JP2585098Y2 - 中空棒状部材の固定部構造 - Google Patents
中空棒状部材の固定部構造Info
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- JP2585098Y2 JP2585098Y2 JP1991086340U JP8634091U JP2585098Y2 JP 2585098 Y2 JP2585098 Y2 JP 2585098Y2 JP 1991086340 U JP1991086340 U JP 1991086340U JP 8634091 U JP8634091 U JP 8634091U JP 2585098 Y2 JP2585098 Y2 JP 2585098Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空棒状部材の固定部
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にトラックなどの後部にはバンパが
取付けられているが、近年、トラックなどの車体重量軽
減のために、バンパ部材として鋼製の板状部材に代えて
アルミ合金製などの中空棒状部材を用いるようになりつ
つある。
取付けられているが、近年、トラックなどの車体重量軽
減のために、バンパ部材として鋼製の板状部材に代えて
アルミ合金製などの中空棒状部材を用いるようになりつ
つある。
【0003】図11はトラック1の後部にステー2を介
して中空棒状部材3からなるバンパ部材を取付けた状態
を示しており、該中空棒状部材3は、図12・図13に
示すように、矩形断面を有し、トラック1などの車体前
方へ向いた面4に車体幅方向5へ延びてステー2に対す
る取付け用のボルト6の胴部7の径寸法よりも僅かに広
い間隔を有するスリット8を備えており、且つ、中空棒
状部材3の内部にはスリット8を囲んでボルト6の頭部
9を遊嵌状態で収容可能なボルト頭部収容空間10を形
成するための覆い部材11が車体幅方向5に一体に延設
されている。
して中空棒状部材3からなるバンパ部材を取付けた状態
を示しており、該中空棒状部材3は、図12・図13に
示すように、矩形断面を有し、トラック1などの車体前
方へ向いた面4に車体幅方向5へ延びてステー2に対す
る取付け用のボルト6の胴部7の径寸法よりも僅かに広
い間隔を有するスリット8を備えており、且つ、中空棒
状部材3の内部にはスリット8を囲んでボルト6の頭部
9を遊嵌状態で収容可能なボルト頭部収容空間10を形
成するための覆い部材11が車体幅方向5に一体に延設
されている。
【0004】尚、図中12はボルト6の胴部7外面のほ
ぼ全面に亘って螺刻された雄ねじ部、13は雄ねじ部1
2に螺合するナットである。
ぼ全面に亘って螺刻された雄ねじ部、13は雄ねじ部1
2に螺合するナットである。
【0005】そして、中空棒状部材3をトラック1の後
部から突設されたステー2に固定する場合には、中空棒
状部材3両端におけるボルト頭部収容空間10内部に、
スリット8から胴部7を突出させた状態で、ボルト6の
頭部9を遊嵌し、ボルト6をスリット8に沿いスライド
させてステー2に形成された図示しないボルト孔にボル
ト胴部7の位置を位置合せし、ボルト孔にボルト胴部7
を通して雄ねじ部12にナット13を螺合することによ
り、ステー2に中空棒状部材3が固定される。
部から突設されたステー2に固定する場合には、中空棒
状部材3両端におけるボルト頭部収容空間10内部に、
スリット8から胴部7を突出させた状態で、ボルト6の
頭部9を遊嵌し、ボルト6をスリット8に沿いスライド
させてステー2に形成された図示しないボルト孔にボル
ト胴部7の位置を位置合せし、ボルト孔にボルト胴部7
を通して雄ねじ部12にナット13を螺合することによ
り、ステー2に中空棒状部材3が固定される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の中空棒状部材の固定部構造には、以下のような問題
があった。
来の中空棒状部材の固定部構造には、以下のような問題
があった。
【0007】即ち、中空棒状部材3内部にボルト6の頭
部9を遊嵌状態で収容可能な覆い部材11を取付けてい
たので、ステー2に中空棒状部材3を固定する際に、ボ
ルト6がスリット8に沿って自由にスライドしたり回転
したりして位置が定まらないので、組み付け時の作業性
が悪かった。
部9を遊嵌状態で収容可能な覆い部材11を取付けてい
たので、ステー2に中空棒状部材3を固定する際に、ボ
ルト6がスリット8に沿って自由にスライドしたり回転
したりして位置が定まらないので、組み付け時の作業性
が悪かった。
【0008】本考案は、上述の実情に鑑み、支持部材に
対する中空棒状部材の組み付け時の作業性を向上し得る
ようにした中空棒状部材の固定部構造を提供することを
目的とするものである。
対する中空棒状部材の組み付け時の作業性を向上し得る
ようにした中空棒状部材の固定部構造を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、中空
棒状部材の支持部材側の面に、支持部材に固定するため
のボルトの胴部を移動自在に貫通可能なスリットをその
長手方向に延設し、中空棒状部材の内部に前記スリット
を覆ってボルトの頭部を遊嵌可能なボルト頭部収容空間
を形成する覆い部材を内部長手方向に延設し、ボルト頭
部収容空間に挿入可能で且つ前記ボルトの胴部を挿通し
て頭部を固定可能な位置決め部材を設け、該位置決め部
材を中空棒状部材に位置決め可能な位置決め機構を備え
た中空棒状部材の固定部構造であって、位置決め部材が
帯状をし、位置決め機構として位置決め部材の長さ寸法
を中空棒状部材と同一長さ寸法としたことを特徴とする
ものである。
棒状部材の支持部材側の面に、支持部材に固定するため
のボルトの胴部を移動自在に貫通可能なスリットをその
長手方向に延設し、中空棒状部材の内部に前記スリット
を覆ってボルトの頭部を遊嵌可能なボルト頭部収容空間
を形成する覆い部材を内部長手方向に延設し、ボルト頭
部収容空間に挿入可能で且つ前記ボルトの胴部を挿通し
て頭部を固定可能な位置決め部材を設け、該位置決め部
材を中空棒状部材に位置決め可能な位置決め機構を備え
た中空棒状部材の固定部構造であって、位置決め部材が
帯状をし、位置決め機構として位置決め部材の長さ寸法
を中空棒状部材と同一長さ寸法としたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【0011】請求項2の考案は、位置決め部材が、中空
棒状部材のスリットを形成された面に当接可能な両端部
と覆い部材の反スリット側の面に当接可能な中央部を有
するハット状をし、位置決め機構が位置決め部材の前記
中央部と覆い部材の反スリット側の面に形成された位置
決め孔であることを特徴とするものである。
棒状部材のスリットを形成された面に当接可能な両端部
と覆い部材の反スリット側の面に当接可能な中央部を有
するハット状をし、位置決め機構が位置決め部材の前記
中央部と覆い部材の反スリット側の面に形成された位置
決め孔であることを特徴とするものである。
【0012】請求項3の考案は、位置決め部材が、中空
棒状部材のスリットを形成された面に当接可能な両端部
と覆い部材の反スリット側の面に当接可能な中央部を有
するハット状をし、位置決め機構が、位置決め部材の前
記両端部に形成された突出部と中空棒状部材のスリット
を形成された面に形成された前記突出部を嵌合係止可能
な嵌合孔、或いは、位置決め部材の前記中央部に形成さ
れた突出部と覆い部材の反スリット側の面に形成された
前記突出部を嵌合係止可能な嵌合孔であることを特徴と
するものである。
棒状部材のスリットを形成された面に当接可能な両端部
と覆い部材の反スリット側の面に当接可能な中央部を有
するハット状をし、位置決め機構が、位置決め部材の前
記両端部に形成された突出部と中空棒状部材のスリット
を形成された面に形成された前記突出部を嵌合係止可能
な嵌合孔、或いは、位置決め部材の前記中央部に形成さ
れた突出部と覆い部材の反スリット側の面に形成された
前記突出部を嵌合係止可能な嵌合孔であることを特徴と
するものである。
【0013】請求項4の考案は、支持部材及び位置決め
部材並にボルトの、少くとも中空棒状部材に接する部分
に、電食防止用被膜を設けたことを特徴するものであ
る。
部材並にボルトの、少くとも中空棒状部材に接する部分
に、電食防止用被膜を設けたことを特徴するものであ
る。
【0014】
【作用】請求項1〜3の考案によれば、ボルトの胴部を
挿通して頭部を固定した位置決め部材を、ボルト頭部収
容空間に挿入して、位置決め機構により位置決めする
と、ボルトの位置が安定するので、支持部材に対する中
空棒状部材の組み付け時の作業性が向上される。
挿通して頭部を固定した位置決め部材を、ボルト頭部収
容空間に挿入して、位置決め機構により位置決めする
と、ボルトの位置が安定するので、支持部材に対する中
空棒状部材の組み付け時の作業性が向上される。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】請求項4の考案では、支持部材及び位置決
め部材並にボルトの少くとも中空棒状部材に接する部分
に設けた電食防止用被膜によって、前記部分の電食が防
止される。
め部材並にボルトの少くとも中空棒状部材に接する部分
に設けた電食防止用被膜によって、前記部分の電食が防
止される。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1〜図3は、本考案の第一の実施例であ
る。
る。
【0021】又、図中、図11〜図13に示すものと同
一の構成部分については同一の符号を付すことにより説
明を省略するものとし、以下、本考案に特有の構成につ
いてのみ説明して行く。
一の構成部分については同一の符号を付すことにより説
明を省略するものとし、以下、本考案に特有の構成につ
いてのみ説明して行く。
【0022】中空棒状部材3の長手方向14の寸法と同
一の長さ寸法を有し、ボルト頭部収容空間10に挿入可
能な帯状の位置決め部材15を設け、該位置決め部材1
5にステー2などの支持部材に形成されたボルト孔40
と位置を合せてボルト孔16を形成し、該ボルト孔16
にボルト6を通し、溶接や接着やかしめ嵌めや図示しな
い固定用補助部材を用いるなどによりボルト6の頭部9
を位置決め部材15に固定し、取付ユニット17を形成
する。
一の長さ寸法を有し、ボルト頭部収容空間10に挿入可
能な帯状の位置決め部材15を設け、該位置決め部材1
5にステー2などの支持部材に形成されたボルト孔40
と位置を合せてボルト孔16を形成し、該ボルト孔16
にボルト6を通し、溶接や接着やかしめ嵌めや図示しな
い固定用補助部材を用いるなどによりボルト6の頭部9
を位置決め部材15に固定し、取付ユニット17を形成
する。
【0023】そして、ステー2及び位置決め部材15及
びボルト6並にナット13の中空棒状部材3と接触する
部分の一方または両方にナイロンコートなどの電食防止
用被膜41,42,43,44を設ける。
びボルト6並にナット13の中空棒状部材3と接触する
部分の一方または両方にナイロンコートなどの電食防止
用被膜41,42,43,44を設ける。
【0024】尚、18は位置決め部材15とボルト6の
頭部9との固定部であり、位置決め部材15を中空棒状
部材3の長手方向14の寸法と同一の長さ寸法とするこ
とにより位置決め機構33が構成されている。
頭部9との固定部であり、位置決め部材15を中空棒状
部材3の長手方向14の寸法と同一の長さ寸法とするこ
とにより位置決め機構33が構成されている。
【0025】次に、作動について説明する。
【0026】ボルト6の頭部9を固定された位置決め部
材15を、スリット8から外部へボルト6の胴部7を突
出させた状態で、中空棒状部材3のボルト頭部収容空間
10内部に挿入する。
材15を、スリット8から外部へボルト6の胴部7を突
出させた状態で、中空棒状部材3のボルト頭部収容空間
10内部に挿入する。
【0027】すると、位置決め部材15は中空棒状部材
3の長手方向14の寸法と同一の長さ寸法を有している
ので、ボルト6の胴部7の長手方向14の位置は、予め
設定した通りステー2などの支持部材に形成されたボル
ト孔40の位置と一致し、しかも、ボルト6の頭部9は
位置決め部材15に固定されているので、ボルト6は回
らないように保持される。
3の長手方向14の寸法と同一の長さ寸法を有している
ので、ボルト6の胴部7の長手方向14の位置は、予め
設定した通りステー2などの支持部材に形成されたボル
ト孔40の位置と一致し、しかも、ボルト6の頭部9は
位置決め部材15に固定されているので、ボルト6は回
らないように保持される。
【0028】この状態で、ステー2などの支持部材に形
成されたボルト孔40にボルト胴部7を通してボルト胴
部7の雄ねじ部12にナット13を螺合すれば、簡単に
中空棒状部材3をステー2などの支持部材に固定するこ
とができる。
成されたボルト孔40にボルト胴部7を通してボルト胴
部7の雄ねじ部12にナット13を螺合すれば、簡単に
中空棒状部材3をステー2などの支持部材に固定するこ
とができる。
【0029】又、ステー2や位置決め部材15やボルト
6やナット13の中空棒状部材3と接触する部分の一方
または両方に設けた電食防止用被膜41,42,43,
44によって前記部分の電食(接触腐食)が防止され
る。
6やナット13の中空棒状部材3と接触する部分の一方
または両方に設けた電食防止用被膜41,42,43,
44によって前記部分の電食(接触腐食)が防止され
る。
【0030】図4〜図7は、本考案の第二の実施例であ
る。
る。
【0031】短冊状の帯板19を、中空棒状部材3のス
リット8が形成された面に平行な両端部20及び覆い部
材11のスリット8と対向する面21に平行な中央部2
2を有するようハット状に曲げて、中空棒状部材3のボ
ルト頭部収容空間10内部に挿入可能な位置決め部材2
3を設け、該位置決め部材23の両端部20に前記実施
例と同様にしてボルト6を挿通固定し、位置決め部材2
3の中央部22に位置決め孔24を設けて取付けユニッ
ト28を構成し、中空棒状部材3内部における覆い部材
11のスリット8と対向する面21に前記ボルト6がス
テー2などの支持部材に形成されたボルト孔40に位置
決めされるように前記位置決め孔24に対応する位置決
め孔25を設けて、位置決め孔24,25により位置決
め機構34を構成し、ボルト頭部収容空間10内部に位
置決め部材23を挿入して、位置決め部材23の位置決
め孔24と覆い部材11の位置決め孔25とを位置合せ
して樹脂製のピン(図示せず)や図6に示すような先割
れ式のピンなどの固定部材26や図7に示すような樹脂
製の中空クリップなどの固定部材32を打ち込んで先を
つぶすようにした以外は、前記実施例と同様の構成を備
えており、同様の作用・効果を得ることができる。
リット8が形成された面に平行な両端部20及び覆い部
材11のスリット8と対向する面21に平行な中央部2
2を有するようハット状に曲げて、中空棒状部材3のボ
ルト頭部収容空間10内部に挿入可能な位置決め部材2
3を設け、該位置決め部材23の両端部20に前記実施
例と同様にしてボルト6を挿通固定し、位置決め部材2
3の中央部22に位置決め孔24を設けて取付けユニッ
ト28を構成し、中空棒状部材3内部における覆い部材
11のスリット8と対向する面21に前記ボルト6がス
テー2などの支持部材に形成されたボルト孔40に位置
決めされるように前記位置決め孔24に対応する位置決
め孔25を設けて、位置決め孔24,25により位置決
め機構34を構成し、ボルト頭部収容空間10内部に位
置決め部材23を挿入して、位置決め部材23の位置決
め孔24と覆い部材11の位置決め孔25とを位置合せ
して樹脂製のピン(図示せず)や図6に示すような先割
れ式のピンなどの固定部材26や図7に示すような樹脂
製の中空クリップなどの固定部材32を打ち込んで先を
つぶすようにした以外は、前記実施例と同様の構成を備
えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0032】尚、27は固定部材26,32などを打込
んだり引抜いたりするための図示しない工具をスリット
8側から挿入できるよう必要に応じてスリット8に形成
される切欠き部である。
んだり引抜いたりするための図示しない工具をスリット
8側から挿入できるよう必要に応じてスリット8に形成
される切欠き部である。
【0033】図8〜図10は、本考案の第三の実施例で
あり、ハット状の位置決め部材29をバネ鋼によって構
成し、位置決め部材29の両端部20におけるボルト孔
16の周囲にスリット8側へ突出する突出部30をプレ
ス加工などによって形成し、スリット8に突出部30を
嵌合係止可能な嵌合孔31を形成して、突出部30及び
嵌合孔31により位置決め機構35を構成し、ボルト頭
部収容空間10内部に位置決め部材29を挿入すると、
スリット8に形成された嵌合孔31に位置決め部材29
の突出部30が嵌合係止されるようにした他は、前記第
二の実施例と同様の構成を備えており、同様の作用・効
果を得ることができる。
あり、ハット状の位置決め部材29をバネ鋼によって構
成し、位置決め部材29の両端部20におけるボルト孔
16の周囲にスリット8側へ突出する突出部30をプレ
ス加工などによって形成し、スリット8に突出部30を
嵌合係止可能な嵌合孔31を形成して、突出部30及び
嵌合孔31により位置決め機構35を構成し、ボルト頭
部収容空間10内部に位置決め部材29を挿入すると、
スリット8に形成された嵌合孔31に位置決め部材29
の突出部30が嵌合係止されるようにした他は、前記第
二の実施例と同様の構成を備えており、同様の作用・効
果を得ることができる。
【0034】尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、トラックのバンパ以外にも使用可能
であること、又、例えば第二の実施例における固定部材
は任意であり、特に電食防止を考慮しない場合にはリベ
ットを用いても良いこと、第三の実施例において、位置
決め部材の各部の曲げ角度を90度よりも大きくなるか
或いは小さくなるようにして位置決め部材をより弾性変
形し易くしても良いこと、又、位置決め部材の変形量は
小さいのでバネ鋼以外の材料を用いても良いこと、更
に、図8〜図10に示すように突出部36を位置決め部
材の中央部に設けて突出部36に対応する嵌合孔37を
覆い部材の反スリット側の面に形成しても良いこと、電
食防止用被膜はナイロンコート以外でも良いことその
他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、トラックのバンパ以外にも使用可能
であること、又、例えば第二の実施例における固定部材
は任意であり、特に電食防止を考慮しない場合にはリベ
ットを用いても良いこと、第三の実施例において、位置
決め部材の各部の曲げ角度を90度よりも大きくなるか
或いは小さくなるようにして位置決め部材をより弾性変
形し易くしても良いこと、又、位置決め部材の変形量は
小さいのでバネ鋼以外の材料を用いても良いこと、更
に、図8〜図10に示すように突出部36を位置決め部
材の中央部に設けて突出部36に対応する嵌合孔37を
覆い部材の反スリット側の面に形成しても良いこと、電
食防止用被膜はナイロンコート以外でも良いことその
他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1〜3の考
案にかかる中空棒状部材の固定部構造によれば、支持部
材に対する中空棒状部材の組み付け時の作業性を向上し
得る。又、請求項4の考案にかかる中空棒状部材の固定
部構造によれば電食防止ができるという優れた効果を奏
し得る。
案にかかる中空棒状部材の固定部構造によれば、支持部
材に対する中空棒状部材の組み付け時の作業性を向上し
得る。又、請求項4の考案にかかる中空棒状部材の固定
部構造によれば電食防止ができるという優れた効果を奏
し得る。
【図1】本考案の第一の実施例の部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の位置決め部材の部分拡大斜視図である。
【図3】図1を組み付け状態にしてIII−III方向
から見た図である。
から見た図である。
【図4】本考案の第二の実施例の部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図5】図4を組み付け状態にしてV−V方向から見た
図である。
図である。
【図6】図4に使用可能な固定部材の他の例を示す側面
図である。
図である。
【図7】図4に使用可能な固定部材の別の例を示す側断
面図である。
面図である。
【図8】本考案の第三の実施例の部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図9】図8の位置決め部材の部分拡大斜視図である。
【図10】図8の中空棒状部材に位置決め部材その他を
組み付け状態として図9のX−X方向から見た断面図で
ある。
組み付け状態として図9のX−X方向から見た断面図で
ある。
【図11】トラックの概略側面図である。
【図12】従来例の部分拡大斜視図である。
【図13】図11のステーに対する取付け状態を示す斜
視図である。
視図である。
2 支持部材(ステー) 3 中空棒状部材 4 支持部材2側の面 6 ボルト 7 胴部 8 スリット 9 頭部 10 ボルト頭部収容空間 11 覆い部材 13 ナット 14 長手方向 15,23,29 位置決め部材 20 両端部 21 覆い部材11の反スリット8側の面 22 中央部 24,25 位置決め孔 30 突出部 31 嵌合孔 33,34,35 位置決め機構 41,42,43,44 電食防止用被膜
Claims (4)
- 【請求項1】 中空棒状部材の支持部材側の面に、支持
部材に固定するためのボルトの胴部を移動自在に貫通可
能なスリットをその長手方向に延設し、中空棒状部材の
内部に前記スリットを覆ってボルトの頭部を遊嵌可能な
ボルト頭部収容空間を形成する覆い部材を内部長手方向
に延設し、ボルト頭部収容空間に挿入可能で且つ前記ボ
ルトの胴部を挿通して頭部を固定可能な位置決め部材を
設け、該位置決め部材を中空棒状部材に位置決め可能な
位置決め機構を備えた中空棒状部材の固定部構造であっ
て、位置決め部材が帯状をし、位置決め機構として位置
決め部材の長さ寸法を中空棒状部材と同一長さ寸法とし
たことを特徴とする中空棒状部材の固定部構造。 - 【請求項2】 中空棒状部材の支持部材側の面に、支持
部材に固定するためのボルトの胴部を移動自在に貫通可
能なスリットをその長手方向に延設し、中空棒状部材の
内部に前記スリットを覆ってボルトの頭部を遊嵌可能な
ボルト頭部収容空間を形成する覆い部材を内部長手方向
に延設し、ボルト頭部収容空間に挿入可能で且つ前記ボ
ルトの胴部を挿通して頭部を固定可能な位置決め部材を
設け、該位置決め部材を中空棒状部材に位置決め可能な
位置決め機構を備えた中空棒状部材の固定部構造であっ
て、位置決め部材が、中空棒状部材のスリットを形成さ
れた面に当接可能な両端部と覆い部材の反スリット側の
面に当接可能な中央部を有するハット状をし、位置決め
機構が位置決め部材の前記中央部と覆い部材の反スリッ
ト側の面に形成された位置決め孔であることを特徴とす
る中空棒状部材の固定部構造。 - 【請求項3】 中空棒状部材の支持部材側の面に、支持
部材に固定するためのボルトの胴部を移動自在に貫通可
能なスリットをその長手方向に延設し、中空棒状部材の
内部に前記スリットを覆ってボルトの頭部を遊嵌可能な
ボルト頭部収容空間を形成する覆い部材を内部長手方向
に延設し、ボルト頭部収容空間に挿入可能で且つ前記ボ
ルトの胴部を挿通して頭部を固定可能な位置決め部材を
設け、該位置決め部材を中空棒状部材に位置決め可能な
位置決め機構を備えた中空棒状部材の固定部構造であっ
て、位置決め部材が、中空棒状部材のスリットを形成さ
れた面に当接可能な両端部と覆い部材の反スリット側の
面に当接可能な中央部を有するハット状をし、位置決め
機構が、位置決め部材の前記両端部に形成された突出部
と中空棒状部材のスリットを形成された面に形成された
前記突出部を嵌合係止可能な嵌合孔、或いは、位置決め
部材の前記中央部に形成された突出部と覆い部材の反ス
リット側の面に形成された前記突出部を嵌合係止可能な
嵌合孔であることを特徴とする中空棒状部材の固定部構
造。 - 【請求項4】 支持部材及び位置決め部材並にボルト
の、少くとも中空棒状部材に接する部分に、電食防止用
被膜を設けた請求項1、2又は3記載の中空棒状部材の
固定部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086340U JP2585098Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-09-26 | 中空棒状部材の固定部構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-53010 | 1991-06-13 | ||
JP5301091 | 1991-06-13 | ||
JP1991086340U JP2585098Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-09-26 | 中空棒状部材の固定部構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2585098Y2 true JP2585098Y2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=26393704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1991086340U Expired - Fee Related JP2585098Y2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-09-26 | 中空棒状部材の固定部構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2585098Y2 (ja) |
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JP6408252B2 (ja) * | 2014-05-22 | 2018-10-17 | 三菱アルミニウム株式会社 | 潜り込み防止装置及びその設置方法 |
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-
1991
- 1991-09-26 JP JP1991086340U patent/JP2585098Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0517212U (ja) | 1993-03-05 |
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