JP2597237B2 - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
- Publication number
- JP2597237B2 JP2597237B2 JP2413983A JP41398390A JP2597237B2 JP 2597237 B2 JP2597237 B2 JP 2597237B2 JP 2413983 A JP2413983 A JP 2413983A JP 41398390 A JP41398390 A JP 41398390A JP 2597237 B2 JP2597237 B2 JP 2597237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- time
- web
- charge amount
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Color Printing (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
写真用フィルム、印画紙等の写真感光材料や、写真製版
材料、磁気記録材料、感圧複写紙、感熱複写紙等の製造
において、高速で連続走行している長尺帯状支持体(以
下「ウエブ」と称す)に帯電させた後写真乳剤や磁性剤
等の塗布液をビードを形成して塗布する方法に関するも
のである。
紙等の塗布において、高速で連続的に走行するウエブに
帯電させた後塗布液をビードを形成して塗布する方法が
ひろく知られている。即ち、 塗布開始時点及び/又
は接合部分にのみ放電処理を行う塗布方法(特開昭55
−142565号公報参照)。 塗布液のビード形成
部又はそれに至る直前の支持体表面に0.1KV以上の
電位を付与する方法(特開昭61−146369号公
報)。 塗り付け前は支持体に一定帯電電位で帯電さ
せかつ減圧度を定常減圧度以下にしておき、塗り付け後
減圧度を定常減圧度以上に一定時間保ち、しかる後に定
常減圧度に移行する塗布方法(特開平1−258772
号公報)等がある。
は塗布開始時及びウエブの接合時における厚塗り,スジ
故障の発生防止には役に立つが、定常時の高速化塗布に
は役に立たず、もし平常時もその様な電圧をかけるとハ
ジキ故障が発生する等の問題点があった。又の方法は
定常時におけるハジキ故障防止には役に立つが、塗布開
始時,接合部分のような非定常部に必要な高い帯電量を
付与すると定常部のスジ・ムラ故障が発生しやすく、逆
に定常部のスジ・ムラ故障を発生しない程度の低い帯電
量では非定常部の安定化に対し不充分であった。更に又
の方法は定常時に達する一定帯電電位で帯電させるた
め、塗り付け時及び接合通過時の均一化には、減圧度を
定常減圧度以上に一定時間保って対処している。
し、塗布開始時及びウエブの接合時における厚塗り,ス
ジ故障の発生をなくし、且定常時もスジ・ムラ・ハジキ
故障等の発生なく、均一なる生産を高速で可能な塗布方
法を提供することにある。
的は、高速で連続的に長尺帯状支持体の表面に帯電させ
た後、塗布液をビードを形成して塗布する方法におい
て、塗布開始時及びウエブの接合通過時における前記帯
電量を定常塗布時の帯電量よりも高くすることを特徴と
する塗布方法によって達成される。
は、ウエブの接合ケ所を多く必要とする。その為接合ケ
所の下流に当る部分の厚塗り,スジ故障は出来る限り短
くさせることが得率上必要である。本発明において、塗
布開始時及びウエブの接合通過時における帯電量を定常
塗布時の帯電量よりも高くするということは、具体的に
は塗布開始時及びウエブの接合通過時には帯電量を1K
V以上,定常部においては0.1〜0.5KVにすると
いうことである。塗布開始時及びウエブの接合通過時に
1KV以上というのは厚塗り率(厚塗り部分の塗布量/
平常部分の塗布量)を130%以下に押えるために必要
であり、その上限としては火花放電を発生しない程度迄
上昇せしめることが好ましい。又定常部における0.1
〜0.5KVということは0.1KV以下ではハジキ故
障を発生し易く、0.5KV以上だ帯電ムラが塗布ムラ
として発生しやすいからである。
対する印加電圧で示すと図1の如く、塗布開始時及び接
合通過時には例えば8KVの印加電圧をかけてその時の
ウエブ帯電量としては1000Vになる。定常時は5K
Vの印加電圧をかけてウエブの帯電量が150Vになる
ということである。
おけるコロナ放電電極の材質としては金属、炭素繊維等
を用い、形状としては細線,ブラシ状,テイフエッジ
状,平板状などを用いることが出来る。その他、本発明
に使用される支持体としては、紙、プラスチックフィル
ム、レジンコーティッド紙、合成紙等が包含される。プ
ラスチックフィルムの材質は、例えば、ポリエチレン,
ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル,
ポリ塩化ビニル,ポリスチレン等のビニル重合体、6,
6−ナイロン,6−ナイロン等のポリアミド、,ポリエ
チレンテレフタレート,ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート等のポリエステル、ポリカーボネート、セルロー
ストリアセテート,セルロースダイアセテート等のセル
ロースアセテート等が使用される。またレジンコーティ
ッド紙に用いる樹脂としては、ポリエチレンを初めとす
るポリオレフィンが代表的であり、片面又は両面ラミネ
ートしたものがある。しかしながら必ずしもこれらに限
定されない。又、「塗布液」とは、その用途に応じて種
々の液組成のものが含まれ、例えば、写真感光材料にお
けるような、感光乳剤層,下塗層,保護層,バック層等
の塗布液;磁気記録媒体におけるような磁性層,下塗
層,潤滑層,保護層,バック層等の塗布液;その他接着
剤層,着色層,防錆層等の塗布液が挙げられ、それら塗
布液は水溶性バインダー又は有機バインダーを含有して
成っている。支持体上へ前記の塗布液を付与する方法と
してはスライドコート,ローラビードコート,エクスト
ルージョンコート,カーテンコート等が利用出来、その
他の方法も可能である。
する。図2において、塗布液6aは注液器1にポンプ2
によってキャビティ3に供給され、キャビティ3で塗布
幅一杯に広げられ、スロット4よりスライド面5に流さ
れ、同様にスライド面に流された同時に塗布される液6
bと重畳する関係で塗布液ビード8を形成し、バッキン
グローラ9に支持された支持体7の上に塗布されるが、
塗布開始時及び接合部分通過時には塗布液ビード8のウ
エブ7との接触時に通常より厚塗りを発生する傾向にな
るため、塗布前においてウエブ7を帯電部13でアース
ローラ12で支え、その表面に電極11を設置し高圧電
源15よりの電圧でコロナ放電を行なわしめ、ウエブ表
面への塗布液の接着力を強める。一方、注液器の塗布前
の部分を減圧ポンプ14で減圧にする減圧室10は塗布
速度の上昇に対し、塗布速度上昇のための一定の減圧を
行う。本発明は塗布開始時及びウエブの接合通過時にお
ける前記帯電量を定常塗布時の帯電量よりも高くするよ
うに電圧を変化させることを特徴とする塗布方法であ
る。
例について説明する。但し本発明は本実施例に限られる
ものではない。塗布液として5%ゼラチン溶液で粘度2
0cpのものを、注液器より前記減圧室を有するスライ
ドビードコータにより塗布するに当り、減圧室の減圧度
は−50mmH2O一定に保ち、塗布速度150m/m
inと300m/minにおける、帯電量による塗布開
始時,定常時,接合通過時の塗布面状況について比較し
た。結果を表1に示す。
nにおいては塗布開始時の厚塗り率の変化が示される
が、塗布速度300m/minにおいては、塗布開始時
及び接合通過時は帯電量は1000V以上が好ましく、
平常時は約200Vが好ましく、帯電量の変化が望まれ
ることが明瞭である。
量を定常時の帯電量よりも高くさせる塗布方法により、
高速連続塗布時における塗布開始時及び接合通過時の厚
塗り、スジ故障,及び定常時のムラ,ハジキ故障等の発
生をなくし、均一なる生産を得率よく行うことが出来る
ようになった。
電圧のかけ方の図表。
置の側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 高速で連続的に走行する長尺帯状支持体
の表面に帯電させた後、塗布液をビードを形成して塗布
する方法において、塗布開始時及びウエブの接合通過時
における前記帯電量を定常塗布時の帯電量よりも高くす
ることを特徴とする塗布方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413983A JP2597237B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 塗布方法 |
US07/743,062 US5340616A (en) | 1990-08-09 | 1991-08-09 | A coating method using an electrified web and increased humidity |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413983A JP2597237B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 塗布方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04225864A JPH04225864A (ja) | 1992-08-14 |
JP2597237B2 true JP2597237B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=18522527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2413983A Expired - Lifetime JP2597237B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-12-26 | 塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597237B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7927668B2 (en) | 2005-04-12 | 2011-04-19 | Toray Industries, Inc. | Coater of electric insulating sheet and method for producing electric insulating sheet with coated film |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2413983A patent/JP2597237B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7927668B2 (en) | 2005-04-12 | 2011-04-19 | Toray Industries, Inc. | Coater of electric insulating sheet and method for producing electric insulating sheet with coated film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04225864A (ja) | 1992-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0327020A2 (en) | Coating apparatus | |
JPH0661518B2 (ja) | 塗布方法及び装置 | |
JPH069671B2 (ja) | 塗布方法 | |
US4340621A (en) | Method for preventing formation of a heavy liquid layer on a web at a coating start position | |
JPH02293072A (ja) | 両面塗布方法 | |
JP2597237B2 (ja) | 塗布方法 | |
JPH0256275A (ja) | 塗布方法 | |
JPH0680531B2 (ja) | 磁気記録媒体塗布方法 | |
JPS6391171A (ja) | 塗布方法 | |
JPH04190870A (ja) | 塗布方法及び装置 | |
EP0822007A2 (en) | Improved high speed coating starts | |
JPH0418912B2 (ja) | ||
US5004628A (en) | Coating method and apparatus | |
JP2604198B2 (ja) | 塗布方法 | |
US6171658B1 (en) | Coating method using electrostatic assist | |
JP2715353B2 (ja) | 塗布方法 | |
JP2817056B2 (ja) | 塗布方法 | |
JPH03123669A (ja) | 塗布方法 | |
JP2000167474A (ja) | 塗布方法 | |
JP3246960B2 (ja) | 塗布装置およびその方法 | |
JP2655366B2 (ja) | 塗布方法 | |
JP2670910B2 (ja) | 塗布方法 | |
JPH09253553A (ja) | 塗布方法およびその装置 | |
JPH0759310B2 (ja) | 塗布方法及び装置 | |
JPH03123658A (ja) | 塗布装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |