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JP2513844B2 - 記録媒体演奏装置 - Google Patents

記録媒体演奏装置

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Publication number
JP2513844B2
JP2513844B2 JP1173729A JP17372989A JP2513844B2 JP 2513844 B2 JP2513844 B2 JP 2513844B2 JP 1173729 A JP1173729 A JP 1173729A JP 17372989 A JP17372989 A JP 17372989A JP 2513844 B2 JP2513844 B2 JP 2513844B2
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Japan
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signal
video
video format
image
output
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JP1173729A
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知 野村
博之 樋口
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PAIONIA KK
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PAIONIA BIDEO KK
PAIONIA KK
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Publication date
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Priority to DE19904008114 priority patent/DE4008114A1/de
Priority to GB9014778A priority patent/GB2236451B/en
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    • H04N9/87Regeneration of colour television signals

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビデオディスク、ディジタルオーディオデ
ィスク等の記録媒体を演奏する記録媒体演奏装置に関す
る。
背景技術 一般にコンパクトディスク(以下、CDと略記する)と
称される外径が約12cmのディジタルオーディオディスク
に画像情報をサブコードとして記録し再生する方式が提
案されている。サブコードは、8ビットで形成され、こ
のサブコードを形成するビット群は、P、Q、R、S、
T、U、V、Wの8チャンネルに分割されている。画像
情報をサブコードとして記録し再生する方式において
は、第9図に示す如く画像情報に対応するデータは、サ
ブコードを形成する8ビットのうちのチャンネルR〜W
の6ビットで1シンボルが形成され、98シンボルが1ブ
ロックとして扱われる。この98シンボルのうちの2シン
ボルは同期信号として使用され、残りの96シンボルを4
等分して得られる24シンボルがデータの最小単位[パッ
ク(Pack)]として扱われ、1つの画像処理命令を構成
している。
この24シンボルのうちの最初のシンボル(以下、シン
ボル0と称す)は、モードを示す。このモードを示すシ
ンボル0に続くシンボル1は、命令の種類を示すインス
トラクション(INSTRUCTION)である。インストラクシ
ョンに続くシンボル3及びシンボル4は、誤り訂正符号
であるパリティQである。パリティQに続くシンボル4
からシンボル19までの各シンボルは、データフィールド
を形成し、色情報等を含む。データフィールドに続くシ
ンボル20からシンボル23までの各シンボルはパック内の
情報を保護するための誤り訂正符号であるパリティPで
ある。
モードにはゼロモード、ライングラフィックスモー
ド、TVグラフィックスモード及びユーザモードの4種類
のモードが存在する。ゼロモードは、例えば表示画面に
何ら操作を行なわない、すなわち画像をそのままにして
おきたいときのためのモードであり、パック内のデータ
は全て0である。
ライングラフィックスモードは、例えばプレーヤの前
面に液晶ディスプレイ等を設けて曲の説明分等を表示す
るためのモードであり、第10図に示す如く横288[ピク
セル(PIXEL)]×縦24[ピクセル]の横長の画面が構
成される。尚、ピクセルとは、表示可能な最小画素をい
い、横(COLUMN)方向において6ピクセルに分割されか
つ縦(ROW)方向において12ピクセルに分割されている
フォント(FONT)と称される画面構成単位毎に画像処理
がなされるのが通常である。
このライングラフィックスモードにおいて表示可能な
フォント数は、横方向においては48、縦方向においては
2であり、これをスクリーンエリヤと称している。そし
て、スクロール機能のためにスクリーンエリヤの外側に
上下、左右それぞれに1フォントずつ加えて得られる横
50[フォント]×縦4[フォント]の画面上の各ピクセ
ルに対応する番地を有するメモリによって画像処理を行
なうようにサブコードが形成される。尚、スクリーンエ
リヤの外側のエリヤはボーダー(BORDER)と称される。
TVグラフィックスモードは、テレビ画面上に画像を表
示するためのモードであり、第11図に示す如く横288
[ピクセル]×縦192[ピクセル]の画面が構成され
る。このTVグラフィックスモードにおいて表示可能なフ
ォント数は、横方向においては48、縦方向においては16
である。また、このTVグラフィックスモードにおいて
も、スクリーンエリヤの外側に上下、左右それぞれに1
フォントずつ加えて得られる横50[フォント]×縦18
[フォント]の画面上の各ピクセルに対応する番地を有
するメモリによって画像処理を行なうようにサブコード
が形成される。
画像処理命令としては例えば、画面全体をある色でぬ
りつぶす命令、画面上の1フォントに2種類の色を使用
して絵を描く命令、画面全体を縦方向又は横方向に移動
させる命令等がある。
尚、サブコードを形成する8ビットのうちのチャンネ
ルQのビットは、CDのプログラムエリヤの始端から記録
されている各情報データの所定箇所までのトラック長に
応じた時間情報を含み、記録位置を示す位置データとし
て使用できるアドレスタイムデータを形成している。ま
た、チャンネルPのビットは、曲間情報を含むデータを
形成している。
以上の如く画像情報をサブコードとして記録再生する
方式においては最大16の画像チャンネルを指定すること
ができるようになっている。すなわち、例えばTVグラフ
ィックスモードにおけるライト・フォント・フォアグラ
ウンド/バックグラウンド(WRITE FONT FOREGROUND/BA
CKGROUND)命令は、第12図に示す如き構成を有し、シン
ボル6で定められたロウ・アドレスとシンボル7で定め
られたコラム・アドレスの位置にシンボル8からシンボ
ル19のフォント・データを書き込む命令である。フォン
ト・データが“0"のピクセルに対しては“カラー0(CO
LOR 0)”で定められたカラー番号の色がバックグラウ
ンド・カラーとして指定される。フォント・データが
“1"のピクセルに対しては“カラー1(COLOR 1)”で
定められたカラー番号の色がフォアグラウンド・カラー
として指定される。また、このときシンボル4及びシン
ボル5のチャンネルR及びSの4ビットによってサブピ
クチャ・チャンネルを指定することができ、最大16の画
像チャンネルを指定することができる。この画像チャン
ネルの指定により、16種類の画像を記録しておいて、デ
ィスクを使用する側で再生時に希望する画像チャンネル
を選択して再生することができる。
尚、カラー番号“0"からカラー番号“15"までの16色
は、TVグラフィックスモードにおけるロード・カラール
ックアップテーブル・カラー0〜カラー15(LOAD CLUT
COLOUR0〜COLOUR15)命令によって設定される。ロード
・カラールックアップテーブル・カラー0〜カラー15
は、第13図に示す如き構成を有し、プリセットのカラー
番号或いはフォアグラウンド/バックグラウンド・カラ
ー番号の色を示すカラー・ルックアップテーブルの内容
を設定する命令である。全部で16色を指定する必要があ
るが、色はRGB各4ビットのため、1色の設定に2シン
ボル必要であり、1パックでは8色しか設定できない。
このため、この命令は、前半8色と後半8色をそれぞれ
指定する2つの命令に分割されている。
前半8色すなわちカラー0〜カラー7までのインスト
ラクション・コードは、“30"で後半のカラー8〜カラ
ー15までのインストラクション・コードは“31"となっ
ている。各カラー番号に対する色の調合は、赤は、カラ
ー番号に割り当てられている偶数シンボルのチャンネル
R〜Uの4ビットで表わされ、緑は偶数シンボルのチャ
ンネルR〜Uに続くチャンネルV、Wの2ビット及び次
の奇数シンボルのチャンネルR、Sの2ビットの計4ビ
ットで表わされ、青は、それに続くチャンネルT〜Wの
4ビットで表わされる。従って、各色のグレースケール
は24(=16)通り存在し、RGB3色であるので、163(=4
096)色の調合が可能である。尚、グレースケール“000
0"は最も暗い状態、“1111"は最も明るい状態に対応し
ている。
以上の如く画像情報をサブコードとして記録再生する
方式によって画像情報を含むグラフィックコードが挿入
されたディジタルオーディオ信号と共にFM変調されたビ
デオフォーマット信号を記録媒体に記録し、記録媒体の
演奏の際ビデオフォーマット信号によって得られる画像
にサブコードによって得られる画像を挿入することがで
きるようにした方式が本発明者等によって既に発明さ
れ、特願昭63−46603号に開示されている。
この先願発明方式においてはFM変調されたビデオフォ
ーマット信号による画像とサブコードによる画像とを単
一の画面に同時に表示できるようにするために従来のサ
ブコードによる画像情報の記録再生方式におけるゼロモ
ード、ライングラフィックスモード、TVグラフィックス
モード及びユーザモードの4種類のモードの他に第14図
に示す如くグラフィックスモード・ウィズ・モーション
ピクチャ(GRAPHICS MODE WITH MOTION PICTURE)を指
定するためにシンボル0として挿入するコードが設定さ
れている。
グラフィックスモード・ウィズ・モーションピクチャ
における画面構成は、TVグラフィックスモードと同一で
あり、第15図に示す如き構成のロード・トランスパーレ
ンシィ・コントロール・テーブル(LOAD TRANSPARENCY
CONTROL TABLE)と称する命令が存在する。このロード
・トランスパーレンシィ・コントロール・テーブル命令
は、画面上の各ピクセルのモードを指定する命令であ
る。この命令によって指定されるモードとしては、透過
モード、混合モード、不透過モードの3種類のモードが
存在する。これら3種類のモードにおいて、サブコード
により得られるビデオフォーマット信号と、このサブコ
ードを含むコード化情報信号と共に多重記録されている
ビデオフォーマット信号との混合比がそれぞれ異なる値
に設定される。
シンボル4からシンボル8までの各シンボルのチャン
ネルR〜W及びシンボル9のチャンネルR、Sの各ビッ
トはカラー番号“0"〜カラー番号“15"として登録され
ている各色がそれぞれ指定されている各ピクセルに対す
るモードを指定するコードTCB−0〜TCB−15を形成して
いる。第16図は、これらコードTCB−0〜TCB−15のビッ
トパターンと各モードとの対応及び各モードにおける混
合比を示している。
以上の如き先願発明方式によって情報が記録された記
録媒体の演奏をなす記録媒体演奏装置も特願昭63−4660
3号に開示されている。この従来の記録媒体演奏装置
は、サブコードによる画像の表示領域内の各ピクセルの
色を表わすグラフィックコードに応じた混合比でサブコ
ードによって得られる画像信号とFM変調されて記録され
たビデオフォーマット信号とを混合して出力するように
構成されていた。
ところで、ディスクに記録されるビデオフォーマット
信号にはNTSC方式によるものの外、PAL方式によるもの
がある。NTSC方式においては走査線数は525であるのに
対して、PAL方式においては走査線数は625である。とこ
ろが、サブコードによる画像の表示画面の垂直方向の画
素数は、288であるため、NTSC方式のビデオフォーマッ
ト信号による画像にサブコードによる画像を合成する場
合とPAL方式のビデオフォーマット信号による画像にサ
ブコードによる画像を合成する場合とで、ビデオフォー
マット信号による画像の表示画面に対するサブコードに
よる画像の垂直方向における相対的な大きさが異なると
いう問題点があった。
そこで、ビデオフォーマット信号の信号フォーマット
に応じて予めサブコードとして記録する画像処理命令の
内容を変更することが考えられたが、そうすると、水平
走査線数の大なるPAL方式のビデオフォーマット信号が
記録される記録媒体においてはサブコードとして記録さ
れる画像処理命令の命令数が多くなり好ましくないので
ある。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであっ
て、FM変調されて記録されたビデオフォーマット信号の
信号フォーマットによってサブコードによる画像の垂直
方向における相対的な大きさが変化することのない記録
媒体演奏装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明による記録媒体演奏装置においては、読取信号
中のビデオフォーマット信号の水平同期信号によって計
数値が変化する第1計数手段と、水平同期信号に比して
周波数が高いクロックによって計数値が変化する第2計
数手段とを設け、ビデオフォーマット信号の信号フォー
マットに応じて所定期間おきに2種類のビデオフォーマ
ット信号間の水平走査線数の差に応じた期間に亘って水
平同期信号の第1計数手段への供給を禁止し、読取信号
中のコード化情報信号からグラフィックコードを抽出し
てメモリに順次書き込んだのち第1及び第2計数手段の
出力によって表わされたアドレス順に順次読み出し、読
み出されたグラフィックコードに応じた画像信号を生成
してビデオフォーマット信号に混合するようにしてい
る。
[発明の作用] かかる構成の記録媒体演奏装置によれば、水平走査線
数が大なるビデオフォーマット信号の場合に、第1計数
手段の計数値が所定期間おきに2種類のビデオフォーマ
ット信号間の水平走査線数の差に応じた期間に亘って変
化せず、同一のグラフィックコードが繰り返して読み出
され、この繰り返して読み出されたグラフィックコード
によって補間が行なわれてサブコードによる画像が垂直
方向において2種類のビデオフォーマット信号間の水平
走査線数の差に応じた拡大率で拡大される。
実 施 例 以下、本発明の実施例につき第1図乃至第8図を参照
して詳細に説明する。
第1図及び第2図において、20は、記録媒体としての
ディスクである。ディスク20は、例えば画像情報を含む
サブコードが挿入されたディジタルオーディオ信号が記
録された内周側の第1の領域(以下、CD領域と称する)
20aと、FM変調されたビデオフォーマット信号と画像情
報を含むサブコードが挿入されたディジタルオーディオ
信号とが重畳されて記録された第2の領域(以下、ビデ
オ領域と称する)20bとを有している。ビデオフォーマ
ット信号にはPCM信号に比して高い周波数成分が含まれ
ており、ビデオ領域20bへの信号の記録時にはCD領域20a
への記録時に比してディスクの回転速度を高くする必要
があり、その結果当然のことながら、再生時にもCD領域
20aに比してビデオ領域20bでのディスクの回転速度を高
くした状態で再生しなければならない。その回転速度
は、CD領域20aにおいては数百rpmであるのに対し、ビデ
オ領域20bでは領域の最内周で2千数百rpm、最外周で千
数百rpmと、非常に高い回転速度となる。
CD領域20a及びビデオ領域20bの各先頭部分にはそれぞ
れリードインエリアが設けられており、これらリードイ
ンエリアには、各領域の記録内容に関連する索引コー
ド、例えば各領域を構成する各小部分の開始や終了時間
等を示す索引コードの繰返しによって各領域に対応して
構成される第1及び第2の索引コード群が記録され、ま
たオーディオリードインエリアの索引コードには、その
ディスクが複合ディスクであるか否かを示す種別情報も
含まれている。
ディスク20はスピンドルモータ21よって回転駆動さ
れ、その記録情報は光学式ピックアップ22により読み取
られる。このピックアップ22には、レーザダイオード、
対物レンズ、フォトディテクタ等を含む光学系、更には
ディスク20の情報記録面に対して対物レンズをその光軸
方向に駆動するフォーカスアクチュエータ、ピックアッ
プ22から発せられるビームスポット(情報検出点)を記
録トラックに対してディスク半径方向に偏倚せしめるト
ラッキングアクチュエータ等が内蔵されている。ピック
アップ22はディスク半径方向において移動自在なスライ
ダー23に搭載され、このスライダー23はスライダーモー
タ24を駆動源とし例えばラック及びピニオンの組合わせ
からなる伝達機構25によって直線駆動される。ピックア
ップ22から出力される読取RF(高周波)信号はRFアンプ
26を経てビデオフォーマット信号復調処理回路30及びコ
ード化情報信号復調処理回路31に供給される。
ビデオフォーマット信号復調処理回路30は、例えばRF
信号を復調処理してビデオフォーマット信号に変換する
復調回路と、復調ビデオフォーマット信号をディジタル
化したのち記憶するメモリとを有し、復調回路から出力
されたビデオフォーマット信号及びメモリから読み出さ
れたビデオフォーマット信号のうちの一方をシステムコ
ントローラ32からの切換指令によって選択的に出力する
構成となっている。このビデオフォーマット信号復調処
理回路30から出力されたビデオフォーマット信号は、ビ
デオスイッチ33に供給される。また、このビデオフォー
マット信号復調処理回路30には復調ビデオフォーマット
信号から水平同期信号h、垂直同期信号v及び制御デー
タcを分離抽出する分離回路が設けられており、分離さ
れたこれら水平及び垂直同期信号h、v並びに制御デー
タcはシステムコントローラ32等の各部に供給される。
一方、コード化情報信号復調処理回路31には、複合デ
ィスクの再生時において再生する領域(CD領域とビデオ
領域)に応じて切り替わる選択スイッチ35が設けられて
おり、このスイッチ35はCD領域の再生時にはa側に、ビ
デオ領域の再生時にはb側にあり、その切換えはシステ
ムコントローラ32から発せられる切替指令に応じて行な
われる。複合ディスクの場合、CD領域とビデオ領域とで
ディスクの回転速度が極端に異なり、またPCMオーディ
オ信号は例えばEFM(Eight to Fourteen Modulation)
信号であり、ビデオ領域においては、記録時にディジタ
ル信号をそのままFM変調処理されたビデオ信号に重畳し
たのでは、EFM信号がFMビデオ信号の低域成分に悪影響
を及ぼすことになるので、変調度は同等であるがEFM信
号がビデオキャリアに対して数十dB程度信号レベルが抑
えられた状態で記録されている。従って、同じEFM信号
でもCD領域再生時とビデオ領域再生時とで周波数特性及
び振幅が異なることになるので、CD領域とビデオ領域と
で再生EFM信号の信号処理系を切り替えることによっ
て、復調系の共用化を図っているのである。
すなわち、CD領域の再生時には、再生RF信号はEFM信
号であり、このEFM信号は所定のイコライジング特性を
有するイコライザ回路36で周波数特性が補償され、更に
アンプ37で所定のゲインで増幅される。一方、ビデオ領
域の再生の場合には、再生RF信号中にFMビデオ信号と共
に含まれたEFM信号のみが、LPF等からなるEFM抽出回路3
8で抽出され、イコライザ回路36とは異なるイコライジ
ング特性を有するイコライザ回路39で周波数特性が補償
され、更にアンプ37よりも大なるゲインを有するアンプ
40で増幅されることによって、CD領域再生時と同等の周
波数特性及び振幅のEFM信号として出力されるのであ
る。
なお、コンパクト・ディスクの再生時には、選択スイ
ッチ35は常時a側を選択した状態にある。
選択スイッチ35で選択された再生EFM信号はEFM復調回
路42に供給される。EFM復調回路42は、再生EFM信号を復
調処理してPCMデータすなわち例えば時分割多重された
左右両チャンネルのオーディオ情報を含むディジタルデ
ータ及びサブコードを得る構成となっている。このEFM
復調回路42から出力されたオーディオ情報を含むディジ
タルデータは、ディインタリーブ・補間回路43に供給さ
れる。ディインタリーブ・補間回路43は、RAM44と協働
して記録時になされたインタリーブにより順番が並び換
えられたディジタルデータを元に戻すと共に誤り訂正回
路45に送出し、誤り訂正回路45から訂正不能信号が出力
されたとき誤り訂正回路45の出力データ中の誤りデータ
を平均値補間法等によって補間するように構成されてい
る。誤り訂正回路45は、CIRC(Cross Interleave Reed
Solomon Code)によって誤り訂正を行なってディジタル
データをディインタリーブ・誤り補正回路43に供給する
と共に訂正不能の場合には訂正不能信号を同時にディイ
ンタリーブ・誤り補正回路43に供給するように構成され
ている。
ディインタリーブ・補間回路43の出力データは、D/A
(ディジタル・アナログ)変換回路46に供給される。D/
A変換回路46は、時分割多重された左及び右チャンネル
のオーディオ情報を含むディジタルデータを互いに分離
させるデマルチプレクサを有しており、左右両チャンネ
ルのオーディオ信号が再生される。左右両チャンネルの
再生オーディオ信号は、LPF(ローパスフィルタ)47及
び48によって不要成分が除去されたのちアンプ49及び50
を介してオーディオ出力端子OUT1、OUT2に供給される。
一方、EFM復調回路42から出力されたサブコードのう
ちチャンネルP及びQの2ビットは、システムコントロ
ーラ32に供給され、チャンネルR〜Wの6ビットは、デ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52に供給される。ディイ
ンタリーブ・誤り訂正回路52において、チャンネルR〜
Wの6ビットのディインタリーブ並びにパリティQ及び
Pによる誤り訂正がなされる。ディインタリーブ・誤り
訂正回路52の出力データは、モード/インストラクショ
ン・デコーダ53に供給される。モード/インストラクシ
ョン・デコーダ53は、各パックのシンボル0のチャンネ
ルR〜Tの3ビットによって表わされるモード及びチャ
ンネルU〜Wの3ビットによって表わされるアイテムに
よって指定されたモード及び各パックのシンボル1のチ
ャンネルR〜Wの6ビットによって表わされるインスト
ラクションをデコードし、モード及びインストラクショ
ンを示す信号を各部に供給する構成となっている。
また、ディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力デー
タは、画像メモリ装置55に供給される。画像メモリ装置
55は、横50フォント×縦18フォントの画面上の全ピクセ
ルにそれぞれ対応する番地を有しかつ各番地には4ビッ
トのデータが格納し得る16個のRAM56a〜56pと、モード
/インストラクション・デコーダ53の出力の示すモード
及び命令の種類によってディインタリーブ・誤り訂正回
路52の出力データ中の各画像チャンネルの各ピクセルの
カラー番号を示すデータを検知してRAM56a〜56pの対応
する番地に書き込み、読み出しクロックによってRAM56a
〜56pのうちの操作部60のキー操作に応じたデータdに
よって指定された画像チャンネルに対応する1つのRAM
における読み出しアドレスデータの示すアドレスの記憶
内容を読み出すメモリ制御回路57とからなっている。
メモリ制御回路57には読み出しクロック発生回路10か
ら読み出しクロックが供給され、かつカウンタ11及び12
から読み出しアドレスデータが供給されている。読み出
しクロック発生回路10は、例えば水平及び垂直同期信号
h,vによって1Hにおける水平帰線期間を除く期間より若
干短い第1期間及び1垂直同期期間における垂直帰線期
間を除く期間における中間の288Hに亘る第2期間を検知
し、これら第1及び第2期間においてのみ後述するクロ
ック発生回路13から出力されるクロックを読み出しクロ
ックとして出力する構成となっている。
カウンタ12のクロック入力端子にはクロック発生回路
13から出力されたクロックが供給されている。クロック
発生回路13には、水平同期信号hが供給されている。ク
ロック発生回路13は、例えばPLL(Phase Locked Loop)
回路からなり、水平同期信号hに同期し、かつこの水平
同期信号hのN(Nは2以上の整数)倍の周波数のクロ
ックを発生するように形成されている。尚、カウンタ12
のリセット入力端子には水平同期信号hが供給されてい
る。
また、カウンタ11のクロック入力端子にはAND(論理
積)ゲート14の出力が供給されている。ANDゲート14の
一方の入力端子には水平同期信号hが供給されている。
ANDゲート14の他方の入力端子にはスイッチ15を介して
6進カウンタ16の出力が供給されている。6進カウンタ
16のクロック入力端子には水平同期信号hが供給されて
いる。6進カウンタ16は、計数値が“5"に等しくなって
いるときのみ低レベルの信号を出力するように構成され
ている。
また、スイッチ15の制御入力端子には信号フォーマッ
ト判別回路17の出力が供給されている。スイッチ15は、
制御入力端子に高レベル信号が供給されたときのみオン
になるように構成されている。信号フォーマット判別回
路17は、例えば水平及同期信号hによってカウントアッ
プする一方垂直同期信号vによってリセットされるカウ
ンタによって水平走査線数を計数し、計数された水平走
査線数によってビデオフォーマット信号復調処理回路30
から出力されたビデオフォーマット信号の信号フォーマ
ットを判別するように構成されており、該ビデオフォー
マット信号がPAL方式によるときは高レベル信号を信号
フォーマット判別信号として出力し、該ビデオフォーマ
ット信号がNTSC方式によるときは低レベル信号を信号フ
ォーマット判別信号として出力する。尚、カウンタ11の
リセット入力端子には垂直同期信号vが供給されてい
る。
これらカウンタ11及び12の出力データは、それぞれ読
み出しアドレスデータの上位ビット群及び下位ビット群
としてメモリ制御回路57に供給される。
画像メモリ装置55から出力されたデータは、カラー・
ルック・アップ・テーブル(以下、CLUTと称す)58に供
給される。CLUT58は、モード/インストラクション・デ
コーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によってデ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データのうちの
ロード・CLUT・カラー0〜カラー7命令及びロード・CL
UT・カラー8〜カラー15命令を検知して各カラー番号に
対応する色データを保持し、保持した色データの中から
画像メモリ装置55から読み出されるデータによって示さ
れるカラー番号の色データを選択して出力する構成とな
っている。
このCLUT58の出力データは、R、G、Bの各色信号の
レベルをそれぞれ4ビットで表わす3つのデータからな
っている。CLUT58から出力されたR、G、Bの各色信号
のレベルをそれぞれ表わす3つのデータは、D/A変換回
路61、62、63に供給されてアナログ信号に変換される。
これらD/A変換回路61〜63の出力は、アナログビデオ変
換回路65に供給される。アナログビデオ変換回路65は、
例えばD/A変換回路61〜63の出力によって輝度信号及び
2つの色差信号を得、2つの色差信号を信号フォーマッ
ト判別回路17の出力に応じて処理して搬送色信号を生成
し、この搬送色信号を輝度信号に加算合成すると共に同
期信号を付加してNTSC方式又はPAL方式ののビデオ信号
を形成する構成となっている。このアナログビデオ変換
回路65によってD/A変換回路61〜63の出力がビデオ信号
に変換されて送出される。
また、ディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力デー
タは、トランスパーレンシィ・コントロール・テーブル
(以下、TCTと称す)66にも供給される。TCT66は、モー
ド/インストラクション・デコーダ53の出力の示すモー
ド及び命令の種類によってディインタリーブ・誤り訂正
回路52の出力データのうちのロードTCT命令を検知して
各カラー番号に対応するトランスパーレンシィ・コント
ロール・ビットTCB−0〜TCB−15を保持し、保持したTC
B−0〜TCB−15のうちの画像メモリ装置55から読み出さ
れるデータによって示されるカラー番号に対応する1つ
を選択して出力する構成となっている。
このTCT66の出力は、ビデオスイッチ33に制御信号と
して供給される。ビデオスイッチ33には、TCT66の出力
の他、サブコードから得られかつアナログビデオ変換回
路65から出力されたビデオフォーマット信号及びビデオ
フォーマット信号復調処理回路30から出力されたビデオ
フォーマット信号が供給される。
ビデオスイッチ33において、サブコードから得られた
ビデオフォーマット信号は切換スイッチ68の固定接点x
に直接供給されると同時に抵抗R1を介して固定接点yに
供給される。切換スイッチ68の固定接点zは、開放端と
なっている。切換スイッチ68は、TCT66から出力された
制御信号によって可動接点uを固定接点x、y、zのう
ちの1つに接触させて固定接点x、y、zのうちの1つ
に供給された信号を選択的に出力する構成となってい
る。また、ビデオフォーマット信号復調処理回路30から
出力されたビデオフォーマット信号は切換スイッチ69の
固定接点zに直接供給されると同時に抵抗R2を介して固
定接点yに供給される。切換スイッチ69の固定接点x
は、開放端となっている。切換スイッチ69は、切換スイ
ッチ68と同様に制御信号によって可動接点uを固定接点
x、y、zのうちの1つに接触させる構成となってい
る。これら切換スイッチ68及び69の可動接点uは互いに
接続されている。これら可動接点uの共通接続点Jと接
地間には抵抗R3が接続されている。この共通接続点Jに
はサブコードから得られたビデオ信号とビデオフォーマ
ット信号復調処理回路30から出力されたビデオフォーマ
ット信号とを混合した信号が導出される。切換スイッチ
68、69の可動接点uが固定接点xと接触するとサブコー
ドから得られたビデオフォーマット信号の混合比は100
%となり、可動接点uが固定接点zと接触すると該混合
比は0%となる。また、可動接点uが固定接点yに接触
すると該混合比がM(Mは20〜80%)となるように抵抗
R1、R2の値が設定されている。共通接続点Jに導出され
た信号はビデオ出力端子OUT3に供給される。
ピックアップ22のディスク半径方向における移動路近
傍には、ビックアップ22から発せられるビームスポット
が複合ディスクにおけるCD領域とビデオ領域との境界近
傍に対応する位置に到来したことを検出して検出信号を
発生する位置検出器70が設けられている。この検出信号
の発生によってピックアップ22がビデオ領域に到達した
ことを検知できるのである。位置検出器70としては、光
学センサ等周知の構成のものを用い得る。位置検出器70
から出力される検出信号はシステムコントローラ32に供
給される。
システムコントローラ32は、プロセッサ、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)、RAM等からなるマイクロコンピ
ュータにより構成されている。このシステムコントロー
ラ32には、水平同期信号h、垂直同期信号v及び制御デ
ータc、EFM復調回路42から出力されるサブコード中の
チャンネルP、Qの各ビット、操作部60から再生するデ
ィスクがコンパクト・ディスクか複合ディスクかを示す
ディスク指定情報、複合ディスクの再生時の再生領域が
CD領域のみか、ビデオ領域のみか、或は両領域かを示す
モード指定情報等が供給される。このシステムコントロ
ーラ32において、プロセッサはROMに予め格納されてい
るプログラムに従って入力される信号を処理し、ビデオ
フォーマット信号復調処理回路30の各部、選択スイッチ
35,スピンドルモータ21を駆動する駆動回路(図示せ
ず)、スライダーモータを駆動する駆動回路71、表示部
72等の各部の制御をなす。
第3図は、ビデオフォーマット信号復調処理回路30の
具体回路例を示すブロック図であり、RFアンプ26からの
RF信号は復調回路75でビデオ信号に復調され、しかる後
時間軸補正回路76及び分離回路77に供給される。分離回
路77ではビデオフォーマット信号に含まれる水平同期信
号h、垂直同期信号v及び制御データcが分離抽出され
る。時間軸補正回路76は、例えば、CCD(Charge Couple
d Device)等の可変遅延素子からなり、当該素子の遅延
量を時間軸制御回路78からの制御信号に応じて変化させ
ることによって時間軸補正を行なう構成となっている。
時間軸制御回路78は、分離回路77で分離抽出された例え
ば水平同期信号hに同期して発振する水晶発振器(VCX
O)79の発振出力及びその分周出力と、時間軸補正回路7
6を経たビデオ信号中の水平同期信号及びカラーバース
ト信号との位相差に応じた制御信号を出力する構成とな
っており、その具体的な構成に関しては特開昭56−1021
82号公報等に示されている。
時間軸補正されたビデオ信号は選択スイッチ80の一入
力となると共に、LPF(ローパスフィルタ)81を介してA
/D(アナログ/ディジタル)変換器82に供給される。A/
D変換器82においては、所定周期でビデオ信号のサンプ
リングがなされ、得られたサンプル値がディジタルデー
タに順次変換される。このA/D変換器82の出力データはR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)等からなるビデオメ
モリ83に供給される。ビデオメモリ83としては、少なく
とも1フィールド分のビデオ情報を記憶し得る記憶容量
を有するものが用いられる。このビデオメモリ83のアド
レス制御及びモード制御はメモリ制御回路84によって行
なわれる。メモリ制御回路84は、基準クロック発生回路
85からのクロックによってビデオメモリ83の各番地に書
き込まれているデータを順次読み出しかつシステムコン
トローラ32から出力されるライトイネーブル信号wに応
答してビデオメモリ83の各番地の内容の書き換えを行な
うべく制御する構成となっている。ビデオメモリ83から
読み出されたデータは、D/A(ディジタル/アナログ)
変換器86でアナログ信号に変換され、LPF87を介して選
択スイッチ80の他入力となる。選択スイッチ80は、通常
a側にあって時間軸補正回路76から直接供給されるビデ
オフォーマット信号を選択的に出力し、システムコント
ローラ32からの切換指令に応答してb側に切り替わるこ
とによりビデオメモリ83を経たビデオフォーマット信号
を選択的に出力する。
以上の構成におけるシステムコントローラ32における
プロセッサの動作を第4図のフローチャートを参照して
説明する。
複合ディスクはすでに再生位置にセットされているも
のとし、この状態において、操作部60からスタート指令
が発せられると、プロセッサはモータ駆動回路71に駆動
指令を送出してスライダーモータ24を駆動することによ
ってピックアップ22をディスク最内周位置へ移動させる
(ステップS1)。ピックアップ22が最内周位置に到達し
たことが図示せぬ検知スイッチで検知されると、プロセ
ッサはピックアップ22のフォーカシングを行なった後、
ディスク最内周のオーディオリードインエリアに記録さ
れている索引コード情報の読取りを行ない(ステップS
2)、続いてこの読取り情報に基づいてセットされてい
るディスクが複合ディスクであるか否かの判定を行なう
(ステップS3)。コンパクト・ディスクである場合に
は、そのままCDプレイモード(ステップS4)に移行し、
特にプログラム選曲等の指令が無い限りそのまま再生動
作を続ける。尚、CDプレイモードでの再生動作に関して
は良く知られているので、ここでは説明を省略する。
ステップS3で複合ディスクであると判定された場合に
は、プロセッサは、直ちにスピンドルモータ21をビデオ
領域における最大規定回転速度に向けて加速し(ステッ
プS5)、同時にスライダーモータ24を高速回転駆動して
ピックアップ22をディスク外周方向に高速にて移動せし
める(ステップS6)。しかる後、位置検出器70からの検
出信号によりピックアップ22がビデオ領域に到達したこ
とが検知されると(ステップS7)、プロセッサはビデオ
領域の再生動作を開始する(ステップS8)。このビデオ
領域の再生中においては、プロセッサはディスクから得
られた少なくとも1フィールド分(又は1フレーム分)
の所定のビデオ情報をビデオメモリ83に書き込むべく制
御する。この書き込むべきビデオ情報は、ビデオ領域の
最初の情報であってもよく、また例えば操作部60のキー
操作によるアドレス指定によって予め指定しておくこと
もできる。
ステップS9においてビデオ領域の再生が終了したこと
が検知されると、プロセッサはスピンドルモータ21をCD
領域における最大規定回転速度に向けて減速し(ステッ
プS10)、同時にスライダーモータ24を高速回転駆動し
てピックアップ22をディスク最内周位置へ高速移動せし
める(ステップS11)。前述の図示せぬ検知スイッチの
検知出力によってピックアップ22がディスク最内周位置
に到達したことが検知されると(ステップS12)、プロ
セッサはCD領域の再生動作を開始する(ステップS1
3)。それと同時に、プロセッサはビデオフォーマット
信号復調処理回路30における選択スイッチ80をb側に切
り替え、ビデオ領域再生時にビデオメモリ83に書き込ん
でおいたビデオ情報を選択してビデオ出力とし、CD領域
の再生期間において静止画の再生を行なう。オーディオ
リードアウトの情報の読み取りによりCD領域の再生が終
了したことが検知されると(ステップS14)、特に操作
指令がない場合には、プロセッサはスライダーモータ24
を駆動してピックアップ22をホームポジションに移動さ
せ(ステップS15)、更にローディング機構(図示せ
ず)によってディスクをイジェクトし、一連の再生動作
を終了する。
以上の動作におけるステップS1〜S9によって複合ディ
スクのビデオ領域の記録情報の再生がなされたのちステ
ップS10〜S14によってCD領域の記録情報の再生がなされ
る。
今、ビデオ領域の再生中にモード/インストラクショ
ン・デコーダ53によってロード・CLUT・カラー0〜カラ
ー7命令及びロード・CLUT・カラー8〜カラー15命令が
デコードされると、CLUT58には4096色のうちの指定され
た16色の色データが保持される。
こののち、ライト・フォント・フォアグラウンド/バ
ックグラウンド命令等がデコードされることにより、画
像メモリ装置55におけるRAM56a〜56pに16チャンネルの
画像データが格納される。操作部60のキー操作に応じた
データによって16チャンネルの画像データのうちの1つ
が指定されると、指定されたチャンネルの画像データが
画像メモリ装置55から順次出力されてCLUT58に供給され
る。そうすると、画像データによって示されるカラー番
号の色データがCLUT58から出力される。この色データに
基づくビデオフォーマット信号がアナログビデオ変換回
路65から出力されてビデオスイッチ33に供給される。
ここで、ロードTCT命令がデコードされると、TCT66に
各カラー番号に対応するトランスパーレンシィ・コント
ロール・ビットTCB−0〜TCB−15が保持される。そし
て、保持されたTCB−0〜TCB−15のうちの画像メモリ装
置55から読み出されるデータによって示されるカラー番
号に対応する1つが選択的にTCT66から出力され、このT
CT66の出力によってビデオスイッチ33における混合比が
指定される。そうすると、アナログビデオ変換回路65か
ら出力されるビデオフォーマット信号とビデオフォーマ
ット信号復調処理回路30から出力されるビデオフォーマ
ット信号との混合比がピクセル単位で制御される。この
結果、例えば第5図に示す如くビデオフォーマット信号
復調処理回路30から出力されるビデオフォーマット信号
による画像Aの領域D外の各ピクセルに対応する部分の
混合比を100%、領域D内の各ピクセルに対応する部分
の混合比を0%に設定し、アナログビデオ変換回路65か
ら出力されるビデオフォーマット信号による画像Bの領
域D外の各ピクセルに対応する部分の混合比を0%、領
域D内の各ピクセルに対応する部分の混合比を100%に
設定して画像Aの領域D外の部分と画像Bの領域D内の
部分とを合成して得られる画像Cを形成することができ
る。従って、ビデオ領域に記録されたビデオフォーマッ
ト信号により得られる動画又はビデオメモリ83によって
得られる静止画にサブコードによって字幕、楽譜、場面
の説明文等を挿入することができることとなる。
ここで、NTSC方式のビデオフォーマット信号が復調さ
れた場合は、信号フォーマット判別信号は低レベルにな
り、スイッチ15はオフになる。そうすると、カウンタ11
には水平同期信号hが常時供給され、水平同期信号hを
形成するパルスによってカウンタ11の計数値が順次変化
し、画像メモリ装置55におけるRAM56a〜56pのうちの指
定されたチャンネルに対応する1つのRAMに書き込まれ
ている画像データが順次読み出され、第6図に示す如く
NTSC方式のビデオフォーマット信号による画像の表示画
面PN内に設定されるサブコードによる画像の表示画面PS
上の各走査線に対応するアドレス群A1〜A7,…に書き込
まれている1ライン分の画像データが順次1回ずつ読み
出されてサブコードによる画像が表示画面PS上に形成さ
れる。
PAL方式のビデオフォーマット信号が復調された場合
は、信号フォーマット判別信号は高レベルになり、スイ
ッチ15がオンになる。今、第7図(A)に示す如き水平
同期信号hによって同図(B)に示す如く6進カウンタ
16の計数値が変化し、この6進カウンタ16の計数値が
“5"に等しくなると、同図(C)に示す如く6進カウン
タ16から低レベル信号が出力される。この6進カウンタ
16から出力された低レベル信号は、スイッチ15がオンに
なっているためANDゲート14に供給され、水平同期信号
hのカウンタ11への供給が禁止されてカウンタ11に供給
される水平同期信号hは、同図(D)に示す如くなる。
この結果、カウンタ11の計数値は、同図(E)に示す如
く5Hおきに1Hに亘って1H前の計数値と等しくなる。
従って、第8図に示す如くPAL方式のビデオフォーマ
ット信号による画像の表示画面PP内に設定されるサブコ
ードによる画像の表示画面PS上の各走査線に対応するア
ドレス群A1〜A7,…に書き込まれている画像データが5H
に亘って順次読み出されたのち1Hに亘って1H前に読み出
された画像データが繰り返して読み出され、繰り返して
読み出された画像データによって補間がなされて表示画
面PS上に表示されるサブコードによる画像が垂直方向に
6/5だけ大になる。従って、サブコードによる画像の垂
直方向における相対的な大きさがNTSC方式のビデオフォ
ーマット信号による画像にサブコードによる画像を合成
した場合とほぼ同一になるのである。
尚、上記実施例においては、1H前の画像データのみに
よって補間を行なうとしたが、1H前のデータと1H後のデ
ータとの平均値によって補間を行なうようにすることも
考えられる。
また、上記実施例においては、画像情報を担うサブコ
ードが記録されている記録媒体は、CDVと称される複合
ディスクであるとしたが、画像情報を担うサブコードが
記録されている記録媒体としてはLDDと称されるディス
クすなわちFM変調されたビデオフォーマット信号及びオ
ーディオ信号並びにディジタルオーディオ信号が多重記
録されるディスク等の他の記録媒体を用いることもでき
る。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による記録媒体演奏装置にお
いては、読取信号中のビデオフォーマット信号の水平同
期信号によって計数値が変化する第1計数手段と、水平
同期信号に比して周波数が高いクロックによって計数値
が変化する第2計数手段とを設け、ビデオフォーマット
信号の信号フォーマットに応じて所定期間おきに2種類
のビデオフォーマット信号間の水平走査線数の差に応じ
た期間に亘って水平同期信号の第1計数手段への供給を
禁止し、読取信号中のコード化情報信号からグラフィッ
クコードを抽出してメモリに順次書き込んだのち第1及
び第2計数手段の出力によって表わされたアドレス順に
順次読み出し、読み出されたグラフィックコードに応じ
た画像信号を生成してビデオフォーマット信号に混合す
るようにしている。
従って、本発明による記録媒体演奏装置においては、
ビデオフォーマット信号の信号フォーマットに応じて第
1計数手段の計数値が所定期間おきに水平走査線数の差
に応じた期間に亘って変化せず、同一のグラフィックコ
ードが繰り返して読み出され、この繰り返して読み出さ
れたグラフィックコードによって補間が行なわれてサブ
コードによる画像が垂直方向において水平走査線数の差
に応じた拡大率で拡大されることとなり、ビデオフォー
マット信号の信号フォーマットによってサブコードによ
る画像の垂直方向における相対的な大きさが変化するこ
とを防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は、複合ディスクの記録領域を示す図、第3図は、第1
図の装置におけるビデオフォーマット信号復調処理回路
30の具体構成例を示すブロック図、第4図は、第1図の
装置のシステムコントローラ32におけるプロセッサの動
作を示すフローチャート、第5図は、第1図の装置によ
って得られる画像を示す図、第6図は、第1図の装置に
おいてNTSC方式のビデオフォーマット信号が復調された
ときに得られるサブコードによる画像を示す図、第7図
は、第1図の装置の各部の動作を示すタイミングチャー
ト、第8図は、第1図の装置においてPAL方式のビデオ
フォーマット信号が復調されたときに得られるサブコー
ドによる画像を示す図、第9図は、サブコードの記録フ
ォーマットを示す図、第10図は、ライングラフィックス
モードにおける画面構成を示す図、第11図は、TVグラフ
ィックスモードにおける画面構成を示す図、第12図は、
ライト・フォント・フォアグラウンド/バックグラウン
ド命令の構成を示す図、第13図は、ロード・カラールッ
クアップテーブル・カラー0〜カラー7命令を示す図、
第14図は、モードの種類を示す図、第15図は、ロード・
トランスパーレンシィ・コントロール・テーブル命令の
構成を示す図、第16図は、TCBのビットパターンと混合
比との対応を示す図である。 主要部分の符号の説明 11,12……カウンタ 14……ANDゲート 16……6進カウンタ 17……信号フォーマット判別回路 30……ビデオフォーマット信号復調処理回路 33……ビデオスイッチ 55……メモリ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平走査線数の異なる少なくとも2種類の
    ビデオフォーマット信号のうちの一方及びコード化情報
    信号に加えて画像情報を含むグラフィックコードが前記
    コード化情報信号のサブコードとして記録されている記
    録媒体を演奏する記録媒体演奏装置であって、前記記録
    媒体の記録信号を読み取る読取手段と、前記読取手段に
    よって得られた読取信号中のビデオフォーマット信号成
    分を復調処理する復調手段と、前記復調手段から出力さ
    れたビデオフォーマット信号の信号フォーマットを表わ
    す信号フォーマット判別信号を発生する信号フォーマッ
    ト判別手段と、前記復調手段から出力されたビデオフォ
    ーマット信号中の水平同期信号を分離する同期分離手段
    と、前記水平同期信号に比して周波数が高いクロックを
    発生するクロック発生手段と、前記水平同期信号によっ
    て計数値が変化する第1計数手段と、前記クロックによ
    って計数値が変化する第2計数手段と、前記信号フォー
    マット判別信号に応じて所定期間おきに前記2種類のビ
    デオフォーマット信号間の水平走査線数の差に応じた期
    間に亘って前記水平同期信号の前記第1計数手段への供
    給を禁止する禁止手段と、前記読取信号中のコード化情
    報信号からグラフィックコードを抽出する抽出手段と、
    メモリと、前記抽出手段から出力されたグラフィックコ
    ードを前記メモリに順次書き込んだのち前記第1及び第
    2計数手段の出力によって表わされたアドレス順に順次
    読み出すメモリ制御手段と、前記メモリ制御手段から出
    力されたグラフィックコードに応じた画像信号を生成す
    る画像信号生成手段と、前記画像信号を前記復調手段か
    ら出力されたビデオフォーマット信号に混合する混合手
    段とを含むことを特徴とする記録媒体演奏装置。
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