JP2589095Y2 - 掃除流し水栓 - Google Patents
掃除流し水栓Info
- Publication number
- JP2589095Y2 JP2589095Y2 JP1992027053U JP2705392U JP2589095Y2 JP 2589095 Y2 JP2589095 Y2 JP 2589095Y2 JP 1992027053 U JP1992027053 U JP 1992027053U JP 2705392 U JP2705392 U JP 2705392U JP 2589095 Y2 JP2589095 Y2 JP 2589095Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- faucet
- fire
- hose
- cleaning
- fire hydrant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、掃除流し水栓に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】掃除流し水栓は、建物の便所や湯沸し室
等の掃除流し(SK)ブース内に設置されている。その
構造は図3に示される如くで、ハンドル1の回転度合い
に比例して水量をコントロールできる全開に複数回の回
転操作を要する仕切弁を採用しており、蛇口2は下向き
に固定でありホース接手は別段設けられていない。一
方、消火栓の構造は図4に示される如くで、玉形弁を採
用していてハンドル3のわずかな回転操作でもって大量
の水を吐出し得る(但し、全開に至るには複数回の回転
操作を要する。)と共にホース差込式雄接手4を有する
蛇口5はホースの方向性が良く屈折することがないよう
スイベルジョイント6にて接続されて360°回転が可
能とされている。
等の掃除流し(SK)ブース内に設置されている。その
構造は図3に示される如くで、ハンドル1の回転度合い
に比例して水量をコントロールできる全開に複数回の回
転操作を要する仕切弁を採用しており、蛇口2は下向き
に固定でありホース接手は別段設けられていない。一
方、消火栓の構造は図4に示される如くで、玉形弁を採
用していてハンドル3のわずかな回転操作でもって大量
の水を吐出し得る(但し、全開に至るには複数回の回転
操作を要する。)と共にホース差込式雄接手4を有する
蛇口5はホースの方向性が良く屈折することがないよう
スイベルジョイント6にて接続されて360°回転が可
能とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】建物には叙上の如き屋
内消火栓が施設されているが、肝心の火災発生時、消火
栓が消火栓ポンプの故障,同ポンプの電源故障等に由っ
て機能しないことがたびたび生じる。又、法的に屋内消
火栓が設置されているケースでは、法の最少限範囲の配
置となっているのが通常であり、初期消火に充分に対応
し得ていない。法的に不要なケースにあっては自衛上、
自主的に設置するケースは皆無で、初期消火に全く無防
備となっているのが実状である。一方、掃除流し水栓は
専ら掃除道具類の水洗い用に使用され、大容量の水槽に
対しての多量の給水が可能とされているが、それ以外の
他の用途には殆ど利用されておらず、僅かに床洗い等に
使用されることがあるが、その際には、ゴムホースを臨
時に結束(接手が設けられていない)しなければなら
ず、その結束,解除に手間取る。本考案は、従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、掃除流し水栓を火災時に
あっては消火栓として使用し得る、つまり、自衛上の自
主設置消火栓としても兼用し得るようにしたものを提供
しようとするものである。
内消火栓が施設されているが、肝心の火災発生時、消火
栓が消火栓ポンプの故障,同ポンプの電源故障等に由っ
て機能しないことがたびたび生じる。又、法的に屋内消
火栓が設置されているケースでは、法の最少限範囲の配
置となっているのが通常であり、初期消火に充分に対応
し得ていない。法的に不要なケースにあっては自衛上、
自主的に設置するケースは皆無で、初期消火に全く無防
備となっているのが実状である。一方、掃除流し水栓は
専ら掃除道具類の水洗い用に使用され、大容量の水槽に
対しての多量の給水が可能とされているが、それ以外の
他の用途には殆ど利用されておらず、僅かに床洗い等に
使用されることがあるが、その際には、ゴムホースを臨
時に結束(接手が設けられていない)しなければなら
ず、その結束,解除に手間取る。本考案は、従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、掃除流し水栓を火災時に
あっては消火栓として使用し得る、つまり、自衛上の自
主設置消火栓としても兼用し得るようにしたものを提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における掃除流し水栓は、弁はコックハンド
ルで回転制御されるボール弁とし、,蛇口はスイベルジ
ョイントを介して接続の先端にホース差込式雄接手を付
備させたものとし、近傍に開閉装置付ノズルを有する消
火ホースを配備したものである。
に、本考案における掃除流し水栓は、弁はコックハンド
ルで回転制御されるボール弁とし、,蛇口はスイベルジ
ョイントを介して接続の先端にホース差込式雄接手を付
備させたものとし、近傍に開閉装置付ノズルを有する消
火ホースを配備したものである。
【0005】
【作用】コックハンドルで回転制御されるボール弁のた
めに、一気の開放は90°回転させるだけで可能であ
り、消火ホースも近傍に配備してあるので、緊急時消火
栓に転用できる。又、掃除流し水栓としても、操作がや
り易すい。
めに、一気の開放は90°回転させるだけで可能であ
り、消火ホースも近傍に配備してあるので、緊急時消火
栓に転用できる。又、掃除流し水栓としても、操作がや
り易すい。
【0006】
【実施例】実施例について図を参照して説明する。図
1,図2において、本案掃除流し水栓7はボール弁8を
採用する。当該ボール弁8はコックハンドル9に軸杆1
0を介して連結されており、その弁口11は該コックハ
ンドル9の90°回転に由って開,閉される。さらに、
蛇口12はスイベルジョイント13を介して接続されて
360°回転可能とされているうえに先端にはホース差
込式雄接手14を付備している。図中15はSK(掃除
流し)、16はSKバック、17は壁、18は接続短
管、19はエルボ、20は水配管を夫々示す。又、本案
掃除流し水栓7が配備される掃除流しブース21には、
開閉装置付きノズル22を有する消火ホース23を壁掛
け若しくは床置にて配備しておく。図2は壁掛けにて配
備した態様を示している。しかして、通常はSKの吐水
口として使用し、火災時にブース21内に備えつけられ
ている消火ホース23を差込接続し、給水系の重力式圧
力あるいは加圧ポンプ式圧力を利用して初期消火に供す
ることができる。尚、水圧に関しては、消防法に近い
1.7〜2.5kg/cm2 相当の圧が期待できるため、6
0リットル/min 前後の放水量が確保出来る。
1,図2において、本案掃除流し水栓7はボール弁8を
採用する。当該ボール弁8はコックハンドル9に軸杆1
0を介して連結されており、その弁口11は該コックハ
ンドル9の90°回転に由って開,閉される。さらに、
蛇口12はスイベルジョイント13を介して接続されて
360°回転可能とされているうえに先端にはホース差
込式雄接手14を付備している。図中15はSK(掃除
流し)、16はSKバック、17は壁、18は接続短
管、19はエルボ、20は水配管を夫々示す。又、本案
掃除流し水栓7が配備される掃除流しブース21には、
開閉装置付きノズル22を有する消火ホース23を壁掛
け若しくは床置にて配備しておく。図2は壁掛けにて配
備した態様を示している。しかして、通常はSKの吐水
口として使用し、火災時にブース21内に備えつけられ
ている消火ホース23を差込接続し、給水系の重力式圧
力あるいは加圧ポンプ式圧力を利用して初期消火に供す
ることができる。尚、水圧に関しては、消防法に近い
1.7〜2.5kg/cm2 相当の圧が期待できるため、6
0リットル/min 前後の放水量が確保出来る。
【0007】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。 (1)屋内消火栓ポンプの故障,電源トラブルの時で
も、重力式であれば代替でき、加圧式であっても消火栓
ポンプ故障の時にバックアップできる。 (2)床洗浄等もワンタッチで多量水の水洗浄が可能で
あり、水圧が高いのである程度のつまり除去にも応用可
能となる。 (3)屋内消火栓の無い建物でも、初期消火に有効な設
備として使えるため、防災機能が向上する。 (4)消火栓の備えている建物でも更に充実した消火栓
態勢となり得る(例えば、3カ所/1フロアー+男女W
C各1ケ所で計5ケ所)。 (5)開閉弁の操作が僅かな回転操作で済んで簡易なた
め、緊急時迅速に対応し得る。
ので、次に記載する効果を奏する。 (1)屋内消火栓ポンプの故障,電源トラブルの時で
も、重力式であれば代替でき、加圧式であっても消火栓
ポンプ故障の時にバックアップできる。 (2)床洗浄等もワンタッチで多量水の水洗浄が可能で
あり、水圧が高いのである程度のつまり除去にも応用可
能となる。 (3)屋内消火栓の無い建物でも、初期消火に有効な設
備として使えるため、防災機能が向上する。 (4)消火栓の備えている建物でも更に充実した消火栓
態勢となり得る(例えば、3カ所/1フロアー+男女W
C各1ケ所で計5ケ所)。 (5)開閉弁の操作が僅かな回転操作で済んで簡易なた
め、緊急時迅速に対応し得る。
【図1】本案掃除流し水栓の水配管への取付態様説明図
である。
である。
【図2】本案実施になるSKブースの説明図である。
【図3】aは従来の掃除流し水栓のハンドル平面図、b
は水栓の正面図である。
は水栓の正面図である。
【図4】従来の消火栓の俯瞰図である。
1 ハンドル 2 蛇口 3 ハンドル 4 ホース差込式雄接手 5 蛇口 6 スイベルジョイント 7 掃除流し水栓 8 ボール弁 9 コックハンドル 10 軸杆 11 弁口 12 蛇口 13 スイベルジョイント 14 ホース差込式雄接手 15 SK(掃除流し) 16 SKバック 17 壁 18 接続短管 19 エルボ 20 水配管 21 掃除流しブース 22 開閉装置付きノズル 23 消火ホース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03C 1/042 A62C 35/20
Claims (1)
- 【請求項1】 弁はコックハンドルで回転制御されるボ
ール弁とし、蛇口はスイベルジョイントを介して接続の
先端にホース差込式雄接手を付備させたものとし、近傍
に開閉装置付ノズルを有する消火ホースを配備するとし
たことを特徴とする掃除流し水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027053U JP2589095Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 掃除流し水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027053U JP2589095Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 掃除流し水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581364U JPH0581364U (ja) | 1993-11-05 |
JP2589095Y2 true JP2589095Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=12210333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992027053U Expired - Fee Related JP2589095Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 掃除流し水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589095Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6485660B1 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-03-20 | 仁 大関 | 携帯貯水タンク付き流し台 |
KR102087305B1 (ko) * | 2018-06-27 | 2020-03-10 | 정기성 | 다목적용 수전금구 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50103459U (ja) * | 1974-01-28 | 1975-08-26 | ||
JPS50158398U (ja) * | 1974-06-15 | 1975-12-27 | ||
JPS5915805Y2 (ja) * | 1980-04-30 | 1984-05-10 | 日成企業株式会社 | 盗水防止機構を有するボ−ル弁型止水栓 |
JPS5915806Y2 (ja) * | 1980-11-27 | 1984-05-10 | 日成企業株式会社 | 盗水防止機構を有するボ−ル弁型止水栓 |
JPH0266869U (ja) * | 1988-07-21 | 1990-05-21 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992027053U patent/JP2589095Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581364U (ja) | 1993-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |