JP2519048Y2 - 建設用挟持運搬具 - Google Patents
建設用挟持運搬具Info
- Publication number
- JP2519048Y2 JP2519048Y2 JP2795891U JP2795891U JP2519048Y2 JP 2519048 Y2 JP2519048 Y2 JP 2519048Y2 JP 2795891 U JP2795891 U JP 2795891U JP 2795891 U JP2795891 U JP 2795891U JP 2519048 Y2 JP2519048 Y2 JP 2519048Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- arm
- construction
- carrier
- moving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野)本考案は建設用挟持運搬具(以
下、運搬具と略す)に関し、特に道路施工用コンクリー
ト製品の運搬施工を行う場合に用いて好適なものであ
る。
下、運搬具と略す)に関し、特に道路施工用コンクリー
ト製品の運搬施工を行う場合に用いて好適なものであ
る。
(従来の技術)従来この種の運搬具としては、第6図に
示す様な、一対のアームを交差軸承させ、アーム長手方
向に連続した複数個の係合孔のうち所要のものに組合せ
使用するものが知られている。使用方法は極めて簡単
で、運搬物(8)の両側に挟持片(2)を位置させ続い
てハンドル(1)を通常2人で持ち上げることにより挟
持片の距離L1が狭まり、運搬物を挟み持ち上げること
ができる。
示す様な、一対のアームを交差軸承させ、アーム長手方
向に連続した複数個の係合孔のうち所要のものに組合せ
使用するものが知られている。使用方法は極めて簡単
で、運搬物(8)の両側に挟持片(2)を位置させ続い
てハンドル(1)を通常2人で持ち上げることにより挟
持片の距離L1が狭まり、運搬物を挟み持ち上げること
ができる。
(考案が解決しようとする課題)従来の技術に於いて
は、運搬物の長さのばらつきにより、挟持が不十分で簡
単に外れてしまうという問題点を有していた。又、運搬
着脱作業は1人で運搬具を着作業位置まで運んでから、
2人で挟持作業を行い運搬物を離脱させ再び1人で着作
業位置に戻る作業が繰り返し行われるが、軸承されたア
ームの開き角度が限定されていない為着脱作業時に挟持
片が必要以上の動きをし、作業が面倒であるという問題
点を有していた。又、作業者の体格、特に身長差及び作
業姿勢の違いから直線的なハンドルでは作業負担に偏り
が発生し易く、作業環境が高低差のある高い位置から低
い位置への運搬の様に上げ下ろしの差が大きい運搬を必
要とする場合にも同様の問題点を有している。本考案は
従来の技術の有するこの様な問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、運搬物を簡単な作
業により外れにくく確実に挟持できるとともに、着脱作
業時の省力化、運搬時の作業負担の少ない建設用運搬具
を提供しようとするものである。
は、運搬物の長さのばらつきにより、挟持が不十分で簡
単に外れてしまうという問題点を有していた。又、運搬
着脱作業は1人で運搬具を着作業位置まで運んでから、
2人で挟持作業を行い運搬物を離脱させ再び1人で着作
業位置に戻る作業が繰り返し行われるが、軸承されたア
ームの開き角度が限定されていない為着脱作業時に挟持
片が必要以上の動きをし、作業が面倒であるという問題
点を有していた。又、作業者の体格、特に身長差及び作
業姿勢の違いから直線的なハンドルでは作業負担に偏り
が発生し易く、作業環境が高低差のある高い位置から低
い位置への運搬の様に上げ下ろしの差が大きい運搬を必
要とする場合にも同様の問題点を有している。本考案は
従来の技術の有するこの様な問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、運搬物を簡単な作
業により外れにくく確実に挟持できるとともに、着脱作
業時の省力化、運搬時の作業負担の少ない建設用運搬具
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)上記目的を達成するため
に本考案における運搬具は、一端上向きにハンドル
(1)、他端下向きに挟持片(2)を設けたアーム
(3)を一対に交差軸承した運搬具であって該アームの
長手方向に挟持片を移動させる案内(4)を介し、対向
する挟持片の距離L1を調整可能にするため挟持片の位
置決めをする螺子送り装置(5)を設けたことを特徴と
している。そして、着脱作業時に挟持片が無駄な動きを
しない様に、軸承されたアームの開き角度θ1が最大の
状態で運搬物を離脱させ、そのまま再び着作業位置に戻
るための、アーム開き角度抑止部(6)と移動用把手
(7)を設けることが好ましい。又、ハンドル(1)の
形状は作業者の身長差及び作業姿勢の違いから発生する
作業負担の補正と高低差のある運搬を、容易にするため
にハンドルの握り位置を上下に作業者が適時選択できる
様な略環状とすることが好ましい。
に本考案における運搬具は、一端上向きにハンドル
(1)、他端下向きに挟持片(2)を設けたアーム
(3)を一対に交差軸承した運搬具であって該アームの
長手方向に挟持片を移動させる案内(4)を介し、対向
する挟持片の距離L1を調整可能にするため挟持片の位
置決めをする螺子送り装置(5)を設けたことを特徴と
している。そして、着脱作業時に挟持片が無駄な動きを
しない様に、軸承されたアームの開き角度θ1が最大の
状態で運搬物を離脱させ、そのまま再び着作業位置に戻
るための、アーム開き角度抑止部(6)と移動用把手
(7)を設けることが好ましい。又、ハンドル(1)の
形状は作業者の身長差及び作業姿勢の違いから発生する
作業負担の補正と高低差のある運搬を、容易にするため
にハンドルの握り位置を上下に作業者が適時選択できる
様な略環状とすることが好ましい。
(作用)運搬具は、その運搬物の上に両側面を挟持片に
より抱えこむ形に位置される。なお挟持片間の距離は、
作業前に螺子送り装置により調整される。そしてハンド
ルを引き上げることにより運搬物を挟持片が確実に挟み
込み、更に引き上げると運搬物は持ち上げられる。次
に、移動用把手を引き上げることにより当該アームに連
結する挟持片に外側へ開く力が作用し挟持片は運搬物か
ら離れ、更に移動用把手を引き上げるとアームは開き角
度を広げ、アーム開き角度抑止部に当接し止められる。
より抱えこむ形に位置される。なお挟持片間の距離は、
作業前に螺子送り装置により調整される。そしてハンド
ルを引き上げることにより運搬物を挟持片が確実に挟み
込み、更に引き上げると運搬物は持ち上げられる。次
に、移動用把手を引き上げることにより当該アームに連
結する挟持片に外側へ開く力が作用し挟持片は運搬物か
ら離れ、更に移動用把手を引き上げるとアームは開き角
度を広げ、アーム開き角度抑止部に当接し止められる。
(実施例)以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第2図は、挟持片に位置決めをする螺子送り装置を設け
た例を示している。この送り装置は雄ねじ(9)の一端
を移動用把手もしくはアームに片持ち状に固着し、雄ね
じを案内の円筒部(10)に通し長手方向両側を雌ねじ
(11)によって係止するものである。移動用把手
(7)は何れか一方のハンドル(1)・アーム(3)・
挟持片(2)・螺子送り装置(5)の組立体の重心より
当該アームの挟持片側に設けられている。これにより移
動用把手を持った際に挟持片は常時、最大長さを保つこ
とができる。又該移動用把手は軸芯より当該アームの挟
片側に設けており、該移動用把手を引き上げた際、当該
アームが他方アームに比べ先に開く力が作用している。
また移動用把手は第5図の様にA方向への揺れを防止す
る為に移動用把手角度θ2を設けバランスを補正してい
る。アーム開き角度抑止部(6)は挟持片の上部に位置
し、略環状のハンドル(1)の一部として構成されてお
り、ハンドル移動距離L2がL2=0となるとき、アー
ムの開き角度θ1を抑止する。又、アーム開き角度抑止
部はアーム及びハンドル下部、もしくは挟持片上部に突
起状に設けることもできるものである。ハンドル形状
は、作業者が握り易くする為に部分的に直線を配置した
略環状としており、断面は軽量化及び加工性、コストの
面から管状としている。
第2図は、挟持片に位置決めをする螺子送り装置を設け
た例を示している。この送り装置は雄ねじ(9)の一端
を移動用把手もしくはアームに片持ち状に固着し、雄ね
じを案内の円筒部(10)に通し長手方向両側を雌ねじ
(11)によって係止するものである。移動用把手
(7)は何れか一方のハンドル(1)・アーム(3)・
挟持片(2)・螺子送り装置(5)の組立体の重心より
当該アームの挟持片側に設けられている。これにより移
動用把手を持った際に挟持片は常時、最大長さを保つこ
とができる。又該移動用把手は軸芯より当該アームの挟
片側に設けており、該移動用把手を引き上げた際、当該
アームが他方アームに比べ先に開く力が作用している。
また移動用把手は第5図の様にA方向への揺れを防止す
る為に移動用把手角度θ2を設けバランスを補正してい
る。アーム開き角度抑止部(6)は挟持片の上部に位置
し、略環状のハンドル(1)の一部として構成されてお
り、ハンドル移動距離L2がL2=0となるとき、アー
ムの開き角度θ1を抑止する。又、アーム開き角度抑止
部はアーム及びハンドル下部、もしくは挟持片上部に突
起状に設けることもできるものである。ハンドル形状
は、作業者が握り易くする為に部分的に直線を配置した
略環状としており、断面は軽量化及び加工性、コストの
面から管状としている。
(発明の効果)本考案は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1の運搬具にお
いては、対向する挟持片の距離を螺子送り装置により調
整可能としたことにより、挟持が運搬物の長さのバラツ
キに左右されることなく、はずれにくく確実なものとな
る。請求項2の運搬具においては、移動用把手を重心よ
り挟持片側に設けたことによって、移動用把手を引き上
げるとハンドル側が自重により下がり、アーム開き角度
抑止部に当接し、挟持片は最大長さを保つことができ
る。これにより運搬物の着脱作業時に挟持片が無駄な動
きを発生しないものとなる。請求項3の運搬具において
は、ハンドル形状を略環状とすることにより作業者がハ
ンドルの握り位置を適時選択できる。これにより作業者
の身長差、及び作業姿勢の違いから発生する作業負担が
補正される。又、高低差のある運搬についても容易に行
えるものとなる。
で、次に記載する効果を奏する。請求項1の運搬具にお
いては、対向する挟持片の距離を螺子送り装置により調
整可能としたことにより、挟持が運搬物の長さのバラツ
キに左右されることなく、はずれにくく確実なものとな
る。請求項2の運搬具においては、移動用把手を重心よ
り挟持片側に設けたことによって、移動用把手を引き上
げるとハンドル側が自重により下がり、アーム開き角度
抑止部に当接し、挟持片は最大長さを保つことができ
る。これにより運搬物の着脱作業時に挟持片が無駄な動
きを発生しないものとなる。請求項3の運搬具において
は、ハンドル形状を略環状とすることにより作業者がハ
ンドルの握り位置を適時選択できる。これにより作業者
の身長差、及び作業姿勢の違いから発生する作業負担が
補正される。又、高低差のある運搬についても容易に行
えるものとなる。
第1図は本考案による建設用挟持運搬具の斜視図、第2
図は螺子送り装置の要部斜視図、第3図は正面図、第4
図は平面図第5図は側面図である。また、第6図は従来
例を示す正面図である。 1……ハンドル 2……挟持片 3……アーム 4……案内 5……螺子送り装置 6……アーム開き角度抑止部 7……移動用把手 8……運搬物 9……雄ねじ 10……案内の円筒部 11……雌ねじ 12……軸 L1……挟持片の距離 L2……ハンドル移動距離 θ1……アームの開き角度 θ2……移動用把手角度
図は螺子送り装置の要部斜視図、第3図は正面図、第4
図は平面図第5図は側面図である。また、第6図は従来
例を示す正面図である。 1……ハンドル 2……挟持片 3……アーム 4……案内 5……螺子送り装置 6……アーム開き角度抑止部 7……移動用把手 8……運搬物 9……雄ねじ 10……案内の円筒部 11……雌ねじ 12……軸 L1……挟持片の距離 L2……ハンドル移動距離 θ1……アームの開き角度 θ2……移動用把手角度
Claims (3)
- 【請求項1】一端上向きにハンドル(1)、他端下向き
に挟持片(2)を設けたアーム(3)を一対に交差軸承
した運搬具であって該アームの長手方向に挟持片を移動
させる案内(4)を介し、対向する挟持片の距離L1を
調整可能にするため挟持片の位置決めをする螺子送り装
置(5)を設けたことを特徴とする建設用挟持運搬具。 - 【請求項2】アーム開き角度抑止部(6)と移動用把手
(7)を設けてなる請求項1記載の建設用挟持運搬具。 - 【請求項3】ハンドル(1)の形状は略環状に設けてな
る請求項1又は2記載の建設用挟持運搬具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2795891U JP2519048Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建設用挟持運搬具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2795891U JP2519048Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建設用挟持運搬具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063920U JPH063920U (ja) | 1994-01-18 |
JP2519048Y2 true JP2519048Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=12235401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2795891U Expired - Lifetime JP2519048Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 建設用挟持運搬具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519048Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2909712B2 (ja) * | 1995-07-31 | 1999-06-23 | 株式会社三共トレーディング | コンクリートブロック吊上具 |
JP6412828B2 (ja) * | 2015-06-11 | 2018-10-24 | 株式会社ホクコン | ブロック吊り具 |
CN109625759A (zh) * | 2019-02-03 | 2019-04-16 | 上海建工五建集团有限公司 | 一种搬运小型混凝土预制构件的钳式工具及使用方法 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP2795891U patent/JP2519048Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063920U (ja) | 1994-01-18 |
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