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JP2592903Y2 - フィッティングコネクタ - Google Patents

フィッティングコネクタ

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Publication number
JP2592903Y2
JP2592903Y2 JP1567392U JP1567392U JP2592903Y2 JP 2592903 Y2 JP2592903 Y2 JP 2592903Y2 JP 1567392 U JP1567392 U JP 1567392U JP 1567392 U JP1567392 U JP 1567392U JP 2592903 Y2 JP2592903 Y2 JP 2592903Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
connection
connector
fitting connector
connection part
Prior art date
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JP1567392U
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Inventor
博三 奥園
信義 松田
錬之助 ▲もたい▼
昭男 楠井
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、有線テレビジ
ョン(CATV)用パイプタイプ同軸ケーブルと増幅器
等の筐体機器とを接続する際に用いられるフィッティン
グコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のフィッティングコネ
クタとして、図3に示すものがある。このフィッティン
グコネクタ50は、図示しない筐体機器(例えば、増幅
器)に取り付けられるコネクタ本体部51と、コネクタ
本体部51に取り付けられる第1ナット部52と、第1
ナット部52に取り付けられる第2ナット部53と、コ
ネクタ本体部51、第1ナット部52間に配設されるク
ランプ部54とを備えている。
【0003】このフィッティングコネクタ50の取り付
けは次のようにしてなされる。すなわち、前もって同軸
ケーブル60の中心導体61に中心コンタクト62をカ
シメ等によって取り付けておき、そのうえで、第1ナッ
ト部52、および第2ナット部53を同軸ケーブル60
の先端外周に嵌め入れておく。そして、この状態の同軸
ケーブル60の先端を、予め筐体機器の接続端(図示省
略)に螺合させたコネクタ本体部51に挿入することに
より中心コンタクト62を筐体機器側に接続する。さら
に、コネクタ本体部51に第1ナット部52を螺合さ
せ、この螺合により、コネクタ本体部51と第1ナット
部52との間に位置するクランプ部54を求心方向に変
形させて、同軸ケーブル61の外部導体64を締め付け
固定する。最後に、第2ナット部53を第1ナット部5
2に螺合させ、この螺合により両ナット部52,53の
間に配設されたガスケット55を圧縮変形させて、同軸
ケーブル60の外装体63を締め付け固定する。これに
より、フィッティングコネクタ50の取り付け、および
同軸ケーブル60の筐体機器への接続が完了する。
【0004】なお、図中、符号56は中心導体61ない
し中心コンタクト62と、コネクタ本体部51との間に
配設された絶縁インシュレータであり、57は密封のた
めに各所に設けられたOリングである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された従来のフィッティングコネクタ50には、同
軸ケーブル60への取り付け手順上の制限があり、同軸
ケーブル布設工事の進行上都合が悪いという問題があっ
た。というのも、従来のフィッティングコネクタ50
は、筐体機器へのコネクタ本体部51の取り付け、
コネクタ本体部51への第1ナット部52の取り付け、
第1ナット部52への第2ナット部53の取り付け
を、この順で行うことによって同軸ケーブル60に組み
付けられ、かつ、筐体機器へ接続されるようになってい
る。つまり、筐体機器への接続が完了するまではフィッ
ティングコネクタ50の組み立てが終了しない。さら
に、前述した順とは逆の順で接続および取り付けするこ
と(フィッティングコネクタ50を、同軸ケーブル60
へに取り付けたのちに筐体機器に接続すること)が不可
能である。これは、言い換えれば、コネクタ50の同軸
ケーブル側部材(具体的には第1ナット部52,第2ナ
ット部53)の同軸ケーブル60への取り付け、およ
び、コネクタ50の筐体機器側部材(具体的にはコネク
タ本体部51)の筐体機器への取り付けをそれぞれ別々
に行ったのち、これらを連結するといった方法でコネク
タを組み立てることが不可能であるということである。
このように、コネクタ50を組み立てる上で種々の制限
があり、これらが同軸ケーブル布設工事進行上の妨げと
なっていた。
【0006】くわえて、中心コンタクト62と同軸ケー
ブル60の中心導体61とをカシメ等の作業を施すこと
によって接続しており、その分コネクタ50の接続作業
に手間がかかるという問題や、第1ナット52の締め付
け時中心コンタクト62にねじり力が加わるという問題
もあった。
【0007】本考案はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、組み付け上の制限が少なく、さらには、
接続作業が簡単になり、また、ねじり力により中心コン
タクトが破損することのないフィッティングコネクタを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、同軸ケーブル側接続部と機器側接続部と
が備えられているとともに、一方の接続部には両接続部
の連結部材が回転自在に取り付けられており、かつ、連
結部材の連結動作に応動して、機器側接続部に備えられ
た中心コンタクト部材と同軸ケーブル側接続部に把持さ
れた同軸ケーブルの中心導体とを、相対的に近接方向に
変位させて圧接する圧着部材が備えられており、以上の
ものからフィッティングコネクタを構成した。
【0009】
【作用】上記構成によれば、同軸ケーブルに同軸ケーブ
ル側接続端を、筐体機器に筐体機器側接続端をそれぞれ
取り付けた上で、一方の接続端に取り付けられた連結部
材を回転動作させて両者を連結することができる。連結
の際、機器側接続端に把持された同軸ケーブルの中心導
体と機器側接続端に備えられた中心コンタクト部材とは
圧着部材により圧接されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案の一実施例の一部切欠側
面図である。
【0011】このフィッティングコネクタ1は、同軸ケ
ーブル60を筐体機器70に接続するものであり、同軸
ケーブル側接続部2と機器側接続部3とを備えている。
同軸ケーブル側接続部2は同軸ケーブル側シェル4と、
この同軸ケーブル側シェル4の同軸ケーブル側端部外周
に螺合する袋ナット5とを有している。
【0012】同軸ケーブル側シェル4の内部には外部導
体用割りクランプ6とテーパーリング7とが備えられて
いる。そして、同軸ケーブル側シェル4の内周部とテー
パーリング7の内周部にはそれぞれテーパ面4a,7a
が設けられている。これらテーパ面4a,7aは互いに
対向しかつ径方向外側で近接するように形成されてい
る。外部導体用割りクランプ6は、これらテーパ面4
a,7aの間に挿入される形で取り付けられており、か
つその両側面はテーパ面4a,7aに相対するように傾
斜している。さらに、同軸ケーブル側シェル4の同軸ケ
ーブル側端部は、内向きにカシメられており、このカシ
メ部4bにより、外部導体用割りクランプ6とテーパー
リング7とは抜け止めされている。
【0013】一方、袋ナット5の内部にはテーパーリン
グ8と締め付け用ガスケット9とが備えられている。袋
ナット5およびテーパーリング8の内周部には、同軸ケ
ーブル側シェル4内部と同様のテーパ面5a,8aがそ
れぞれ設けられており、締め付け用ガスケット9も、外
部導体用割りクランプ6と同様、その両側面をテーパ面
5a,8aに相対させて挿入配置されている。テーパー
リング8は、同軸ケーブル60の外部被覆63端部を受
け止める内向きフランジ8bを有している。さらに、袋
ナット5の内周にはテーパーリング8および締め付け用
ガスケット9の抜け止め用スナップリング10が備えら
れている。
【0014】同軸ケーブル側シェル4の連結側端部に
は、カップリング(連結部材)11が取り付けられてい
る。カップリング11は、スナップリング12を介して
同軸ケーブル側シェル4の外周に回転自在に取り付けら
れており、その内周面には雌ネジ部11aが形成されて
いる。さらに、同軸ケーブル側シェル4の連結側端部の
内部に中心導体用インシュレータ13が取り付けられて
いるとともに、同軸ケーブル60の外部導体64の端部
を受け止める環状突起4bが設けられている。
【0015】機器側接続部3は機器側シェル20と中心
コンタクト21とを備えている。機器側シェル20の連
結側端部外周にはカップリング11と螺合する連結雄ネ
ジ部20aが形成されており、機器側端部には、接続さ
れる筐体機器70の接続端と螺合する接続雄ネジ部20
bが形成されている。また、機器側シェル20の内部に
はクランプ部材(圧着部材)22と中心コンタクト用イ
ンシュレータ23とが備えられている。
【0016】中心コンタクト用インシュレータ23は連
結側端部に配置され、機器側シェル20の内周に形成さ
れた段部20c、および機器側シェル3の機器側端部に
形成された内向きフランジ部20dにより位置決めされ
ている。中心コンタクト21は基端が筒状になっており
接続孔21aを形成している。この筒状基端には軸方向
に沿ったすり割り21bが単一ないし複数形成されてい
る。このすり割り21bにより、筒状基端は径方向変形
可能になっている。この中心コンタクト21が中心コン
タクト用インシュレータ23の中央に形成された挿入孔
23dに挿入されており、これによって中心コンタクト
21はその先端を機器側端部から突出させた状態で機器
側シェル20に取り付けられている。
【0017】クランプ部材22は中心導体用割りクラン
プ30とクランプ用インシュレータ31とからなってい
る。中心導体用割りクランプ30には軸方向に沿ったす
り割り30aが単一ないし複数形成されており、これに
よりその連結端側は径方向に変形可能になっている。そ
して、中心コンタクト用インシュレータ23に当接する
ことにより、中心導体用割りクランプ30は位置決めさ
れている。さらに、中心導体用割りクランプ30の連結
端部側外周面には外周テーパ面30bが形成されてい
る。外周テーパ面30bは外すぼまりに傾斜している。
クランプ用インシュレータ31はその内周面に外周テー
パ面30bに相対する内周テーパ面31aが形成されて
いる。そして、クランプ用インシュレータ31はこの内
周テーパ面31aを外周テーパ面30bに面接させて、
中心導体用割りクランプ30に当接している。クランプ
用インシュレータ31の外周面には環状リップ31bが
形成されている。一方、機器側シェル20の連結側端部
内周には内向きフランジ部20eが形成されている。こ
の内向きフランジ部20eに環状リップ31bが当接す
ることにより、クランプ用インシュレータ31,中心導
体用割りクランプ30,および中心コンタクト用インシ
ュレータ23は機器側シェル20から抜け落ちないよう
になっている。
【0018】なお、機器側シェル20、カップリング1
1、同軸ケーブル側シェル4、および袋ナット5の外周
部それぞれにはネジ回転用のナット部Aが形成されてい
る。また、図中、符号40は、密封のために設けられた
Oリングであり、41は同軸ケーブル側シェル4の連結
端側端部に設けられた密封用のガスケットである。
【0019】次に、図1、図2に基づいて、上記構成の
フィッティングコネクタ1の取り付けを説明する。ま
ず、同軸ケーブル60の先端から中心導体61を若干突
出させるとともに、同軸ケーブル60先端の外部被覆6
3を剥ぎ取っておく。そして、環状突起4cが同軸ケー
ブル外部導体64端部に当接するまで、袋ナット5およ
び同軸ケーブル側シェル4を同軸ケーブル60の先端に
挿入する。そうしておいて、袋ナット5と同軸ケーブル
側シェル4とを螺合させて連結する。この連結による締
め付け力により、テーパ面4a,7a間、ないしテーパ
面5a,8a間に挟まれて外部導体用割りクランプ6と
締め付け用ガスケット9とが径方向に変形して外部導体
64と外部被覆63とを締め付け固定する。これによっ
て、同軸ケーブル側接続部2の取り付けが完了する。
【0020】一方、機器側シェル20は、筐体機器70
(例えば増幅器)の接続端内に配置された接続部(図示
せず)に中心コンタクト21の先端を挿入して接続させ
るとともに、接続雄ネジ部20bを接続端に螺合させて
ネジ止め固定する。これによって、機器側接続部3の筐
体機器70への取り付けが完了する。このように、同軸
ケーブル側接続部2、および機器側接続部3はそれぞれ
個別に同軸ケーブル60ないし筐体機器70に取り付け
られるので、この状態で、持ち運びや待機しながら他の
作業を行うことができる。
【0021】同軸ケーブル側接続部2および機器側接続
部3がそれぞれ同軸ケーブル60および筐体機器70に
取り付けられたのち、同軸ケーブル60の先端を筐体機
器70の接続端まで持っていき、中心導体61を中心コ
ンタクト21の接続孔21aに挿入するとともにカップ
リング11を機器側シェル20の取り付け雄ネジ部20
aに螺合させ、この螺合により同軸ケーブル側接続部2
と筐体機器側接続部3とを連結させる。この連結は、カ
ップリング11が回転自在に同軸ケーブル側シェル4に
取り付けられているのでスムーズに行え、同軸ケーブル
60がねじれるという不都合も起こらない。
【0022】この連結により、同軸ケーブル側シェル4
の端面がクランプ用インシュレータ31を図中左方向に
押圧し、この押圧を受けてクランプ用インシュレータ3
1が移動して中心導体用割りクランプ30上に乗り上げ
る。クランプ用インシュレータ31が乗り上がった中心
導体用割りクランプ30は径方向内向きに変形して、中
心コンタクト21の筒状基端を求心方向に押圧する。こ
の押圧を受けて中心コンタクト21の筒状基端は内向き
に変形して中心導体61を把持し、これによって中心コ
ンタクト21と中心導体61とは強固に接続されること
になる。以上のようにして、フィッティングコネクタ1
の組み付けおよび同軸ケーブル60と筐体機器70との
接続が完了する。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、フィッ
ティングコネクタを同軸ケーブル側接続部と機器側接続
部とに分割し、これらを連結部材によって連結するよう
にしたので、各接続部をそれぞれ同軸ケーブルと接続機
器とに取り付けておき、最後にこれらを連結部材によっ
て連結することによってフィッティングコネクタの組み
立ておよび、同軸ケーブルと接続機器との接続を行える
ようになった。そのため、従来のように、フィッティン
グコネクタの各構成部分を決められた順に組付けていか
なければ、組み立てや接続が行えないといった作業進行
上の制限もなく、同軸ケーブルの布設工事がやりやすく
なった。
【0024】さらに、同軸ケーブル側接続部と機器側接
続部とを連結する際、この連結を利用して圧着部材で、
中心導体と中心コンタクトを圧接するようにしたから、
従来のようなカシメ工程といった中心導体と中心コンタ
クトとを接続する工程がいらなくなり、取り付け作業が
簡単になり、また、接続時、同軸ケーブルがねじれると
いう問題もなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例フィッティングコネクタの内
部構成を示すの一部切欠側面図である。
【図2】実施例のフィッティングコネクタの組み付け工
程を説明する断面図である。
【図3】実施例のフィッティングコネクタの内部構成を
示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 フィッティングコネクタ 2 同軸ケーブル側接続部 3 機器側接続部 11 カップリング(連結部材) 21 中心コンタクト部材 22 クランプ部材(圧着部材) 60 同軸ケーブル 61 中心導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 楠井 昭男 埼玉県川口市青木1丁目7番11号 三英 電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−72074(JP,A) 特開 平4−329275(JP,A) 特開 昭62−271381(JP,A) 特開 昭50−1389(JP,A) 実開 平2−98476(JP,U) 実開 平5−48264(JP,U) 実開 平1−66770(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブル側接続部(2)と機器側接
    続部(3)とが備えられているとともに、一方の接続部
    (2,3)には両接続部の連結部材(11)が回転自在
    に取り付けられており、 かつ、連結部材(11)の連結動作に応動して、機器側
    接続部(3)に備えられた中心コンタクト部材(21)
    と同軸ケーブル側接続部(2)に把持された同軸ケーブ
    ル(60)の中心導体(61)とを、相対的に近接方向
    に変位させて圧接する圧着部材(22)が備えられてい
    ることを特徴とするフィッティングコネクタ。
JP1567392U 1992-03-25 1992-03-25 フィッティングコネクタ Expired - Fee Related JP2592903Y2 (ja)

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