JP2585402B2 - 無効電力補償装置 - Google Patents
無効電力補償装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電力系統にリアクトルとコンデンサを並列
接続し、そのリアクトルに流れる電流をサイリスタによ
り位相制御して電力系統の無効電力を補償する無効電力
補償装置に関する。
接続し、そのリアクトルに流れる電流をサイリスタによ
り位相制御して電力系統の無効電力を補償する無効電力
補償装置に関する。
(従来の技術) 不規則、かつ、急激に変動する無効電力を発生する負
荷、例えば、アーク炉や圧延機などが接続されている電
力系統においては、無効電力の変動する電圧変動を生
じ、その電圧変動が原因となるフリッカを発生する。
荷、例えば、アーク炉や圧延機などが接続されている電
力系統においては、無効電力の変動する電圧変動を生
じ、その電圧変動が原因となるフリッカを発生する。
このようなフリッカを防止するため、従来より、変動
負荷の無効電力を補償して電力系統の電圧を安定化する
無効電力補償装置が実用されている。
負荷の無効電力を補償して電力系統の電圧を安定化する
無効電力補償装置が実用されている。
第6図は、無効電力補償装置の従来例を示している。
同図において、系統電源1は、線路インピーダンス2
を備えた線路3を介し、無効電力補償装置4の受電端5,
6に印加されており、この無効電力補償装置4の送電端
7,8には、アーク炉などの変動負荷9が接続されてい
る。
を備えた線路3を介し、無効電力補償装置4の受電端5,
6に印加されており、この無効電力補償装置4の送電端
7,8には、アーク炉などの変動負荷9が接続されてい
る。
無効電力補償装置4において、変成器10は、系統電圧
を検出するためのものであり、その検出電圧は制御回路
11に出力されている。変流器12は、系統電流を検出する
ためのものであり、その検出電流は制御回路11に出力さ
れている。
を検出するためのものであり、その検出電圧は制御回路
11に出力されている。変流器12は、系統電流を検出する
ためのものであり、その検出電流は制御回路11に出力さ
れている。
コンデンサ13、および、リアクトル14は、系統電力の
無効電力を補償する、補償無効電力を発生するためのも
のであり、リアクトル14と直列に、かつ、互いに逆方向
に並列接続されているサイリスタ15,16は、リアクトル1
4をオンオフするためのものである。
無効電力を補償する、補償無効電力を発生するためのも
のであり、リアクトル14と直列に、かつ、互いに逆方向
に並列接続されているサイリスタ15,16は、リアクトル1
4をオンオフするためのものである。
制御回路11は、変成器10より入力した系統電圧、およ
び、変流器12より入力した系統電流に基づいて無効電力
を算出し、この無効電力を補償するための補償無効電力
を算出する。そして、その補償無効電力を発生するよう
に、サイリスタ15,16のゲートに印加する点弧パルスPA
の点弧角を制御している。
び、変流器12より入力した系統電流に基づいて無効電力
を算出し、この無効電力を補償するための補償無効電力
を算出する。そして、その補償無効電力を発生するよう
に、サイリスタ15,16のゲートに印加する点弧パルスPA
の点弧角を制御している。
ここで、第7図に示すように、系統電源1から歪のな
い正弦波の電圧vが印加されているとき、電圧vのピー
ク点より制御遅れ角α1,α2,α3で点弧パルスPAを出力
すると、このときには、サイリスタ16がオフしており、
かつ、サイリスタ15の順方向に電圧vが印加されている
ので、サイリスタ15がオンし、それにより、リアクトル
14に流れる電流が、それぞれ電流ia,ib,icのように変化
する。
い正弦波の電圧vが印加されているとき、電圧vのピー
ク点より制御遅れ角α1,α2,α3で点弧パルスPAを出力
すると、このときには、サイリスタ16がオフしており、
かつ、サイリスタ15の順方向に電圧vが印加されている
ので、サイリスタ15がオンし、それにより、リアクトル
14に流れる電流が、それぞれ電流ia,ib,icのように変化
する。
また、制御遅れ角α1,α2,α3よりもそれぞれ180度
遅れた制御遅れ角α1′,α2′,α3′で点弧パルス
PAを出力すると、このときには、サイリスタ15がオフ
し、かつ、サイリスタ16の順方向に電圧vが印加されて
いるので、サイリスタ16がオンし、それにより、リアク
トル14に流れる電流が、それぞれ電流ia′,ib′,ic′の
ように変化する。
遅れた制御遅れ角α1′,α2′,α3′で点弧パルス
PAを出力すると、このときには、サイリスタ15がオフ
し、かつ、サイリスタ16の順方向に電圧vが印加されて
いるので、サイリスタ16がオンし、それにより、リアク
トル14に流れる電流が、それぞれ電流ia′,ib′,ic′の
ように変化する。
このようにして、リアクトル14に流れる電流は、サイ
リスタ15,16の点弧角により変化し、その制御遅れ角α
と電流ピーク値との関係を第8図に示す。
リスタ15,16の点弧角により変化し、その制御遅れ角α
と電流ピーク値との関係を第8図に示す。
すなわち、制御回路11は、サイリスタ15,16の点弧角
を変化することで、リアクトル14のリアクタンスを連続
的に変化することができ、これにより、無効電力補償装
置4が発生する補償無効電力を連続的に変化することが
できる。
を変化することで、リアクトル14のリアクタンスを連続
的に変化することができ、これにより、無効電力補償装
置4が発生する補償無効電力を連続的に変化することが
できる。
したがって、制御回路11は、上述のようにして算出し
た補償無効電力に対応して点弧パルスPAの点弧を設定
し、それにより、電力系統に生じている無効電力を補償
して、電圧変動を抑制し、それにより、フリッカの発生
を防止している。
た補償無効電力に対応して点弧パルスPAの点弧を設定
し、それにより、電力系統に生じている無効電力を補償
して、電圧変動を抑制し、それにより、フリッカの発生
を防止している。
(発明が解決しようとする課題) ところが、このような従来装置では、系統電圧が変動
し、直流成分が重畳したり、波形歪を生じると、次のよ
うな不都合を生じていた。
し、直流成分が重畳したり、波形歪を生じると、次のよ
うな不都合を生じていた。
すなわち、一般に、電圧vのピーク値検出が困難なた
め、制御回路11は、点弧パルスPAの点弧角の基準とし
て、電圧vの波形の零点検出タイミングを用いている。
め、制御回路11は、点弧パルスPAの点弧角の基準とし
て、電圧vの波形の零点検出タイミングを用いている。
そこで、第9図(a)に示すように、電圧vに直流成
分が重畳され、零点が電圧波形の正方向に変位する様態
に系統電圧が変動したとき、零点の検出タイミングが時
間的に後の方向にずれる。
分が重畳され、零点が電圧波形の正方向に変位する様態
に系統電圧が変動したとき、零点の検出タイミングが時
間的に後の方向にずれる。
このために、この場合には、同図(b)に示すよう
に、サイリスタ15の点弧幅が短縮され、また、同図
(c)に示すように、サイリスタ16の点弧幅が延長され
て、180度を越えることがある。なお、同図(a)にお
いて、電流iはサイリスタ15を流れる電流を示し、電流
i′はサイリスタ16を流れる電流を示す。
に、サイリスタ15の点弧幅が短縮され、また、同図
(c)に示すように、サイリスタ16の点弧幅が延長され
て、180度を越えることがある。なお、同図(a)にお
いて、電流iはサイリスタ15を流れる電流を示し、電流
i′はサイリスタ16を流れる電流を示す。
その結果、リアクトル14は、正側に励磁されている時
間よりも負側に励磁されている時間が格段に大きくな
り、リアクトル14が直流偏磁されるという不都合を生じ
ていた。
間よりも負側に励磁されている時間が格段に大きくな
り、リアクトル14が直流偏磁されるという不都合を生じ
ていた。
また、これ以外にも、例えば、電圧vの波形に歪を生
じた場合に、同様の不都合を生じることがある。
じた場合に、同様の不都合を生じることがある。
そこで、本発明は、このような従来装置の課題を解決
し、リアクトルの直流偏磁を防止できるとともに、装置
コストを低減できる無効電力補償装置を提供することを
目的としている。
し、リアクトルの直流偏磁を防止できるとともに、装置
コストを低減できる無効電力補償装置を提供することを
目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、サイリスタの点弧位相遅れ角の最小値を、
リアクトルが直流偏磁を生じない所定値に制限する点弧
位相遅れ角制限手段を備えたものである。
リアクトルが直流偏磁を生じない所定値に制限する点弧
位相遅れ角制限手段を備えたものである。
(作用) したがって、サイリスタの点弧幅が、一定値以下に制
限されるため、リアクトルの直流偏磁を防止することが
できる。
限されるため、リアクトルの直流偏磁を防止することが
できる。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる無効電力補償装
置を示している。なお、同図において、第6図と同一部
分には同一符号を付している。
置を示している。なお、同図において、第6図と同一部
分には同一符号を付している。
同図において、変成器10の検出電圧は、無効電力検出
回路21、および、位相制御回路22に加えられるととも
に、フィルタ回路23により波形整形されている。また、
変流器12の検出電流は、無効電力検出回路21に加えられ
ている。
回路21、および、位相制御回路22に加えられるととも
に、フィルタ回路23により波形整形されている。また、
変流器12の検出電流は、無効電力検出回路21に加えられ
ている。
無効電力検出回路21は、入力した検出電圧および検出
電流に基づいて電力系統に生じている無効電力を算出す
るものであり、その算出無効電力は、演算回路24に出力
されている。
電流に基づいて電力系統に生じている無効電力を算出す
るものであり、その算出無効電力は、演算回路24に出力
されている。
演算回路24は、入力した算出無効電力に基づき、その
無効電力を補償するための補償無効電力を算出するもの
であり、その算出補償無効電力は、位相制御回路22に出
力されている。
無効電力を補償するための補償無効電力を算出するもの
であり、その算出補償無効電力は、位相制御回路22に出
力されている。
位相制御回路22は、入力した算出補償無効電力に基づ
いてサイリスタ15,16の点弧角を演算する一方、検出電
圧の零点を検出する。そして、その検出タイミングを基
準として、演算した点弧角のタイミングを判定し、その
判定タイミングで立ち上がって次の検出電圧の零点で立
ち下がる波形の点弧タイミング信号STを発生するもので
あり、その点弧タイミング信号STは、アンド回路25,26
の一入力端に加えられている。
いてサイリスタ15,16の点弧角を演算する一方、検出電
圧の零点を検出する。そして、その検出タイミングを基
準として、演算した点弧角のタイミングを判定し、その
判定タイミングで立ち上がって次の検出電圧の零点で立
ち下がる波形の点弧タイミング信号STを発生するもので
あり、その点弧タイミング信号STは、アンド回路25,26
の一入力端に加えられている。
フィルタ回路23により波形整形された検出電圧は、レ
ベル検出器27に加えられるとともに、反転増幅器28で反
転されたのちにレベル検出器29に加えられている。
ベル検出器27に加えられるとともに、反転増幅器28で反
転されたのちにレベル検出器29に加えられている。
レベル検出器27は、入力信号が正になっている期間、
すなわち、検出電圧の正の期間を検出するものであり、
その検出信号S1は、オンディレイタイマ回路30に加えら
れている。
すなわち、検出電圧の正の期間を検出するものであり、
その検出信号S1は、オンディレイタイマ回路30に加えら
れている。
レベル検出器29は、入力信号が正になっている期間、
すなわち、検出電圧の負の期間を検出するものであり、
その検出信号S2は、オンディレイタイマ回路31に加えら
れている。
すなわち、検出電圧の負の期間を検出するものであり、
その検出信号S2は、オンディレイタイマ回路31に加えら
れている。
オンディレイタイマ回路30,31は、入力信号S1,S2の立
上りタイミングから一定時間遅延(例えば、位相角の12
0度に対応した時間)したタイミングで立上り、かつ、
入力信号S1,S2の立ち下がりタイミングと同一タイミン
グで立ち下がる信号S3,S4を形成するものであり、その
信号S3,S4は、アンド回路25,26の他方の入力端に加えら
れている。アンド回路25,26の出力信号S5,S6は、パルス
発生器32,33に加えられている。
上りタイミングから一定時間遅延(例えば、位相角の12
0度に対応した時間)したタイミングで立上り、かつ、
入力信号S1,S2の立ち下がりタイミングと同一タイミン
グで立ち下がる信号S3,S4を形成するものであり、その
信号S3,S4は、アンド回路25,26の他方の入力端に加えら
れている。アンド回路25,26の出力信号S5,S6は、パルス
発生器32,33に加えられている。
パルス発生器32,33は、入力した信号S5,S6の立上りタ
イミングに同期して、パルス幅の小さいパルス信号PC,P
Dを一発出力するものであり、そのパルス信号PC,PDは、
パルストランス34,35を介し、点弧パルスPA1,PA2とし
て、それぞれサイリスタ15,16のゲート入力端に加えら
れている。
イミングに同期して、パルス幅の小さいパルス信号PC,P
Dを一発出力するものであり、そのパルス信号PC,PDは、
パルストランス34,35を介し、点弧パルスPA1,PA2とし
て、それぞれサイリスタ15,16のゲート入力端に加えら
れている。
以上の構成で、第2図(a)〜(g)に示すように、
歪のない正弦波の電圧vが印加されているとき、その電
圧vの正の期間で、レベル検出器27より信号S1が出力さ
れる。
歪のない正弦波の電圧vが印加されているとき、その電
圧vの正の期間で、レベル検出器27より信号S1が出力さ
れる。
これにより、オンディレイタイマ回路30からは、信号
S1の立上りタイミングよりも、位相角にして120度遅延
したタイミング、すなわち、電圧vのピーク値のタイミ
ングから30度位相遅れのタイミングで立ち上がる信号S3
が出力される。
S1の立上りタイミングよりも、位相角にして120度遅延
したタイミング、すなわち、電圧vのピーク値のタイミ
ングから30度位相遅れのタイミングで立ち上がる信号S3
が出力される。
一方、このとき、補償無効電力が比較的大きく、位相
制御回路22から、電圧vのピーク値のタイミングから15
度位相遅れのタイミングで立ち上がる点弧タイミング信
号STが出力されたとする。
制御回路22から、電圧vのピーク値のタイミングから15
度位相遅れのタイミングで立ち上がる点弧タイミング信
号STが出力されたとする。
したがって、アンド回路25,26は、この点弧タイミン
グ信号STが立ち上げられたタイミングで動作可能な状態
となり、信号S3が立ち上げられると、アンド回路25の出
力信号S5が立上り、これにより、パルス発生器32よりパ
ルス信号PCが発生する。
グ信号STが立ち上げられたタイミングで動作可能な状態
となり、信号S3が立ち上げられると、アンド回路25の出
力信号S5が立上り、これにより、パルス発生器32よりパ
ルス信号PCが発生する。
その結果、電圧vのピーク値よりも30度位相遅れのタ
イミングで、点弧パルスPA1がサイリスタ15のゲートに
印加され、これにより、リアクトル14には電流i1が印加
される。
イミングで、点弧パルスPA1がサイリスタ15のゲートに
印加され、これにより、リアクトル14には電流i1が印加
される。
また、第3図(a)〜(g)に示すように、歪のない
正弦波の電圧vが印加されているとき、その電圧vの負
の期間で、レベル検出器29より信号S2が出力される。
正弦波の電圧vが印加されているとき、その電圧vの負
の期間で、レベル検出器29より信号S2が出力される。
これにより、オンディレイタイマ回路31からは、信号
S2の立上りタイミングよりも、位相角にして210度遅延
したタイミング、すなわち、電圧vの負のピーク値のタ
イミングから30度位相遅れのタイミングで立ち上がる信
号S4が出力される。
S2の立上りタイミングよりも、位相角にして210度遅延
したタイミング、すなわち、電圧vの負のピーク値のタ
イミングから30度位相遅れのタイミングで立ち上がる信
号S4が出力される。
一方、このとき、上述と同様に、位相制御回路22か
ら、電圧vの負のピーク値のタイミングから15度位相遅
れのタイミングで立ち上がる点弧タイミング信号STが出
力されたとする。
ら、電圧vの負のピーク値のタイミングから15度位相遅
れのタイミングで立ち上がる点弧タイミング信号STが出
力されたとする。
したがって、アンド回路25,26は、この点弧タイミン
グ信号STが立ち上げられたタイミングで動作可能な状態
となっており、信号S4が立ち上げられると、アンド回路
26の出力信号S6が立上り、これにより、パルス発生器33
よりパルス信号PDが発生する。
グ信号STが立ち上げられたタイミングで動作可能な状態
となっており、信号S4が立ち上げられると、アンド回路
26の出力信号S6が立上り、これにより、パルス発生器33
よりパルス信号PDが発生する。
その結果、電圧vの負のピーク値よりも30度位相遅れ
のタイミングンで、点弧パルスPA2がサイリスタ16のゲ
ートに印加され、これにより、リアクトル14には、電流
i2が流れる。
のタイミングンで、点弧パルスPA2がサイリスタ16のゲ
ートに印加され、これにより、リアクトル14には、電流
i2が流れる。
このようにして、本実施例では、サイリスタ15,16の
点弧遅れ角の最小値が30度に制限されており、それより
も点弧遅れ角が小さくなることがない。
点弧遅れ角の最小値が30度に制限されており、それより
も点弧遅れ角が小さくなることがない。
そのために、第9図(a)と同様の電圧変動が生じた
場合、本実施例では、第4図(a)〜(c)に示すよう
に、サイリスタ16の点弧幅が180度よりも大きくなるこ
とが防止され、これにより、リアクトル14の直流偏磁を
防止することができる。
場合、本実施例では、第4図(a)〜(c)に示すよう
に、サイリスタ16の点弧幅が180度よりも大きくなるこ
とが防止され、これにより、リアクトル14の直流偏磁を
防止することができる。
ところで、上述のように、点弧遅れ角の最小値を30度
に制限すると、第5図に曲線CV1で示すように、リアク
トル14に流れる電流のピーク値が40%に制限される。
に制限すると、第5図に曲線CV1で示すように、リアク
トル14に流れる電流のピーク値が40%に制限される。
そこで、本実施例では、制御遅れ角を30度に設定した
ときに、同図に曲線CV2で示すように、従来同様の電流
値、すなわち、この無効電力補償装置の定格電流を流す
ことができるように、リアクトル14のリアクタンスを、
従来装置の40%に設定した。
ときに、同図に曲線CV2で示すように、従来同様の電流
値、すなわち、この無効電力補償装置の定格電流を流す
ことができるように、リアクトル14のリアクタンスを、
従来装置の40%に設定した。
これにより、本実施例装置でも、従来装置と同等の無
効電力補償能力をもたせることができる。
効電力補償能力をもたせることができる。
ところで、リアクトル14のコストは、リアクタンス値
の1.6〜1.7乗に比例する。上述のように、本実施例装置
で必要なリアクトル14のリアクタンスが、従来装置の40
%であるため、本実施例では、従来装置の20数%のコス
トでリアクトル14を構成でき、それにより、無効電力補
償装置のコストを低下することができるという効果も得
る。
の1.6〜1.7乗に比例する。上述のように、本実施例装置
で必要なリアクトル14のリアクタンスが、従来装置の40
%であるため、本実施例では、従来装置の20数%のコス
トでリアクトル14を構成でき、それにより、無効電力補
償装置のコストを低下することができるという効果も得
る。
なお、第4図(a)〜(c)では、電圧vの波形が歪
んでいない状態で、直流成分が重畳された場合につい
て、本実施例の効果を説明しているが、電圧vに波形歪
を生じている場合においても、上述と同様に、本実施例
の効果があらわれ、サイリスタ15,16の点弧幅を制限す
ることができる。
んでいない状態で、直流成分が重畳された場合につい
て、本実施例の効果を説明しているが、電圧vに波形歪
を生じている場合においても、上述と同様に、本実施例
の効果があらわれ、サイリスタ15,16の点弧幅を制限す
ることができる。
また実際には、リアクトルに流れる電流には高調波成
分を含むが、上述の説明においては、省略している。
分を含むが、上述の説明においては、省略している。
また、上述した実施例では、点弧パルスの位相遅れ角
の最小値を30度に制限しているが、この最小値は、これ
に限ることはない。すなわち、点弧パルスの位相遅れ角
の最小値は、電圧揺動(波形歪を含む)が生じた場合で
も、サイリスタの点弧幅を180度より小さくできる値に
設定すればよい。
の最小値を30度に制限しているが、この最小値は、これ
に限ることはない。すなわち、点弧パルスの位相遅れ角
の最小値は、電圧揺動(波形歪を含む)が生じた場合で
も、サイリスタの点弧幅を180度より小さくできる値に
設定すればよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、サイリスタの点弧位
相遅れ角の最小値を所定値に制限する点弧位相遅れ角制
限手段を備えているので、サイリスタの点弧幅を一定値
以下に制限することができ、それによって、リアクトル
の直流偏磁を防止することができる。また、リアクトル
のリアクタンスを小さくすることができるので、装置コ
ストを低下することができるという効果を得る。
相遅れ角の最小値を所定値に制限する点弧位相遅れ角制
限手段を備えているので、サイリスタの点弧幅を一定値
以下に制限することができ、それによって、リアクトル
の直流偏磁を防止することができる。また、リアクトル
のリアクタンスを小さくすることができるので、装置コ
ストを低下することができるという効果を得る。
第1図は本発明の一実施例にかかる無効電力補償装置を
示すブロック図、第2図は電圧が正の期間における第1
図の装置の動作を説明するための波形図、第3図は電圧
が負の期間における第1図の装置の動作を説明するため
の波形図、第4図は第1図の装置の効果を説明するため
の波形図、第5図はリアクトルのリアクタンスの設定例
を示す概略図、第6図は従来装置の一例を示す回路図、
第7図は点弧角とリアクトルに流れる電流との関係を説
明するための波形図、第8図は制御遅れ角と電流ピーク
値の関係を示したグラフ図、第9図は従来装置の不都合
を説明するための波形図である。 21……無効電力検出回路、22……位相制御回路、23……
フィルタ回路、24……演算回路、26,26……アンド回
路、27,29……レベル検出器、28……反転増幅器、30,31
……オンディレイタイマ回路、 32,33……パルス発生器、34,35……パルストランス。
示すブロック図、第2図は電圧が正の期間における第1
図の装置の動作を説明するための波形図、第3図は電圧
が負の期間における第1図の装置の動作を説明するため
の波形図、第4図は第1図の装置の効果を説明するため
の波形図、第5図はリアクトルのリアクタンスの設定例
を示す概略図、第6図は従来装置の一例を示す回路図、
第7図は点弧角とリアクトルに流れる電流との関係を説
明するための波形図、第8図は制御遅れ角と電流ピーク
値の関係を示したグラフ図、第9図は従来装置の不都合
を説明するための波形図である。 21……無効電力検出回路、22……位相制御回路、23……
フィルタ回路、24……演算回路、26,26……アンド回
路、27,29……レベル検出器、28……反転増幅器、30,31
……オンディレイタイマ回路、 32,33……パルス発生器、34,35……パルストランス。
Claims (2)
- 【請求項1】電力系統にリアクトルとコンデンサを並列
接続し、そのリアクトルに流れる電流をサイリスタによ
り位相制御して電力系統の無効電力を補償する無効電力
補償装置において、前記サイリスタの点弧位相遅れ角の
最小値を、前記リアクトルが直流偏磁を生じない所定値
に制限する点弧位相遅れ角制限手段を備えたことを特徴
とする無効電力補償装置。 - 【請求項2】電力系統にリアクトルとコンデンサを並列
接続し、そのリアクトルに流れる電流をサイリスタによ
り位相制御して電力系統の無効電力を補償する無効電力
補償装置において、前記電力系統の無効電力を検出しそ
の検出した無効電力に対応した点弧角で立ち上がる点弧
パルスを発生させる位相制御回路と、前記電力系統の電
圧の零点を検出する零点検出手段と、前記零点検出手段
の検出時点から所定の点弧位相遅れ角最小値を経過した
時点から、前記零点検出手段の次の検出時点までの期間
で立ち上がるタイミング信号を発生するタイミング信号
発生手段と、上記タイミング信号の立ち上がり端または
点弧信号の立ち上がり端のいずれか遅いタイミングで所
定パルス幅の点弧パルス信号をサイリスタに印加するパ
ルス発生器を備え、前記点弧位相遅れ角最小値に対応し
た点弧幅に対応して、前記リアクトルのリアクタンスの
値を設定したことを特徴とする無効電力補償装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295976A JP2585402B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295976A JP2585402B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143312A JPH02143312A (ja) | 1990-06-01 |
JP2585402B2 true JP2585402B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=17827530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63295976A Expired - Fee Related JP2585402B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585402B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6266309A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-25 | Toshiba Corp | 静止形無効電力補償装置の制御方法 |
JPS62210517A (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-16 | Toshiba Corp | 静止形無効電力補償制御装置 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63295976A patent/JP2585402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143312A (ja) | 1990-06-01 |
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