JP2585993Y2 - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JP2585993Y2 JP2585993Y2 JP1992040044U JP4004492U JP2585993Y2 JP 2585993 Y2 JP2585993 Y2 JP 2585993Y2 JP 1992040044 U JP1992040044 U JP 1992040044U JP 4004492 U JP4004492 U JP 4004492U JP 2585993 Y2 JP2585993 Y2 JP 2585993Y2
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- JP
- Japan
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- pinch
- paper
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- Handling Of Sheets (AREA)
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱転写記録装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写記録装置を図4から図9に
よって説明する。図4は、従来における熱転写記録装置
の基本的な機構の断面図である。用紙は、装置下部に位
置するシートフィーダ1にストックされている。主要な
機構部はベース2および図示されていない側板に支持さ
れている。ベース2はペーパフィードモータ3、シャッ
ターソレノイド4およびシャッターレバー8を支持して
おり、前記シャッターソレノイド4と前記シャッターレ
バー8をプランジャー5およびシャッターアングル7が
連結し前記シャッターレバー8がシャッターレバー支持
ピン8aを支点として回転可能になっていて、前記シャ
ッターレバー8は用紙の進路を形成しているペーパガイ
ド10、11の進路を開放、遮断の切り換えが可能であ
る。
よって説明する。図4は、従来における熱転写記録装置
の基本的な機構の断面図である。用紙は、装置下部に位
置するシートフィーダ1にストックされている。主要な
機構部はベース2および図示されていない側板に支持さ
れている。ベース2はペーパフィードモータ3、シャッ
ターソレノイド4およびシャッターレバー8を支持して
おり、前記シャッターソレノイド4と前記シャッターレ
バー8をプランジャー5およびシャッターアングル7が
連結し前記シャッターレバー8がシャッターレバー支持
ピン8aを支点として回転可能になっていて、前記シャ
ッターレバー8は用紙の進路を形成しているペーパガイ
ド10、11の進路を開放、遮断の切り換えが可能であ
る。
【0003】前記プランジャー5にはスプリング6が装
着され、前記シャッターソレノイド4に電流が流された
ときには前記ペーパガイド10、11の進路を開放し用
紙の進入を可能とし電流を切ったときには前記スプリン
グ6の弾性力により前記ペーパガイド10、11の進路
を遮断して前記ペーパガイド11と前記ベース2のペー
パガイド部2aとで用紙搬送路を形成する。
着され、前記シャッターソレノイド4に電流が流された
ときには前記ペーパガイド10、11の進路を開放し用
紙の進入を可能とし電流を切ったときには前記スプリン
グ6の弾性力により前記ペーパガイド10、11の進路
を遮断して前記ペーパガイド11と前記ベース2のペー
パガイド部2aとで用紙搬送路を形成する。
【0004】前記ペーパフィードモータ3はその軸にプ
ーリ12を有しタイミングベルト13により動力をキャ
プスタンローラ14aに伝えている。前記キャプスタン
軸14には前記ペーパフィードモータ3とタイミングベ
ルト13と連結されたキャプスタンプーリA14b以外
に前記キャプスタン軸14と共に回転するキャプスタン
プーリB14c、およびキャプスタンギア14dが装着
されている。
ーリ12を有しタイミングベルト13により動力をキャ
プスタンローラ14aに伝えている。前記キャプスタン
軸14には前記ペーパフィードモータ3とタイミングベ
ルト13と連結されたキャプスタンプーリA14b以外
に前記キャプスタン軸14と共に回転するキャプスタン
プーリB14c、およびキャプスタンギア14dが装着
されている。
【0005】前記キャプスタンプーリB14cはタイミ
ングベルト15により紙送りプーリ16aと排出プーリ
18aとつながり、前記紙送りプーリ16aは紙送りロ
ーラ16bに、前記排出プーリ18aは、排出ギア18
b、排出アイドラギア19および排出ローラギア20a
を回転させ排出ローラ20bに動力を与えている。前記
紙送りローラ16bと前記用紙排出ローラ20bには用
紙50を搬送、排出できるように対になった紙送りピン
チローラ17および用紙排出ピンチローラ21が圧接す
るように支持されている。またキャプスタンギア14d
は、プラテンアイドラギア22、プラテンギア23を回
転させてプラテンローラ24に駆動力を与えている。
ングベルト15により紙送りプーリ16aと排出プーリ
18aとつながり、前記紙送りプーリ16aは紙送りロ
ーラ16bに、前記排出プーリ18aは、排出ギア18
b、排出アイドラギア19および排出ローラギア20a
を回転させ排出ローラ20bに動力を与えている。前記
紙送りローラ16bと前記用紙排出ローラ20bには用
紙50を搬送、排出できるように対になった紙送りピン
チローラ17および用紙排出ピンチローラ21が圧接す
るように支持されている。またキャプスタンギア14d
は、プラテンアイドラギア22、プラテンギア23を回
転させてプラテンローラ24に駆動力を与えている。
【0006】前記キャプスタンローラ14aには用紙全
幅を前記キャプスタンローラ14aとともに用紙を挟み
込んで用紙を搬送できるように支持されたピンチローラ
25が存在する。前記ピンチローラ25は印字時に更に
強いグリップを生み出すためにピンチローラ軸25aを
介してピンチローラ25をキャプスタンローラ14aに
押しつけるピンチ押圧プレート26、また前記ピンチ押
圧プレート26を支持するピンチ押圧アングル27があ
る。前記ピンチ押圧アングル27は、支点27aを中心
に揺動可能である。
幅を前記キャプスタンローラ14aとともに用紙を挟み
込んで用紙を搬送できるように支持されたピンチローラ
25が存在する。前記ピンチローラ25は印字時に更に
強いグリップを生み出すためにピンチローラ軸25aを
介してピンチローラ25をキャプスタンローラ14aに
押しつけるピンチ押圧プレート26、また前記ピンチ押
圧プレート26を支持するピンチ押圧アングル27があ
る。前記ピンチ押圧アングル27は、支点27aを中心
に揺動可能である。
【0007】ピンチ押圧は、前記ピンチ押圧アングル2
7のレバー部27bの先端に接するように位置したピン
チ押圧カム32の回転により行われる。前記ピンチ押圧
カム32はピンチ押圧カムシャフト35に支持されてい
る。また前記ピンチ押圧カムシャフト35にはピンチ押
圧ギア30が設けらておりピニオンギア29とかみ合
い、ヘッドモータ28からの駆動を受けられるようにな
っている。前記ピンチ押圧ギア30は、前記ピンチ押圧
カムシャフト35にワンウエイクラッチを介して支持さ
れているため図4の反時計の矢印方向に回転するときの
み前記ピンチ押圧カムシャフト35に動力を伝え逆回転
の時は、前記ピンチ押圧ギア30と前記ピンチ押圧カム
シャフト35の間で空転するようになっている。
7のレバー部27bの先端に接するように位置したピン
チ押圧カム32の回転により行われる。前記ピンチ押圧
カム32はピンチ押圧カムシャフト35に支持されてい
る。また前記ピンチ押圧カムシャフト35にはピンチ押
圧ギア30が設けらておりピニオンギア29とかみ合
い、ヘッドモータ28からの駆動を受けられるようにな
っている。前記ピンチ押圧ギア30は、前記ピンチ押圧
カムシャフト35にワンウエイクラッチを介して支持さ
れているため図4の反時計の矢印方向に回転するときの
み前記ピンチ押圧カムシャフト35に動力を伝え逆回転
の時は、前記ピンチ押圧ギア30と前記ピンチ押圧カム
シャフト35の間で空転するようになっている。
【0008】更に前記ピンチ押圧ギア30はヘッドギア
31とかみ合い、ヘッドシャフト36に駆動を与えられ
るようなっている。前記ヘッドギア31は、前記ピンチ
押圧ギア30と同様にワンウエイクラッチが組み込まれ
ており図中の反時計の矢印方向にのみ前記ヘッドシャフ
ト36に駆動を伝えるようになっている。前記ヘッドシ
ャフト36にはヘッドカム33が組み込まれておりヘッ
ドプレート38と前記ヘッドプレート38に固定された
ヘッドアングル34に挟まれた状態になっている。印字
時には前記ヘッドカム33が前記ヘッドプレート38と
接し前記ヘッドプレート38に支持されたヘッド37を
前記プラテンローラ24に押しつける。また、非印字時
には前記ヘッドアングル34の上部と接し、前記ヘッド
37を前記プラテンローラ24から引き離す働きをす
る。
31とかみ合い、ヘッドシャフト36に駆動を与えられ
るようなっている。前記ヘッドギア31は、前記ピンチ
押圧ギア30と同様にワンウエイクラッチが組み込まれ
ており図中の反時計の矢印方向にのみ前記ヘッドシャフ
ト36に駆動を伝えるようになっている。前記ヘッドシ
ャフト36にはヘッドカム33が組み込まれておりヘッ
ドプレート38と前記ヘッドプレート38に固定された
ヘッドアングル34に挟まれた状態になっている。印字
時には前記ヘッドカム33が前記ヘッドプレート38と
接し前記ヘッドプレート38に支持されたヘッド37を
前記プラテンローラ24に押しつける。また、非印字時
には前記ヘッドアングル34の上部と接し、前記ヘッド
37を前記プラテンローラ24から引き離す働きをす
る。
【0009】また図5の従来のヘッドアップ、ダウン機
構図に示すとおり前記ヘッドシャフト36及び前記ピン
チ押圧カムシャフト35には、ヘッドセンスカム39及
びピンチセンスカム40が装備されマイクロスイッチ4
1、42により前記ヘッドカム33及び前記ピンチ押圧
カム32の各ポジションを検出するようになっている。
構図に示すとおり前記ヘッドシャフト36及び前記ピン
チ押圧カムシャフト35には、ヘッドセンスカム39及
びピンチセンスカム40が装備されマイクロスイッチ4
1、42により前記ヘッドカム33及び前記ピンチ押圧
カム32の各ポジションを検出するようになっている。
【0010】次に動作の説明をする。電源を立ちあげる
とイニシャライズ動作にはいる。イニシャライズは装置
を待機状態にするもので、ヘッドの初期化及びピンチ押
圧の開放を行う。イニシャライズ動作の終了の認識はヘ
ッドセンスカム39及びピンチセンスカム40の回転状
態をマイクロスイッチ41、42が検出することで行わ
れる。その様子をヘッドピンチ押圧の位置検出機構図で
ある図6、図7に示す。
とイニシャライズ動作にはいる。イニシャライズは装置
を待機状態にするもので、ヘッドの初期化及びピンチ押
圧の開放を行う。イニシャライズ動作の終了の認識はヘ
ッドセンスカム39及びピンチセンスカム40の回転状
態をマイクロスイッチ41、42が検出することで行わ
れる。その様子をヘッドピンチ押圧の位置検出機構図で
ある図6、図7に示す。
【0011】図6はマイクロスイッチoff、図7はo
nの状態である。前記ヘッドシャフト36及び前記ピン
チ押圧カムシャフト35の回転に伴い、ヘッドセンスカ
ム39及びピンチセンスカム40も回転して前記ヘッド
カム33及び前記ピンチ押圧カム32の位置を検出する
ものである。
nの状態である。前記ヘッドシャフト36及び前記ピン
チ押圧カムシャフト35の回転に伴い、ヘッドセンスカ
ム39及びピンチセンスカム40も回転して前記ヘッド
カム33及び前記ピンチ押圧カム32の位置を検出する
ものである。
【0012】図8にマイクロスイッチの位置検出の一覧
表を示すとおり4通りのポジションを検出する。前記ヘ
ッドギア31及び前記ピンチ押圧ギア30には、それぞ
れワンウエイクラッチが装着されていて、しかも前記ヘ
ッドモータ28の正転、逆転によりそれぞれのシャフト
に動力が伝わるため各々独自に位置出しを行うことがで
きる。イニシャライズ状態はヘッド37がupでピンチ
押圧が開放状態の時である。
表を示すとおり4通りのポジションを検出する。前記ヘ
ッドギア31及び前記ピンチ押圧ギア30には、それぞ
れワンウエイクラッチが装着されていて、しかも前記ヘ
ッドモータ28の正転、逆転によりそれぞれのシャフト
に動力が伝わるため各々独自に位置出しを行うことがで
きる。イニシャライズ状態はヘッド37がupでピンチ
押圧が開放状態の時である。
【0013】印字を行うときは図示しないオペレーショ
ンパネルを操作することにより、図9の制御回路が印字
指令を受けるとペーパーフィードモータ3が紙送りロー
ラ16bが用紙をペーパガイド11に送り込む方向に回
転を始める。同時にシャッターソレノイド4に電流が流
れペーパガイド10、11の進路が形成される。シート
フィーダ1から用紙が送り込まれ、前記ペーパガイド1
0に取り付けられた用紙検出センサ44がonとなる。
用紙は前記ペーパガイド11に搬送される。用紙は後端
が紙送りローラ16bからはずれるまで送られるが、前
記紙送りローラ16bからはずれたかどうかは、用紙検
出センサ44が切れてからペーパフィードモータ3を何
パルス送ったかどうかで検出する。
ンパネルを操作することにより、図9の制御回路が印字
指令を受けるとペーパーフィードモータ3が紙送りロー
ラ16bが用紙をペーパガイド11に送り込む方向に回
転を始める。同時にシャッターソレノイド4に電流が流
れペーパガイド10、11の進路が形成される。シート
フィーダ1から用紙が送り込まれ、前記ペーパガイド1
0に取り付けられた用紙検出センサ44がonとなる。
用紙は前記ペーパガイド11に搬送される。用紙は後端
が紙送りローラ16bからはずれるまで送られるが、前
記紙送りローラ16bからはずれたかどうかは、用紙検
出センサ44が切れてからペーパフィードモータ3を何
パルス送ったかどうかで検出する。
【0014】用紙後端が前記紙送りローラ16bからは
ずれたら、前記シャッタソレノイド4への電流を切り前
記ペーパガイド11と前記ベース2のペーパガイド部2
aとで形成されるプラテンローラ24ヘの用紙搬送路が
形成され、前記ヘッドモータ28が回転を始め前記ヘッ
ド37がupでピンチ押圧が押圧状態で停止する。前記
ペーパフィードモータ3が逆転を始め、用紙はプラテン
ローラ24に送られる。用紙がベースペーパガイド部2
aに達すると、前記ベース2のペーパガイド部2aにレ
バーをのぞかせている用紙検出センサ9が用紙の先端を
検出し前記ペーパフィードモータ3のパルスカウントに
より、用紙先端が前記キャプスタンローラ24に達した
ことを認識する。
ずれたら、前記シャッタソレノイド4への電流を切り前
記ペーパガイド11と前記ベース2のペーパガイド部2
aとで形成されるプラテンローラ24ヘの用紙搬送路が
形成され、前記ヘッドモータ28が回転を始め前記ヘッ
ド37がupでピンチ押圧が押圧状態で停止する。前記
ペーパフィードモータ3が逆転を始め、用紙はプラテン
ローラ24に送られる。用紙がベースペーパガイド部2
aに達すると、前記ベース2のペーパガイド部2aにレ
バーをのぞかせている用紙検出センサ9が用紙の先端を
検出し前記ペーパフィードモータ3のパルスカウントに
より、用紙先端が前記キャプスタンローラ24に達した
ことを認識する。
【0015】次に、前記ヘッドモータ28がピンチ押圧
機構を作動させたのと逆の回転をすることにより前記ヘ
ッド37をダウン状態にして印字が開始される。印字は
一色毎に行うため一色が終わる毎に前記ヘッド37がア
ップして前記ペーパフィードモータ3が逆転をして用紙
を前記ペーパガイド11の方向へ戻し印字の頭出しを行
ない、再び次の印字が開始される。この過程をイエロ
ー、マゼンダ、シアンまたは、イエロー、マゼンダ、シ
アン、ブラックの印字の間、繰り返すことにより印字を
達成させる。
機構を作動させたのと逆の回転をすることにより前記ヘ
ッド37をダウン状態にして印字が開始される。印字は
一色毎に行うため一色が終わる毎に前記ヘッド37がア
ップして前記ペーパフィードモータ3が逆転をして用紙
を前記ペーパガイド11の方向へ戻し印字の頭出しを行
ない、再び次の印字が開始される。この過程をイエロ
ー、マゼンダ、シアンまたは、イエロー、マゼンダ、シ
アン、ブラックの印字の間、繰り返すことにより印字を
達成させる。
【0016】最後の一色の印字が終了したら、前記ヘッ
ドモータ28の回転により前記ヘッド37をアップさせ
て前記ペーパフィードモータ3を回転させて前記ペーパ
ガイド11に用紙を搬送させる。用紙先端が前記ペーパ
ガイド11を通り、前記排出ローラ20bに達する手前
には、用紙検出センサ43があり、用紙が通るとそのセ
ンサが働き用紙が正常に送られたことを図9の制御部に
知らせる。
ドモータ28の回転により前記ヘッド37をアップさせ
て前記ペーパフィードモータ3を回転させて前記ペーパ
ガイド11に用紙を搬送させる。用紙先端が前記ペーパ
ガイド11を通り、前記排出ローラ20bに達する手前
には、用紙検出センサ43があり、用紙が通るとそのセ
ンサが働き用紙が正常に送られたことを図9の制御部に
知らせる。
【0017】また用紙後端が前記用紙検出センサ43を
通過した後は、前記ペーパフィードモータ3の送ったパ
ルスカウントにより、用紙の排出が完了したことを制御
部に知らせる。制御部は、この情報を入手すると前記ペ
ーパフィードモータ3の回転を停止して、装置をイニシ
ャライズして再び待機状態に戻るのである。
通過した後は、前記ペーパフィードモータ3の送ったパ
ルスカウントにより、用紙の排出が完了したことを制御
部に知らせる。制御部は、この情報を入手すると前記ペ
ーパフィードモータ3の回転を停止して、装置をイニシ
ャライズして再び待機状態に戻るのである。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】以上のような熱転写記
録装置においては、印字するとき前記用紙排出ローラ2
0bと前記紙送りローラ16bとの両方が用紙を送るわ
けだが、部品の寸法精度や組立精度により双方の紙送り
量に差が生じ前記ペーパガイド11の経路内で用紙のタ
ワミやピン張り現象が生じる。タワミの場合には用紙の
折れ、ピン張りの場合には前記ペーパーガイド11との
こすれによるキズの原因になる。いずれも印字品質を劣
化させる恐れがある。
録装置においては、印字するとき前記用紙排出ローラ2
0bと前記紙送りローラ16bとの両方が用紙を送るわ
けだが、部品の寸法精度や組立精度により双方の紙送り
量に差が生じ前記ペーパガイド11の経路内で用紙のタ
ワミやピン張り現象が生じる。タワミの場合には用紙の
折れ、ピン張りの場合には前記ペーパーガイド11との
こすれによるキズの原因になる。いずれも印字品質を劣
化させる恐れがある。
【0019】従って本考案は上記の課題を解決させるこ
とを目的とする。
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決させるための手段】上記の課題を解決させ
るために、排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と
用紙排出ローラ20bのグリップを着脱可能にし、排出
の時のみグリップするようにし、それ以外の時はグリッ
プを解除しておくようにした。
るために、排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と
用紙排出ローラ20bのグリップを着脱可能にし、排出
の時のみグリップするようにし、それ以外の時はグリッ
プを解除しておくようにした。
【0021】
【作用】上記のようにすることにより、印字時の用紙の
タワミやピン張りを防止できるようになった。
タワミやピン張りを防止できるようになった。
【0022】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本考案の実施例の装置図である。排出ピン
チリンク48、排出ピンチアングル45は、各々に立て
られたピン48a、45aで図示しない側板に支持され
ていて前記ピン48a、45aを支点として回動可能で
ある。
る。図1は、本考案の実施例の装置図である。排出ピン
チリンク48、排出ピンチアングル45は、各々に立て
られたピン48a、45aで図示しない側板に支持され
ていて前記ピン48a、45aを支点として回動可能で
ある。
【0023】また前記排出ピンチリンク48の両端にも
ピン48b、48cが立てられ前記ピン48bには、回
転可能なコロ47が取付られており従来例で記したピン
チ押圧カム32に接し、ヘッドモータ28から反時計方
向の回転力を与えられる。前記ピンチ押圧カム32の回
転にともない前記ピン48aを支点として回動する。
ピン48b、48cが立てられ前記ピン48bには、回
転可能なコロ47が取付られており従来例で記したピン
チ押圧カム32に接し、ヘッドモータ28から反時計方
向の回転力を与えられる。前記ピンチ押圧カム32の回
転にともない前記ピン48aを支点として回動する。
【0024】一方、他端に立てられたピン48cは、前
記排出ピンチアングル45の端部に設けられた図示しな
い長穴に差し込まれ前記ピンチ押圧カム32の回転によ
り与えられた回転力を前記排出ピンチアングル45に伝
えリンク構造が形成されている。前記排出ピンチアング
ル45には、用紙幅に沿って6カ所に排出ピンチスプリ
ング46がねじ、溶接、接着などの締結方法で取り付け
られている。
記排出ピンチアングル45の端部に設けられた図示しな
い長穴に差し込まれ前記ピンチ押圧カム32の回転によ
り与えられた回転力を前記排出ピンチアングル45に伝
えリンク構造が形成されている。前記排出ピンチアング
ル45には、用紙幅に沿って6カ所に排出ピンチスプリ
ング46がねじ、溶接、接着などの締結方法で取り付け
られている。
【0025】前記排出ピンチスプリング46はその一部
がおり曲げられて前記用紙排出ピンチローラ21のピン
21aを排出ピンチアングル45との上に狭持しペーパ
ーフィードモータ3なる駆動源からの駆動力が与えられ
る。前記用紙排出ローラ20bの回転に連れ回りが可能
である。また前記排出ピンチスプリング46は、その弾
性力により前記排出ピンチアングル45が回転して前記
用紙排出ピンチローラ21が前記用紙排出ローラ20b
に接したときクッションの働きをする。
がおり曲げられて前記用紙排出ピンチローラ21のピン
21aを排出ピンチアングル45との上に狭持しペーパ
ーフィードモータ3なる駆動源からの駆動力が与えられ
る。前記用紙排出ローラ20bの回転に連れ回りが可能
である。また前記排出ピンチスプリング46は、その弾
性力により前記排出ピンチアングル45が回転して前記
用紙排出ピンチローラ21が前記用紙排出ローラ20b
に接したときクッションの働きをする。
【0026】以上のリンク構造をとることにより、前記
ピンチ押圧がなされたときには、図2に示すように、排
出ピンチリンク48、排出ピンチアングル45は回動し
前記排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排
出ローラ20bのグリップは解除し、また図3に示す通
りピンチローラ25とキャプスタンローラ14aが乖離
し前記ピンチ押圧が解除されたときには前記用紙排出ロ
ーラ20bと排出ピンチローラ21のグリップがなされ
るようになる。
ピンチ押圧がなされたときには、図2に示すように、排
出ピンチリンク48、排出ピンチアングル45は回動し
前記排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排
出ローラ20bのグリップは解除し、また図3に示す通
りピンチローラ25とキャプスタンローラ14aが乖離
し前記ピンチ押圧が解除されたときには前記用紙排出ロ
ーラ20bと排出ピンチローラ21のグリップがなされ
るようになる。
【0027】印字中は従来例で説明した通り、図2のよ
うにピンチ押圧が常になされているため前記排出ローラ
部の用紙排出ローラ20bと用紙排出ピンチローラ21
のグリップは解除された状態を維持し、前記紙送りプ―
リ16aと前記用紙排出ローラ20bの間では、用紙5
0のタワミやピン張りは防止できるわけである。印字が
終了し用紙50を排出するときには用紙先端がペーパガ
イド11の用紙排出ローラ部近傍にある用紙検出スイッ
チ43にかかったときにピンチ押圧を解除し、前記排出
ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排出ローラ
20bのグリップを行えばよい。
うにピンチ押圧が常になされているため前記排出ローラ
部の用紙排出ローラ20bと用紙排出ピンチローラ21
のグリップは解除された状態を維持し、前記紙送りプ―
リ16aと前記用紙排出ローラ20bの間では、用紙5
0のタワミやピン張りは防止できるわけである。印字が
終了し用紙50を排出するときには用紙先端がペーパガ
イド11の用紙排出ローラ部近傍にある用紙検出スイッ
チ43にかかったときにピンチ押圧を解除し、前記排出
ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排出ローラ
20bのグリップを行えばよい。
【0028】本実施例では、排出ローラ部の排出ピンチ
ローラ21のグリップの着脱をピンチ押圧カム32を利
用して行ったが、単独のアクチュエータを設けて行って
も同様の効果を得ることができる。しかしアクチュエー
タを兼用化することにより、装置のコスト上昇を最小限
にすることができるため、本実施例の方が優れている。
ローラ21のグリップの着脱をピンチ押圧カム32を利
用して行ったが、単独のアクチュエータを設けて行って
も同様の効果を得ることができる。しかしアクチュエー
タを兼用化することにより、装置のコスト上昇を最小限
にすることができるため、本実施例の方が優れている。
【0029】
【考案の効果】以上のような用紙排出機構を熱転写記録
装置に設ければ印字中は、ピンチローラ25とキャプス
タンローラ14aはピンチ押圧が常になされているため
前記排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排
出ローラ20bのグリップは解除された状態を維持し、
前記紙送りローラ16aと前記用紙排出ローラ20bの
間では用紙のタワミやピン張りは防止でき、このためタ
ワミが発生の場合の用紙50の折れ、ピン張りの場合の
前記ペーパーガイド11とのこすれによるキズの発生に
よる印字品質の劣化を防止でき、良好な印字品質を得る
ことができる。また、排出ローラ部の用紙排出ピンチロ
ーラ21のグリップの着脱をピンチ押圧カム32を利用
して行うため、単独のアクチュエータを設けて行ったと
きの装置のコスト上昇を抑えることができる。
装置に設ければ印字中は、ピンチローラ25とキャプス
タンローラ14aはピンチ押圧が常になされているため
前記排出ローラ部の用紙排出ピンチローラ21と用紙排
出ローラ20bのグリップは解除された状態を維持し、
前記紙送りローラ16aと前記用紙排出ローラ20bの
間では用紙のタワミやピン張りは防止でき、このためタ
ワミが発生の場合の用紙50の折れ、ピン張りの場合の
前記ペーパーガイド11とのこすれによるキズの発生に
よる印字品質の劣化を防止でき、良好な印字品質を得る
ことができる。また、排出ローラ部の用紙排出ピンチロ
ーラ21のグリップの着脱をピンチ押圧カム32を利用
して行うため、単独のアクチュエータを設けて行ったと
きの装置のコスト上昇を抑えることができる。
【図1】本考案の実施例の装置図である。
【図2】本考案の排出ピンチ開放時の動作図である。
【図3】本考案の排出ピンチグリップ時の動作図であ
る。
る。
【図4】従来例の装置図である。
【図5】従来のヘッドアップ、ダウン機構図である。
【図6】ヘッド、ピンチ押圧の位置検出機構図(マイク
ロスイッチoff)である。
ロスイッチoff)である。
【図7】ヘッド、ピンチ押圧の位置検出機構図(マイク
ロスイッチon)である。
ロスイッチon)である。
【図8】マイクロスイッチの位置検出の一覧表である。
【図9】装置の回路ブロック図である。
11 ペーパガイド 14a キャプスタンローラ 20b 用紙排出ローラ 21 用紙排出ピンチローラ 25 ピンチローラ 27 ピンチ押圧アングル 28 ヘッドモータ 32 ピンチ押圧カム 45 排出ピンチアングル 46 排出ピンチスプリング 47 コロ 48 排出ピンチリンク
Claims (1)
- 【請求項1】 印字ヘッド(37)を挟んで、キャプス
タンローラ(14a)とピンチローラ(25)の組、お
よび、用紙排出ローラ(20b)と用紙排出ピンチロー
ラ(21)の組とを配置した繰り返し印字部(24、3
7)を備え、これにより各色毎に用紙(50)を往復さ
せて繰り返し印字によりカラー印字を行うカラー熱転写
記録装置において、ヘッドモータ(28)により駆動さ
れ一方方向に回転するピンチ押圧カム(32) を有
し、上記繰り返し印字は、ピンチ押圧カム(32)に係
合するピンチローラ押圧機構(26、27)を介して、
印字ヘッド(37)の印字動作に連動して、用紙(5
0)をピンチローラ(25)によりキャプスタンローラ
(14a)に押圧し、非印字動作に連動して、その押圧
を解除するピンチローラ駆動機構と、ピンチ押圧カム
(32)に係合するリンク機構(21、45、46、4
7、48)を介して、印字ヘッド(37)の印字動作に
連動して用紙排出ピンチローラ(21)と排出ローラ
(20b)との押圧を解除し、非印字動作に連動して用
紙(50)を用紙排出ピンチローラ(21)により排出
ローラ(20b)に押圧する用紙排出ピンチローラ駆動
機構とを備えたことを特徴とするカラー熱転写記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040044U JP2585993Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040044U JP2585993Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06751U JPH06751U (ja) | 1994-01-11 |
JP2585993Y2 true JP2585993Y2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=12569920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040044U Expired - Fee Related JP2585993Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585993Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4605411B2 (ja) * | 2009-08-24 | 2011-01-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置及び液体噴射装置 |
JP4605410B2 (ja) * | 2009-08-24 | 2011-01-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置及び液体噴射装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0387272A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-12 | Victor Co Of Japan Ltd | プリンタ装置 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP1992040044U patent/JP2585993Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06751U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |