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JP2520513Y2 - コーティング装置に於ける粉体散布装置 - Google Patents

コーティング装置に於ける粉体散布装置

Info

Publication number
JP2520513Y2
JP2520513Y2 JP6035790U JP6035790U JP2520513Y2 JP 2520513 Y2 JP2520513 Y2 JP 2520513Y2 JP 6035790 U JP6035790 U JP 6035790U JP 6035790 U JP6035790 U JP 6035790U JP 2520513 Y2 JP2520513 Y2 JP 2520513Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
nozzle
wax
fan
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6035790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0417865U (ja
Inventor
常喜 萩巣
信一 海江田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Powrex KK
Original Assignee
Powrex KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Powrex KK filed Critical Powrex KK
Priority to JP6035790U priority Critical patent/JP2520513Y2/ja
Publication of JPH0417865U publication Critical patent/JPH0417865U/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Confectionery (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コーティング装置に於ける粉体の散布装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
錠剤やキャンディー等の表面にシュガーコートを施こ
したり、顆粒の表面にフイルムコートを施す時に用いる
コーティング装置(1)の1例を第6図に示す。同図に
於いて(2)はコーティング装置(1)のハウジング、
(3)はハウジング(2)内に中空軸(4)を介して回
転自在に支持された、断面多角形状をし、かつ、両側が
円形に絞られた回転ドラムであり、この多角形状をした
回転ドラム(3)の各面は多孔板(3a)によって形成し
てある。(5)は回転ドラム(3)の多孔板(3a)を囲
繞するようにして回転ドラム(3)の外周に形成したエ
ア室であり、このエア室(5)の下部はエア供給ダクト
(6)と連通しており、又上部は、エア排出ダクト
(7)と連通している。そして、エア供給ダクト(6)
からエア室(5)内に供給されたエアは、多孔板(3a)
を通って回転ドラム(3)内を下方から上方に向けて通
過した後、エア排気ダクト(7)を通って外部に排気さ
れるようにしてある。(8)は中空軸(4)内を貫通す
るスプレーアーム(9)により回転ドラム(3)内に配
置したスプレーノズル、(10)は回転ドラム(3)内に
錠剤、キャンディー等の被コーティング物を投入するた
め、回転ドラム(3)の前面に設けた投入口である。
上記構成に於いて、被コーティング物の表面にシュガ
ーコーティング、フィルムコーティング等のコーティン
グを施すには、回転ドラム(3)内に被コーティング物
(A)を投入した状態で、回転ドラム(3)を回転させ
ると同時に、エア供給ダクト(6)からエア室(5)を
介して回転ドラム(3)内の下方から上方に向けて乾燥
エアを供給する。すると、回転ドラム(3)内に投入さ
れた被コーティング物(A)は、この乾燥エアの流れに
よって、第7図に示す如く、回転ドラム(3)内で浮遊
し、流動床(B)を形成する。この状態で、スプレーノ
ズル(8)から乾燥エアの流れによって形成された流動
床(B)に向けてコーティング液を噴霧すれば、コーテ
ィング液は被コーティング物(A)の表面に均一に塗布
され、かつ、回転ドラム(3)内を流れる乾燥エアによ
って乾燥され、コーティング作業を終了する。
このようにして、被コーティング物(A)へのコーテ
ィングが終了すると、次に、この回転ドラム(3)内に
微粒子状のワックスを投入し、このワックスの微粒子を
コーティングが終了した被コーティング物(3)の表面
に接触させることにより、ポリッシングを行い、被コー
ティング物(A)の表面の艶出しを行なった後、被コー
ティング物(A)を回転ドラム(3)内から取出し、次
工程へと送るようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したコーティング装置による被コーティング物
(A)へのコーティング作業終了後、被コーティング物
(A)に艶出しを施す艶出し作業時に於いて、回転ドラ
ム(3)内への微粒子状ワックスの供給は、回転ドラム
(3)内の被コーティング物(A)に作業員が手作業に
よって直接ワックスを散布する方法をとっているため、
作業能率が非常に悪いといった問題があった。又このワ
ックスの散布量は、例えば、コーティング物100kgに対
しワックス200g〜300gと非常に少量でよいため、この少
量のワックスを手作業によって被コーティング物(A)
上に均一に散布するのは非常に困難であり、ワックスの
分散が悪いと、ワックスの塊りがそのまま被コーティン
グ物(A)に付着するといった問題もあった。
又、回転ドラム(3)内へのワックスの自動散布方法
としては、ブロアによって回転ドラム(3)内にワック
スを吹き込む方法、或いは、ワックスを収納しているホ
ッパー内に所定の空気圧を加えておき、ホッパーから回
転ドラム(3)に延びる輸送ホースが開かれると、ホッ
パー内の空気圧によって、ワックスを回転ドラム(3)
内に圧送するプラグ輸送が考えられる。しかし、ブロア
によってワックスを回転ドラム(3)内に吹き込む方法
をとると、ワックスと共に大量のエアが回転ドラム
(3)内に流入し、このエアによってワックスが回転ド
ラム(3)の内壁面側に吹き飛ばされてしまい、ワック
スを被コーティング物(A)の表面に確実に供給できな
いといった問題があった。又プラグ輸送の場合は、ホッ
パー内の空気圧を連続的に高圧に保つことが非常に困難
なため、ワックスの回転ドラム(3)内への供給は、ホ
ッパ内の圧力が高まる毎に行う間欠送りとなるが、間欠
送りを行うと、輸送ホース内にワッスクが溜りやすく、
所定量のワックスを回転ドラム(3)内に供給できない
といった問題があった。又、ホッパー内の空気圧をワッ
クスの圧送可能な圧力まで上昇させるためには、装置全
体が大掛りになるといった問題もあった。又、錠剤に主
薬粉体を散布する時、スクリューフィーダーやブロワー
による吸引方式では、各錠剤に均一に散布する事が難し
く、含量の均一性の保証が難しいという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
乾燥エアが通過する回転ドラム内に被コーティング物
を投入し、被コーティング物の表面にコーティングを施
すコーティング装置に装備する粉体散布装置であって、
前記粉体散布装置は、回転ドラム内に配置した扇形ノズ
ルと、両端に開口部を有する中空状の外筒とこの外筒内
に配置した内筒とを有し、内筒の先端を、先端外周と外
筒内周との対向部分に空間部が形成されるように絞って
ノズル部を形成したエジェクターノズルと、粉体を貯蔵
し、下端に粉体を排出するための開口部を有し、かつ開
口部がエジェクターノズルの空間部に連通するように外
筒部分に固定した貯蔵タンクと、エジェクターノズルの
一方の端部に接続したエア供給源と、エジェクターノズ
ルの他方の端部と扇形ノズルとを、回転ドラムの中空軸
を介して接続する粉体の輸送経路と、輸送経路に設け
た、エジェクターノズルから扇形ノズルへの粉体の供給
を制御するボールバルブとからなり、前記エア供給源か
らエジェクターノズルの内筒に供給されたエアがノズル
部を通過する際に、貯蔵タンクの粉体を下端開口部,空
間部から外筒内に吸出させ、吸出させた粉体をエアと共
にボールバルブ,輸送経路を通して扇形ノズルから散布
するものである。
〔作用〕
上記した如く、粉体をエジェクターノズルによって貯
蔵タンクから吸出し、扇形ノズルを介して回転ドラム内
に供給することにより、少量のエアの流れによって粉体
を確実に回転ドラム内に移送することを可能としたもの
である。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は本考案を施した微粒子状のワック
ス散布装置(20)を示すものであり、この図に示すワッ
クス散布装置(20)は、所定量の微粒子状のワックス
(C)を貯蔵するための貯蔵タンク(21)と、貯蔵タン
ク(21)内のワックス(C)を前述したコーティング装
置(1)の回転ドラム(3)へ移送させるためのエジェ
クターノズル(22)と、エジェクターノズル(22)の先
端に配置したボールバルブ(23)と、輸送経路としての
ボールバルブ(23)と輸送ホース(24)を介して接続し
たワックス噴出口となる扇形ノズル(25)とを主な構成
要素としている。上記エジェクターノズル(22)は、両
端に開口部を有する中空状をした外筒(26)と、外筒
(26)の後部(後述するエアホース側、即ち一方の開口
部側)に挿入される中空状をした内筒(27)とからなっ
ている。そして、外筒(26)の他方の開口部側の前部軸
方向は、ワックス(C)の通過するガイド孔(26a)と
なっており、このガイド孔(26a)の後端開口部(26
a′)の上方には、エジェクターノズル(22)の外周に
配置された貯蔵タンク(21)の下端開口部(21a)が連
通しており、又ガイド孔(26a)の後端開口部(26a′)
の中央には、中空状をした内筒(27)の先端開口部を、
先端外周と外筒内周との対向部分に空間部が形成される
ように絞ることによりノズル部(27a)が形成されてい
る。尚、この空間部には貯蔵タンク(21)の下端開口部
(21a)が連通されている。更に、内筒(27)の後端開
口部(27b)は、エアホース(28)及び電磁バルブ(図
示せず)を介してエア供給源(図示せず)と連通してい
る。又、エジェクターノズル(22)のガイド孔(26a)
の先端開口部と輸送ホース(24)との間に介在させたボ
ールバルブ(23)には電動式のものを用い、必要な時の
みバルブ本体(23a)を回動させ、ガイド孔(26a)と輸
送ホース(24)とを連通させるようにしてある。又輸送
ホース(24)の先端に装備する扇形ノズル(25)は、第
2図乃至第4図に示す如く、輸送ホース(24)を通って
送られて来るワックス(C)を均一に分散させるための
膨張室(25a)と、この膨張室(25a)と連なり、かつ、
扇形状に横に広がったスリット状の開口部(25b)とか
らなっており、又このスリット状の開口部(25b)の幅
(l)は1mm程度に設定してある。そして、膨張室(25
a)内に送られて来たワックス(C)は膨張室(25a)内
で均一に拡散された後、スリット状の開口部(25b)か
ら横方向に広がるようにして外方に吹き出すようにして
ある。
上記構成に於いて、本考案を施したワックス散布装置
(20)により、コーティング装置(1)の回転ドラム
(3)内にワックス(C)を散布するには、貯蔵タンク
(21)と一体化されたエジェクターノズル(22)及びボ
ールバルブ(23)を、第5図に示す如く、コーティング
装置(1)外周の任意の位置に取付け、扇形ノズル(2
5)を回転ドラム(3)内の流動床(B)が形成される
部分より上方に位置する個所に配置し、又、エジェクタ
ーノズル(22)の内筒(27)の後端開口部(27b)とエ
ア供給源とを電磁バルブ及びエアホース(28)を介して
連通しておく。更に、貯蔵タンク(21)内には所定量
(1回分)のワックス(C)を予め投入しておく。尚、
この状態では、電磁バルブ及びボールバルブ(23)は閉
じた状態となっている。
上記状態に於いて、回転ドラム(3)内に投入された
被コーティング物(A)へのコーティング作業が終了す
ると、電磁バルブ及びボールバルブ(23)を開き、エジ
ェクターノズル(22)から輸送ホース(24)を介して扇
形ノズル(25)に向けてエアを流す。すると、エジェク
ターノズルのノズル部(27a)の前方にてエアの流れに
よる巻き込み作用が発生し、貯蔵タンク(21)内のワッ
クス(C)が下端開口部(21a)からガイド孔(26a)へ
と吸出され、このエアの流れに乗って輸送パイプ(24)
から扇形ノズル(25)へと送られる。そして、扇形ノズ
ル(25)内に流入したワックス(C)は、扇形ノズル
(25)の膨張室(25a)内で均一に拡散した後、扇形ノ
ズル(25)先端の扇形に広がったスリット状の開口部
(25b)から流動床(B)に向けて散布され、このワッ
クス(C)により被コーティング物(A)表面の艶出し
が行われる。又貯蔵タンク(21)内のワックス(C)が
全て吸出され、ワックス(C)の散布が終了すると、電
磁バルブを閉じ、エジェクターノズル(22)へのエアの
供給を停止させると同時に、ボールバルブ(23)を閉
じ、ワックス散布装置(20)を介して回転ドラム(3)
内が外部と連通しないようにしておく。
尚、上記実施例は貯蔵タンク(21)内に投入したワッ
スク(C)を1回の供給動作によって扇形ノズル(25)
から回転ドラム(3)内の流動床(B)に向けて散布す
る例について説明したが、このワックス(C)の散布
は、電磁バルブ及びボールバルブ(23)の開閉を所定の
間隔をおいて数回行うことにより、数回に分けて行って
もよい。
〔考案の効果〕
上記した如く、本考案に係る粉体散布装置は、粉体を
エジェクターノズルによって貯蔵タンクから吸出し、粉
体供給室内に輸送するようにしたから、少量のエアによ
って粉体を回転ドラム内に供給することが可能となり、
粉体を粉体供給室内の被供給物に向けて確実に供給でき
るようになる。又、粉体を被供給物に向けて散布するノ
ズルに、膨張室を設け、ノズル内で粉体を均一に分散さ
せ、更に、この粉体を扇形状に横に広がったスリット状
の開口部から被供給物に向けて散布させるようにしたか
ら、粉体を被供給物に向けて均一に散布することが可能
になる。散布する粉末には、微粒状のワックスの他、医
薬品の主薬粉体、賦形財としての粉糖、乳糖、甘味料や
フレーバー等の粉体が考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を施した粉体散布装置の要部を示す部分
断面図、第2図は扇形ノズルの側面図、第3図は背面
図、第4図は底面図、第5図はワックス散布装置をコー
ティング装置に装備した状態を示す略図、第6図はコー
ティング装置の1例を示す略図、第7図はコーティング
装置の回転ドラム内での被コーティング物の状態を示す
略図である。 (1)……コーティング装置、(3)……回転ドラム、
(4)……中空軸、(20)……粉体散布装置、(21)…
…貯蔵タンク、(22)……エジェクターノズル、(23)
……ボールバルブ、(24)……輸送ホース(輸送経
路)、(25)……扇形ノズル、(26)……外筒、(27)
……内筒、(27a)……ノズル部、(A)……被供給
物、(C)……粉体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥エアが通過する回転ドラム内に被コー
    ティング物を投入し、被コーティング物の表面にコーテ
    ィングを施すコーティング装置に装備する粉体散布装置
    であって、前記粉体散布装置は、回転ドラム内に配置し
    た扇形ノズルと、両端に開口部を有する中空状の外筒と
    この外筒内に配置した内筒とを有し、内筒の先端を、先
    端外周と外筒内周との対向部分に空間部が形成されるよ
    うに絞ってノズル部を形成したエジェクターノズルと、
    粉体を貯蔵し、下端に粉体を排出するための開口部を有
    し、かつ開口部がエジェクターノズルの空間部に連通す
    るように外筒部分に固定した貯蔵タンクと、エジェクタ
    ーノズルの一方の端部に接続したエア供給源と、エジェ
    クターノズルの他方の端部と扇形ノズルとを、回転ドラ
    ムの中空軸を介して接続する粉体の輸送経路と、輸送経
    路に設けた、エジェクターノズルから扇形ノズルへの粉
    体の供給を制御するボールバルブとからなり、前記エア
    供給源からエジェクターノズルの内筒に供給されたエア
    がノズル部を通過する際に、貯蔵タンクの粉体を下端開
    口部,空間部から外筒内に吸出させ、吸出させた粉体を
    エアと共にボールバルブ,輸送経路を通して扇形ノズル
    から散布することを特徴とするコーティング装置に於け
    る粉体散布装置。
JP6035790U 1990-06-06 1990-06-06 コーティング装置に於ける粉体散布装置 Expired - Lifetime JP2520513Y2 (ja)

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JP4663080B2 (ja) * 2000-08-31 2011-03-30 株式会社パウレック 粉粒体供給装置
JP2005334122A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Shionogi & Co Ltd 錠剤の被覆方法
JP7292675B2 (ja) * 2019-09-04 2023-06-19 フロイント産業株式会社 ワックス散布装置

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