン軸である。
【0007】本考案は、上述のように、打撃子6を用い
て被加工物を加工することが可能であるが、このままだ
と、打撃力は比較的大きなばね4のばね力によって定っ
てしまい、弱い打撃力とすることが困難である。そこ
で、本考案の他の実施例としては、前記打撃子6の力を
更に小さくして被加工物に伝達する打撃バー10が用い
られる。この打撃バー10は前記回転軸1の前方に該回
転軸1と同軸にかつ該回転軸1の軸方向に移動可能に、
かつ、その端部が前記打撃6に対して最高に離れている
状態の(b)図に示す状態の時に間隔D(D<L)の間
隔をもって配設されている。すなわち、打撃バー10
は、該打撃バー10に直交して延長するピン11と、該
ピン11の両端部を受け入れる溝12とにより軸方向に
移動可能に取り付けられ、かつ、ばね部材13によって
常時打撃子6の方向に押されて(b)図に示す状態とな
っている。ここで、今、前述のようにして、打撃子6が
(b)図に示す状態から(a)図に示す状態に瞬時に戻
ると、打撃子6が打撃バー10の端部14を叩くので、
打撃バー10はばね部材13に抗して矢印B方向に移動
するので、この時の力を利用して、打撃バー10の端部
15で被加工物体を叩くことができる。この打撃バー1
0の移動距離、叩く時の力の大きさ等は、該打撃バーの
軸方向の位置、換言すれば、距離Dを変えることによっ
て、また、ばね13の強さを変えることによって所望の
大きさにすることができる。なお、以上には回転軸1が
1回転するごとに1回打撃力を得る例について説明した
が、カム面を改変することによって1回転の間に数回、
或いは、数回転の間に1回、打撃力を与えるようにする
ことも可能である。
【0008】
【効果】以上の説明から明らかなように、本考案による
と、回転軸の回転運動を該回転軸の軸方向における往復
運動に変換することができ、その往復運動を利用して断
続的に連続する打撃力を得ることができ、更には、その
打撃力を更に小さいものにして伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるマレットの一実施例を説明する
ための要部構成図で、(a)図は打撃力を与えている時
の状態を示す図、(b)図は打撃力を与える直前の状態
を示す図である。
【符号の説明】
1…回転軸、2…駆動カム、2a…カム面、3…従動カ
ム、3a…カム面、4…ばね部材、5…連結部材、6…
打撃子、7…スプライン軸、10…打撃バー、11…ピ
ン、12…溝、13…ばね部材、14,15…バー10
の端部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸の一端に一体的に設
    けられかつ該回転軸の駆動源側に面した側にカム面を有
    する駆動カムと、前記回転軸に対して回動自在であって
    かつ前記駆動カムのカム面に係合するカム面を有する従
    動カムと、該従動カムを前記駆動カムに対して押圧する
    ばね部材と、前記従動カムと一体的に連結されかつ前記
    回転軸を内包して該回転軸の前記駆動源側と反対の方向
    に延長する連結部材と、該連結部材と一体でかつ前記回
    転軸と同軸の位置に取り付けられた打撃子よりなり、前
    記駆動カムのカム面が前記回転軸の回転に応じて前記従
    動カムを前記回転軸の前記原動源側へ押し、所定角度回
    転した時に前記カム面の係合が解除されて前記従動カム
    が前記ばね部材によって急激に押し戻されるように形成
    されていることを特徴とするマレット。
  2. 【請求項2】 前記打撃子に対して所定の間隙をもって
    対向しかつ前記回転軸に同軸に配設された打撃バーと、
    該打撃バーを前記打撃子の方向に押圧しているばね部材
    とを有し、該打撃バーの端部を前記打撃子が急激に押し
    戻された時に該打撃子で叩いて該打撃バーを前記ばね部
    材に抗して押し出すようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載のマレット。
JP7102391U 1991-08-08 1991-08-08 マレット Expired - Fee Related JP2526704Y2 (ja)

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JPH0516165U JPH0516165U (ja) 1993-03-02
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DE102011119937A1 (de) * 2011-12-01 2013-06-06 Bomag Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Amplitudenverstellung einer Stampfleiste eines Straßenfertigers

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JPH0516165U (ja) 1993-03-02

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