JP2524610B2 - Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 - Google Patents
Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置Info
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- JP2524610B2 JP2524610B2 JP32378487A JP32378487A JP2524610B2 JP 2524610 B2 JP2524610 B2 JP 2524610B2 JP 32378487 A JP32378487 A JP 32378487A JP 32378487 A JP32378487 A JP 32378487A JP 2524610 B2 JP2524610 B2 JP 2524610B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、PRAC貯蔵・輸送システムにおいて例えば果
実蔬菜類等の生の貯蔵物の鮮度状態を管理するモニタリ
ング装置に関するものである。
実蔬菜類等の生の貯蔵物の鮮度状態を管理するモニタリ
ング装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、果実蔬菜類等を貯蔵・輸送する際に鮮度保持用
コンテナとして、果実蔬菜類等を収容し、真空冷却した
後、二酸化炭素ガスおよび窒素ガスを大気圧まで封入す
るコンテナ本体の一部に開口部を設け、その開口部に選
択性ガス透過膜を気密に取付けたいわゆるPRAC(Pre−R
egulation Atomsphere Control)貯蔵・輸送用コンテナ
が知られており、その例としては特開昭62−235088号公
報および特開昭62−251378号公報に記載のものを挙げる
ことができる。
コンテナとして、果実蔬菜類等を収容し、真空冷却した
後、二酸化炭素ガスおよび窒素ガスを大気圧まで封入す
るコンテナ本体の一部に開口部を設け、その開口部に選
択性ガス透過膜を気密に取付けたいわゆるPRAC(Pre−R
egulation Atomsphere Control)貯蔵・輸送用コンテナ
が知られており、その例としては特開昭62−235088号公
報および特開昭62−251378号公報に記載のものを挙げる
ことができる。
このようなPRAC貯蔵・輸送用コンテナを利用した実際
のPRAC貯蔵・輸送システムは添付図面の第4図に示すよ
うに、まず貯蔵物をコンテナ内に収納する。貯蔵物を収
納したコンテナは扉を少し開けた状態でPRAC処理装置に
入れられ、真空ポンプで真空に引かれ、これによりコン
テナ内の貯蔵物は水の蒸発により冷却(例えば室温から
5℃まで20〜30分)されると共に貯蔵物の内部からエチ
レンも除去される。真空冷却した後、大気に戻す際に特
定の濃度のガスを導入して貯蔵物の呼吸を抑制し、また
真空状態からガスを導入することにより貯蔵物の内部ま
で効率よくガスが浸透される。
のPRAC貯蔵・輸送システムは添付図面の第4図に示すよ
うに、まず貯蔵物をコンテナ内に収納する。貯蔵物を収
納したコンテナは扉を少し開けた状態でPRAC処理装置に
入れられ、真空ポンプで真空に引かれ、これによりコン
テナ内の貯蔵物は水の蒸発により冷却(例えば室温から
5℃まで20〜30分)されると共に貯蔵物の内部からエチ
レンも除去される。真空冷却した後、大気に戻す際に特
定の濃度のガスを導入して貯蔵物の呼吸を抑制し、また
真空状態からガスを導入することにより貯蔵物の内部ま
で効率よくガスが浸透される。
ガスを導入後、コンテナを処理装置から出してコンテ
ナの扉を締める。そして直ぐ出荷する場合にはトラック
等の輸送手段を利用して市場まで輸送される。この輸送
中、コンテナ内の貯蔵物は呼吸が抑制されているため2
〜3日常温下で輸送しても鮮度は保持される。また出荷
調整等のために直ぐ出荷しない場合には保冷庫に入れて
貯蔵され、コンテナに取付けた選択性ガス透過膜の作用
によりCO2、エチレンを排出させ、O2を入れることによ
ってコンテナ内のガス濃度は貯蔵物の呼吸が最少となる
ように調整される。またコンテナ内は高湿度の状態に維
持される。
ナの扉を締める。そして直ぐ出荷する場合にはトラック
等の輸送手段を利用して市場まで輸送される。この輸送
中、コンテナ内の貯蔵物は呼吸が抑制されているため2
〜3日常温下で輸送しても鮮度は保持される。また出荷
調整等のために直ぐ出荷しない場合には保冷庫に入れて
貯蔵され、コンテナに取付けた選択性ガス透過膜の作用
によりCO2、エチレンを排出させ、O2を入れることによ
ってコンテナ内のガス濃度は貯蔵物の呼吸が最少となる
ように調整される。またコンテナ内は高湿度の状態に維
持される。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このようなPRAC貯蔵・輸送システムは、従
来の冷蔵法を利用した貯蔵・輸送の場合よりその鮮度保
持期間を2〜3倍長くすることができるという利点があ
るが、しかし大規模にPRAC貯蔵・輸送を実施した場合に
は、容器内部のガス条件が大気と異なる条件となるた
め、コンテナの扉の開閉をそう頻繁に行うことができ
ず、そのため中の貯蔵物の様子をいちいち検査すること
も最適貯蔵条件維持の観点から困難である。容器を閉じ
た状態で貯蔵庫内の様子を観察する方法として、内部に
移動可能なテレビジョンカメラを取り付けたり、一部を
抜き取り検査するようなマニュピレータを取り付ける等
の方法もあるが、これらはその取付け費用が高くつく等
の設備上の問題が生じる。
来の冷蔵法を利用した貯蔵・輸送の場合よりその鮮度保
持期間を2〜3倍長くすることができるという利点があ
るが、しかし大規模にPRAC貯蔵・輸送を実施した場合に
は、容器内部のガス条件が大気と異なる条件となるた
め、コンテナの扉の開閉をそう頻繁に行うことができ
ず、そのため中の貯蔵物の様子をいちいち検査すること
も最適貯蔵条件維持の観点から困難である。容器を閉じ
た状態で貯蔵庫内の様子を観察する方法として、内部に
移動可能なテレビジョンカメラを取り付けたり、一部を
抜き取り検査するようなマニュピレータを取り付ける等
の方法もあるが、これらはその取付け費用が高くつく等
の設備上の問題が生じる。
そのため現状では、小規模の実験結果から経験的に貯
蔵品目に合せて貯蔵できる期間を導き出し、その期間貯
蔵した後出荷するという方法が採られている。しこしこ
うした方法は、手間が掛かるし、貯蔵前に黴、細菌等の
汚染が酷い場合には、経験値より早く貯蔵物が傷んでし
まい、品質管理の点でも問題がある。
蔵品目に合せて貯蔵できる期間を導き出し、その期間貯
蔵した後出荷するという方法が採られている。しこしこ
うした方法は、手間が掛かるし、貯蔵前に黴、細菌等の
汚染が酷い場合には、経験値より早く貯蔵物が傷んでし
まい、品質管理の点でも問題がある。
さらに現在のところ、貯蔵物の鮮度の判定は、肉眼に
よる方法が確実であるが、肉眼での貯蔵物の鮮度が劣化
したことを確認した時点ではその貯蔵物は既にその市場
価値が落ちてしまっている場合が多いという問題もあ
る。
よる方法が確実であるが、肉眼での貯蔵物の鮮度が劣化
したことを確認した時点ではその貯蔵物は既にその市場
価値が落ちてしまっている場合が多いという問題もあ
る。
そこで、本発明は、これらの問題を解決して、コスト
が安く、市場価値が落ちないすなわち鮮度低下が肉眼で
判定できる前の状態で貯蔵物の状態を判定できるPRAC貯
蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置を
提供することにある。
が安く、市場価値が落ちないすなわち鮮度低下が肉眼で
判定できる前の状態で貯蔵物の状態を判定できるPRAC貯
蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のPRAC貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモ
ニタリング装置では、上記の目的を達成するために、貯
蔵物に応じて圧力、温度、湿度および雰囲気ガス等の最
適貯蔵・輸送条件を維持できるようにしたPRAC貯蔵・輸
送用コンテナに、内部の貯蔵物を観察できるモニタリン
グ用貯蔵容器を取付け、このモニタリング用貯蔵容器の
貯蔵条件を上記PRAC貯蔵・輸送用コンテナの貯蔵・輸送
条件より若干悪く設定したことを特徴としている。
ニタリング装置では、上記の目的を達成するために、貯
蔵物に応じて圧力、温度、湿度および雰囲気ガス等の最
適貯蔵・輸送条件を維持できるようにしたPRAC貯蔵・輸
送用コンテナに、内部の貯蔵物を観察できるモニタリン
グ用貯蔵容器を取付け、このモニタリング用貯蔵容器の
貯蔵条件を上記PRAC貯蔵・輸送用コンテナの貯蔵・輸送
条件より若干悪く設定したことを特徴としている。
[作用] このように構成した本発明によるPRAC貯蔵・輸送シス
テムにおける貯蔵物のモニタリング装置においては、モ
ニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件がPRAC貯蔵・輸送時の
貯蔵条件より悪く設定されているので、モニタリング用
貯蔵容器内の貯蔵物はPRAC貯蔵・輸送コンテナ内の貯蔵
物より早く劣化し、従って添付図面の第1図に示すよう
にモニタリング用貯蔵容器の貯蔵物をモニタリングして
それが劣化した時点すなわち商品価値がなくなった時点
でPRAC貯蔵・輸送コンテナ内の貯蔵物は貯蔵限界に近づ
いて来ていることを判定することができ、その結果この
時点で貯蔵物をPRAC貯蔵・輸送コンテナから取出しまた
はコンテナに入れたまま、商品価値の十分ある状態で出
荷することができる。
テムにおける貯蔵物のモニタリング装置においては、モ
ニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件がPRAC貯蔵・輸送時の
貯蔵条件より悪く設定されているので、モニタリング用
貯蔵容器内の貯蔵物はPRAC貯蔵・輸送コンテナ内の貯蔵
物より早く劣化し、従って添付図面の第1図に示すよう
にモニタリング用貯蔵容器の貯蔵物をモニタリングして
それが劣化した時点すなわち商品価値がなくなった時点
でPRAC貯蔵・輸送コンテナ内の貯蔵物は貯蔵限界に近づ
いて来ていることを判定することができ、その結果この
時点で貯蔵物をPRAC貯蔵・輸送コンテナから取出しまた
はコンテナに入れたまま、商品価値の十分ある状態で出
荷することができる。
モニタリング用貯蔵容器内の貯蔵物のモニタリング
は、モニタリング用貯蔵容器の貯蔵物を外部から肉眼で
観察することによってかまたはモニタリング用貯蔵容器
の貯蔵物を外部へ取出して内容成分を分析することによ
って行われ得る。
は、モニタリング用貯蔵容器の貯蔵物を外部から肉眼で
観察することによってかまたはモニタリング用貯蔵容器
の貯蔵物を外部へ取出して内容成分を分析することによ
って行われ得る。
[実 施 例] 以下、添付図面の第2図および第3図を参照して本発
明の実施例について説明する。
明の実施例について説明する。
第2図には本発明の一実施例による装置の構成を概略
的に示し、1はPRAC貯蔵・輸送コンテナであり、気密
性、耐圧性、断熱性を備えた材料で構成されており、2
はコンテナ本体に設けられた開口部で、各開口部2には
選択性ガス透過膜3が気密に取付けられている。選択性
ガス透過膜3は、コンテナ1内の貯蔵物が貯蔵・輸送さ
れる際にその呼吸量を最少かつ正常にさせるためにコン
テナ1内のガス濃度を予め一定にするように膜面積を設
定されている。
的に示し、1はPRAC貯蔵・輸送コンテナであり、気密
性、耐圧性、断熱性を備えた材料で構成されており、2
はコンテナ本体に設けられた開口部で、各開口部2には
選択性ガス透過膜3が気密に取付けられている。選択性
ガス透過膜3は、コンテナ1内の貯蔵物が貯蔵・輸送さ
れる際にその呼吸量を最少かつ正常にさせるためにコン
テナ1内のガス濃度を予め一定にするように膜面積を設
定されている。
4はモニタリング用貯蔵容器であり、このモニタリン
グ用貯蔵容器4は真空に耐えるような気密性、耐圧性を
備えしかも外部から内部に収納された貯蔵物を観察でき
るようにガラスまたはアクリル等の透明な材料で構成さ
れている。モニタリング用貯蔵容器4は図示したように
配管5、6を介してコンテナ1の内部と連通しており、
配管5には弁7および空気循環用ポンプ8が挿置され、
また配管6には弁9および除菌用フイルタ10が挿置され
ている。弁7、9はモニタリング用貯蔵容器4にモニタ
リング用貯蔵物(コンテナ1内に収納される貯蔵物と同
じものである)を出し入れする際にモニタリング用貯蔵
容器4とコンテナ1とを切り離す作用をする。除菌用フ
イルタ10は、モニタリング用貯蔵容器4内のモニタリン
グ用貯蔵物に黴等が発生したときにコンテナ1内の貯蔵
物に影響が及ばないように黴や細菌等の流入を阻止する
働きをしている。空気循環用ポンプ8は耐圧性、気密性
を持ち、作動時にはガスまたは空気をコンテナ1内から
配管5を通りモニタリング用貯蔵容器4内に引き入れ、
そして配管6を通りコンテナ1内へ戻す。また、モニタ
リング用貯蔵容器4内にはモニタリング用貯蔵物を加熱
するように作用するヒータ11が設けられている。これに
よりモニタリング用貯蔵容器4内はコンテナ1内の温度
より若干高い温度となるようにしている。なお、図面に
は示していないが、ヒータ11はモニタリング用貯蔵容器
4内に取付けられた温度計によって制御され得る。
グ用貯蔵容器4は真空に耐えるような気密性、耐圧性を
備えしかも外部から内部に収納された貯蔵物を観察でき
るようにガラスまたはアクリル等の透明な材料で構成さ
れている。モニタリング用貯蔵容器4は図示したように
配管5、6を介してコンテナ1の内部と連通しており、
配管5には弁7および空気循環用ポンプ8が挿置され、
また配管6には弁9および除菌用フイルタ10が挿置され
ている。弁7、9はモニタリング用貯蔵容器4にモニタ
リング用貯蔵物(コンテナ1内に収納される貯蔵物と同
じものである)を出し入れする際にモニタリング用貯蔵
容器4とコンテナ1とを切り離す作用をする。除菌用フ
イルタ10は、モニタリング用貯蔵容器4内のモニタリン
グ用貯蔵物に黴等が発生したときにコンテナ1内の貯蔵
物に影響が及ばないように黴や細菌等の流入を阻止する
働きをしている。空気循環用ポンプ8は耐圧性、気密性
を持ち、作動時にはガスまたは空気をコンテナ1内から
配管5を通りモニタリング用貯蔵容器4内に引き入れ、
そして配管6を通りコンテナ1内へ戻す。また、モニタ
リング用貯蔵容器4内にはモニタリング用貯蔵物を加熱
するように作用するヒータ11が設けられている。これに
よりモニタリング用貯蔵容器4内はコンテナ1内の温度
より若干高い温度となるようにしている。なお、図面に
は示していないが、ヒータ11はモニタリング用貯蔵容器
4内に取付けられた温度計によって制御され得る。
このように構成した図示装置の動作について説明する
と、まず収穫した貯蔵物をコンテナ1内に収納する。そ
の後、弁7、9を開け、コンテナ1の扉(図示していな
い)を少し開けた状態で真空冷却処理装置(図示してい
ない)に入れ、真空冷却する。真空冷却後、コンテナ1
およびモニタリング用貯蔵容器4の内部を大気圧に戻す
際に炭酸ガスおよび窒素ガスを所定量導入する。
と、まず収穫した貯蔵物をコンテナ1内に収納する。そ
の後、弁7、9を開け、コンテナ1の扉(図示していな
い)を少し開けた状態で真空冷却処理装置(図示してい
ない)に入れ、真空冷却する。真空冷却後、コンテナ1
およびモニタリング用貯蔵容器4の内部を大気圧に戻す
際に炭酸ガスおよび窒素ガスを所定量導入する。
こうしてガス置換したコンテナ1およびモニタリング
用貯蔵容器4の組立体は、そのまま貯蔵する場合には保
冷庫に入れ、貯蔵する。一方出荷等のために輸送する際
には2〜3日であればそのまま輸送するが、輸送に長期
間かかる場合には保冷コンテナまたは冷却機能付きコン
テナ(いずれも図示していない)に入れて輸送する。
用貯蔵容器4の組立体は、そのまま貯蔵する場合には保
冷庫に入れ、貯蔵する。一方出荷等のために輸送する際
には2〜3日であればそのまま輸送するが、輸送に長期
間かかる場合には保冷コンテナまたは冷却機能付きコン
テナ(いずれも図示していない)に入れて輸送する。
保冷庫内に貯蔵する場合も輸送する場合、モニタリン
グ用貯蔵容器4内のヒータ11を作動し、モニタリング用
貯蔵容器4内のモニタリング用貯蔵物の品温をコンテナ
1内の貯蔵物の品温より若干高くしておく。この場合加
熱されるガスはコンテナ1の容量に比較して非常に僅か
であるため、コンテナ1内の貯蔵物の品温は上昇しな
い。また配管6に挿置された空気循環用ポンプ10を作動
してコンテナ1内のガスをモニタリング用貯蔵容器4内
に循環させる。このようにしておくことによって、モニ
タリング用貯蔵容器4内のモニタリング用貯蔵物がコン
テナ1内の貯蔵物より早く劣化する。
グ用貯蔵容器4内のヒータ11を作動し、モニタリング用
貯蔵容器4内のモニタリング用貯蔵物の品温をコンテナ
1内の貯蔵物の品温より若干高くしておく。この場合加
熱されるガスはコンテナ1の容量に比較して非常に僅か
であるため、コンテナ1内の貯蔵物の品温は上昇しな
い。また配管6に挿置された空気循環用ポンプ10を作動
してコンテナ1内のガスをモニタリング用貯蔵容器4内
に循環させる。このようにしておくことによって、モニ
タリング用貯蔵容器4内のモニタリング用貯蔵物がコン
テナ1内の貯蔵物より早く劣化する。
第3図には、本発明の別の実施例を示し、この場合に
は、貯蔵時にモニタリング用貯蔵容器を保冷庫の外に置
くようにされている。なお、第2図に対応する部分は第
2図と同じ符号で示す。
は、貯蔵時にモニタリング用貯蔵容器を保冷庫の外に置
くようにされている。なお、第2図に対応する部分は第
2図と同じ符号で示す。
第3図の装置において、12はコンテナ1を収納する保
冷庫であり、この保冷庫12は、冷凍機13に連結された熱
交換器14およびファン15を備えている。保冷庫12の外に
配されたモニタリング用貯蔵容器4は長い配管16、17を
介してコンテナ1に連結され、この配管16、17には第2
図の場合と同様な働きをする弁18および除菌用フイルタ
19並びに弁20および除菌用フイルタ21および空気循環用
ポンプ22が挿置されており、またモニタリング用貯蔵容
器4内には冷媒または熱媒を循環させることのできる熱
交換器23が設けられている。
冷庫であり、この保冷庫12は、冷凍機13に連結された熱
交換器14およびファン15を備えている。保冷庫12の外に
配されたモニタリング用貯蔵容器4は長い配管16、17を
介してコンテナ1に連結され、この配管16、17には第2
図の場合と同様な働きをする弁18および除菌用フイルタ
19並びに弁20および除菌用フイルタ21および空気循環用
ポンプ22が挿置されており、またモニタリング用貯蔵容
器4内には冷媒または熱媒を循環させることのできる熱
交換器23が設けられている。
ところで、図示実施例ではいずれもモニタリング用貯
蔵容器を通して外部からモニタリング用貯蔵物を肉眼で
観察するようにしているが、貯蔵途中または輸送途中で
コンテナに通じる配管に挿置された弁を閉じ、モニタリ
ング用貯蔵容器からモニタリング用貯蔵物を取出して内
容成分を分析して貯蔵状態を判定するようにすることも
できる。
蔵容器を通して外部からモニタリング用貯蔵物を肉眼で
観察するようにしているが、貯蔵途中または輸送途中で
コンテナに通じる配管に挿置された弁を閉じ、モニタリ
ング用貯蔵容器からモニタリング用貯蔵物を取出して内
容成分を分析して貯蔵状態を判定するようにすることも
できる。
また各実施例において、モニタリング用貯蔵容器は全
体をガラスまたはアクリル等の透明な材料で構成する代
わりに、その一部をこのような材料で構成し、残りの部
分は他の適当な断熱耐圧性の材料で構成することもでき
る。
体をガラスまたはアクリル等の透明な材料で構成する代
わりに、その一部をこのような材料で構成し、残りの部
分は他の適当な断熱耐圧性の材料で構成することもでき
る。
モニタリング用貯蔵容器はコンテナを保冷庫に入れて
貯蔵する期間またはコンテナを輸送する期間のみ取付け
るようにすることもできる。
貯蔵する期間またはコンテナを輸送する期間のみ取付け
るようにすることもできる。
さらに、図示実施例では一つのコンテナに一つのモニ
タリング用貯蔵容器を設ける場合について説明してきた
が、当然複数のコンテナに共通に一つのモニタリング用
貯蔵容器を設けることも可能である。
タリング用貯蔵容器を設ける場合について説明してきた
が、当然複数のコンテナに共通に一つのモニタリング用
貯蔵容器を設けることも可能である。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、構造的に
はPRAC貯蔵・輸送用コンテナにモニタリング用貯蔵容器
を取付けるだけで、コストの安い鮮度判定ができる装置
が提供でき、またモニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件を
PRAC貯蔵・輸送用コンテナの貯蔵条件より若干落とし、
モニタリング用貯蔵容器内のモニタリング用貯蔵物をモ
ニタリングしていくことによりPRAC貯蔵・輸送用コンテ
ナ内の貯蔵物をその商品価値の失われる前に出荷する際
の目安を容易に付けることができ、貯蔵物の品質管理を
低コストで確実に行なうことができる。
はPRAC貯蔵・輸送用コンテナにモニタリング用貯蔵容器
を取付けるだけで、コストの安い鮮度判定ができる装置
が提供でき、またモニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件を
PRAC貯蔵・輸送用コンテナの貯蔵条件より若干落とし、
モニタリング用貯蔵容器内のモニタリング用貯蔵物をモ
ニタリングしていくことによりPRAC貯蔵・輸送用コンテ
ナ内の貯蔵物をその商品価値の失われる前に出荷する際
の目安を容易に付けることができ、貯蔵物の品質管理を
低コストで確実に行なうことができる。
第1図は本発明の原理を示すグラフ、第2図は本発明の
一実施例によるモニタリング装置を取付けたPRAC貯蔵・
輸送用コンテナの構成を示す概略線図、第3図は本発明
の別の実施例を示す第2図と同様な図、第4図は従来の
PRAC貯蔵・輸送システム一例を示す概略断面図である。 図中 1:PRAC貯蔵・輸送用コンテナ 4:モニタリング用貯蔵容器 5:配管 6:配管 7:弁 8:空気循環用ポンプ 9:弁 10:除菌用フイルタ 11:ヒータ 12:保冷庫 16:配管 17:配管 18:弁 19:除菌用フイルタ 20:弁 21:除菌用フイルタ 22:空気循環用ポンプ 23:熱交換器
一実施例によるモニタリング装置を取付けたPRAC貯蔵・
輸送用コンテナの構成を示す概略線図、第3図は本発明
の別の実施例を示す第2図と同様な図、第4図は従来の
PRAC貯蔵・輸送システム一例を示す概略断面図である。 図中 1:PRAC貯蔵・輸送用コンテナ 4:モニタリング用貯蔵容器 5:配管 6:配管 7:弁 8:空気循環用ポンプ 9:弁 10:除菌用フイルタ 11:ヒータ 12:保冷庫 16:配管 17:配管 18:弁 19:除菌用フイルタ 20:弁 21:除菌用フイルタ 22:空気循環用ポンプ 23:熱交換器
Claims (1)
- 【請求項1】貯蔵物に応じて圧力、温度、湿度および雰
囲気ガス等の最適貯蔵・輸送条件を維持できるようにし
たPRAC貯蔵・輸送用コンテナに、内部の貯蔵物を観察で
きるモニタリング用貯蔵容器を取付け、このモニタリン
グ用貯蔵容器の貯蔵条件を上記PRAC貯蔵・輸送用コンテ
ナの貯蔵・輸送条件より若干悪く設定したことを特徴と
するPRAC貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリ
ング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32378487A JP2524610B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32378487A JP2524610B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01168209A JPH01168209A (ja) | 1989-07-03 |
JP2524610B2 true JP2524610B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=18158579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32378487A Expired - Lifetime JP2524610B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524610B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK3667213T3 (da) * | 2017-09-19 | 2022-07-04 | Daikin Ind Ltd | Luftforsyningsanordning, indstillingsanordning til et indre rum og beholderkøleanordning |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP32378487A patent/JP2524610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01168209A (ja) | 1989-07-03 |
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