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JP2591597Y2 - 錠剤の封入袋体 - Google Patents

錠剤の封入袋体

Info

Publication number
JP2591597Y2
JP2591597Y2 JP1992089226U JP8922692U JP2591597Y2 JP 2591597 Y2 JP2591597 Y2 JP 2591597Y2 JP 1992089226 U JP1992089226 U JP 1992089226U JP 8922692 U JP8922692 U JP 8922692U JP 2591597 Y2 JP2591597 Y2 JP 2591597Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
water
solid chlorine
resin tape
chlorine agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992089226U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653464U (ja
Inventor
仁實 徳丸
純一 佐藤
安美 大西
Original Assignee
恵徳株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 恵徳株式会社 filed Critical 恵徳株式会社
Priority to JP1992089226U priority Critical patent/JP2591597Y2/ja
Publication of JPH0653464U publication Critical patent/JPH0653464U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591597Y2 publication Critical patent/JP2591597Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は錠剤の封入袋に関する
ものであり、詳細には、台所のシンクや風呂場の排水
口、あるいはトイレの水タンク等に、ぬめりや汚れの除
去、ならびに殺菌・消臭機能を付加する目的で使用する
錠剤の封入袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4(A)に示すように浴室の床面
(1)の所定箇所には上部に孔明きの金属板から製作さ
れた蓋板(2)を取付けた排水口(3)が設けられてお
り、この排水口(3)の底部には浴室外への排水手段と
して排水管(4)が接続されている。発生した汚水は、
矢印(w)で示すように蓋板(2)の孔(2A)を通っ
て排水口(3)内に流入し、逆流防止口(3A)から排
水管(4)内に流入した後、浴室外に排出される。
【0003】また、図4(B)に示すように、厨房の調
理用シンク(6)の底部には、排水管(4)と連通する
排水口(3)が設けられており、この排水口(3)内に
は、調理作業によって発生した食品の屑や、食器から洗
い流された残飯等を捕集する目的で側壁面や底壁面を有
孔(5A)構造にした有底円筒状のストレーナ(5)が
取付けられている。発生した汚水は、矢印(w)で示す
ようにストレーナ(5)内に流入し、孔(5A)を通っ
て排水口()内に流入した後、厨房外に排出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】浴室や厨房で使用され
排水口(3)から排出されようとする汚水の中には、脂
肪分を含んだ石けんの粕や、食品の屑あるいは残飯等が
混在している。このような脂肪分や多量の水分を含んだ
食品の残屑が排水口(3)やストレーナ(5)の壁面に
付着すると、時間の経過と共に腐敗や発酵作用が進行
し、悪臭発生の原因となる。また、バクテリヤの繁殖に
よって、排水口(3)やストレーナ(5)の表面にぬめ
りが発生し、浴室や厨房の衛生的な環境も損われる。
らに、浴室や厨房の排水口やストレーナ内、あるいはト
イレの水タンク等に適用する場合、適当な繋留部材まで
の吊下げ距離が各家庭等の設置場所の条件によって区々
まちまちである
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の第1の解決手
段として本考案は、適宜の形状に錠剤化した固形塩素剤
と、上記固形塩素剤を封入した通水性の袋体と、この袋
体に端部を固着し、かつ、引き延ばしによって所望の長
さに調節可能な帯状の樹脂テープとからなり、上記樹脂
テープには一軸延伸によって配向性を調節されたものを
使用したことを特徴とする、ぬめり、悪臭除去ならびに
殺菌用錠剤の封入袋体を提供するものである。
【0006】さらに本考案は、上記課題の第2の解決手
段として、適宜の形状に錠剤化した固形塩素剤と、上記
固形塩素剤を封入した通水性の袋体と、この袋体に端部
を固着し、かつ、引き延ばしによって所望の長さに調節
可能な帯状の樹脂テープと、上記固形塩素剤、あるいは
固形塩素剤を封入した袋体を被包する水溶性フィルムの
包袋体とからなり、上記樹脂テープには一軸延伸によっ
て配向性を調節されたものを使用したことを特徴とす
、ぬめり、悪臭除去ならびに殺菌用錠剤の封入袋体を
提供するものである。
【0007】
【作用】上記第1の解決手段によれば、錠剤の封入袋体
を、帯状の樹脂テープを利用して排水口あるいはストレ
ーナ内に装着する。この帯状の樹脂テープは、適用しよ
うとする設置場所(例えば、厨房のシンク、浴室、トイ
レの水タンク等)における繋留部材までの個々の吊下げ
距離に合せて引き延ばして吊下げ設置することができ
る。通水性の袋体内に封入された固形塩素剤は、排水口
あるいはストレーナ内に流入した湯や水によって徐々に
溶解し、排水口あるいはストレーナの表面に付着した脂
肪分や食品の残屑に対して殺菌、消臭作用を発揮する。
また、固形塩素剤から発生した有効塩素成分により排水
口やストレーナの表面を清浄化することによって、ぬめ
りや汚れの発生を未然に回避する。
【0008】上記第2の解決手段によれば、錠剤の封入
袋体を、水溶性フィルムからなる包袋体を取除かないま
ま、帯状の樹脂テープを利用して排水口あるいはストレ
ーナ内に装着する。排水口あるいはストレーナ内に流入
する温湯や水によって、まず水溶性フィルムの包袋体が
溶解し、この後、通水性の包袋内に封入されている固形
塩素剤が溶解し、上記同様の殺菌、消臭ならびにぬめり
除去作用を発揮する。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照しながら本考案の
具体例を説明する。尚、以下の記述において、従来技術
を示す図4と同一の構成部材は同一の参照番号で表示
し、重複事項に関する説明は省略する。
【0010】図1(A)は本考案の第1の具体例を示す
錠剤封入袋体(10)の平面図、図1(B)は図1(A)
の線I−Iに沿う錠剤封入袋体(10)の縦断面図であ
る。これらの図面において、錠剤封入袋体(10)は、孔
明き円盤状、円盤状、あるいは球形状等適宜の形状に錠
剤化された固形塩素剤(11)と、上記固形塩素剤(11)
の封入器体として用意された通水性の袋体(12)と、こ
の袋体(12)に一端を固着し、かつ引き延ばしによって
所望の長さに調節可能な帯状の樹脂テープ(13)とによ
って構成されている。なお、帯状の樹脂テープ(13)の
端部に錠剤の封入袋体装着用の吸盤や接着性のりをとり
つけておいてもよい。
【0011】固形塩素剤(11)としては、トリクロルイ
ソシアヌル酸、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム等の
有機系塩素剤や、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナ
トリウム等の無機系塩素剤や、安定二酸化塩素剤の適量
を混合し、錠剤化したもののいずれかであって、排水口
(3)またはストレーナ(5)内に流入する温湯や水
(W)によって徐々に溶解し、有効塩素による分解性を
利用して脂肪分や食物屑の付着に起因するぬめりや汚れ
を除去すると共に、腐敗や発酵に起因する悪臭の発生を
抑制し、殺菌作用を発揮する。
【0012】通水性の袋体(12)は、温水や水(W)が
作用したとき上記固形塩素剤(11)に溶解性を発生させ
るように袋体本体を有孔(12A)構造に形成している。
袋体(12)の形成素材としては、袋体(12)の形成に必
要な熱シール性を有し、かつ、穴明け加工可能な樹脂フ
ィルム、例えば、OP/CP、OP/PE、PET/PE、ONY/PE等
のラミネート型多層フィルムやPEの単層フィルムが使用
可能であるが、この外にも樹脂テープ(13)に接合可能
な熱シール性不織布やネットを単独で、あるいは、上記
ラミネート型多層フィルムやPEの単層フィルムと貼合わ
せて使用することが可能である。
【0013】一方、樹脂テープ(13)は、上記袋体(1
2)に一端を熱シールされた帯体であって、袋体(12)
を蓋体(2)あるいはストレーナ(5)に固定する際に
引き延ばして所望の長さに調節することができるよう
に、例えば一軸延伸によって配向性を調節された LLDPE
テープから製作されている。
【0014】以下、上記錠剤封入袋体(10)の使用方法
を説明する。引き延ばしによって樹脂テープ(13)の長
さを調節した後、図3に示すようにこの樹脂テープ(1
3)の開放端を蓋体(2)あるいはストレーナ(5)の
把手部分(5B)に結び付けることによって錠剤封入袋
体(10)を排水口(3)あるいはストレーナ(5)内に
装着する。通水性の袋体(12)内に封入された固形塩素
剤(11)は、孔(12)を通って入って来る温湯や水
(W)によって徐々に溶解し、有効塩素による分解性を
利用して、汚水(w)中の脂肪分や食品の残屑に対して
殺菌、消臭作用を発揮する。固形塩素剤(11)から溶出
した有効塩素は、上記殺菌、消臭作用と同時に、排水口
(3)あるいはストレーナ(5)の表面に付着している
汚染物質に作用し、汚れやぬめりの発生を阻止する。
【0015】図2(A)(B)は本考案の第2の具体例
を示す錠剤封入袋体(10)の平面図である。これらの図
面において、固形塩素剤(11)、袋体(12)、および樹
脂テープ(13)の材質と構造は図1(A)(B)に示す
ものと同一であるが、錠剤封入袋体(10)を排水口
(3)やストレーナ(5)内に取付ける以前の未使用段
階で固形塩素剤(11)からのカルキ臭の放散を遮断する
ため、図2(A)に示すように固形塩素剤(11)を封入
した袋体(12)をその外側から水溶性フィルム、例えば
PVAフィルムの包袋体(14)で被包している。図2
(B)はその変形例を示すものであって、固形塩素剤
(11)を内蔵した袋体(12)の内側に上記水溶性フィル
ムの包袋体(14)を配設している。
【0016】上記本考案の第2の具体例においては、固
形塩素剤(11)を封入した袋体(10)を、水溶性フィル
ムからなる包袋体(14)を取除かない状態のまま、帯状
の樹脂テープ(13)を利用して排水口(3)あるいはス
トレーナ(5)内に装着する。排水口(3)あるいはス
トレーナ(5)内に流入する温湯や水(W)によって、
まず水溶性フィルムの包袋体(14)が溶解し、この後、
孔(12)からの上記温湯や水(W)の流入によって通水
性の袋体(12)内に封入された固形塩素剤(11)が溶解
することによって、上記第1の具体例と同様の殺菌、消
臭、ならびに汚れとぬめりの除去作用が発現する。ま
た、水溶性フィルムの包袋体の存在により、未使用の封
入袋体からカルキ臭の放散を防ぐことができる。
【0017】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、錠剤の封入袋
体を、設置場所(例えば、厨房のシンク、浴室、トイレ
の水タンク等)における繋留部材までの個々の吊下げ距
離に合せて帯状の樹脂テープを引き延ばして吊下げ設置
することができる。これによって、袋体内に封入された
固形塩素剤が、設置場所で使用される湯や水と接触反応
して有効塩素成分が溶出し、自動的に殺菌、消臭、なら
びに汚れとぬめりの除去機能を発揮する。この結果、浴
室や厨房、トイレの水タンク内等の衛生状態が長時間に
亘って良好な水準に維持される。また、請求項2の考案
によれば、上記請求項1の考案に加えて、さらに、固形
塩素剤、あるいは固形塩素剤を封入した袋体を水溶性フ
ィルムからなる包袋体で被包したことにより、商品製造
後の保管、流通過程等の未使用の段階における固形塩素
剤特有のカルキ臭の袋体外部への放散を防止させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係る錠剤の封入袋体の平面
図、(B)は(A)の線I−Iに沿う縦断面図。
【図2】(A)は錠剤封入袋体の第1の具体例を示す平
面図、(B)は錠剤封入袋体の第2の具体例を示す平面
図。
【図3】(A)はストレーナ内に装着された錠剤封入袋
体の正面図、(B)は浴室の排水口内に装着された錠剤
封入袋体の正面図。
【図4】(A)は浴室の床面に設けられた排水口の縦断
面図、(B)は厨房の調理用シンク内に設けられたスト
レーナの縦断面図。
【符号の説明】
10 錠剤の封入袋体 11 固形塩素剤 12 通水性の袋体 13 樹脂テープ 14 水溶性フィルムからなる包袋体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の形状に錠剤化した固形塩素剤と、
    上記固形塩素剤を封入した通水性の袋体と、この袋体に
    端部を固着し、かつ、引き延ばしによって所望の長さに
    調節可能な帯状の樹脂テープとからなり、上記樹脂テー
    プには一軸延伸によって配向性を調節されたものを使用
    したことを特徴とする、ぬめり、悪臭除去ならびに殺菌
    用錠剤の封入袋体。
  2. 【請求項2】 適宜の形状に錠剤化した固形塩素剤と、
    上記固形塩素剤を封入した通水性の袋体と、この袋体に
    端部を固着し、かつ、引き延ばしによって所望の長さに
    調節可能な帯状の樹脂テープと、上記固形塩素剤、ある
    いは固形塩素剤を封入した袋体を被包する水溶性フィル
    ムの包袋体とからなり、上記樹脂テープには一軸延伸に
    よって配向性を調節されたものを使用したことを特徴と
    する、ぬめり、悪臭除去ならびに殺菌用錠剤の封入袋
    体。
JP1992089226U 1992-12-28 1992-12-28 錠剤の封入袋体 Expired - Lifetime JP2591597Y2 (ja)

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JP2021041162A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 株式会社グリーンウェル トリクロロイソシアヌル酸を含有する錠剤の包装体
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JP3126143U (ja) 2005-07-14 2006-10-19 和彦 北村 折り紙

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