JP2502962B2 - 基準位置検出機能付位置センサ - Google Patents
基準位置検出機能付位置センサInfo
- Publication number
- JP2502962B2 JP2502962B2 JP59206335A JP20633584A JP2502962B2 JP 2502962 B2 JP2502962 B2 JP 2502962B2 JP 59206335 A JP59206335 A JP 59206335A JP 20633584 A JP20633584 A JP 20633584A JP 2502962 B2 JP2502962 B2 JP 2502962B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- reference position
- magnetic
- signal
- encoder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は磁気抵抗素子を用いた位置センサに係り、特
に複数の基準位置検出機能を有する基準位置検出付位置
センサに関する。
に複数の基準位置検出機能を有する基準位置検出付位置
センサに関する。
基準位置検出付位置センサに関する先行技術の特開昭
59−5914号公報には、1個の基準位置を狭幅パルスで検
出する技術が開示されている。しかし、プラシレスモー
タの位置検出や、モータで制御する複写機の紙送り機構
等では複数の基準位置が要求されると同時に第1,第2の
基準位置を区別することが要求される場合もあり、各基
準位置の信号幅を変えることが要求されるが、前記公報
ではこれらの問題を認識していない。
59−5914号公報には、1個の基準位置を狭幅パルスで検
出する技術が開示されている。しかし、プラシレスモー
タの位置検出や、モータで制御する複写機の紙送り機構
等では複数の基準位置が要求されると同時に第1,第2の
基準位置を区別することが要求される場合もあり、各基
準位置の信号幅を変えることが要求されるが、前記公報
ではこれらの問題を認識していない。
本発明の目的は複数の基準位置を検出できる基準位置
付位置センサとして、複数の幅の広い基準位置を高精度
で検出できるようにすると共に、位置出力と基準位置出
力間に磁気干渉を防止した位置センサを提供することに
ある。
付位置センサとして、複数の幅の広い基準位置を高精度
で検出できるようにすると共に、位置出力と基準位置出
力間に磁気干渉を防止した位置センサを提供することに
ある。
本発明の特徴は、移動体に支持された磁気記録媒体
と、該磁気記録媒体に所定の磁気信号を記録した信号ト
ラックと、該信号トラックに近接して配置され、かつ前
記信号トラックの磁気に感応して内部抵抗が変化する磁
気抵抗素子とを備え、前記磁気抵抗素子の抵抗変化に依
存して前記信号トラックの磁気信号を検出することによ
って位置を検出する位置センサにおいて、前記信号トラ
ックは位置に応じて連続的に信号を出力させるためのエ
ンコーダトラックと、複数の基準位置信号を出力させる
ための基準位置トラックとから構成され、前記エンコー
ダトラックはそれぞれの単位磁極の隣接する部分が同じ
極性になるように構成され、前記基準位置トラックは前
記エンコーダトラックの単位磁極のピッチと同一の単位
磁極を複数個隣接して組み合わせることによって1つの
基準位置を出力させるように構成した部分を複数個有
し、かつ前記基準位置信号トラックの単位磁極はそれぞ
れ前記エンコーダトラックの単位磁極と同一ピッチで同
一の極性に配置されており、前記磁気抵抗素子は前記エ
ンコーダトラックに対向して前記単位磁極長の半分の間
隔をもって配置された複数の第一の磁気抵抗素子と、前
記基準位置トラックに対向して前記単位磁極長の半から
構成され、前記第一の磁気抵抗素子で検出された複数の
信号の和から位置信号を得るとともに、前記第二の磁気
抵抗素子で検出された複数の信号の和から基準位置信号
を得るようにしたことにあり、この構成によれば、基準
位置を生成する際にエンコーダトラックと基準位置トラ
ックとの間の磁気干渉を防止することができるととも
に、基準位置の広幅な信号を精度よく出力することがで
きる。
と、該磁気記録媒体に所定の磁気信号を記録した信号ト
ラックと、該信号トラックに近接して配置され、かつ前
記信号トラックの磁気に感応して内部抵抗が変化する磁
気抵抗素子とを備え、前記磁気抵抗素子の抵抗変化に依
存して前記信号トラックの磁気信号を検出することによ
って位置を検出する位置センサにおいて、前記信号トラ
ックは位置に応じて連続的に信号を出力させるためのエ
ンコーダトラックと、複数の基準位置信号を出力させる
ための基準位置トラックとから構成され、前記エンコー
ダトラックはそれぞれの単位磁極の隣接する部分が同じ
極性になるように構成され、前記基準位置トラックは前
記エンコーダトラックの単位磁極のピッチと同一の単位
磁極を複数個隣接して組み合わせることによって1つの
基準位置を出力させるように構成した部分を複数個有
し、かつ前記基準位置信号トラックの単位磁極はそれぞ
れ前記エンコーダトラックの単位磁極と同一ピッチで同
一の極性に配置されており、前記磁気抵抗素子は前記エ
ンコーダトラックに対向して前記単位磁極長の半分の間
隔をもって配置された複数の第一の磁気抵抗素子と、前
記基準位置トラックに対向して前記単位磁極長の半から
構成され、前記第一の磁気抵抗素子で検出された複数の
信号の和から位置信号を得るとともに、前記第二の磁気
抵抗素子で検出された複数の信号の和から基準位置信号
を得るようにしたことにあり、この構成によれば、基準
位置を生成する際にエンコーダトラックと基準位置トラ
ックとの間の磁気干渉を防止することができるととも
に、基準位置の広幅な信号を精度よく出力することがで
きる。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明
する。第1図は回転体の位置を検出する例であり、モー
タ1のシヤフト2に磁気ドラム3を直結し、この磁気ド
ラム3の表面には磁気記録媒体を塗布配置しており、こ
れに単位磁極N,Sの磁気信号を連続して記録したエンコ
ーダトラツク31と、単位磁極N,Sを2個ずつのグループ
として1周に数個の磁気信号を記録した基準位置トラツ
ク32を設ける。さらにこれに対向近接して、磁気センサ
4を配置する。磁気ドラム3と磁気センサの関係は第2
図に展開図を示すような配置である。エンコーダトラツ
ク31には、ピツチPの単位磁極N,Sの磁気信号を図示の
ように記録しており、基準位置トラツク32にはピツチP
の単位磁極NSを2個連続して磁気信号とし、それを複数
個記録している。これと対向して磁気センサ4は、磁気
抵抗素子Re1とRe2がP/2間隔でエンコーダトラツク31に
対向し、同様にP/2間隔で磁気抵抗素子Rc1,Rc2が基準
位置トラツクに対向している。各磁気抵抗素子は、長手
方向に対して直角の磁界が加えられると、磁界の大きさ
により内部抵抗が変化する。今磁気ドラム3が回転する
と各磁気抵抗素子には各トラツクに応じた磁界が加えら
れるので、第4図のRe1,Re2,Rc1,Rc2のように抵抗変
化が現われる。また、各磁気抵抗素子は第3図に示すよ
うに接続される。エンコーダ用磁気抵抗素子Re、とRe2
は直列に接続し、電源Vに接続されており、直列接続さ
れた固定抵抗Rfとブリツジを構成している。このブリツ
ジの出力端子は電圧比較器COMeの入力に接続されてい
る。さらに、基準位置用磁気抵抗素子Rc1は固定抵抗Rf
と直列接続し、固定抵抗Rfと直列接続した磁気抵抗素子
Rc2と共に電源に接続されてブリツジを構成している。
このブリツジの出力端子は電圧比較器COMcの入力に接続
されている。
する。第1図は回転体の位置を検出する例であり、モー
タ1のシヤフト2に磁気ドラム3を直結し、この磁気ド
ラム3の表面には磁気記録媒体を塗布配置しており、こ
れに単位磁極N,Sの磁気信号を連続して記録したエンコ
ーダトラツク31と、単位磁極N,Sを2個ずつのグループ
として1周に数個の磁気信号を記録した基準位置トラツ
ク32を設ける。さらにこれに対向近接して、磁気センサ
4を配置する。磁気ドラム3と磁気センサの関係は第2
図に展開図を示すような配置である。エンコーダトラツ
ク31には、ピツチPの単位磁極N,Sの磁気信号を図示の
ように記録しており、基準位置トラツク32にはピツチP
の単位磁極NSを2個連続して磁気信号とし、それを複数
個記録している。これと対向して磁気センサ4は、磁気
抵抗素子Re1とRe2がP/2間隔でエンコーダトラツク31に
対向し、同様にP/2間隔で磁気抵抗素子Rc1,Rc2が基準
位置トラツクに対向している。各磁気抵抗素子は、長手
方向に対して直角の磁界が加えられると、磁界の大きさ
により内部抵抗が変化する。今磁気ドラム3が回転する
と各磁気抵抗素子には各トラツクに応じた磁界が加えら
れるので、第4図のRe1,Re2,Rc1,Rc2のように抵抗変
化が現われる。また、各磁気抵抗素子は第3図に示すよ
うに接続される。エンコーダ用磁気抵抗素子Re、とRe2
は直列に接続し、電源Vに接続されており、直列接続さ
れた固定抵抗Rfとブリツジを構成している。このブリツ
ジの出力端子は電圧比較器COMeの入力に接続されてい
る。さらに、基準位置用磁気抵抗素子Rc1は固定抵抗Rf
と直列接続し、固定抵抗Rfと直列接続した磁気抵抗素子
Rc2と共に電源に接続されてブリツジを構成している。
このブリツジの出力端子は電圧比較器COMcの入力に接続
されている。
このような接続であり、エンコーダ用磁気抵抗素子Re
1,Re2で構成する第1のブリツジの出力端の電圧eeは第
4図のeeのような電圧となる。さらに、基準位置用磁気
抵抗素子Rc1,Rc2で構成した第2のブリツジの出力端子
の電圧eeは第4図のeeのような電圧が得られる。同様に
基準位置トラツクの記録信号に応じて複数の出力を得る
ことができる。したがつて、電圧比較器COMeによつて波
形整形されたエンコーダ出力は第4図のEeのようなパル
ス列の信号が得られ、基準位置出力はEcのようなエンコ
ーダパルスの2周期分の広い幅の信号が得られる。これ
らの出力は第2図に示した磁気信号に応じたもので、エ
ンコーダトラツクの磁気信号がピツチPで記録している
のに対し、基準位置の信号はピツチPのものを2個用い
て2Pの信号となつており、基準位置の出力Ecの幅もほぼ
エンコーダの出力Eeの2周期分となつている。さらに基
準位置用の第2のブリツジの出力電圧eeの立上り、立下
りはエンコーダ用の第1のブリツジの出力電圧eeと同様
のシヤープな傾斜をもつており、これより得られる基準
位置出力Ecの精度はエンコーダ出力Eeと同程度に高い。
このように本発明によれば第2図のように2つのトラツ
クに記録する単位磁極NSのピツチPは同一としており、
極性も同極となつているためお互いの磁気干渉がなく、
高精度で複数の基準位置を検出できる。
1,Re2で構成する第1のブリツジの出力端の電圧eeは第
4図のeeのような電圧となる。さらに、基準位置用磁気
抵抗素子Rc1,Rc2で構成した第2のブリツジの出力端子
の電圧eeは第4図のeeのような電圧が得られる。同様に
基準位置トラツクの記録信号に応じて複数の出力を得る
ことができる。したがつて、電圧比較器COMeによつて波
形整形されたエンコーダ出力は第4図のEeのようなパル
ス列の信号が得られ、基準位置出力はEcのようなエンコ
ーダパルスの2周期分の広い幅の信号が得られる。これ
らの出力は第2図に示した磁気信号に応じたもので、エ
ンコーダトラツクの磁気信号がピツチPで記録している
のに対し、基準位置の信号はピツチPのものを2個用い
て2Pの信号となつており、基準位置の出力Ecの幅もほぼ
エンコーダの出力Eeの2周期分となつている。さらに基
準位置用の第2のブリツジの出力電圧eeの立上り、立下
りはエンコーダ用の第1のブリツジの出力電圧eeと同様
のシヤープな傾斜をもつており、これより得られる基準
位置出力Ecの精度はエンコーダ出力Eeと同程度に高い。
このように本発明によれば第2図のように2つのトラツ
クに記録する単位磁極NSのピツチPは同一としており、
極性も同極となつているためお互いの磁気干渉がなく、
高精度で複数の基準位置を検出できる。
第5図は本発明の他の実施例で、複数の基準位置出力
をそれぞれ区別するために出力幅を変えた例である。第
5図のエンコーダトラツク31及びエンコーダ用磁気抵抗
素子Re1,Re2は第2図と同じである。基準位置用磁気抵
抗素子Rc1,Rc2および信号処理回路も第2図及び第3図
と同じである。基準位置トラツク32の磁気信号は始め単
位磁極NS1個分のPの長さであり、2つ目の信号は単位
磁極N,Sを2つ連続した2Pの長さの磁気信号を記録して
いる。磁気ドラム3が回転すると磁気抵抗素子Rc1,Rc2
の抵抗変化は第6図のようになり、第5図の第2のブリ
ツジの出力電圧eeは第6図のeeのように基準トラツク32
の記録信号に応じて、始めはPの長さで2番目の基準位
置信号は2Pの長さにほぼ等しくなる。これを波形整形し
た基準位置出力Ecは第6図のようになり、この信号幅に
より始めの基準位置か2番目の基準位置かを見分けるこ
とが可能となる。ここでは基準位置が2つの例を示した
が3個4個等任意にすることが可能であり、記録する単
位磁極NSを連続記録する個数により出力信号の幅を自由
に得ることができる。また、第6図のブリツジ出力eeか
らわかるように、出力信号の幅が1個でも2個でも検出
する出力波形eeの立上り、立下り部の傾斜が同じように
シヤープであり、基準位置の精度は出力幅に無関係に高
く得られることがわかる。
をそれぞれ区別するために出力幅を変えた例である。第
5図のエンコーダトラツク31及びエンコーダ用磁気抵抗
素子Re1,Re2は第2図と同じである。基準位置用磁気抵
抗素子Rc1,Rc2および信号処理回路も第2図及び第3図
と同じである。基準位置トラツク32の磁気信号は始め単
位磁極NS1個分のPの長さであり、2つ目の信号は単位
磁極N,Sを2つ連続した2Pの長さの磁気信号を記録して
いる。磁気ドラム3が回転すると磁気抵抗素子Rc1,Rc2
の抵抗変化は第6図のようになり、第5図の第2のブリ
ツジの出力電圧eeは第6図のeeのように基準トラツク32
の記録信号に応じて、始めはPの長さで2番目の基準位
置信号は2Pの長さにほぼ等しくなる。これを波形整形し
た基準位置出力Ecは第6図のようになり、この信号幅に
より始めの基準位置か2番目の基準位置かを見分けるこ
とが可能となる。ここでは基準位置が2つの例を示した
が3個4個等任意にすることが可能であり、記録する単
位磁極NSを連続記録する個数により出力信号の幅を自由
に得ることができる。また、第6図のブリツジ出力eeか
らわかるように、出力信号の幅が1個でも2個でも検出
する出力波形eeの立上り、立下り部の傾斜が同じように
シヤープであり、基準位置の精度は出力幅に無関係に高
く得られることがわかる。
第7図〜第9図は他の実施例を示すもので、基準位置
用磁気抵抗素子の数を多くし、基準位置トラツクの数も
2個にして、磁気センサから得られる出力を大きくした
ものである。第7図は磁気ドラム3と磁気センサ4の展
開図で磁気ドラム3のエンコーダトラツク31には第2図
と同様の磁気信号を記録している。基準位置トラツクは
2つのトラツクを設けており32−1には第2図と同じよ
うな基準位置の磁気信号を記録しており、32−2のトラ
ツクには図示のように32−1とは逆に磁気信号のない所
に磁気記録を行ない磁気信号のある所には磁気記録を行
わないようにしている。これと対向する磁気センサ4
は、エンコーダトラツク32−1に対向して磁気抵抗素子
Re1〜Re2を単位磁極ピツチPに対してP/2離して配置し
ている。また、基準位置トラツク32-1に対向して磁気抵
抗素子Rc1,Rc2を配置し、32−2に対向してRc3,Rc4を
配置している。
用磁気抵抗素子の数を多くし、基準位置トラツクの数も
2個にして、磁気センサから得られる出力を大きくした
ものである。第7図は磁気ドラム3と磁気センサ4の展
開図で磁気ドラム3のエンコーダトラツク31には第2図
と同様の磁気信号を記録している。基準位置トラツクは
2つのトラツクを設けており32−1には第2図と同じよ
うな基準位置の磁気信号を記録しており、32−2のトラ
ツクには図示のように32−1とは逆に磁気信号のない所
に磁気記録を行ない磁気信号のある所には磁気記録を行
わないようにしている。これと対向する磁気センサ4
は、エンコーダトラツク32−1に対向して磁気抵抗素子
Re1〜Re2を単位磁極ピツチPに対してP/2離して配置し
ている。また、基準位置トラツク32-1に対向して磁気抵
抗素子Rc1,Rc2を配置し、32−2に対向してRc3,Rc4を
配置している。
これらの磁気抵抗素子は第8図のように、Re1とRe4及
びRe2とRe3を直列に接続しそれぞれ電源Vに接続し、第
1のブリツジを構成している。また、基準位置用の磁気
抵抗素子Rc1とRc3及びRc4とRc2を直列に接続しそれぞれ
電源Vに接続し、第2のブリツジを構成している。これ
らの各ブリツジの出力ee及びecはそれぞれ電圧比較器CO
Me及びCOMcの入力に入つている。
びRe2とRe3を直列に接続しそれぞれ電源Vに接続し、第
1のブリツジを構成している。また、基準位置用の磁気
抵抗素子Rc1とRc3及びRc4とRc2を直列に接続しそれぞれ
電源Vに接続し、第2のブリツジを構成している。これ
らの各ブリツジの出力ee及びecはそれぞれ電圧比較器CO
Me及びCOMcの入力に入つている。
このような構成であり、磁気ドラム3が回転すると、
各磁気抵抗素子は磁気信号に応じて第9図のRe1〜Re4及
びRc1〜Rc2のように抵抗が変化する。磁気抵抗素子Re1
とRe3及びRe2とRe4は、単位磁極ピツチPだけ離れてい
るので、同じ抵抗変化となり、Re1〜Re4で構成した第1
のブリツジの出力eeは図示のような出力となり、電圧比
較器COMeを通した波形はEeのようになる。これがエンコ
ーダ出力である。また基準位置用磁気抵抗素子Rc1とRc3
及びRc4とRc2の接続点Ic1及びIc2の電圧ee1及びee2は図
示のように電源電圧Vの半分の直流電圧に信号電圧が重
畳している。このブリツジの出力電圧ecはec1とec2の差
電圧となり、図示のecの電圧となる。これを電圧比較器
COMcを通すと基準位置出力Ecが得られる。第1のブリツ
ジ出力ee、及び第2のブリツジの出力ecは第4図の例に
比べて大きな出力電圧となり、そのため波形の立上り、
立下りも急になつて、ノイズ等の外乱に対して強くなる
と共に精度の高い出力を得ることができる。
各磁気抵抗素子は磁気信号に応じて第9図のRe1〜Re4及
びRc1〜Rc2のように抵抗が変化する。磁気抵抗素子Re1
とRe3及びRe2とRe4は、単位磁極ピツチPだけ離れてい
るので、同じ抵抗変化となり、Re1〜Re4で構成した第1
のブリツジの出力eeは図示のような出力となり、電圧比
較器COMeを通した波形はEeのようになる。これがエンコ
ーダ出力である。また基準位置用磁気抵抗素子Rc1とRc3
及びRc4とRc2の接続点Ic1及びIc2の電圧ee1及びee2は図
示のように電源電圧Vの半分の直流電圧に信号電圧が重
畳している。このブリツジの出力電圧ecはec1とec2の差
電圧となり、図示のecの電圧となる。これを電圧比較器
COMcを通すと基準位置出力Ecが得られる。第1のブリツ
ジ出力ee、及び第2のブリツジの出力ecは第4図の例に
比べて大きな出力電圧となり、そのため波形の立上り、
立下りも急になつて、ノイズ等の外乱に対して強くなる
と共に精度の高い出力を得ることができる。
以上の実施例では回転体として磁気ドラムを用いた
が、磁気デイスクを用いても全く同じ効果が得られる。
また、回転位置以外の直進運動を行うものの位置検出に
も応用できる。第10図は直進運動の例で、移動体に取付
けられた磁気記録媒体3に第2図と同様にエンコーダト
ラツク31と基準位置トラツク32を設け、これに対向して
磁気センサ4を設けており、動作は第2図に示したもの
と全く同じである。また、磁気記録媒体3を固定して、
磁気センサ4を移動体に取付けても全く同じ効果が得ら
れる。
が、磁気デイスクを用いても全く同じ効果が得られる。
また、回転位置以外の直進運動を行うものの位置検出に
も応用できる。第10図は直進運動の例で、移動体に取付
けられた磁気記録媒体3に第2図と同様にエンコーダト
ラツク31と基準位置トラツク32を設け、これに対向して
磁気センサ4を設けており、動作は第2図に示したもの
と全く同じである。また、磁気記録媒体3を固定して、
磁気センサ4を移動体に取付けても全く同じ効果が得ら
れる。
本発明によれば磁気ドラム3のエンコーダトラツク31
と基準位置トラツク32とに記録した磁気信号がお互いに
磁気干渉を生ずることなく、任意の幅の基準位置信号を
生成することができると共に、基準位置信号の幅を広く
しても高い位置検出精度を確保できる。
と基準位置トラツク32とに記録した磁気信号がお互いに
磁気干渉を生ずることなく、任意の幅の基準位置信号を
生成することができると共に、基準位置信号の幅を広く
しても高い位置検出精度を確保できる。
第1図は本発明の一実施例を示す構造図、第2図は第1
図の磁気ドラムと磁気センサの展開図、第3図は本発明
の一実施例を示す電気的接続図、第4図は本発明の動作
説明波形図、第5図は本発明の他の実施例を示す展開
図、第6図は第5図の動作説明波形図、第7図は本発明
の他の実施例を示す展開図、第8図は第7図の実施例の
電気的接続図、第9図は第7図の実施例の動作説明波形
図、第10図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。 1…モータ、2…シヤフト、3…磁気ドラム、31…エン
コーダトラツク、32…基準位置トラツク、4…磁気セン
サ、Re1〜Re4…エンコーダ用磁気抵抗素子、Rc1〜Rc4…
基準位置用磁気抵抗素子、V…電源、COMe,COMc…電圧
比較器。
図の磁気ドラムと磁気センサの展開図、第3図は本発明
の一実施例を示す電気的接続図、第4図は本発明の動作
説明波形図、第5図は本発明の他の実施例を示す展開
図、第6図は第5図の動作説明波形図、第7図は本発明
の他の実施例を示す展開図、第8図は第7図の実施例の
電気的接続図、第9図は第7図の実施例の動作説明波形
図、第10図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。 1…モータ、2…シヤフト、3…磁気ドラム、31…エン
コーダトラツク、32…基準位置トラツク、4…磁気セン
サ、Re1〜Re4…エンコーダ用磁気抵抗素子、Rc1〜Rc4…
基準位置用磁気抵抗素子、V…電源、COMe,COMc…電圧
比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川又 昭一 日立市幸町3丁目1番1号 株式会社日 立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−5914(JP,A) 特開 昭58−60215(JP,A) 特開 昭57−133311(JP,A) 実開 昭58−29131(JP,U) 実開 昭58−66318(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】移動体に支持された磁気記録媒体と、該磁
気記録媒体に所定の磁気信号を記録した信号トラック
と、該信号トラックに近接して配置され、かつ前記信号
トラックの磁気に感応して内部抵抗が変化する磁気抵抗
素子とを備え、前記磁気抵抗素子の抵抗変化に依存して
前記信号トラックの磁気信号を検出することによって位
置を検出する位置センサにおいて、前記信号トラックは
位置に応じて連続的に信号を出力させるためのエンコー
ダトラックと、複数の基準位置信号を出力させるための
基準位置トラックとから構成され、前記エンコーダトラ
ックはそれぞれの単位磁極の隣接する部分が同じ極性に
なるように構成され、前記基準位置トラックは前記エン
コーダトラックの単位磁極のピッチと同一の単位磁極を
複数個隣接して組み合わせることによって1つの基準位
置を出力させるように構成した部分を複数個有し、かつ
前記基準位置信号トラックの単位磁極はそれぞれ前記エ
ンコーダトラックの単位磁極と同一ピッチで同一の極性
に配置されており、前記磁気抵抗素子は前記エンコーダ
トラックに対向して前記単位磁極長の半分の間隔をもっ
て配置された複数の第一の磁気抵抗素子と、前記基準位
置トラックに対向して前記単位磁極長の半分の間隔をも
って配置された複数の第二の磁気抵抗素子とから構成さ
れ、前記第一の磁気抵抗素子で検出された複数の信号の
和から位置信号を得るとともに、前記第二の磁気抵抗素
子で検出された複数の信号の和から基準位置信号を得る
ようにしたことを特徴とする基準位置検出機能付位置セ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59206335A JP2502962B2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 基準位置検出機能付位置センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59206335A JP2502962B2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 基準位置検出機能付位置センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6184501A JPS6184501A (ja) | 1986-04-30 |
JP2502962B2 true JP2502962B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=16521593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59206335A Expired - Lifetime JP2502962B2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 基準位置検出機能付位置センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502962B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2664147B2 (ja) * | 1987-04-03 | 1997-10-15 | 株式会社日立製作所 | 絞り弁の角度検出装置及び絞り弁の角度検出方法 |
JP2001287849A (ja) * | 2000-02-01 | 2001-10-16 | Hitachi Metals Ltd | シート材の搬送用ロール及びその製造方法並びにシート材の搬送方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5860215A (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-09 | Hitachi Ltd | 位置検出付エンコ−ダ |
-
1984
- 1984-10-03 JP JP59206335A patent/JP2502962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6184501A (ja) | 1986-04-30 |
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