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JP2500486B2 - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

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Publication number
JP2500486B2
JP2500486B2 JP23590694A JP23590694A JP2500486B2 JP 2500486 B2 JP2500486 B2 JP 2500486B2 JP 23590694 A JP23590694 A JP 23590694A JP 23590694 A JP23590694 A JP 23590694A JP 2500486 B2 JP2500486 B2 JP 2500486B2
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JP
Japan
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dynamic range
block
bits
circuit
data
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JP23590694A
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JPH07177524A (ja
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哲二郎 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH07177524A publication Critical patent/JPH07177524A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルテレビジ
ョン信号等の画像データの1画素当たりの平均ビット数
を圧縮する高能率符号化装置に関する。 【0002】 【従来の技術】テレビジョン信号の符号化方法として、
伝送帯域を狭くする目的でもって、1画素当たりの平均
ビット数又はサンプリング周波数を小さくするいくつか
の方法が知られている。 【0003】サンプリング周波数を下げる符号化方法と
しては、サブサンプリングにより画像データを1/2に
間引き、サブサンプリング点と、補間の時に使用するサ
ブサンプリング点の位置を示す(即ち補間点の上下又は
左右の何れのサブサンプリング点のデータを使用するか
を示す)フラグを伝送するものが提案されている。 【0004】1画素当たりの平均ビット数を少なくする
符号化方法のひとつとして、DPCM(differential P
CM)が知られている。DPCMは、テレビジョン信号の
画素同士の相関が高く、近接する画素同士の差が小さい
ことに着目し、この差分信号を量子化して伝送するもの
である。 【0005】1画素当たりの平均ビット数を少なくする
符号化方法の他のものとして、1フィールドの画面を微
小なブロックに細分化して、ブロック毎に平均値及び標
準偏差と各画素毎の1ビットの符号化コードを伝送する
ものがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】サブサンプリングを用
いてサンプリング周波数を低減しようとする符号化方法
は、サンプリング周波数が1/2になるために、折り返
し歪が発生するおそれがあった。DPCMは、誤りが以
後の復号化に伝播する問題点があった。ブロック単位で
符号化を行う方法は、ブロック同士の境界においてブロ
ック歪が生じる欠点があった。 【0007】上述の従来の技術が有する折り返し歪の発
生、誤りの伝播、ブロック歪の発生等の問題点が生じな
い高能率符号化装置として、本願出願人は、特願昭59
−266407号明細書に記載されているような、2次
元ブロック内に含まれる複数画素の最大値及び最小値に
より規定されるダイナミックレンジを求め、このダイナ
ミックレンジに適応した符号化を行うものを提案してい
る。この発明は、この高能率符号化装置の改良に係わる
ものである。 【0008】つまり、この発明の目的は、動き、絵柄等
に適応した可変長符号化ができ、また符号化出力の伝送
レートを一定にすることができる高能率符号化装置を提
供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は、ディジタル
画像信号の同一フィールド又は時間的に連続する複数フ
ィールドに属する領域からなるブロック内に含まれる複
数の画素データの最大値、複数の画素データの最小値及
びブロック毎のダイナミックレンジを求める手段と、ブ
ロック毎のダイナミックレンジの度数を所定の期間にお
いて集計し、度数分布を求める手段と、度数分布に基づ
いて、量子化ビット数を規定するパラメータを順次可変
した時の所定の期間における発生データ量をそれぞれ演
算し、発生データ量が伝送容量を越えない範囲における
量子化歪が最小の量子化ビット数を規定するパラメータ
を決定する手段と、所定の期間内の複数の画素データで
あって、ダイナミックレンジを規定する値を基準とした
相対的なレベル関係を持つように修正された修正入力デ
ータを決定されたパラメータの量子化ビット数でもっ
て、量子化することによって、ディジタル画像信号の平
均ビット数を圧縮する手段と、所定の周期毎に決定され
たパラメータを伝送し、ブロック毎にダイナミックレン
ジ情報或いは決定された量子化ビット数の一方と、最大
値、最小値の内の少なくとも2つを付加コードとして、
符号化コード信号とともに伝送する手段とからなること
を特徴とする高能率符号化装置である。 【0010】 【作用】テレビジョン信号は、水平方向、垂直方向の2
次元方向並びに時間方向に関する3次元的な相関を有し
ているので、定常部では、同一のブロックに含まれる画
素データのレベルの変化幅は、小さい。従って、ブロッ
ク内の画素データが共有する最小レベルMINを除去し
た後のデータDTIのダイナミックレンジを元の量子化
ビット数より少ない量子化ビット数により量子化して
も、量子化歪は、殆ど生じない。量子化ビット数を少な
くすることにより、データの伝送帯域幅を元のものより
狭くすることができる。 【0011】また、動きの発生、絵柄等によって、所定
の期間例えば4フレームの期間のダイナミックレンジの
度数分布のパターンが変化する。このパターンに応じて
量子化のパラメータ例えば最大歪が適応的に定められ
る。最大歪が与えられると、この最大歪とダイナミック
レンジに応じて量子化のために必要なビット数が決ま
る。従って、ブロック毎に量子化ビット数が適応的に定
まる可変長符号化がなされる。また、伝送路の伝送容量
を越えない範囲における最大歪が最小となるように、符
号化された出力データ量が制御される。 【0012】 【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。この説明は、下記の項目の順序でなさ
れる。 a.送信側の構成 b.受信側の構成 c.ブロックの説明 d.ダイナミックレンジの検出回路 e.度数分布の説明 f.量子化回路 g.変形例 【0013】a.送信側の構成 図1は、この発明の送信側(記録側)の構成を全体とし
て示すものである。1で示す入力端子に例えば1サンプ
ルが8ビットに量子化されたディジタルテレビジョン信
号が入力される。このディジタルテレビジョン信号がブ
ロック化回路2に供給される。 【0014】ブロック化回路2により、入力ディジタル
テレビジョン信号が符号化の単位である3次元ブロック
毎に連続する信号に変換される。この実施例では、1ブ
ロックが(4ライン×4画素×4フレーム=64画素)
の大きさとされている。ブロック化回路2の出力信号が
遅延回路3a及びダイナミックレンジ検出回路4に供給
される。ダイナミックレンジ検出回路4は、ブロック毎
にダイナミックレンジDR及び最小値MINを検出す
る。これと共に、ダイナミックレンジ検出回路4は、検
出されたダイナミックレンジDRと最大歪Exとを用い
て量子化に必要なビット数Nbを求める。 【0015】ダイナミックレンジDRが度数集計回路5
に供給される。度数集計回路5は、4フレーム毎の全て
のブロックのダイナミックレンジDRの度数を集計す
る。集計された度数が最大歪決定回路6に供給される。
最大歪決定回路6は、最大歪Exを決定する。最大歪E
xとは、復号した時に生じる誤差の最大値である。 【0016】ダイナミックレンジDRの度数分布は、4
フレームの期間の画像の情報の特徴を示すパターンとな
る。例えば動きが多い画像或いは細かな絵柄の画像の場
合には、比較的大きなダイナミックレンジDRの度数が
多く、また、ダイナミックレンジDRの度数分布が集中
していない。一方、動き部分が少ない画像或いは大柄な
画像の場合には、小さなダイナミックレンジの度数が多
く、また、ダイナミックレンジDRの度数分布が集中し
ている。前者と後者とを比較すると、伝送情報量が前者
の方が多い。 【0017】ダイナミックレンジDRの度数分布から検
出された伝送情報量に応じて最大歪Exが決定される。
伝送情報量が多い場合には、最大歪Exが大とされ、伝
送情報量が少ない場合には、最大歪Exが小とされる。
最大歪Exと既に求められているダイナミックレンジD
Rの度数分布とから、4フレーム期間で必要とされる全
ビット数が求まる。この全ビット数と付加データとを4
フレーム期間に送る時に、伝送路の伝送容量を越えるか
どうか検証される。例えば64MBPS(メガビット/
sec)の伝送容量の場合、4フレーム期間に換算する
と、(64×(4/30)≒8.5Mビット)となる。
この伝送容量を越えないように最大歪Exが最大歪決定
回路6により定められる。 【0018】遅延回路3aは、ダイナミックレンジ検出
回路4、度数小計回路5及び最大歪決定回路6において
生じる時間、画素データを遅延させる。遅延回路3aか
らの画素データPDが量子化回路7により量子化される
ことにより、圧縮されたビット数の符号化コードDTに
変換される。 【0019】量子化回路7には、遅延回路3b及び3c
の夫々により遅延された前述のブロック毎のダイナミッ
クレンジDR、ブロック毎の最小値MIN及び4フレー
ム毎の最大歪Exが供給される。最小値MINが画素デ
ータPDから減算されることにより、最小値除去後の画
素データPDIが形成される。この画素データPDIが
量子化される。 【0020】量子化回路7では、各ブロックのダイナミ
ックレンジを分割してなる複数のレベル範囲の中の何れ
に画素データPDIが属するかを示す符号化コードDT
が形成される。符号化コードDTのビット数は、ダイナ
ミックレンジDRと最大歪Exとによって決定される。
量子化回路7は、後述するように、例えば(Ex=0)
〜(Ex=15)の16種類の最大歪Exに応じた量子
化用のROMを有している。 【0021】この符号化コードDTがフレーム化回路8
に供給される。フレーム化回路8には、ブロック毎の付
加コードとして必要ビット数Nb(3ビット)及び最小
値MIN(8ビット)が供給されると共に、4フレーム
毎の付加コードとして最大歪Ex(4ビット)が供給さ
れる。フレーム化回路8は、符号化コードDT及び上述
の付加コードに誤り訂正符号化の処理を施し、また、同
期信号を付加する。フレーム化回路8の出力端子9に送
信データが得られ、この送信データがディジタル回線等
の伝送路に送出される。 【0022】前述のように、符号化コードDTは、ブロ
ック毎に可変のビット数のものであるが、付加コード中
の必要ビット数Nbからそのブロックのビット数が一義
的に定まる。従って、可変長符号を採用しているにもか
かわらず、伝送データ中にデータの区切りを示す冗長な
コードを挿入する必要がない利点がある。 【0023】b.受信側の構成 図2は、受信(又は再生)側の構成を示す。入力端子1
1からの受信データは、フレーム分解回路12に供給さ
れる。フレーム分解回路12により、符号化コードDT
と付加コードEx、Nb、MINとが分離されると共
に、エラー訂正処理がなされる。これらの符号化コード
DT及び付加コードがデコーダ13に供給される。 【0024】デコーダ13は、送信側の量子化回路7の
処理と逆の処理を行なう。即ち、8ビットの最小レベル
除去後のデータPDIが復号され、このデータPDIと
8ビットの最小値MINとが加算され、元の画素データ
PDが復号される。デコーダ13の出力データPDがブ
ロック分解回路14に供給される。ブロック分解回路1
4は、送信側のブロック化回路2と逆に、ブロックの順
番の復号データをテレビジョン信号の走査と同様の順番
に変換するための回路である。ブロック分解回路14の
出力端子15に復号されたテレビジョン信号が得られ
る。 【0025】c.ブロック化回路 図3を参照して、符号化の単位であるブロックについて
説明する。図3において、BLは、4フレームの各フレ
ームに属する2次元領域B1、B2、B3、B4からな
る1ブロックを示すもので、実線は、奇数フィールドの
ラインを示し、破線は、偶数フィールドのラインを示
す。各フレームの4本のラインの夫々に含まれる4個の
画素によって、(4ライン×4画素)の領域B1、B
2、B3、B4が構成される。従って、1ブロックは、
(4×4×4=64)個の画素からなる。 【0026】図4は、上述のブロック化回路2の構成の
一例を示す。入力端子1にフレームメモリ21、22、
23、24が縦続接続されている。現在のフレームf4
の画素データと各フレームメモリ21、22及び23の
夫々から取り出された以前の3フレームF1、F2、F
3の画素データが走査変換回路24に供給される。 【0027】走査変換回路24の出力端子25には、3
フレームの中で対応する2次元領域B1、B2、B3の
夫々の画素データが順次得られる。即ち、図5に示すよ
うに、連続する4フレームF1、F2、F3、F4の中
で対応する領域B1、B2、B3、B4が数字で示され
る順番で出力される。 【0028】d.ダイナミックレンジ検出回路 図6は、ダイナミックレンジ検出回路4の一例の構成を
示す。31で示される入力端子には、ブロック化回路2
から前述のように、1ブロック毎に符号化が必要な領域
の画像データが順次供給される。この入力端子31から
の画素データは、選択回路32及び選択回路33に供給
される。一方の選択回路32は、入力ディジタルテレビ
ジョン信号の画素データとラッチ34の出力データとの
間で、よりレベルが大きい方を選択して出力する。他方
の選択回路33は、入力ディジタルテレビジョン信号の
画素データとラッチ35の出力データとの間で、よりレ
ベルが小さい方を選択して出力する。 【0029】選択回路32の出力データが減算回路36
に供給されると共に、ラッチ34に取り込まれる。選択
回路33の出力データが減算回路36及びラッチ38に
供給されると共に、ラッチ35に取り込まれる。ラッチ
34及び35には、ラッチパルスが制御部39から供給
される。制御部39には、入力ディジタルテレビジョン
信号と同期するサンプリングクロック、同期信号等のタ
イミング信号が端子40から供給される。制御部39
は、ラッチ34、35、及びラッチ37、38にラッチ
パルスを所定のタイミングで供給する。 【0030】各ブロックの最初で、ラッチ34及び35
の内容が初期設定される。ラッチ34には、全て`0' の
データが初期設定され、ラッチ35には、全て`1' のデ
ータが初期設定される。順次供給される同一ブロックの
画素データの中で、最大レベルがラッチ34に貯えられ
る。また、順次供給される同一のブロックの画素データ
の中で、最小レベルがラッチ35に貯えられる。 【0031】最大レベル及び最小レベルの検出が1ブロ
ックに関して終了すると、選択回路32の出力に当該ブ
ロックの最大レベルが生じる。一方、選択回路33の出
力に当該ブロックの最小レベルが生じる。1ブロックに
関しての検出が終了すると、ラッチ34及び35が再び
初期設定される。 【0032】減算回路36の出力には、選択回路32か
らの最大レベルMAX及び選択回路33からの最小レベ
ルMINを減算してなる各ブロックのダイナミックレン
ジDRが得られる。これらのダイナミックレンジDR及
び最小レベルMINが制御ブロック39からのラッチパ
ルスにより、ラッチ37及び38に夫々ラッチされる。
ラッチ37の出力端子41に各ブロックのダイナミック
レンジDRが得られ、ラッチ38の出力端子42に各ブ
ロックの最小値MINが得られる。また、図6では、省
略されているが、ダイナミックレンジDRと最大歪Ex
とから定まる必要ビット数Nbを検出する回路が設けら
れている。 【0033】e.度数分布の説明 度数集計回路5では、8ビットの場合、0,1,2,・
・・,255の256通りのダイナミックレンジDRの
度数が4フレーム毎に集計される。図7は、対照的な度
数分布の2つの例を示す。 【0034】図7Aに示す度数分布のパターンは、ダイ
ナミックレンジDRが小さいものの度数が多い場合を示
している。静止画、動き部分の少ない画像又は大柄なパ
ターンの画像に関して、図7Aに示すような度数分布の
パターンが生じる。この場合では、量子化に必要なビッ
ト数が少なくなるので、最大歪Exが小さくなる。一
方、図7Bに示す度数分布のパターンは、ダイナミック
レンジDRがばらついている場合を示している。上述と
は逆に、動き部分の多い画像、細かな絵柄の画像に関し
て、図7Bに示すような度数分布のパターンが生じる。
この後者の場合では、量子化に必要なビット数が多くな
るので、最大歪Exが大きくなる。 【0035】最大歪Exを与えれば、量子化に必要なビ
ット数が一意に定まる。一例として、(Ex=4)の場
合の必要ビット数Nb及び復元値は、次の表に示され
る。この一実施例では、復元値の大きさを下記の表に示
されるように固定の値としている。従って、付加コード
としては、ダイナミックレンジDRを送る必要がなく、
最小値(8ビット)及び必要ビット数Nbを送れば良
い。 【0036】 【表1】【0037】前述のように、ダイナミックレンジDR
は、ブロック毎に検出されるので、1ブロック内の各画
素の必要ビット数は、同一となる。(Ex=4)の場合
で、(DR=34)(MIN=100)のブロック内の
画素に関しては、レベル範囲が(0〜8)の範囲、(9
〜17)の範囲、(18〜26)の範囲、(27〜3
5)の範囲に4分割され、〔(00),(01),(1
0),(11)〕で表される4個のレベル範囲によって
2ビットの量子化がされる。例えば画素のレベルが(1
31)の時には、最小値MINが除去され、レベルが
(31)に変換される。このレベル(31)が(27〜
35)の範囲に含まれるので、(11)の符号化コード
DTに量子化される。 【0038】この実施例のように、ダイナミックレンジ
DRを9レベル毎の領域に分割する時には、各ブロック
に対する付加コードは、最小値(8ビット)MINと必
要ビット数Nb(4ビット)で済む。 【0039】一方、この一実施例と異なり、各ダイナミ
ックレンジDRに適応して、その都度、分割範囲を決定
する方式では、付加コードは、最小値MIN(8ビッ
ト)、ダイナミックレンジDR(8ビット)、最大値M
AX(8ビット)の何れか2個となる。後者の方式は、
データ圧縮率が下がるが、復元歪は、前者に比して大幅
に改善される。 【0040】上述のダイナミックレンジDRの度数分布
を示すデータと最大歪Exとから、4フレーム期間の符
号化コードDTのビット数の合計が検出される。符号化
コードDTのビット数の合計に付加コード(最大歪E
x、ブロック毎の必要ビット数Nb、ブロック毎の最小
値MIN)の合計のビット数が加算されて、4フレーム
期間の全ビット数が算出される。最大歪決定回路6は、
この4フレーム期間の全ビット数が伝送容量を越えない
ように、最大歪Exを決定する。つまり、(Ex=0)
から、最大歪Exの値が〔1,2,3,4,5,・・・
・,15〕と順次大きくされ、上記の全ビット数が伝送
容量以内に収まった時の最大歪を今回の符号化で発生す
る最大歪とする。伝送容量を越えない範囲で最大歪Ex
がなるべく小さな値とされる。 【0041】受信側では、受信データ中の最大歪Ex及
び必要ビット数Nbから復号を行い、復号レベルを出力
する。前出の(Ex=4)の表において、必要ビット数
Nbが2ビットの場合には、復号レベルとして、〔4,
13,22,31〕の値が用いられる。上述のような
(DR=34)(DT=00)の場合には、復号レベル
(31)に対して(100)が加えられ、(131)の
レベルの復号出力が得られる。 【0042】図9は、この一実施例の符号化及び復号化
の具体例を図示するものである。最大歪(Ex=4)の
時で、最小値除去後のデータPDIのダイナミックレン
ジDRが(9)の時、前記の表から分かるように、必要
ビット数が1ビットとなる。この1ビットによりそのブ
ロック内の最小値除去後のデータPDIの値が(0〜
8)の範囲にある時に(0)の符号化コードDTが出力
され、データPDIの値が(9)の時に(1)の符号化
コードDTが出力される。受信側では、(L0=4)と
(L1=13)とが復元レベルとして用いられる。 【0043】一方、各ブロック毎にダイナミックレンジ
に適応して復号する方式の場合には、ダイナミックレン
ジDRを受信データから知ることができる。図9と同様
の例では、ダイナミックレンジDRが(9)と分かり、
また、ダイナミックレンジDRに応じた必要ビット数が
分かり、更に、必要ビット数から、分割数が分かるの
で、これが図10に示すように2分割され、各分割され
た領域の中央のレベル(L0=2)(L0=7)の夫々
が復元レベルとされる。図9と図10とを比較すると明
らかなように、量子化歪は、後者の方法の方が小さくな
る。 【0044】f.量子化回路 量子化回路7について、図8を参照して説明する。図8
において、50,51,・・・,65で示す16個のR
OMには、最大歪(Ex=0)(Ex=1)・・・・
(Ex=15)の夫々の量子化のためのデータ変換テー
ブルが格納されている。遅延回路3からの画像データP
Dが入力端子43から減算回路45に供給されると共
に、入力端子44からの最小値MINが減算回路45に
供給される。この減算回路45からの最小値除去後のデ
ータPDIが得られる。 【0045】入力端子46からのブロック毎のダイナミ
ックレンジDRと最小値除去後のデータPDIとがRO
M50〜ROM65の夫々に入力される。所定の最大歪
とダイナミックレンジDRによって定まるビット数でも
って量子化がされ、ROM50〜65の夫々からデータ
PDIと対応する符号化コードDT0〜DT15が出力
される。この符号化コードDT0〜DT15がセレクタ
47に供給される。セレクタ47には、端子48から最
大歪Exが供給され、最大歪Exと対応する符号化コー
ドがセレクタ47により選択され、出力端子49に取り
出される。 【0046】g.変形例 1ブロックのデータをフレームメモリ、ライン遅延回
路、サンプル遅延回路を組み合わせた回路により同時に
取り出すようにしても良い。また、この発明は、伝送レ
ートを一定にできるものであるが、小容量のバッファメ
モリを使用し、送出されるデータ量の若干の調整を行な
うようにしても良い。 【0047】 【発明の効果】この発明に依れば、伝送するデータの量
は、元のデータに比して充分に減少でき、伝送帯域を狭
くすることができる。また、この発明は、画素データの
変化幅が小さい定常部では、受信データから元の画素デ
ータを略完全に復元することができ、画質の劣化が殆ど
ない利点がある。更に、この発明では、ダイナミックレ
ンジがブロック毎に対応して定まるので、変化幅が大き
いエッジ等の過渡部での応答が良いものとなる。 【0048】この発明に依れば、動き等による発生情報
量に適応して符号化を行なうことにより、符号化出力の
伝送レートが一定のものとされ、伝送路の伝送容量を有
効に利用することができる。また、この発明に依れば、
ブロック内のダイナミックレンジに適応した量子化ビッ
ト数が選ばれるので、均一な歪の良質な復元画像を得る
ことができる。更に、この発明に依れば、データの区切
りのコードを必要としない可変長符号化が可能で一層の
圧縮ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例のブロック図である。 【図2】受信側の構成を示すブロック図である。 【図3】符号化の処理の単位であるブロックの説明に用
いる略線図である。 【図4】ブロック化回路の構成の一例のブロック図であ
る。 【図5】ブロック化回路の一例の説明のための略線図で
ある。 【図6】ダイナミックレンジ検出回路の一例のブロック
図である。 【図7】度数分布の説明に用いる略線図である。 【図8】量子化回路の一例のブロック図である。 【図9】量子化の一例の説明のための略線図である。 【図10】量子化の他の例の説明のための略線図であ
る。 【符号の説明】 1 ディジタルテレビジョン信号の入力端子 2 ブロック化回路 4 ダイナミックレンジ検出回路 6 最大歪決定回路 7 量子化回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 ディジタル画像信号の同一フィールド又は時間的に連続
    する複数フィールドに属する領域からなるブロック内に
    含まれる複数の画素データの最大値、上記複数の画素デ
    ータの最小値及び上記ブロック毎のダイナミックレンジ
    を求める手段と、 上記ブロック毎のダイナミックレンジの度数を所定の期
    間において集計し、度数分布を求める手段と、 上記度数分布に基づいて、量子化ビット数を規定するパ
    ラメータを順次可変した時の上記所定の期間における発
    生データ量をそれぞれ演算し、上記発生データ量が伝送
    容量を越えない範囲における量子化歪が最小の量子化ビ
    ット数を規定する上記パラメータを決定する手段と、 上記所定の期間内の上記複数の画素データであって、上
    記ダイナミックレンジを規定する値を基準とした相対的
    なレベル関係を持つように修正された修正入力データを
    上記決定されたパラメータの量子化ビット数でもって、
    量子化することによって、上記ディジタル画像信号の平
    均ビット数を圧縮する手段と、 上記所定の周期毎に上記決定されたパラメータを伝送
    し、上記ブロック毎に上記ダイナミックレンジ情報或い
    は上記決定された量子化ビット数の一方と、上記最大
    値、上記最小値の内の少なくとも2つを付加コードとし
    て、上記符号化コード信号とともに伝送する手段とから
    なることを特徴とする高能率符号化装置。
JP23590694A 1994-09-05 1994-09-05 高能率符号化装置 Expired - Lifetime JP2500486B2 (ja)

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JP23590694A JP2500486B2 (ja) 1994-09-05 1994-09-05 高能率符号化装置

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