JP2514812Y2 - 組合せ秤の物品供給装置 - Google Patents
組合せ秤の物品供給装置Info
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- JP2514812Y2 JP2514812Y2 JP7703390U JP7703390U JP2514812Y2 JP 2514812 Y2 JP2514812 Y2 JP 2514812Y2 JP 7703390 U JP7703390 U JP 7703390U JP 7703390 U JP7703390 U JP 7703390U JP 2514812 Y2 JP2514812 Y2 JP 2514812Y2
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- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、直進フイーダ、計量機構等を、円周上に配
置している組合せ秤において使用される物品供給装置に
関するものでであって、取り扱われる被処理物が比較的
分散、供給物性の悪い条件に対応させ得る物品供給装置
に関する。
置している組合せ秤において使用される物品供給装置に
関するものでであって、取り扱われる被処理物が比較的
分散、供給物性の悪い条件に対応させ得る物品供給装置
に関する。
(従来の技術) ほぼ円錐状に形成された分散フイーダの周囲に複数の
直進フイーダと計量機構等を放射状に配置してなる組合
せ秤において、取り扱われる品物が長くて柔らかいもの
(たとえば、紐状のゼリー菓子等)である場合、隣合う
2つの直進フイーダに品物がまたがると、当該品物はも
ちろんのこと後続する品物の移動も阻止して、円滑に品
物を各計量機構に供給できないため、処理能力及び計量
精度が低下する欠点があった。
直進フイーダと計量機構等を放射状に配置してなる組合
せ秤において、取り扱われる品物が長くて柔らかいもの
(たとえば、紐状のゼリー菓子等)である場合、隣合う
2つの直進フイーダに品物がまたがると、当該品物はも
ちろんのこと後続する品物の移動も阻止して、円滑に品
物を各計量機構に供給できないため、処理能力及び計量
精度が低下する欠点があった。
その解決策として、既に種々の提案がなされている。
例えば実開昭62−146929号公報、実開平1−59831号公
報などによって開示されているものがある。しかしこれ
らは、いずれも構造が複雑化して、製作コストが高ま
り、しかも被処理物によっては未だ問題点を解決するに
到っていない。
例えば実開昭62−146929号公報、実開平1−59831号公
報などによって開示されているものがある。しかしこれ
らは、いずれも構造が複雑化して、製作コストが高ま
り、しかも被処理物によっては未だ問題点を解決するに
到っていない。
そこで、このような先行技術をさらに改良してより簡
単な構成で所期の目的が達成できる装置を先願考案(実
願平2−12269号)によつて得たのである。この装置は
組合せ秤の分散フイーダの周縁部における分岐境界部
に、軸線を分散フイーダの半径方向にして回転自在なロ
ーラを配設し、その境界上にてまたがりを起こした被処
理物を分散フイーダの振動によるローラの回転作用で、
左右のいずれかの直進フイーダのトレイ上に振り落とす
ことを目的としている。
単な構成で所期の目的が達成できる装置を先願考案(実
願平2−12269号)によつて得たのである。この装置は
組合せ秤の分散フイーダの周縁部における分岐境界部
に、軸線を分散フイーダの半径方向にして回転自在なロ
ーラを配設し、その境界上にてまたがりを起こした被処
理物を分散フイーダの振動によるローラの回転作用で、
左右のいずれかの直進フイーダのトレイ上に振り落とす
ことを目的としている。
(解決しようとする課題) しかしながら、この先願考案の装置では、ローラの回
転力が弱く、またがりを起こした被処理物が比較的重い
ものであったり、寸法が細長くてしかも長さが長いもの
とでは、左右いずれかへ強制的に振り落とす力が弱いの
で、全てを振り落とし処理できなかったり、振り落とす
までに時間がかかって、組合せ秤の処理能力が低下する
ことがある。この方式でのローラの駆動力は分散フイー
ダの振動により、そのローラの軸芯部の軸と軸受部との
間にある間隙(俗にいうガタ)と、ローラの重心位置の
僅かな偏りにより生ずるもので、被処理物が大量にロー
ラ上に跨って接触しているような場合には、振り落しの
目的のためとしての回転力は弱いものであった。したが
つて、細長い紐状のゼリー菓子のように単品重量として
10g程度以下の物品に適用して効果的であったが、単品
重量が200〜300gのたとえばブロイラ肉などを処理する
場合には、不適当であることが判った。また、前記した
実開昭62−146929号における装置では、分散フイーダか
ら直進フイーダへ分散境界で、直進フイーダの相互の境
界上部から垂設されている棒状の物品接触部材を、直進
フイーダの進行方向に対して直角方向に往復運動させ
て、境界部での被処理物のまたがりを振り落とす方式で
ある。
転力が弱く、またがりを起こした被処理物が比較的重い
ものであったり、寸法が細長くてしかも長さが長いもの
とでは、左右いずれかへ強制的に振り落とす力が弱いの
で、全てを振り落とし処理できなかったり、振り落とす
までに時間がかかって、組合せ秤の処理能力が低下する
ことがある。この方式でのローラの駆動力は分散フイー
ダの振動により、そのローラの軸芯部の軸と軸受部との
間にある間隙(俗にいうガタ)と、ローラの重心位置の
僅かな偏りにより生ずるもので、被処理物が大量にロー
ラ上に跨って接触しているような場合には、振り落しの
目的のためとしての回転力は弱いものであった。したが
つて、細長い紐状のゼリー菓子のように単品重量として
10g程度以下の物品に適用して効果的であったが、単品
重量が200〜300gのたとえばブロイラ肉などを処理する
場合には、不適当であることが判った。また、前記した
実開昭62−146929号における装置では、分散フイーダか
ら直進フイーダへ分散境界で、直進フイーダの相互の境
界上部から垂設されている棒状の物品接触部材を、直進
フイーダの進行方向に対して直角方向に往復運動させ
て、境界部での被処理物のまたがりを振り落とす方式で
ある。
この方式では、またがりを振り落とすための駆動力と
しては、前者の方式に比較して充分に有するが、被処理
物の特性により適応に優劣がある。すなわち、比較的単
品重量が軽くて嵩張るようなものに対しては、被処理物
にダメージを与えることなく作動させることができる
が、構造上垂設された棒状部材と直進フイーダの境界部
との間に、被処理物を挟み込むことがあり、また挟み込
みに近い状態で、被処理物に余分な外力を与えるので、
被処理物が壊れたり、傷が付いたりすることがある。こ
のような状態は、単品重量が300g程度のブロイラ肉の処
理を行う組合せ秤で生じるので、適用できない。また直
進フイーダのトレイは、サニテーションのための水洗時
ワンタッチで取り外しが可能であるが、直進フイーダの
上部に、全般にわたって棒状の物品接触部材を垂下配設
されているので、前記トレイのワンタッチ取り外しの際
に邪魔になって不都合である。
しては、前者の方式に比較して充分に有するが、被処理
物の特性により適応に優劣がある。すなわち、比較的単
品重量が軽くて嵩張るようなものに対しては、被処理物
にダメージを与えることなく作動させることができる
が、構造上垂設された棒状部材と直進フイーダの境界部
との間に、被処理物を挟み込むことがあり、また挟み込
みに近い状態で、被処理物に余分な外力を与えるので、
被処理物が壊れたり、傷が付いたりすることがある。こ
のような状態は、単品重量が300g程度のブロイラ肉の処
理を行う組合せ秤で生じるので、適用できない。また直
進フイーダのトレイは、サニテーションのための水洗時
ワンタッチで取り外しが可能であるが、直進フイーダの
上部に、全般にわたって棒状の物品接触部材を垂下配設
されているので、前記トレイのワンタッチ取り外しの際
に邪魔になって不都合である。
本考案では、このような問題点を解決して、分散フイ
ーダから直進フイーダへの分岐境界部において積極的に
回動する回転体を設け、被処理物の如何に係わりなくま
たがるものを振り落として、確実に処理できるようにし
た物品供給装置を目的としている。
ーダから直進フイーダへの分岐境界部において積極的に
回動する回転体を設け、被処理物の如何に係わりなくま
たがるものを振り落として、確実に処理できるようにし
た物品供給装置を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は傾斜面を有する分散フイーダの周囲に、複数
の直進フイーダと計量機構を配置して組合せ秤に使用す
る分散供給部において、分散フイーダの周縁部における
分岐境界部に、軸線を分散フイーダの半径方向にして、
ロータリアクチュエータで回転駆動されるローラを配設
した構成の組合せ秤の物品供給装置である。
の直進フイーダと計量機構を配置して組合せ秤に使用す
る分散供給部において、分散フイーダの周縁部における
分岐境界部に、軸線を分散フイーダの半径方向にして、
ロータリアクチュエータで回転駆動されるローラを配設
した構成の組合せ秤の物品供給装置である。
本考案において用いられるローラとしては、その表面
が平滑なものであってもよいが、軸線に平行した溝条を
複数設けた構成にしておくことがまたがった被処理物を
振り落とすのに好ましい。もちろん、ローラの表面に清
掃する際、不都合とならない範囲で凹凸を形成されてい
るものが望ましい。
が平滑なものであってもよいが、軸線に平行した溝条を
複数設けた構成にしておくことがまたがった被処理物を
振り落とすのに好ましい。もちろん、ローラの表面に清
掃する際、不都合とならない範囲で凹凸を形成されてい
るものが望ましい。
ローラを回転させるロータリーアクチュエータとして
は、エアモータを採用することができる。あるいは電気
モータであってもよい。これらは分散フイーダのテーブ
ル内面側に付設され、被処理物との接触がない状態に構
成される。
は、エアモータを採用することができる。あるいは電気
モータであってもよい。これらは分散フイーダのテーブ
ル内面側に付設され、被処理物との接触がない状態に構
成される。
(作用) このように構成された本考案によれば、分散フイーダ
に供給されて分散された長くて柔らかい被処理物品が、
直進フイーダ上へ進み、相隣合う直進フイーダ間の境界
部に達したものは、当該位置に設けられたローラにより
進行を妨げられ、このローラに跨った状態となる。しか
しながら、このローラは取付部に付設されているロータ
リアクチュエータにより正逆回動されているので、跨っ
た被処理物品が、ローラの積極的な回動によって、速や
かに振り落とされ、隣合う直進フイーダのいずれかに落
下して供給され、滞留することなく直進フイーダを経て
計量機構等に送られることになる。
に供給されて分散された長くて柔らかい被処理物品が、
直進フイーダ上へ進み、相隣合う直進フイーダ間の境界
部に達したものは、当該位置に設けられたローラにより
進行を妨げられ、このローラに跨った状態となる。しか
しながら、このローラは取付部に付設されているロータ
リアクチュエータにより正逆回動されているので、跨っ
た被処理物品が、ローラの積極的な回動によって、速や
かに振り落とされ、隣合う直進フイーダのいずれかに落
下して供給され、滞留することなく直進フイーダを経て
計量機構等に送られることになる。
なお、ローラの支持軸心は先端側が上向きになるよう
傾斜させておけば、このローラに跨って受けられた被処
理物品は、先端側へ移動するほど直進フイーダとの距離
が大きくなるから、運転中常時付勢されている振動によ
つてローラの回動と振動とが相乗して作用し、跨った状
態の物品がより不安定になって、積極的に何れか一方の
直進フイーダのトレイ上面に受け入れられることにな
る。
傾斜させておけば、このローラに跨って受けられた被処
理物品は、先端側へ移動するほど直進フイーダとの距離
が大きくなるから、運転中常時付勢されている振動によ
つてローラの回動と振動とが相乗して作用し、跨った状
態の物品がより不安定になって、積極的に何れか一方の
直進フイーダのトレイ上面に受け入れられることにな
る。
また、ローラの表面に溝条を設けておくことにより、
単品重量の大きい被処理物、ローラの回転力が確実に与
えられて、あるいは付着しやすい被処理物であっても、
ローラにまたがつた状態から左右いずれかの直進フイー
ダのトレイ上に振り落とすことができる。
単品重量の大きい被処理物、ローラの回転力が確実に与
えられて、あるいは付着しやすい被処理物であっても、
ローラにまたがつた状態から左右いずれかの直進フイー
ダのトレイ上に振り落とすことができる。
(考案の効果) 上記したように本考案によれば、分散フイーダから直
進フイーダへの分岐境界部にて、分散フイーダに先端部
が隣合う各直進フイーダ間上に位置するローラを正逆転
駆動させるように配設したことにより、搬送性能の悪い
物品が無理なく各直進フイーダ上に供給され、フイーダ
トレイの側壁に物品が跨ることなく、計量精度の低下や
処理速度の低下を防止できる。また、ローラの表面に凹
凸を形成しておくことで、このローラ上に物品が跨って
も付着したりすることなく、確実に両側のいずれか一方
に物品を振り分けて供給することが、より効果的に行え
る。
進フイーダへの分岐境界部にて、分散フイーダに先端部
が隣合う各直進フイーダ間上に位置するローラを正逆転
駆動させるように配設したことにより、搬送性能の悪い
物品が無理なく各直進フイーダ上に供給され、フイーダ
トレイの側壁に物品が跨ることなく、計量精度の低下や
処理速度の低下を防止できる。また、ローラの表面に凹
凸を形成しておくことで、このローラ上に物品が跨って
も付着したりすることなく、確実に両側のいずれか一方
に物品を振り分けて供給することが、より効果的に行え
る。
(実施例) 次に本考案の物品供給装置を一実施例図について説明
する。
する。
第1図及び第2図において示す装置は、従来の物品供
給装置と同様に、分散フイーダ10と複数の直進フイーダ
20とで構成されている。
給装置と同様に、分散フイーダ10と複数の直進フイーダ
20とで構成されている。
分散フイーダ10はテーブル11が偏平な円錐形をして、
そのテーブル11下の中央部に配置された駆動源15と連結
されている。
そのテーブル11下の中央部に配置された駆動源15と連結
されている。
直進フイーダ20は、分散フイーダ10を中心にして、各
計量機構(図示省略)と1対1で対応した複数個が、放
射状に配置されている。この各直進フイーダ20はトレイ
21の側壁22が隣合うものと重なり合うように配されてい
る。各直進フイーダ20のトレイ21の下面には第2図で示
すように、それぞれ振動源25が結合されて、トレイ21に
放射方向に物品が移動するよう振動が与えられる構成と
なっている。各トレイ21の先端部下方には、組合せ秤の
計量ホッパまたは中間ホッパ(いずれも図示省略)が設
けられている。
計量機構(図示省略)と1対1で対応した複数個が、放
射状に配置されている。この各直進フイーダ20はトレイ
21の側壁22が隣合うものと重なり合うように配されてい
る。各直進フイーダ20のトレイ21の下面には第2図で示
すように、それぞれ振動源25が結合されて、トレイ21に
放射方向に物品が移動するよう振動が与えられる構成と
なっている。各トレイ21の先端部下方には、組合せ秤の
計量ホッパまたは中間ホッパ(いずれも図示省略)が設
けられている。
上記したような関係にある分散フイーダ10のテーブル
11周縁部12には、各直進フイーダ20の隣合うトレイ21側
壁22の上側対応位置、すなわち分散フイーダ10から各直
進フイーダ20への物品の分岐境界部16に、それぞれ正逆
転駆動されるローラ30が突設されている。この具体例で
は、第3図および第4図で示すように、前記ローラ30
は、テーブル11の周縁部12裏側に取付ブロック35を介し
て取り付けられたロータリーアクチュエータ37により回
転駆動されるようになっている。前記ローラ30はその表
面に複数の溝31が等分位置で軸線に平行して設けられて
いる。また、ローラ30の軸32は、軸端から所要長さの連
結孔33が設けられ、テーブル11の周縁部12に穿設されて
いる軸挿通孔13から取付ブロック35の軸受孔36に嵌挿さ
れて、ロータリーアクチュエータ37の出力軸37′を前記
連結孔33に嵌挿して、止めネジ38により固定連結され
る。なお、取付ブロック35はローラの軸受を兼ねている
ので、エンジニアリングプラスチック材(例えばMCナイ
ロン)で形成され、前面をテーブル11の周縁部の裏側
(内側面)に沿う曲面にして、中央に前記ローラ30の軸
32とロータリーアクチュエータ37の出力軸37′とを連結
するための止めネジ38取付用の抜き孔35′が上下方向に
設けられている。ロータリーアクチュエータ37はエア駆
動式のものが用いられ、39,39′は圧縮空気の送入・排
出ホースであり、正逆転は別個に設置された自動切換弁
(図示省略)により所要の間隔で切り換えられるように
なっており、分散フイーダ10に付設の各ローラ30は集中
的に前記正逆転駆動操作されるようにしておくことが好
ましい。41は取付ボルトであって、この取付ボルト41に
より前記取付ブロック35とロータリーアクチュエータ37
とを合わせてテーブル11の周縁部12内側に締着するよう
にしてある。
11周縁部12には、各直進フイーダ20の隣合うトレイ21側
壁22の上側対応位置、すなわち分散フイーダ10から各直
進フイーダ20への物品の分岐境界部16に、それぞれ正逆
転駆動されるローラ30が突設されている。この具体例で
は、第3図および第4図で示すように、前記ローラ30
は、テーブル11の周縁部12裏側に取付ブロック35を介し
て取り付けられたロータリーアクチュエータ37により回
転駆動されるようになっている。前記ローラ30はその表
面に複数の溝31が等分位置で軸線に平行して設けられて
いる。また、ローラ30の軸32は、軸端から所要長さの連
結孔33が設けられ、テーブル11の周縁部12に穿設されて
いる軸挿通孔13から取付ブロック35の軸受孔36に嵌挿さ
れて、ロータリーアクチュエータ37の出力軸37′を前記
連結孔33に嵌挿して、止めネジ38により固定連結され
る。なお、取付ブロック35はローラの軸受を兼ねている
ので、エンジニアリングプラスチック材(例えばMCナイ
ロン)で形成され、前面をテーブル11の周縁部の裏側
(内側面)に沿う曲面にして、中央に前記ローラ30の軸
32とロータリーアクチュエータ37の出力軸37′とを連結
するための止めネジ38取付用の抜き孔35′が上下方向に
設けられている。ロータリーアクチュエータ37はエア駆
動式のものが用いられ、39,39′は圧縮空気の送入・排
出ホースであり、正逆転は別個に設置された自動切換弁
(図示省略)により所要の間隔で切り換えられるように
なっており、分散フイーダ10に付設の各ローラ30は集中
的に前記正逆転駆動操作されるようにしておくことが好
ましい。41は取付ボルトであって、この取付ボルト41に
より前記取付ブロック35とロータリーアクチュエータ37
とを合わせてテーブル11の周縁部12内側に締着するよう
にしてある。
前記ロータリーアクチュエータ37は、電気モータを用
いることもできる。また、場合によっては、各ローラ軸
を長くして、その先端に歯車を取り付け、テーブル11の
内下部にリング状の大歯車(例えばクラウンギヤー、リ
ング状の傘歯車、なお、この場合ローラ軸上の歯車は傘
歯車になる)を機体中心と同軸心で配設して、この大歯
車とローラ軸上の歯車とを噛合させ、往復動するアクチ
ュエータもしくはモータで大歯車を正逆転駆動、あるい
はモータで所要時間一方向に回転駆動させる等選択的な
駆動を行う方式を採用することも可能である。
いることもできる。また、場合によっては、各ローラ軸
を長くして、その先端に歯車を取り付け、テーブル11の
内下部にリング状の大歯車(例えばクラウンギヤー、リ
ング状の傘歯車、なお、この場合ローラ軸上の歯車は傘
歯車になる)を機体中心と同軸心で配設して、この大歯
車とローラ軸上の歯車とを噛合させ、往復動するアクチ
ュエータもしくはモータで大歯車を正逆転駆動、あるい
はモータで所要時間一方向に回転駆動させる等選択的な
駆動を行う方式を採用することも可能である。
上記した構成の正逆転駆動されるローラ30は、先端部
が上向きに傾斜させて取り付けられており、その傾斜角
は取り扱う物品に応じて水平状態から20°程度の範囲で
任意に設定できる。
が上向きに傾斜させて取り付けられており、その傾斜角
は取り扱う物品に応じて水平状態から20°程度の範囲で
任意に設定できる。
このように構成された本考案の物品供給装置では、分
散フイーダ10のテーブル11頂部付近に、細長くて柔らか
い被処理物品(例えばゼリー菓子、あるいはブロイラ肉
など)を供給すると、分散フイーダ10の作動でこの物品
はテーブル11上に分散されて、滑りながら周縁部に到達
し、各直進フイーダ20のトレイ21の中央部に流入する。
この際各直進フイーダ20のトレイ21への分岐境界部16に
移動した被処理物品は、当該箇所に設けられたローラ30
に妨げられて直接直進フイーダ20上へ進むことなく、ロ
ーラ30上に跨った状態となる。ところがこのローラ30は
ロータリーアクチュエータ37により所要の時間間隔(具
体例では約1秒間隔)で約180°正転・逆転を繰り返し
ているから、ローラ30上に跨った状態の被処理物品はロ
ーラ30の回転によつて左右いずれかの直進フイーダ20の
トレイ21上に振り落とされることになる。
散フイーダ10のテーブル11頂部付近に、細長くて柔らか
い被処理物品(例えばゼリー菓子、あるいはブロイラ肉
など)を供給すると、分散フイーダ10の作動でこの物品
はテーブル11上に分散されて、滑りながら周縁部に到達
し、各直進フイーダ20のトレイ21の中央部に流入する。
この際各直進フイーダ20のトレイ21への分岐境界部16に
移動した被処理物品は、当該箇所に設けられたローラ30
に妨げられて直接直進フイーダ20上へ進むことなく、ロ
ーラ30上に跨った状態となる。ところがこのローラ30は
ロータリーアクチュエータ37により所要の時間間隔(具
体例では約1秒間隔)で約180°正転・逆転を繰り返し
ているから、ローラ30上に跨った状態の被処理物品はロ
ーラ30の回転によつて左右いずれかの直進フイーダ20の
トレイ21上に振り落とされることになる。
この際、前記したような表面に溝31が付されたローラ
30を用いれば、搬送性能の悪い物品(例えば柔らかいも
の、付着し易いものなど)の取り扱い時、ローラ30表面
に付着するのが防止でき、一旦またがりを起こしても、
それを速やかに振り落として解除するのに有効である。
30を用いれば、搬送性能の悪い物品(例えば柔らかいも
の、付着し易いものなど)の取り扱い時、ローラ30表面
に付着するのが防止でき、一旦またがりを起こしても、
それを速やかに振り落として解除するのに有効である。
もちろん、被処理物品が細長くてからみやすいもの、
見掛け比重の軽いものであっても同様であり、ローラ30
の積極的な正逆転駆動と、分散フイーダ10のテーブル11
に付与される振動のローラ30部に対する伝播とによる相
乗作用で、ローラ30に跨る被処理物品は停滞することな
く振り落としできる。なお、被処理物品が付着性の少な
い物品である場合には、ローラ30の表面に溝のないもの
を用いてもよい。また、ローラ30の表面に前記したよう
な溝31に代えて凹凸を形成するようにしてもよい。その
凹凸をローラ表面に形成する場合、洗浄操作が容易であ
る形状にして、使用後の清掃に支障を来さないようにす
ることが好ましい。
見掛け比重の軽いものであっても同様であり、ローラ30
の積極的な正逆転駆動と、分散フイーダ10のテーブル11
に付与される振動のローラ30部に対する伝播とによる相
乗作用で、ローラ30に跨る被処理物品は停滞することな
く振り落としできる。なお、被処理物品が付着性の少な
い物品である場合には、ローラ30の表面に溝のないもの
を用いてもよい。また、ローラ30の表面に前記したよう
な溝31に代えて凹凸を形成するようにしてもよい。その
凹凸をローラ表面に形成する場合、洗浄操作が容易であ
る形状にして、使用後の清掃に支障を来さないようにす
ることが好ましい。
第1図は本考案による物品供給装置の一実施例の部分省
略平面図、第2図は第1図の中央縦断面図、第3図は要
部の一部切断拡大側面図、第4図は要部の分解斜視図で
ある。 10……分散フイーダ、11……テーブル 12……周縁部、13……軸挿通孔 15……駆動源、16……分岐境界部 20……直進フイーダ、21……トレイ 22……トレイの側壁、30……ローラ 31……ローラの溝、32……ローラの軸 33……連結孔、35……取付ブロック 36……軸受孔 37……ロータリーアクチュエータ 37′……ロータリーアクチュエータの出力軸
略平面図、第2図は第1図の中央縦断面図、第3図は要
部の一部切断拡大側面図、第4図は要部の分解斜視図で
ある。 10……分散フイーダ、11……テーブル 12……周縁部、13……軸挿通孔 15……駆動源、16……分岐境界部 20……直進フイーダ、21……トレイ 22……トレイの側壁、30……ローラ 31……ローラの溝、32……ローラの軸 33……連結孔、35……取付ブロック 36……軸受孔 37……ロータリーアクチュエータ 37′……ロータリーアクチュエータの出力軸
Claims (2)
- 【請求項1】傾斜面を有する分散フイーダの周囲に、複
数の直進フイーダと計量機構を配置して組合せ秤に使用
する分散供給部において、分散フイーダの周縁部におけ
る分岐境界部に、軸線を分散フイーダの半径方向にし
て、ロータリアクチュエータで正逆転駆動されるローラ
を配設したことを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。 - 【請求項2】ローラはその表面に、軸線に平行した溝条
を複数設けた構造になつている請求項1に記載の組合せ
秤の物品供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014145742A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Ishida Co Ltd | 組合せ計量装置及びその使用方法 |
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Families Citing this family (1)
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-
1990
- 1990-07-19 JP JP7703390U patent/JP2514812Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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Publication number | Publication date |
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