JP2516475B2 - 鋼管杭の沈設工法 - Google Patents
鋼管杭の沈設工法Info
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- JP2516475B2 JP2516475B2 JP2309068A JP30906890A JP2516475B2 JP 2516475 B2 JP2516475 B2 JP 2516475B2 JP 2309068 A JP2309068 A JP 2309068A JP 30906890 A JP30906890 A JP 30906890A JP 2516475 B2 JP2516475 B2 JP 2516475B2
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Description
杭の沈設工法に関するものである。
管杭等を直接地中に打撃や圧入域はねじ込みによる方法
が採られている。この場合の杭の先端支持力は、沈設中
に杭先端部で土が圧縮され強固になり先端部を閉塞し
(先端閉塞効果)、地盤の支持力は先端の閉塞断面全体
を介して伝達できるとされている。
の土が強固に圧縮されず、先端の閉塞効果が小さくな
り、所定の支持力が期待できなくなるという問題が生じ
てくる。また、小さな杭径の場合でも軟弱地盤において
はやはり同様の問題がある。
たは、杭内に大量のコンクリートを充填し、或は杭下の
地盤を大きく掘削して根固め団塊を形成する等の特別な
手段を施すようにしているが、それらは、施工が困難で
あったり、掘削機や多量のコンクリートを要する、とい
う難点がある。
なされたもので、内部にスクリュー状の閉塞翼板を設け
た鋼管杭を使用し、中途より鋼管杭の回転方向を変えて
沈設を行うことにより、杭先端部に管内土を圧密し、先
端閉塞効果を促進して支持力の大きな鋼管杭の沈設を図
ろうとするものである。
実施例に対応する図面を参照して説明すると、本発明
は、杭本体の鋼管1の下端より、該鋼管内径の2〜4倍
の長さ上方位置の内側に、スクリュー状の閉塞翼板2を
設けた鋼管杭を、その閉塞翼板2の推進方向に回転しつ
つ圧入し、該鋼管杭の下端が地盤の支持層4付近に達し
た後は、該鋼管杭を反転させつつ圧入し、鋼管杭の先端
部内に圧密土6を形成させることを特徴とするものであ
る。
る。
もので、1は鋼管製の杭本体で、その下部内には、下端
より管内径dの2〜4倍、好ましくは2.5〜3倍の長さ
lだけ上方の位置に、スクリュー状の所要巾を有する閉
塞翼板2が管内周に溶接により突設されており、閉塞翼
板2に囲まれて抜孔3が形成されている。この閉塞翼板
2は、始端、終端を除いて連続したものであってもよい
が、図示のように、複数の翼片2a,2aを断続的に設けた
ものであってもよい。また、この閉塞翼板2は、上記の
位置より上方にわたって複数個のものを適宜な間隔をお
いて設けることもできる。
である。まず、鋼管杭1を地上に直立に支持して、杭頭
に圧力を加えながら杭を第3図(イ)の矢印で示す方
向、即ち、スクリュー状の閉塞翼板2の推進する方向に
回転する。それによって、鋼管杭1は次第に推進、沈下
して行くことになる。そして、第3図(ロ)に示すよう
に、鋼管杭1の先端が、地盤の硬い支持層4付近に達し
たならば、鋼管杭1をこれまでとは反対の矢印方向、即
ち、スクリュー状の閉塞翼板2が管内土を下方へ抑える
方向に回転しながら圧入する。それにより、鋼管杭の下
部である、閉塞板2を設けたところから下部の管内土5
は、鋼管杭1の沈下にともない次第に圧接されてその度
合を増大して行くことになる。そして、第3図(ハ)に
示すように、鋼管杭1が、先端を支持層4に突入した所
定の深さまで達した沈設終了の状態では、閉塞翼板2を
設けた位置より下部の管内には、圧密土6が充満し鋼管
杭1の先端閉塞効果が発揮されることになるのである。
の下端より、該鋼管内径の2〜4倍の長さ上方位置の内
側に、スクリュー状の閉塞翼板を設けた鋼管杭を、その
閉塞翼板の推進方向に回転しつつ圧入し、該鋼管杭の下
端が地盤の支持層付近に達した後は、該鋼管杭を反転さ
せつつ圧入し、鋼管杭の先端部内に圧密土を形成させる
ようにしたので、杭の先端閉塞効果を発揮するための、
杭先端部管内土の圧密が、杭に回転、圧入を施すだけで
簡易、確実にできることになる。しかも、杭の先端が支
持層に達するまでの沈設過程では、スクリュー状の閉塞
翼板の推進作用で沈設が能率よく行われることになる。
したがって、従来のように先端を閉じた鋼管杭を沈設
し、或は杭の下端に根固め団塊を形成する等の面倒な工
法に比べ、はるかに施工が簡単化されるとともに施工費
の大巾な低減が図れることになる等、優れた効果を奏す
るものである。
断面図、第2図は同平面図、第3図は、本発明の施工状
態を示したもので、同図(イ)は施工途中の状態の縦断
面図、同図(ロ)は杭の先端が支持層に達した後の施工
状態を示す縦断面図、同図(ハ)は杭の沈設終了状態を
示す縦断面図である。 1……杭本体、2……閉塞翼板 4……支持層、5……圧密土
Claims (1)
- 【請求項1】杭本体の鋼管の下端より、該鋼管内径の2
〜4倍の長さ上方位置の内側に、スクリュー状の閉塞翼
板を設けた鋼管杭を、その閉塞翼板の推進方向に回転し
つつ圧入し、該鋼管杭の下端が地盤の支持層付近に達し
た後は、該鋼管杭を反転させつつ圧入し、鋼管杭の先端
部内に圧密土を形成させることを特徴とする、鋼管杭の
沈設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309068A JP2516475B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 鋼管杭の沈設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309068A JP2516475B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 鋼管杭の沈設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179728A JPH04179728A (ja) | 1992-06-26 |
JP2516475B2 true JP2516475B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=17988499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2309068A Expired - Lifetime JP2516475B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 鋼管杭の沈設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516475B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1298939C (zh) | 1998-03-10 | 2007-02-07 | 新日本制铁株式会社 | 旋转埋设桩 |
JP3784773B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2006-06-14 | 千代田工営株式会社 | 基礎杭 |
JP4669494B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2011-04-13 | 新日本製鐵株式会社 | 鋼管杭の施工方法 |
JP6874469B2 (ja) * | 2016-06-08 | 2021-05-19 | 日本製鉄株式会社 | 回転圧入鋼管杭の施工方法 |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP2309068A patent/JP2516475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04179728A (ja) | 1992-06-26 |
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