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JP2511343B2 - ドクタ―ジャ―ナル用の軸受装置 - Google Patents

ドクタ―ジャ―ナル用の軸受装置

Info

Publication number
JP2511343B2
JP2511343B2 JP3264344A JP26434491A JP2511343B2 JP 2511343 B2 JP2511343 B2 JP 2511343B2 JP 3264344 A JP3264344 A JP 3264344A JP 26434491 A JP26434491 A JP 26434491A JP 2511343 B2 JP2511343 B2 JP 2511343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
bearing
sleeve
bearing device
doctor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3264344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04263693A (ja
Inventor
レーリック、アーノルド・ジェイムス
シュメーンク、ジョン・エフ
ウィウィアロウスキー、フランク・ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beloit Corp
Original Assignee
Beloit Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beloit Corp filed Critical Beloit Corp
Publication of JPH04263693A publication Critical patent/JPH04263693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511343B2 publication Critical patent/JP2511343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/02Sliding-contact bearings
    • F16C23/04Sliding-contact bearings self-adjusting
    • F16C23/043Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
    • F16C23/045Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • D21G1/0226Bearings
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G3/00Doctors
    • D21G3/005Doctor knifes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙機械のドクタージ
ャーナルの軸方向、回転方向及び傾斜移動を可能にする
軸受装置に関するものである。特に、本発明は、製紙機
械のドクターの軸方向振動を可能にする軸受装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】ドクター
は、製紙機械の全ての部分で使用されている。
【0003】ドクターは、本質的に、ドクターバック
と、ブレードホルダーと、作動位置にある時にロールの
円筒形表面と協働してそれからウェブをはぎ取る細長い
ブレードとを備えている。
【0004】そのようなドクターは、ロール表面の洗
浄、紙通し作業中のシートの除去、ウェブの縮み加工、
ウェブ上への塗膜の伸展または計量、及び成形部でのブ
レストロールの密封に使用される。
【0005】プレス部では、ドクターは一般的にプレス
ロールの表面と協働して、それから湿ったウェブをはぎ
取る。
【0006】しかし、ウェブがプレスロールから後続の
乾燥部へ案内されると、ドクターブレードは作動位置か
らプレスロールの表面から離れる不作動位置へ移動で
き、ブレードはプレスロールの回転軸線にほぼ平行にな
る。
【0007】同様に、乾燥部のドクターの場合、ドクタ
ーは乾燥シリンダの加熱外側表面と協働して、ウェブを
それからはぎ取ることができるようにする。しかし、乾
燥部の作動中、乾燥部の紙通しが終わった時、ドクター
はそれぞれの乾燥シリンダから不作動位置へ移動でき
る。
【0008】プレス部及び乾燥部に用いる場合、ドクタ
ーのブレードは、ウェブをはぎ取る表面に対する作動位
置へ押し付けられている。従って、ごみがドクターブレ
ードとはぎ取り中の回転表面との間に溜まってくると、
ごみがロールの表面に疵を付けやすい。
【0009】従って、ドクターが作動状態にある時には
ロール表面に対して軸方向に移動する振動型ドクターが
提案されている。トクターのそのような軸方向移動また
は振動はごみを除去しやすく、従ってロール表面の疵が
防止される。
【0010】典型的なものでは、振動型ドグターは約1
/2インチのストロークで振動する。
【0011】従って、ドクターの両端部に滑り軸受を設
ければ、それらの滑り軸受によってドクターブレードが
ロール表面から不作動位置へ回転移動できる一方、作動
中はドクターは軸方向振動でき、必要が満たされるよう
に思われる。
【0012】しかし、ドクターは典型的なものでは34
フィート程度の幅のロールと協働するという事実から、
そのようなロールは使用中にそる傾向があることは当業
者には理解できよう。そのようなそりを補償するために
クラウン補償ロールが用いられるが、それでもなお、ド
クターブレードがプレスロールの外表面に押し付けられ
る時、ドクターがわずかにそる傾向がある。
【0013】また、乾燥部のドクターの場合、乾燥シリ
ンダはそりやすいが、そのようなそりはプレスロールの
場合のように補償することができない。
【0014】従って、軸受装置は、ドクターの回転方向
及び軸方向の移動を吸収することが必要であるだけでな
く、使用中のドクターブレードの相対的なそりを吸収で
きなければならない。ドクターブレードのそのようなそ
りは、実質的にドクタージャーナルの回転軸線が軸受ハ
ウジングの長手方向軸線に対して傾斜することを意味し
ている。
【0015】従来の振動型ドクターのための軸受には、
ハウジングの長手方向軸線に対するドクターの前記傾斜
移動を補償できるように伸縮するゴムブッシュが設けら
れている。
【0016】しかし、そのようなゴムブッシュは、特に
その軸受が配置されている劣悪な環境から見て、頻繁に
交換する必要があった。
【0017】製紙機械の運転においては、製紙機械から
ごみを取り除くため、ドクター軸受を含む装置を化学溶
液で洗い流すことは珍しいことではない。そのような化
学溶液は従来の軸受のゴムブッシュや腐食しやすい素材
に悪影響を与えるため、それらが早期に破損しやすい。
【0018】本発明は、軸受材を圧縮する必要なくハウ
ジングに対するドクタージャーナルの傾斜移動を積極的
に吸収できる独特の構造を備えた軸受装置を提供する。
また、本発明は、滅多にないことであるがそのような軸
受が破損した場合に軸受を容易に交換できるようにす
る。
【0019】従って、本発明の主な目的は、ドクタージ
ャーナルのための従来の型式の軸受の前記欠点を解決す
ると共に、ウェブのはぎ取り技術に大いに貢献する軸受
装置を提供することである。
【0020】本発明の別の目的は、軸受リング内でのス
リーブの傾斜移動を可能にするが、軸受リングに対する
スリーブの軸方向移動を阻止する軸受装置を提供するこ
とである。
【0021】本発明の他の目的は、軸受リングにスプリ
ットを形成して、スリーブ及びリングの組み合わせ体を
ハウジングの円筒形の孔の中へ軸方向に滑り込ませる前
に、リングをスリーブの外側表面上へはめ付ける時にリ
ングの直径を拡張できるようにした軸受装置を提供する
ことである。
【0022】本発明の他の目的は、軸受リングにスプリ
ットを形成して、そのスプリットがスリーブ、ハウジン
グ及び軸受リング間の相対的な熱膨張を吸収するように
した軸受装置を提供することである。
【0023】本発明の他の目的は、テフロン(TEFR
ON)(フッソ樹脂(ポリ4フッ化エチレン))を含有
する軸受リングを設けた軸受装置を提供することであ
る。テフロンは、米国デラウェア州ウイルミントンのイ
ー・アイ・ジュポン・ド・ヌモア(E.I.Depont De Nemo
urs )社の登録商標である。
【0024】本発明の他の目的は、スリーブ及びリング
と一緒にドクタージャーナルをハウジングに対して軸方
向に振動させることができる軸受装置を提供することで
ある。
【0025】本発明の他の目的は、スリーブの外表面が
ハウジングに形成された円筒形の孔の長手方向軸線上に
曲率中心が位置する球形表面であることによって、軸受
リングが円筒形の孔にはめ込まれて軸受リングの内表面
がスリーブを捕捉している間、スリーブは軸受リング内
においていずれの方向へも回転可能である軸受装置を提
供することである。
【0026】本発明の他の目的は、スリーブの外表面は
表面粗さがハウジングの円筒形の孔の表面粗さよりも大
きくなっていることによって、スリーブ及びリングは一
体となって円筒形の孔の中を軸方向に振動するが、外表
面及びリングの内側表面間の相対軸方向移動は阻止され
るようになっている軸受装置を提供することである。
【0027】本発明のさらに他の目的は、軸受リングが
ドクタージャーナルのスリーブを捕捉し、これによっ
て、軸受シール等が不必要である軸受装置を提供するこ
とである。
【0028】本発明のその他の目的及び利点は、添付の
図面を参照した以下の説明から当業者には明らかになる
であろう。
【0029】
【課題を解決するための手段、作用】本発明は、製紙機
械のドクタージャーナルの軸方向、回転方向及び傾斜移
動を可能にする軸受装置に関するものである。本装置に
は、ドクタージャーナルをはめ込むための円筒形の孔を
形成したハウジングが設けられている。環状の軸受リン
グが内側及び外側表面を備えている。外側表面は円筒形
であって、前記孔の直径よりもわずかに小径であること
によって、リングが前記孔内に配置されている時、軸受
リングは孔の中を軸方向に摺動可能である。ドクタージ
ャーナルを支持するための内部チャネルを形成したスリ
ーブが、軸受リング内に配置されている。スリーブの外
表面が軸受リングの内側表面にぴったりと一致すること
によって、軸受リング内でのスリーブの傾斜移動は可能
であるが、軸受リングに対するスリーブの軸方向移動は
阻止されるようになっている。
【0030】軸受リングにスプリットが形成されている
ことによって、スリーブ及びリングの組み合わせ体をハ
ウジングの円筒形の孔の中へ軸方向に滑り込ませる前
に、リングをスリーブの外側表面上へはめ付ける時にリ
ングの直径を拡張することができる。さらに、スリーブ
の外表面は、スリーブがハウジング内に配置されている
時に曲率中心が前記円筒形の孔の長手方向軸線上に位置
する球形表面の一部分である。軸受リングが円筒形の孔
にはめ込まれている時に軸受リングがスリーブを捕捉し
ている間、スリーブは軸受リング内でいずれの方向にも
回転できるようになっている。
【0031】本発明の一実施態様によれば、ハウジング
はステンレス鋼製である。さらに、軸受リングが円筒形
の孔内に配置されている時、前記スプリットは円筒形の
孔の長手方向軸線に対して傾斜するように設けられてい
る。また、スプリットは円筒形孔に対して半径方向内方
に配置されている。
【0032】本発明の他の実施態様によれば、スプリッ
トは円筒形の孔に対して半径方向内方に配置されてお
り、またスプリットはV字形隙間を形成し、リングの軸
方向幅の一部分ではスプリットが円筒形の孔の長手方向
軸線に対して傾斜している。リングの軸方向幅の残りの
部分ではスプリットが反対方向に傾斜するようになって
いる。
【0033】軸受リングはテフロンを含有しており、さ
らに特定化すれば、軸受リングは、テフロン及び青銅の
複合材である。本発明で採用するのが好ましいテフロン
及び青銅の複合材の1つの例としては、ターサイト(T
URCITE)46製ある。ターサイトは、米国カリ
フォルニア州サンタモニカのダブリュー・エス・シャン
バン(W.S.Shamban)社の登録商標である。
【0034】本発明の他の実施態様によれば、軸受リン
グはテフロン及び炭素の複合材である。本発明で採用す
るのが好ましいテフロン及び炭素の複合材の1つの例と
しては、ターサイト109製ある。
【0035】本発明の好適な実施態様では、スリーブは
金属製であり、さらに特定化すれば、ステンレス鋼製で
ある。
【0036】本発明の好適な実施態様では、スリーブに
内部チャネルが設けられ、その内部チャネルがドクター
ジャーナルと協働できる円筒形であることによって、ス
リーブ及びリングと一緒にジャーナルはハウジングに対
して軸方向に振動することができる。
【0037】
【0038】本発明の好適な実施態様によれば、スリー
ブの外表面は表面粗さが円筒形の孔の表面粗さよりも大
きくなっていることによって、軸受装置を使用した場
合、スリーブ及びリングは一体となって円筒形の孔の中
を軸方向に振動するが、外表面及びリングの内側表面間
の相対的な軸方向移動は阻止されるようになっている。
さらに特定化すれば、スリーブの外表面の表面粗さは、
円筒形の孔の表面粗さの6〜10倍である。
【0039】本発明の様々な変更及び変化は、添付の図
面を参照した以下の詳細な説明から当業者には明らかに
なるであろう。しかし、そのような変更及び変化は、本
発明の精神の範囲内にあるものとする。
【0040】ドクターは、成形部、カレンダーとブレー
カースタック部、及びコーター部その他に配置できるこ
とは当業者には理解されるであろう。
【0041】本発明は、潤滑式軸受が不必要であり、従
来の型式の軸受の一部に必要とされるようなシールも不
要である。一部の従来型式の軸受では、ごみによる軸受
の故障を防止するため、軸受の両側にシールが設けられ
ていた。しかし、そのような従来の型式の軸受の振動に
よって、それらのシールは水分及びごみを軸受構造内へ
吸い込むポンプ効果を生じる傾向がある。しかし、本発
明では、以上の問題点が発生することが防止される。
【0042】また、本発明では、軸受リングに形成され
たスプリットは、軸受装置の装着を容易にするだけでな
く、熱膨張差によるハウジング内への軸受リングの焼き
付きを防止する。
【0043】
【実施例】図1は、典型的な従来形ドクターを一部破断
して示した前面図であり、ブレード10がロールまたは
シリンダ12に対して作動位置にある状態を示してい
る。図1は、各ドクタージャーナルの回転軸線16が軸
受ハウジング20の長手方向軸線18に対していかに傾
斜するかを強調するため、シリンダ12のそり14の量
を誇張して示している。軸線16及び18間のそのよう
な傾斜は、ゴムブッシュ手段22によって吸収される。
他の従来の型式のドクターは、玉軸受またはカムフォロ
ワ軸受等を用いているが、それらは全て腐食及び破損し
やすい。
【0044】図2は、本発明による軸受装置を一部破断
して示した前面図である。軸受装置24は、製紙機械の
ドクタージャーナル26の軸方向、回転方向及び傾斜移
動を可能にする。
【0045】図3は、図2に示されている軸受装置の拡
大断面図であるが、ジャーナルが軸受ハウジングに整列
した状態で示されている。軸受装置24は、矢印28で
示されている軸方向移動、矢印30で示されている回転
方向移動及び矢印32で示されている傾斜移動を可能に
するため、ドクタージャーナル26はハウジング20A
内において軸方向、回転方向及び傾斜移動が可能であ
る。
【0046】ハウジング20Aには、ドクタージャーナ
ル26をはめ込むための円筒形の孔34が設けられてい
る。環状の軸受リング36は、内側及び外側表面38及
び40を備えている。外側表面40は円筒形であり、そ
の直径D1は孔34の直径D2よりもわずかに小径であ
るため、リング36が孔34内に配置されている時、軸
受リング36は、矢印28で示されているように、孔3
4内で軸方向へ摺動可能である。
【0047】スリーブ42が軸受リング36内に配置さ
れている。スリーブ42には、ドクタージャーナル26
を支持するための内側チャネル44が設けられている。
スリーブ42の外表面46が、軸受リング36の内側表
面38にぴったりと一致することによって、矢印32で
示されているような軸受リング36内でのスリーブ42
の傾斜移動が可能となるが、矢印28で示されているよ
うな軸受リング36内でのスリーブ42の軸方向移動は
阻止される。
【0048】図4は、図3の線4−4に沿った断面図で
ある。すなわち、ハウジング20Aはステンレス鋼製で
あり、軸受リング36にスプリット48が形成されてい
るので、スリーブ42及びリング36の組み合わせ体を
ハウジング20Aの円筒形の孔34内へ軸方向に滑り込
ませる前にリング36をスリーブ42の外表面46の上
にはめ付ける時、リング36の直径D3を拡張すること
ができる。スプリット48はまた、ハウジング20Aと
スリーブ42及びリング36との間に熱膨張差が生じた
時、リング36が内孔34内に焼き付くことを防止す
る。
【0049】図5は、軸受リング36の斜視図である。
図5に示されているように、軸受リング36を円筒形の
孔34内に配置した時、スプリット48は円筒形の孔3
4の長手方向軸線18Aに対して線50で示されている
ように傾斜する。
【0050】また、スプリット48は、図5に線52で
示されているように、円筒形の孔34の半径方向内方に
位置している。
【0051】図6は、図5と同様な図であるが、スプリ
ット48Bが線52Bに示されているように円筒形の孔
34の半径方向内方に位置している本発明の別の実施例
を示している。スプリット48BはV字形をしているた
め、同スプリット48Bは、リング36Bの軸方向幅W
の一部分P1では円筒形の孔34の長手方向軸線18B
に対して線50Bで示されているように傾斜している。
スプリット48Bは、リング36Bの軸方向幅Wの残り
の部分P2では線54で示されているように反対方向に
傾斜している。
【0052】軸受リング36,36Bはテフロンを含有
しており、さらに特定化すれば、テフロン及び青銅を含
む複合材である。本発明の1つの実施例では、リングは
テフロン及び青銅を含むターサイト46製である。
【0053】本発明の好適な実施例では、リング36は
テフロン及び炭素の複合材である。本発明の1つの実施
例では、リングは炭素及びテフロンを含むターサイト1
09製である。ターサイト109は、ステンレス鋼と組
み合わせて使用すると、その中のテフロンがステンレス
鋼に移行する傾向があるので、好都合であることが判明
した。ターサイト109に用いられている炭素はグラフ
ァイトではなく、乾燥グラファイトよりも良好に機能す
ることが見出された。
【0054】図2〜5に示されているように、スリーブ
42は金属製、さらに特定化すれば、ステンレス鋼で形
成されている。
【0055】スリーブ42の内部チャネル44は、ドク
タージャーナル26と協働できる円筒形であることによ
って、スリーブ42及びリング36と一緒にジャーナル
26はハウジング20Aに対して矢印28に示されてい
るように軸方向に振動することができる。
【0056】スリーブ42の外表面38は、図3に示さ
れている球形表面の一部分Pである。
【0057】さらに、球形表面の部分Pの曲率中心が円
筒形の孔34の長手方向軸線18A上にあるため、軸受
リング36が円筒形の孔34内に配置されている時に軸
受リング36の内側表面38がスリーブ42を捕捉して
いる間、スリーブ42は、軸受リング36内で矢印30
で示されているように回転移動できると共に、矢印32
で示されているようにいずれの方向にも移動できる。
【0058】スリーブ42の外表面46は円筒形の孔3
4の表面粗さよりも大きい表面粗さをもっていて、これ
によって、軸受装置24を使用した場合、スリーブ42
及びリング36は一体となって円筒形の孔34の中を矢
印28に示されているように軸方向に振動するが、外表
面46及びリング36の内側表面38間の相対軸方向移
動は阻止される。
【0059】さらに特定化すると、外表面46の表面粗
さは、孔34の表面粗さの6〜10倍である。
【0060】次に、本発明による軸受装置24の作用を
説明すると、スリーブ42を軸受ジャーナル26上の所
定位置へ軸方向に移動させてから、軸受リング36をス
リーブ42の球形表面46上へすべらせてはめ付ける。
次に、ハウジング20Aをリング36に対して軸方向に
移動させることによって、リング及びスリーブを、(図
示されていない)フレームに固定されているハウジング
の孔34にはめ込む。
【0061】滅多にあることではないが軸受装置が故障
した場合、軸受リング36の交換は非常に簡単である。
ボルトを外してハウジング20Aをフレームから取り外
し、リング36に対して軸方向へ移動させる。スプリッ
ト48によって形成された隙間を開いてリング36を拡
張することによって、リング36をスリーブ42から取
り外す。リング36を新しいものと交換してから、ハウ
ジングを軸方向に戻すと、軸受リング36の外側表面4
0が孔34の中へ滑り移動する。あるいは、リングを交
換できるようにスリーブをハウジングに対して移動させ
る。
【0062】
【発明の効果】一般的に、ドクタージャーナルを軸受ハ
ウジング及びフレームに対して軸方向に振動させるた
め、様々な装置がドクター軸受ジャーナルの外端部に取
り付けられている。本発明によれば、軸受リングを交換
するためには、軸受ハウジングのボルトを外すか、スリ
ーブをハウジングに対して軸方向に移動させて、軸受リ
ングを交換できるようにするだけでよいので、それらの
関連装置を取り外す必要がない。さらに詳しく説明する
と、ゴムブッシュまたは玉軸受等を用いた従来の型式の
ジャーナルの場合のように、新しい軸受リング及びハウ
ジングを軸受ジャーナルの端部にはめ付ける必要がな
い。
【0063】また、本発明は、ドクタージャーナルの軸
方向、回転方向及び傾斜移動を可能とし、また、シール
ールを不要とし、かつ、スリーブ、ハウジング及び軸受
リング間の相対的な熱膨張を吸収することができる製紙
機械のドクタージャーナルの軸受装置を提供することが
できる。
【0064】従って、本発明は、振動型ドクターのため
の信頼性があってほとんどトラブルがない軸受装置を提
供している。さらに、本発明は、そのような軸受が故障
した際に修理または交換するための簡単な手段を提供し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】そりを誇張して示した典型的な従来の型式の振
動ドクターを一部破断して示した前面図である。
【図2】図1と同様な図であるが、本発明によるドクタ
ー及び軸受装置を示している。
【図3】図2に示されている軸受装置の拡大断面図であ
るが、スリーブ及びハウジングが整列状態にあるところ
を示している。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の1つの実施例によるスプリットを示す
軸受リングの斜視図である。
【図6】本発明の別の実施例によるV字形のスプリット
を示す図5と同様な斜視図である。
【符号の説明】
10 ブレード 12 ロール又はシリンダ 20A ハウジング 24 軸受装置 26 ドクタージャーナル 34 円筒形の孔 36,36B 軸受リング 38 内側表面 40 外側表面 42 スリーブ 44 内部チャネル 46 外表面 48,48B スプリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィウィアロウスキー、フランク・ジョ ン アメリカ合衆国、ウィスコンシン 53511、ベロイト、ルート 1、ボック ス 193 (56)参考文献 特開 昭51−60709(JP,A) 特開 昭52−37809(JP,A) 特開 昭52−148206(JP,A) 特公 昭44−14882(JP,B1) 特公 昭56−22997(JP,B2) 実公 昭61−33040(JP,Y2) 国際公開88/6204(WO,A1)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙機械のドクタージャーナルの軸方
    向、回転方向及び傾斜移動を可能にする軸受装置であっ
    て; ドクタージャーナルをはめ込むための円筒形の孔を形成
    したハウジング; 内側及び外側表面を備えており、前記外側表面は円筒形
    であり、かつ、前記孔の直径よりもわずかに小径であっ
    て、前記孔内に配置されている時、前記孔の中を軸方向
    に摺動可能である環状の軸受リング; 及び前記軸受リング内に配置されたスリーブ; を有しており; 前記スリーブは、ドクタージャーナルを支持するための
    内部チャネルと外表面とを備えており、前記外表面は前
    記軸受リングの前記内側表面にぴったりと一致すること
    によって、前記軸受リング内での前記スリーブの傾斜移
    動は可能であるが、前記軸受リングに対する前記スリー
    ブの軸方向移動は阻止されるようになっており、かつ、
    前記外表面は球形表面の一部分であり、同部分の曲率中
    心が前記円筒形の孔の長手方向軸線上にあって、前記軸
    受リングが前記円筒形の孔にはめ込まれていて前記軸受
    リングが前記スリーブを捕捉している間、前記スリーブ
    は前記軸受リング内でいずれの方向にも回転でき; 前記軸受リングにスプリットが形成されていて、前記ス
    リーブ及び前記リングの組み合わせ体を前記ハウジング
    の前記円筒形の孔の中へ軸方向に滑り込ませる前に、前
    記リングを前記スリーブの前記外側表面上へはめ付ける
    時に前記リングの直径を拡張でき; ることを特徴とする製紙機械のドクタージャーナルの軸
    方向、回転方向及び傾斜移動を可能にする軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングはステンレス鋼製である
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受リングが前記円筒形の孔内に配
    置されている時、前記スプリットは、前記リングの交換
    が容易であると共に、熱膨張差のために前記リングが前
    記孔内に焼き付くことを阻止できるように前記円筒形の
    孔の長手方向軸線に対して傾斜するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記スプリットは前記円筒形の孔に対し
    て半径方向内方に配置されていることを特徴とする請求
    項3に記載の軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記スプリットは前記円筒形の孔に対し
    て半径方向内方に配置されており、また、前記スプリッ
    トはV字形隙間を形成して、前記リングの軸方向幅の一
    部分では前記スプリットが前記円筒形の孔の長手方向軸
    線に対して傾斜しており、前記リングの軸方向幅の残り
    の部分では前記スプリットが反対方向に傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  6. 【請求項6】 前記軸受リングはポリ4フッ化エチレン
    を含有していることを特徴とする請求項1に記載の軸受
    装置。
  7. 【請求項7】 前記軸受リングはポリ4フッ化エチレン
    及び青銅を含む複合材であることを特徴とする請求項6
    に記載の軸受装置。
  8. 【請求項8】 前記軸受リングはポリ4フッ化エチレン
    及び炭素を含む複合材であることを特徴とする請求項6
    に記載の軸受装置。
  9. 【請求項9】 前記スリーブは金属製であることを特徴
    とする請求項1に記載の軸受装置。
  10. 【請求項10】 前記スリーブはステンレス鋼製である
    ことを特徴とする請求項に記載の軸受装置。
  11. 【請求項11】 前記内部チャネルは、ドクタージャー
    ナルと協働できる円筒形であって、前記スリーブ及び前
    記リングと一緒にジャーナルが前記ハウジングに対して
    軸方向に振動できることを特徴とする請求項1に記載の
    軸受装置。
  12. 【請求項12】 スリーブの前記外表面は球形表面の一
    部分であることを特徴とする請求項1に記載の軸受装
    置。
  13. 【請求項13】 前記スリーブの前記外表面は表面粗さ
    が前記円筒形の孔の表面粗さよりも大きくなっていて、
    前記軸受装置を使用した場合、前記スリーブとリングは
    一体となって前記円筒形の孔の中を軸方向に振動する
    が、前記外表面及び前記リングの内側表面間の相対軸方
    向移動は阻止されることを特徴とする請求項12に記載
    の軸受装置。
  14. 【請求項14】 前記外表面の前記表面粗さは、前記円
    筒形の孔の前記表面粗さの6〜10倍であることを特徴
    する請求項13に記載の軸受装置。
  15. 【請求項15】 前記軸受リングに形成されたスプリッ
    トにより熱膨張差のために前記リングが前記孔内に焼き
    付くことを阻止できるようになっていることを特徴とす
    る請求項1に記載の軸受装置。
  16. 【請求項16】 前記軸受リングはポリ4フッ化エチレ
    を含む複合材であって、シールを不要とすると共に前
    記ハウジング内でのドクタージャーナルの軸方向、回転
    方向及び傾斜移動が可能であることを特徴とする請求項
    1に記載の軸受装置。
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